JPH06126836A - 板材に対する部品の取付方法 - Google Patents

板材に対する部品の取付方法

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JPH06126836A
JPH06126836A JP27902192A JP27902192A JPH06126836A JP H06126836 A JPH06126836 A JP H06126836A JP 27902192 A JP27902192 A JP 27902192A JP 27902192 A JP27902192 A JP 27902192A JP H06126836 A JPH06126836 A JP H06126836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
plate member
punch
component
die
Prior art date
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Pending
Application number
JP27902192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Akahori
智章 赤堀
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Gifu Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Gifu Shatai Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Gifu Shatai Kogyo KK filed Critical Gifu Shatai Kogyo KK
Priority to JP27902192A priority Critical patent/JPH06126836A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明においては樹脂製板材4に対し金属製
部品1を次のようにして取付ける。金属製部品1をポン
チとしてダイス5に直接押し込んで、この部品1により
ダイス5上の樹脂製板材4をせん断加工し、このせん断
加工により板材4に取付孔7を形成するとともに、この
取付孔7に部品1を締りばめする。部品1がポンチとし
て兼用される点で大きな特徴を有する。従って、下穴加
工やかしめ作業が不要となり、板材4に対する部品1の
取付作業工程が減る。 【効果】 本発明によれば部品1自体がポンチとしての
機能を果たしてそのまま板材4に対し確実に取付けられ
るので、部品1の取付作業工程を減らし、作業能率を向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は樹脂製板材に金属製部
品を取付ける方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図4に示すように、樹脂製板材
4に締結用の円筒ブッシュ1を取付ける場合には、次の
ようにしていた。まず、図3(a)に示すように、樹脂
製板材4に取付孔7を形成する。次に、図3(b)に示
すように、この板材4をかしめ装置12に位置決めす
る。そして、板材1の取付孔7に円筒ブッシュ1を挿入
する。次に、図4に示すように、かしめ装置12により
円筒ブッシュ1を板材4に対しかしめる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような方法によれ
ば、樹脂製板材4に取付孔7を形成する下穴加工工程
と、板材4の取付孔7に円筒ブッシュ1を挿入してかし
めるかしめ作業工程とを必要としていた。しかし、それ
らの工程は作業能率の低下の原因となっていた。また、
それらの工程に伴う種々の問題も生じていた。
【0004】そこで、それらの工程をなくすべく部品自
体をポンチとして利用し、作業能率の向上を図ったもの
が本発明である。
【0005】
【課題を解決するための手段】後記する実施例の図面に
示すように、本発明においては樹脂製板材4に対し金属
製部品1を次のようにして取付ける。金属製部品1をポ
ンチとしてダイス5に直接押し込んで、この部品1によ
りダイス5上の樹脂製板材4をせん断加工し、このせん
断加工により板材4に取付孔7を形成するとともに、こ
の取付孔7に部品1を締りばめする。
【0006】
【作用】部品1がポンチとして兼用される点で大きな特
徴を有する。従って、下穴加工やかしめ作業が不要とな
り、板材4に対する部品1の取付作業工程が減る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。部品としての円筒ブッシュ1は構造用
炭素鋼からなり、嵌合部2の一端側にフランジ部3が突
設されている。板材4は強化プラスチックからなり、円
筒ブッシュ1はこの板材4よりも硬質である。
【0008】この板材4はダイス5上に位置決めされ
る。円筒ブッシュ1はポンチとして利用され、その機能
を嵌合部2が果たす。嵌合部2の外形Dとダイス5の内
径dとの間のクリアランスG(図示せず)は、板材4の
板厚Tの2%以下に抑えている。
【0009】図1に示すように、円筒ブッシュ1はポン
チホルダ6により支持され、このポンチホルダ6の下動
により、ダイス5上の板材4に押圧される。そして、図
2(a)に示すように、円筒ブッシュ1の嵌合部2がダ
イス5に押し込まれる。板材4は嵌合部2によりせん断
加工され、板材4に取付孔7が形成されるとともに、こ
の取付孔7に対応する抜きかす8が板材4から取除かれ
る。この場合、最大の所要せん断荷重P=K・L・Tと
なる。ただし、Kは材料のせん断抵抗力、Lは取付孔7
の輪郭の切断長さである。なお、この所要せん断荷重P
は前記クリアランスG、せん断輪郭、ポンチとしての嵌
合部2やダイス5の刃先の形状及び鋭さ、潤滑材の有無
などにより変わる。
【0010】図2(a)に示すように、嵌合部2により
板材4がせん断加工される時、板材4は取付孔7で熱に
より膨張した後、収縮すると考えられる。そのため、嵌
合部2は所謂焼きばめと同様な状態となり、取付孔7に
対し締りばめされて確実に保持される。なお、円筒ブッ
シュ1のフランジ部3は取付孔7の周縁で板材4上に接
合されるとともに、このフランジ部3とは反対側になる
嵌合部2の一部が板材4から突出する。
【0011】図2(b)に示すように、この板材4を別
の金属製板材9に連結する場合には、嵌合部2の突出部
2aを金属製板材9上に載せ、ボルト10を円筒ブッシ
ュ1及び金属製板材9に挿通してナット11により締め
付ける。円筒ブッシュ1のフランジ部3は座金としての
役目を果たす。
【0012】このように本実施例においては樹脂製の板
材4を締結する場合に保護する円筒ブッシュ1がポンチ
として兼用される点で大きな特徴を有する。従って、従
来技術で示したような下穴加工やかしめ作業が不要とな
り、板材4に対する円筒ブッシュ1の取付作業工程が減
って、作業能率の向上を図ることができる。なお、せん
断加工の条件を適切なものにすれば、ばり等の発生がな
くなって外観上も何ら問題がない。
【0013】前述した実施例では部品として円筒ブッシ
ュ1を例示したが、ダイスとの間でせん断加工を行い得
る機能を発揮できれば、部品の種類並びにその形状及び
大きさは任意に変更してもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、部品1自体がポンチと
しての機能を果たしてそのまま板材4に対し確実に取付
けられるので、従来技術と比較して部品1の取付作業工
程を減らし、作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる部品取付方法において部品取
付前の状態を示す概略部分断面図である。
【図2】(a)は同じく部品取付後の状態を示す概略部
分断面図であり、(b)は部品取付後の板材を別の板材
に対しこの部品を利用して連結した状態を示す部分断面
図である。
【図3】(a)は取付孔を形成した板材を示す部分断面
図であり、(b)は従来の部品取付方法において部品を
板材の取付孔に挿入した状態を示す概略部分断面図であ
る。
【図4】図3(b)に示す状態から部品をかしめた状態
を示す概略部分断面図である。
【符号の説明】
1 部品としての円筒ブッシュ、2 嵌合部、2a 突
出部、3 フランジ部、4 板材、5 ダイス、6 ポ
ンチホルダ、7 取付孔、8 抜きかす。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製部品(1)をポンチとしてダイス
    (5)に直接押し込んで、この部品(1)によりダイス
    (5)上の樹脂製板材(4)をせん断加工し、このせん
    断加工により板材(4)に取付孔(7)を形成するとと
    もに、この取付孔(7)に部品(1)を締りばめするこ
    とを特徴とする板材に対する部品の取付方法。
JP27902192A 1992-10-16 1992-10-16 板材に対する部品の取付方法 Pending JPH06126836A (ja)

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JP27902192A JPH06126836A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 板材に対する部品の取付方法

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JPH06126836A true JPH06126836A (ja) 1994-05-10

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ID=17605292

Family Applications (1)

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JP27902192A Pending JPH06126836A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 板材に対する部品の取付方法

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JP (1) JPH06126836A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027891A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Oiles Corp 鍔付円筒巻きブッシュの製造装置及びその製造方法並びにその固定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013027891A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Oiles Corp 鍔付円筒巻きブッシュの製造装置及びその製造方法並びにその固定方法

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