JPH0612821U - ヒンジ用のピン - Google Patents
ヒンジ用のピンInfo
- Publication number
- JPH0612821U JPH0612821U JP5031292U JP5031292U JPH0612821U JP H0612821 U JPH0612821 U JP H0612821U JP 5031292 U JP5031292 U JP 5031292U JP 5031292 U JP5031292 U JP 5031292U JP H0612821 U JPH0612821 U JP H0612821U
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- Japan
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- pin
- hinge
- hole
- groove
- pin body
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、ヒンジ部に用いるヒンジ用のピンに
関し、ヒンジ部の孔に挿入し易く、強度が強く、且つ脱
落することがなく、しかも製作が容易で、さらに製作コ
ストを低下できるヒンジ用のピンを提供することを目的
とする。 【構成】そして、その構成上の要旨は、ヒンジ部に挿入
着されるヒンジ用のピンにおいて、ピン本体1が合成樹
脂製で、且つピン本体1の後方端部に溝部3を穿設し、
しかも該溝部3の外周側面4には突部5を設けなること
にある。
関し、ヒンジ部の孔に挿入し易く、強度が強く、且つ脱
落することがなく、しかも製作が容易で、さらに製作コ
ストを低下できるヒンジ用のピンを提供することを目的
とする。 【構成】そして、その構成上の要旨は、ヒンジ部に挿入
着されるヒンジ用のピンにおいて、ピン本体1が合成樹
脂製で、且つピン本体1の後方端部に溝部3を穿設し、
しかも該溝部3の外周側面4には突部5を設けなること
にある。
Description
【0001】
本考案はヒンジ用のピン、例えば容器等に設けられる蓋を開閉自在に連結する ためのヒンジ部に用いるヒンジ用のピンの改良に関するものである。
【0002】
従来、例えば、容器等に設けられる蓋を開閉自在に連結するためのヒンジ部に 用いるピンは、図7(イ)に示すような金属製の棒状ピン15や、または同図(ロ ),(ハ)に示すような筒状の半割ピン16で長手方向の両側に複数の刃形18を形 成した所謂スプリングピンと呼ばれるピンが使用されている。
【0003】
しかしながら、上記棒状ピンはヒンジ部の孔に挿入し易く、且つ強度は強いと いう利点があるものの、孔に挿入後ピンを係止する手段がないために孔より脱落 するという欠点があった。
【0004】 また、スプリングピンはヒンジ部の孔に挿入し易く、強度が強く、且つ脱落す ることがないというヒンジ用のピンに適するものの、半割ピンの長手方向の両側 に複数の刃形を形成するための製作が煩雑であり、さらにピンが金属材料で形成 されているので、コストが高いという問題点があった。
【0005】 そこで、本考案は上記問題点に鑑みて考案されたもので、ヒンジ用のピンとし て成形され、ヒンジ部の孔に挿入し易く、強度が強く、且つ脱落することがなく 、しかも製作が容易で、さらに製作コストを低下できるヒンジ用のピンを提供す ることを課題とする。
【0006】
本考案が、上記課題を達成するための第1の技術的手段は、ヒンジに挿入着さ れるヒンジ用のピンにおいて、ピン本体1が合成樹脂製で、且つピン本体1の後 方端部に溝部3を穿設し、しかも該溝部3の外周側面4には突部5を設けてなる ことにある。
【0007】 また、第2の技術的手段は、ピン本体1に長孔14を穿設し、該長孔14の外周側 面に突部5aを設けてなることにある。
【0008】
すなわち、上記構成からなるヒンジ用のピンを、ヒンジ部の孔に挿入する場合 は、ピンの先端を孔に挿入し、後方端部に穿設された溝部3を押圧してピンを挿 入する。 この際、溝部3の外周側面4に設けられた突部5が、孔の内壁面に係合しなが ら挿入されるので、該溝部3は突部5の内壁面への係合により僅かに圧縮される こととなる。 従って、ピンをヒンジ部の孔に挿入後、該ピンに設けられた突部5と孔の内壁 面の係合によって、ピンが孔より脱落することがない。
【0009】 同様に、第2の技術的手段においても、長孔14の外周側面に形成された突部5a がヒンジ部の孔に挿入される際に、孔の内壁面と係合状態になりて挿入されるの いで、該長孔14の僅かな圧縮と突部5aの係合により確実に孔内に装着されること になるのである。
【0010】
以下、本考案の一実施例について図面に従って説明する。 図1において、1は合成樹脂で射出成形した円柱状のピン本体で、先端部2が 略半球状に形成されている。 3は前記ピン本体1の後方端部に穿設された円柱状の溝部で、該溝部3の外周 側面4には先端側に傾斜した略三角形状の一対の突部5,5が設けられている。
【0011】 次に、上記構成からなるピン6を使用して、例えば収納容器8に設けられた蓋 10を開閉自在に連結するためのヒンジ部の孔12に挿入する場合について説明する 。
【0012】 先ず、図2に示すように、収納容器8側の突出部分9と、該突出部分9の両側 に突出した蓋10側の突出部分11,11とに穿設されたヒンジ部の孔12に、ピン6の 先端部2を挿入する。 この際、ピン6の先端部2が略半球状に形成されているので、孔12にピン6を 挿入するのが容易となる。
【0013】 次に、ピン6の後方端部の溝部3に押し込みピン7の先端を挿入し、該押し込 みピン7を押圧しながらピン6を孔12に完全に挿入する。 この際、図3に示すように、該ピン6の後方端部に形成された一対の突部5, 5が孔12の内壁面によって押圧係合されながら挿入されるので、溝部3が軸芯方 向に僅かに圧縮されることとなる。
【0014】 従って、挿入後は孔12に挿入されたピン6は突部5,5が孔12の内壁面に係合 しているので、挿入後の孔12よりの脱落を確実に防止することができるのである 。
【0015】 尚、上記実施例では、ピン本体1に円柱状の溝部3を穿設したが、本考案の溝 部3の形状はこれに限定されるものでなく、例えば円錐状に穿設してもよく、要 はピン本体1の後方端部に穿設していれば、その形状,大きさ,深さは問うもの でない。
【0016】 叉、上記実施例では、ピン本体1の外周側面4に略三角状の一対の突部5,5 を設けたが、本考案の突部の形状、及び個数はこれに限定されるものでなく、例 えば、半球状に形成された突部を複数個設けてもよい。
【0017】 更に、上記実施例では、ピン本体1の後方端部に溝部3を穿設することで、該 溝部3の外周側面4に設けられた突部5が孔12の内壁面に係合した際に、溝部3 が圧縮されやすいようにしたが、例えば図4(イ),(ロ)に示すように該溝部 3の周側壁に複数の割溝12を穿設することで溝部3の圧縮をさらに容易にしても よい。
【0018】 又、上記実施例では、ピン本体1の先端部2を略半球状に形成することで、孔 12への挿入を容易にしたが、本考案のピン本体1の先端の形状はこれに限定され るものでなく、例えば、先端部2を図5に示すように先細に形成することで、孔 12への挿入を容易にしてもよい。
【0019】 更に、上記実施例では、ピン本体1の後方端部に溝部3を穿設し、該溝部3の 外周側面4に突部5を設けることにより、突部5がヒンジ部の孔12の内壁面に係 合した際に、溝部3が圧縮され、これによりピン6が、孔12より脱落するような ことがないという利点を得たが、図6に示すように、ピン本体1の中途部に長孔 14を穿設し、該長孔14の外周側面に突部5aを設けても、本考案の課題を達成する ことができる。
【0020】 更に、本考案のピン本体1は合成樹脂で成形されていれば、その材質は問うも のでない。
【0021】 叉、該ピンの用途は、容器と蓋とのヒンジ部の他、開閉機構に使用されるヒン ジ部であれば、あらゆる用途に使用可能でその用途は限定されるものでない。
【0022】
本考案は,ピン本体を合成樹脂で成形したことにより、溝部等の製作が容易に 行え、しかも従来のように金属で形成されていないので、大量生産に適し、製作 コストを安価にすることができるという特別顕著な効果がある。 また、ピン本体の後方端部に溝部を穿設し、該溝部の外周側面に突部を設けた ことにより、ヒンジの孔に挿入した場合に、該突部と孔の内壁面との係合により 該孔より脱落することがないという利点がある。 従って、従来のようなコスト高なスプリングピンを使用することなく、低コス トなピンを製作でき、且つスプリングピンと同様に挿入が容易で、しかも挿入後 のピンの脱落を防止できるという格別な効果を得たものである。
【図1】本考案の一例としてのピンを示し、(イ)は平
面図、(ロ)は断面図。
面図、(ロ)は断面図。
【図2】本考案のヒンジの孔に挿入されたピンの使用例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図3】本考案のヒンジの孔に挿入されたピンの突部を
示す拡大断面図。
示す拡大断面図。
【図4】本考案の溝部に設けられた割溝を示し、
(イ)、(ロ)は拡大斜視図。
(イ)、(ロ)は拡大斜視図。
【図5】本考案の先端部の他実施例を示す拡大斜視図。
【図6】長孔を穿設したピンを示し、(イ)は平面図、
(ロ)は断面図。
(ロ)は断面図。
【図7】従来例を示し、(イ),(ロ)は正面図、
(ハ)は断面図。
(ハ)は断面図。
1…ピン本体 2…先端部 3…溝部 4…外周側面 5…突部 13…割溝 14…長孔
Claims (5)
- 【請求項1】 ヒンジ部に挿入着されるヒンジ用のピン
において、ピン本体1が合成樹脂製で、且つピン本体1
の後方端部に溝部3を穿設し、しかも該溝部3の外周側
面4には突部5を設けてなることを特徴とするヒンジ用
のピン。 - 【請求項2】 前記溝部3にはピン本体1の長手方向に
少なくとも1以上の割溝13を形成してなる請求項1記載
のヒンジ用のピン。 - 【請求項3】 前記ピン本体1の先端部2が略半球状に
形成されてなる請求項1記載のヒンジ用のピン。 - 【請求項4】 前記ピン本体1の先端部2が先細である
請求項1記載のヒンジ用のピン。 - 【請求項5】 ピン本体1に長孔14を穿設し、該長孔14
の外周側面に突部5を設けてなることを特徴とするヒン
ジ用のピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5031292U JPH0612821U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | ヒンジ用のピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5031292U JPH0612821U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | ヒンジ用のピン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612821U true JPH0612821U (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=12855381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5031292U Pending JPH0612821U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | ヒンジ用のピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612821U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54150549A (en) * | 1978-05-16 | 1979-11-26 | Kobayashi Seisakusho | Hinge for furniture |
JPS6114892U (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-28 | 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 | 過電流保護回路 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP5031292U patent/JPH0612821U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54150549A (en) * | 1978-05-16 | 1979-11-26 | Kobayashi Seisakusho | Hinge for furniture |
JPS6114892U (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-28 | 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 | 過電流保護回路 |
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