JPH0612032Y2 - 半固定式洋上エアーポート - Google Patents
半固定式洋上エアーポートInfo
- Publication number
- JPH0612032Y2 JPH0612032Y2 JP1987184457U JP18445787U JPH0612032Y2 JP H0612032 Y2 JPH0612032 Y2 JP H0612032Y2 JP 1987184457 U JP1987184457 U JP 1987184457U JP 18445787 U JP18445787 U JP 18445787U JP H0612032 Y2 JPH0612032 Y2 JP H0612032Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- artificial island
- floating body
- semi
- air port
- large number
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/30—Adapting or protecting infrastructure or their operation in transportation, e.g. on roads, waterways or railways
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Revetment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は半固定式洋上エアーポートに関するものであ
る。
る。
洋上に人工島を作り、これをエアーポートとする場合、
水深の大きい外洋において広い面積を確保するには、陸
上又は浅瀬で構築した多数のケーソンを大水深部分に浮
上状態で曳航し現場で互いに接合して海底に沈設するか
又は浮体としてこれを繋留することが考えられる工費が
かさばると共に浮体とした場合には波浪の影響を受けて
その繋留が困難であり、又、繋留方法が固定式の場合
は、地震時の横力を低減させる浮体の利点を活かし得な
い等多くの問題がある。
水深の大きい外洋において広い面積を確保するには、陸
上又は浅瀬で構築した多数のケーソンを大水深部分に浮
上状態で曳航し現場で互いに接合して海底に沈設するか
又は浮体としてこれを繋留することが考えられる工費が
かさばると共に浮体とした場合には波浪の影響を受けて
その繋留が困難であり、又、繋留方法が固定式の場合
は、地震時の横力を低減させる浮体の利点を活かし得な
い等多くの問題がある。
本考案の目的は上記の問題を解決した半固定式洋上エア
ーポートを得るにある。
ーポートを得るにある。
〔考案の構成〕 本考案の半固定式洋上エアーポートはその上部が海上に
現れるよう海底に完全に固定して形成した人工島と、前
記人工島に形成したエアーターミナルと、陸地よりこの
人工島に接続した埋設管または海底トンネルと、前記人
工島を取り囲む、内部に空室を形成してその上面が設置
される場所の最大波高を越える高さとなるような浮力を
生ぜしめた単一の浮体と、この浮体上に形成した滑走路
と、前記人工島と浮体との対向面間に回転自在に介挿し
た、内部に高圧流体を密封した比重が1以下の多数の円
筒状弾性媒体とより成ることを特徴とする。
現れるよう海底に完全に固定して形成した人工島と、前
記人工島に形成したエアーターミナルと、陸地よりこの
人工島に接続した埋設管または海底トンネルと、前記人
工島を取り囲む、内部に空室を形成してその上面が設置
される場所の最大波高を越える高さとなるような浮力を
生ぜしめた単一の浮体と、この浮体上に形成した滑走路
と、前記人工島と浮体との対向面間に回転自在に介挿し
た、内部に高圧流体を密封した比重が1以下の多数の円
筒状弾性媒体とより成ることを特徴とする。
以下図面によって本考案の実施例を説明する。
本考案においては第1図,第2図に示すように従来既知
の手段で海面上に現れる縦横数百米の例えば矩形の人工
島1を海底に完全に固定して形成し、この人工島1にエ
アーターミナル11を形成すると共に、前記人工島1を取
り囲む形の縦横数粁の例えば矩形の浮体2を配置する。
の手段で海面上に現れる縦横数百米の例えば矩形の人工
島1を海底に完全に固定して形成し、この人工島1にエ
アーターミナル11を形成すると共に、前記人工島1を取
り囲む形の縦横数粁の例えば矩形の浮体2を配置する。
また前記浮体2の上面に滑走路を形成し、前記人工島1
と浮体2の対向面間に円筒状の多数の弾性媒体2を回転
自在に介挿せしめる。
と浮体2の対向面間に円筒状の多数の弾性媒体2を回転
自在に介挿せしめる。
本考案における前記浮体2は例えば陸上における作業台
での製作可能な大きさの多数のブロックユニット4を作
り、水上に運んで所要の規模と形状に構成する。
での製作可能な大きさの多数のブロックユニット4を作
り、水上に運んで所要の規模と形状に構成する。
ブロックユニット4の断面形状は、第3図に示すように
上壁、側壁及び底壁を有し内部に空室を有する多室型の
ポンツーン・タイプとし、その上面が、設置される場所
の最大の波高を越える高さとなるような浮力が上記空室
によって得られるようにする。
上壁、側壁及び底壁を有し内部に空室を有する多室型の
ポンツーン・タイプとし、その上面が、設置される場所
の最大の波高を越える高さとなるような浮力が上記空室
によって得られるようにする。
又ブロックユニット4の材質は、水密コンクリートを鉄
筋または繊維で補強したものとする。例えば水に接する
側面、底面の外側には第4図に示すように全面溶接した
純チタン板5を隙間なく打ち込むものとする。
筋または繊維で補強したものとする。例えば水に接する
側面、底面の外側には第4図に示すように全面溶接した
純チタン板5を隙間なく打ち込むものとする。
ブロックユニット4相互の接合部には、第5図に示すよ
うに水密コンクリート6を充填するが、ブロックユニッ
トに跨がる金属部の周辺はプラスチックコンクリート7
を使用し、ブロックユニット相互を高張力鋼の線材8に
て応力のかかった状態において緊結する。
うに水密コンクリート6を充填するが、ブロックユニッ
トに跨がる金属部の周辺はプラスチックコンクリート7
を使用し、ブロックユニット相互を高張力鋼の線材8に
て応力のかかった状態において緊結する。
本考案における弾性媒体3は第6図,第7図に示すよう
に高圧流体、例えば高圧空気を密封した中空円筒状の合
成ゴム系の弾性体で形成し、比重を1以下に保ち、水面
に横に浮いた状態で使われるようにする。この弾性媒体
3は、内部の高圧に耐えるため引っ張り強度の高い繊維
網9で補強し、夫々異なった特性を持ったスチレンゴ
ム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム等を積層加工し
たものとする。この弾性媒体3は所望の長さの互いに分
離したものとし、水面の変位に伴って上下し、人工島1
と浮体2との間隙を略一定に保ちながら、円滑に回転移
動可能ならしめる。
に高圧流体、例えば高圧空気を密封した中空円筒状の合
成ゴム系の弾性体で形成し、比重を1以下に保ち、水面
に横に浮いた状態で使われるようにする。この弾性媒体
3は、内部の高圧に耐えるため引っ張り強度の高い繊維
網9で補強し、夫々異なった特性を持ったスチレンゴ
ム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム等を積層加工し
たものとする。この弾性媒体3は所望の長さの互いに分
離したものとし、水面の変位に伴って上下し、人工島1
と浮体2との間隙を略一定に保ちながら、円滑に回転移
動可能ならしめる。
更に本考案における人工島1には第2図に示すように内
部に海底からの埋設管や海底トンネル10を導入し、地上
に設けたエアーターミナル11と接続せしめる。
部に海底からの埋設管や海底トンネル10を導入し、地上
に設けたエアーターミナル11と接続せしめる。
本考案の半固定式洋上エアーポートは上記のような構成
であるから浮体2を海底に繋留する必要がなく、建設コ
ストを大幅に低減できる。特に、人工島1に対する浮体
2の繋留は弾性媒体3を介して人工島1を囲む形とする
ことで達成でき、干潮や満潮、海面のうねりによる浮体
2の上下動を許容し、人工島1に対する風圧・潮流・地
震等による水平方向の移動も許容して水平方向の衝撃力
を柔らげて人工島に伝達するほか、人工島が地盤沈下に
よって沈下しても浮体は常時海面上に一定の高さで浮上
したままであるからエアーポートとして特に好ましい大
きな利点がある。
であるから浮体2を海底に繋留する必要がなく、建設コ
ストを大幅に低減できる。特に、人工島1に対する浮体
2の繋留は弾性媒体3を介して人工島1を囲む形とする
ことで達成でき、干潮や満潮、海面のうねりによる浮体
2の上下動を許容し、人工島1に対する風圧・潮流・地
震等による水平方向の移動も許容して水平方向の衝撃力
を柔らげて人工島に伝達するほか、人工島が地盤沈下に
よって沈下しても浮体は常時海面上に一定の高さで浮上
したままであるからエアーポートとして特に好ましい大
きな利点がある。
第1図は本考案の半固定式洋上エアーポートの説明用平
面図、第2図はその縦断正面図、第3図はブロックユニ
ットの縦断面図、第4図はその一部の説明図、第5図は
ブロックユニット相互の接続部の説明図、第6図は弾性
媒体の縦断正面図、第7図はその縦断側面図である。 1……人工島、2……浮体、3……弾性媒体、4……ブ
ロックユニット、5……純チタン板、6……水密コンク
リート、7……プラスチックコンクリート、8……高張
力網の線材、9……繊維網、10……埋設管や海底トンネ
ル、11……エアーターミナル
面図、第2図はその縦断正面図、第3図はブロックユニ
ットの縦断面図、第4図はその一部の説明図、第5図は
ブロックユニット相互の接続部の説明図、第6図は弾性
媒体の縦断正面図、第7図はその縦断側面図である。 1……人工島、2……浮体、3……弾性媒体、4……ブ
ロックユニット、5……純チタン板、6……水密コンク
リート、7……プラスチックコンクリート、8……高張
力網の線材、9……繊維網、10……埋設管や海底トンネ
ル、11……エアーターミナル
Claims (1)
- 【請求項1】その上部が海上に現れるよう海底に完全に
固定して形成した人工島と、前記人工島に形成したエア
ーターミナルと、陸地よりこの人工島に接続した埋設管
または海底トンネルと、前記人工島を取り囲む、内部に
空室を形成してその上面が、設置される場所の最大波高
を越える高さとなるような浮力を生ぜしめた、多数のブ
ロックユニットより成る単一の浮体と、この浮体上に形
成した滑走路と、前記人工島と浮体との対向面間に回転
自在に介挿した、内部に高圧流体を密封した比重が1以
下の多数の円筒状弾性媒体とより成ることを特徴とする
半固定式洋上エアーポート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987184457U JPH0612032Y2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 半固定式洋上エアーポート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987184457U JPH0612032Y2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 半固定式洋上エアーポート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0190831U JPH0190831U (ja) | 1989-06-14 |
JPH0612032Y2 true JPH0612032Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31475820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987184457U Expired - Lifetime JPH0612032Y2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 半固定式洋上エアーポート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612032Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5265944A (en) * | 1975-11-29 | 1977-05-31 | Minoru Takahashi | Marine station |
JPS5820325B2 (ja) * | 1978-07-18 | 1983-04-22 | 日立造船株式会社 | 水上構造物用浮体ブロツク |
-
1987
- 1987-12-04 JP JP1987184457U patent/JPH0612032Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0190831U (ja) | 1989-06-14 |
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