JPH0612164U - 軸力表示ボルト付き電車線接続装置 - Google Patents

軸力表示ボルト付き電車線接続装置

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JPH0612164U
JPH0612164U JP10463091U JP10463091U JPH0612164U JP H0612164 U JPH0612164 U JP H0612164U JP 10463091 U JP10463091 U JP 10463091U JP 10463091 U JP10463091 U JP 10463091U JP H0612164 U JPH0612164 U JP H0612164U
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JP
Japan
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ear
piece
bolt
axial force
bolts
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JP10463091U
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English (en)
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昭司 佐々木
恵一郎 高橋
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Sanwa Tekki Corp
Original Assignee
Sanwa Tekki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電車線接続装置におけるボルトの締め付けト
ルクを正確に確認し、その記録を残して施工の信頼性を
高める。保守点検による、ボルトの締め付け力の維持、
管理を容易にする 【構成】 第1、第2のイヤー外側片2,3とイヤー中
間片4との間に電車線T1,T2を挟んで、第1、第2
のイヤー外側片2,3及びイヤー中間片4を貫通する2
本のボルト5,5とナット6,6にて締め付ける。イヤ
ー中間片4には、ボルト5が螺合するねじ孔4aを設け
る。ボルト5は、締め付けによる軸方向の引っ張り歪を
目視確認できる軸力表示部51を備えたものとし、2本
を相互に反対方向に向けて、電車線T1,T2の延長方
向に並べで螺合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電車線の端部同士の接続に用いられる電車線接続装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来、電車線の端部同士を接続するために、ダブルイヤーと称される接続装置 が用いられている。この接続装置は、第1、第2のイヤー外側片の間にイヤー中 間片を配置し、第1のイヤー外側片とイヤー中間片との間に一方の電車線を挟み 、第2のイヤー外側片とイヤー中間片との間に他方の電車線を挟んで、第1、第 2のイヤー外側片及びイヤー中間片を貫通する2本のボルトをナットにて締め付 けて、2本の電車線を互いに平行に連結するものである。これによって、パンタ グラフの集電の連続性が確保される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかして、上記従来の電車線接続装置においては、以下のような問題点があっ た。ボルト、ナットをトルクレンチで締め付け、このトルクレンチの目盛で指定 トルクを読み取ることにより施工管理を行なっているので、記録が残らず施工の 信頼性に欠ける。また、トルクレンチによる締め付けトルクの測定結果は、ボル ト、ナットのねじ同士の摩擦係数、またはボルト頭部とイヤー片若しくはナット の座面とイヤー片との間の摩擦係数に大きく依存するので、実際のボルトの軸力 、即ちイヤー片を締め付ける力との間に差異が生じる結果、イヤー片の締め付け 力にバラツキが生じる。これを補正するため、ボルトの締め過ぎ状態が生じやす い。保守点検により、ボルトの締め付け力を維持、管理する必要があるが、この 作業は通常夜間作業となるので、トルクレンチによる増し締め管理が容易でない 。 従って、本考案は、実際のボルトの締め付けトルクを正確に確認し、しかもそ の記録を残して施工の信頼性を高めることができ、保守点検による、ボルトの締 め付け力の維持、管理が容易にできる電車線接続装置を提供することを課題とし ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案においては、上記課題を解決するため、第1、第2のイヤー外側片2, 3の間にイヤー中間片4を配置し、第1のイヤー外側片2とイヤー中間片4との 間に一方の電車線T1を挟み、第2のイヤー外側片3とイヤー中間片4との間に 他方の電車線T2を挟んで、第1、第2のイヤー外側片2,3及びイヤー中間片 4を貫通する2本のボルト5,5をナット6,6にて締め付けて、2本の電車線 T1,T2を互いに平行に連結する電車線接続装置1において、イヤー中間片4 に、ボルト5が螺合するねじ孔4aを設け、ボルト5は、締め付けによる軸方向 の引っ張り歪を目視確認可能な軸力表示部51を備えた形式のものとし、かつ相 互に反対方向に向けて、電車線T1,T2の延長方向に並べで螺合するようにし た。
【0005】
【作用】
本考案の電車線接続装置1においては、まず、第1のイヤー外側片2とイヤー 中間片4との間に一方の電車線T1を挟み、第1のイヤー外側片2に一方のボル ト5を挿入して、イヤー中間片4に螺合し、軸力表示部51に所定の軸力表示が あらわれるまでボルト5を締め付ける。次いで、第2のイヤー外側片3とイヤー 中間片4との間に他方の電車線T2を挟んで、第2のイヤー外側片3に他方のボ ルト5を、先とは逆方向に挿入して、イヤー中間片4に螺合し、軸力表示部51 に所定の軸力表示があらわれるまでボルト5を締め付ける。この後、ボルト5に ナット6を螺合して締め付け、装着を完了する。この場合、軸力表示部51によ り、実際のボルト5の締め付けトルクを正確に確認することができ、しかも、軸 力表示部51の表示状態がそのまま維持されるから、施工の信頼性を高めること ができる。保守点検は、軸力表示部51の表示状態の確認により容易に行なうこ とができる。2本のボルト5,5は互いに逆方向に装着されているから、電車線 接続装置1の電車線締め付けトルクを正確に認知することができる。
【0006】
【実施例】
図面を参照して本考案の一実施例を説明する。図1は電車線の接続状態の平面 図、図2は電車線接続装置の正面図、図3は電車線接続装置の側面図、図4は電 車線接続装置の断面図、図5はボルトの断面図である。
【0007】 図1において、T1,T2は電車線、1は電車線接続装置である。電車線接続 装置1は、2つの電車線T1,T2の端部を互いに平行に重複させて接続してい る。電車線接続装置1は、第1、第2のイヤー外側片2,3と、これらの間に介 設されるイヤー中間片4と、三者を貫通して連結する2本のボルト5と、ナット 6とから構成される。
【0008】 そして、第1のイヤー外側片2とイヤー中間片4との間に一方の電車線T1を 挟み、第2のイヤー外側片3とイヤー中間片4との間に他方の電車線T2を挟ん で、第1、第2のイヤー外側片2,3及びイヤー中間片4を貫通する2本のボル ト5,5をナット6,6にて締め付けて、2本の電車線T1,T2を互いに平行 に連結する。第1、第2のイヤー外側片2,3には、ボルト5を挿通させるため の孔2a,3aが設けられており、イヤー中間片4には、ボルトを螺合させるね じ孔4aが設けられている。
【0009】 ボルト5は、締め付けによる軸方向の引っ張り歪を目視にて確認することがで きる軸力表示部51を有するものであり、かつ相互に反対方向に向けて、電車線 T1,T2の延長方向に並んで螺合される。図5に示すように、ボルト5は、外 周にねじ部52を有する本体53の上端に6角の頭部54を備える。頭部54に は、上方に開口する大径孔55と小径孔56が同心上に設けられ、また小径孔5 6の中心から概ねねじ部52の中間付近に至る軸心孔57が設けられ、さらにこ れと同心上にねじ部52の終端付近に至る嵌合孔58が設けられている。大径孔 55には環状ゴム59が嵌合され、その中心にはディスクヘッド61を有するロ ッド62が挿入されている。ロッド62は、軸心孔57を自由に貫通して、先端 が嵌合孔58に嵌合され、接着剤で固着されている。
【0010】 ディスクヘッド61には、赤や黄色などの比較的目立つ色の表示体63が塗装 などの方法で設けられている。このディスクヘッド61の上には、これよりも外 形寸法の大きな袋体65が設けられている。袋体65は、光透過性で、柔軟な合 成樹脂から成り、内部には濃青色、黒色のような光吸収流体66が充填され、こ れが遮蔽体67を構成している。
【0011】 遮蔽体67の上には、これよりも外形寸法の小さな光透過部材68が設けられ ている。光透過部材68は、光透過性の樹脂やがラスから成り、その上のリング ホルダ69によって固定されている。リングホルダ69は、大径孔55の内部を 覗き見ることができる覗き窓70を有し、周縁において大径孔55の縁にかしめ 止めされている。
【0012】 しかして、ロッド62は、常態においてそのディスクヘッド61で袋体65の 中央部を押しつぶし、光吸収流体66を周縁部に押しやって、表示体63が袋体 65を透過して覗き窓70から目視することができるが、ボルト本体53が軸力 を受けて軸方向の引っ張り歪を生じると、これに引かれて、環状ゴム59を圧縮 しつつ袋体65の中央部を復元させ、ここに光吸収流体66を流入させて表示体 63を遮蔽し、覗き窓70から見えなくするように配置されている。従って、例 えばナットの締め付けにより、ボルトに所定の軸方向の引っ張り歪を生じ、覗き 窓70から表示体63が見えなくなった状態において、所定の締め付けトルクを 確認することができる。この種の軸力表示機能付きのボルトは、例えば実開昭6 3−155037号の公報に記載されている。
【0013】 この実施例の電車線接続装置1においては、まず、第1のイヤー外側片2とイ ヤー中間片4との間に一方の電車線T1を挟み、第1のイヤー外側片2に一方の ボルト5を挿入して、イヤー中間片4に螺合し、軸力表示部51の表示体63が 見えなくまでボルト5を締め付ける。次いで、第2のイヤー外側片3とイヤー中 間片4との間に他方の電車線T2を挟んで、第2のイヤー外側片3に他方のボル ト5を、先とは逆方向に挿入して、イヤー中間片4に螺合し、軸力表示部51の 表示体63が見えなくまでボルト5を締め付ける。この後、ボルト5にナット6 を螺合して締め付け、装着を完了する。この場合、軸力表示部51により、実際 のボルト5の締め付けトルクを正確に確認することができ、しかも、軸力表示部 51の表示状態がそのまま維持されるから、施工の信頼性を高めることができる 。保守点検は、軸力表示部51の表示状態の確認により容易に行なうことができ る。2本のボルト5,5は互いに逆方向に装着されているから、電車線接続装置 1の電車線締め付けトルクを正確に認知することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように、本考案においては、第1、第2のイヤー外側片2,3の間にイ ヤー中間片4を配置し、第1のイヤー外側片2とイヤー中間片4との間に一方の 電車線T1を挟み、第2のイヤー外側片3とイヤー中間片4との間に他方の電車 線T2を挟んで、第1、第2のイヤー外側片2,3及びイヤー中間片4を貫通す る2本のボルト5,5をナット6,6にて締め付けて、2本の電車線T1,T2 を互いに平行に連結する電車線接続装置1において、イヤー中間片4に、ボルト 5が螺合するねじ孔4aを設け、ボルト5は、締め付けによる軸方向の引っ張り 歪を目視確認可能な軸力表示部51を備えた形式のものとし、かつ相互に反対方 向に向けて、電車線T1,T2の延長方向に並べで螺合するようにしたため、実 際のボルトの締め付けトルクを正確に確認し、しかもその記録を残して施工の信 頼性を高めることができ、保守点検による、ボルトの締め付け力の維持、管理が 容易にできるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電車線の接続状態の平面図である。
【図2】電車線接続装置の正面図である。
【図3】電車線接続装置の側面図である。
【図4】電車線接続装置の断面図である。
【図5】ボルトの断面図である。
【符号の説明】
2 第1のイヤー外側片 2a 孔 3 第2のイヤー外側片 3a 孔 4 イヤー中間片 4a ねじ孔 5 ボルト 6 ナット 51 軸力表示部 T1 電車線 T2 電車線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2のイヤー外側片の間にイヤー
    中間片を配置し、第1のイヤー外側片とイヤー中間片と
    の間に一方の電車線を挟み、第2のイヤー外側片とイヤ
    ー中間片との間に他方の電車線を挟んで、第1、第2の
    イヤー外側片及びイヤー中間片を貫通する2本のボルト
    をナットにて締め付けて、2本の電車線を互いに平行に
    連結する電車線接続装置において、 前記イヤー中間片には、前記ボルトが螺合するねじ孔が
    設けられ、 前記ボルトは、締め付けによる軸方向の引っ張り歪を目
    視確認可能な軸力表示部を有するものであり、かつ相互
    に反対方向に向けて、前記電車線の延長方向に並んで螺
    合されていることを特徴とする軸力表示ボルト付き電車
    線接続装置。
JP10463091U 1991-11-25 1991-11-25 軸力表示ボルト付き電車線接続装置 Pending JPH0612164U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003039992A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Sanwa Tekki Corp 剛体電車線

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003039992A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Sanwa Tekki Corp 剛体電車線
JP4627126B2 (ja) * 2001-08-01 2011-02-09 三和テッキ株式会社 剛体電車線

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