JPH06126012A - ゴルフシミュレータ - Google Patents

ゴルフシミュレータ

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Publication number
JPH06126012A
JPH06126012A JP27620092A JP27620092A JPH06126012A JP H06126012 A JPH06126012 A JP H06126012A JP 27620092 A JP27620092 A JP 27620092A JP 27620092 A JP27620092 A JP 27620092A JP H06126012 A JPH06126012 A JP H06126012A
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JP
Japan
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screen
ball
shot
trajectory
sensor
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Application number
JP27620092A
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English (en)
Inventor
Mamoru Yoneda
田 守 米
Shin Nakajima
島 伸 中
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ATENA BUREIN KK
Original Assignee
ATENA BUREIN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 センサ制御装置204は、音感知のショット
センサ201によりショット位置3でのボールのショッ
トを検出し、その後、X軸・Y軸センサ202,203
により画定される平面測定領域A2におけるボール通過
位置並びに経過時間を測定する。弾道表示処理装置20
5は、その測定データから弾道データを求める。この弾
道データは、画面に表示する弾道の画面上の始点位置、
及びそれ以降の軌道を表すものとなる。これにより、シ
ョット位置3からスクリーン2上の衝突位置までの弾道
は省略され、それ以降の弾道がスクリーン2上の衝突位
置からボールの画像が出現するように表示制御される。 【効果】 使用クラブの指定のような作業は不要とし、
実際のプレイに即した作業だけで内容的・タイミング的
にリアルな弾道表示を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフシミュレータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴルフ場、打放し練習場に続く第
3のゴルフ場としてゴルフシミュレータが注目されてい
る。これは、ゴルフ場の光景が表示されたスクリーン前
方において、プレイヤがクラブをスウィングするか或い
はボールをショットすると、各ショット内容に関して観
測したデータに基づき、弾道画像がスクリーン上に映し
出されるものである。これにより、プレイヤは実際のプ
レイに近い状態でゲームを楽しむことができるのであ
る。
【0003】よって、このゴルフシミュレータでは、プ
レイヤの各ショットに応じた弾道表示のリアルさがその
魅力を決める大きな特長となる。そのため、その弾道を
求めるための情報を何如にして得るか、という点が技術
者に言付けられた重要な研究課題の一つである。
【0004】現存するシミュレータには、クラブヘッド
の軌道を示すパラメータ(ヘッドスピード、移動方向
等)を周知のスウィング計測パネルにより計測し、その
出力情報に基づいて弾道を求め、これをスクリーン上に
表示するものがある。また、これに類似するもので、実
際にショットされたボールの軌道を計測パネルで計測す
るものもある。
【0005】また、クラブヘッドやボールの動きをCC
Dカメラにより撮影し、その画像情報を解析して必要な
情報を抽出し、この情報に基づいて弾道を求め、スクリ
ーン上に表示する形式も考案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、計測パ
ネルによりクラブヘッドやボールの軌道を観測しても、
特にボールの高さ方向の軌道を求めるのに難がある。す
なわち、使用するクラブの種類によってボールの飛ぶ高
さは違ってくる。また、クラブヘッドのインパクト面の
角度によってもボールの飛ぶ高さが違ってくる。前者の
問題はマシンが使用クラブの指示を考慮するようになっ
ていれば、解決されなくもないが、そのようにした場
合、容易に推察されているように、プレイヤには、使用
クラブの指示という実際のプレイには無い余分な作業を
強いることになる。
【0007】また、実際のプレイではクラブによってボ
ール手前の地面を叩いてしまう、いわゆるダフリショッ
ト(DUFF)等のミスショットが存在するがそのよう
な現象を観測するのは計測パネルでは無理である。
【0008】CCDカメラによる技法は以上の各種問題
を解決し得るものとして期待されていた。カメラによる
撮像情報にはクラブやボールの詳細な軌道情報が含ま
れ、詳細な軌道解析を可能にするからである。
【0009】しかし、画像解析による場合、細かく解析
すればそれだけ弾道という結果に導くまで、費やされる
時間が大きくなり、ショットして暫く経ってからボール
が画面上に現れる、というようなタイミング的にずれた
ものとなってしまう。ストレス解消法としての利用も考
えられるゴルフシミュレータがそのような小気味の悪い
動きをしてはいけない。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、実際のプレイに即した作
業だけで内容的にもタイミング的にもリアルな弾道表示
を行うことを可能としたゴルフシミュレータを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のゴルフシミュレ
ータは、シミュレート画面を表示するスクリーンと、シ
ョット位置においてボールがショットされたことを検出
するショット検出手段と、上記シミュレート画面とこの
シミュレート画面の横方向及び高さ方向に関して位置的
に対応関係が設定されたセンサによって上記ショット位
置と上記スクリーンとの間の特定位置における上記ボー
ルの横方向及び高さ方向の通過位置を検出する通過位置
検出手段と、上記ボールが上記ショット位置から上記通
過位置に到達するまでの飛翔時間を検出する飛翔時間検
出手段と、上記通過位置検出手段及び上記飛翔時間検出
手段の出力信号を情報にして上記ボールの上記スクリー
ン上への衝突位置を始点とする上記シミュレート画面内
での飛翔軌道を推定する軌道推定手段と、この飛翔軌道
データに従って上記シミュレート画面の背景画像内で上
記ボールの画像を移動させる表現形式でこのボールの飛
翔状態を表示する画面制御手段とを備えている。
【0012】スクリーンはボールの衝突による衝撃を吸
収できる材質にするのが安全上望ましい。
【0013】本発明のより良い形態ではショット検出手
段がボールのインパクト音を感知する音センサを備えて
いる。この音センサはインパクト音とそれ以外の音とを
区別し、ノイズは除外して、インパクト音のみを確実に
捕捉するものとされる。
【0014】また、通過位置検出手段は、上記特定位置
において上記スクリーンと平行な平面測定領域を形成
し、この平面測定領域上の各位置と上記スクリーン上の
各位置とに対応関係が設定された2次元センサ機構とし
て構成するのが望ましい。
【0015】この2次元センサ機構は、第1次元位置検
出用信号を横方向に配信する一点発信型発信ユニットが
高さ方向一端に配置され、かつそれぞれ前記一点発信型
発信ユニットの各配信位置に対応した受信素子列からな
る多点受信型受信ユニットが前記高さ方向他端に配置さ
れた横方向位置検出センサと、第2次元位置検出用信号
を前記高さ方向に配信する多点発信型発信ユニットが前
記横方向一端に配置され、かつそれぞれ前記多点発信型
発信ユニットの各配信位置に対応した受信素子列からな
る多点受信型受信ユニットが前記横方向他端に配置され
た高さ方向位置検出センサとを備えることにより実現す
ることができる。
【0016】
【作用】本発明によれば、上記ショット位置と上記スク
リーンとの間の特定位置においてその検出対象領域とシ
ミュレート画面との間で横方向及び高さ方向の位置対応
関係が設定されたセンサにより、その特定位置でのボー
ルの横方向及び高さ方向の通過位置を検出し、ショット
位置からその検出位置までのボールの軌道に基づいて、
そのボールのスクリーン上への衝突位置から始まる弾道
表示を行うようになっており、実際にショットしたボー
ルの軌道を捕らえて表示制御用のデータとしているた
め、使用クラブの指定のような作業は不要とし、実際の
プレイに即した作業だけで内容的にもリアルな弾道表示
を行うことができる。また、画像解析のような複雑な処
理を不要とし、リアルタイムな表示も可能となる。
【0017】また、音センサによりインパクト音とそれ
以外の音とを区別し、インパクト音のみを確実に捕捉す
るため、足音、素降りの音、ダブリショット音等による
誤動作を防止することができる。
【0018】さらに、通過位置検出手段がスクリーンと
平行で位置的に対応関係が設定された平面測定領域を形
成する2次元センサ機構として構成されることにより、
その平面測定領域を通過したボールのスクリーン上への
衝突位置を正確に判明させることができる。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
【0020】図3は本発明の一実施例に係るゴルフシミ
ュレータの各機構の配置関係を示すものである。
【0021】この図において、1はゴルフ場の疑似グラ
ウンド面としてデザインされている床パネルであり、具
体的イメージを与えるものとしてサイズの一例を言え
ば、幅が約400cm、奥行きが約600cmの長方形
のものである。この床パネル1はパッティングの際のグ
リーンとしても使われるもので、適当なアンジュレーシ
ョンが与えられるようにパネル内部には表面凹凸形成よ
うの機構が内蔵されても良い。この床パネル1の最も奥
方の端部にはプロジェクタによる投射用のスクリーン2
が垂設されている。床パネル1のスクリーン2とは反対
側の端部の近傍に、実際にボールをショットする場所で
あるショットポイント3が設けられている。このショッ
トポイント3よりショットされたボールはスクリーン2
に衝突することになるため、スクリーン2はボールの衝
突時における衝撃を吸収することができる材質のものが
安全上望ましい。
【0022】このショットポイント3にはインパクト音
を感知するための音センサ4が付設されている。この音
センサ4は床パネル1内に埋設されるものである。
【0023】図4は音センサの回路構成を示すものであ
り、図5はその動作を図解ものである。
【0024】図4において、マイクコンデンサ型センサ
(以下、MCという。)41は音信号を電気信号に変換
するものである(図5)。バンドパスフィルタ(以
下、BPFという。)42は、このMC41の出力信号
からインパクト音帯域の周波数成分のみ通過させ、それ
以外の音域成分は減衰させるものである。これにより、
インパクト音帯域以外の音信号はカットされることとな
る(図5)。トランジスタ43はBPF42の出力が
そのVBE閾値以上になるとオンになり、それ未満の場合
にはオフになる。これにより、このトランジスタ43の
コレクタにはBPF42の出力周波数並びにレベルに応
じたパルス列が形成される(図5)。パルス発生回路
44はワンショットマルチバイブレータを内蔵し、トラ
ンジスタ43のコレクタより入力されるパルスの最初の
エッジ(立下がり)によりトリガされ、そのトリガの度
に抵抗45の値Rとコンデンサ46の値Cとからなる時
定数によって決定される時間だけ持続するパルスを発生
するもので、その結果、その時定数時間未満の時間間隔
で複数のパルスが連続して入力された場合、最初のパル
ス以外のトリガは吸収されて“L”(ローレベル)のワ
ンショットパルスのみ発生することとなる(図5)。
トランジスタ47はパルス発生回路44の出力が“L”
の期間だけカットオフされて、回路のセンサ出力端とさ
れたコレクタが“H”(ハイレベル)になる。後述する
センサ制御装置では、その最初のワンショットパルスの
立上がりを捕らえた後にセンサ4からパルスを受けても
それは無視する。
【0025】図3に戻り、床パネル1の面積とスクリー
ン2の高さとで概略画定されるプレイ空間の天井部略々
中央には赤外線発信器5が配設されている。この赤外線
発信器5は点光源により構成され、下向きに指向されて
おり、赤外線を横方向(パネル1の幅方向であって以下
X軸方向と定義する。)に配信するものとされている。
床パネル1表面の赤外線発信器5の真下に相当する位置
にはそのX軸方向に受信デバイスを整列させた赤外線受
信器6が配置されている。これら赤外線発信器5及び赤
外線受信器6はX軸方向のボール通過位置検出センサ
(以下、X軸センサという。)となるものである。
【0026】図6は、このX軸センサの原理を図解する
ものである。
【0027】この図に示すように、赤外線受信器6はn
個の赤外線受信デバイスをX軸方向に整列させたもので
あり、赤外線発信器5から出力された赤外線は何も遮る
ものがない状態で各受信デバイスに到達する。ここでボ
ールBが赤外線の投射領域を通過すると、いずれかの赤
外線受信デバイスへの光路がそのボールBによって遮ら
れ、そのデバイスへの赤外線入力がなくなる。例えば、
番号「5」を付けたデバイスへの光路が遮断された場
合、その光路を示す一点鎖線上のいずれかの位置にその
ボールBが存在することが判明するもので、次述するY
軸センサの情報との組合わせで一点が特定される。
【0028】図3に戻り、床パネル1の赤外線受信器6
が存在する位置よりもやや前方にそのY軸センサが配置
される。このY軸センサはレーザ発信器7とレーザ受信
器8とから構成されている。レーザ発信器7は複数のレ
ーザ発信デバイスを一列上に並べたもので床パネル1の
幅方向一端に垂設されている。レーザ受信器8はレーザ
発信デバイスと同数のレーザ受信デバイスを各レーザ発
信デバイスに対設配置したもので、床パネル1の幅方向
他端に垂設されている。よって、床パネル1上のボール
通過領域はこれらのY軸センサ要素により挟まれる格好
となる。
【0029】図7は、このY軸センサの原理を図解する
ものである。
【0030】この図にも示すように、レーザ発信器7は
複数(この図ではn個)の発信デバイスが一列上に整列
され、その高さ方向の位置に対応してレーザ受信器8は
n個の受信デバイスが一列上に整列されている。発信デ
バイスと受信デバイスとは1対1で対応し、ここでは同
じ番号を付けたもの同士が一つのセンサとして機能す
る。例えば番号「1」を付けた発信デバイスからのレー
ザは同じ番号「1」を付けた受信デバイスにより受け止
められる。それらのレーザ光路領域をボールBが通過す
ると、あるデバイスに対応する光路が遮られる。ここで
は、例として番号「7」の光路が遮断されている場合を
示している。すると、番号「7」の受信デバイスにおい
てはレーザの受信がとぎれるため、これによりボールB
のY軸方向の位置が判明するものである。
【0031】前述したように、このY軸方向の位置情報
はX軸方向の位置情報と組合わされ、両方向の光路が交
差する一点がボールBの通過点となる。奥行き方向(以
下、これをZ軸方向とする。)に関するX軸センサの位
置はボールの飛翔方向及びスピードの測定基準位置とさ
れ、X軸センサとY軸センサとによってこの測定基準位
置にスクリーン2と平行でスクリーン2の画像表示領域
と相似関係を有する平面測定領域が形成される。
【0032】図8及び図9はその平面測定領域とスクリ
ーン2上の画像表示領域との関係を図解するものであ
る。
【0033】図8から明らかなように、スクリーン2の
画像表示領域A1の各角部はショットポイント3と平面
測定領域A2の各角部とを結ぶ直線の延長線上に位置
し、両領域が相似関係にあることがわかる。したがっ
て、平面測定領域A2は画像表示領域A1に相似関係を
もって位置的に1対1で対応し、両領域を枡目で区切
り、その各区域に番号を付けて対応関係を示すと図9に
示すような状態になる。同じ番号のもの同士が対応す
る。この枡目一つ一つが、X軸方向の位置とY軸方向の
位置との交差ポイントと考えれば、ボールの通過位置か
らスクリーン上でのボールの位置が判明する。X軸セン
サ及びY軸センサは、この各枡目がゴルフボール1個の
サイズに合せて約3cm四方のものとされるようにデバ
イスの配置間隔・サイズ等が選定される。
【0034】図2は以上のようなセンサを用いたシミュ
レータのシステム構成を概略的に示すものである。
【0035】この図において、201は音センサ4から
なるショットセンサ、202は赤外線発信器5及び赤外
線受信器6からなるX軸センサ、203はレーザ発信器
7及びレーザ受信器8からなるY軸センサであり、これ
らセンサ201〜203はセンサ制御装置204に接続
されている。このセンサ制御装置204は図1(a)に
示すような処理を実行することにより、弾道を求めるの
に必要なデータを確保し、これを弾道表示処理装置20
5に与える。この弾道表示処理装置205では図1
(b)に示すような処理を実行することにより、弾道デ
ータを求め、これに基づいてプロジェクタ206を表示
制御するものである。
【0036】次に、図1(a)及び(b)を参照しつつ
センサ制御装置及び弾道表示処理装置の処理内容につい
て詳細に説明する。
【0037】ゲームがスタートすると、センサ制御装置
204が、まず、ステップSTa1においてショットセ
ンサ201の反応を監視し、プレイヤのショットを待機
する状態となる。ショットセンサ201の反応が捕らえ
られると、ステップSTa2に移る。この時、X軸セン
サ202及びY軸センサ203を起動させ、同時に内蔵
タイマを起動させる。その後、ステップSTa3でのX
軸センサ202の反応の捕捉、及びステップSTa4で
の経過時間の捕捉により、ショットしてから1秒間だけ
X軸センサの反応を監視する。
【0038】ショットから1秒経ってもX軸センサ20
2が反応しないことがわかると、ステップSTa4の判
断結果がYESになり、ステップSTa1に戻る。これ
により、ショットセンサ201ではカバーし切れなかっ
た足音、素降り等による疑似インパクト音での誤動作を
防止している。
【0039】ショットしてから1秒以内にX軸センサが
反応すれば、ステップSTa3の判断結果がYESにな
る。そして、ステップa5において、上記タイマを停止
させ、続いてステップa6でX軸センサ及びY軸センサ
の出力位置情報を処理用レジスタにセットし、ステップ
STa7でその位置情報を弾道表示処理装置に転送す
る。
【0040】すると、弾道表示処理装置205がトリガ
され、まず、ステップSTb1において、入力情報と弾
道パターンテーブルとを照合し弾道表示に必要な値を得
る。弾道パターンテーブルは、ボールの飛翔方向を示す
X・Y軸位置情報と音センサが反応してからX軸センサ
が反応するまでの時間情報(ボールの速度を示す情報)
とに、測定された飛翔方向や速度情報、その他、風、空
気抵抗等のゴルフ場でプレイするときに影響する各種の
条件データや、ゴルフボールの特性パラメータ等のデー
タを加味して周知の方程式により求められる弾道パラメ
ータを画面用に加工した各種弾道表示用データを対応さ
せたものである。
【0041】この弾道表示用データは、画面に表示する
弾道の画面上の始点位置、それ以降の軌道を現すものと
なる。これにより、図8に示すように、ショットポイン
ト3からスクリーン2における衝突位置までのボールの
弾道は省略され、なお、同図中、符号Pは当該衝突位置
Bは実際のボール、B′はボールの画像である。それ以
降の弾道をそのスクリーン2上での衝突位置からボール
画像が出現するように表示する。この弾道表示用のデー
タの元になる弾道データは、例えば、打出し位置からボ
ールが止まるまでの距離を意味するキャリー、ボールが
到達する高さ、速度等を含むものである。以上のような
弾道表示用データがXY軸位置情報及び時間情報に関す
る各種の測定値について予め計算や実地試験により求め
られ、弾道パターンテーブルは、以上のような各種の弾
道表示用データが各種のXY軸位置情報及び時間情報に
対応して整理されているものである。ステップSTb1
において弾道表示用データが求まると、ステップSTb
2に移り、得られた弾道表示用データに従ってプロジェ
クタを表示制御することとなる。
【0042】これにより画面には、スクリーンに当たっ
た実際のボールに続いてそのスクリーン上への衝突位置
から始まる弾道表示を行うようになっており、実際にシ
ョットしたボールの軌道を捕らえて表示制御用のデータ
としているため、使用クラブの指定のような作業は不要
とし、実際のプレイに即した作業だけで内容的にもリア
ルな弾道表示を行うことができる。
【0043】また、弾道表示用データは測定データに対
応して予めテーブルに用意されており、演算処理はその
テーブル参照だけで済むため、タイミング的にもスクリ
ーンに当たった実際のボールに続いて画面上にボールが
現れるようにリアルタイムなシミュレート画面を提供す
ることができる。
【0044】また、ショットセンサ201はインパクト
音とそれ以外の音とを区別して検出する音センサにより
構成されるため、ミスショット(いわゆるダフリなど)
音、足音、素降りの音等による誤動作を防止することが
できる。
【0045】さらに、ボールの通過位置を検出する機構
がスクリーン2と平行で、かつ位置的に対応関係が設定
された平面測定領域A2を形成する2次元センサ機構と
して構成されることにより、その平面測定領域A2を通
過したボールのスクリーン2上への衝突位置を正確に判
明させることができる。
【0046】なお、上記実施例では、X軸センサを一点
発信多点受信型センサとして形成し、Y軸センサを一対
平行発信受信型センサとして形成しているが、その逆に
X軸センサを一対平行発信受信型センサとして形成し、
Y軸センサを一点発信多点受信型センサとして形成した
り、あるいはX軸、Y軸両方とも一点発信多点受信型ま
たは一対平行発信受信型としても、原理的には本発明の
実現が可能である。
【0047】ただし、上記実施例のように構成すること
で、センサ構成用のデバイス、特にX軸センサの発光デ
バイス、Y軸センサの受光デバイスにおいて無駄が出な
い分だけローコストで本発明のシステムを構成すること
ができる。
【0048】図10はそのメリットを図解するものであ
る。
【0049】まず、前述したように、X軸センサも一対
平行発信受信型センサにより構成することができ、その
ようにすることでX軸センサの受信デバイスの数を減ら
すことができる。が、それ以上に発信デバイスの数を多
くしなければならない。X軸センサの場合、平面測定領
域A2の底辺の位置に受光デバイスを配することができ
るから、受信デバイスの数が増えたとしても一対平行発
信受信型センサにしたときの発信デバイスの増加に比べ
ると少なく押さえられる。また、符号5´で示すものの
ように受信デバイスに対する発信デバイスの距離を大き
く取れば受信機のカバーすべき範囲をX1からX2に狭める
ことができ、受信デバイスの数を減らすことができるこ
ととなる。X軸センサの場合、そのデバイス間距離は高
さ方向の距離であり、システムの設置スペースに直接の
影響を及ぼすことなくその距離は大きく取ることがで
き、受信デバイスの数を減らすことが容易に可能とな
る。よって、X軸センサは一点発信多点受信型とした方
が部品点数を削減でき、コスト低減を図ることができる
こととなる。
【0050】次に、Y軸センサの場合には受信デバイス
を平面測定領域A2から離れた位置に配置しなければな
らない関係上、一点発信多点受信型として形成した場
合、発信デバイスは1個で済むが、それ以上に、受信器
8は平面測定領域A2の高さに相当する符号Y1の高さか
ら符号Y2で示す高さまでカバーしなければならなくな
り、受信デバイスの数が著しく増加してしまう。よっ
て、Y軸センサは一対平行発信受信型センサとして形成
する方が、部品点数を削減でき、コスト低減を図ること
ができることとなるのである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
記ショット位置と上記スクリーンとの間の特定位置にお
いてその検出対象領域とシミュレート画面との間で横方
向及び高さ方向の位置対応関係が設定されたセンサによ
り、その特定位置でのボールの横方向及び高さ方向の通
過位置を検出し、ショット位置からその検出位置までの
ボールの軌道に基づいて、そのボールのスクリーン上へ
の衝突位置から始まる弾道表示を行うようになってお
り、実際にショットしたボールの軌道を捕らえて表示制
御用のデータとしているため、使用クラブの指定のよう
な作業は不要とし、実際のプレイに即した作業だけで内
容的にもリアルな弾道表示を行うことができる。
【0052】また、音センサによりインパクト音とそれ
以外の音とを区別し、インパクト音のみを確実に捕捉す
るため、足音、素降りの音等による誤動作を防止するこ
とができる。
【0053】さらに、通過位置検出手段がスクリーンと
平行で位置的に対応関係が設定された平面測定領域を形
成する2次元センサ機構として構成されることにより、
その平面測定領域を通過したボールのスクリーン上への
衝突位置を正確に判明させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るゴルフシミュレータの
センサ制御装置の処理内容(a)及び弾道表示処理装置
の処理内容(b)を示すフローチャート。
【図2】本発明の一実施例に係るゴルフシミュレータの
概略構成を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施例に係るゴルフシミュレータの
スクリーンや各種センサの配置図。
【図4】図3に示す音センサの構成を示す回路図。
【図5】図4に示す回路の動作を示すタイムチャート。
【図6】図3に示すX軸センサの動作原理説明図。
【図7】図3に示すY軸センサの動作原理説明図。
【図8】X軸センサ及びY軸センサにより画定される仮
想平面測定領域とスクリーンの画像表示領域との関係概
念を示す説明図。
【図9】平面測定領域とスクリーンの画像表示領域との
相似関係及び位置対応関係を示す説明図。
【図10】X軸センサを一点発信多点受信型センサと
し、Y軸センサを一対平行発信受信型センサとした場合
のメリットを図解する説明図。
【符号の説明】
201 ショットセンサ 202 X軸センサ 203 Y軸センサ 204 センサ制御装置 205 弾道表示装置 206 プロジェクタ 1 床パネル 2 スクリーン 3 ショット位置 4 音センサ 5 X軸センサの赤外線発信器 6 X軸センサの赤外線受信器 7 Y軸センサのレーザ発信器 8 Y軸センサのレーザ受信器 STa1〜STa5 飛翔時間検出処理 STa6 通過位置検出処理 STb1 弾道演算処理 STb2 画面制御処理 A1 スクリーン画像表示領域 A2 平面測定領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シミュレート画面を表示するスクリーン
    と、 ショット位置においてボールがショットされたことを検
    出するショット検出手段と、 前記シミュレート画面と該シミュレート画面の横方向及
    び高さ方向に関して位置的に対応関係が設定されたセン
    サによって前記ショット位置と前記スクリーンとの間の
    特定位置における前記ボールの横方向及び高さ方向の通
    過位置を検出する通過位置検出手段と、 前記ボールが前記ショット位置から前記通過位置に到達
    するまでの飛翔時間を検出する飛翔時間検出手段と、 前記通過位置検出手段及び前記飛翔時間検出手段の出力
    信号を情報にして前記ボールの前記スクリーン上への衝
    突位置を始点とする前記シミュレート画面内での飛翔軌
    道を推定する軌道推定手段と、 該飛翔軌道データに従って前記シミュレート画面の背景
    画像内で前記ボールの画像を移動させる表現形式で該ボ
    ールの飛翔状態を表示する画面制御手段とを備えている
    ゴルフシミュレータ。
  2. 【請求項2】ショット検出手段はボールのショットによ
    り発生するインパクト音を捕捉する音センサを備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載のゴルフシミュレー
    タ。
  3. 【請求項3】通過位置検出手段は、 ショット位置からスクリーンに向かう方向の特定位置に
    おいて前記スクリーンと平行な平面測定領域を形成し、
    該平面測定領域上の各位置と前記スクリーン上の各位置
    とに対応関係が設定された2次元センサ機構を備えてい
    ることを特徴とする請求項1及び2のうちいずれか1項
    記載のゴルフシミュレータ。
  4. 【請求項4】2次元センサ機構は、 第1次元位置検出用信号を横方向に配信する一点発信型
    発信ユニットが高さ方向一端に配置され、かつそれぞれ
    前記一点発信型発信ユニットの各配信位置に対応した受
    信素子列からなる多点受信型受信ユニットが前記高さ方
    向他端に配置された横方向位置検出センサと、 第2次元位置検出用信号を前記高さ方向に配信する多点
    発信型発信ユニットが前記横方向一端に配置され、かつ
    それぞれ前記多点発信型発信ユニットの各配信位置に対
    応した受信素子列からなる多点受信型受信ユニットが前
    記横方向他端に配置された高さ方向位置検出センサとを
    備えていることを特徴とする請求項3記載のゴルフシミ
    ュレータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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