JPH06124324A - 3次元形状生成方式 - Google Patents

3次元形状生成方式

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JPH06124324A
JPH06124324A JP5093699A JP9369993A JPH06124324A JP H06124324 A JPH06124324 A JP H06124324A JP 5093699 A JP5093699 A JP 5093699A JP 9369993 A JP9369993 A JP 9369993A JP H06124324 A JPH06124324 A JP H06124324A
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JP
Japan
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model
solid
shape
curved surface
volume
Prior art date
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JP5093699A
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English (en)
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Toshiaki Sato
敏明 佐藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤーフレームモデルとサーフェスモデル
とソリッドモデルを統一的に一つのデータ表現形式で表
わす。 【構成】 形状モデリング部2において、形状構成要素
部1の点、曲線、曲面の集合によって立体を表現して得
られた図形、すなわちワイヤフレームモデルとサーフェ
スモデルで表現された図形を第1の記憶部3に入力す
る。前記形状モデリング部2によって得られた図形は、
正規化操作部4により正規化され、サーフェスの和、
差、積により表現された図形を第2の記憶部5に入力す
る。前記正規化操作部4により正規化された図形のう
ち、制約条件を満たす図形を選択部6により選択し、ソ
リッドモデルで表現された図形を第3の記憶部7に入力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、3次元形状生成方式に関し、よ
り詳細には、ワイヤーフレームモデルとサーフェスモデ
ルとソリッドモデルを統一的にひとつのデータ表現形式
で表した3次元形状生成方式に関する。
【0002】
【従来技術】3次元の形状を定義するための手法として
はワイヤーフレームモデル、サーフェスモデル、ソリッ
ドモデルの3種類が知られている。それぞれのモデルは
次のような特徴を有する。 ワイヤーフレームモデル 曲線の集まりで立体を表現するモデルである。立体の表
面を表すデータは持たない。立体を定義するために必要
なデータ量は少なくて済み、立体の定義は曲線を付加し
ていくだけでよいため簡単である。しかしながら、立体
の表面を定義しないため、立体のデータが応用できる範
囲は限られている。
【0003】サーフェスモデル 曲面の集まりで立体を表現するモデルである。それぞれ
の曲面同士がどのようにつながっているかという情報は
持たないため、立体が曲面の集合によって閉じたものと
なることは保証されない。立体の面の情報を持つため、
3次元の形状を正しく表現することができる。しかしな
がら、面はそれぞれ独立に定義されて、隣接する面がど
れであるのかを記述する情報を持たない。このため、閉
じた立体となることを保証できず、サーフェスモデルで
定義された立体が実際に物理的に存在することができる
立体となるとは限らない。図21(a)〜(d)は、サ
ーフェスモデリングの例を示す図で、図(a)はスィー
プ、図(b)はスキニング、図(c)はブレンド曲面
(線と面)、図(d)はブレンド曲面(面と面)を各々
示している。
【0004】ソリッドモデル 立体を曲面の集まりで表し、さらに曲面は必ずその境界
で隣接する別の曲面を持つことを保証するようにして立
体を表現するモデルである。立体の持つすべての曲面
は、その境界のすべてで別の曲面と隣接しているので、
閉じた立体が必ず定義される。このため、ソリッドモデ
ルで定義された立体は物理的に表現することが可能であ
る。物理的に表現可能な立体であるため、ソリッドモデ
ルで定義された立体はそのままたとえば模型などのよう
な実体モデルを生成することが可能で、その形状データ
の応用範囲は広い。しかしながら、一方で、ソリッドモ
デルではどんな曲面も必ず隣接する曲面を持たなければ
ならないため、ひとつひとつの曲面を定義する上での自
由度がサーフェスモデモと比較すると非常に劣ってしま
う。
【0005】図22(a),(b)はソリッドモデリン
グの例を示す図で、図(a)は、集合演算、図(b)は
局所変形操作を各々示している。図(a)においては、
立体Aと立体Bとを集合和演算したものである。図
(b)において、局所変形操作とは立体の一部分を変形
する操作であるが、ソリッドモデルではこの例にあるよ
うに立体の一部分をカタマリとみなすことで局所的な形
状変形を行なう。
【0006】従来は、これらのモデルはそれぞれ異なる
モデル定義のための操作システム(CAD System)を
用いる必要があった。すなわち、ワイヤーフレームモデ
ルを定義するためにはワイヤーフレームモデラが必要で
あり、またサーフェスモデルにはサーフェスモデラが必
要であり、さらにソリッドモデルにはソリッドモデラが
必要である。しかもそれぞれのモデルは、モデルが含む
情報を異にするため、データの交換が困難であった。
【0007】一方、これらのモデルはそれぞれ長所・短
所があり、3次元形状を設計しようとする場合には、設
計する対象や段階によって必要となるモデルが異なる。
通常設計というのは、初期の段階では簡単な形状定義で
形状のおおまかな確認が重要であるためワイヤーフレー
ムモデルが用いられ、だんだんと設計が進むに従って立
体の曲面形状が少しづつ定義されていくためサーフェス
モデルが使われ、さらに最終段階では実体モデルを作る
ためにソリッドモデルが必要となる。しかしながら、3
種類のモデルは、モデル定義のためのシステム(モデ
ラ)が異なるため、設計する対象が同じであるにもかか
わらず、設計者は設計の段階が進むに従ってモデル形状
の再入力をし、それぞれのモデルを再構築する必要があ
った。場合によっては再入力が繁雑であるため、ワイヤ
ーフレームだけあるいはサーフェスモデルまででモデル
定義を止めてしまうこともしばしばであった。また、ソ
リッドモデルでは一般に曲面の形状定義が面倒であるた
め、サーフェスモデラを用いて定義した曲面データをソ
リッドモデルの定義に利用出来ると非常に便利なのであ
るが、サーフェスモデルとソリッドモデルを同じデータ
の表現形式を用いて表すことが出来なかったため、ソリ
ッドモデルにおける曲面生成にサーフェスモデルを利用
することは困難であった。
【0008】
【目的】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、ワイヤーフレームモデル、サーフェスモデル、
ソリッドモデルを統一的にひとつのデータ表現形式で表
し、データ表現形式の上でいくつかの条件を成立させる
ようにすることで表現する対象をワイヤーフレームモデ
ル、サーフェスモデル、ソリッドモデルとしていくこと
を同時に扱うことを可能とし、3次元形状の生成を容易
に行なえるようにした3次元形状生成方式を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0009】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
点、曲線、曲面を形状構成要素とし、該形状構成要素の
集合によってワイヤーフレームモデルとサーフェスモデ
ルの立体を表現可能とする形状表現手段と、前記立体に
体積を定義しない代わりに、前記曲面の方向の正規化に
よって体積に相当する性質を与える正規化手段と、前記
曲面の方向を必要に応じて正規化操作により評価する評
価手段とから成ること、或いは、(2)点、曲線、曲面
を形状構成要素とし、該形状構成要素の集合によってワ
イヤーフレームモデルとサーフェスモデルの立体を表現
可能とする形状表現手段と、前記立体に体積を定義しな
い代わりに、前記曲面の方向の正規化によって体積に相
当する性質を与える正規化手段と、前記曲面の方向を必
要に応じて正規化操作により評価する評価手段と、前記
形状表現手段により表現された立体の和、差、積が正当
な集合を再構成する操作であるとともに、前記体積に対
する操作として定義しない集合演算手段と、前記形状表
現手段により表現されたサーフェスモデルに制約条件を
付加することで段階的に構成されるソリッドモデル生成
手段とから成り、前記ワイヤーフレームモデルとサーフ
ェスモデルとソリッドモデルとを同一の枠組で表現可能
とすることを特徴としたものである。以下、本発明の実
施例に基づいて説明する。
【0010】図1は、本発明による3次元形状生成方式
の一実施例を説明するための構成図で、図中、1は形状
構成要素部、2は形状モデリング部、3は第1の記憶
部、4は正規化操作部、5は第2の記憶部、6は選択
部、7は第3の記憶部である。形状構成要素部1は、点
(point;3次元空間上の0-manifold)と曲線(curv
e;3次元空間上の open1-manifold)と曲面(surfac
e;3次元空間上の open2-manifold)を形状構成要素と
している。形状モデリング部2において、形状構成要素
部1の点、曲線、曲面の集合によって立体を表現して得
られた図形、すなわちワイヤフレームモデルとサーフェ
スモデルで表現された図形を第1の記憶部3に入力す
る。前記形状モデリング部2によって得られた図形は、
正規化操作部4により正規化され、サーフェスの和、
差、積により表現された図形を第2の記憶部5に入力す
る。前記正規化操作部4により正規化された図形のう
ち、制約条件を満たす図形を選択部6により選択し、ソ
リッドモデルで表現された図形を第3の記憶部7に入力
する。
【0011】以下、本発明による立体表現の手法につい
て説明する。曲面のモデリングにはサーフェスモデルが
広く利用されてきている。サーフェスモデルではソリッ
ドモデルと異なり、閉じた立体を定義する必要がなく、
曲面を定義する上での制約条件が非常に緩い。このた
め、サーフェスモデルの上ではさまざまな曲面生成のた
めの手法が実現されてきている。曲面ひとつひとつの形
状定義にはサーフェスモデルは非常に適している。一
方、ソリッドモデルは閉じており、現実に存在しうる形
状を定義する。このため、現実に存在可能な形状を保証
しないサーフェスモデルと比べると、ソリッドモデルで
表現された形状のデータの応用分野は広い。そこで、曲
面のモデリングはサーフェスモデラのように自由度の大
きい曲面モデリングが可能となり、モデリングの最終階
段ではソリッドモデルが生成できるモデリングシステム
を構築することを考える。このようなモデリングシステ
ムでは、曲面モデリングが容易となるため、多くの自由
曲面を含んだ形状の定義が可能となり、さらに最終的に
作られた形状のデータはソリッドモデルとして広範囲の
応用が可能となる。
【0012】以上の背景により、次のようなモデルを考
える。 サーフェスモデルでは、立体が閉じたものとなる必要
がないため、ソリッドモデルで考えられる体積(volum
e)という概念が存在しない。そこで、volume の概念を
立体の表現や立体に対するアルゴリズムに持ち込まな
い。 サーフェスモデルとソリッドモデルを比べると、立体
を表現する上での制約条件がソリッドモデルの方が強
い。そこで、立体に対していくつかの制約条件を与え、
それを満たすようにモデルを作っていくことによってサ
ーフェスモデルからソリッドモデルを段階的に構成出来
るようにする。このようなモデルを考えることにより、
サーフェスモデリング的な曲面生成が可能となり、さら
にソリッドモデルを段階的に構成していくことが可能と
なる。
【0013】まず、本発明において提案されるMSM
(Manifold Set Model;多様体集合モデル)について説
明する。図2は、CAD(Computer Aided Design)に
現れる図形で、面と点による2次元で表わしてある。一
般的に、3次元空間(E3)における立体を定義するに
は、図形を表現するための以下の3つの形状表現要素を
必要とする。 p(point)は、3次元空間(E3)上の0-manifold
(多様体)で、点を示し、図2におけるp1〜p25を
示す。 c(curve)は、3次元空間(E3)上で微分可能な op
en1-manifoldで、曲線を示す。図2におけるc1〜c
6を示す。この場合は、曲線c1〜c24の両端点(p
1〜p25)は含まないことから、開かれており、1次
元であるので、「open1」となる。 s(surface)は、3次元空間(E3)上で微分可能で、
かつ向き付け可能な open2-manifoldで、曲面を示し、
図2におけるs1,s2を示す。この場合は、曲面の境
界を含んでいないことから、開かれており、2次元であ
るので「open2」となる。なお、向き付け可能とは、曲
面の表と裏の識別が可能であることを示している。
【0014】このようなp,c,sの集合によって3次元
空間上での図形を表現することができる。 P=pの集合 C=cの集合 S=sの集合 とする。図2の図形表現においては、P=pの集合の場
合は、図3(a)に示されるように、点(p1〜p2
5)のみの表現となる。C=cの集合の場合は、図3
(b)に示されるように、図3(a)の点を除いた曲線
c1〜c24の表現となる。また、S=sの集合の場合
は、図3(c)に示されるように、境界線であるc1〜
c24などのない曲面s1,s2となり、これら図3
(a)〜図3(c)を重ねたものが図2に示す図形とな
る。
【0015】c,sは、曲線の両端点あるいは曲面の境
界線を含まない open-manifold を考えているが、c,s
から自然に導かれる closed-manifold(曲線の両端点あ
るいは曲面の境界線を含む)をc(+),s(+)とすると、
c,sに対する境界の集合を求める操作δ(境界を求め
る操作)を次のように定義する。なお、集合Sに属する
ものaをSの元または要素といい、a∈Sで表わす。元
の数が有限であるものを有限集合、無限であるものを無
限集合という。元の数が0のものも1種の集合と考えて
空集合と呼び、φで表わす。2つの集合A,Bの元のす
べてを元とする集合を合併集合又は和集合と呼びA∪B
で表わし、A,Bに共通な元の集合を共通部分又は積集
合と呼び、A∩Bで表わす。A∩B=φであるとき、A
とBは互いに素であるという。 δc=c(+)−c∈P …(1) δs=s(+)−s∈P∪C …(2)
【0016】(1)式を図4(a)〜(c)により説明
する。すなわち、図(a)に示すような closed-manifo
ld の曲線c(+)から、図(b)に示すような open-mani
foldの曲線cを引くと、図(c)に示すような境界
(p)の集合を得る。次に、(2)式を図5(a)〜
(c)により説明する。すなわち、図(a)に示すよう
な closed-manifold の曲線s(+)から、図(b)に示す
ような open-manifold の曲線sを引くと、図(c)に
示すような境界(pとc)の集合を得る。
【0017】p,c,sの集合Kが以下を満たすとき、K
は valid (正当)であるという。 a∈Kならば、δa∈K a,b∈K,a∩b≠φならば、a∩b∈δa,a∩
b∈δb(a,bはp,c,sのうちのどれか) 前記の条件は、aを構成するすべての要素は境界も含
めてKに含まれることを示している。また前記条件
は、2つの要素が交わるならば、その交わりには必ず要
素が存在することを示している(中途半端な交わりは許
されないということ)。このようにして定義した valid
(正当)な図形Kによって、E3における立体を定義す
る。このようなKのことをMSM(Manifold Set Mode
l)と呼ぶ。
【0018】s1,s2∈Sが隣接しているとは、 s1,s2∈Sが隣接⇔δ(s1)∩δ(s2)≠φ,δ(s1)∩
δ(s2)∈C であることを言う。また、c1∈δ(s1)∩δ(s2)のと
き curve c1は surfaces1,s2に隣接していると言
う。図6のような隣接する4つの surface があると
き、s1とs2やs4の隣接と、s1とs3の隣接を区別
し、前者は「強く隣接」していると呼ぶ。すなわち、2
つの surface s1,s2が次の条件を満たすとき、s1,s
2は強く隣接しているという。 c∈δ(s1)∩δ(s2)となるc∈Cが存在する。 c∈δ(s1)∩δ(s2)となるc上の1点p0(但しp0
≠δ(c))を取る。cを境界の一部とする surface を
1…snとする(すなわち、c=s1∩…∩sn)。p0
を中心とし、cのp0における1回微分で決まる方向を
中心軸とする微小半径の円Aを作り、cに隣接するs1
…snとAとの交点を求める(図7(a),(b))。s
1,s2とAとの交点を端点とする円弧をA上に作ると
き、その円弧上にsi(i≠1,2)との交点がひとつ
も存在しないように出来る。
【0019】図8(a),(b)は、強く隣接する曲面
(surface)の例を示す図である。図(a)において、 s1→s2,s4 s2→s1,s3,s4 s3→s2,s4 s4→s1,s2,s3 と各々強く隣接しており、図(b)において、 s1→s2,s4 s2→s1,s3,s5,s6 s3→s2,s4 s4→s1,s3,s5,s6 s5→s2,s4 s6→s2,s4 と各々強く隣接している。いずれの場合においても、s
1,s2は強く隣接している。
【0020】次に、面の方向の正規化について説明す
る。MSMの曲面は向き付け可能な2-manifold である
ため、曲面の方向を定めることが出来る。MSMのすべ
ての曲面の方向を与えたとき、強く隣接する曲面の方向
がすべて一致するように出来る場合に、MSMは面の方
向について正規されると言う。図9(a)〜(c)は、
正規化可能なMSMと正規化不可能なMSMの例を示す
図である。図(a)において、s1とs4の方向は、s
1とs4を平らにした時(同一平面にした時)に矢印で
示す方向が、同一方向(上方向)になる。同様にs1と
s2、s2とs3、s3とs4も同一方向となるので正
規化可能である。図(b)において、s1とs2は同一
方向となるが、s1とs3を同一方向にすると、s2と
s3は反対方向になってしまうので、正規化不可能であ
る。図(c)において、s1とs2、s2とs3は同一
方向となるが、s1とs3が反対方向になってしまうの
で、正規化不可能である。
【0021】MSM上の曲面は方向を定義することがで
きるため、曲面の表面と裏面を区別することができる。
曲面の方向を定義するとは、曲面の正方向にある側(表
面)に+の印を、負方向にある側(裏面)に−の印を与
えることであると言い換えることができる。正規化でき
ないMSMが与えられた場合、MSMが含む surface
の幾つかを除去することで正規化することが出来る。図
11(a),(b)は、正規化できないMSMを正規化
した例を示す図である。図(a)において、s1とs5
を除去することにより正規化操作すれば、正規化された
立体を得る。図(b)において、s3を除去することに
より正規化操作すれば、正規化された立体を得る。
【0022】正規化は、以下の手続きで行なうことが出
来る。 .Kのいずれかひとつの曲面siを選び、siの面の一
方の側に+の印をつける。 .siに強く隣接しているすべての曲面si,0…si,
kに対して、siの+の印をつけた側と同じ側に+をつ
ける。 .印をつけることができる曲面がなくなるまで、si,
0…si,nに対して、si=si,k(k=0,…,n)
として−を繰り返す。 .印の付けられなかった曲面の全ての面に−をつけ
る。 .曲面の両側に付けられた印の符合が一致しているも
のを取り除いたものが正規化された立体である。
【0023】図12(a)〜(e)は、正規化操作を実
行した例を示す図である。ただし、この図では分かりや
すくするために、立体の断面を示している。正規化操作
の結果は、最初の曲面にどれを選ぶか、さらにその曲面
のどちらの面に+の符合を付けるか、に依存する。図
(a)において、最初の曲面としてs1を選択し、更に
選択された曲面の左外側の面に+の符号を付けた場合を
示してある。図(b)→図(c)と強く隣接するすべて
の曲面に対して+の印をつけていく。図(d)におい
て、+の印をつけることのできる曲面の面がなくなる
と、その他の曲面の面に−をつける。図(e)におい
て、曲面の両側の面につけられた符号が一致しているも
のを取り除くと、正規化された立体が得られる。
【0024】図13(a)〜(d)は、正規化操作の他
の例を示す図で、同じ立体に正規化操作を行なっても最
初の曲面に対する+符合の与え方の違いによって、正規
化操作を行なった結果が異なることを示す。図(a)に
おいて、曲面s1の左側に+の印を付ける。図12の場
合と同じように、図(b)→図(c)と操作すると、図
(d)のような正規化された立体を得る。図13の場合
は、図12の場合より、小さい立体を得ることになる。
このように、+の符号を与える位置を変えることによっ
て、ユーザは形状の異なる正規化された立体を得ること
ができる。
【0025】正規化定理より、図10のs1のような曲
面は正規化された図形中には存在することが出来ない。
従って、このような曲面は正規化手続きによって必ず除
去されてしまう。また、正規化手続きでそのような曲面
を最初に選ぶと、図形のすべての面が除去されてしま
う。正規化操作の意味は、MSMが閉じた立体となって
いるときは、立体の内部と外部を区別する曲面の集合を
求めることである。すなわち、最初に選んだ曲面が区別
する立体の内部空間が取り出される。図13の例は、最
初に+の符合を付けた面と方向が一致する面を持つ曲面
の集合によって囲まれている空間を取り出していると見
ることができる。
【0026】次に、MSMの集合演算について説明す
る。MSMであるX,Y(X≠Y)の集合演算を行なっ
た結果はMSMでなければならない。KをMSMとする
と、定義より、 a∈Kならば、δa∈K a,b∈K,a∩b≠φならば、a∩b∈δa,a∩
b∈δb でなければならないので、X,Yの集合演算とはXとY
の交わりに形状要素を生成する操作であると考えること
ができる。従って集合演算は、X,YをMSMとし、x
∈X,y∈Y,x∩y≠φとするとき、x,yの種類に
よって以下の表1に示すようにして、x,yの交わりに
新しい要素を生成あるいはx,yを分割することによっ
て実現することができる。
【0027】
【表1】
【0028】次に、ソリッドモデルの表現について説明
する。正規化されていないMSMは、曲面と曲線の集合
を表している。これはサーフェスモデルを表現している
と考えることが出来る。MSMであるKを正規化する
と、図10に示すように中途半端なところで交わる曲面
が存在しない図形が得られる。このようなKに対して、
さらにKの全ての曲線cについて、cに隣接する曲面の
数が2以上であるようにできると、Kは閉じた立体を構
成する。正規化条件をみたすことによって、中途半端な
曲線や曲面の存在が許されなくなり、さらに隣接曲面2
以上の条件(閉じる条件と呼ぶ)によって、閉じた立体
が定義できることになる。このような立体は、すなわち
ソリッドモデルとなる。これからわかることは、MSM
に .正規化条件 .閉じる条件 を満たすようにしていくことによって、表現された立体
がソリッドモデルになっていく。
【0029】次に、ソリッドモデルの集合演算について
説明する。ソリッドモデルの集合演算は、volume の
和、差、積を計算する。これはMSMの集合演算とは異
なる。そもそも、MSMでは volume を定義しない。し
かしながら、MSMでの集合演算に正規化手続きを組み
合わせると通常のソリッドモデルにおける和、差、積の
集合演算が定義できる。サーフェスモデルの集合演算
も、単に2つのサーフェス同士をマージするのではな
く、MSMの集合演算に正規化手続きを加えることによ
って、部分的に閉じていないソリッドモデルに対する集
合演算とみなすことも出来るようになっている。このよ
うに、サーフェスモデル上でソリッドモデルの集合演算
を実現することができる。図15,図16は、サーフェ
ス/ソリッド集合演算の様子を示す図で、図15
(a),(b)はサーフェスとサーフェスの集合演算を
示す図で、図(a)における2つのサーフェスを集合演
算正規化操作すると、図(b)のようになる。図16
(a)〜(c)は、サーフェスとソリッドの集合演算を
示す図で、図(a)におけるサーフェスとソリッドを集
合演算と、正規化操作すると、図(b)のようにソリッ
ドでないものと、図(c)のようにソリッドのものとが
得られる。
【0030】次に、自己干渉立体について説明する。M
SMでは volume を定義せず、また、面の方向は必要な
ときになるまで評価されない。従って、MSMが valid
である限り自己干渉した立体は存在しないことにな
る。例えば、図14(a)のような立体は、このままで
MSMとしてはvalid であり、自己干渉しているとはみ
なされない。この例の立体に対して正規化手続きを行な
うと、幾つかの曲面が除去されて、たとえば、図14
(b)に示す立体が得られる。
【0031】次に、図17〜図20に基づいて、提案さ
れたモデルをベースとしたシステムを使うことによっ
て、ビデオカメラの部分がどのようにモデル化されるか
について説明する。すなわち、モデリング例によって、
ワイアーフレームモデル、サーフェスモデル及びソリッ
ドモデルの各方法が一つのシステムの範囲内で共存でき
るということについて説明する。図17(a)〜(c)
は、8ミリビデオカメラのモデリング(1)を示す図
で、図(a)はスキニング曲面生成、図(b)はスイー
プ曲面生成、図(c)は曲面分離について各々示す図で
ある。図(a)において、ワイアーフレームモデルは、
スキニング曲面が生成された後、カメラの側面に対して
生成される。ワイアーフレームモデルとサーフェスモデ
ルは提案されたモデルによって表現される。図(b)に
おいて、スイープ曲面は、曲線に沿って線をスイープす
ることによって生成される。図(a)と図(b)の例で
示されるように、スキニングとスイープのようなサーフ
ェスモデリング方法を使うことが出来る。図(c)にお
いて、図(a)のサーフェスは、図(b)のサーフェス
によって分けられている。ここで、サーフェスの論理差
操作が適用される。
【0032】図18(d)〜(f)は、図17(a)〜
(c)の続きを示す図で、図(d)はスイープ曲面生
成、図(e)及び図(f)は2曲面を各々示す図であ
る。図(d)において、スイープサーフェスが生成さ
れ、図(e)において、2つのサーフェスの和集合が演
算され、論理和操作が図(c)と図(d)の結果に適用
される。図(f)において、2つのサーフェスの和集合
が演算される。
【0033】図19(g)〜(i)は、図18(d)〜
(f)の続きを示す図で、図(g)は曲面とソリッド間
の和集合、図(h)は曲面の拡張、図(i)はフィレッ
ト面生成を各々示す図である。図(g)において、サー
フェスとソリッド間の和集合が演算される。図(h)に
おいて、図(g)の上部が拡大される。図(i)におい
て、フィレット面が生成される。図20(j)は、オフ
セット操作によるソリッド生成を示す図で、オフセット
ソリッドは、図(j)に示すようにオープンセットから
生成される。
【0034】以上、本発明による3次元形状の表現の手
法について説明したが、主なポイントは以下のようにな
る。 .立体を0-manifold,open1-manifold, open 2-man
ifold を形状構成要素とし、これらの集合によって表現
する。 .立体に volume を定義しない代わりに、surface の
方向の正規化によって volume に相当する性質を与え
る。 .surface の方向は必要なときに正規化操作により評
価される。 .集合演算は2つのMSMの和が、MSMとして val
id な集合を再構成する操作であり、volume に対する操
作として定義しない。 .ソリッドモデルは、MSMに対して制約条件を付加
することで構成される。これは、サーフェスモデルに制
約条件を付加させていくことで段階的にソリッドモデル
を構成することが可能となる。 前記〜で述べたように、MSMを用いて立体を表現
することで、サーフェスモデルとソリッドモデルを同一
の枠組で表現することが可能となり、設計の対象や要求
に応じてモデラを使い分けることが必要なくなる。
【0035】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、以下のような効果がある。 (1)サーフェスモデリングとソリッドモデリングを同
時に実現することができる。サーフェスモデリングとは
自由曲面を生成するためにしばしば用いられる方法の集
まりであると考えることが出来る。これに対してソリッ
ドモデリングとは立体を「カタマリ」として扱いながら
形状を生成する方法の集まりであると考えることが出
来、2つの立体どうしの和や差を計算する集合演算はそ
の代表的な方法である。 (2)サーフェスモデルの上でソリッドモデルの集合演
算を実現することが出来る。従来は集合演算は体積を持
った立体に対して、その体積同士の和、差などを求める
演算として定義されていたため、体積をもたないサーフ
ェスに対しては集合演算を定義することが出来なかった
が、本発明の手法を用いることにより、サーフェスに対
しても集合演算が可能となる。 (3)サーフェスモデルに制約条件を付加していくこと
により階段的にソリッドモデルを構成することが可能と
なる。サーフェスモデルとして生成された立体に対して
正規化条件および立体が閉じる条件を満たす部分を取り
出することによりソリッドモデルが作られる。サーフェ
スモデリングにより作られた立体からソリッドモデルを
組識的に構成することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による3次元形状生成方式の一実施例
を説明するための構成図である。
【図2】 本発明による多様体集合モデルを説明するた
めの図である。
【図3】 図2における点、曲線、曲面の集合を示す図
である。
【図4】 本発明による境界を求める操作を説明するた
めの図である。
【図5】 本発明による境界を求める操作を説明するた
めの図である。
【図6】 本発明による曲面の強い隣接を説明するため
の図である。
【図7】 本発明による曲面の強い隣接をより具体的に
説明するための図である。
【図8】 本発明による曲面の強い隣接の例を示す図で
ある。
【図9】 本発明による正規化可能なMSMと正規化可
能なMSMを示す図である。
【図10】 本発明による中途半端に交わっている曲面
を示す図である。
【図11】 本発明による正規化できないMSMを正規
化した例を示す図である。
【図12】 本発明による正規化操作を示す図である。
【図13】 本発明による正規化操作の他の例を示す図
である。
【図14】 本発明による得られた自己干渉立体を示す
図である。
【図15】 本発明によるサーフェスとサーフェスの集
合演算を示す図である。
【図16】 本発明によるサーフェスとソリッドの集合
演算を示す図である。
【図17】 本発明による8ミリビデオカメラのモデリ
ング(その1)を示す図である。
【図18】 本発明による8ミリビデオカメラのモデリ
ング(その2)を示す図である。
【図19】 本発明による8ミリビデオカメラのモデリ
ング(その3)を示す図である。
【図20】 本発明による8ミリビデオカメラのモデリ
ング(その4)を示す図である。
【図21】 従来のサーフェスモデリングの例を示す図
である。
【図22】 従来のソリッドモデリングの例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…形状構成要素部、2…形状モデリング部、3…第1
の記憶部、4…正規化操作部、5…第2の記憶部、6…
選択部、7…第3の記憶部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点、曲線、曲面を形状構成要素とし、該
    形状構成要素の集合によってワイヤーフレームモデルと
    サーフェスモデルの立体を表現可能とする形状表現手段
    と、前記立体に体積を定義しない代わりに、前記曲面の
    方向の正規化によって体積に相当する性質を与える正規
    化手段と、前記曲面の方向を必要に応じて正規化操作に
    より評価する評価手段とから成ることを特徴とする3次
    元形状生成方式。
  2. 【請求項2】 点、曲線、曲面を形状構成要素とし、該
    形状構成要素の集合によってワイヤーフレームモデルと
    サーフェスモデルの立体を表現可能とする形状表現手段
    と、前記立体に体積を定義しない代わりに、前記曲面の
    方向の正規化によって体積に相当する性質を与える正規
    化手段と、前記曲面の方向を必要に応じて正規化操作に
    より評価する評価手段と、前記形状表現手段により表現
    された立体の和、差、積が正当な集合を再構成する操作
    であるとともに、前記体積に対する操作として定義しな
    い集合演算手段と、前記形状表現手段により表現された
    サーフェスモデルに制約条件を付加することで段階的に
    構成されるソリッドモデル生成手段とから成り、前記ワ
    イヤーフレームモデルとサーフェスモデルとソリッドモ
    デルとを同一の枠組で表現可能とすることを特徴とする
    3次元形状生成方式。
JP5093699A 1992-08-24 1993-03-29 3次元形状生成方式 Pending JPH06124324A (ja)

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JP4-247372 1992-08-24
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5844563A (en) * 1994-09-13 1998-12-01 Ricoh Company, Ltd. Method and system for indexing three-dimensional solid model data based upon modification history
JPH11242754A (ja) * 1998-02-24 1999-09-07 Hidetoshi Wakamatsu 立体視形状入力による三次元設計と部品形成システム
JP2001355404A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd タービン翼面形状作成方法

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