JPH06125361A - 音声パケット通信方式 - Google Patents

音声パケット通信方式

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JPH06125361A
JPH06125361A JP29666092A JP29666092A JPH06125361A JP H06125361 A JPH06125361 A JP H06125361A JP 29666092 A JP29666092 A JP 29666092A JP 29666092 A JP29666092 A JP 29666092A JP H06125361 A JPH06125361 A JP H06125361A
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JP
Japan
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packet
low
voice
output
band
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Withdrawn
Application number
JP29666092A
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English (en)
Inventor
Kazuo Unemoto
和夫 畝本
Masao Higami
雅男 日上
Toshihiko Wakahara
俊彦 若原
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH06125361A publication Critical patent/JPH06125361A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声パケット通信方式において、パケット廃
棄時の音声品質の劣化を抑えることを目的とする。 【構成】 通信路で接続された2台の通信装置(1,
2)の各々にパケット送信手段(14)、パケット受信
手段(15)、パケット廃棄を検出する手段を備え、送
信側のパケット組立手段(13)にて音声品質への影響
が最大である階層の音声信号だけを含むパケットと、全
階層の音声信号からなるパケットを組み立て、受信側で
はパケット廃棄の有無に応じていずれかのパケットに含
まれる音声信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声をパケット化して
送信し、受信側で受信したパケットから音声信号を取り
出し出力する音声パケット通信方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、階層符号化出力に対しては、網に
おける伝達クラス(パケット廃棄にもとづくサービス品
質クラス)を利用してパケット廃棄補償を行なう方式が
知られている。一例として、電子情報通信学会論文誌B
Vol. J71-B No.12 pp. 1500-1510, 1988.12「音声パケ
ット通信における廃棄パケット補償の検討」で述べられ
ているLSB-dropping 方式におけるembedded符号化の概
要を示す。まず、embedded符号化方式の構成図を図10に
示す。本資料には次のように記載されている。「Rビッ
トの量子化器の符号化出力を下位mビット削除して予測
器に帰還するので、予測器は常にR’=Rーmビットの
復号信号で動作する。符号化出力の上位R’ビットと下
位mビットを独立にパケット化し、さらに下位mビット
のみがパケット廃棄を受けるような制御を行えば、下位
mビットがパケット廃棄によって欠落しても符号器、復
号器内の適応パラメータの非同期動作は起こらず、単に
mビット削除に相当する量子化雑音が出力信号に重畳し
た特性となる。」従って、下位mビットだけから構成さ
れるパケットを廃棄率の比較的大きな伝達クラスで転送
し、上位R’ビットだけから構成されるパケットを廃棄
率の比較的小さな伝達クラスで転送することにより、全
体としての音声品質の劣化を比較的小さく抑えることが
可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式は網における複数の伝達クラスを前提としているた
めに、複数の伝達クラスを実現できない網においては適
用できないという問題があった。また、複数の伝達クラ
スが実現されている場合でも、廃棄率の低いクラスの廃
棄率が音声品質上許容できる最大廃棄率よりも高い場合
にはやはり適用できない欠点があった。
【0004】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、網において複数の伝達クラスを実現できない場
合、あるいは廃棄率の低いクラスの廃棄率が音声品質上
許容できる最大廃棄率よりも高い場合にも、低域音声信
号のうち廃棄時に音声品質への影響が比較的大きい部分
を2回送ることにより、パケット廃棄時の音声品質の劣
化を抑えることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、通信路で接続された2台の通信装置の各々
にパケット送信手段、パケット受信手段、パケット廃棄
を検出する手段を備え、送信側のパケット組立手段にて
音声品質への影響が最大である階層の音声信号だけを含
むパケットと、全階層の音声信号からなるパケットを組
み立て、受信側ではパケット廃棄の有無に応じていずれ
かのパケットに含まれる音声信号を出力するようにした
ものである。
【0006】
【作用】従って本発明によれば、音声品質への影響が最
大である階層の音声信号を含むパケットを2種類組み立
てて送信している。受信側では、パケット廃棄を検出し
ない場合には、受信パケットに含まれる全階層の音声信
号を復号して出力する。パケットが廃棄された場合に
は、廃棄時に音声品質への影響が最大である階層の音声
信号からなる受信パケットを分解して、該棄パケットの
音声信号を復号して出力する。
【0007】
【実施例】ここでは、階層符号化方式の1つであるCCIT
T G.722 embedded SB-ADPCM 符号化方式を例に説明す
る。
【0008】図1はCCITT G.722 embedded SB-ADPCM 符
号化方式の構成図で、CCITT VOLUMEIII - FASCICLE II
I.4 GENERAL ASPECTS OF DIGITAL TRANSMISSION SYSTEM
S; TERMINAL EQUIPMENTSから抜粋したものである。500
が送信直交ミラーフィルタ(Transimit quadrature mirr
or filters) 、501 が高域サブバンドADPCM 符号器(Hig
her sub-band ADPCM encoder) 、502 が低域サブバンド
ADPCM 符号器(Lower sub-band ADPCM encoder)、503 が
MUX 、100 が入力信号、1001が高域入力、1002が低域入
力、102 が高域符号化出力、101 が低域符号化出力、10
03が符号化出力である。入力信号100 をTransimit quad
rature mirror filters500で高域入力1001、低域入力10
02に分割する。高域入力1001をHigher sub-band ADPCM
encoder501で符号化し、高域符号化出力102 として出力
する。また、 低域入力1002をLower sub-band ADPCM e
ncoder502 で符号化し、低域符号化出力101 として出力
する。高域符号化出力102 と低域符号化出力101 をMUX5
03で多重化し、符号化出力1003とする。符号化出力1003
は1バイト、すなわちIH1, IH2, IL1, IL2, IL3, IL4,
IL5, IL6(IH1 :高域符号化出力102 のMSB, IL1:低域
符号化出力101 のMSB )である。G.722 では低域入力10
02の下位2ビットを削除して符号化を行うので、図10で
記載されているRビットが6ビットで、mビットが低域
を6ビットに符号化した中の下位2ビットIL5, IL6であ
る。
【0009】図2は低域符号化出力101 を音声品質にお
よぼす影響度で、最も廃棄時の品質劣化が大きい低域符
号化出力A1011、次に廃棄時の品質劣化が大きい低域符
号化出力B1012、最も廃棄時の品質劣化が小さい低域符
号化出力C1013に分割した例を示している。IL5, IL6は
符号化時にもともと削除されるビットなので、これを最
も廃棄時の品質劣化が小さい低域符号化出力C1013とす
る。最も廃棄時の品質劣化が大きい低域符号化出力A10
11、次に廃棄時の品質劣化が大きい低域符号化出力B10
12をあわせたものがIL1, IL2, IL3, IL4である。低域符
号化出力101 のうち、MSB(Most Significant Bit) およ
びそれに準ずるビットが音声品質上大きく影響するの
で、この4ビットを低域符号化出力A1011、低域符号化
出力B1012に割り振る方法は、{低域符号化出力A101
1、低域符号化出力B1012}={IL1,(IL2, IL3, IL4)}、
{(IL1, IL2), (IL3, IL4)}、{(IL1, IL2, IL3), IL4}の
3通りの方法が考えられる。なお、高域符号化出力102
はIH1, IH2に対応する。
【0010】図3は本発明の一実施例の構成を示すシス
テム構成例で1、2が通信装置A、B、3が通信網、1
1が音声入力部、12が符号化部、13がパケット組立
部、14がパケット送信部、15がパケット受信部、1
6がパケット分解部、17が復号部、18が音声出力
部、21が音声入力部、22が符号化部、23がパケッ
ト組立部、24がパケット送信部、25がパケット受信
部、26がパケット分解部、27が復号部、28が音声
出力部、100が入力信号、101が低域符号化出力、
102が高域符号化出力、103が送信パケットA、1
04が送信パケットB、105が受信パケットA、10
6が受信パケットB、107が低域復号入力、108が
高域復号入力、109が出力音声、200が入力信号、
201が低域符号化出力、202が高域符号化出力、2
03が送信パケット、204が受信パケットA、204
が送信パケットB、205が受信パケットA、206が
受信パケットB、207が低域復号入力、208が高域
復号入力、209が出力音声である。
【0011】まず通信装置A1から入力した音声が通信
装置B2に出力される場合について述べる。通信装置A
1では、音声入力部11から入力された入力信号100
を符号化部12に転送する。符号化部12では入力信号
100を符号化して、低域符号化出力101と高域符号
化出力102としてパケット組立部13に出力する。パ
ケット組立部では低域符号化出力101と高域符号化出
力102をもとに送信パケットA103、送信パケット
B104を組み立て、パケット送信部14に転送する。
パケット送信部14では送信パケットA103、送信パ
ケットB104を通信網3に送出する。
【0012】通信装置B2では通信網3内の自通信装置
宛パケットを受信し、受信パケットA205、受信パケ
ットB206としてパケット分解部16に転送する。パ
ケット分解部16では受信パケットA205、受信パケ
ットB206を分解して、低域復号入力207と高域復
号入力208として復号部27に転送する。復号部27
では低域復号入力207と高域復号入力208を復号
し、出力音声209として音声出力部28に転送する。
音声出力部28では出力音声209を出力する。
【0013】通信装置B2から入力した音声が通信装置
A1に出力される場合も同様のフローで処理される。
【0014】次に図4はパケット組立部13の詳細ブロ
ック図で、1310がバッファA、1311がバッファ
A読み出し書き込み部、1320がバッファB、132
1がバッファB読み出し書き込み部、1330がバッフ
ァC、1331がバッファC読み出し書き込み部、13
40がバッファD、1341がバッファD読み出し書き
込み部、135がヘッダ付加部、136がシーケンス番
号カウンタである。
【0015】図5は送信パケットの構成図で、1030
が送信パケット103のヘッダ、1031が高域符号化
出力群、1032が低域符号化出力A群、1033が低
域符号化出力B群、1034が低域符号化出力C群 、
10310が第n高域符号化出力、10311が第n+
1高域符号化出力、10312が第n+2高域符号化出
力、10313が第n+k−1高域符号化出力、103
20が第n低域符号化出力A、10321が第n+1低
域符号化出力A、10322が第n+2低域符号化出力
A、10323が第n+k−1低域符号化出力A、10
330が第n低域符号化出力B、10331が第n+1
低域符号化出力B、10332が第n+2低域符号化出
力B、10333が第n+k−1低域符号化出力B、1
0340が第n低域符号化出力C、10341が第n+
1低域符号化出力C、10342が第n+2低域符号化
出力C、10343が第n+k−1低域符号化出力C、
1040が送信パケットB104のヘッダ、10410
が第n低域符号化出力A、10411が第n+1低域符
号化出力A、10412が第n+kー1低域符号化出力
A、10413が第n+mkー1低域符号化出力Aであ
る。なお、ここで送信パケットA103にk個の低域符
号化出力、高域符号化出力が含まれる、またm個の送信
パケットA作成後に送信パケットB104を組み立てる
とする。ここで、L を パケットの情報フィールド長(b
it) 、Laを 低域符号化出力A1011の長さ(bit) 、Lbを
低域符号化出力B1012の長さ(bit) 、Lcを低域符号化出
力C1013の長さ(bit) 、Lhを高域符号化出力102 の長さ
(bit) とすると、k, mは以下の関係式で表される。
【0016】L=k*(La+Lb+Lc+Lh) L=m*k*La
【0017】n は、ある時間間隔で出力される低域符号
化出力101 と高域符号化出力102 の中の、n 番目の低域
符号化出力101 と高域符号化出力102 を意味する。
【0018】図4、図5を用いて、パケット組立部13
での処理について述べるとともに、送信パケットA103
に含まれる音声信号と送信パケットB104 に含まれる音
声信号との間の時系列上の関係を、明確にする。図6 は
該処理を示すフローチャートである。
【0019】符号化部12から出力される符号化低域信
号101をバッファA読み出し書き込み部1311を介
してバッファA1310に書き込み(F1)、出力され
る符号化高域信号102をバッファB読み出し書き込み
部1321を介してバッファB1320に書き込む(F
2)。
【0020】バッファA読み出し書き込み部1311は
まず低域符号化出力A1011をバッファA1310か
ら読み出し(F3)、バッファC読み出し書き込み部1
331を介してバッファC1330に書き込む(F
4)。これにより送信パケットB104における第n低
域符号化出力A10410が、バッファC1330に書
き込まれた。次に低域符号化出力A1011、低域符号
化出力B1012、低域符号化出力C1013をバッフ
ァA1310から読み出し(F5)、バッファD読み出
し書き込み部1341を介して、バッファD1340に
書き込む(F6)。これにより送信パケットA103に
おける第n低域符号化出力A10320、第n低域符号
化出力B10320、第n低域符号化出力C10340
が、バッファD1340に書き込まれる。
【0021】次に、バッファB読み出し書き込み部13
21を介して符号化高域信号102をバッファB132
0より読み出し(F7)、バッファD読み出し書き込み
部1341を介してバッファD1340に書き込む(F
8)。これにより送信パケット103における第n高域
符号化出力B10310がバッファD1340に書き込
まれる。
【0022】以上の処理をk回繰り返すことにより(F
9)、送信パケット103における第n低域符号化出力
A10320、第n+1低域符号化出力A10321、
第n+2低域符号化出力A10322、・・・・・・・・、第n
+k−1低域符号化出力A10323、第n低域符号化
出力B10330、第n+1低域符号化出力B1033
1、第n+2低域符号化出力B10332、・・・・・・・・、
第n+k−1低域符号化出力B10333、第n低域符
号化出力C10340、第n+1低域符号化出力C10
341、・・・・・・・・、第n+k−1低域符号化出力C10
342、および第n高域符号化出力10310、第n+
1高域符号化出力10311、第n+2高域符号化出力
10312、・・・・・・・・ 、 第n+k−1高域符号化出
力10313がバッファD1340に書き込まれる。こ
れと同時にバッファC1330には、第n低域符号化出
力A10410、第n+1低域符号化出力A1041
1、・・・・・・・・、第n+kー1低域符号化出力A1041
2が書き込まれた。
【0023】その後、バッファD1040に書き込まれ
ている高域符号化出力群1031、低域符号化出力A群
1032、低域符号化出力B群1033、低域符号化出
力C群1034を取り出し、ヘッダ付加部135でヘッ
ダ1030を付加して、送信パケットA103を組み立
てる(F10)。このときヘッダ付加部135はシーケ
ンス番号カウンタ136からカウンタ値を読みだし、ヘ
ッダ1030の中に送信パケット103の順序を示すシ
ーケンス番号として書込む。次にシーケンス番号カウン
タ136のカウンタ値を1増加させる。
【0024】以上の処理をm回繰り返す(F11)。こ
のときバッファC1330には、第n低域符号化出力A
10410、第n+1低域符号化出力A10411、・・
・・・・・・、第n+kー1低域符号化出力A10412、・・
・・・・・・、第n+mkー1低域符号化出力A10413が
格納されている。この低域符号化出力AをバッファC読
み出し書き込み部1331を介して読み出し(F1
2)、ヘッダ付加部135にてヘッダを付加して、送信
パケットB104に組み立てる(F13)。このときに
はシーケンス番号カウンタ136で示されるシーケンス
番号をヘッダに含めずに、代りにパケットBであること
を示す情報をヘッダ1040に書き込む。
【0025】次にパケット分解部16の処理を説明す
る。図7は低域復号入力107、高域復号入力108お
よび受信パケットA105、受信パケットB106の構
成図で、1071が低域復号入力を廃棄時の音声品質に
与える影響で3分割したときの最も品質劣化の多い低域
復号入力A、1072が廃棄時の品質劣化が次に大きい
低域復号入力B、1073が最も廃棄時の品質劣化が小
さい低域復号入力C、1050が受信パケットA105
のヘッダ、1051が高域復号入力群、1052が低域
復号入力A群、1053が低域復号入力B群、1054
が低域復号入力C群、10510が第n高域復号入力、
10511が第n+1高域復号入力、10512が第n
+2高域復号入力、10513が第n+k−1高域復号
入力、10520が第n低域復号入力A、10521が
第n+1低域復号入力A、10522が第n+2低域復
号入力A、10523が第n+k−1低域復号入力A、
10530第n低域復号入力B、10531が第n+1
低域復号入力B、10532が第n+2低域復号入力
B、10533が第n+k−1低域復号入力B、105
40が第n低域復号入力C、10541が第n+1低域
復号入力C、10542が第n+2低域復号入力C、1
0543が第n+k−1低域復号入力C、1060が送
信パケットB106のヘッダ、10610が第n低域復
号入力A、10611が第n+1低域復号入力A、10
612が第n+kー1低域復号入力A、10613が第
n+mkー1低域復号入力Aである。
【0026】図8はパケット分解部16の構成ブロック
図で、161がヘッダ分離部、162が廃棄検出部、1
630がバッファE、1631がバッファE読み出し書
き込み部、300が廃棄検出信号である。図9 はパケッ
ト分解部16での処理を示すフローチャートである。な
お、ここではパケット廃棄が発生しない限り、受信パケ
ットA105を連続してk個受信し、次に受信パケット
B106を受信したものとして、パケット分解部16で
の処理を述べる。
【0027】ヘッダ分離部161はパケットAを受信し
[J1]、受信パケットA105のヘッダ1040を分離し
て[J2]、該ヘッダ1040に含まれるシーケンス番号を
廃棄検出部162に転送する。これと同時に受信パケッ
トA105に含まれる音声信号を、バッファE読み出し
書き込み部1631を介してバッファE1630に書き
込む[J3]。これにより受信パケットA105の高域復号
入力群1051、低域復号入力A群1052、低域復号
入力B群1053、低域復号入力C群1054が、バッ
ファE1630に格納される。高域復号入力群1051
には、第n高域復号入力10510、第n+1高域復号
入力10511、・・・・・・・・ 、第n+2高域復号入力1
0512、第n+k−1高域復号入力10513が含ま
れる。低域復号入力A群1052には、第n低域復号入
力A10520、第n+1低域復号入力A10521、
第n+2低域復号入力A10522、・・・・・・・・ 、第n
+k−1低域復号入力A10523が含まれる。低域復
号入力B群1053には、第n低域復号入力B1053
0、第n+1低域復号入力B10531、第n+2低域
復号入力B10532、・・・・・・・・ 、第n+k−1低域
復号入力B10533が含まれる。低域復号入力C群1
054には、第n低域復号入力C10540、第n+1
低域復号入力C10541、第n+2低域復号入力C1
0542、・・・・・・・・ 、第n+k−1低域復号入力C1
0543が含まれる。
【0028】廃棄検出部162は、まずヘッダ1050
内に含まれるシーケンス番号がシーケンス番号かそれと
も受信パケットB106 かを示す識別子かを検出する。受
信パケットA105であると判断すると、この番号が前パケ
ットのシーケンス番号に1加算した値になっていない場
合、パケットが廃棄されたと判断し廃棄検出信号300
としてバッファE読み出し書き込み部1631に通知す
る[J4]。また、ヘッダ1050内に含まれるシーケンス
番号が前パケットのシーケンス番号に1加算した値にな
っている場合はパケットが廃棄されていないと判断し、
廃棄検出信号300としてバッファE読み出し書き込み
部1631に通知する。
【0029】パケット廃棄が全く発生しない場合につい
て、まず述べる。バッファE読み出し書き込み部163
1は、廃棄検出部162からの廃棄検出信号300から
パケット廃棄が発生していないことを通知されると、バ
ッファE1630から高域復号入力群1051を読み出
し[J5]、高域復号入力108として復号部17に転送す
る[J6]。これにより第n高域復号入力10510、第n
+1高域復号入力10511、第n+2高域復号入力1
0512、・・・・・・・・ 、第n+k−1高域復号入力10
513が、復号部17に転送される。これと同時に低域
復号入力A群1052、低域復号入力B群1053、低
域復号入力C群1054を読み出し[J7]、低域復号入力
107として復号部17に転送する[J8]。これにより第
n低域復号入力A10520、第n+1低域復号入力A
10521、第n+2低域復号入力A10522、・・・・
・・・・、 第n+k−1低域復号入力A10523、第n
低域復号入力B10530、第n+1低域復号入力B1
0531、第n+2低域復号入力B10532、・・・・・・
・・、 第n+k−1低域復号入力B10533、第n低
域復号入力C10540、第n+1低域復号入力C10
541、第n+2低域復号入力C10542、・・・・・・・
・、 第n+k−1低域復号入力C10543が、復号
部17に転送される。
【0030】上の処理をk回繰り返し[J9]、次にパケッ
トBを受信すると[J10] 受信パケットB106を廃棄す
る[J11] 。
【0031】次にパケット廃棄が発生した場合について
述べる。バッファE読み出し書き込み部1631は、廃
棄検出部162からの廃棄検出信号300からパケット
廃棄が発生していることを通知されたとする。それ以降
パケットAを受信し[J12] 、ヘッダを分離して[J13] 受
信パケットA105に含まれる音声信号をバッファE1
630に格納する[J14] 。次に受信パケットB106を
受信し[J15] 分解して[J16] その中に含まれる音声信号
を取りだし、バッファE読みだし書き込み部1631を
介してバッファE1630に書き込む[J17] 。
【0032】ここで第n低域復号入力A10610、第
n+1低域復号入力A10611、・・・・・・・・ 、第n+
kー1低域復号入力A10612を含む受信パケットA
105が廃棄されていたとする。バッファE読みだし書
き込み部1631はバッファE1630からまず受信パ
ケットB106に含まれていた第n低域復号入力A10
610、第n+1低域復号入力A10611、 ・・・・・・・
・ 、第n+kー1低域復号入力A10612を読み出し
[J18] 、低域復号入力107として復号部17に転送す
る[J19] 。このとき低域復号入力107のうち、低域復
号入力A1071だけがバッファE1630からの低域
復号入力で埋められる。低域復号入力B1072、低域
復号入力C1073、高域復号入力108に相当する音
声信号はバッファE1630に格納されていないので、
この部分は空きのままとする。なお、低域復号入力B1
072、低域復号入力C1073、高域復号入力108
として、復号部17で復号に伴う雑音をもっとも小さく
することが可能な信号を入力する方法も可能である。次
にバッファEから廃棄されたパケット以降の受信パケッ
トAに含まれていた低域復号入力A1071、低域復号
入力 B1072、低域復号入力C1073を読み出し
[J20] 、低域復号入力107として復号部17に転送す
る[J21] 。同様に廃棄パケット以降の受信パケットAに
含まれていた高域復号入力108をバッファEから読み
出し[J22] 、高域復号入力108として復号部17に転
送する[J23] 。
【0033】以上の説明で第n低域復号入力A1061
0、第n+1低域復号入力A10611、 ・・・・・・・・ 、
第n+kー1低域復号入力A10612を含む受信パケ
ットA105が廃棄されていたとしたが、他の受信パケ
ットA105が廃棄されても同様の処理を行う。
【0034】なお、本実施例では、パケット廃棄時に品
質に及ぼす影響が大きい符号化音声信号を2回送信する
例を示したが、これを複数回送信しパケットの連続廃棄
の場合にも拡張することが可能である。
【0035】また、本実施例では階層符号化方式の例と
してCCITT G.722 embedded SB-ADPCM 符号化方式を用い
て記述したが、他の階層符号化方式についても同様の処
理が可能である。この場合、符号化出力が帯域別になっ
てないならば、低域符号化出力C1013を最も音声品
質への影響度が小さい階層の出力、低域符号化出力A1
011を最も音声品質への影響度が大きい階層の出力、
低域符号化出力B1012をそれ以外の階層の出力と
し、高域符号化出力102がないとして処理すればよ
い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、網において複数の伝達
クラスを実現できない場合、あるいは廃棄率の低いクラ
スの廃棄率が音声品質上許容できる最大廃棄率よりも高
い場合にも、パケット廃棄による音声品質の劣化を抑え
ることが可能となる。すなわち、低域音声信号のうち廃
棄時に音声品質への影響が比較的大きい部分を2種類の
パケットで送ることにより、パケット廃棄時には直後に
受信したパケットに含まれている該廃棄パケットの符号
化低域音声信号を復号して出力する。従って、音声品質
の劣化が小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】CCITT G.722 埋込み(embedded) SB-ADPCM 符
号化方式の構成図である。
【図2】低域符号化出力の分割を示す。
【図3】本発明によるシステム構成例を示す。
【図4】パケット組立部13の詳細ブロック図である。
【図5】送信パケットの構成図である。
【図6】パケット組立部13での処理フローを示す。
【図7】低域復号入力107および受信パケット104
の構成を示す。
【図8】パケット分解部16の構成ブロック図である。
【図9】パケット分解部16での処理フローを示す。
【図10】埋込み(embedded)符号化方式の構成図であ
る。
【符号の説明】
(図1) 500 Transimit quadrature mirror filter 501 Higher sub-band ADPCM encoder 502 Lower sub-band ADPCM encoder 503 MUX 100 入力信号 101 低域符号化出力 102 高域符号化出力 1001 高域入力 1002 低域入力 1003 符号化出力 (図2) 1011 低域符号化出力A 1012 低域符号化出力B 1013 低域符号化出力C (図3) 1 通信装置A 2 通信装置B 3 通信網 11 音声入力部 12 符号化部 13 パケット組立部 14 パケット送信部 15 パケット受信部 16 パケット分解部 17 復号部 18 音声出力部 21 音声入力部 22 符号化部 23 パケット組立部 24 パケット送信部 25 パケット受信部 26 パケット分解部 27 復号部 28 音声出力部 103 送信パケットA 104 送信パケットB 105 受信パケットA 106 受信パケットB 107 低域復号入力 108 高域復号入力 109 出力音声 200 入力信号 201 低域符号化出力 202 高域符号化出力 203 送信パケットA 204 送信パケットB 205 受信パケットA 206 受信パケットB 207 低域復号入力 208 高域復号入力 209 出力音声(図4) 1310 バッファA 1311 バッファA読み出し書き込み部 1320 バッファB 1321 バッファB読み出し書き込み部 1330 バッファC 1331 バッファC読み出し書き込み部 1340 バッファD 1341 バッファD読み出し書き込み部 135 ヘッダ付加部 136 シーケンス番号カウンタ (図5) 1030 送信パケット103のヘッダ 1031 高域符号化出力群 1032 低域符号化出力A群 1033 低域符号化出力B群 1034 低域符号化出力C群 10310 第n高域符号化出力 10311 第n+1高域符号化出力 10312 第n+2高域符号化出力 10313 第n+k−1高域符号化出力 10320 第n低域符号化出力A 10321 第n+1低域符号化出力A 10322 第n+2低域符号化出力A 10323 第n+k−1低域符号化出力A 10330 第n低域符号化出力B 10331 第n+1低域符号化出力B 10332 第n+2低域符号化出力B 10333 第n+k−1低域符号化出力B 10340 第n低域符号化出力C 10341 第n+1低域符号化出力C 10342 第n+2低域符号化出力C 10343 第n+k−1低域符号化出力C 1040 ヘッダ 10410 第n低域符号化出力A 10411 第n+1低域符号化出力A 10412 第n+ k- 1低域符号化出力A 10413 第n+ mk- 1低域符号化出力A (図7) 1071 低域復号入力A 1072 低域復号入力B 1073 低域復号入力C 1050 受信パケット105のヘッダ 1051 高域復号入力群 1052 低域復号入力A+B群 1053 低域復号入力 C群 10510 第n高域復号入力 10511 第n+1高域復号入力 10512 第n+2高域復号入力 10513 第n+k−1高域復号入力 10520 第n低域復号入力A 10521 第n+1低域復号入力A 10522 第n+2低域復号入力A 10523 第n+k−1低域復号入力A 10530 第n低域復号入力B 10531 第n+1低域復号入力B 10532 第n+2低域復号入力B 10533 第n+k−1低域復号入力B 10540 第n低域復号入力C 10541 第n+1低域復号入力C 10542 第n+2低域復号入力C 10543 第n+k−1低域復号入力C 1060 ヘッダ 10610 第n低域復号入力A 10611 第n+1低域復号入力A 10612 第n+ k- 1低域復号入力A 10613 第n+ mk- 1低域復号入力A (図8) 161 ヘッダ分離部 162 廃棄検出部 1630 バッファE 1631 バッファE読み出し書き込み部 300 廃棄検出信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号を入力し、該入力された音声信
    号を音声品質への影響度に応じて複数階層に分離して符
    号化を行ない、符号化された複数階層の音声信号をパケ
    ットとして組み立てるパケット組立手段、該組立手段で
    組み立てて伝送路に送信するパケット送信手段と、伝送
    路から受信したパケットを分解して階層別の音声信号を
    取り出し別々に復号した後合成して音声信号に戻すとと
    もに、パケット分解において伝送路上のパケット廃棄を
    検出する手段を有し、前記音声信号を出力するパケット
    受信手段を有する通信装置間で通信を行なう音声パケッ
    ト通信方式において、 通信装置の送信側では、階層別の音声信号をまとめてパ
    ケットに組み立てて送出するとともに、該階層別音声信
    号のうち音声品質への影響が最大の階層の音声信号だけ
    を取りだしてパケットに組み立てて送出し、 通信装置の受信側では、パケット廃棄が検出されない場
    合には、複数階層の音声信号から構成される受信パケッ
    トを分解して階層別の音声信号を取り出し、複数階層の
    音声信号を復号して音声信号に戻し、該階層別音声信号
    のうち音声品質への影響が最大の階層の音声信号からな
    る受信パケットを廃棄し、 一方パケット廃棄を検出した場合には、パケット分解に
    おいて音声品質への影響が最大の階層の音声信号からな
    る受信パケットを分解して音声信号を取りだし、該廃棄
    パケットに含まれる音声信号の代りに復号して、該廃棄
    パケット以外の受信パケット内の全階層の音声信号を復
    号し、 パケット廃棄の有無により階層別音声信号の復号対象範
    囲を切替処理することを特徴とする音声パケット通信方
    式。
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