JPH06128173A - 脳梗塞および/または脳出血の予防治療剤 - Google Patents

脳梗塞および/または脳出血の予防治療剤

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JPH06128173A JP5174270A JP17427093A JPH06128173A JP H06128173 A JPH06128173 A JP H06128173A JP 5174270 A JP5174270 A JP 5174270A JP 17427093 A JP17427093 A JP 17427093A JP H06128173 A JPH06128173 A JP H06128173A
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真 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】脳梗塞および/または脳出血の予防治療剤を提
供する。 【構成】ハプトグロビンを含有することを特徴とする脳
梗塞および/または脳出血の予防治療剤を作製した。 【効果】本発明製剤は、脳梗塞および/または脳出血の
予防、治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハプトグロビンを含有
する脳梗塞および脳出血の予防治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】脳卒中は、脳出血、脳梗塞、くも膜下出
血などの脳血管障害の総称である。現在わが国ではこれ
らの脳血管障害は、癌、心疾患についで死因の第3位を
占めている。脳卒中の病型においては以前は高血圧性脳
出血が主力を占めていたが、最近では重症例は目立って
減少し、代わって脳梗塞が相対的に増加してきている。
現在では脳卒中患者の老齢化が進み、後遺症に悩む老人
や血管性痴呆患者の増加が社会問題と成りつつある。脳
卒中における危険因子としては高血圧症、不整脈、高脂
血症、糖尿病などが指摘されているが、脳卒中のおこる
メカニズムはいまだに不明である。脳卒中急性期の薬物
療法としては抗血小板剤、抗凝固剤、微小循環改善剤、
血栓溶解剤などが用いられ、重篤な患者に対しては外科
的手術が行われる。慢性期には、抗血小板療法、抗凝固
療法、脳循環改善療法、脳代謝賦活療法などが行われ、
また再発の防止には高血圧等の危険因子を取り除くこと
などがおこなわれている。
【0003】ハプトグロビンは血漿中に約30-190 mg/dl
の濃度で存在する糖蛋白質である。ハプトグロビンの
生理作用に関しては、オキシヘモグロビンとの結合によ
る代謝や免疫抑制作用などが報告されている。特にハプ
トグロビンがオキシヘモグロビンの代謝に関与すること
から溶血性腎臓障害の治療薬および対外循環路形成時に
おけるヘモグロビンの除去剤として用いられている。さ
らに、ハプトグロビンの血清型と全身動脈血圧とが相関
すること、ハプトグロビンが内皮細胞由来血管弛緩因子
(EDRF) の阻害物質であるヘモグロビンの代謝に関わる
こと〔カルディオバスキュラル リサーチ(Cardiovascu
lar Research), 第20巻, 549-556頁, (1986)〕、妊娠
子癇前症において血漿中のハプトグロビンの消失を知る
ことが予後の診断に役立つこと〔ランセット(LANCET),
第336巻, 1030-1032頁(1990); LANCET, 第336巻,159
4頁(1990)〕が知られている。ハプトグロビンは上述の
生理作用を有し、種々の病態において量的変動を招来す
ることが知られているが、現在のところハプトグロビン
の投与による脳梗塞および脳出血の予防治療に関する報
告は見あたらない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】脳血管障害は、発症後
種々の後遺症を惹起することから、発症後の神経症状を
軽減させることは患者の社会生活への復帰に非常に重要
である。従来、上記の療法による治療が行われている
が、生体が本来治癒するために用いている未知の内在性
防御機構を明らかにし、それに関与する生理活性物質を
治療に用いることができればより望ましいことはいうま
でもない。さらに、先に述べた危険因子を有する患者の
脳卒中の発症をなんらかの方法で予測することができれ
ば、早期に適切な処置を行い発症の予防が可能となるの
でそのような方法が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは血漿中のハ
プトグロビンが脳出血および脳梗塞の発症と前後して血
漿中から消失するという新事実を見いだし、さらに鋭意
研究を重ねた結果、該蛋白質が脳卒中の発症を予防する
こと、また脳卒中による神経症状の改善効果を有するこ
とを見いだした。さらに発明者らは、血漿中のハプトグ
ロビンを定量することが、脳梗塞および脳出血の予測お
よび予後の診断において極めて有効であることを見いだ
し本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明はハプトグロビンを有効
成分として含有する脳梗塞および脳出血の予防および治
療剤を提供するものである。本発明に用いられるハプト
グロビンとしては、ヒト、サル、ブタ、ウシ、ラットな
どいずれの哺乳動物のものでもよいが、投与対象動物由
来のものを使用するのが好ましい。また天然型でも遺伝
子工学を用いて造られた組換え型のものでもよく、さら
にそれらを改変したムテインや、ハプトグロビン活性を
有するペプチド断片でもよい。天然型ヒトハプトグロビ
ンは常法により血漿からコ−ンのエタノール分画法〔J.
E.Cohn ら, ジャーナル オブ ザ アメリカン ケミカル
ソサエティ(J. Am. Chem. Soc., 第68巻, 459頁(194
6)〕で得られる分画 IV より調製される。また、ヘモグ
ロビンを固定化したアフィニティ−クロマトグラフィ−
〔バイオケミカルアンド バイオフィジカル リサーチ
コミュニケーション(Biochem. Biophys. Res. Commu
n.) 第52巻, 774-778頁(1973)〕を用いてさらに精製
してもよい。ヒトハプトグロビンには Hp 1-1, Hp 2-1,
および Hp 2-2 の 3 種の血清型が存在し、たとえば日
本人における存在比 は、それぞれ 6.47%, 35.2%, 5
7.4% であるが、本発明においては各種の血清型を単独
で用いてもよく、また種々割合で混合した混合物として
用いてもよい。また、本発明における予防治療剤は既知
の脳梗塞および脳出血の予防治療薬と併用してもよい。
【0007】本発明の対象疾患は、脳梗塞および脳出
血、さらにそれらに起因する脳血管性痴呆、脳血管もや
もや病等の脳血管障害疾患である。また、ヒトの疾患の
みならずイヌ、ネコなどの哺乳動物の脳出血および脳梗
塞の予防治療にも用いることができる。本発明の予防治
療剤を投与することにより、高血圧性の脳出血の発症が
遅延または軽減され、また脳梗塞および脳出血による神
経症状が軽減され死亡率の低下がみられることから、こ
れらの疾患の予防および後遺症の治療に特に有効であ
る。脳梗塞および脳出血の予防の目的で本剤を使用する
場合としては、これらの危険因子を有する人あるいは動
物、 たとえば高血圧者あるいは脳梗塞もしくは脳出血の
再発の恐れのある人を対象に、血圧測定ならびにハプト
グロビン定量を含めた血液検査を実施し、ハプトグロビ
ン値が正常値より著しく低下している(約30mg/dl以
下)場合には、ハプトグロビンを後述の如く点滴静注
し、その後、血中ハプトグロビンの追跡調査を行い適宜
投与量を調整することによって、予防の効果があげられ
る。脳出血もしくは脳梗塞を発症した患者において治療
の目的で本剤を使用する場合には、緊急時ハプトグロビ
ン定量を含めた血液検査を行い、ハプトグロビン量の低
下ないし消失を確認したのち可及的早急にハプトグロビ
ンを持続点滴静注し、その後、血中ハプトグロビンの追
跡調査を行い適宜投与量を調整し、正常値になるように
投与する。本発明の有効成分であるハプトグロビンは健
常人の血漿中に約30-190 mg/dlの濃度で存在する内在性
の因子であリ、本薬剤の投与により副作用が出現しにく
いのが特徴である。ハプトグロビンが脳梗塞および脳出
血の症状を緩和する機構は必ずしも明らかではないが、
該蛋白質の生理活性から考えると内皮細胞由来血管弛緩
因子の阻害剤であるオキシヘモグロビンの除去、脳血管
内皮細胞の保護、腎臓の保護による脳循環の改善などに
よるものと推察される。また、動物モデルを用いた実験
から、脳出血の神経症状の発症に先立ち血漿中のハプト
グロビンが消失すること、また脳梗塞および脳出血の急
性期および慢性期において血漿中のハプトグロビンが消
失し、薬剤投与等の治療により症状が軽減する際にハプ
トグロビンの再出現が見られることなどから血漿中のハ
プトグロビンを測定することはこれらの疾患の予測およ
び予後の診断にきわめて有効である。
【0008】本発明で用いられる脳梗塞および脳出血の
予防治療剤は、ハプトングロビンを単独で、または他の
薬理学的に許容されうる担体,賦形剤,希釈剤とともに
医薬組成物(例、注射剤,錠剤,カプセル剤,液剤,軟
膏)として、温血動物(例、ヒト,マウス,ラット,ハ
ムスター,ウサギ,犬,ネコ)に対してそれらの脳梗塞
および脳出血の予防または治療を目的として非経口的ま
たは経口的に安全に投与することができる。とりわけ、
非経口的に投与することが好ましく、該非経口的製剤と
しては、たとえば、注射剤,注射投与に用いるための溶
液,凍結品もしくは凍結乾燥品などの形態にするのが好
ましい。
【0009】医薬組成物としての製剤化にあたっては、
公知の製剤学的製造法に準じ、所望により製剤学的に許
容され得る添加剤、希釈剤、賦形剤などを用いる。たと
えば、注射用水溶液剤とする場合は、水性溶剤(例、蒸
留水),水溶性溶剤(例、生理的食塩水,リンゲル
液),油性溶剤(例、ゴマ油,オリーブ油)等の溶剤,
または所望により溶解補助剤(例、サリチル酸ナトリウ
ム,酢酸ナトリウム),緩衝剤(例、クエン酸ナトリウ
ム,グリセリン),等張化剤(例、ブドウ糖,転化
糖),安定剤(例、ヒト血清アルブミン,ポリエチレン
グリコール),保存剤(例、ベンジルアルコール,フェ
ノール),無痛化剤(例、塩化ベンザルコニウム,塩酸
プロカイン)等の添加剤を用いて、常套手段により製造
される。また、たとえば固型状注射用製剤とするには希
釈剤(例、蒸留水,生理的食塩水,ブドウ糖),賦形剤
(例、カルボキシメチルセルロース(CMC),アルギ
ン酸ナトリウム),保存剤(例、ベンジルアルコール,
塩化ベンザルコニウム,フェノール),無痛化剤(ブド
ウ糖,グルコン酸カルシウム,塩酸プロカイン)等を混
合し、常套手段により、固型状注射用製剤に製造するこ
とができる。さらに、製剤化にあたっては、ブドウ糖な
どの単糖類や、アミノ酸,各種塩類,ヒト血清アルブミ
ンなどを添加しても良く、その他に等張化剤、pH調節
剤,無痛化剤,防腐剤などを加えて安定で有効な本発明
製剤を調製することができる。
【0010】本発明の脳梗塞および脳出血の予防治療剤
の投与量としては、ハプトグロビンが完全に消失してい
る重篤な症状の投与対象を含め、生体の体液中、例えば
血漿中に分布する量として約0.1〜10mg/mlとなる
量、さらに好ましくは予防を目的とする場合には約0.
3〜3.0好ましくは約1.0〜3.0mg/mlとなる量
を、また治療を目的とする場合には約0.4〜6.0好
ましくは約2.0〜6.0mg/mlとなる量を投与するの
が好ましい。該投与量としては、投与するときの量が体
重あたり約10〜2000mg/kgである量が挙げられ
る。本発明の脳梗塞および脳出血の予防治療剤を非経口
的に投与する場合の投与経路としては、たとえば、静脈
内投与、皮下投与、筋肉内投与あるいは経粘膜投与など
が挙げられる。経粘膜投与の経路としては、経鼻,口腔
内あるいは直腸などが挙げられる。本発明の予防治療剤
は、温血動物の全身的に薬物が存在するように投与する
のが好ましい。したがって、脳に直接投与するよりも、
たとえば循環器系に投与するのが好ましい。特に、静脈
内投与が好ましい。本製剤の投与に際しては、一定の投
与量を1日1〜数回定期的に投与してもよいし、間歇的
にたとえば1週間に1回程度投与する方法も挙げられ
る。また、点滴静注等の点滴注入法も本剤の臨床投与に
おいて有効に用いられる。
【0011】参考例1 ヒトハプトグロビンの調製法 ヒト血漿からコ−ンのエタノール分画法で得られる分画
IV (フラクション IV)を用い、飽和度 30-45%の条
件下に硫安分画を繰り返した後、QAE SephadexA50(商
標)(ファルマシア社)カラムクロマトグラフィ−でハ
プトグロビンを精製した。 参考例2 ラットハプトグロビンの調製法 ウシヘモグロビンをホルミルセルロファイン(商標)(生
化学工業社)に 7 mg/ml で結合させて調製したカラム
にラットの血漿を負荷し 1 M グアニジン塩酸を含む緩
衝液でカラムを洗浄後、0.1 M グリシン塩酸緩衝液 (pH
2.5) でラットハプトグロビンを溶出した。溶出画分を
DEAE-5PW(商標)(Tosoh 社)カラムクロマトグラフィ−
で精製した。 参考例3 ハプトグロビンの測定法 ハプトグロビンをウサギ(日本白色種)に常法にしたが
って投与し、抗血清を調製した。抗血清を調製に使用し
た動物種のハプトグロビン標品を固定化して調製したカ
ラムを用いたアフィニティークロマトグラフィーに付
し、特異抗体を調製した。特異抗体に西洋ワサビペルオ
キシダ−ゼを文献〔免疫生化学研究法, 東京化学同人,
(1986)〕に記載の方法で結合させ2次抗体を調製し、
同文献記載のサンドイッチ ELISA 法によりハプトグロ
ビンを測定した。 参考例4 実験的な脳虚血モデルにおける血漿中ハプト
グロビンの変動 SHRSP(雄性:11週齢)の両側総頚動脈をクリッ
プにより閉塞し、痙攣発症15分後クリップを解除する
ことにより実験的な脳虚血を生じさせた。虚血前、再潅
流直前および再潅流1時間後の計3時点で血漿中ハプト
グロビン濃度を測定し、再潅流1日後の生死を観察し
た。その結果を再潅流1日後の生存例と死亡例に分け
て、虚血前値に対する相対値として〔図1〕に示した。
〔図1〕から明らかなように全ての個体において脳虚血
により血漿中ハプトグロビン濃度が虚血前値に比し著明
に減少した。さらに再潅流1日以内に死亡した個体の血
漿中ハプトグロビン濃度は、再潅流直前および再潅流1
時間後のいずれの時点においても再潅流1日後の時点で
生存していた個体より統計的有意に低値を示した(t検
定 p<0.001)。これらの結果より、脳虚血に伴う神経
症状の重篤度と血漿中ハプトグロビン濃度減少の間に明
らかな相関がみられた。
【0012】実施例1 注射剤の製造 ヒト血漿中より参考例1に記載の方法により精製された
ハプトグロビンを生理食塩水に対して透析した。透析内
液を蛋白質濃度 3.3 %になるように濃縮し、濾過除菌
した後、注射用製剤として使用した。 実施例2 高血圧性脳出血の予防 10 週齢の雄性脳卒中易発性自然高血圧ラット(SHRSP) 1
5 頭に飲用水として 1%食塩水をあたえ脳出血を惹起す
る系において、ヒトハプトグロビンを 165 mg/kg/マウ
スずつ 24 時間ごとに 2 週間連続して腹腔内投与し
た。2 週後に血漿中のヒトハプトグロビンを測定した。
1 mg/ml 以上の濃度で血漿中にハプトグロビンが認めら
れた個体(3 頭)のうち 2 頭は神経症状を全く呈さず、
残りの 1 頭も軽い神経症状を示したのみで死亡例はな
かった。一方、血中にハプトグロビンの認められなかっ
た個体 (12 頭) のうち 11 頭において何らかの神経症
状が認められ、7 頭が死亡した。以上の成績からヒトハ
プトグロビンの高血圧性脳出血における予防効果が示唆
された。 実施例3 脳梗塞の治療 SHRSP(雄性; 11 週齢)の両頚動脈をクリップにより閉
塞し、けいれんがおきて 10 分後にクリップを解除し実
験的な脳虚血を生じさせる。再還流直後よりヒトハプト
グロビンを 165 mg/kg で 6 時間ごとに腹腔内に連続投
与した。ヒトハプトグロビン投与群は対照群に比べ有意
に死亡率が低く、また神経症状も改善されていた。以上
のことからヒトハプトグロビンの脳梗塞における治療効
果が示唆された。 実施例4 脳梗塞の治療 SHRSP(雄性:11週齢)の両側総頚動脈をクリッ
プにより閉塞し、痙攣発症15分後クリップを解除する
ことにより実験的な脳虚血を生じさせた。ヒトハプトグ
ロビンを165mg/kgで再潅流直後および5時間後の計
2回静脈内に投与した。再潅流直後から7日後まで神経
症状に対し〔表1〕に示した基準に従い評点を記録し、
さらに再潅流7日後の死亡率を求めた。その結果を〔表
2〕および〔図2〕に示す。〔表2〕より明らかな様
に、対照群に比し、ヒトハプトグロビン投与群は神経症
状の改善がみられた。さらに〔図2〕に示した再潅流7
日後の死亡率については、対照群が42%であったのに
対しヒトハプトグロビン投与群は10%と明らかに死亡
率の低下がみられた。以上のことからヒトハプトグロビ
ンの静脈内投与による脳梗塞治療効果が明確になった。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【発明の効果】本発明のハプトグロビンを含む医薬製剤
を投与することにより脳出血発症が遅延し、出血性また
は虚血性脳血管障害後の神経症状が軽減され死亡率の低
下がみられることから、本薬剤は脳梗塞および脳出血の
予防治療剤として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、SHRSPを用いた実験的な脳梗塞に対し
て再潅流1日後の時点において生存した7例(生存群)
と死亡していた8例(死亡群)に分けて、再潅流直前お
よび再潅流1時間後の各個体の血漿中ハプトグロビン濃
度の虚血前値に対する相対値および各群の平均相対値を
示した図である。
【図2】は、SHRSPを用いた実験的な脳梗塞に対す
る対照群およびヒトハプトグロビン投与群の再潅流7日
後の死亡率を示した図である。
【符号の説明】
○は生存群の各個体の血漿中ハプトグロビン相対濃度
(%)を、●は死亡群の各個体の血漿中ハプトグロビン
相対濃度(%)を、◇は生存群の平均各個体の血漿中ハ
プトグロビン相対濃度(%)を、◆は死亡群の平均各個
体の血漿中ハプトグロビン相対濃度(%)をそれぞれ示
す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハプトグロビンを含有することを特徴とす
    る脳梗塞および/または脳出血の予防治療剤。
  2. 【請求項2】注射剤である請求項1記載の予防治療剤。
  3. 【請求項3】ハプトグロビンを含有することを特徴とす
    る脳梗塞および/または脳出血の治療剤。
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