JPH061210Y2 - 気水分離器 - Google Patents
気水分離器Info
- Publication number
- JPH061210Y2 JPH061210Y2 JP13316989U JP13316989U JPH061210Y2 JP H061210 Y2 JPH061210 Y2 JP H061210Y2 JP 13316989 U JP13316989 U JP 13316989U JP 13316989 U JP13316989 U JP 13316989U JP H061210 Y2 JPH061210 Y2 JP H061210Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- valve chamber
- inlet
- outlet
- communication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
- Cyclones (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は蒸気や圧縮空気等の気体配管に取り付けて、気
体中の凝縮水やオイル等をフィルターで分離して系外に
排除する分離器に関し、特にフィルター内に溜つた凝縮
水やオイルを効率的に排除する気水分離器に関する。
体中の凝縮水やオイル等をフィルターで分離して系外に
排除する分離器に関し、特にフィルター内に溜つた凝縮
水やオイルを効率的に排除する気水分離器に関する。
従来技術 従来の気水分離器は、たとえば、実開昭63−1077
19号公報に示されたものである。これは、ケーシング
内の上部に円筒形状の隔壁部材を配置して隔壁部材とそ
の外側のケーシングとの間に環状空間を形成し、環状空
間に旋回羽を配置し、環状空間の上部を入口に、下部を
排水弁部に連結し、隔壁部材の内側の孔にフィルターを
充填し出口側に連結せしめたものである。従って、入口
から流入した流体は環状空間で旋回羽により旋回せいめ
られるので、遠心力の作用で水滴は外側に振り出され分
離される。分離された水滴は流下し排水弁で系外に排出
される。更に、旋回流は隔壁部材の内側の孔のフィルタ
ーを通つて微小な水滴が捕捉されて集合成長し、自重で
排水弁部へ滴下し系外へ排出され、気体のみが出口側に
向かう、 本考案が解決しようとする課題 上記のものでは、水滴の一部が出口側に運び出されてし
まい、気水の分離効率をある程度以上高めることができ
なかった。
19号公報に示されたものである。これは、ケーシング
内の上部に円筒形状の隔壁部材を配置して隔壁部材とそ
の外側のケーシングとの間に環状空間を形成し、環状空
間に旋回羽を配置し、環状空間の上部を入口に、下部を
排水弁部に連結し、隔壁部材の内側の孔にフィルターを
充填し出口側に連結せしめたものである。従って、入口
から流入した流体は環状空間で旋回羽により旋回せいめ
られるので、遠心力の作用で水滴は外側に振り出され分
離される。分離された水滴は流下し排水弁で系外に排出
される。更に、旋回流は隔壁部材の内側の孔のフィルタ
ーを通つて微小な水滴が捕捉されて集合成長し、自重で
排水弁部へ滴下し系外へ排出され、気体のみが出口側に
向かう、 本考案が解決しようとする課題 上記のものでは、水滴の一部が出口側に運び出されてし
まい、気水の分離効率をある程度以上高めることができ
なかった。
これは、フィルターで捕捉された液滴が、集合成長し、
自重でフィルターの入口部へ滴下してきたときに、フィ
ルター入口の気体流により再び小さな液滴に分散され、
そして、この集合成長と分散を繰り返し、ついてはその
一部が出口へ運ばれてしまうからである。
自重でフィルターの入口部へ滴下してきたときに、フィ
ルター入口の気体流により再び小さな液滴に分散され、
そして、この集合成長と分散を繰り返し、ついてはその
一部が出口へ運ばれてしまうからである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じた本考案の技術的手段
は、ケーシングで入口とフィルター室と出口を形成し、
フィルター室内に入口と出口に連通してフィルターを配
置し、該フィルター下方にフィルター部と連通して排水
弁室を設け、該排水弁室内の凝縮水やオイルをケーシン
グ外に排出するトラップ装置を配したものにおいて、フ
ィルター部と排水弁室の連通部に連通孔を形成して、該
連通孔を介して排水弁室をフィルター部へのみ連通した
ものである。
は、ケーシングで入口とフィルター室と出口を形成し、
フィルター室内に入口と出口に連通してフィルターを配
置し、該フィルター下方にフィルター部と連通して排水
弁室を設け、該排水弁室内の凝縮水やオイルをケーシン
グ外に排出するトラップ装置を配したものにおいて、フ
ィルター部と排水弁室の連通部に連通孔を形成して、該
連通孔を介して排水弁室をフィルター部へのみ連通した
ものである。
作用 上記の技術的手段の作用を説明する。
入口から流入した微小な液滴は気体と共にフィルターに
流れ込む。フィルターにおいて液滴は捕捉され集合成長
し、自重でフィルターの下方へ滴下してくる。フィルタ
ー下方は排水弁室と連通し、排水弁室にはトラップ装置
が設けられており、トラップ装置が凝縮水やオイルを排
出するために開弁するとケーシング外と連通することに
より排水弁室内はフィルター部圧力よりも低下して、フ
ィルター部に溜まつている凝縮水やオイルは排水弁室内
に滴下する。排水弁室内に滴下した凝縮水やオイルはト
ラップ装置によりケーシング外に排出される。
流れ込む。フィルターにおいて液滴は捕捉され集合成長
し、自重でフィルターの下方へ滴下してくる。フィルタ
ー下方は排水弁室と連通し、排水弁室にはトラップ装置
が設けられており、トラップ装置が凝縮水やオイルを排
出するために開弁するとケーシング外と連通することに
より排水弁室内はフィルター部圧力よりも低下して、フ
ィルター部に溜まつている凝縮水やオイルは排水弁室内
に滴下する。排水弁室内に滴下した凝縮水やオイルはト
ラップ装置によりケーシング外に排出される。
考案の効果 本考案は下記の特有の効果を生じる。
トラップ装置は開弁することによりフィルター内に通常
に気体流とは逆の圧力流路が形成されるために、フィル
ターで捕捉され自重で滴下してきた凝縮水やオイルは排
水弁室内に吸引され滴下する。従って、フィルター入口
部で気体流によって分散され出口側に運ばれることが少
なくなるので気水の分離効率が高いものとなる。
に気体流とは逆の圧力流路が形成されるために、フィル
ターで捕捉され自重で滴下してきた凝縮水やオイルは排
水弁室内に吸引され滴下する。従って、フィルター入口
部で気体流によって分散され出口側に運ばれることが少
なくなるので気水の分離効率が高いものとなる。
また、フィルター内がトラップ装置の作動に連動して清
掃されることにより、フィルターを取外して清掃する必
要もなく、長期に渡りフィルターの捕捉性能を維持でき
る。
掃されることにより、フィルターを取外して清掃する必
要もなく、長期に渡りフィルターの捕捉性能を維持でき
る。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する。
(第1参照) 上本体1と下本体2及び底蓋3をボルト20,21で気
密的に取り付けて分離器のケーシング4を形成する。ケ
ーシング4内に円筒形状の仕切筒10を取りつけてフィ
ルター室を形成する。上本体1は上部に流体の入口5と
出口6が同軸上に形成してある。
(第1参照) 上本体1と下本体2及び底蓋3をボルト20,21で気
密的に取り付けて分離器のケーシング4を形成する。ケ
ーシング4内に円筒形状の仕切筒10を取りつけてフィ
ルター室を形成する。上本体1は上部に流体の入口5と
出口6が同軸上に形成してある。
仕切筒10の内部にはフィルター11を充填する。仕切
筒10の側面の下部に貫通穴を複数個等配に設け気体流
の通過孔23を形成する、仕切筒10の下端に連通孔2
4を有するフィルター保持部材7を取り付けてフィルタ
ー11の抜け出しを防止する。連通孔24を介して排水
弁室25を形成するフロートカバー26を設ける。フィ
ルター11は連通孔24により排水弁室25と連通す
る。排水弁室25内にトラップ装置を形成する中空の球
形フロート27を自由状態で収容すると共に、底蓋3に
排水弁座15を排水口16の内端に取り付ける。排水弁
座15には排水弁室25と排水口16を連通するトラッ
プ弁口17を設ける。参照番号19はフロートカバー2
6を下本体2に取り付けるためのビスである。
筒10の側面の下部に貫通穴を複数個等配に設け気体流
の通過孔23を形成する、仕切筒10の下端に連通孔2
4を有するフィルター保持部材7を取り付けてフィルタ
ー11の抜け出しを防止する。連通孔24を介して排水
弁室25を形成するフロートカバー26を設ける。フィ
ルター11は連通孔24により排水弁室25と連通す
る。排水弁室25内にトラップ装置を形成する中空の球
形フロート27を自由状態で収容すると共に、底蓋3に
排水弁座15を排水口16の内端に取り付ける。排水弁
座15には排水弁室25と排水口16を連通するトラッ
プ弁口17を設ける。参照番号19はフロートカバー2
6を下本体2に取り付けるためのビスである。
入口5はフィルター11の連通孔23を経て出口6に連
結する。フィルター11は金属の細線とグラスファイバ
ーで編んだ波状の薄い網を波が交互になるように積み重
ねたもので、その外径は仕切筒10の孔に嵌まり込む大
きさである。
結する。フィルター11は金属の細線とグラスファイバ
ーで編んだ波状の薄い網を波が交互になるように積み重
ねたもので、その外径は仕切筒10の孔に嵌まり込む大
きさである。
入口5から流入した液滴を含む流体はフィルター11部
へ流れ込み、フィルター11で捕捉され集合成長し、自
重でフィルター11の下方から排水弁室25へ滴下して
溜る。液位は所定以上になるとフロート27が浮上して
トラップ弁口17が開き溜った液滴ケーシング外に排出
される。トラップ弁口17が開口すると排水弁室25内
は系外と連通することにより圧力が低下する。
へ流れ込み、フィルター11で捕捉され集合成長し、自
重でフィルター11の下方から排水弁室25へ滴下して
溜る。液位は所定以上になるとフロート27が浮上して
トラップ弁口17が開き溜った液滴ケーシング外に排出
される。トラップ弁口17が開口すると排水弁室25内
は系外と連通することにより圧力が低下する。
11に捕捉された液滴が多くなると、気体の通過するフ
ィルター11内の断面積が小さくなり流速が速まる。流
速が速まるとフィルター11下方に溜まつた液滴野一部
は、気体流により出口6側に運ばれようとするが、トラ
ップ弁口17が開口する都度の排水弁室25の圧力低下
により優先的に排水弁室25へ吸引滴下される。従っ
て、フィルター11下方の液滴が気体流によって出口側
へ運ばれることが少なくなり高い分離効率を維持するこ
とができる。
ィルター11内の断面積が小さくなり流速が速まる。流
速が速まるとフィルター11下方に溜まつた液滴野一部
は、気体流により出口6側に運ばれようとするが、トラ
ップ弁口17が開口する都度の排水弁室25の圧力低下
により優先的に排水弁室25へ吸引滴下される。従っ
て、フィルター11下方の液滴が気体流によって出口側
へ運ばれることが少なくなり高い分離効率を維持するこ
とができる。
本実施例においては、フィルター11の下方から流体が
流入し上方か出口6へ向かう構成のものを示したが、逆
の構成、すなわち、フィルター11の上方から流体が流
入し下方から排出される構成においても同様作用効果が
得られない。
流入し上方か出口6へ向かう構成のものを示したが、逆
の構成、すなわち、フィルター11の上方から流体が流
入し下方から排出される構成においても同様作用効果が
得られない。
また、本実施例においては、フィルター11を金属の細
線とグラスファイバーでできたものを示したが、その他
従来より用いられている焼結金属やセラミツクフィルタ
ー等であつてもよいことは言うまでもない。
線とグラスファイバーでできたものを示したが、その他
従来より用いられている焼結金属やセラミツクフィルタ
ー等であつてもよいことは言うまでもない。
第1図は本考案の気水分離器の断面図である。 1:上本体 2:下本体 3:底蓋 5:入口 6:出口 10:仕切筒 11:フィルター 17:トラップ弁口 24:連通孔 25:排水弁室 26:フロートカバー 27:フロート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 50/00 C B04C 5/103 6953−4D
Claims (1)
- 【請求項1】ケーシングで入口とフィルター室と出口を
形成し、フィルター室内に入口と出口に連通してフィル
ターを配置し、該フィルター下方にフィルター部と連通
して排水弁室を設け、該排水弁室内に凝縮水やオイルを
ケーシング外に排出するトラツプ装置を配したものにお
いて、フィルター部と排水弁室の連通部に連通孔を形成
して、該連通孔を介して排水弁室をフィルター部へのみ
連通したことを特徴とする気水分離器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13316989U JPH061210Y2 (ja) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | 気水分離器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13316989U JPH061210Y2 (ja) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | 気水分離器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0370712U JPH0370712U (ja) | 1991-07-16 |
JPH061210Y2 true JPH061210Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=31680582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13316989U Expired - Lifetime JPH061210Y2 (ja) | 1989-11-15 | 1989-11-15 | 気水分離器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061210Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003001034A (ja) * | 2001-06-15 | 2003-01-07 | Tlv Co Ltd | 気液分離器 |
JP2012035207A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Yoshitake Inc | セパレータストレーナ |
-
1989
- 1989-11-15 JP JP13316989U patent/JPH061210Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0370712U (ja) | 1991-07-16 |
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