JPH06125221A - 静磁波マイクロ波発振装置 - Google Patents

静磁波マイクロ波発振装置

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Publication number
JPH06125221A
JPH06125221A JP27411492A JP27411492A JPH06125221A JP H06125221 A JPH06125221 A JP H06125221A JP 27411492 A JP27411492 A JP 27411492A JP 27411492 A JP27411492 A JP 27411492A JP H06125221 A JPH06125221 A JP H06125221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
magnetostatic
magnetostatic wave
magnetic
main coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP27411492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Ito
康平 伊藤
Sadami Kubota
定見 窪田
Yasuhide Murakami
安英 邑上
Koji Kitamura
光司 北村
Shigeru Takeda
茂 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Hitachi Ferrite Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd, Hitachi Ferrite Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP27411492A priority Critical patent/JPH06125221A/ja
Publication of JPH06125221A publication Critical patent/JPH06125221A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自動制御システムで安定に動作しかつC/N
比の高い静磁波マイクロ波発振装置を得る。 【構成】 静磁波素子1、静磁波素子1に磁界を印加す
るための磁極2、静磁波素子1と結合してマイクロ波を
発振する発振回路7、磁界を発生させるための主コイル
5及び副コイル6、静磁波素子1と磁極2と前記主及び
副コイル5,6は密閉型磁気回路筐体4の中に配された
構造となっている静磁波マイクロ波発振装置において、
主コイル5は導体板8により発振回路7及び副コイル6
と電気的にシールドされていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェリ磁性共鳴利用の
静磁波素子を用いた、信号対雑音比(以後C/N比とい
う)の高い静磁波マイクロ波発振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静磁波マイクロ波発振装置は、フェリ磁
性体であるYIG(イットリウム・鉄・ガ−ネット)単
結晶の球状試料や、GGG(ガドリニウム・ガリウム・
ガ−ネット)非磁性基板上に液相エピタキシャル成長
(以下LPEという)させたYIG薄膜などの静磁波素
子のフェリ磁性共鳴現象を利用することによって構成さ
れたものである。この静磁波マイクロ波発振装置は、信
号電圧に対して直線的かつ広範囲に発振周波数を可変で
きること及びC/N比が高いという特長があり、マイク
ロ波分野の広い範囲で使われている。また、YIG薄膜
を用いた静磁波素子は、平面構成のため、マイクロスト
リップライン等の伝送線路との接続が容易であり、他の
マイクロ波集積回路とハイブリッド接続を可能にすると
いう利点もある。このようにYIGの球状試料もしくは
膜状試料の静磁波素子を用いた静磁波マイクロ波発振装
置は、実用上の多くの利点を有する。図4は、従来技術
による静磁波マイクロ波発振装置の断面構造を示す。1
はYIGの球状もしくは膜状の静磁波素子である。3は
永久磁石である。4は漏洩磁界を減少させるための密閉
型磁気回路筐体である。静磁波素子1は磁極2と密閉型
磁気回路筐体4の一つの面との間に装架されている。5
は主コイル、6は副コイルである。主コイル5及び副コ
イル6に流れる電流と永久磁石3による合成磁界が静磁
波素子1に印加される構成となっている。7はプリント
基板上に作製された発振回路であり、静磁波素子1のフ
ェリ磁性共鳴と組合わされて静磁波マイクロ波発振装置
が実現される。この静磁波マイクロ波発振装置は、主コ
イル5の電流により発振周波数が大きく変化し、副コイ
ル6の電流により微小に変化する。図5に示すような自
動制御システムにより、前記従来技術の静磁波マイクロ
波発振装置は、発振周波数が一定になるように自動制御
されている。発振装置の出力の一部は、方向性結合器に
より監視信号として取り出され、デバイダ、分周器によ
り低周波に変換される。この信号と水晶振動子の信号と
の位相比較を行い、その差分を、主コイル5もしくは副
コイル6の電流にフィ−ドバックすることにより、自動
制御システムが完成する。周波数設定はコンピュータに
よりデジタル信号として分周器に与えられる。このよう
に周波数安定化された出力は、方向性結合器と増幅器を
通して外部にマイクロ波出力として取り出される。とこ
ろが、このような静磁波マイクロ波発振装置は、外部か
ら電磁気的な雑音に弱いだけでなく、内部の電磁気的な
相互作用により自動制御システムが不安定になるという
欠点を有する。特に、主コイル5のインダクタンスが大
きく、これから漏洩する低周波磁界は、静磁波素子1だ
けでなく、プリント基板上に作製された発振回路7にも
影響を与え、結果的に発振出力のC/N比を劣化させ
る。さらに、主コイル5と副コイル6のフィードバック
ループの時定数は、前者の方が大きく、後者の方が小さ
い。別の言葉で言えば、主コイル5は低周波の変動に追
随し、副コイル6は高周波の変動に追随するように設計
されている。このため、前述の自動制御システムを安定
に動作させるためには、主コイル5と副コイル6の結合
はできるだけ小さい方がよい。しかし、図4の従来構造
の静磁波マイクロ波発振装置の構造では、これらの結合
を小さくすることには限度がある。これらのことが結果
的に発振出力のC/N比の劣化となって現れ、設計上大
きな問題であった。図6に従来技術による静磁波マイク
ロ波発振装置の電気特性を示す。横軸は信号電圧であ
り、縦軸は発振周波数及び発振出力を示す。また、信号
対雑音比(C/N比)も縦軸に示した。これらの中で、
発振周波数は信号電圧に対して直線的にかつ広い範囲で
可変できるという静磁波素子の特長が出ているが、C/
N比だけが66〜68dBと低いレベルにあり、静磁波
素子の本来の特長が生かされていないことが分かる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
技術の問題点に鑑みなされたものであり、自動制御シス
テムにおいて安定に動作し、かつC/N比の高い静磁波
マイクロ波発振装置に関する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の静磁波マイクロ
波発振装置は、静磁波素子、前記静磁波素子に磁界を印
加するための磁極、前記静磁波素子と結合してマイクロ
波を発振する発振回路、前記磁界を発生させるための主
コイル及び副コイル、及び前記構成物を内包する密閉型
磁気回路筐体、前記主コイル及び前記副コイルは前記発
振回路のアース導体に対して同じ側に配された構造とな
っている静磁波マイクロ波発振装置において、前記主コ
イルは導体板により前記副コイル及び前記発振回路と電
気的にシールドされていることを特徴とする静磁波マイ
クロ波発振装置。
【0005】
【作用】上記構成によれば、主コイルから発振回路への
影響、及び主コイルと副コイルとの結合を著しく抑制す
ることができ、自動制御システムにおいて安定に動作す
るC/N比の高い静磁波マイクロ波発振装置を実現でき
る。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を詳
細に説明する。図1は本発明の実施例の構造断面図であ
る。図中、1は静磁波素子、2は磁極、3は永久磁石、
4は密閉型磁気回路筐体、5は主コイル、6は副コイル
である。7はプリント基板上に形成された発振回路であ
る。主コイル5と副コイル6は発振回路7のアース導体
に対して同じ側に配されている。8が本発明のシールド
効果を達成する目的で設けた導体板である。導体板8
が、主コイル5と、プリント基板上に形成された発振回
路7及び副コイル6を完全に電気的にシールドしている
ことが分かる。図2は本発明の他の実施例を示す構造断
面図である。図1では磁極が一つで、静磁波素子1が密
閉型磁気回路筐体4の一方の面に取り付けられた片寄っ
た構造であったが、本実施例では二つの磁極2、2aが
設けられ、静磁波素子1はこの二つの磁極の間に装架さ
れ、密閉型磁気回路筐体4のほぼ中心に配される構造と
なっている。主コイル5と副コイル6は発振回路7のア
ース導体に対して同じ側に配されている。この場合も、
導体板8により、主コイル5は発振回路7及び副コイル
6と電気的に完全にシールドされている。また、本実施
例では、発振回路7の基板の裏にはアース導体が印刷さ
れているが、これとは別にアース導体9が設けられてい
る。図3は本発明の静磁波マイクロ波発振装置の効果を
示す電気特性図である。発振周波数及び発振出力は、図
6の従来技術の結果とほとんど変わらないが、C/N比
が75〜79dBと著しく改善され、静磁波素子1の特
長がよく生かされているのが分かる。以上、実施例を用
いて詳細に説明したように、本発明の構造を用いること
により、自動制御システムで安定に動作しかつC/N比
の高い静磁波マイクロ波発振装置を実現できた。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、本発明の構造を用いる
ことにより、信号対雑音比(C/N比)の高い静磁波マ
イクロ波発振装置を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構造断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す構造断面図である。
【図3】本発明の効果を示す電気特性図である。
【図4】従来技術の構造断面図である。
【図5】従来技術の自動制御システム図である。
【図6】従来技術の電気特性図である。
【符号の説明】
1 静磁波素子 2 磁極 2a 磁極 3 永久磁石 4 密閉型磁気回路筐体 5 主コイル 6 副コイル 7 発振回路 8 導体板 9 アース導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 邑上 安英 埼玉県熊谷市三ケ尻5200番地日立金属株式 会社磁性材料研究所内 (72)発明者 北村 光司 東京都文京区西片一丁目17番8号日立フェ ライト株式会社内 (72)発明者 武田 茂 埼玉県熊谷市三ケ尻5200番地日立金属株式 会社磁性材料研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁波素子、前記静磁波素子に磁界を印
    加するための磁極、前記静磁波素子と結合してマイクロ
    波を発振する発振回路、前記磁界を発生させるための主
    コイル及び副コイル、及び前記構成物を内包する密閉型
    磁気回路筐体、前記主コイル及び前記副コイルは前記発
    振回路のアース導体に対して同じ側に配された構造とな
    っている静磁波マイクロ波発振装置において、前記主コ
    イルは導体板により前記副コイル及び前記発振回路と電
    気的にシールドされていることを特徴とする静磁波マイ
    クロ波発振装置。
JP27411492A 1992-10-13 1992-10-13 静磁波マイクロ波発振装置 Pending JPH06125221A (ja)

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