JPH0611927U - 弾性体シールリング装着装置 - Google Patents

弾性体シールリング装着装置

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JPH0611927U
JPH0611927U JP5724692U JP5724692U JPH0611927U JP H0611927 U JPH0611927 U JP H0611927U JP 5724692 U JP5724692 U JP 5724692U JP 5724692 U JP5724692 U JP 5724692U JP H0611927 U JPH0611927 U JP H0611927U
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JP
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collet
ring
work
tip
seal ring
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Pending
Application number
JP5724692U
Other languages
English (en)
Inventor
博 吉村
善博 高橋
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールリングを捩じることなくワークと非接
触状態でそのリング溝に装着できる弾性体シールリング
装着装置を提供する。 【構成】 ワークWに相対的に接近又は離間するコレッ
トホルダ1と、コレットホルダ1に開閉可能に取り付け
られており、前記ワークWに遊嵌するように先端部5a
の最大開き位置が設定されたコレット2と、コレット2
を開閉するコレット開閉手段4と、コレット先端部5a
を囲繞する押出しリング14により、コレット先端部5
aに支持された弾性体シールリングRを押し出すリング
押出し手段4とから構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ワークのリング溝にOリング等弾性体シールリングを装着する場 合に使用される弾性体シールリング装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の弾性体シールリング装着装置には、例えば実開昭62−182 5号公報に記載されたものがある。この装置では、図3に示すように、圧入治具 本体20の先端部20aに芯出し部材21を設け、前記圧入治具本体先端部20 aの前記芯出し部材21の周りに複数のクローバネ22を、芯出し部材21を中 心として放射方向に湾曲可能に設け、各クローバネ22の先端部に押し爪23を 設けている。そして、芯出し部材21により芯出し配置されたワークWに対して 圧入治具本体20を移動させて、ワークWの端部に形成された案内面g(テーパ 面)に嵌めてあるOリングRを押し爪23で押してリング溝t内に落すようにし ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来装置では、押し爪23はクローバネ22のばね力によ りワークWの案内面gに弾接している。このため、押し爪23がOリングRを押 す過程において押し爪23でワークWの案内面gに傷が付く。押し爪23とワー クWとの金属接触で摩耗粉が発生し、これが案内面gに沿い滑落してOリングR に付着するおそれがある。また、ワークWの案内面gが長くてOリングRがワー クWのリング溝g内に落ちるまでのストロークが長い場合にはOリングRが捩れ てそのままワークWのリング溝t内に装着されるおそれがある。
【0004】 この考案は上記課題を解決するためになしたもので、弾性体シールリングを捩 じることなくワークと非接触状態でそのリング溝に装着できる弾性体シールリン グ装着装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案の弾性体シールリング装着装置は、ワー クに相対的に接近又は離間するコレットホルダと、該コレットホルダに開閉可能 に取り付けられており、前記ワークに遊嵌するように先端部の最大開き位置が設 定されたコレットと、該コレットを開閉するコレット開閉手段と、前記コレット 先端部を囲繞する押出しリングにより、コレット先端部に支持された弾性体シー ルリングを押し出すリング押出し手段とから構成したものである。
【0006】
【作用】
上記構成により、コレット先端部を開いて弾性体シールリングを支持した後、 コレット先端部をワークに遊嵌させてリング溝に臨ませて配置した後、リング押 出し手段の押出しリングにより弾性体シールリングをコレット先端部から押し出 すと、弾性体シールリングはコレット先端部から外れてワークのリング溝に装着 される。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面により説明する。
【0008】 図1は弾性体シールリング装着装置を概略的に示す断面図である。この図にお いて、1はコレットホルダ、2はコレット、3はコレット開閉手段、4はリング 押出し手段である。
【0009】 コレットホルダ1は、図示しない移動装置により、芯出し配置されたワークW に対して接近又は離間可能に設けられている。このコレットホルダ1の先端部1 aには、コレット2を構成する複数本のコレット片5(実施例では4本)の基端 部がピン6により枢着されて、該コレット片5の先端部がコレットホルダ1の中 心線を中心とした放射方向に移動可能となっている。前記コレット片5の先端部 にはその移動方向と直角な薄肉のリング支持部5aが形成されている。
【0010】 コレットホルダ1の中心部には案内孔7が形成され、該案内孔7内にはシャフ ト8が移動可能に嵌合され、該シャフト8の先端部にはテーパ部8aが形成され ている。このシャフト8の基端部は、コレットホルダ1の基端部1bに装着され た開閉シリンダ9のピストンロッド9aと連結されている。また、各コレット片 5の内周部には、テーパ部8aとの当接面を構成する勾配面1O、外周部には凹 溝11がそれぞれ形成され、該凹溝11には、コレット片5群を結束する引張ス プリング12が挿入されている。更に、コレットホルダ1には、コレット片5群 を囲繞するストッパリング13が設けられている。
【0011】 コレット開閉手段3は、コレット2に閉じ力を付勢する引張スプリング12と 、シャフト8を移動させてテーパ部8aのカム作用でコレット2を開閉する開閉 シリンダ9と、ワークWに遊嵌するようにリング支持部5a(コレット2の先端 部)の最大開き位置を設定すると共に、該リング支持部5aに支持されたOリン グR(弾性体シールリング)の切断を防止するストッパリング13とで構成され ている。
【0012】 このストッパリング13の外周部には筒状の押出しリング14が移動可能に嵌 合され、該押出しリング14の基端部には外側に張り出した支持部14aが形成 され、該支持部14aに対向する内側に張り出した支持部15aを有する筒状の 支持フレーム15が押出しリング14の基端部を囲繞するように前記コレットホ ルダ1に設けられ、前記支持部14a、15a間には圧縮スプリング16が縮設 され、該圧縮スプリング16のばね力により押出しリング14はストッパリング 13等に設けたストッパ17に押し付けられて引込限位置に配置されている。
【0013】 この押出しリング14の先端部には、コレット2が最大に開いた状態でリング 支持部5aを僅かな隙間をおいて囲繞する押し爪部14bが形成されている。リ ング支持部5aの前記押し爪部14bより先端側には、OリングWの支持スペー スS(例えばリング断面長さプラス1〜3mm)が確保されている。
【0014】 リング押出し手段4は、押出しリング14に引込み力を付勢する圧縮スプリン グ16と、該圧縮スプリング16のばね力に打ち勝ってストッパリング13の外 周部に沿い押出しリング14を移動させる図示しない押出しシリンダとで構成さ れている。
【0015】 以上の構成において、引張スプリング12のばね力により、各コレット片5に 設けた勾配面1Oにシャフト8の先端部に設けたテーパ部8aが当接保持されて いることから、開閉シリンダ9によりコレット2に対してシャフト8を前進させ ると、テーパ部8aが勾配面1Oに沿って摺動して生じるカム作用により、各コ レット片5の先端部が放射方向に広がり移動し、コレット2が開く。また、シャ フト8を後退させると、前記とは逆に、コレット2は閉じる。通常は、開閉シリ ンダ9によりコレット2内からシャフト8を後退させて、リング支持部5a(コ レット先端部)の外径がOリングRの内径より僅かに小さくなる最小閉じ位置ま でコレット2を閉じておく。
【0016】 リング装着作業に際しては、まず、コレットホルダ1を、ワークWとの間に配 置されたOリングRに対して前進させて、OリングR内にリング支持部5aを挿 入する。次いで、開閉シリンダ9によるシャフト8の前進によって、リング支持 部5aの内径がワークWの外径より僅かに大きくなるストッパリング13で設定 された最大開き位置までコレット2を開く。これにより、リング支持部5aの支 持スペースSにOリングRが支持される。
【0017】 次に、コレットホルダ1をワークWに対して更に前進させ、リング支持部5a をワークWに遊嵌させてそのリング溝tに臨ませて配置した後、図示しない押出 しシリンダにより押出しリング14をOリングRに対して前進させて、先端の押 し爪部14bでOリングRをリング支持部5aから押し出す。これにより、Oリ ングRはリング支持部5aから外れてワークWのリング溝t内に装着される。
【0018】 しかる後、コレットホルダ1を後退させてリング支持部5aをワークWから外 した後、コレット2を最小閉じ位置まで閉じると共に、コレットホルダ1を定位 置まで戻す。
【0019】 このようなリング装着作業において、コレット2はストッパリング13に当た ってそれ以上開かないことから、リング支持部5aに支持されたOリングRの切 断が防止される。また、OリングRをコレット2の開閉によりリング支持部5a に支持した後、コレット2による前進移動でワークWのリング溝tへの落し位置 に配置し、次いで押出しリング14による押出しでリング溝t内に落し込むから 、OリングRをワークWのリング溝t内に装着するまでの落込みストロークは大 幅に短くなる。OリングRをリング支持部5aから押し出す過程で、押出しリン グ14はリング支持部5aに接触しない。
【0020】 尚、この実施例では、コレット2を構成する各コレット片5の基端部をピン6 によりコレットホルダ1に枢着したが、図2に示すように、シャフト8の先端部 にテーパ面8a、中間部にテーパ面8bをそれぞれ形成し、これらのテーパ面8 a、8bとの当接面を構成する勾配面10a、10bが両端部の内周部に形成さ れたコレット片5をストッパリング13の内周部に複数本のガイドピン18によ り取り付けても良い。
【0021】 また、圧縮スプリング16により引込み力が付勢された押出しリング14を図 示しない押出しシリンダにより押出し移動させたが、図2に示すように、一本の リング移動シリンダ19により押出しリング14を引き込ませ、又は押し出すよ うにしても良い。
【0022】
【考案の効果】
以上の通りこの考案は、ワークに相対的に接近又は離間するコレットホルダと 、該コレットホルダに開閉可能に取り付けられており、前記ワークに遊嵌するよ うに先端部の最大開き位置が設定されたコレットと、該コレットを開閉するコレ ット開閉手段と、前記コレット先端部を囲繞する押出しリングにより、コレット の先端部に支持された弾性体シールリングを押し出すリング押出し手段とから構 成したから、コレットの開閉により弾性体シールリングをコレット先端部に支持 した後、ワークとコレットホルダとの相対的な接近によりコレット先端部をワー クに遊嵌させてリング溝に臨ませて配置し、次いで、リング押出し手段の押出し リングにより弾性体シールリングをコレット先端部から押し出す一連のリング装 着作業を確実に行える。
【0023】 上記装着作業において弾性体シールリングの切断を確実に防止できると共に、 弾性体シールリングがワークのリング溝内に落ちるまでのストロークを、弾性体 シールリングの断面長さ程度と大幅に短くすることができ、Oリング等の場合に おいて従来問題となった捩れを確実に防止できる。また、コレット先端部に支持 された弾性体シールリングの押出し過程でリング押出し手段の押出しリングをコ レット先端部と非接触状態として、従来問題となったワークの傷付きや金属接触 による摩耗粉の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になる弾性体シールリング
装着装置を示す縦断面図である。
【図2】この考案の他の実施例になる弾性体シールリン
グ装着装置を示す縦断面図である。
【図3】従来例の弾性体シールリング装着装置を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 コレットホルダ 2 コレット 3 コレット開閉手段 4 リング押出し手段 5a リング支持部(コレット先端部) 14 押出しリング W ワーク t リング溝 R Oリング(弾性体シールリング) S 支持スペース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに相対的に接近又は離間するコレ
    ットホルダと、該コレットホルダに開閉可能に取り付け
    られており、前記ワークに遊嵌するように先端部の最大
    開き位置が設定されたコレットと、該コレットを開閉す
    るコレット開閉手段と、前記コレット先端部を囲繞する
    押出しリングにより、コレット先端部に支持された弾性
    体シールリングを押し出すリング押出し手段とから構成
    したことを特徴とする弾性体シールリング装着装置。
JP5724692U 1992-07-23 1992-07-23 弾性体シールリング装着装置 Pending JPH0611927U (ja)

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JP5724692U JPH0611927U (ja) 1992-07-23 1992-07-23 弾性体シールリング装着装置

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JPH0611927U true JPH0611927U (ja) 1994-02-15

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Cited By (5)

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JPS5297274U (ja) * 1976-01-17 1977-07-21
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