JPH061232Y2 - 流体の改質装置 - Google Patents

流体の改質装置

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JPH061232Y2
JPH061232Y2 JP11239188U JP11239188U JPH061232Y2 JP H061232 Y2 JPH061232 Y2 JP H061232Y2 JP 11239188 U JP11239188 U JP 11239188U JP 11239188 U JP11239188 U JP 11239188U JP H061232 Y2 JPH061232 Y2 JP H061232Y2
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fluid
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magnetic
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道利 平田
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姫路電子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は炭化水素系液体燃料の改質、水の軟水化、空気
の活性化の如く、流体を改質する装置であって、バイプ
を通過する流体に磁力を作用させて改質を画る装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来第6図に示す如く、非磁性パイプ(8)の外周に複数
の環状磁石(2)を嵌め、パイプ中を通る液体に磁力を作
用させ、該液体の改質する装置が提案されている(特開
昭55−160223号)。
隣り合う磁石(2)(2)は対向面が同極となって反撥する様
に配列(以下同極配列と呼ぶ)され、且つ隣り合う磁石
(2)(2)は両端から押圧力を受けて互いの対向面を接近し
ている。
上記装置は、同極配列であるため、各単位磁石の磁極か
ら出る磁束は単位磁石の磁極間でループを作り、これに
よってパイプ内の全長に亘って略均一な磁界を生じさせ
る利点がある。しかし、各単位磁石は隣り合う磁石どう
しの直接反撥によって大きく減磁し、パイプ内に作用す
る磁界を著しく低下させる問題がある。磁界を必要な強
さに保つ磁石の起磁力を強め且つ数を増さねばならない
から、装置は大型化する問題があった。
そこで、出願人は第5図の如く同極配列の利点を生かし
つつ、パイプ内に大なる磁界を作用させることの出来る
流体の改質装置を提案した(特開昭59−176504
号)。
上記改質装置は、流体供給用の非磁性パイプ(8)の外周
に同極配列により複数の磁石(2)(2)を嵌め且つ隣り合う
磁石間に良磁性体の環状ポールピース(3)を介装し、外
周を非磁性の筒(9)によって包囲している。
磁石間にポールピースが存在しているから、磁石間の直
接反撥は少なく、従って自己減磁は緩和され、パイプ内
へ作用させる磁界を高めることが出来た。
上記流体の改質装置は、ポールピース近傍では磁界が最
も強く、パイプの中心部では弱まっている。ところが流
体の大部分はパイプの中心部を通るから、十分な効果を
あげ難い問題があることが判った。
パイプの中心部を通過する流体に対しても磁界の影響が
及ぶようにするためには、磁石の強さを高めねばならな
いから、、装置は大形化し重量が増える問題があった。
(考案の目的) 本考案は流体通路を流れる流体に対して略均一に強い磁
界を作用させることができる流体の改質装置を明らかに
するものである。
(問題を解決する手段) 流体通路に沿って複数の磁石を配置し、通路を流れる流
体に対して磁気作用を及ぼす流体改質装置に於て、磁性
材料の筒体(1)と、該筒体の内部に配置され、磁石(2)と
磁性材料のポールピース(3)を交互に且つポールピース
を挾んで隣り合う磁石は同極どうしが対向する様に配置
したブロック体(4)とによって構成され、筒体(1)とブロ
ック体(4)との間に流体の流れる狭い通路を形成すると
共に、ポールピース→筒体→隣接ポールピース→磁石を
巡る磁気閉回路を形成し、磁路は通路を横切って形成さ
れ、ブロック体(4)の外周には、非磁性材料で形成され
流体通路の高さと略等しい高さの脚片を複数突出して、
該脚片(7)によってブロック体(4)を支持している。
(作用及び効果) 磁路はポールピース(3)と磁性体(2)との間では流体通路
を横切って形成されているから、流体が通路を流れると
き、各ポールピースを通過する毎に磁力線を横切り、強
い磁気作用を繰返し受けることが出来る。
又、筒体(1)中のブロック体(4)を挿入する際、ブロック
体(4)に突設した脚片(7)によって、筒体(1)内面とブロ
ック体(4)が吸着接触することを避けることができ、ブ
ロック体の挿入に対して、ブロック体(4)と筒体(1)の吸
着接触による大なる抵抗が作用するは防止されるため、
ブロック体(4)の挿入が容易となる。
(実施例) 以下の実施例は本考案を説明するためのものであって、
請求の範囲の記載を減縮して解釈するためのものではな
い。
第1図は流体改質装置を示しており、軟鉄等の良磁性体
で一体に形成された筒体(1)の両端に、流入口(52)及び
流出口(53)を有する端板(5)(5)を螺合している。
端板(5)はアルミニュウム、ステンレス鋼、合成樹脂等
の非磁性体で形成されている。
各端板(5)の内面には後記のブロック体(4)の端板に当っ
てブロック体(4)の軸方向の移動を防止する当り板(50)
が突設されている。
筒体(1)内に両端が円錐状に突出した丸軸状のブロック
体(4)が筒体(1)と同心に配備され、筒体(1)とブロック
体(4)との間に環状流路(7)が形成される。
ブロック体(4)は7個のリング状フェライト磁石(2)とリ
ング状ポールピース(3)を交互に且つ磁石は同極が向き
合う様に配置し、両端に端用ポールピース(31)を配置す
る。
各磁石(2)は外径約24.6mm、厚み約5.7mmである。各ポー
ルピース(3)は軟鉄で形成され、外径約24.6mm、両端の
各ポールピース(31)の最大厚みは約11mm、他のポールピ
ース(3)の厚みは約6mmである。
各磁石(2)とポールピース(3)の中央貫通孔に非磁性材料
で作られたシャフト(43)を挿通する。
該シャフトは両端にネジ面を有し、端用ポールピース(3
1)の貫通孔はネジ孔に形成されており、シャフト両端を
端用ポールピースに螺合させて、全部の磁石(2)とポー
ルピース(3)(31)を一体化し、ブロック体(4)を形成す
る。必要に応じて磁石とポールピースの接合面に接着剤
を塗布し、両者を接着して一体化する。
ブロック体(4)の全長約97.6mm、軸径24.6mmである。
ブロック体(4)には両端のポールピース(31)(31)及びポ
ールピースから2つ目のポールピースの外周に夫々12
0°の間隔を存して筒体(1)の内面に当たる3本の短い
非磁性体の脚片(6)を突設している。
実施例の脚片(6)はブロック体(4)に臨出量調節可能に螺
合したステンレス製ネジ軸である。
上記改質装置の組み立てに際し、筒体(1)の一端に端板
(5)を螺合し、筒体の他方の開口からブロック体(4)を押
し込む。
ブロック体(4)の周面には脚片(6)が突設されており、該
脚片(6)によってブロック体(4)が筒体(1)と吸着接触す
ることは避けられ、従ってブロック体(4)と筒体(1)との
間に吸着による大なる抵抗は作用せず、ブロック体(4)
の挿入は容易に行なうことが出来る。
筒体(1)の開口部に端板(5)を螺合する。
磁石(2)(2)及びポールピース(3)(31)にて形成されたブ
ロック体(4)の外周と前記筒体(1)の内周との間に環状流
路(7)が形成される。
又、上記環状流路(7)の上流側と下流側は夫々前記ブロ
ック体(4)の両端外周に沿う円錐状の流路(71)(72)を経
て、流入口(52)、流出口(53)に連通している。
然して、磁石(2)(2)間にポールピース(3)を挾んでいる
から、ポールピース(3)、ブロック(4)、磁石(2)を通り
環状流路(7)を貫通する磁気閉回路が形成され、磁石間
の直接反撥による自己減磁の問題は解消される。磁束は
ブロック(4)の存在により磁気抵抗の小さいブロック(4)
側に集中し、筒体(1)側へ漏洩する磁束は少ない。磁束
はブロック(4)とポールピース(3)の間に集中するから、
狭い環状空間(7)に強い磁界を形成出来る。
従って、環状流路を通過する流体に強い磁力を作用させ
ることが出来る。
又、環状流路(7)は円錐状の流路(71)(72)によって同軸
上の流入口(52)と流出口(53)に連通しており、流体の流
れは恰かも1本の真直なパイプを通過する場合と同様に
スムーズに流れる。
更に、ブロック体(4)を筒体(1)と同心に支持するネジ軸
状脚片(6)を、筒体を貫通して螺合し、脚片の先端をブ
ロック体(4)に当ててブロック体(4)を支持した場合、改
質すべき流体がガソリン等の揮発性流体であれば、脚片
の僅かな螺合隙間からでも、流体が筒体の外部に漏れる
が、本考案では、脚片(6)はブロック体(4)に突設され
て、筒体(1)の内面に当たっているため、脚片の螺合隙
間から、流体が外部に漏れることはない。
上記実施例装置を具体的な数値で表すと、 環状流路面積…………………………1.015cm2 空隙磁束密度……10.000ガウス(空隙幅1.25mm) 空隙有効総磁束……376.800マックスウェル (空隙総面積37.68cm2) である。
第3図は改質装置の他の実施例を示しており、非磁性材
料によって形成されたパイプ状ケース(81)の両端に非磁
性材料の端板(5)を螺合し、一方の端板の中央に、流入
口(52)開設した接続管(51)、他方の端板の中央に、流出
口(53)を開設した接続管(51)を一体に突設している。
ケース(81)及び端板(5)の非磁性材料としてアルミニュ
ウム、ステンレス、合成樹脂等が用いられる。
ケース(81)内に流体燃料を通過させる筒体(1)を両端板
(5)(5)の間に配備する。
筒体(1)は、6個のリング状の希土類永久磁石(2)を良磁
性体の環状ポールピース(3)を介して同極が反撥する様
に配列して構成している。両端の磁石と端板(5)との間
にも良磁性体の端用の環状ポールピース(31)を介装して
おり、筒体(1)はケース(81)と同心に配置される。
各磁石(2)は外径29mm、内径16.5mm、厚み4mmである。
各ポールピース(3)は軟鉄で形成され、外径29mm、内径1
6.5mm、長さは端用のもの(31)は5mm、他は10mmであ
る。
筒体(1)の中央に磁性体のブロック体(4)が配置される。
該ブロック体(4)の外周には、ステンレス鋼等の非磁性
金属によって形成されたネジ軸状脚片(6)が臨出量調節
可能に螺合されており、該脚片(6)の先端を筒体(1)の内
面に当てて、ブロック体(4)を筒体(1)と同心に支持して
いる。
ブロック体(4)は両端面が略円錐状に突出しており、全
長約100mm、丸軸部の長さ約84mm、軸径約13.5mmであ
る。
磁石(2)(2)及びポールピース(3)にて形成された筒体(1)
の内面とブロック体(4)の外周面との間に、空隙幅が約
1.5mmの環状流路(7)が形成される。
又、該環状流路(7)の上流側と下流側は夫々前記ブロッ
ク両端の略円錐状の流路(71)(72)に連通している。
上記実施例の装置を具体的な数値で表すと、 環状流路面積…………………0.707cm2 空隙磁束密度…………………6.000ガウス (空隙幅1.5mm) 空隙有効総磁束……169.600マックスウェル (空隙総面積28.27cm2) 本考案は上記実施例の構成に限定されることはなく、実
用新案登録請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の液体の改質装置の断面図、第2図は第
1図II−II線に沿う断面図、第3図は他の実施例の断面
図、第4図は第3図IV−IV線に沿う断面図、第5図は出
願人が以前提案した装置の断面図、第6図は従来例の断
面図である。 (1)…筒体 (2)…磁石 (3)…ポールピース (6)…脚片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体通路に沿って複数の磁石を配置し、通
    路を流れる流体に対して磁気作用を及ぼす流体改質装置
    に於て、磁性材料の筒体(1)と、該筒体の内部に設置さ
    れ、磁石(2)と磁性材料のポールピース(3)を交互に且つ
    ポールピースを挾んで隣り合う磁石は同極どうしが対向
    する様に配置したブロック体(4)とによって構成され、
    筒体とブロック体との間に流体の流れる狭い通路(7)を
    形成すると共に、ポールピース→筒体→隣接ポールピー
    ス→磁石を巡る磁気閉回路を形成し、磁路は通路を横切
    って形成され、ブロック体の外周には、非磁性材料によ
    って形成され流体通路の高さと略等しい高さの脚片(6)
    を複数突出して、該脚片によってブロック体(4)を支持
    している流体の改質装置。
  2. 【請求項2】流体通路に沿って複数の磁石を配置し、通
    路を流れる流体に対して磁気作用を及ぼす流体改質装置
    に於て、環状の磁石と環状の磁性材料のポールピースを
    交互に且つポールピースを挾んで隣合う磁石は同極どう
    しが対向する様に配置した筒体と、筒体の内部に設置さ
    れた磁性材料のブロック体とによって構成され、筒体と
    ブロック体との間に流体の流れる狭い通路を形成すると
    共に、ポールピース→ブロック体→隣接ポールピース→
    磁石を通る磁気閉回路を形成し、磁路は流体通路を横切
    って形成され、ブロック体の外周には、非磁性材料で形
    成され流体通路の高さと略等しい高さの脚片を複数突出
    して、該脚片によってブロック体を支持している流体の
    改質装置。
JP11239188U 1988-08-26 1988-08-26 流体の改質装置 Expired - Lifetime JPH061232Y2 (ja)

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JP4301369B2 (ja) * 2004-06-07 2009-07-22 有限会社 マグネットプラン 磁石体及びその磁石体を用いた箱又は磁選機
JP6025617B2 (ja) * 2013-03-05 2016-11-16 大阪瓦斯株式会社 海水利用設備用の海生生物付着防止装置及び海水利用設備

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