JPH06117956A - 校正装置 - Google Patents

校正装置

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JPH06117956A
JPH06117956A JP26613992A JP26613992A JPH06117956A JP H06117956 A JPH06117956 A JP H06117956A JP 26613992 A JP26613992 A JP 26613992A JP 26613992 A JP26613992 A JP 26613992A JP H06117956 A JPH06117956 A JP H06117956A
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pressure
calibration
test
instrumentation
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JP26613992A
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Seiki Wakita
清貴 脇田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、装置本体の運搬や設置等の校正時
の労力を軽減すると共に、読取誤差や調整誤差等のない
信頼性の高い校正を実現することを目的とする。 【構成】 計装ラック内に収納されてプロセス状態を計
測する計器に、基準状態量を印加して計器から出力され
る計測信号を取込んで該計器の精度に関する情報を得る
校正装置において、計装ラック21に設けられ、外部か
ら与えられる指令信号に基づいて基準状態量を発生させ
てに圧力伝送器23印加する試験装置と、計装ラック2
1から離間して設置され、圧力伝送器23,プロセス間
のプロセス計装ライン24と計器,試験装置間の試験ラ
インを切替え制御すると共に,指令信号を試験装置へ入
力し、圧力伝送器23から出力される計測信号を取込む
と共に、計測信号に基づいて、調整指令を発生させて圧
力伝送器23へ入力するデータ処理装置27とを備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント等の圧力及び
流量等のプロセス状態を計測する計器の校正装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば原子力プラントや工業,産
業プラントでは、各種監視対象である圧力及び流量等の
状態量の計器を校正するために、校正装置が広く用いら
れている。なお、状態量の種類が複数あるので、説明の
都合上、ここでは、状態量を圧力とした場合の校正装置
について述べる。
【0003】この種の校正装置が校正対象とする計器
は、例えば圧力伝送器及び差圧伝送器等であって、集約
監視、メンテナンス及び外的保護の観点から計装ラック
内に収納されてプロセス状態を計測する。
【0004】これら計器は、プラント運転時の計測性能
を確保するため、上記校正装置により定期的に校正試験
を実施して所定の精度範囲に入っていることを確認する
必要がある。そして、この校正試験の結果、計器の精度
が精度範囲外の場合には、零点調整やスパン調整が行わ
れている。
【0005】図4は、このような校正試験を実施する際
の計装ラックの構成を模式的に示している。この計装ラ
ック1においては、計器としての圧力伝送器2に、伝送
器元弁3及びラック元弁4を介して監視対象であるプロ
セス配管5の配管内圧力が導入されると共に、この配管
内圧力を示す圧力計測信号が圧力指示計6へ送出され
る。圧力指示計6は、圧力伝送器2からの圧力計測信号
を受けて上記配管内圧力を指示する。
【0006】上記計装ラックに対して、圧力伝送器2か
ら伝送器元弁3に至る配管より分岐してテスト弁7が設
けられている。計装ラック1は、これら圧力伝送器2、
伝送器元弁3、ラック元弁4及びテスト弁7を収納して
いる。
【0007】圧力伝送器2の校正試験においては、テス
ト弁7に接続ホース8及び調圧ボンベユニット9を介し
て加圧ボンベ10を接続すると共に、接続ホース8のホ
ース内圧力を計測する試験用圧力計11を接続する。
【0008】この状態で、試験員は、伝送器元弁3及び
ラック元弁4を閉じ、テスト弁7及び加圧ボンベ10を
開いて、試験用圧力計11が示すホース内圧力が所定の
基準圧力となるように調圧ボンベユニット9を調整す
る。この調整により、圧力伝送器2では、調圧ボンベユ
ニット9からの基準圧力が印加される。
【0009】調整が終わると、試験員は、圧力指示計6
が示す圧力伝送器2の指示値を、試験用圧力計11の指
示値と比較する。試験員は、この比較結果に基づいて、
圧力伝送器2を校正する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような校正装置は、圧力伝送器2等を収納した計装ラッ
ク1がプラント各所の監視対象毎に設置されているの
で、校正試験を行う場合、重い加圧ボンベ10や試験用
圧力計11等を、夫々の計装ラック1の設置現場に運搬
すると共に、テスト弁7に対してガス漏れのないように
接続する必要があり、定期的な校正試験の準備に多大な
労力を要する問題がある。
【0011】また、この校正試験は、習熟した試験員が
行わないと、読取り誤差や調整誤差等により圧力伝送器
2を誤った値で調整して、プラントに不測の損害を与え
るという可能性がある。
【0012】他にも、この校正試験は、新品の加圧ボン
ベ11でも内圧が基準圧力の最高値を僅かに上回る程度
であるために、基準圧力の調整を数回繰り返すと当該加
圧ボンベ11が直ぐに使用不可になることから、多量の
加圧ボンベ11を用意して管理しなければならず、手間
と費用がかかるという問題がある。さらに、この校正試
験は、試験毎に接続する継手等の接続部から、接続不良
により高圧ガスが漏れる可能性もある。
【0013】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、装置本体の運搬や設置等の校正時の労力を軽減する
と共に、人的ミスによる読取り誤差や調整誤差等のない
信頼性の高い校正を実現する校正装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の校正装置は、計装ラック内に収納されてプロ
セス状態を計測する計器に、基準状態量を印加してその
ときに前記計器から出力される計測信号を取込んで該計
器の精度に関する情報を得るものにおいて、計装ラック
に設けられ、外部から与えられる指令信号に基づいて基
準状態量を発生させて計器に印加する試験装置と、計装
ラックから離れた場所に設置され、計器,プロセス間の
プロセス計装ラインと計器,試験装置間の試験ラインを
切替え制御すると共に、指令信号を試験装置へ入力し、
計器から出力される計測信号を取込み、かつ計器から取
込んだ計測信号に基づいて、計器の動作を判定すると共
に、この判定結果が計器の動作異常を示す場合には、当
該動作異常を解消するように計器を調整する調整指令信
号を発生させて計器へ入力するデータ処理装置とを備え
たものである。
【0015】
【作用】従って、本発明の校正装置においては、データ
処理装置では、計器,プロセス間のプロセス計装ライン
と計器,試験装置間の試験ラインとが切替え制御される
と共に、指令信号が,離間して計装ラックに設置された
試験装置へ入力され、この試験装置では、外部から与え
られる指令信号に基づいて基準状態量が発生されて計器
に印加される。
【0016】これにより、上記データ処理装置では、上
記計装ラック内の計器から出力される計測信号が取込ま
れると共に、この計測信号に基づいて、計器の動作が判
定され、この判定結果が計器の動作異常を示す場合に
は、該動作異常を解消するように計器を調整する調整指
令信号が計器へ印加される。
【0017】このように、予め計装ラック内に試験装置
を設けたことにより、装置本体の運搬や設置作業の必要
がなくなり、校正時の労力が軽減される。また、計器の
動作判定や調整がデータ処理装置によって自動的に行わ
れるので、人的ミスによる読取り誤差や調整誤差をなく
すことができて、信頼性の高い校正を実現することがで
きる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例に係る校正装置の
構成を示すブロック図である。まず、この校正装置は、
監視対象毎に現場に設けられる計装ラック21内でプロ
セス配管22内の流体の圧力を計測している計器の校正
を対象としている。ここで、計器は、例えば圧力伝送器
23であって、プラントのプロセス状態を監視するため
にプロセス配管22から計装ラック21まで敷設された
プロセス計装ライン24により、開状態のラック元弁2
5及び計器元弁26を介して導入されたプロセスの圧力
を計測するものである。圧力伝送器23は、導入された
プロセス圧力に対応するプロセス圧力計測信号を、離間
の地にある中央制御室内に設置されたデータ処理装置2
7へ出力する。
【0020】データ処理装置27は、校正用に、指令入
力部28、計測結果判定部29、異常報知部30、及び
計器校正手段としての計測校正部31を備えた構成とな
っていて、通常は、圧力伝送器23からのプロセス圧力
計測信号によりプロセス配管22内のプロセス圧力を監
視できる。
【0021】一方、テスト弁32は、圧力伝送器23か
ら伝送器元弁26に至る配管から分岐して設けられ、圧
力伝送器23がプロセス配管22内のプロセス圧力を計
測する場合には閉とされ、圧力伝送器23を校正する場
合には開とされる。
【0022】また、データ処理装置27内の指令入力部
28は、校正試験の開始時に、計測切替指令信号を伝送
器元弁26、ラック元弁25及びテスト弁32へ送出し
て、伝送器元弁26及びラック元弁25を閉にし、テス
ト弁32を開にする機能と、加圧装置33を起動させる
加圧指令信号を加圧装置33へ送出する機能とをもって
いる。
【0023】加圧装置33は、例えば電源から電力を供
給されて稼働するコンプレッサからなり、指令入力部2
8からの加圧指令信号を受けて、圧力伝送器23の計測
レンジの約120%に相当する調整前圧力を発生する。
なお、計測レンジの約120%という値は、圧損を考慮
して設定された値である。
【0024】調圧装置34は、例えば電源から電力を供
給されて稼働する圧力コントローラ及び圧力制御弁から
なり、指令入力部28の基準量発生指令信号を受けて、
基準圧力センサ35からの圧力値を参照しながら加圧装
置33からの調整前圧力を、基準状態量としての基準圧
力に調整して試験ライン36により、テスト弁32を介
して圧力伝送器23へ印加するように動作する。これら
加圧装置33、調圧装置34及び基準圧力センサ35か
ら、試験装置を構成している。
【0025】また、圧力伝送器23は、校正の際に、調
整装置32からの基準圧力を計測すると共に、この基準
圧力の計測結果を示す基準圧計測信号をデータ処理装置
27内の計測結果判定部29へ送出する。
【0026】計測結果判定部29は、圧力伝送器23の
計測動作が正常であるか否かを判定するために、圧力伝
送器23からの基準圧計測信号が指令入力部28からの
基準量発生指令信号で示された基準圧力に対して正常で
あるか否かを判定するものである。異常報知部30は、
計測結果判定部29の判定結果が異常を示した場合、当
該異常を報知するものである。
【0027】さらに、計測校正部31は、異常報知部3
0からの異常の報知に応動して、当該異常を解消し得る
調整量の調整指令信号を、予め圧力伝送器23に設けら
れた零点及びスパン調整機構(図示せず)へ送出するよ
うになっている。
【0028】零点及びスパン調整機構は、計測校正部3
1からの調整指令信号が示す零点再調整値及びスパン再
調整値に基づいて、圧力伝送器23の零点及びスパンを
再調整する機能をもっている。
【0029】なお、圧力伝送器23、伝送器元弁26、
ラック元弁25、テスト弁32、加圧装置33、調圧装
置34、基準圧力センサ35及び試験ライン36は、計
装ラック21内に収納される。また、この計装ラック2
1は、図示していないが、他の複数のプロセス配管内の
圧力をそれぞれ個別に計測する複数の計器を集約して収
納し、前述同様に各プロセス計装ラインと各試験ライン
とを切替えて各計器を遠隔操作により校正できるものと
なっている。次に、このような校正装置の動作について
図2乃至図4を用いて説明する。
【0030】図2は、この校正装置の動作を示すフロー
チャートである。圧力伝送器11では、通常、プロセス
計装ライン24から開状態の伝送器元弁26及びラック
元弁25を介してプロセス配管22内のプロセス圧力が
計測されると共に、このプロセス圧力を示すプロセス圧
力計測信号がデータ処理装置27へ送出されている。一
方、校正試験の際には、オペレータにより、校正試験を
開始させる旨のタイミング信号がデータ処理装置27内
の指令入力部28へ与えられる。
【0031】指令入力部28では、オペレータからタイ
ミング信号が与えられると、計装ラック21へ計測切替
指令信号及び加圧指令信号が送出される(ST1)。伝
送器元弁26及びラック元弁25が、この計測切替指令
信号により、それぞれ閉状態にされる(ST2)。
【0032】また、加圧装置33及び調圧装置34が、
この加圧指令信号により起動される(ST3)。ここ
で、加圧装置33では、指令入力部28からの加圧指令
信号を受けて、調整前圧力が発生される。テスト弁32
は、計測切替指令信号により、開状態とされる(ST
4)。
【0033】また、調圧装置34では、指令入力部28
の基準量発生指令信号及び基準圧力センサ35からの圧
力値を受けて(ST5)、加圧装置33からの調整前圧
力が、基準量発生指令信号により指定された基準圧力に
調整される(ST6)。
【0034】このとき、圧力伝送器23では、常時、試
験ライン36を介して調整装置32からの基準圧力が計
測されると共に、この基準圧力の計測結果を示す基準圧
計測信号がデータ処理装置27へ送出される。
【0035】調圧装置34では、ステップ6による基準
圧力への調整が完了すると、調整を完了した旨の調整完
了信号が、データ処理装置27内の計測結果判定部29
へ送出される(ST7)。データ処理装置27では、こ
の調整完了信号を受けると、圧力伝送器23からの基準
圧計測信号が読み取られて記録される(ST8)。
【0036】以下、このようなステップ5からステップ
8までの計測工程が、所定の基準圧力の全てについて行
われる(ST9)。ここで、所定の基準圧力の全てと
は、0〜100%の間で、例えば0%,25%,50
%,75%,100%,75%,50%,25%,0%
の順で計測される9つの基準圧力である。
【0037】計測結果判定部29では、ステップ9で基
準圧力の全ての計測工程が完了したことがデータ処理装
置27によって判断された場合、圧力伝送器23からの
送出されて記録された基準圧計測信号と、指令入力部2
8からの基準量発生指令信号で示された基準圧力とが比
較され、圧力伝送器23の計測精度範囲を許容範囲とし
て、基準圧計測信号が正常であるか否かが判定される
(ST10)。次に、データ処理装置27では、各基準
圧力に対する判定結果が全て計測精度範囲に入っている
か否かが判断される(ST11)。
【0038】ステップ11で、全ての判定結果のうち、
いずれかの判定結果が計測精度範囲から逸脱していると
判断された場合、計測校正部31では、異常報知部30
からの当該異常の報知により、当該異常を解消するよう
に零点及びスパンの再調整値を求める再調整計算が次の
ように行われる(ST12)。
【0039】まず、図2において、基準圧力Xに対する
計測圧力Yは、標準特性が破線でY=X,圧力伝送器2
3による計測特性が実線でY=(1+a)X+bのよう
に1それぞれ表される。なお、aがスパンシフト量、b
が零点シフト量である。
【0040】再調整値の算出においては、まず、計測校
正部31により、基準圧力0%の際の基準圧計測信号か
ら零点シフト量bが算出されると共に、この零点シフト
量bの符号を逆にした零点再調整値(−b)が算出され
る。さらに、計測校正部31では、標準特性と計測特性
との傾きの違いからスパンシフト量aが算出されると共
に、このスパンシフト量aの符号を逆にしたスパン再調
整値(−a)が算出される。
【0041】次に、校正計測部29では、これら零点再
調整値(−b)及びスパン再調整値(−a)が調整指令
信号として圧力伝送器23へ送出される(ST13)。
圧力伝送器23では、これら零点再調整値(−b)及び
スパン再調整値(−a)により、零点及びスパンが再調
整される(ST14)。
【0042】再調整後、上述したステップ5乃至ステッ
プ10がもう一度行なわれ、圧力伝送器23からの各基
準圧計測信号の全てが、所定の計測精度範囲に入ってい
ることが確認される(再度のST11)。
【0043】一方、ステップ11で、判定結果の全てが
計測精度範囲に入っていると判断された場合、データ処
理装置27では、校正試験の各種データが保存される
(ST15)。また、データ処理装置27では、基準量
発生指令信号及び計測切替指令信号が解除される。これ
ら両指令信号の解除により、加圧装置33及び調圧装置
34が停止される(ST16)。また、テスト弁32が
閉とされ(ST17)、伝送器元弁26及びラック元弁
25が開とされて(ST18)、校正処理が終了され
る。
【0044】上述したように、本実施例の校正装置は、
校正を行う際に、加圧装置33及び調圧装置34等によ
り、指令入力部28からの基準量発生指令信号に基づい
て基準圧力が発生され、圧力伝送器23では、指令入力
部28からの計測切替指令信号に基づくプロセス計装ラ
イン24から試験ライン36への切替えによって、監視
対象のプロセス配管4のプロセス圧力から校正試験用の
調圧装置34からの基準圧力へと、計測される状態量が
切り替わる。
【0045】これにより、データ処理装置27では、計
測結果判定部29が、圧力伝送器23での計測結果が調
圧装置34等から発生された基準圧力に対して正常であ
るか否かを判定し、異常報知部30により、計測結果判
定部29の判定結果が異常を示した場合、当該異常を報
知し、計測校正部31により、計測結果判定部29の判
定結果が異常を示した場合、圧力伝送器23を校正する
ようにしたので、現場の計装ラック21内の圧力伝送器
23を、離間したデータ処理装置27から遠隔操作で校
正することにより、試験装置や測定器等の現場への運搬
作業を省略して、校正時の労力を軽減することができ
る。
【0046】また、この校正装置は、遠隔操作によって
圧力伝送器23を調整できるため、試験員の負荷軽減や
省力化が可能となる。例えば、現場での2人作業を中央
制御室での1人作業とすることができる。
【0047】さらに、この校正装置は、データ処理装置
27を使った簡単な指令操作により、校正試験やデータ
の収集が可能であるので、試験員の習熟技術が不要とな
り、かつデータ処理装置27からの調整指令信号により
圧力伝送器23を調整するので、試験調整時の作業ミス
や試験員による調整のバラツキが無くなり、人的ミスに
よる読取り誤差や調整誤差等のない信頼性の高い校正を
実現することができる。
【0048】また、この校正装置は、加圧装置33及び
調圧装置34を設けたことにより、加圧ボンベ11を使
用せずにすむので、加圧ボンベ11を管理する手間を省
けると共に、電気代程度の安価な費用で校正試験を行な
うことができる。
【0049】なお、上記実施例では、計装ラック21内
の圧力伝送器23が1つの場合について説明したが、こ
れに限らず、計装ラック内に圧力伝送器を複数個設けて
1式の試験装置に接続し、同じ規格の圧力伝送器につい
てそれぞれのテスト弁を開として、更にデータ処理装置
27を複数の計器の校正に対応させる構成としても、本
発明を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0050】また、上記実施例では、1式の試験装置で
同一計装ラック21内の圧力伝送器23に印加する場合
について説明したが、これに限らず、1式の試験装置で
他の計装ラック内の圧力伝送器に圧力を印加する構成と
しても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ること
ができる。
【0051】また、上記実施例では、オペレータの操作
により校正試験を開始する場合について説明したが、こ
れに限らず、データ処理装置の定時処理の一環として自
動的に校正試験を開始する構成としても、本発明を同様
に実施して同様の効果を得ることができる。その他、本
発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施で
きる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
め計装ラック内に試験装置を設置すると共に、この試験
装置に対して離れた場所に設置したデータ処理装置から
指令信号を送出して計装ラック内の計器の校正試験を行
い、かつこのデータ処理装置が該校正試験の結果に基づ
いて、該計器へ調整指令信号を送出して該計器を校正す
るようにしたので、装置本体の運搬や設置等の校正時の
労力を軽減すると共に、人的ミスによる読取り誤差や調
整誤差等のない信頼性の高い校正を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る校正装置の構成を示す
ブロック図。
【図2】同実施例における動作を示すフローチャート。
【図3】同実施例における再調整値の算出を説明するた
めの図。
【図4】従来の校正試験における計装ラックの構成を示
す模式図。
【符号の説明】
21…計装ラック、22…プロセス配管、23…圧力伝
送器、24…プロセス計装ライン、25…ラック元弁、
26…伝送器元弁、27…データ処理装置、28…指令
入力部、29…計測結果判定部、30…異常報知部、3
1…計測校正部、32…テスト弁、33…加圧装置、3
4…調圧装置、35…基準圧力センサ、36…試験ライ
ン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計装ラック内に収納されてプロセス状態
    を計測する計器に、基準状態量を印加してそのときに前
    記計器から出力される計測信号を取込んで該計器の精度
    に関する情報を得る校正装置において、 前記計装ラックに設けられ、外部から与えられる指令信
    号に基づいて前記基準状態量を発生させて前記計器に印
    加する試験装置と、 前記計装ラックから離れた場所に設置され、前記計器,
    プロセス間のプロセス計装ラインと前記計器,前記試験
    装置間の試験ラインを切替え制御すると共に、前記指令
    信号を前記試験装置へ入力し、前記計器から出力される
    計測信号を取込むデータ処理装置とを備えたことを特徴
    とする校正装置。
  2. 【請求項2】 前記データ処理装置は、前記計器から取
    込んだ前記計測信号に基づいて、前記計器の動作を判定
    すると共に、この判定結果が前記計器の動作異常を示す
    場合には、当該動作異常を解消するように前記計器を調
    整する調整指令信号を発生させて前記計器へ入力するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の校正装置。
JP26613992A 1992-10-05 1992-10-05 校正装置 Pending JPH06117956A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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