JPH0612796U - 送風機 - Google Patents

送風機

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Publication number
JPH0612796U
JPH0612796U JP5697492U JP5697492U JPH0612796U JP H0612796 U JPH0612796 U JP H0612796U JP 5697492 U JP5697492 U JP 5697492U JP 5697492 U JP5697492 U JP 5697492U JP H0612796 U JPH0612796 U JP H0612796U
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JP
Japan
Prior art keywords
hood
air
blower
outlet
tip
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5697492U
Other languages
English (en)
Inventor
礼二 佐々木
健一郎 藤本
Original Assignee
新日本製鐵株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 新日本製鐵株式会社 filed Critical 新日本製鐵株式会社
Priority to JP5697492U priority Critical patent/JPH0612796U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇温あるいは乾燥効率が高く、広い面積に風
を当てることが可能で、任意の範囲にのみ風を吹き付け
ることができる送風機を提供する。 【構成】 温風および/または冷風を発生する機器の吹
き出し口に、吹き出し口より前方に向かって拡径され、
先端が開放されたフードを設けることにより実施するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、温風および/または冷風の送風機に関するものである。さらに詳し くは工事現場でのコンクリート施工後の固化反応促進、壁紙張り付け後の乾燥、 試験研究用試料の乾燥などに適用可能な送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、温風や冷風を発生する機器を用いて化学反応や乾燥を促進する場合には 、ドライヤー等をそのまま用いて温度を上昇させたい部分に風を吹きつけること が一般的に行なわれている。
【0003】 しかし、この方法では風の当たっている部分が狭く、局部的な乾燥にとどまっ ており、広い面積の昇温、乾燥をすることが困難であった。その上温風を用いる 際には、外気を巻き込んで吹き付けるために昇温効率が低かった。また温度を上 昇させたい部分、冷風を当てたい部分以外にも風が当たるため、一部分だけ温度 を上昇させたい場合や冷風を吹き付けたい場合には不適であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の温風および/または冷風の送風機と比較して、昇温あるいは 乾燥効率が高く、広い面積に風を当てることが可能で、任意の範囲にのみ風を吹 き付けることができる送風機を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記問題点を解決するために考案されたもので、温風および/また は冷風を発生する機器の吹き出し口に、吹き出し口より前方に向かって拡径され 、先端が開放されたフードを設けたことを特徴とする送風機である。さらには、 フードの側面あるいは先端に風の排出口を設けたり、フードの内側に吹き出し口 からの風をフード内に分散させるための仕切りを設けたものである。
【0006】
【作用】
本考案の送風機は、昇温効率が高く、広い面積を昇温可能で、温風、冷風を任 意の範囲に吹き付けることができる。すなわち送風機の吹き出し口に、吹き出し 口より前方に向かって拡径され、先端が開放されたフードを設けることにより、 これの先端を被乾燥物等の対象物に近接させて用いることができる。したがって 風が均等にフード先端部で分散し、対象物の所要部分全体に風を当てることがで きる。特に熱風乾燥の場合にはむだに熱風を周辺に散逸させることなく所要部分 を効率よく加熱することができる。
【0007】 また、フードの側面あるいは先端に風の排出口を設けることにより、上記のよ うにフードの先端を対象物に近接ないしは密接して使用した場合において排風通 路が確保される。これにより効率の良い乾燥等が行なえる。
【0008】 またさらに、フードの内側に吹き出し口からの風をフード内に分散させるため の仕切りを設けることにより、フードから吹き出される風の分布量を調整できる 。したがってフードの中心部分が周辺部より風量が多くなるといったことを防止 したり、所要の部分により多くの風を当てるといったことが可能となる。
【0009】
【実施例】
本考案の説明図を図1に示す。送風機は、たとえば、図1に示したようなフー ド2を、温風および/または冷風の発生器1の吹き出し口に取り付けることによ り構成されている。温風および/または冷風の発生器2としては、通常の電気式 、ガス式ドライヤーやそれと同等の機構を有するもので良く、特に限定するもの でないが、温風、冷風を切り替えられるもの、温風の温度を設定できるものであ ればより好ましい。
【0010】 フード2の材質は、使用中のフードの上昇到達温度で変形しないような材質で あればどの様なものでも良い。温風発生のための出力がそれほど大きくない場合 には一般の樹脂、ボール紙、段ボール紙などで充分であるが、温風発生のための 出力が大きく、フードの温度上昇が激しい場合には、金属を用いれば良い。
【0011】 また、風の吹き出し口からフード先端部にいたる部分のフード形状は、吹き出 し口より前方に向かって拡径され、先端が開放されたものであればよく、特に限 定するものではないが、直方体の一面を切り落としてその反対側に風の吹き出し 口3を取り付けた図2の様なものでよく、好ましくは風が均等にフード先端部で 分散して当たる様に図3の様なフード2の先端が開放されている角錘(a)、円 錘(b)の頂点部分を切り落としたような形状が良い。その先端部の形状は、風 を吹き付けたい部分の形に合わせることができるが、その用途に応じて任意の形 状とすることができる。
【0012】 風の流路を安定させて温度の均一化を図るため図4の様に、吹き出し口3を覆 ってフード2に風の排出口4を設けることが好ましい。排出口を設ける位置はフ ードの側面(図4(a))でもフードの先端(図4(b))でもよく、フード内 に吹き込まれた風が内部で滞留することが無いようにするとともに、均一な流れ とすることができれば良い。また、排出口は一箇所に集中させるのではなく、図 4のように、均等に分散させることが好ましい。
【0013】 排出口の総開口面積は吹き込む風量により変更する必要があるが、排出口に開 閉可能な蓋を取り付けて、排出口の総開口面積を変更できるようにすると任意の 風量に対応することが可能である。
【0014】 さらに、風がフード先端部分で均一に吹き付けるためには、フード2の内側に 図5に示したような仕切り5を設けることが有効である。この仕切りの配置法は 特に限定するものではなく、たとえば板状の仕切板とした場合の配置法は碁盤状 でも同心円状でも良く、吹き出し口の風を分割して、フード先端で均等に風が当 たるようにしてネジ6などで固定すれば良い。
【0015】 その際に、吹き出し口の仕切板により分割された部分の面積比とフード先端に 近い部分の仕切板により分割された部分の面積比を必ずしも同一にする必要はな い。すなわち、フード先端で部位により当たる風の量を調整したい等の場合には 、風量を多くしたい部分は吹き出し口の仕切板に区切られた面積を大きくとり、 風量を少なくしたい部分はその面積を小さくすれば良い。これは、大きなフード をとりつけて比較的大面積を加温する際に、フード周辺部分がその中心部よりも 温度が低くなるといった現象が発生したとき等に極めて有効である。この方法に より、温風を吹き付けて昇温する際に全体の温度を均一にすることができる。
【0016】 本考案の装置を風が垂直下方に吹き付ける方向で使用する場合以外には支持用 に治具が必要となるが、そのような場合には図6に示したようなアーム7を取り 付けたスタンド8を用い、アーム7の先端に本装置を取り付けると良い。
【0017】 適用例 図3(b)に示したような風の吹き込み口の径が8cm、吹き出し口の径が2 0cm、二つの口の距離が9cmの円錐形のフードの先端に、直径0.8cmの 風の排出口を20個設けたフードを、電気式ドライヤーに取り付けて本送風機を 作製した。この送風機を導電性接着剤を塗布した電子顕微鏡用試料をのせた実験 台の上に、フード内に試料が入るように設置して温風にて乾燥を行い、引き続き 試料の冷却を行なった。その結果、乾燥時間が短縮され、冷却も含めて作業効率 が格段に向上した。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本温風および/または冷風の送風機は、工事現場、施工現場等 で使用が可能であり、壁紙の乾燥、コンクリートの固化反応促進等に用いること により、施工時間の短縮を図ることができる。加えて試験研究の場でも電子顕微 鏡用試料の導電性接着剤の乾燥を促進する等に使用可能で、極めて有効な機器で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の説明図
【図2】フードの形状の例を示す図
【図3】フードの形状の例を示す図
【図4】風の排出口の例を示す図
【図5】仕切りの例を示す図
【図6】アーム付きスタンドの説明図
【符号の説明】
1 温風および/または冷風の発生器 2 フード 3 風の吹き出し口 4 風の排出口 5 仕切り

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温風および/または冷風を発生する機器
    の吹き出し口に、吹き出し口より前方に向かって拡径さ
    れ、先端が開放されたフードを設けたことを特徴とする
    送風機。
  2. 【請求項2】 フードの側面あるいは先端に風の排出口
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の送風機。
  3. 【請求項3】 フードの内側に吹き出し口からの風をフ
    ード内に分散させるための仕切りを設けたことを特徴と
    する請求項1または2記載の送風機。
JP5697492U 1992-07-22 1992-07-22 送風機 Withdrawn JPH0612796U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5697492U JPH0612796U (ja) 1992-07-22 1992-07-22 送風機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5697492U JPH0612796U (ja) 1992-07-22 1992-07-22 送風機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0612796U true JPH0612796U (ja) 1994-02-18

Family

ID=13042497

Family Applications (1)

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JP5697492U Withdrawn JPH0612796U (ja) 1992-07-22 1992-07-22 送風機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6979246B1 (ja) * 2021-02-16 2021-12-08 株式会社くまい建築設計 送風反射板、又は、照明反射板

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6979246B1 (ja) * 2021-02-16 2021-12-08 株式会社くまい建築設計 送風反射板、又は、照明反射板
JP6979240B1 (ja) * 2021-02-16 2021-12-08 株式会社くまい建築設計 送風反射板、又は、照明反射板
JP2022124988A (ja) * 2021-02-16 2022-08-26 株式会社くまい建築設計 送風反射板、又は、照明反射板
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961003