JPH06125936A - 生理用ナプキン - Google Patents
生理用ナプキンInfo
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- JPH06125936A JPH06125936A JP4277281A JP27728192A JPH06125936A JP H06125936 A JPH06125936 A JP H06125936A JP 4277281 A JP4277281 A JP 4277281A JP 27728192 A JP27728192 A JP 27728192A JP H06125936 A JPH06125936 A JP H06125936A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sanitary napkin
- flap
- film layer
- sheet
- top sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液漏れ防止性、フラップ部の強度及び着用感
に優れた生理用ナプキンを提供することにある。 【構成】 液体不透過性バックシート２、パルプ繊維及
び高吸収性ポリマーを主材料とする吸収体３、及び液体
透過性トップシート１により形成された中央吸収体部１
０と、該中央吸収体部の両側部中央からそれぞれ外方に
延出する一対のフラップ２０とを具備する生理用ナプキ
ン３０において、上記バックシート２は、少なくとも厚
さ１０〜２００μｍのフィルム層４を備えており、上記
フラップ２０は、上記バックシート２の延出部分を含ん
で形成され且つ上記トップシート１側の表面に上記フィ
ルム層４を配した積層体である生理用ナプキン。
に優れた生理用ナプキンを提供することにある。 【構成】 液体不透過性バックシート２、パルプ繊維及
び高吸収性ポリマーを主材料とする吸収体３、及び液体
透過性トップシート１により形成された中央吸収体部１
０と、該中央吸収体部の両側部中央からそれぞれ外方に
延出する一対のフラップ２０とを具備する生理用ナプキ
ン３０において、上記バックシート２は、少なくとも厚
さ１０〜２００μｍのフィルム層４を備えており、上記
フラップ２０は、上記バックシート２の延出部分を含ん
で形成され且つ上記トップシート１側の表面に上記フィ
ルム層４を配した積層体である生理用ナプキン。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、装着性に優れた生理用
ナプキンに関する。
ナプキンに関する。
【０００２】
【従来の技術】サイドフラップ（フラップ）を有する生
理用ナプキンは、該ナプキンをそのサイドフラップによ
りショーツのクロッチ部に安定に固定し得る機能を有す
るもので、サイドフラップを有しないものに比してショ
ーツを汚し難い効果を有するとされており、また斯る効
果を実際に奏するか否かに拘わらず、着用者に対して斯
る効果を奏するとの心理的な安心感を与えるものとして
賞用されている。そして、サイドフラップを有する生理
用ナプキンを記載した代表的な刊行物としては、特開昭
６０−７５０５８号公報、及び特開昭６４−７００５０
号公報等が挙げられ、これらに記載されている従来の生
理用ナプキンにおけるフラップは、バックシートとトッ
プシートとを一体化させて形成されている。
理用ナプキンは、該ナプキンをそのサイドフラップによ
りショーツのクロッチ部に安定に固定し得る機能を有す
るもので、サイドフラップを有しないものに比してショ
ーツを汚し難い効果を有するとされており、また斯る効
果を実際に奏するか否かに拘わらず、着用者に対して斯
る効果を奏するとの心理的な安心感を与えるものとして
賞用されている。そして、サイドフラップを有する生理
用ナプキンを記載した代表的な刊行物としては、特開昭
６０−７５０５８号公報、及び特開昭６４−７００５０
号公報等が挙げられ、これらに記載されている従来の生
理用ナプキンにおけるフラップは、バックシートとトッ
プシートとを一体化させて形成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の生理用ナプキンにおいては、下記の欠点があっ
た。 （１）排泄物がフラップ部のトップシートとバックシー
トとの間に入り込み、もれることがある。 （２）フラップ部の強度が低く、装着時に延びたり避け
たりする。 （３）フラップが薄いので装着中に摩擦による音が生じ
やすい。
従来の生理用ナプキンにおいては、下記の欠点があっ
た。 （１）排泄物がフラップ部のトップシートとバックシー
トとの間に入り込み、もれることがある。 （２）フラップ部の強度が低く、装着時に延びたり避け
たりする。 （３）フラップが薄いので装着中に摩擦による音が生じ
やすい。
【０００４】従って、本発明の目的は、液漏れ防止性、
装着性及び着用感に優れた生理用ナプキンを提供するこ
とにある。
装着性及び着用感に優れた生理用ナプキンを提供するこ
とにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体不透過性
バックシート、パルプ繊維及び高吸収性ポリマーを主材
料とする吸収体、及び液体透過性トップシートにより形
成された中央吸収体部と、該中央吸収体部の両側部中央
からそれぞれ外方に延出する一対のフラップとを具備す
る生理用ナプキンにおいて、上記バックシートは、少な
くとも厚さ１０〜２００μｍのフィルム層を備えてお
り、上記フラップは、上記バックシートの延出部分を含
んで形成され、且つ上記トップシート側の表面に上記フ
ィルム層を配した積層体であることを特徴とする生理用
ナプキンを提供することにより上記目的を達成したもの
である。
バックシート、パルプ繊維及び高吸収性ポリマーを主材
料とする吸収体、及び液体透過性トップシートにより形
成された中央吸収体部と、該中央吸収体部の両側部中央
からそれぞれ外方に延出する一対のフラップとを具備す
る生理用ナプキンにおいて、上記バックシートは、少な
くとも厚さ１０〜２００μｍのフィルム層を備えてお
り、上記フラップは、上記バックシートの延出部分を含
んで形成され、且つ上記トップシート側の表面に上記フ
ィルム層を配した積層体であることを特徴とする生理用
ナプキンを提供することにより上記目的を達成したもの
である。
【０００６】
【作用】本発明の生理用ナプキンは、装着に際しては、
中央吸収体部をショーツのクロッチ部内面の所定位置に
固定すると共に、フラップをショーツを挟むように折り
曲げて該フラップをショーツのクロッチ部外面に固定す
る。バックシートとフラップのボリューム感により、装
着しやすく、装着中に摩擦による音が小さく、積層体の
摩擦力によりズレが防止され、排泄物の流動を阻止す
る。
中央吸収体部をショーツのクロッチ部内面の所定位置に
固定すると共に、フラップをショーツを挟むように折り
曲げて該フラップをショーツのクロッチ部外面に固定す
る。バックシートとフラップのボリューム感により、装
着しやすく、装着中に摩擦による音が小さく、積層体の
摩擦力によりズレが防止され、排泄物の流動を阻止す
る。
【０００７】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【０００８】図１は、本発明の一実施例を示す生理用ナ
プキンの斜視図、図２は、そのＩ−Ｉ’断面図、図３
は、図１に示す生理用ナプキンのショーツへの装着状態
を示す断面図である。
プキンの斜視図、図２は、そのＩ−Ｉ’断面図、図３
は、図１に示す生理用ナプキンのショーツへの装着状態
を示す断面図である。
【０００９】図１に示す実施例の生理用ナプキン３０
は、液体不透過性バックシート２、パルプ繊維及び高吸
収性ポリマーを主材料とする吸収体３、及び液体透過性
トップシート１により形成された中央吸収体部１０と、
該中央吸収体部１０の両側部中央からそれぞれ外方に延
出する一対のフラップ２０とを具備するもので、上記バ
ックシート２は、厚さ１００μｍのフィルム層４を備え
ており、上記フラップ２０は、上記バックシート２の延
出部分を含んで形成され且つ上記トップシート１側の表
面に上記フィルム層４を配した積層体からなる。
は、液体不透過性バックシート２、パルプ繊維及び高吸
収性ポリマーを主材料とする吸収体３、及び液体透過性
トップシート１により形成された中央吸収体部１０と、
該中央吸収体部１０の両側部中央からそれぞれ外方に延
出する一対のフラップ２０とを具備するもので、上記バ
ックシート２は、厚さ１００μｍのフィルム層４を備え
ており、上記フラップ２０は、上記バックシート２の延
出部分を含んで形成され且つ上記トップシート１側の表
面に上記フィルム層４を配した積層体からなる。
【００１０】上記中央吸収体部１０は、上記トップシー
ト１により吸収体３を包み、トップシート１とバックシ
ート２とが接する面を、接着剤により貼着して、形成さ
れている。ここで、トップシート１の中央領域Ａには、
液透過用の開孔１１が複数設けてあり、更に、側縁領域
Ｂは、液漏れが生じないように液不透過部となしてあ
る。該開孔１１の開孔面積比は、液体透過性と液戻り防
止性とから制限を受け、小さい場合には実質的に液透過
性が劣り、一方、大きくなるに従って、シート形成性が
劣るので、該開孔１３の開孔面積比は、これらを考慮し
て１０個／cm2 〜１００個／cm2 の範囲とするのが好ま
しく、３０個／cm2 〜６０個／cm2 の範囲とするのがよ
り好ましい。
ト１により吸収体３を包み、トップシート１とバックシ
ート２とが接する面を、接着剤により貼着して、形成さ
れている。ここで、トップシート１の中央領域Ａには、
液透過用の開孔１１が複数設けてあり、更に、側縁領域
Ｂは、液漏れが生じないように液不透過部となしてあ
る。該開孔１１の開孔面積比は、液体透過性と液戻り防
止性とから制限を受け、小さい場合には実質的に液透過
性が劣り、一方、大きくなるに従って、シート形成性が
劣るので、該開孔１３の開孔面積比は、これらを考慮し
て１０個／cm2 〜１００個／cm2 の範囲とするのが好ま
しく、３０個／cm2 〜６０個／cm2 の範囲とするのがよ
り好ましい。
【００１１】次に、本実施例の生理用ナプキン３０にお
ける特徴部分について説明する。上記バックシート２
は、表面に上記フィルム層４、中間層に不織布層５、及
び裏面に上記フィルム層４と同様のフィルム層６を配し
てなる積層体により形成されている。更に、上記バック
シート２の裏面側の上記中央吸収体部１０と対向する部
分には、接着剤層７が設けられており、接着剤層７の表
面には剥離シート８が貼着されている。本発明におい
て、上記バックシートとして用いるフィルム層の厚さが
１０μｍ未満であると、フラップの強度が低く、装着時
に延びたり裂けたりし易く、２００μｍを超えると、装
着時にごわごわ感などの違和感を与え、剛性によりフラ
ップを折り曲げ難くなり、またショーツから外れ易くな
る。
ける特徴部分について説明する。上記バックシート２
は、表面に上記フィルム層４、中間層に不織布層５、及
び裏面に上記フィルム層４と同様のフィルム層６を配し
てなる積層体により形成されている。更に、上記バック
シート２の裏面側の上記中央吸収体部１０と対向する部
分には、接着剤層７が設けられており、接着剤層７の表
面には剥離シート８が貼着されている。本発明におい
て、上記バックシートとして用いるフィルム層の厚さが
１０μｍ未満であると、フラップの強度が低く、装着時
に延びたり裂けたりし易く、２００μｍを超えると、装
着時にごわごわ感などの違和感を与え、剛性によりフラ
ップを折り曲げ難くなり、またショーツから外れ易くな
る。
【００１２】また、フラップ２０は、上記バックシート
２を、中央吸収体部１０の長手方向中央部付近におい
て、該中央吸収体部１０の両側縁部から外方に延出させ
て形成されており、上記トップシート１側の外表面に上
記フィルム層４を配した積層体となっている。更に、該
フラップ２０の裏面側には、接着剤層７’が設けられて
おり、接着剤層７’の表面には剥離シート８’が貼着さ
れている。
２を、中央吸収体部１０の長手方向中央部付近におい
て、該中央吸収体部１０の両側縁部から外方に延出させ
て形成されており、上記トップシート１側の外表面に上
記フィルム層４を配した積層体となっている。更に、該
フラップ２０の裏面側には、接着剤層７’が設けられて
おり、接着剤層７’の表面には剥離シート８’が貼着さ
れている。
【００１３】そして、本実施例の生理用ナプキン３０
は、上述の特徴により、下記〜の効果を奏する。 バックシート及びフラップが不織布層を用いた積層体
であるので、フィルム表面に不織布の模様が浮き彫りに
なり、表面に凹凸があるため、触感に優れ、布様の外観
を有する。 バックシートとして適度のボリューム感があるので、
装着しやすく、装着中に摩擦による音が小さく、更には
厚み、柔軟性とも下着に類似しているので装着の違和感
がない。 バックシートが不織り布層を用いた積層体であるの
で、不織布層の摩擦力によりズレが防止され、また微小
な表面の凹凸によって排泄物の流動を阻止する。 フラップに不織布層を用いているので、フラップ強度
が上昇する。 フラップが積層体であるので、適度の腰を有してお
り、製造時における搬送が容易である。
は、上述の特徴により、下記〜の効果を奏する。 バックシート及びフラップが不織布層を用いた積層体
であるので、フィルム表面に不織布の模様が浮き彫りに
なり、表面に凹凸があるため、触感に優れ、布様の外観
を有する。 バックシートとして適度のボリューム感があるので、
装着しやすく、装着中に摩擦による音が小さく、更には
厚み、柔軟性とも下着に類似しているので装着の違和感
がない。 バックシートが不織り布層を用いた積層体であるの
で、不織布層の摩擦力によりズレが防止され、また微小
な表面の凹凸によって排泄物の流動を阻止する。 フラップに不織布層を用いているので、フラップ強度
が上昇する。 フラップが積層体であるので、適度の腰を有してお
り、製造時における搬送が容易である。
【００１４】本実施例の生理用ナプキンに用いるフィル
ム層４、トップシート１及び吸収体３の原材料は特に制
限されず、通常の生理用ナプキンに用いられるものが用
いられるが、具体的には下記する材料等が用いられる。
ム層４、トップシート１及び吸収体３の原材料は特に制
限されず、通常の生理用ナプキンに用いられるものが用
いられるが、具体的には下記する材料等が用いられる。
【００１５】上記フィルム層４は、ヒートシール性を有
するポリオレフィン系樹脂フィルム、秤量として、５〜
５０ｇ／ｍ2 好ましくは１０〜３０ｇ／ｍ2 、ＴｉＯ2
やタルク等の無機フィラーを内添し、カバーリング性や
表面べたつきを抑えたものが好ましい。
するポリオレフィン系樹脂フィルム、秤量として、５〜
５０ｇ／ｍ2 好ましくは１０〜３０ｇ／ｍ2 、ＴｉＯ2
やタルク等の無機フィラーを内添し、カバーリング性や
表面べたつきを抑えたものが好ましい。
【００１６】トップシート１としては、ポリオレフィ
ン、オレフィンと、アクリル酸エステル、酢酸ビニル等
の他のビニルモノマーとの共重合体、ポリエステル、ポ
リアミド又はポリマーブレンド系等の疎水性熱可塑性樹
脂シート、親水化処理を施した不織布等があげられる
が、これらのうちでも、風合い、取り扱いの面からポリ
オレフィン若しくはオレフィンと他のビニルモノマーと
の共重合体、またはポリマーブレンド系の疎水性熱可塑
性樹脂シートが好ましい。また、トップシート１として
上記バックシート２と同様の材料を用いることもでき
る。そして、トップシート１の原材料として、上記の疎
水性熱可塑性樹脂シートや上記バックシート２と同様の
材料等の液不透過性シートを用いる場合には、トップシ
ート１は、前述の如く、中央領域Ａ（肌当接部）に開孔
を有する有孔プラスチックフィルムにより形成される。
ン、オレフィンと、アクリル酸エステル、酢酸ビニル等
の他のビニルモノマーとの共重合体、ポリエステル、ポ
リアミド又はポリマーブレンド系等の疎水性熱可塑性樹
脂シート、親水化処理を施した不織布等があげられる
が、これらのうちでも、風合い、取り扱いの面からポリ
オレフィン若しくはオレフィンと他のビニルモノマーと
の共重合体、またはポリマーブレンド系の疎水性熱可塑
性樹脂シートが好ましい。また、トップシート１として
上記バックシート２と同様の材料を用いることもでき
る。そして、トップシート１の原材料として、上記の疎
水性熱可塑性樹脂シートや上記バックシート２と同様の
材料等の液不透過性シートを用いる場合には、トップシ
ート１は、前述の如く、中央領域Ａ（肌当接部）に開孔
を有する有孔プラスチックフィルムにより形成される。
【００１７】上記吸収体３としては、解繊パルプを主材
とし、高分子吸水ポリマーを併用したものが好ましく、
そのほか、熱可塑性樹脂、セルロース繊維、高分子吸水
ポリマーの混合物に熱処理したものなどが好ましい。高
分子吸水ポリマーは、パルプと混合したものであっても
よくまた、該高分子吸水ポリマーは、自重の２０倍以上
の液体を吸収して保持し得る保持性能を有し、ゲル化す
る性質を有する粒子状のものが好ましく、このような高
分子吸水ポリマーとしては、デンプン−アクリル酸
（塩）グラフト共重合体、デンプン−アクリロニトリル
共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセル
ロースの架橋物、アクリル酸（塩）重合体などが好まし
い。
とし、高分子吸水ポリマーを併用したものが好ましく、
そのほか、熱可塑性樹脂、セルロース繊維、高分子吸水
ポリマーの混合物に熱処理したものなどが好ましい。高
分子吸水ポリマーは、パルプと混合したものであっても
よくまた、該高分子吸水ポリマーは、自重の２０倍以上
の液体を吸収して保持し得る保持性能を有し、ゲル化す
る性質を有する粒子状のものが好ましく、このような高
分子吸水ポリマーとしては、デンプン−アクリル酸
（塩）グラフト共重合体、デンプン−アクリロニトリル
共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセル
ロースの架橋物、アクリル酸（塩）重合体などが好まし
い。
【００１８】また、上記不織布層５として用いることが
できる不織布としては、ポリオレフィン系繊維等の熱可
塑性繊維よりなる不織布を好ましく用いることができ
る。
できる不織布としては、ポリオレフィン系繊維等の熱可
塑性繊維よりなる不織布を好ましく用いることができ
る。
【００１９】更に、上記バックシート２やフラップ２０
には、紙、フィルム等の比較的大きな凹凸を有する材料
を、上記フィルム層に積層させて用いることもできる。
更にまた、上述の積層体は、熱若しくは接着剤により、
上述の各層を接着することにより形成することができ
る。
には、紙、フィルム等の比較的大きな凹凸を有する材料
を、上記フィルム層に積層させて用いることもできる。
更にまた、上述の積層体は、熱若しくは接着剤により、
上述の各層を接着することにより形成することができ
る。
【００２０】本実施例の生理用ナプキン３０を使用する
には、剥離紙８、８’を剥がした後、図３に示すよう
に、ショーツ９に、バックシート２の接着層７をショー
ツの肌当接部に、またフラップ部２０をショーツのクロ
ッチ部の厚みに沿って折り曲げて、フラップ部２０の裏
面の粘着層７をショーツの表面に張り付け、固定するこ
とにより用いることができる。
には、剥離紙８、８’を剥がした後、図３に示すよう
に、ショーツ９に、バックシート２の接着層７をショー
ツの肌当接部に、またフラップ部２０をショーツのクロ
ッチ部の厚みに沿って折り曲げて、フラップ部２０の裏
面の粘着層７をショーツの表面に張り付け、固定するこ
とにより用いることができる。
【００２１】また、図４は、本発明の他の実施例を示す
断面図であり、図４に示す生理用ナプキン３０ｂにおい
て、バックシート２ｂは、フィルム層４ｂと不織布層５
ｂとの積層体、即ち、図１〜図３に示す実施例における
バックシート２から裏面に配されたフィルム層６を除い
たものである。フラップ２０ｂは、バックシート２ｂを
中央吸収体部１０ｂの長手方向中央部付近において、該
中央吸収体部１０ｂの両側縁部から外方に延出させて形
成されている。図４における生理用ナプキン３０ｂは、
上述の生理用ナプキン３０と同様に使用することがで
き、同様の効果を奏する。
断面図であり、図４に示す生理用ナプキン３０ｂにおい
て、バックシート２ｂは、フィルム層４ｂと不織布層５
ｂとの積層体、即ち、図１〜図３に示す実施例における
バックシート２から裏面に配されたフィルム層６を除い
たものである。フラップ２０ｂは、バックシート２ｂを
中央吸収体部１０ｂの長手方向中央部付近において、該
中央吸収体部１０ｂの両側縁部から外方に延出させて形
成されている。図４における生理用ナプキン３０ｂは、
上述の生理用ナプキン３０と同様に使用することがで
き、同様の効果を奏する。
【００２２】図５は、本発明の更に他の実施例を示す断
面図であり、図５に示す生理用ナプキン３０ｃにおい
て、バックシート２ｃは、フィルム層４ｃにより形成さ
れている。即ち、該バックシート２ｃは、図１〜図３に
示す実施例におけるバックシート２から、中間層に配さ
れた不織布層５及び裏面に配されたフィルム層６を除い
たものである。また、フラップ２０ｃは、バックシート
２ｃを中央吸収体部１０ｃの長手方向中央部付近におい
て、該中央吸収体部１０ｃの両側縁部から外方に延出さ
せたフィルム層４ｃと、フィルム層４ｃのトップシート
１ｃに対して裏面側に配された、不織布層５ｃ及びフィ
ルム層６ｃとからなる積層体により形成されている。図
５における生理用ナプキン３０ｃは、上述の生理用ナプ
キン３０と同様に使用することができ、同様の効果を奏
する。
面図であり、図５に示す生理用ナプキン３０ｃにおい
て、バックシート２ｃは、フィルム層４ｃにより形成さ
れている。即ち、該バックシート２ｃは、図１〜図３に
示す実施例におけるバックシート２から、中間層に配さ
れた不織布層５及び裏面に配されたフィルム層６を除い
たものである。また、フラップ２０ｃは、バックシート
２ｃを中央吸収体部１０ｃの長手方向中央部付近におい
て、該中央吸収体部１０ｃの両側縁部から外方に延出さ
せたフィルム層４ｃと、フィルム層４ｃのトップシート
１ｃに対して裏面側に配された、不織布層５ｃ及びフィ
ルム層６ｃとからなる積層体により形成されている。図
５における生理用ナプキン３０ｃは、上述の生理用ナプ
キン３０と同様に使用することができ、同様の効果を奏
する。
【００２３】
【発明の効果】本発明の生理用ナプキンは、液漏れ防
止、フラップ部の強度及び着用感に優れ、具体的には以
下の効果を奏する。 積層体に不織布を用いた場合には、フィルム表面に不
織布の模様が浮き彫りになり、表面に凹凸があるため、
触感に優れ、布様の外観を有する。 バックシートとして適度のボリューム感があるので、
装着しやすく、装着中に摩擦による音が小さく、更には
厚み、柔軟性とも下着に類似しているので装着の違和感
がない。 バックシートが不織布層を用いた積層体である場合
は、不織布層の摩擦力によりズレが防止され、また微小
な表面の凹凸によって排泄物の流動を阻止する。 フラップの積層体として不織布層を用いた場合には、
更にフラップ強度が上昇する。 フラップが積層体であるので、適度の腰を有してお
り、製造時における搬送が容易である。
止、フラップ部の強度及び着用感に優れ、具体的には以
下の効果を奏する。 積層体に不織布を用いた場合には、フィルム表面に不
織布の模様が浮き彫りになり、表面に凹凸があるため、
触感に優れ、布様の外観を有する。 バックシートとして適度のボリューム感があるので、
装着しやすく、装着中に摩擦による音が小さく、更には
厚み、柔軟性とも下着に類似しているので装着の違和感
がない。 バックシートが不織布層を用いた積層体である場合
は、不織布層の摩擦力によりズレが防止され、また微小
な表面の凹凸によって排泄物の流動を阻止する。 フラップの積層体として不織布層を用いた場合には、
更にフラップ強度が上昇する。 フラップが積層体であるので、適度の腰を有してお
り、製造時における搬送が容易である。
【図１】本発明の生理用ナプキンの１実施例を表す斜視
図である。
図である。
【図２】図１に示す生理用ナプキンの断面図である。
【図３】図１に示す生理用ナプキンのショーツへの装着
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図４】本発明の生理用ナプキンの他の実施例を表す斜
視図である。
視図である。
【図５】本発明の生理用ナプキンのー更に他の実施例を
表す斜視図である。
表す斜視図である。
１ トップシート ２ バックシート ３ 吸収体 ４ フィルム層 ５ 不織布層 １０ 中央吸収体部 １１ 開孔 ２０フラップ Ａ 中央領域 Ｂ 側縁領域
Claims (3)
- 【請求項１】 液体不透過性バックシート、パルプ繊維
及び高吸収性ポリマーを主材料とする吸収体、及び液体
透過性トップシートにより形成された中央吸収体部と、
該中央吸収体部の両側部中央からそれぞれ外方に延出す
る一対のフラップとを具備する生理用ナプキンにおい
て、 上記バックシートは、少なくとも厚さ１０〜２００μｍ
のフィルム層を備えており、上記フラップは、上記バッ
クシートの延出部分を含んで形成され且つ上記トップシ
ート側の表面に上記フィルム層を配した積層体からなる
ことを特徴とする生理用ナプキン。 - 【請求項２】 上記積層体が、フィルム層と熱可塑性繊
維よりなる不織布とからなることを特徴とする請求項１
記載の生理用ナプキン。 - 【請求項３】 上記積層体が、裏面に上記フィルム層を
配してなることを特徴とする請求項２記載の生理用ナプ
キン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4277281A JPH06125936A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 生理用ナプキン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4277281A JPH06125936A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 生理用ナプキン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06125936A true JPH06125936A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17581347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4277281A Pending JPH06125936A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 生理用ナプキン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06125936A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7591810B2 (en) | 2002-12-19 | 2009-09-22 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Absorbent garment having a body conforming absorbent composite |
| WO2019026176A1 (ja) * | 2017-08-01 | 2019-02-07 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP4277281A patent/JPH06125936A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7591810B2 (en) | 2002-12-19 | 2009-09-22 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Absorbent garment having a body conforming absorbent composite |
| WO2019026176A1 (ja) * | 2017-08-01 | 2019-02-07 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
| JPWO2019026176A1 (ja) * | 2017-08-01 | 2020-06-25 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
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