JPH0612194B2 - 温水ボイラー - Google Patents

温水ボイラー

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JPH0612194B2
JPH0612194B2 JP32120889A JP32120889A JPH0612194B2 JP H0612194 B2 JPH0612194 B2 JP H0612194B2 JP 32120889 A JP32120889 A JP 32120889A JP 32120889 A JP32120889 A JP 32120889A JP H0612194 B2 JPH0612194 B2 JP H0612194B2
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water
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hot water
pipe
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貞一 阿部
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ABE HIDEOMI
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は燃焼室と煙室と竪型に設け、煙室内に複数本の
吸熱管を架設する温水ボイラーに関し、熱効率を向上さ
せると共に、高温の湯を即座に供給出来る様にするため
の改良に関する。
〔従来の技術〕
燃焼室と煙室を竪型に設け、燃焼室に加熱管体を横架す
る一方、煙室内には複数本の吸熱管を横架する温水ボイ
ラーは本出願人によって先に提案されている(実開昭6
2−63,651号)。第5図はその具体的な構造を表
す図面であって、前後両端部に枠状水管a,aを対峙さ
せ、両枠状水管a,a間に複数本の連通管b…を連結さ
せて形成する加熱管体cを燃焼室dに横架すると共に、
同加熱管体cの前後両端部より夫々水室eに連通する導
水管fと排湯管gを延設させる一方、煙室hには複数本
の吸熱管i…を上下方向に沿って段設し、各吸熱管i…
の先端部を水室eに連通させて形成されるものであっ
て、燃焼炎によって加熱管体cが加熱されると同加熱管
体c内の水が昇温されて熱湯となり、同熱湯が排湯管g
によって水室eに送り込まれ、同水室e内の水を昇温さ
せる一方、加熱管体cを加熱した燃焼炎の余熱が煙室h
を上昇するとき、その余熱によって吸熱管i…が加熱さ
れ、同吸熱管i…で得られる湯が水室eに放出されて同
水室e内の水を余熱によっても昇温させる事が出来る様
に設けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかして上記の様に燃焼室に設けた加熱管体と煙室内に
設けた吸熱管によって得られる熱湯を夫々水室に放出し
て、同熱湯によって水室内の水を昇温させる形式の温水
ボイラーにあっては、水室内の水が給湯可能な温度に達
するまでに時間が掛かり、運転開始と共に即座に熱湯を
供給する事が出来ない点に問題点を有している。
本発明は上記の様な問題点を解決するためにその改善を
試みたものであって、本発明の課題は余熱を有効に利用
すると共に、給湯の迅速化を図る様にする点にあり、そ
の具体的な手段と作用は次の通りである。
〔課題を解決するための手段〕 上下一対の水槽と、両水槽間に上下両端が両水槽に連
通する複数本の吸熱管を存して吸熱管体を形成し、同吸
熱管体を煙室内に収納させると共に、上部側の水槽を水
室と連通させる。
前後両端部に対峙させて水平状に設けた基管と、両基
管間に前後両端が両基管に連通する複数本の加熱管を存
して加熱管体を形成し、同加熱管体をバーナーの上方位
置に緩やかな昇り勾配を存して横架させる。
加熱管体の前部側の基管を上記吸熱管体の下部側の水
槽と連通させると共に、後部側の基管は水室に形成する
給湯口に連通させる。
煙室内に吸熱管の中段位置と対応させて多孔状のセラ
ミックス或いは金網等を素材に用いて形成する加熱板を
横架する。
〔作用〕
燃焼余熱によって吸熱管体が加熱されると複数本の吸熱
管内で湯を得る事が出来ると共に、同湯が加熱管体の複
数本の加熱管内でバーナーの燃焼炎によって更に加熱さ
れ、高温度の熱湯となり、同熱湯を即座に給湯口より供
給する事が出来る。
又、燃焼余熱によって加熱板が赤熱し、その赤熱作用に
よって排煙中に含まれる一酸化炭素等の不完全燃焼ガス
を完全燃焼させる事が出来ると共に、燃焼余熱を更に高
熱化させて吸熱管を加熱する事が出来る。
〔実施例〕 以下に本発明の具体的な実施例を例示の図面について説
明する。
図面においてAは温水ボイラーを示す。1は同温水ボイ
ラーAを構成する有蓋円筒形の外筒、2は同外筒1に内
蔵させて同じく有蓋円筒形に形成する内筒であって、同
外筒1と内筒2の間には水室3が形成される。内筒2内
にはその下部に燃焼室4が形成され、同燃焼室4にはガ
ス,油等を燃料とするバーナー5が上向きに取り付けら
れる。
又、内筒2内には燃焼室4の上方に連続させて煙室6が
一体に形成されると共に、同煙室6の頂部には煙突7が
水室3内を貫通して上向きに立設される。
煙室6内には吸熱管体8が収納される。同吸熱管体8は
上下一対の水槽9,9′と同水槽9,9′間に亘って一
定間隔で立設する複数本の吸熱管10…より成り、各吸
熱管10…は上下の水槽9,9′にその上下両端部を連
通させて設けられる。各水槽9,9′は夫々上板と下板
を存して浅底の円筒状に形成されると共に、その底板部
は燃焼熱を外周方向へ導く事が可能な如く漏斗状に傾斜
させて設けられる。又、下部に位置する水槽9′の中央
部には円筒状の導熱孔24が上下方向に沿って貫設され
る。そして上部に位置する水槽9は連通管11…によっ
て煙室6の頂部上の水室3と連通される一方、下部に位
置する水槽9′は吸熱管体8の下方に設けられる後述の
加熱管体12に連通される。又、煙室6の中段位置には
吸熱管体8の中段位置に対応させて加熱板13が水平状
に横設される。同加熱板13は多孔状のセラミックス或
いは金網等を素材に用いて円盤状に形成され、同加熱板
13には前記の各吸熱管10…が上下方向に嵌挿され
る。又、加熱板13の上部には給気パイプ14が外部よ
り水室3を貫通して煙室6内に延設され、同給気パイプ
14の先端部は加熱板13の略中央部に望ませて開口さ
れる。
一方、前記加熱管体12はバーナー5の上部に位置して
横架される。同加熱管体12はその前後両端部に対峙さ
せて水平状に設けられる基管15,15′と両基管1
5,15′間に亘って一定間隔毎に横設する複数本の加
熱管16…より成り、同加熱管16…は前後両端部を基
管15,15′に連通させて設けられると共に、緩やか
な昇り勾配となる如くその後部側を斜め上方に向けて傾
斜させて設けられる。又、同加熱管体12は上下2段に
亘って段設され、前部側の両基管15,15と後部側の
両基管15′,15′は夫々連通管17,17により連
通される。又、両加熱管体12,12に横設される各加
熱管16…,16…は平面視に於いて一方の加熱管16
…の隙間内に他方の加熱管16…が位置する如く食違い
状に横設される。そして2段の加熱管体12,12の
内、下方に位置する前部側の基管15には前記水槽9′
より延設する連結管18が連通される一方、上方に位置
する後部側の基管15′からは排湯管19が水室3を貫
通して外部に突出されると共に、上方に向けて延設さ
れ、その先端部は水室3の上部に向けた給湯口20に連
通される。その他、図面に於いて21は外部より水室3
に連通させた給水管、22は水室3の水抜きバルブ、2
3は水室3の下部近傍部と排湯管19間に設けられた開
閉バルブを夫々示す。
次にその作用について説明する。
温水ボイラーAの水室3に水を満たした状態において、
バーナー5に点火するとその燃焼炎によって加熱管体1
2が加熱される一方、この様に加熱管体12を加熱した
燃焼炎は熱気となって煙室6内を上昇し、その燃焼余熱
は同煙室6内に設けられた吸熱管体8を加熱する。即
ち、水室3から連通管11…を介して上部の水槽9内に
導入された水は複数本の吸熱管10…内で燃焼余熱によ
って加熱されながら下部の水槽9′に送られる。又この
時、燃焼余熱は下部の水槽9′の外周と内筒2の間を通
って水槽9′の上部側へ廻り込むと共に、同水槽9′の
中央部に開口する導熱孔24を通って水槽9′の上部側
へ入る事により、燃焼余熱が均一に分散し、各吸熱管1
0…に対する効果的な加熱作用が得られる。又、吸熱管
体8の中段位置に横架される加熱板13はこの燃焼余熱
によって熱せられて赤熱し、且つ、その上部に外部より
延設された給気パイプ14から供給される空気中の酸素
の燃焼によって、燃焼余熱が更に高熱化して吸熱管10
…を加熱する事が出来ると共に、排煙中に含まれる一酸
化炭素等の不完全燃焼ガスを完全燃焼させる作用が得ら
れる。そしてこの様に吸熱管10…で加熱され、下部の
水槽9′に送られた湯は同水槽9′から連通管18を介
して加熱管体12に入る。同加熱管体12はバーナー5
の上方位置に設けられている事により、バーナー5の燃
焼炎によって加熱管体12の各加熱管16…が直接熱せ
られる。そしてこの様に各加熱管16…が熱せられる事
によって連結管18を介して水槽9′から加熱管体12
に入った湯は更に高温度に加熱されて熱湯となり、同熱
湯は各加熱管16…が後端部方向に向けて昇り勾配とな
る様に設けられている事により、加熱水の対流作用を介
して加熱管16…内をその後端部方向に向けて速やかに
移動し、加熱管体12の後端部から延設する排湯管19
を経て給湯口20より即座に給湯される。又、給湯が行
なわれない場合には同給湯口20より水室3内に入り貯
湯される。
尚、上記実施例においては加熱管体12を上下2段に設
けているが、これに限定されるものではなく、同加熱管
体12は連通管17を介して1段以上何段でも設ける事
が可能である。又、複数段に亘って設ける場合には実施
例の様に各加熱管16の太さを上方に段設されるものほ
ど細く設ける事により、その熱効率を更に高める事が出
来る。即ち、上方程バーナー5の燃焼熱が弱くなるので
あるが、上記の様に加熱管16の太さを細くすると、そ
の加熱作用を高める事が可能となる。
〔発明の効果〕
本発明は以上の様に構成されるものであって、上記の様
に上下一対の水槽と、両水槽間に上下両端が両水槽に連
通する複数本の吸熱管を存して吸熱管体を形成し、同吸
熱管体を煙室内に収納させると共に、上部側の水槽を水
室と連通させる一方、前後両端部に対峙させて水平状に
設けた基管と、両基管間に前後両端が両基管に連通する
複数本の加熱管を存して加熱管体を形成し、同加熱管体
をバーナーの上方位置に緩やかな昇り勾配を存して横架
させ、同加熱管体の前部側の基管を上記吸熱管体の下部
側の水槽と連通させると共に、後部側の基管は水室に形
成する給湯口に連通させる様にした事により、吸熱管体
で燃焼余熱を効果的に吸収して得られる湯をバーナーの
燃焼炎で加熱される加熱管体によって更に高温度に加熱
する事が出来ると共に、得られた熱湯を給湯口より即座
に供給する事が出来るに至った。
又、煙室内に吸熱管の中段位置と対応させて多孔状の加
熱板を設けた事により、同加熱板の赤熱作用によって排
煙中に含まれる一酸化炭素等の不完全燃焼ガスを完全燃
焼させる事が出来ると共に、燃焼余熱を更に高熱化させ
て吸熱管を加熱する事が出来、その熱効率を向上させる
事が出来るに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係かる温水ボイラーの縦断面図、第2
図は第1図に於けるB−B線横断面図、第3図は同C−
C線横断面図、第4図は同D−D線横断面図、第5図は
従来構造の温水ボイラーを表す縦断面図である。 A…温水ボイラー、1…外筒、2…内筒、3…水室、4
…燃焼室、5…バーナー、6…煙室、7…煙突、8…吸
熱管体、9,9′…水槽、10…吸熱管、11…連結
管、12…加熱管体、13…加熱板、14…給気パイ
プ、15,15′…基管、16…加熱管、17…連結
管、18…連結管、19…排湯管、20…給湯口、21
…給水管、22…水抜きバルブ、23…開閉バルブ、2
4…導熱孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周囲に水室を存して燃焼室と煙室を竪型
    に設け、燃焼室にはバーナーを上向きに配置する温水ボ
    イラーにおいて、上下一対の水槽と、両水槽間に上下両
    端が両水槽に連通する複数本の吸熱管を存して吸熱管体
    を形成し、同吸熱管体を煙室内に収納させると共に、上
    部側の水槽を水室と連通させる一方、前後両端部に対峙
    させて水平状に設けた基管と、両基管間に前後両端が両
    基管に連通する複数本の加熱管を存して加熱管体を形成
    し、同加熱管体をバーナーの上方位置に緩やかな昇り勾
    配を存して横架させ、同加熱管体の前部側の基管を上記
    吸熱管体の下部側の水槽と連通させると共に、後部側の
    基管は水室に形成する給湯口に連通させて成る温水ボイ
    ラー。
  2. 【請求項2】煙室内に吸熱管の中段位置と対応させて多
    孔状のセラミックス或いは金網等を素材に用いて形成す
    る加熱板を横架して成る温水ボイラー。
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