JPH06124781A - 蛍光体層の形成方法 - Google Patents

蛍光体層の形成方法

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JPH06124781A
JPH06124781A JP4270579A JP27057992A JPH06124781A JP H06124781 A JPH06124781 A JP H06124781A JP 4270579 A JP4270579 A JP 4270579A JP 27057992 A JP27057992 A JP 27057992A JP H06124781 A JPH06124781 A JP H06124781A
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JP
Japan
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substrate
mask
vapor deposition
phosphor layer
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP4270579A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Ito
茂生 伊藤
Sadahisa Yonezawa
禎久 米沢
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Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォトリソグラフィやエッチングを用いず
に、RGBの薄膜蛍光体層パターンを基板上に形成す
る。 【構成】 基板1の被着面3はブラックマトリクス2で
領域r,g,bに区画されている。その上に、スペーサ
4を介して断面台形状の一対の棒状マスク5が互いに平
行に設けられている。一対のマスク5,5の間に構成さ
れる開口部7は、基板1に向けて広がっている。基板に
対して垂直な方向と、マスク5の開口部7を構成する角
度θの斜面8に沿う2つの方向から、この開口部7を介
して被着面3にR,G,Bの3種の蛍光体を蒸着させ
る。ブラックマトリクス2で区画された隣接する3つの
領域r,g,bにそれぞれR,G,Bの蛍光体が薄膜状
に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸着法によって薄膜状
の蛍光体層を形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蒸着法により形成した薄膜状の蛍光体層
が、ELディスプレイの発光表示部に用いられている。
このようなELディスプレイや電子線励起発光によるデ
ィスプレイの表示をカラー化するには、R,G,Bの各
色に発光する3種類の蛍光体を所定の画素パターンでそ
れぞれ薄膜状に形成する必要がある。そのための方法と
しては、フォトリソグラフィとエッチングを用いる方法
が提案されている。即ち、蛍光体を基板上に所定の膜厚
で成膜し、その上にフォトリソグラフィによって所定パ
ターンのマスクを形成する。さらにエッチングによって
蛍光体層を加工し、必要な部分だけ残して所定のパター
ンに形成する。例えば、R,G,Bの3色の蛍光体によ
って画素を構成するのであれば、この工程を各蛍光体ご
とに合計3回実施することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の薄膜蛍
光体層の形成方法によれば、フォトリソグラフィとエッ
チングが必要であり、工程が複雑になってしまう。さら
に、複数種類の蛍光体を用いて画素を形成する場合に
は、この複雑な工程を何度も繰り返して行なわなければ
ならない。
【0004】本発明は、フォトリソグラフィやエッチン
グを用いることなく、複数種類の薄膜蛍光体層を所定の
パターンで容易に形成することができる方法を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る蛍光体層の
形成方法は、蛍光体層の被着面に向けて開口面積が拡大
する開口部を備えたマスクを前記被着面に設け、2式以
上の蒸着源からそれぞれ異なる角度で異なる種類の蛍光
体を前記マスクの開口部を介して前記被着面に放射し、
前記マスクの開口部に臨む前記被着面に2種類以上の蛍
光体層のパターンを形成することを特徴としている。ま
た、前記発明において、前記マスクが断面台形状の棒状
マスクを複数本蛍光体層の被着面に向けて開口面積が拡
大するように並列させてもよい。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2によって説
明する。ガラス製の基板1の被着面にブラックマトリク
ス2を形成する。これは、後述するように種類の異なる
蛍光体がパターンの境界で混色をおこすのを防止するた
めのラインである。本実施例では幅20μmのラインを
80μm間隔で互いに平行に多数形成している。
【0007】前記基板1の被着面3上に形成されたブラ
ックマトリクス2の上に、スペーサ4を介してマスク5
を設ける。スペーサ4及びマスク5は、前記基板1の外
面に設けられた平板状の磁石6によって基板1に一時的
に固定されている。
【0008】図1(b)に示すように、前記スペーサ4
は、基板1側の辺が170μm、マスク5側の辺が15
0μm、高さが150μmの台形状の断面を有する棒状
の部材である。スペーサ4は、前記ブラックマトリクス
2のラインの長手方向と直交するように、ブラックマト
リクス2のラインの長手方向について330μmの間隔
をおいて互いに平行に配置されている。
【0009】又、図1(a)に示すように、前記マスク
5は、基板1(又はスペーサ4)に近い側の辺が150
μm、遠い側の辺が220μm、高さが100μmの台
形状の断面を有する棒状の部材である。このマスク5
は、前記スペーサ4の長手方向と直交するように、また
両者の間にスリット状の開口部7が構成されるように、
2個を1組として互いに平行に配置されている。
【0010】2個のマスク5,5の間隔は、基板1に遠
い側の辺で80μmに設定されており、基板4に近づく
につれて広がっている。即ち、マスク5の開口部7の開
口面積は、被着面3に近づくにつれて拡大している。そ
して、図1(a)に示すように、2個のマスク5,5の
最小幅の開口部7が前記ブラックマトリクス2の一対の
ラインに相対しており、開口部7を囲むマスク5の斜面
8の延長線が、前記ブラックマトリクス2の一対のライ
ンに隣接する他のラインに到達するような配置とされて
いる。
【0011】前記マスク5を取り付けた基板1を共通の
真空チャンバー内に収納し、同チャンバー内に図2に示
すように3種類の蒸着源R,G,Bを配置して、各蛍光
体層の蒸着をそれぞれ独立に順次行なう。
【0012】図2に示すように、発光色が緑(Gree
n)の蛍光体の蒸着源Gは、基板1の被着面3に対して
垂直な蒸着方向を有する。発光色が赤(Red)及び青
(Blue)の蛍光体の蒸着源R,Bは、前記被着面3
にたてた法線に対して、互いに反対方向に角度θの蒸着
方向を有する。ここで角度θは、図1(a)に示すよう
に前記マスクの斜面8と被着面3の法線がなす角度であ
る。
【0013】従って、緑の蛍光体は、マスク5の開口部
7を通って基板1に垂直な方向に進み、ブラックマトリ
クス2で区画された図1(a)に示す領域gに蒸着して
所定パターンの薄膜蛍光体層となる。また、赤及び青の
蛍光体は、マスク5の開口部7を通ってマスク5の斜面
8に平行に進み、緑の薄膜蛍光体層の両隣の領域b,r
にそれぞれ蒸着して所定パターンの薄膜蛍光体層にな
る。
【0014】ここで、図2及び図3によって、前述した
ような台形状のマスクによるパターニングの位置条件に
ついてさらに具体的に説明する。ここで基板1の大きさ
Lは150mmとし、蒸着源R,G,Bとの位置関係を
距離Rと角度θで表す。Rとθによるパターニング可能
範囲は図3に示すようになる。必要な部分にのみ蛍光体
が被着するようにするために基板1と蒸着源R,G,B
の中間位置にスリットを設けることにすると、スリット
の開口値は基板に蒸着される範囲の半値となる。蒸着で
きる範囲以上に基板が大きい場合、基板を左右に移動す
ることにより蒸着面積を稼ぐようにしてもよい。なお、
ここではあくまでも蒸着源の放出径を10mm程度のス
ポットとして考えている。これ以上の放出径をもつ場合
には、第2スリットを蒸着源直前に設けるようにする。
【0015】以上説明した一実施例は、3種類の蛍光体
を同一チャンバ内で蒸着させて薄膜蛍光体層を所定の画
素パターンに形成していたが、蒸着材料1種類に1つの
チャンバをあてて蒸着を行なってもよい。また、一実施
例ではスペーサ4を介してマスク5を基板1に設けた
が、マスクの基板側を先鋭化させ、スペーサを省略して
該マスクを直接基板に取り付けてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、蒸着面に向けて開口部
が広がるマスクを用い、複数種類の蒸着源をマスクに応
じた異なる角度で蒸着させている。従って、フォトリソ
グラフィやエッチングを用いることなく、所定のパター
ンからなる複数種類の薄膜蛍光体層を同一チャンバ内で
容易に形成することができる。
【0017】即ち、同一チャンバ内での蒸着膜形成であ
るため、露光やエッチング等のパターニング加工がな
く、連続成膜が行なえる。
【0018】また、エッチングを行なう必要がないの
で、パターニング制御因子がマスクの形状と基板マスク
間距離のみとなり、工程が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施例における基板及びマスクの断
面図、(b)は(a)のb−b切断線における断面図で
ある。
【図2】一実施例における蒸着源と基板の配置を示す図
である。
【図3】一実施例における蒸着源と基板の位置条件を示
す表図である。
【符号の説明】
3 被着面 5 マスク 7 開口部 R,G,B 蒸着源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光体層の被着面に向けて開口面積が拡
    大する開口部を備えたマスクを前記被着面に設け、2式
    以上の蒸着源からそれぞれ異なる角度で異なる種類の蛍
    光体を前記マスクの開口部を介して前記被着面に放射
    し、前記マスクの開口部に臨む前記被着面に2種類以上
    の蛍光体層のパターンを形成することを特徴とする蛍光
    体層の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記マスクが断面台形状の棒状マスクを
    複数本蛍光体層の被着面に向けて開口面積が拡大するよ
    うに並列させた請求項1記載の蛍光体の形成方法。
JP4270579A 1992-10-08 1992-10-08 蛍光体層の形成方法 Pending JPH06124781A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999020080A1 (fr) * 1997-10-15 1999-04-22 Toray Industries, Inc. Procede de fabrication d'un dispositif electroluminescent organique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999020080A1 (fr) * 1997-10-15 1999-04-22 Toray Industries, Inc. Procede de fabrication d'un dispositif electroluminescent organique
KR100517850B1 (ko) * 1997-10-15 2005-09-30 도레이 가부시끼가이샤 유기 전계 발광 장치의 제조 방법

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