JPH06118182A - 時 計 - Google Patents

時 計

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Publication number
JPH06118182A
JPH06118182A JP26732192A JP26732192A JPH06118182A JP H06118182 A JPH06118182 A JP H06118182A JP 26732192 A JP26732192 A JP 26732192A JP 26732192 A JP26732192 A JP 26732192A JP H06118182 A JPH06118182 A JP H06118182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet
fluorescent material
timepiece
dial
hands
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26732192A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Iwai
岩井万明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
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Publication of JPH06118182A publication Critical patent/JPH06118182A/ja
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Abstract

(57)【要約】 時計の表示板内及び指針内に蛍光物質を混入せしめて、
この蛍光物質の反射作用により表示板に施した表示文字
及び指針を、昼夜の外来光によって充分な輝度を発生し
得る時計構造において、その表示板及び指針の前方に位
置される時計カバーの裏側面に、紫外線吸収塗料をコー
ティングしてその表示板及び指針内に混入されている蛍
光物質の紫外線劣化を有効に防止することができるよう
にした時計を提供することにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に駅建物、プラット
ホーム等の天井に吊設使用するに適した掛時計さらには
置時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば駅構内のプラットホーム等におい
て吊設されている一般的な掛時計は、昼夜問わず、その
時計表示を見ることができるように、例えば図1に示す
ように、その時計文字板1を透過光可能な板材で構成す
ると共に、その文字板1の裏側には、上記文字板を透過
照明せしめるための照明器具2を設備して、昼間におい
ては、上記文字板による時計表示つまり時刻は、外光か
らの反射光で目視し、また夜間にあっては、時計内部に
設備されている照明器具を点灯させ、この照明器具2か
らの照明で文字板を透過照明せしめて時刻を認識するこ
とができるようになっているものである。
【0003】なお3は時計ムーブメント、4は指針、5
は表示板1及び指針4の前方に位置される透明なる時計
カバーを示す。
【0004】ところが、かかる従来構造の掛時計にあっ
ては、夜間時において、上記文字板を透過照明せしめる
ための照明器具を時計内に設備しなければならないこと
から、時計本体が大型化されてしまうことは勿論のこ
と、この照明器具を動作せしめるための給電設備が必要
となって、設備費が嵩むという問題点があった。さらに
上記時計の長期使用によって照明球の切れが生じて、そ
の都度、新たな照明球と交換しなければならず、交換作
業の手間と煩わしさを生じるという問題点があった。
【0005】さらに従来の時計にあっては、夕暮れ時等
において外来光が不足しているにもかかわらず内部照明
の点灯が遅れているようなときは、時刻表示の確認がし
ずらいという問題点もあった。
【0006】そこでこの問題点を解消するために本発明
者は、時計の表示板内に蛍光物質を混入せしめて、この
蛍光物質の反射作用により表示板に施した表示文字を昼
夜の外来光によって充分な輝度を発生し得る構造となし
て、時計内部に照明器具を用いることなく、外部光の採
光により表示輝度を高めて時計表示を高いコントラスト
で鮮明に表示させることができる時計について先に出願
を済ませている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる先願
の時計構造にあっては、表示板内に混入せしめた蛍光物
質(特にペリレン系蛍光染料)は、外光内に含まれてい
る紫外線に弱く、特性劣化を起すために、それら時計が
長期使用されることにより上記蛍光物質が経時的変質を
生じて、所期の目的である高輝度表示及び鮮明表示が次
第に劣化され輝度特性が失なわれるという不具合が考え
られる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる先行例
における不具合に着目してなされたもので、時計の表示
板内及び指針内に蛍光物質を混入せしめて、この蛍光物
質の反射作用により表示板に施した表示文字及び指針
を、昼夜の外来光によって充分な輝度を発生し得る時計
構造において、その表示板及び指針の前方に位置される
時計カバーの裏側面に、紫外線吸収塗料をコーティング
してその表示板及び指針内に混入されている蛍光物質の
紫外線劣化を有効に防止することができるようにした時
計を提供することにある。
【0009】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0010】図2において、11は時計文字板であっ
て、この文字板11は、例えばアクリル、ポリカボネー
ト、スチロール、塩化ビニール等の樹脂に有色又は無色
の蛍光染料又は蛍光顔料である蛍光物質を混合した着色
透明の文字板本体12と、この文字板本体12の裏面
に、例えば白色系の反射性塗料を用いて数字、目盛等の
表示を印刷手段により施した表示部13とからなってお
り、さらにその文字板11の裏側には、該文字板11の
表側より裏側に透過する光を遮るための暗色系遮光板1
4が配置されている。15は時計ムーブメント16から
支出される指針軸17に固定せしめた指針であり、この
指針15の前方には、時計カバー18が位置されてい
る。
【0011】この時計カバー18の内側面(裏側面)に
は、例えばベンゾフェミン及びヒンダーアミン系の紫外
線吸収剤を含む、アクリルウレタン系塗料をコーティン
グして約20μmの厚さである紫外線吸収塗膜19を形
成しているものである。
【0012】以上が本実施例の時計構成であるが、次に
その作用について述べると、上記時計カバー18及び紫
外線吸収塗膜19を透過した外光は、文字板11及び指
針15内に入射され、その、入射光は文字板11及び指
針15内に混入されている蛍光物質に反射し、その結
果、文字板11及び指針15が輝度表示されるものであ
る。
【0013】ところが、この実施例にあっては、時計カ
バー18の内側面に紫外線吸収塗膜19が形成されてい
ることから、時計内部へ入射される外光に含まれる紫外
線が、その紫外線吸収塗膜19によって遮られるため、
文字板11及び指針15内に含まれる蛍光物質が紫外線
によって劣化されることがなく、従って輝度耐久性のあ
る文字板及び指針が得られるものである。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、蛍光物質を含む
表示板11及び指針15を有し、さらにその指針15の
前方に時計カバー18を配置してなる時計において、そ
の時計カバー18の内側面に、紫外線吸収塗膜19を形
成した時計であるから、この時計によれば時計カバー1
8の内側面に紫外線吸収塗膜19が形成されていること
から、時計内部へ入射される外光に含まれる紫外線が、
その紫外線吸収塗膜19によって遮られるため、文字板
11及び指針15内に含まれる蛍光物質が紫外線によっ
て劣化されることがなく、従って輝度耐久性のある文字
板及び指針が得られるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の時計構造説明図。
【図2】本発明実施例の時計構造説明図。
【符号の説明】
11…文字板 12…文字板本体 13…表示部 14…暗色系遮光板 15…指針 16…ムーブメント 17…指針軸 18…時計カバー 19…紫外線吸収塗膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光物質を含む表示板(11)及び指針
    (15)を有し、さらにその指針(15)の前方に時計
    カバー(18)を配置してなる時計において、その時計
    カバー(18)の内側面に、紫外線吸収塗膜(19)を
    形成したことを特徴とする時計。
JP26732192A 1992-10-06 1992-10-06 時 計 Pending JPH06118182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26732192A JPH06118182A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 時 計

Applications Claiming Priority (1)

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JP26732192A JPH06118182A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 時 計

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JPH06118182A true JPH06118182A (ja) 1994-04-28

Family

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JP26732192A Pending JPH06118182A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 時 計

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