JPH0611833U - 攪拌混和装置 - Google Patents

攪拌混和装置

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JPH0611833U
JPH0611833U JP048864U JP4886492U JPH0611833U JP H0611833 U JPH0611833 U JP H0611833U JP 048864 U JP048864 U JP 048864U JP 4886492 U JP4886492 U JP 4886492U JP H0611833 U JPH0611833 U JP H0611833U
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JP
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stirring
processed material
outlet
inlet
mixing
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JP048864U
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English (en)
Inventor
斐雄 中本
秀太郎 森
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一方向に同一回転速度で回転する平行な複
数の回転軸の各々に串差し状に装着された複数の攪拌板
をもつ攪拌混和装置において、回転軸の軸受に処理物を
侵入して、軸受を損傷し、また、処理物の損失すること
を防止する。 【構成】 同一方向に同一回転速度で回転する平行な複
数の回転軸7,8の各々に複数の攪拌板13a,14
a,・・・を串差し状に攪拌容器1内に装着し、攪拌板
で形成する断続的スクリューにより処理物を攪拌して移
送させる。攪拌混和容器1の両側端部に処理物の入口5
a,5bを設け、中央部に処理物の出口6を設け、入口
5aと出口6の間及び出口6と入口5bとの間におい
て、攪拌板で形成される前記スクリューの方向を逆にす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高粘度流体、スラリー状物質または粉体などの製品の攪拌混和に適 用される攪拌混和装置に関し、更に詳しくはオレフィン系、共役ジエン系炭化水 素などの重合性有機化合物を付加重合によって重合体を得たり、ポリアシド、ポ リエステルなどの重縮合系重合体を製造するための重合反応装置及び重合体から 溶剤、単量体を取り除くための装置など重合体製造に適合する攪拌混和装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、重合反応装置などの高粘度流体、スラリー状物質、粉体などの各種物 質を処理する装置は、混合作用を十分に行うことができることと、伝熱速度の大 きいことが要求され、更に付着物の処理のための付着防止機構を備えていること が望まれる。このような要求を充足させる手段として、装置自体に混合作用が良 好なセルフクリーニング機構を採り入れることが有効かつ確実な方法であると言 われている。このため、従来から、例えばスクリュー状攪拌体を使用する方法が 知られている。
【0003】 しかし、従来のこの種装置のいずれにおいても、セルフクリーニング作用を持 たせるために特殊な機構を採用しているため、 (1)製作が困難。 (2)処理物の性状が制限される。 (3)処理物に対する容量が小さ過ぎる。 (4)充分な混合作用が得られない。 などの欠点があった。
【0004】 このような欠点を除くため、本考案の出願人は先に、特願昭47-59211号におい て、横型の攪拌混和装置を、攪拌混和容器と回転軸と攪拌体で構成すると共に、 (a)攪拌混和容器内に複数本の回転軸を平行でかつ同一回転方向、同一回転角 速度で回転するように駆動部と結合し、 (b)複数の攪拌体は、前記各回転軸と同軸に回転するように配設され、かつ、 各回転軸に直列に結合されており、更に、回転軸に垂直な断面において、相互に 僅かな間隙を置くか、または軽く接する状態で組合されており、 (c)かつ、同複数の攪拌体は前記回転軸に垂直な断面において攪拌体の自転中 心と回転軸の軸心が一致することなく、攪拌体の自転中心が回転軸の軸に対して 同一方向、同一距離だけ離れて配置された断続的なスクリューを形成するように 構成し、 (d)更に、攪拌混和容器は攪拌体の最外端軌跡に等しいかまたは僅かに大きい 断面部分を有する構造にすることを提案した。
【0005】 例えば図5及び図6に示すように、ほぼ水平に配置された筒状の攪拌混和容器 1の周囲に、両側端部に熱媒体の出入口3,4を有するジャケット2を設け、前 記容器1の両側端部に処理物質の出入口5,6を設け、前記容器1の両側端部に おいて2本の回転軸7,8をそれぞれ軸受9,10及び11,12で収納した構 造にしている。攪拌混和容器1内においては、攪拌体13及び14がそれぞれ複 数個の円板状攪拌板を回転軸7,8によって板厚方向に串差し状に貫通した状態 で結合固着されている。また、回転軸7,8は、それぞれ同一方向、同一回転角 速度で回転するように図示しない駆動部に結合されている。
【0006】 前記攪拌体13,14は、図5及びそのII-II 、III-III 矢視断面図である図 3(a),(b)に示すように、ほぼ水平に配置された回転軸7,8に対し複数 個の肉厚の円板状攪拌板13a,13b,13c,・・・:14a,14b,1 4c,・・・をそれぞれ偏心位置をずらして板厚方向に直列に配列したものであ り、各攪拌板13a,14a:13b,14b:13c,14c:・・・は互い に軽く接触するか相互に僅かの間隙を置くように設けられているが、通常は各攪 拌板は回転軸7,8の中心間距離OPにほぼ等しい直径を有する円板であり、各 攪拌板13a,14a:13b,14b:・・・の中心(A1 ,B1 :A2 ,B 2 :・・・)を中心として同一方向、同一回転角速度で回転する場合、相互に自 転運動を妨げることがないように構成されている。更に攪拌体13,14の中心 (A1 ,B1 :A2 ,B2 :・・・)は回転軸7,8の軸心O,Pと一致するこ となく、A1 ,B1 :A2 ,B2 :・・・は、いずれもO,Pまわりに順次同一 方向、同一距離だけ離れて(ずれて)偏心するように配置されている。したがっ て、相互に近接する左右に攪拌板13a,14a:13b,14b:13c,1 4c:・・・方向に向って回転体の自転中心がA1 ,B1 からA2 ,B2 ・・・ へと公転中心O,Pを中心として順次同一方向へ同一距離だけ移動する。このよ うにして複数の攪拌板によって断続的なスクリューが形成され、強力な処理物送 り作用が生起される。また、攪拌混和容器1の内壁は、図3(a),(b)に示 すように、攪拌体13,14の最外端軌跡またはそれに近い形状に構成され、攪 拌体の回転運動により攪拌混和容器内壁面をクリーニングしている。
【0007】 しかし、特願昭47−59211号によって提案されたこの攪拌混和装置は、 攪拌混和容器の一端より一方の出入口より供給された処理物は、回転体のスクリ ュー効果により攪拌混和容器の他端へ移動して他方の出入口から排出されるよう になっており、この処理物が回転体のスクリュー効果で排出口付近にて加圧され て圧力が上昇し、排出側の回転軸の軸受にも達して軸受を損傷させたり、処理物 の損失になったりする欠点があった。
【0008】 本考案は、以上の欠点を解決することができる攪拌混和装置を提供しようとす るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案はの攪拌混和装置は、互いに平行に配設され同一方向、同一回転速度で 回転する複数の回転軸と、各回転軸にそれぞれ回転軸と共に回転するように設け られ、かつ、回転軸に垂直に複数の攪拌板を板厚方向に直列に結合すると共に、 回転軸に垂直な断面において攪拌板が僅かな間隙を置くかまたは軽く接するよう な形状を有して組合わされ、かつ、回転軸に垂直な断面において、各攪拌板の自 転中心と回転軸の軸心とは一致することなく、その自転中心が、回転軸の軸心に 対して順次同一方向へ同一距離だけ離れて配置されて断続的なスクリューを形成 するように構成された攪拌体と、前記回転軸と攪拌体を収納し攪拌体の最外端軌 跡に等しいかまたは僅かに大きい断面部分を有する攪拌混和処理容器とからなる 攪拌混和装置において、前記攪拌混和処理容器の両側端部に設けられた処理物の 入口と前記攪拌混和処理容器の中央部に設けられた処理物の出口とを備えると共 に、一方の処理物の入口から前記処理物の出口までの前記攪拌板によって形成さ れるスクリューの方向と前記処理物の出口から他方の処理物の入口までの前記攪 拌板によって形成されるスクリューの方向を逆にしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案では、各回転軸に取付けられた複数の攪拌板によって形成される断続的 なスクリューの方向を、攪拌混和容器の一側端に設けられた一方の処理物の入口 から中央部の処理物の出口までと前記処理物の出口から攪拌混和容器の他側端に 設けられた他方の処理物の入口までとを逆方向としている。従って、各回転軸を 同一方向に回転させることによって、攪拌混和容器の両側端部の入口あら投入さ れた処理物は、各々の攪拌板のスクリュー作用によって攪拌混和容器の中央部へ 移送され、該出口から排出されることになる。
【0011】
【実施例】
以下、図1ないし図4によって、本考案の一実施例を説明する。図1,図2及 び図3(a),(b)に示すように、本実施例は横型の攪拌混和装置に係るもの であって、「従来の技術」の欄で説明した攪拌混和装置と同型式のものであり、 共通の点の説明は省略し、以下にその相違点について説明する。
【0012】 即ち、前記従来の攪拌混和装置は、図5に示すように処理物の入口5は1個で 攪拌混和容器1の一側端部にあり処理物の出口6は1個で攪拌混和容器1の他側 端部にあるのに対し、本実施例では、図2に示すように、処理物の入口5a,5 bは攪拌混和容器1の両側端部にあり、処理物の出口6は攪拌混和容器1の中央 部にある。従って、処理物は、攪拌混和容器1の両側端部にある処理物の入口5 a,5bより入り、攪拌混和容器1の中央部にある処理物の出口6より排出され るようになっている。
【0013】 また、攪拌混和容器内で以上のように処理物を流すために、一方の処理物の入 口5aから処理物の出口6までの間において各攪拌板13a,13b,・・・; 14a,14b・・・の自転中心が順次離れる(ずれる)ことによって形成され る断続的なスクリューの方向と処理物の出口6から他方の処理物の入口5bまで の間において各攪拌板の自転中心が順次離れることによって形成される断続的な スクリューの方向とを逆にしている。例えば、図3(a),(b)に示すように 、処理物の入口5aから処理物出口6までの間は、回転軸7,8に配列されてい る攪拌板で形成されるスクリューを右ねじになるように組まれ、また、攪拌混和 容器1の処理物の出口6から処理物の入口5bまでの間は、例えば図4(a), (b)に示すように、回転軸7,8に配列されている攪拌板13a′,13b′ ・・・及び14a′,14b′によって形成される断続的なスクリューが左ねじ になるように組まれている。これによって、図3及び図4に示してある矢印の回 転方向に攪拌板を回転させれば、処理物の入口5a,5bより入った処理物は、 攪拌混和容器1の中央部の処理物の出口6より排出されることになる。
【0014】 以上のように、本実施例では、処理物は攪拌混和容器1の両側端部の処理物の 入口5a,5bより投入され、攪拌板の回転によって攪拌混和容器1の中央部へ 向って移送されると共にこの間において攪拌混和され、その上で処理物は攪拌混 和容器1の中央部の処理物の出口6より排出される。
【0015】 従って、従来の装置におけるように、攪拌混和容器1の排出側に設けられた回 転軸の軸受に処理物が達して軸受を損傷し、かつ、処理物の損失を来たすという 欠点を解消することができる。
【0016】
【考案の効果】 本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載された構成を具備しているために、 処理物を攪拌混和容器の両側端部より供給し、同容器の中央部より排出するよう にしており、攪拌混和容器の両側端部にある回転軸の軸受に処理物が到達するこ とがなく、従って、これらの軸受が損傷を受けることがなく、かつ、処理物の損 失も防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】図1のIV-IV 矢視断面図である。
【図3】図3(a),(b)は、それぞれ図1及び図2
のII-II 及びIII-III 矢視断面図であり、また、それぞ
れ後記する図5及び図6のII-II 及びIII-III 矢視断面
図である。
【図4】図4(a),(b)は、それぞれ図1及び図2
のV-V 及びVI-VI 矢視断面図である。
【図5】従来の攪拌混和装置の断面図である。
【図6】図5のI-I 矢視断面図である。
【符号の説明】
1 攪拌混和容器 2 ジャケット 3,4 熱媒体出入口 5a,5b 処理物の入口 6 処理物の出口 7,8 回転軸 9,10,11,12 軸受 13,14 攪拌体 13a,13b,・・・ 円板状攪拌板 14a,14b,・・・ 円板状攪拌板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配設され同一方向、同一回
    転速度で回転する複数の回転軸と、各回転軸にそれぞれ
    回転軸と共に回転するように設けられ、かつ、回転軸に
    垂直に複数の攪拌板を板厚方向に直列に結合すると共
    に、回転軸に垂直な断面において攪拌板が僅かな間隙を
    置くかまたは軽く接するような形状を有して組合わさ
    れ、かつ、回転軸に垂直な断面において、各攪拌板の自
    転中心と回転軸の軸心とは一致することなく、その自転
    中心が、回転軸の軸心に対して順次同一方向へ同一距離
    だけ離れて配置されて断続的なスクリューを形成するよ
    うに構成された攪拌体と、前記回転軸と攪拌体を収納し
    攪拌体の最外端軌跡に等しいかまたは僅かに大きい断面
    部分を有する攪拌混和処理容器とからなる攪拌混和装置
    において、前記攪拌混和処理容器の両側端部にそれぞれ
    設けられた処理物の入口と前記攪拌混和処理容器の中央
    部に設けられた処理物の出口とを備えると共に、一方の
    処理物の入口から前記処理の出口までの前記攪拌板によ
    って形成されるスクリューの方向と前記処理物の出口か
    ら他方の処理物の入口までの前記攪拌板によって形成さ
    れるスクリューの方向を逆にしたことを特徴とする攪拌
    混和装置。
JP048864U 1992-07-13 1992-07-13 攪拌混和装置 Pending JPH0611833U (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4917556A (ja) * 1972-06-14 1974-02-16
JPS5311984A (en) * 1976-07-20 1978-02-02 Sumitomo Chem Co Ltd Continuous polymerization
JPS5338101A (en) * 1976-09-20 1978-04-07 Shimizu Construction Co Ltd Method of excavating inside of steel pipe pile
JPH02211234A (ja) * 1989-02-13 1990-08-22 Masao Moriyama 連続混練機

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980602