JPH06122894A - 洗剤用ビルダー - Google Patents
洗剤用ビルダーInfo
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- JPH06122894A JPH06122894A JP29921392A JP29921392A JPH06122894A JP H06122894 A JPH06122894 A JP H06122894A JP 29921392 A JP29921392 A JP 29921392A JP 29921392 A JP29921392 A JP 29921392A JP H06122894 A JPH06122894 A JP H06122894A
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- JP
- Japan
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- polymer
- detergent
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/16—Organic compounds
- C11D3/37—Polymers
- C11D3/3746—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C11D3/3757—(Co)polymerised carboxylic acids, -anhydrides, -esters in solid and liquid compositions
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は優れた洗浄性を有し、更に良好
な生分解性が付与された洗剤用ビルダーを提供すること
にある。 【構成】メタクリル酸塩を主体とする数平均分子量５０
００〜５００００の重合体を洗剤用ビルダーとして使用
する。上記重合体に１−ビニル−２−ピロリドンを共重
合すれば洗浄性は向上し生分解性が付与され、更にキト
サンを添加すれば洗浄性と生分解性は更に向上する。
な生分解性が付与された洗剤用ビルダーを提供すること
にある。 【構成】メタクリル酸塩を主体とする数平均分子量５０
００〜５００００の重合体を洗剤用ビルダーとして使用
する。上記重合体に１−ビニル−２−ピロリドンを共重
合すれば洗浄性は向上し生分解性が付与され、更にキト
サンを添加すれば洗浄性と生分解性は更に向上する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は家庭用洗剤や工業用洗剤
に使用される洗剤ビルダーに関するものである。
に使用される洗剤ビルダーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】上記洗剤用ビルダーとしては、従来は縮
合リン酸塩やゼオライト等の無機系洗剤用ビルダーが使
用されて来た。然し上記縮合リン酸塩を含む廃水が湖
沼、河川、海等に流入した場合には藻の繁殖を促進した
り、赤潮の発生の原因にもなり、環境上に及ぼす影響が
大きく、地域によってはその使用を禁止している所もあ
る。また上記ゼオライトは水に対する溶解度が小さく、
通常スラリー状態で廃水中に混入して放出されるので、
湖沼、河川等に堆積してヘドロ化し、これまた環境汚染
の重大な原因となる。
合リン酸塩やゼオライト等の無機系洗剤用ビルダーが使
用されて来た。然し上記縮合リン酸塩を含む廃水が湖
沼、河川、海等に流入した場合には藻の繁殖を促進した
り、赤潮の発生の原因にもなり、環境上に及ぼす影響が
大きく、地域によってはその使用を禁止している所もあ
る。また上記ゼオライトは水に対する溶解度が小さく、
通常スラリー状態で廃水中に混入して放出されるので、
湖沼、河川等に堆積してヘドロ化し、これまた環境汚染
の重大な原因となる。
【０００３】そこで従来から上記無機系洗剤用ビルダー
に代えてアクリル酸塩を主体とする重合体、マレイン酸
塩を主体とする重合体、フマール酸塩を主体とする重合
体等の有機系洗剤用ビルダーが提供されている。
に代えてアクリル酸塩を主体とする重合体、マレイン酸
塩を主体とする重合体、フマール酸塩を主体とする重合
体等の有機系洗剤用ビルダーが提供されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記有
機系洗剤用ビルダーは親水性が大きく、油、アカ、コレ
ステロール、脂質等の疎水性物質に対する分散能、可溶
化能、再付着防止能が低く、また洗剤に用いられる界面
活性剤との相溶性が悪いと云う問題点がある。
機系洗剤用ビルダーは親水性が大きく、油、アカ、コレ
ステロール、脂質等の疎水性物質に対する分散能、可溶
化能、再付着防止能が低く、また洗剤に用いられる界面
活性剤との相溶性が悪いと云う問題点がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、メタクリル酸塩を主体と
する重合体であって、該重合体の数平均分子量は５００
０〜５００００の範囲にある洗剤用ビルダーを提供する
ものであり、また上記重合体に１−ビニル−２−ピロリ
ドンを５〜１５重量％共重合せしめることによって上記
疎水性物質に対する分散能を更に改良した洗剤用ビルダ
ーおよび上記重合体にキトサンを添加して上記疎水性物
質に対する分散性および生分解性を更に改良した洗剤用
ビルダーを提供するものである。
を解決するための手段として、メタクリル酸塩を主体と
する重合体であって、該重合体の数平均分子量は５００
０〜５００００の範囲にある洗剤用ビルダーを提供する
ものであり、また上記重合体に１−ビニル−２−ピロリ
ドンを５〜１５重量％共重合せしめることによって上記
疎水性物質に対する分散能を更に改良した洗剤用ビルダ
ーおよび上記重合体にキトサンを添加して上記疎水性物
質に対する分散性および生分解性を更に改良した洗剤用
ビルダーを提供するものである。
【０００６】本発明を以下に詳細に説明する。本発明に
おいてはメタクリル酸塩の単独重合体またはメタクリル
酸塩と、上記メタクリル酸塩と共重合可能な他のビニル
単量体の少量との共重合体が洗剤用ビルダーとして使用
される。上記メタクリル酸塩は例えばメタクリル酸のカ
リウム、ナトリウム等の一価金属塩、アンモニウム塩、
あるいはトリエタノールアミン（ＴＥＡ）、ジメチルア
ミノエタノール（ＤＭＡＥ）等の有機アミン塩等が例示
される。
おいてはメタクリル酸塩の単独重合体またはメタクリル
酸塩と、上記メタクリル酸塩と共重合可能な他のビニル
単量体の少量との共重合体が洗剤用ビルダーとして使用
される。上記メタクリル酸塩は例えばメタクリル酸のカ
リウム、ナトリウム等の一価金属塩、アンモニウム塩、
あるいはトリエタノールアミン（ＴＥＡ）、ジメチルア
ミノエタノール（ＤＭＡＥ）等の有機アミン塩等が例示
される。
【０００７】上記メタクリル酸塩と共重合可能な他のビ
ニル単量体としては、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリ
ル、アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール
酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルピリジ
ン、１−ビニル−２−ピロリドン等が例示されるが、特
に１−ビニル−２−ピロリドンを共重合すると、上記重
合体の油、アカ、コレステロール、脂質等の疎水性物質
に対する分散能、可溶化能が向上する。上記１−ビニル
−２−ピロリドンは通常上記重合体に５〜１５重量％共
重合される。
ニル単量体としては、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリ
ル、アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール
酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルピリジ
ン、１−ビニル−２−ピロリドン等が例示されるが、特
に１−ビニル−２−ピロリドンを共重合すると、上記重
合体の油、アカ、コレステロール、脂質等の疎水性物質
に対する分散能、可溶化能が向上する。上記１−ビニル
−２−ピロリドンは通常上記重合体に５〜１５重量％共
重合される。
【０００８】上記重合体の数平均分子量は５０００〜５
００００の範囲とされる。上記数平均分子量の測定は通
常高速液体クロマトグラフィー（ＧＰＣ）分析システム
により、カラム温度４０℃，分離液０．１ＭＮaCl ＋
０．１Ｍリン酸を使用して流速０．８ml／分でＵＶ検出
器を用いて行なわれ、数平均分子量はＰＥＯ換算で求め
られる。
００００の範囲とされる。上記数平均分子量の測定は通
常高速液体クロマトグラフィー（ＧＰＣ）分析システム
により、カラム温度４０℃，分離液０．１ＭＮaCl ＋
０．１Ｍリン酸を使用して流速０．８ml／分でＵＶ検出
器を用いて行なわれ、数平均分子量はＰＥＯ換算で求め
られる。
【０００９】上記重合体にはキトサンが添加されてもよ
い。上記キトサンはキチンを５０重量％前後の熱カセイ
ソータ水溶液で処理して脱アセチル化することによって
得られるが、本発明に使用されるキトサンは８０％以上
脱アセチル化されて酸に溶解可能なものが望ましい。上
記キトサンは上記重合体に対して０．５〜１０重量％添
加され、上記重合体の疎水性物質に対する分散能、可溶
化能を向上せしめかつ生分解性を与える。
い。上記キトサンはキチンを５０重量％前後の熱カセイ
ソータ水溶液で処理して脱アセチル化することによって
得られるが、本発明に使用されるキトサンは８０％以上
脱アセチル化されて酸に溶解可能なものが望ましい。上
記キトサンは上記重合体に対して０．５〜１０重量％添
加され、上記重合体の疎水性物質に対する分散能、可溶
化能を向上せしめかつ生分解性を与える。
【００１０】本発明の重合体は、通常水、あるいはメタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、テ
トラヒドロフラン等の水溶性有機溶剤の一種あるいは二
種以上の混合溶剤中で上記メタクリル酸または上記メタ
クリル酸と上記他のビニル単量体とを共重合せしめるこ
とによって製造される。この際用いられる重合開始剤は
過硫酸アンモニウム、過硫酸ソーダ、過硼酸ソーダ、過
酸化水素、水溶性アゾ開始剤等の水溶性開始剤、あるい
は溶剤として水が使用されないかまたは若干の水が使用
される場合には有機過酸化物や油溶性アゾ開始剤等が使
用されるが、上記開始剤に更に促進剤として次亜硫酸ソ
ーダ、亜硫酸ソーダ、重亜硫酸ソーダ、アスコルビン酸
等の還元剤を併用してもよい。
ノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、テ
トラヒドロフラン等の水溶性有機溶剤の一種あるいは二
種以上の混合溶剤中で上記メタクリル酸または上記メタ
クリル酸と上記他のビニル単量体とを共重合せしめるこ
とによって製造される。この際用いられる重合開始剤は
過硫酸アンモニウム、過硫酸ソーダ、過硼酸ソーダ、過
酸化水素、水溶性アゾ開始剤等の水溶性開始剤、あるい
は溶剤として水が使用されないかまたは若干の水が使用
される場合には有機過酸化物や油溶性アゾ開始剤等が使
用されるが、上記開始剤に更に促進剤として次亜硫酸ソ
ーダ、亜硫酸ソーダ、重亜硫酸ソーダ、アスコルビン酸
等の還元剤を併用してもよい。
【００１１】上記重合は通常６０〜１１０℃程度の温度
で行なわれ、通常上記重合体の濃度は２０〜６０重量％
程度とされる。上記重合において、上記メタクリル酸は
重合前にあらかじめ塩にされてもよいし、重合後に塩に
されてもよい。通常得られた上記重合体の溶液のｐＨは
６〜８程度にされる。
で行なわれ、通常上記重合体の濃度は２０〜６０重量％
程度とされる。上記重合において、上記メタクリル酸は
重合前にあらかじめ塩にされてもよいし、重合後に塩に
されてもよい。通常得られた上記重合体の溶液のｐＨは
６〜８程度にされる。
【００１２】上記重合体にキトサンを添加する場合に
は、通常、上記メタクリル酸にキトサンを溶解してから
重合を行なう方法が適用されるが、上記キトサンは重合
後に添加されてもよい。
は、通常、上記メタクリル酸にキトサンを溶解してから
重合を行なう方法が適用されるが、上記キトサンは重合
後に添加されてもよい。
【００１３】本発明の洗剤用ビルダーはアルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ジアルキル
スルホコハク酸塩等のアニオン界面活性剤や、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪族エステル等の
ノニオン活性剤等の公知の洗剤用界面活性剤と組合せて
洗剤組成物とされる。上記洗剤組成物には更に再付着防
止のためのカルボキシメチルセルローズソーダ、ベンゾ
トリアゾール、エチレンチオ尿素等の汚れ抑制剤、炭酸
ソーダ、硫酸ソーダ、ケイ酸ソーダ、トリポリリン酸ソ
ーダ等のｐＨ調節剤、その他香料、蛍光剤、着色剤、起
泡剤、泡安定剤、殺菌剤、漂白剤等が添加されてもよ
い。
ンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ジアルキル
スルホコハク酸塩等のアニオン界面活性剤や、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪族エステル等の
ノニオン活性剤等の公知の洗剤用界面活性剤と組合せて
洗剤組成物とされる。上記洗剤組成物には更に再付着防
止のためのカルボキシメチルセルローズソーダ、ベンゾ
トリアゾール、エチレンチオ尿素等の汚れ抑制剤、炭酸
ソーダ、硫酸ソーダ、ケイ酸ソーダ、トリポリリン酸ソ
ーダ等のｐＨ調節剤、その他香料、蛍光剤、着色剤、起
泡剤、泡安定剤、殺菌剤、漂白剤等が添加されてもよ
い。
【００１４】
【作用】本発明においては、メタクリル酸は適度の親水
性／疎水性バランスを有するので、その塩類の重合体は
数平均分子量が５０００以上で疎水性物質に対して良好
な分散能、可溶化能を有する。しかし上記重合体の数平
均分子量が５００００以上であると重合体溶液の粘度が
高くなり、均一な重合体溶液が得られにくゝ、また混合
作業性等にも支障を生ずる。１−ビニル−２−ピロリド
ンの共重合は上記重合体の疎水性物質に対する分散能お
よび可溶化能を向上せしめかつ生分解性を付与せしめる
が、５重量％に満たない量では上記分散能および可溶化
能の向上効果と生分解性付与効果は顕著でなく、また１
５重量％を越える量では重合体溶液の粘度が高くなり、
均一な重合体溶液が得られにくゝ、また混合作業性等に
も支障が生ずる。またキトサンの上記重合体に対する
０．５重量％以上の添加は上記重合体の疎水性物質に対
する分散能および可溶化能と生分解性とを向上せしめる
が、添加量が１０重量％を越えると重合中に凝固物が析
出して来る場合がある。
性／疎水性バランスを有するので、その塩類の重合体は
数平均分子量が５０００以上で疎水性物質に対して良好
な分散能、可溶化能を有する。しかし上記重合体の数平
均分子量が５００００以上であると重合体溶液の粘度が
高くなり、均一な重合体溶液が得られにくゝ、また混合
作業性等にも支障を生ずる。１−ビニル−２−ピロリド
ンの共重合は上記重合体の疎水性物質に対する分散能お
よび可溶化能を向上せしめかつ生分解性を付与せしめる
が、５重量％に満たない量では上記分散能および可溶化
能の向上効果と生分解性付与効果は顕著でなく、また１
５重量％を越える量では重合体溶液の粘度が高くなり、
均一な重合体溶液が得られにくゝ、また混合作業性等に
も支障が生ずる。またキトサンの上記重合体に対する
０．５重量％以上の添加は上記重合体の疎水性物質に対
する分散能および可溶化能と生分解性とを向上せしめる
が、添加量が１０重量％を越えると重合中に凝固物が析
出して来る場合がある。
【００１５】
【実施例】攪拌機、コンデンサー、および温度計を付し
た３ｌ容量の反応器にイオン交換水６９０ｇを仕込み９
０℃に昇温した後、表１に示す組成の単量体の５５０ｇ
を約１２０分にわたって添加する。同時に開始剤として
過硫酸ソーダ（ＳＰＳ）５５ｇを２７０ｇのイオン交換
水に溶解した水溶液を別の滴下口より同一時間にわたっ
て滴下する。上記単量体および開始剤の滴下後も内温を
９０〜９２℃に約３０分間維持して重合を完了せしめた
後冷却するとともに表１に示すアルカリによってｐＨ７
付近に中和して塩とする。このようにして固形分４０重
量％の重合体溶液を得るが、上記重合体溶液は更に水で
希釈して固形分３０重量％として重合体試料を調製す
る。
た３ｌ容量の反応器にイオン交換水６９０ｇを仕込み９
０℃に昇温した後、表１に示す組成の単量体の５５０ｇ
を約１２０分にわたって添加する。同時に開始剤として
過硫酸ソーダ（ＳＰＳ）５５ｇを２７０ｇのイオン交換
水に溶解した水溶液を別の滴下口より同一時間にわたっ
て滴下する。上記単量体および開始剤の滴下後も内温を
９０〜９２℃に約３０分間維持して重合を完了せしめた
後冷却するとともに表１に示すアルカリによってｐＨ７
付近に中和して塩とする。このようにして固形分４０重
量％の重合体溶液を得るが、上記重合体溶液は更に水で
希釈して固形分３０重量％として重合体試料を調製す
る。
【００１６】
【表１】
【００１７】上記重合体試料について生分解性試験およ
び洗浄性の試験を行なった。 １．生分解性試験 植種液 愛知県海部郡七宝町小切戸川の河口より１２Km上流で採
取した河川水を植種液として即日試験に供した。 試験方法 上記植種液３０mlを蒸留水で１０００mlに希釈し、上記
重合体試料を４０mg添加溶解し、各々の試料についてＪ
ＩＳ−Ｋ−０１０２−１９８１工場排水試験方法にした
がって５日間の酸素消費量を測定してＢＯＤ5 を算出し
た。 ２．洗浄試験 洗剤液試料の作成 下記組成の洗剤液をＪＩＳＫ−３３７１に準拠して調製
してブランクとした。 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ(LAS) 200mg/l （15重量部） 炭酸ソーダ 106mg/l （ 8重量部） カルボキシメチルセルロース(CMC) 13.3mg/l （ 1重量部） 使用水は硬度３〜４ＤＨの水道水である。上記ブランク
に対して上記重合体試料を固形分として５３２mg/l（４
０重量部）添加して洗剤液試料とした。 洗浄試験 Terg-O-Tometer洗浄試験(U.S. Testing 社製) により上
記洗剤液試料各１ｌを用い、５×５cmの人工汚染布各１
０枚を洗浄した。洗浄条件は回転数１２０rpm,洗浄温度
２５±１℃，洗浄時間は洗い１０分間−脱水−すゝぎ３
分間とした。 洗浄率 洗浄率は上記人工汚染布の汚れ量を光電光度計（ＴＣ−
６Ｃ型，東京電色社製）により測定して下式により算出
した。
び洗浄性の試験を行なった。 １．生分解性試験 植種液 愛知県海部郡七宝町小切戸川の河口より１２Km上流で採
取した河川水を植種液として即日試験に供した。 試験方法 上記植種液３０mlを蒸留水で１０００mlに希釈し、上記
重合体試料を４０mg添加溶解し、各々の試料についてＪ
ＩＳ−Ｋ−０１０２−１９８１工場排水試験方法にした
がって５日間の酸素消費量を測定してＢＯＤ5 を算出し
た。 ２．洗浄試験 洗剤液試料の作成 下記組成の洗剤液をＪＩＳＫ−３３７１に準拠して調製
してブランクとした。 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ(LAS) 200mg/l （15重量部） 炭酸ソーダ 106mg/l （ 8重量部） カルボキシメチルセルロース(CMC) 13.3mg/l （ 1重量部） 使用水は硬度３〜４ＤＨの水道水である。上記ブランク
に対して上記重合体試料を固形分として５３２mg/l（４
０重量部）添加して洗剤液試料とした。 洗浄試験 Terg-O-Tometer洗浄試験(U.S. Testing 社製) により上
記洗剤液試料各１ｌを用い、５×５cmの人工汚染布各１
０枚を洗浄した。洗浄条件は回転数１２０rpm,洗浄温度
２５±１℃，洗浄時間は洗い１０分間−脱水−すゝぎ３
分間とした。 洗浄率 洗浄率は上記人工汚染布の汚れ量を光電光度計（ＴＣ−
６Ｃ型，東京電色社製）により測定して下式により算出
した。
【数１】 こゝにK/S ＝(1-R)2/2R Ｋ：光吸収係数（布の汚れ量に比例） Ｓ：光散乱係数（布により決まる一定値） Ｒ：反射率 である。
【００１８】上記生分解性試験および洗浄試験の結果は
表２に示される。
表２に示される。
【表２】 ＊：指標洗剤の処方は下記の通りである。 ＬＡＳ １５重量部 トリポリリン酸ソーダ １７ 〃 ケイ酸ソーダ ５ 〃 炭酸ソーダ ３ 〃 ＣＭＣ １ 〃 硫酸ソーダ ５９ 〃
【００１９】表２によればポリメタクリル酸塩単独重合
体である試料１，２，３，４，５は生分解性を示さない
が、指標洗剤および市販粉石鹸と同様あるいはそれ以上
の洗浄性を示し、これにＶＰを共重合した試料６，７は
良好な生分解性および向上した洗浄性を示し、これにキ
トサンを添加した試料８，９は更に大きな生分解性およ
び向上した洗浄性を示す。また試料１，４，５と比較１
とを比べると、ポリメタクリル酸塩の数平均分子量が大
きくなるにつれて洗浄性は向上するが、数平均分子量が
５０００に満たない比較１は洗浄性が格段に劣る。更に
ポリアクリル酸塩である比較２はポリメタクリル酸塩で
ある試料１，４，５に比して洗浄力は約１／２であり、
これにＶＰを共重合しても（比較３）あるいはキトサン
を添加しても（比較４）洗浄力の向上はみられない。
体である試料１，２，３，４，５は生分解性を示さない
が、指標洗剤および市販粉石鹸と同様あるいはそれ以上
の洗浄性を示し、これにＶＰを共重合した試料６，７は
良好な生分解性および向上した洗浄性を示し、これにキ
トサンを添加した試料８，９は更に大きな生分解性およ
び向上した洗浄性を示す。また試料１，４，５と比較１
とを比べると、ポリメタクリル酸塩の数平均分子量が大
きくなるにつれて洗浄性は向上するが、数平均分子量が
５０００に満たない比較１は洗浄性が格段に劣る。更に
ポリアクリル酸塩である比較２はポリメタクリル酸塩で
ある試料１，４，５に比して洗浄力は約１／２であり、
これにＶＰを共重合しても（比較３）あるいはキトサン
を添加しても（比較４）洗浄力の向上はみられない。
【００２０】
【発明の効果】したがって本発明においては、優れた洗
浄性を有し、更には良好な生分解性を示す有機系の洗剤
用ビルダーが提供される。
浄性を有し、更には良好な生分解性を示す有機系の洗剤
用ビルダーが提供される。
Claims (3)
- 【請求項１】メタクリル酸塩を主体とする重合体であっ
て、該重合体の数平均分子量は５０００〜５００００の
範囲にあることを特徴とする洗剤用ビルダー - 【請求項２】上記重合体には１−ビニル−２−ピロリド
ンが５〜１５重量％共重合されている請求項１に記載の
洗剤用ビルダー - 【請求項３】請求項１または請求項２に記載の重合体に
０．５〜１０重量％のキトサンを添加した洗剤用ビルダ
ー
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29921392A JPH06122894A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 洗剤用ビルダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29921392A JPH06122894A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 洗剤用ビルダー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06122894A true JPH06122894A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17869618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29921392A Withdrawn JPH06122894A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 洗剤用ビルダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06122894A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001081523A1 (en) * | 2000-04-20 | 2001-11-01 | The Procter & Gamble Company | Yarn strength enhancing agents and compositions and methods employing same |
| WO2006107060A1 (en) * | 2005-03-31 | 2006-10-12 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water soluble polymer composition |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP29921392A patent/JPH06122894A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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