JPH0611802U - 晶析缶内の濃度測定装置 - Google Patents
晶析缶内の濃度測定装置Info
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- JPH0611802U JPH0611802U JP4656392U JP4656392U JPH0611802U JP H0611802 U JPH0611802 U JP H0611802U JP 4656392 U JP4656392 U JP 4656392U JP 4656392 U JP4656392 U JP 4656392U JP H0611802 U JPH0611802 U JP H0611802U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 晶析缶内の濃度測定において、濃度計と晶析
缶の間にフィルター、加熱装置、振動装置を設けたこと
を特徴とする晶析缶内の濃度測定装置により達成。 【効果】 晶析缶内の濃度を測定する際、サンプリング
配管等での結晶による目詰まりがなく、精度良く測定で
きる濃度測定装置の提供。
缶の間にフィルター、加熱装置、振動装置を設けたこと
を特徴とする晶析缶内の濃度測定装置により達成。 【効果】 晶析缶内の濃度を測定する際、サンプリング
配管等での結晶による目詰まりがなく、精度良く測定で
きる濃度測定装置の提供。
Description
【０００１】
本考案は晶析缶内の濃度測定装置の改良に関する。
【０００２】
一般に有機、無機化学工業の各分野においては、有機塩類又は無機塩類などの 溶液から結晶を得るための晶析装置が用いられている。
【０００３】 これらの晶析装置については例えば化学工学便覧改訂５版第429頁〜第460頁に 記載されている。
【０００４】 このような晶析装置により結晶を析出する際、結晶の析出、成長をコントロー ルするために晶析缶内の濃度、あるいは過飽和度を測定することが必要である。 例えば特公昭61-34841号には母液循環経路に過飽和度検出器を設け、過飽和度と 一定の相関関係を有する屈折率や密度などを計測することにより間接的に過飽和 度を検出する装置が用いられている。
【０００５】 しかしながら、同特許には特別の記載がないが、実際に過飽和度測定のために 濃度を計測する際には結晶が混入することは測定精度上好ましくない。
【０００６】 このため、例えば「バッチクーリング クリスタリゼーション アット コン スタント スーパーサチュレイション テクニクー アンド エクスペリメンタ ル リザルツ」（Batch Cooling Crystarization at Constant Supersaturation Technique and Experimental Results）: Chem.Eng.Technol.13(1990)229〜237 には、濃度測定前に少量(9ml/min)用ハイドロサイクロンを用いる方法が開示され ている。しかしながら、この方法では、結晶を完全に取り除くのは困難である。
【０００７】 また、単にフィルターを用いる場合もあるが、この場合はフィルターケイキのた めに目詰まりを起こすので定期的に洗浄しなければならない等の問題が出てくる 。
【０００８】 さらにフィルター通過後に結晶が析出するという問題もあり、精度よく濃度測 定を行う上での問題がある。
【０００９】
上記のような問題に対し、本考案の目的は、晶析缶内の濃度を測定する際、サ ンプリング配管等での結晶による目詰まりがなく、精度良く測定できる濃度測定 装置を提供することにある。
【００１０】
本考案の上記目的は、晶析缶内の濃度測定において、濃度計と晶析缶の間にフ ィルター、加熱装置、振動装置を設けたことを特徴とする晶析缶内の濃度測定装 置により達成される。
【００１１】 以下、本考案について具体的に説明する。
【００１２】 本考案に使用する晶析缶は特に限定なく、いかなる晶析缶にも適用することが できる。また濃度あるいは過飽和度の測定方法としても限定はなく、晶析缶より 配管によりサンプリングして測定する方式のものであれば本考案を適用すること ができる。
【００１３】 測定方式としては具体的には、密度計、屈折計、電気伝導度計等の公知のもの を使用することができる。
【００１４】 振動装置としては、衝撃型付着粉体払い落し装置あるいは超音波等が利用でき るがこれらに限定せず、フィルターや配管壁面に結晶を付着させない程度の振動 を与えるものであれば適用できる。
【００１５】 フィルターについても限定せず、対象とする結晶に適当なものであれば公知の 各種フィルターが使用できる。
【００１６】
以下、本考案の効果について実施例により具体的に説明する。
【００１７】 図１は本考案の１例を示す概略図である。
【００１８】 撹拌機２を有する晶析缶１よりサンプリング用配管３により濃度計４にサンプ ルを送るが、同サンプリング用配管３の液外の位置に振動装置６を設け、次にフ ィルター５を設ける。振動装置以後のサンプリング用配管３にはジャケット７を 付し、配管途中での結晶の析出を防ぐ。
【００１９】 対象溶液： ハロゲン化銀カラー写真感光材料用 マゼンタカプラーのエチルアルコール溶液 実施例に使用した機器としては 濃度計：プロセス屈折計 振動装置：ハンマー式付着粉体払い落し装置（エアノッカー） 振動条件：１分間に１回 フィルター：メンブランフィルター（１μm） ジャケット温度：40℃ このような条件で晶析しながら振動の有無の条件でサンプリングを実施した。
【００２０】 その結果、振動をした場合は目詰まりもなく良好に濃度測定することができた が、振動をしない場合は長時間使用の場合に目つまりを起こすことがあった。
【００２１】
本考案により、晶析缶内の濃度を測定する際、サンプリング配管等での結晶に よる目詰まりがなく、精度良く測定できる濃度測定装置を提供することができた 。
【図１】濃度測定装置を有する晶析缶の概略図。
【符号の説明】 １ 晶析缶 ２ 撹拌機 ３ サンプリング配管 ４ 濃度計 ５ フィルター ６ 振動装置 ７ ジャケット
Claims (1)
- 【請求項１】 晶析缶内の濃度測定において、濃度計と
晶析缶の間にフィルター、加熱装置、振動装置を設けた
ことを特徴とする晶析缶内の濃度測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4656392U JPH0611802U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 晶析缶内の濃度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4656392U JPH0611802U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 晶析缶内の濃度測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0611802U true JPH0611802U (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=12750793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4656392U Pending JPH0611802U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 晶析缶内の濃度測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611802U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004050147A (ja) * | 2002-07-24 | 2004-02-19 | Satake Chemical Equipment Mfg Ltd | 晶析装置の結晶粒度制御装置 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4656392U patent/JPH0611802U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004050147A (ja) * | 2002-07-24 | 2004-02-19 | Satake Chemical Equipment Mfg Ltd | 晶析装置の結晶粒度制御装置 |
| JP4521682B2 (ja) * | 2002-07-24 | 2010-08-11 | 佐竹化学機械工業株式会社 | 晶析装置の結晶粒度制御装置 |
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