JPH0612360Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0612360Y2
JPH0612360Y2 JP1987131269U JP13126987U JPH0612360Y2 JP H0612360 Y2 JPH0612360 Y2 JP H0612360Y2 JP 1987131269 U JP1987131269 U JP 1987131269U JP 13126987 U JP13126987 U JP 13126987U JP H0612360 Y2 JPH0612360 Y2 JP H0612360Y2
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JP
Japan
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heat
pipe
liquid
heat exchanger
outer tube
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JP1987131269U
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JPS6438468U (ja
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年 堀田
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年 堀田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種液体の加温に用いて好適な熱交換器に関
する。
〔従来の技術〕 液槽内に収容した液体を加温する1つの手段として熱交
換器が存在するが、従来の熱交換器は、液槽内に略U字
状、或は、蛇管状に金属管を固定配管し、この金属管に
各種の熱媒を供給することによって、液体を加温してい
た。
しかし、上記従来の熱交換器は、熱交換を実施する全て
の液槽の夫々に金属管を固定配管しなくてはならないか
ら、設置とか保守と云った各作業が非常に面倒で、設備
に掛かる費用も割高に成る問題が有ると共に、配管した
金属管が邪魔をして液槽内の清掃を容易に行なえないと
云った問題も有った。
そこで本出願人は、先の実願昭61−80041号の
(実開昭62−192072号公報参照)の出願によっ
て、液槽内に金属管の配管を行なわずに、液体を手軽
に、且つ、効率良く加温することができる熱交換器を提
案した。
第5図は上記出願に係る熱交換器の構成を示したもので
あって、図中、10は外管、11はこの外管10内に縦
設した内管、12は外管10より突出した内管11の上
端にプラグ12aを用いて接続した媒体排出パイプ、1
3は外管10の上端部に課一考した供給口(図示せず)
にプラグ13aを用いて接続した媒体供給パイプ、14
…は外管10内に間隔的に設けた邪魔板であって、この
様に構成された熱交換器は、ホルダー15を用いて液体
Wを入れた液槽S内に吊下げられ、媒体供給パイプ13
を通して外管10内に供給された熱媒によって熱交換さ
れて、上記の液体Wを加熱する仕組に成っている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の如く液槽S内に吊下げられる構成の熱交
換器は、供給パイプ13が接続される供給口の近くで、
最も高い熱交換作用を発揮する外管10の上端部分が図
示の様に液面Waの部分に位置する関係で、特に蒸気加
温の場合には、液面Wa部分が蒸気外管10の上端部分
で加熱されて蒸発温度迄上昇し、以下の如き各種の問題
が発生していた。
即ち、加温する液体Wがニッケル液の様なメッキ溶液の
場合には、加熱されると分解が促進されてこれが外管1
0の液面相当部分に付着してメッキされてしまう問題が
あり、また、液体Wが塩酸の如き酸性液の場合は、10
0℃に達すると蒸発して悪臭を放つと共に、発熱して外
管10の液面相当部分を腐蝕させてしまう問題もあっ
た。
従って本考案の技術的課題は、加温用の熱媒が供給され
た場合に、供給口近くの外管10の加熱を防止して、液
面を必要異常に加熱しない様にすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案に於いて講じ
た手段は以下の通りである。
上端側に加温用の熱媒を供給する供給口を設け、且つ、
全体をホルダーを用いて液槽の縁に吊下げらえるように
構成した外管の内部に、熱交換を終えた熱媒を順次外管
の外部に導出する内管を縦設し、また、上記外管の内部
通路上には、内部通路を狭める邪魔板を設けた熱交換器
に於いて、上記外管の上端部内側を断熱材を充填した断
熱室と成し、この断熱室内に上記の供給口と外管の内部
通路を結ぶ供給管を配管すること。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
内外2重管構造の熱交換器をホルダーを用いて液体を
収容した液槽内に吊下げた後、外管の上端に設けた供給
口より熱媒を供給すれば、外管が伝達壁と成って低温の
液体に熱を伝えて加温することを可能にする。
供給口より外管と内管の間の通路に送り込まれた媒体
は、通路上に設けた邪魔板の部分で圧縮と開放を交互に
受けることに成るから、外管に熱媒の温度を均一に伝導
して優れた熱交換作用を発揮でき、特に、伝熱用の媒体
が蒸気の場合は、汽水分離(ドレン化)を効果的に行な
うことを可能にする。
供給口から加温用の熱媒を供給する場合に、断熱材が
充填した断熱室が外管上端部分の加熱を防止するから、
液槽内に収容した液体を液面近くで蒸発温度迄上昇させ
る問題を解決して、液体の加温を程好く行なうことを可
能にする。
以上の如くであるから、上記の手段によって上述した技
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。
〔実施例〕
以下に、本考案に係る熱交換器の好適な一実施例を添付
した図面と共に詳細に説明する。
第1図は本考案の使用状態を説明した正面斜視図を、ま
た、第2図は本考案の一部省略拡大正断面図を示し、更
に、第3図と第4図は第2図のA−A線とB−B線の拡
大断面図を示すものであって、これ等の図面に於いて、
1は全体を略円筒形に細長く形成し、且つ、上下両端を
塞いで成る金属製の外管で、1aは外管1の上端側内側
に取付けた仕切板、1bはこの仕切板1aによって区画
形成された断熱室で、内部には断熱材1Xが充填されて
いる。また、9は上記の外管1を液体Wを入れた液槽S
の縁に吊下げるクリップ状のホルダーを示す。
2はこの断熱室1b内に配管した供給管で、上端は外管
1の上端部側面に突出した供給口2aに連通し、下端は
仕切板1aを貫いて外管1の内部に連通している。ま
た、3はこの供給口2aに先端のプラグ3aを螺合接続
自在に構成したフレキシブルな媒体供給パイプを示す。
次に、4は上記外管1の内部に中心を一方にずらして挿
入した内管で、全体を細長いパイプ状に形成したこの内
管4の上端は、断熱室1b内を通して外管1の上面部に
突出して排出口4aを構成し、下端は外管1の底板1b
から少し上方に離れて受入口4bを構成している。5は
先端に取付けたプラグ5aを上記円管の排出口4aに螺
合接続自在に構成したフレキシブルな媒体排出パイプを
示す。更に、図中6…は上記内管4の周面に間隔的に取
付けた略円盤形状の邪魔板で、外管1の内径よりも少し
小径に造った各邪魔板6の外周面と外管1の内周面との
間には、第3図と第4図の拡大図に示す様に媒体用の狭
い通路間隔7が形成され、また、各邪魔板6…の面に
は、媒体用の小さな通路穴8が位置を変えて穿設されて
いる。
本考案に係る熱交換器は以上述べた如き構成であるか
ら、これをホルダー9を用いて第1図の如く液槽Sに吊
下げ、メインパイプ(図示せず)並びに供給パイプ3を
通して供給口2a及び供給管2から外管1の内部に熱媒
を所定の圧力で供給すると、供給された熱媒は順次第2
図の矢印に示す如く外管1と内管4の間の通路内を下方
に流動し、その途中で邪魔板6…に当って圧縮と解放を
繰返す一方、外管1を伝熱壁として液体Wに熱を伝導し
て加温する。また、供給された熱媒を外管1の内部に送
り込む供給管2は、断熱材1Xを充填した断熱室1b内
に配管されている関係で周囲の外管1面を加熱すること
がなく、従って、周りの液面Wa部分が蒸発温度に加温
されることを防止する。
この様に加温を終えた熱媒は、今度は受入口4bより内
管4内に流入して上昇し、排出口4aより排出パイプ5
を通して順次排出される。
尚、本考案に係る熱交換器は図示した形状意外に、例え
ば、全体をL字型に屈曲した浅い水深用とか、複数本の
外管1を横方向に並列接続した多連式と云った各種熱交
換器にも実施可能である。
〔効果〕
本考案に係る熱交換器は以上述べた如くであって、各種
液体を効率良く加温することができ、而も、熱交換器の
全体は細長く、丁度電気ヒータに似た構造に造られてい
るから、液槽内にホルダーを用いて吊下げ、且つ、供給
用と排出用のパイプを接続するだけで手軽に使用できる
利点を備えると共に、液槽内に固定配管を行なう必要が
ないから、設置とか取外しが簡単で、且つ、液槽内の掃
除も配管に邪魔されることなく容易に行なえる利点も発
揮できるものであるが、本考案では特に、外管の上端部
内側に断熱材を充填した断熱室を設けて、供給される熱
媒によって液面近くの外管が必要以上に加熱することを
防止したため、液面部分の温度上昇による液体の分解と
か蒸発散の問題を解決できるものであって、構成が簡単
で実施が容易な点と相俟って、各種液体の熱交換に用い
て洵に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る熱交換器の使用状態を説明した正
面斜視図で、第2図はその一部省略拡大断面図、第3図
と第4図は第2図A−A線とB−B線の各拡大断面図、
第5図は従来例の構成図である。 1は外管、1aは仕切板、1bは断熱室、1Xは断熱
材、2は供給管、2aは供給口、4は内管、4aは排出
口、6は邪魔板、9はホルダー、Sは液槽、Wは液体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端側に加温用の熱媒を供給する供給口を
    設け、且つ、全体をホルダーを用いて液槽の縁に吊下げ
    られるように構成した外管の内部に、熱交換を終えた熱
    媒を順次外管の外部に導出する内管を縦設し、また、上
    記外管の内部通路上には、内部通路を狭める邪魔板を設
    けた熱交換器に於いて、上記外管の上端部内側を断熱材
    を充填した断熱室と成し、この断熱室内に上記の供給口
    と外管の内部通路を結ぶ供給管を配管したことを特徴と
    する熱交換器。
JP1987131269U 1987-08-28 1987-08-28 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0612360Y2 (ja)

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JP1987131269U JPH0612360Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28 熱交換器

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JPS6438468U JPS6438468U (ja) 1989-03-08
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