JP7402374B1 - 時刻表示機構及び当該時刻表示機構を備えた時計 - Google Patents
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Abstract
Description
上記の時針や分針、秒針とされる、長針や短針など物理的な指針を備えた上記旧来の時計では、衝撃で針が文字盤から脱落してしまうこと、正確には針を支持し針を回転させる軸や筒カナといった回転軸から針が脱落してしまうことがある。
しかし指針で数字を指すのではなく、アラビア数自体を直接描写して時刻を示すデジタル表示は味気なく、また予定時刻までの残り時間を直感的に把握し難い。このため、長針や短針によるアナログ表示が好まれ、現在でも長針や短針などの物理的な指針を備えたものは、流通する時計の一角を担っている。
最近では液晶表示の画面に長針や短針などの画像を表示し疑似的にアナログ表示を演出したものもあるが、文字盤の正面視では旧来のアナログ時計と同じように見えても、文字盤を斜めから眺めれば、長針や短針が背景の文字盤と同じ液晶画面上の平面的な画像であることが伺い知れる。
スマートフォンが普及した現在では腕時計を着けない人も珍しくなく、上記の各問題は時計の需要の低迷に拍車を掛けている。
また本発明は、時計の文字盤の時刻を指す指針を回転させる駆動部の回転軸へ、前記指針に代え環状のリング部材を設けるものであって、前記回転軸から放射状に伸びる細長で複数の薄板状のアームを前記回転軸へ取り付け、前記アーム先端へ前記リング部材を固定することにて各アームに前記リング部材を支持させ、前記リング部材において前記リング部材の周方向に沿って時刻を示す数字等の表示を配列し、前記文字盤側へ時刻の表示に代え、現在時刻に対応する前記リング部材中の前記表示を指す指標となる印を設けた時刻表示機構を提供する。
時刻を示す数字等の表示には、数字の他、数字以外の時刻を示す、文字や目盛り、印を含む。
更に本発明は、時計の文字盤の時刻を指す指針を回転させる駆動部の回転軸へ前記指針を設けるのに代え、前記回転軸の突出する前記文字盤の中央部分を最深部として後退させるすり鉢状に前記文字盤を形成し、当該すり鉢の前記文字盤の内周面へ数字等の時刻の表示を配列し、前記回転軸へ光源を設けて前記光源の向きを回転させることにより現在時刻に対応する文字盤の前記表示を照らす時刻表示機構を提供する。
また更に本発明は、時計の文字盤の時刻を指す指針を回転させる駆動部の回転軸へ前記指針を設けるのに代え、前記回転軸へ設けられて前記回転軸の回転にて回転する光源を可動光源として備え、前記可動光源の回転径の外側にて前記駆動部を収容する基体に対し前記回転軸を中心として環状に並べて固定された12個の光源を固定光源として備え、前記固定光源は、時刻の時として夜空の霧等の遠隔の投影対象へ12個の環状に並べられたスポットライトを当てることにて時計の文字盤に代えて時刻表示とするものであり、前記可動光源は、前記時刻表示のスボットライトの呈する環に沿って移動するスポットライトを、前記時刻表示を基準として、前記投影対象の現在時刻を示す位置へ当てるものである時刻表示機構を提供する。
上記の夜空の霧等の遠隔の投影対象には、夜空の霧や夜空の雲といった不透明な大気、建物の外壁、建物の内壁、建物の天井、スタジアムといった建造物の天井面、屋内外に設置された映画のスクリーンを含むものであり、上記基体の固定光源や可動光源から遠隔に位置してスポットライトを当てることが可能な他のものも含む。
更にまた本発明は、上記何れかの時刻表示機構を備えた時計を提供できた。
即ち本発明は、従来の長針や短針を排除し長針や短針が脱落するという問題を解決して上記効果を得ることができた。
また、本発明では、上記の長針や短針を排除し長針や短針が脱落するという問題を解決すると共に時計の駆動の負担を抑え、斬新で液晶表示の時計では得られない趣向性の高い時計の提供を可能としたものである。
上記駆動の負担の軽減について具体的には、特許文献1へ示された時計のように上記の回転軸へ円盤を取り付けるのは回転軸に掛かる荷重について偏りなくバランスを取れるとしても、従来の軽量な指針即ち細い針状の部材を取り付けるのに比して、上記回転軸へ掛かる荷重は著しく大きなものとなり寸法や円盤の素材の選択も制約され、上記荷重の増大は、回転軸をモータで駆動する時計では、電気の消耗を加速させる要因ともなるが、特に請求項1及び2へ記載の本発明では、上記円盤に比して回転軸に掛かる荷重を低減させて上記課題の解決を図り、更に現在時刻の把握の容易な時刻表示手段を備えた時計を提供することを可能とした。
この時計は、環状の文字盤mと、薄板状である第1乃至第3の少なくとも3枚のリング部材1~3と、駆動部kと、基体cとを備える(図1(A)(B))。基体cは、少なくとも駆動部kを収容する。
文字盤m表面において、時分の時を示す数字等の複数の表示hが時表示部h1として文字盤mの呈する輪に沿って配列され、時分の分を示す数字等の複数の表示hが前記文字盤mの呈する環に沿って分表示部h2として時表示部h1と共に環状に配列されている。分表示部h2は、時刻の秒を表示する秒表示部を兼ねる。
この例では、基体cは正面をガラス又はプラスチック製の透明の閉鎖部材c1で閉鎖された筒状の筐体即ちケースであり、文字盤mと第1乃至第3のリング部材1~3とは、駆動部kと共に基体c内へ収容されている。文字盤mは、基体cへ固定され或いは基体cと一体に形成される。尚基体cの正面は開放されていてもよい。
第1のリング部材1の表面において第1のリング部材1の周方向の一箇所に、文字盤mを指し示す指標が第1指標s1として設けられている。
駆動部kは、一定速度の回転力を発生させる動力源と、当該動力源から直接又は間接的に回転力を受けて回転する第1回転軸kl乃至第3回転軸k3の少なくとも3つの回転軸とを備える。
上記第1乃至3回転軸kl~k3の夫々は、基体cの前後方向を軸方向とする。
第2回転軸k2は、管状に形成されて第3回転軸k3の軸方向の一部を内包すると共に先端部を第1回転軸k1の先端から突出させる。
第3回転軸k3は、先端部を第2回転軸k2の先端から突出させる。
詳しくは、第1支持部13は、細長で薄板状の複数の第1アーム13aにて構成され各第1アーム13aの基端側を第1嵌合部12へ結合され各第1アーム13aの先端側を第1のリング部材1の裏面側へ結合される。第1アーム13a同士の間において、間隔を開けて隣り合う第1アーム13a間の各間隔を略等しいものとするのが好ましい。
第1支持部13は、2本或いは4本以上の第1ア―ム13aにて構成されたものであってもよいが、重量を増加させずに確実に三点支持を行うことができるため、上記の通り3本の第1アーム13aにて構成するのが好ましい。
細長の第1アーム13aの長手方向と直交する幅方向の大きさ(幅)は、第1のリング部材1の径方向の幅1aを超えないものとする。
但し、本発明の効果を得ることができる限り、第1のリング部材1や第1アーム13aは上記寸法範囲を逸脱するものであってもよい。
第2支持部23は、基端側を第2嵌合部22へ連結され先端側を第2のリング部材k2の裏面側へ結合された部材である。
詳しくは、第2支持部23は、細長で薄板状の複数の第2アーム23aにて構成され各第2アーム23aの基端側を第2嵌合部22へ結合され各第2アーム23aの先端側を第2のリング部材2の裏面側へ結合される。第2アーム23a同士の間において、間隔を開けて隣り合う第2アーム13a間の各間隔を略等しいものとするのが好ましい。
第2支持部23は、2本或いは4本以上の第2ア―ム23aにて構成されたものであってもよいが、重量を増加させずに確実に三点支持を行うことができるため、上記の通り3本の第2アーム23aにて構成するのが好ましい。
細長の第2アーム23aの長手方向と直交する幅方向の大きさ(幅)は、第2のリング部材2の径方向の幅2aを超えないものとする。
但し、本発明の効果を得ることができる限り、第2のリング部材2や第2アーム23aの上記寸法範囲を逸脱するものであってもよい。
第3支持部33は、基端側を第3嵌合部32へ連結され先端側を第3のリング部材k3の裏面側へ結合された部材である。
詳しくは、第3支持部33は、細長で薄板状の複数の第3アーム33aにて構成され各第3アーム33aの基端側を第3嵌合部32へ結合され各第3アーム33aの先端側を第3のリング部材3の裏面側へ結合される。第3アーム33a同士の間において、間隔を開けて隣り合う第3アーム33a間の各間隔を略等しいものとするのが好ましい。
第3支持部33は、2本或いは4本以上の第3ア―ム33aにて構成されたものであってもよいが、重量を増加させずに確実に三点支持を行うことができるため、上記の通り3本の第3アーム33aにて構成するのが好ましい。
細長の第3アーム33aの長手方向と直交する幅方向の大きさ(幅)は、第3のリング部材3の径方向の幅3aを超えないものとする。
但し、本発明の効果を得ることができる限り、第3のリング部材3や第3アーム33aの上記寸法範囲を逸脱するものであってもよい。
第1乃至第3支持部13~33の先端夫々を接着剤で第1乃至第3のリング部材l~3の夫々へ結合することができる。第1乃至第3のリング部材l~3と第1乃至第3支持部13~33を金属製とする場合ロウ付けによって上記結合を行うものとしてもよい。この他微小なビスやネジで第1乃至第3支持部13~33の先端夫々を第1乃至第3のリング部材l~3の夫々へ結合して実施してもよい。
但し、第1回転軸k1を60秒かけて1回転する回転軸とし、第3回転軸k3を12時間かけて1回転する回転軸とし、第1のリング部材1の上記第1指標s1を上記秒指標とし、第3のリング部材3の上記第3指標s3を上記時指標としてもよい。また、第1回転軸を60分かけて1回転する回転軸とし、第2回転軸k2を60秒かけて1回転する回転軸とし、第1のリング部材1の上記第1指標s1を上記分指標とし、第2のリング部材2の上記第2指標s3を上記秒指標としてもよい。
特に本発明を置時計や掛け時計として実施する場合、購入後従来型で自作の時針・分針・秒針を取り付けて使用する手作り時計の動力源として流通している、「スタンダードムーブメント」と呼ばれるムーブメントを使用することができる。
上記スタンダードムーブメントには、時分秒に対応する3本の上記回転軸が互いに同心となるように設けられている。
また、駆動部kは、標準電波の送信局から送信される原子時計による時刻情報(タイムコード)の電波を受信する受信機(アンテナ)を備えて、自動的に時刻を合わせる電波時計(電波修正時計)として実施することも可能である。
また動力源の電源として商用電源を利用する場合、コンセントへ接続するコードとプラグを備えるものとする。
周知の機械式時計のムーブメントは、巻かれたぜんまい(ひげぜんまい)の解ける力を利用して回転する香箱車(こうばこぐるま)と、香箱車に噛み合う2番車と、2番車に噛み合う3番車と、3番車に噛み合う4番車と、4番車に噛み合うガンキ車といった輪列にて構成され、更にぜんまいの解ける速度を一定とする、ガンギ車、アンクル、てんぷといった部材を備える(図示しない)。
動力源として上記のモーターを採用する駆動部kにあっても、各回転軸間の回転力の伝達には、上記輪列の歯車と同様の構成を採ることができる。
但し、歯車の構成を変更することによって、第1乃至第3回転軸k1~k3の何れを時分にあて或いは秒にあてるかを変更して実施することもできる。
図1へ示す第1の実施の形態では、文字盤mは第1のリング部材1の径方向外側に配置されるものであったが、基体cの正面視において、第1のリング部材1と第2リング部材2の間へ文字盤mを配置するものとしてもよい(図2(A)(B))。具体的には、透明の閉鎖部材c1へ環状の薄板状の文字盤mを接着剤で固定する。図2(A)へ示す通り、第1指標s1は、第1のリング部材1の径方向の内側に位置する文字盤mの時表示部h1を指すのである。
図2へ示す変更例においても、特に言及しなかった事項については、上述してきた図1へ示す例と同様である。
図1へ示す第1乃至第3のリング部材1~3の夫々へ、上記の第1乃至第3指標s1~s3を設ける代わりに、時表示部h1と分表示部h2と秒表示部h3の夫々を設け、図1の文字盤mとした環状の部位の周方向の一箇所(定位置)へ指標sを設けるものとしてもよい(図3)。
第2の回転文字盤2の外径は第1の回転文字盤1の呈する環の内径よりも小さく、第2の回転文字盤2は第1の回転文字盤1の呈する環の内側へ前第1の回転文字盤1と同心に配され、第3の回転文字盤3の外径は第2の回転文字盤2の呈する環の内径よりも小さく、第3の回転文字盤3は第2の回転文字盤の呈する環の内側へ前記第2の回転文字盤2と同心に配される。
時表示部h1と分表示部h2と秒表示部h3は、夫々基体cの正面視において視認できる。
上記の指標sは、基体cの正面視において視認できる箇所へ設けておけばよい。
第1乃至第3の回転文字盤1~3のうち時表示部h1を設けられた回転文字盤が12時間又は24時間かけて1回転する上記回転軸へ固定され、第1乃至第3の回転文字盤1~3のうち分表示部h2を設けられた回転文字盤が60分かけて1回転する他の回転軸の一つへ固定され、第1乃至第3の回転文字盤1~3のうち秒表示部h3を設けられた回転文字盤が60秒かけて1回転する更に他の回転軸の一つへ固定される。
但し、時分秒の各表示部h1~h3を上記と異なる回転文字盤へ設けるものとしてもよい。
尚、図3へ示す例においても、秒表示h3を設けないもの、即ち回転文字盤について時分を示す2枚のみ備え、60秒で1回転する回転軸と秒を示す回転文字盤を備えないものとしても実施できる。
第2の実施の形態において特に言及しなかった事項については、上記第1の実施の形態と同様である。
この例では、駆動部kを取り付ける基体cの正面側をすり鉢状の文字盤mとする(図4)。即ち、正面視における中央部分を最深部として後退するすり鉢状に、当該文字盤mを形成し、当該最深部から駆動部kの前述の第1乃至第3回転軸k1~k3を突出させる。すり鉢の文字盤mの内周面へ数字等の時刻の表示を配列する。第1乃至第3回転軸k1~k3へ指向性を有する光を発する第1乃至第3の光源b1~b3を設け、各光源b1~b3の向きを回転させることにより現在時刻に対応する前記表示を照らす。
現在時刻の表示のみ照らすことができる光を発することができるものであれば、LEDや上記レーザー光を発する光源以外の周知の光源を第1乃至第3の光源b1~b3に採用してもよい。
図4及び図5へ示す実施の形態の第1乃至第3連結部11~31について、図1~図3の第1乃至第3連結部11~31のような放射状のアーム13a~33aを有するものに代えて、上記の通り、三角錐台や三角錐を呈する部材を第1乃至第3連結部11~31とする。
図4及び図5へ示す駆動部kは、第1回転軸k1を12時間かけて1回転させ第2回転軸k2を60分かけて1回転させ第3回転軸k3を60秒かけて1回転させる。
第1回転軸k1の上記回転にて第1連結部11が回転し第1光源b1が向きを変え文字盤mの照らす位置を順次変えて行く。第2回転軸k2の上記回転にて第2連結部21が回転し第2光源b2が向きを変え文字盤mの照らす位置を順次変えて行く。第3連結部31の上記回転にて第3光源b3が向きを変え文字盤mに対し照らす位置を順次変えて行く。
図5において、b10は第1光源b1と第1光源b1の電源となる電池b11(この例ではボタン電池)とを備えた基板を示し、b20は第2光源b2と第2光源b2の電源となる電池b21(この例ではボタン電池)とを備えた基板を示し、b30は第3光源b3と第3光源b3の電源となる電池b31(この例ではボタン電池)とを備えた基板を示す。
第1基板b10は、第1連結部11の内側面部へ取り付けられ第1光源b1のみ第1連結部11の外周面から露出させる。第2基板b20は、第2連結部21の内側面部へ取り付けられ第2光源b2のみ第2連結部21の外周面から露出させる。第3基板b30は、第3連結部31の内側面部へ取り付けられ第3光源b3のみ第3連結部31の外周面から露出させる。
上記装飾物には、宝石やクリスタル・ガラスなどのガラス玉、金や銀などの貴金属の装飾品を採用することができる。
この時刻表示機構は、投光器100と投影機200とにて構成される(図6)。
この例では、投影機200は周知のプロジェクタであり、コンピュータ300に接続されている。当該コンピュータ300の記憶部へ文字盤mの環状の目盛を描写した静止画像(図8(A))のデータを格納しておき、投影機200から夜霧などの画像を投影可能な大気を投影対象として当該静止画像を大気へ投影する。上記静止画像は、同心に配置された大中小の3つの環状の目盛h10~h30を描写するものである。図中xは環状の目盛h10~h30の中心を示す。
上記のプロジェクタには、プロジェクションマッピングに利用するものを採用することができる。即ち、コンピュータ300へ市販の或いはプロジェクタへ付属している、プロジェクションマッピング用のプログラム(アプリケーション)を導入し、当該プログラムとコンピュータ300と投影機200との協動により、上記画像の投影を行うものとすればよい。但し、動画を扱わないのであれば、コンピュータ300を用いずに単体で静止画像を投影することができる周知のプロジェクタを投影機200に採用して実施してもよい。
但し、コンピュータ300と上記プログラムを利用することによって、プロジェクタから投影する環状の目盛りを、後述する12個のスポットライトh201~h212と同心となるよう補正を行うことができる。
上記環状の目盛の投影が不要であれば、投影機200やコンピュータ300を備えないものとしても実施できる。
投光器100は、上記基体c内に環状に形成された第1乃至第3の3枚のリング部材1~3と、駆動部kと、基体cとを備える(図7(A)(B))。駆動部kには、商用電源を電源とする周知の設備時計の駆動部と同様の構成を採るものを採用することができる。駆動部kは、図1及び図2へ示す時刻表示機構と同様の構造の第1乃至第3回転軸k1~k3を備えるものとすればよい。第1乃至第3回転軸k1~k3の夫々に対し、寸法や強度は図1及び図2へ示すものよりも大きなものとなるが、図1及び図2へ示すものと同様の構造の第1乃至第3連結部11~31を介して上記第1乃至第3のリング部材1~3を連結する。
但し、図1及び図2へ示す第1乃至第3回転軸k1~3は右回りとするが、この図6~10に示す例では、第1乃至第3回転軸k1~3は左回りとする。
第1乃至第3光源b101~b103には、乾電池にてクラス1~3に分類される光強度のレーザー光線を発する市販のレーザーポインタを採用することができる。
第1乃至第3光源b101~b103の夫々の各リング部材1~3への固定は螺子留めや接着剤などの周知の固定手段を採用すればよい。上記の螺子留めを行う場合、各リング部材1~3の表面へろう付け或いは成形などにより板状の治具を立設し、当該治具へ第1乃至第3光源b101~b103の夫々を螺子留めすればよい。
また、LED懐中電灯を使用する場合、取り付ける上記リング部材ごとに、フィルタやレンズに色の異なるものを採用して実施すればよい。
第1乃至第3光源b101~b103にLED懐中電灯を利用する場合、夫々300ルーメン望ましくは400ルーメン以上の明るさを持つLED懐中電灯が好ましい。登山で夜間遠方までルートを照らすことができる懐中電灯或いは当該懐中電灯に類する光源を第1乃至第3光源b101~b103に採用すればよい。
固定光源支持部dは基体cの正面視において環状に形成された棚状の部位である。
固定光源支持部dの表面には、環状の固定光源支持部dに沿って等間隔に、12個の固定光源b201~b212が設けられている。
固定光源b201~b212には、第1乃至第3光源b101~b103と同様、乾電池にてクラス1~3に分類される光強度のレーザー光線を発する市販のレーザーポインタを採用することができる。この他固定光源b201~b212には、夫々300ルーメン望ましくは400ルーメン以上の明るさを持つLED懐中電灯を採用することもできる。
投光器100の固定光源b201~b212から光線を照射いることにて、投影対象へ投影された3つ目盛h10~h30(図8(A))のうち最も外側に位置する大目盛h30へ、目盛の中心角30度の間隔を開けた12個のスポットライトh201~h212(固定スポットライトh201~h212)を当てて、時計の文字盤の1~12の数字の代わりとする(図8(B)、図10)。但し、上記固定スポットライトh201~h212と共に或いは固定スポットライトh201~h212に代え、投影機200から投影する画像自身が1~12の数字を含むものとしてもよい。
またこの例では、投光器100の第1回転軸k1は60秒で1回転し、第2回転軸k2は60分で1回転し、第3回転軸k3は12時間で1回転する。第1リング部材1へ設けられた第1光源b101は、固定スポットライトh201~h212と異なる色のスポットライトを秒指標s101として大目盛h30の現在時刻の秒を示す位置に当てる。第2リング部材2へ設けられた第2光源b102は、分指標s102として中目盛h20の現在時刻の分を示す位置にスポットライトを当てる。第3リング部材3へ設けられた第3光源b103は、時指標s103として小目盛h10の現在時刻の時を示す位置にスポットライトを当てる。
上記指標となる各スポットライトは、可動スポットライトとして経時に移動してゆき、固定スポットライト201~h212や投影された上記目盛に対する位置で現在時刻を知らせるのである。
1a(第1のリング部材1の径方向の幅)
2 第2のリング部材
2a(第2のリング部材2の径方向の幅)
3 第3のリング部材
3a(第3のリング部材3の径方向の幅)
11 第1連結部
12 第1嵌合部
13 第1支持部
13a 第1アーム
13b(第1アーム13aの)基部
13c(第1アーム13aの)先部
21 第2連結部
22 第2嵌合部
23 第2支持部
23a 第2アーム
23b(第2アーム23aの)基部
23c(第1アーム23aの)先部
31 第3連結部
32 第3嵌合部
33 第3支持部
33a 第3アーム
33b(第3アーム33aの)基部
33c(第3アーム33aの)先部
c 基体
c1 閉鎖部材
h (時刻の)表示
h1 時表示部
h2 分表示部(秒表示部)
h3 秒表示部
k 駆動部
k1 第1回転軸
k2 第2回転軸
k3 第3回転軸
m 文字盤
s1 第1指標
s2 第2指標
s3 第3指標
Claims (2)
- 時計の文字盤の時刻を指す指針を回転させる駆動部の回転軸へ前記指針を設けるのに代え、前記回転軸へ設けられて前記回転軸の回転にて回転する光源を可動光源として備え、前記可動光源の回転径の外側にて前記駆動部を収容する基体に対し前記回転軸を中心として環状に並べて固定された12個の光源を固定光源として備え、前記固定光源は、時刻の時として夜空の霧等の遠隔の投影対象へ12個の環状に並べられたスポットライトを当てることにて時計の文字盤に代えて時刻表示とするものであり、前記可動光源は、前記時刻表示のスボットライトの呈する環に沿って移動するスポットライトを、前記時刻表示を基準として、前記投影対象の現在時刻を示す位置へ当てるものであり、
前記夜空の霧等の遠隔の投影対象とは、不透明な大気、建物の外壁、建物の内壁、建物の天井、建造物の天井面、屋内に設置された映画のスクリーン、屋外に設置された映画のスクリーンの、少なくとも何れか1つである時刻表示機構。 - 請求項1に記載の時刻表示機構を備えた時計。
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JP5016949B2 (ja) | 2007-02-28 | 2012-09-05 | 有限会社メック | 連続材の送り装置 |
JP5039926B2 (ja) | 2005-09-29 | 2012-10-03 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | フォトレジスト用途用の低活性化エネルギー溶解改変剤およびフォトレジスト組成物の使用方法 |
-
2023
- 2023-06-29 JP JP2023107369A patent/JP7402374B1/ja active Active
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