JPH06117622A - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置

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JPH06117622A
JPH06117622A JP4261191A JP26119192A JPH06117622A JP H06117622 A JPH06117622 A JP H06117622A JP 4261191 A JP4261191 A JP 4261191A JP 26119192 A JP26119192 A JP 26119192A JP H06117622 A JPH06117622 A JP H06117622A
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fuel
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boiler
air
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Kimihiro Nonaka
公大 野中
Hiroshi Takezaki
博 武▲崎▼
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペースト状燃料を圧力容器内のボイラに安定
に供給すること。 【構成】 粗粒子、微分粒子および液体を混ぜたペース
ト状燃料５を圧力容器１を貫通した燃料供給ノズル４か
ら圧力容器１内にあるボイラ２に供給される。圧力容器
１内はコンプレッサで加圧された空気が導入されている
ため約２５０〜４００℃となっている。この中をペース
ト状燃料５を供給すると、高温空気によりペースト状燃
料５中の水分が蒸発して粉体だけとなり、ノズル４を閉
塞させてしまうので、冷却水６を燃料供給ノズル４内に
通して高温空気内の燃料供給ノズル４を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は燃料の供給装置に係わ
り、特にペースト状燃料の加圧流動層ボイラに供給する
のに好適な燃料供給ノズルに関する。
【０００２】
【従来の技術】加圧流動層ボイラ（燃焼炉）は発生する
スチームおよび高圧の燃焼ガスからエネルギーを得るこ
とができるので高効率の発電が可能である。ただし、固
体である石炭粒子を加圧状態の燃焼炉内に連続的に安定
して供給することが課題の一つである。従来、流動層燃
焼炉への石炭の供給方法として、石炭粒子と水を混合し
てペースト状の流体とし該ペーストをポンプで昇圧およ
び圧送して噴霧ノズルから供給する湿式供給方式（たと
えば特開昭６２−１５５４３３号公報）がある。該ペー
スト供給方式は、乾式供給方式たとえばロックホッパで
昇圧したあと空気輸送する方式に比べ、乾燥などの前処
理が不要で低コストである。従来のペースト状燃料の湿
式供給方式による供給装置は、図５に示すように圧力容
器１を貫通してボイラ２へ接続されている燃料供給ノズ
ル４に燃料５を供給するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のペースト
状燃料供給装置においては、燃料供給ノズル部分に加圧
状態の圧力容器１からのボイラ２内に供給される分散空
気によりボイラ２内の流動層媒体が燃料供給ノズル部分
に逆流してくること、あるいはペースト状燃料中の液体
（主に水分）が高温の圧力容器内で蒸発して、燃料供給
ノズル部分でのペースト状燃料の分散性が損なわれるこ
と、該ノズルの閉塞すること等のトラブルなどについて
配慮されていなかった。そこで本発明はペースト状燃料
を圧力容器内のボイラに安定に供給することを目的とし
ている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成によって達成される。すなわち、固液混合燃料を加
圧容器内を貫通してボイラに供給するための燃料供給ノ
ズルを備えた燃料供給装置において、燃料供給ノズルの
構造を燃料管の外周に冷却水管および燃料分散用の空気
管を配置した多重管構造とした燃料供給装置である。こ
こで、冷却水管の外周に燃料分散用の空気管を配置し、
燃料分散用の空気管のボイラ側の先端部分から燃料分散
用空気を噴出する構造とすることができる。本発明の上
記目的は次の構成によっても達成される。すなわち、固
液混合燃料を加圧容器内を貫通してボイラに供給するた
めの燃料供給ノズルを備えた燃料供給装置において、燃
料供給ノズルの構造を燃料管の外周に冷却水管および燃
料分散用の空気管を配置した多重管構造とし、燃料供給
ノズルの構造を燃料管には燃料分散補助空気の導入管を
接続した燃料供給装置である。なお、本発明の燃料供給
装置は加圧流動層燃焼炉などの加圧容器に用いられる
が、一般の流動層燃焼炉の燃料供給装置に適用すること
もできる。
【０００５】
【作用】本発明の燃料は粗粒子、微分粒子および液体を
混ぜたペースト状のものである。このペースト状の燃料
は燃料供給配管を経て、該配管に接続される燃料供給ノ
ズルから圧力容器内にあるボイラに供給される。燃料供
給ノズルは圧力容器を貫通するように配置されている
が、圧力容器内はコンプレッサで加圧された空気が導入
されているため約２５０〜４００℃となっている。この
中を液体（主に水）と固体を混ぜたペースト状の燃料を
供給することになるが、冷却水が燃料供給ノズル内を通
るため高温空気内の燃料供給ノズルを冷却することがで
きる。これによって、高温空気により圧力容器でペース
ト状の燃料中の水分が蒸発して、粉体だけとなりノズル
を閉塞させるおそれがない。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例を図面とともに説明する。
図１に本実施例の加圧流動層ボイラの燃料供給フロー図
を示す。圧力容器１内にボイラ２が設置される。ボイラ
２は流動媒体が充填された流動層３を備えている。燃料
供給ノズル４は流動層３と圧力容器１を貫通して取り付
けられる。石炭と水の混合物からなるペースト状の燃料
５はポンプ（図示せず）により燃料供給ノズル４へ供給
される。冷却水６は注水タンク７からポンプ８により燃
料供給ノズル４に送られ、該ノズル４を冷却した後、注
水タンク７へ戻る。空気９はコンプレッサ（図示せず）
から２５０〜４００℃の温度で圧力容器１へ送られる
が、空気９の一部はファン１０により昇圧され、燃料供
給ノズル４へ送られて燃料分散空気１１として燃料５と
一緒にボイラ２へ供給される。燃料５は固体燃料に液体
を混ぜて製造しているペースト状のものであるので、圧
力容器１の燃料供給ノズル４を通るときに液体が蒸発し
てしまうと粉体だけとなりノズル４内で閉塞することに
なる。
【０００７】そこで本実施例では図２に燃料供給ノズル
４の断面図を示すように、ペースト状燃料５の供給管の
外周部に冷却水管と分散空気管を設けた構造とする。す
なわち、ペースト状燃料５の供給管１５の外周部は冷却
水管１６を配置し、冷却水管１６の外周には分散空気管
１７を配置する。分散空気管１７はペースト状燃料供給
管１５のボイラ２側の端部にペースト状燃料５を流動層
３内に分散させるためのノズル１７ａを備えている。ノ
ズル１７ａ部分の拡大図を図３に示す。
【０００８】圧力容器１とボイラ２間に取り付けられた
燃料供給ノズル４は圧力容器１内の空気により分散空気
管１７は２５０〜４００℃まで加熱される。また、分散
空気管１７にはポンプ１０により昇圧された燃料の分散
用空気が２５０〜４００℃の状態で入ってくる。この雰
囲気の中に固液混合燃料５が入ってくると液体（水）が
蒸発して、燃料供給ノズル４内は粉体のみとなりポンプ
輸送が不可能となる。しかし、本実施例では、冷却水管
１６内の冷却水によりペースト状燃料５中の液体（水）
が蒸発することを防止できる。
【０００９】また、燃料供給ノズル４の先端部は流動層
３の温度により、起動時は５００〜６００℃で、燃料供
給後は８００〜９００℃となる。分散空気管１７の先端
のノズル１７ａは分散空気を燃料供給ノズル４の先端
（ボイラ２側）で流動層３内に燃料５を分散させると同
時に流動層３内の高温媒体がノズル４内に逆流すること
を防止する。
【００１０】本発明の他の実施例の加圧流動層ボイラの
燃料供給フロー図を図４に示す。図４は図１記載のフロ
ーに加えて、燃料供給ノズル４の入口において分散空気
１１とは別に分散補助空気１２を供給する構成になって
いる。分散補助空気１２は、これを燃料供給ノズル４内
に供給することで、燃料供給ノズル４内での燃料供給流
速を速くして、ペースト状燃料５の流動層３内の温度に
よる熱影響および燃料供給ノズル４内の空気温度による
熱影響を防止できる。また、流動層３内への燃料５の分
散効果を上げることができる。分散補助空気１２は高温
で使用してもよいが、常温まで冷却後、使用しても良
い。
【００１１】
【発明の効果】本発明により、ボイラの燃料であるペー
スト状燃料を燃料供給ノズルを閉塞することなく安定し
て供給することができる。また、冷却水により燃料供給
ノズルに与える熱影響を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施例の加圧流動層ボイラの燃料
供給フローを示す図である。
【図２】 図１のフローで用いる燃料供給ノズルの断面
図である。
【図３】 図２の燃料供給ノズル先端部の拡大図であ
る。
【図４】 本発明の一実施例の加圧流動層ボイラの燃料
供給フローを示す図である。
【図５】 従来の加圧流動層ボイラの燃料供給フローを
示す図である。
【符号の説明】
１…圧力容器、２…ボイラ、３…流動層、４…燃料供給
ノズル、５…燃料、６…冷却水、９…空気、１１…分散
空気、１２…分散補助空気

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 固液混合燃料を加圧容器内を貫通してボ
    イラに供給するための燃料供給ノズルを備えた燃料供給
    装置において、 燃料供給ノズルの構造を燃料管の外周に冷却水管および
    燃料分散用の空気管を配置した多重管構造としたことを
    特徴とする燃料供給装置。
  2. 【請求項２】 冷却水管の外周に燃料分散用の空気管を
    配置し、燃料分散用の空気管のボイラ側の先端部分から
    燃料分散用空気を噴出する構造を持つことを特徴とする
    請求項１記載の燃料供給装置。
  3. 【請求項３】 固液混合燃料を加圧容器内を貫通してボ
    イラに供給するための燃料供給ノズルを備えた燃料供給
    装置において、 燃料供給ノズルの構造を燃料管の外周に冷却水管および
    燃料分散用の空気管を配置した多重管構造とし、燃料供
    給ノズルの構造を燃料管には燃料分散補助空気の導入管
    を接続したことを特徴とする燃料供給装置。
JP26119192A 1992-09-30 1992-09-30 燃料供給装置 Expired - Lifetime JP3286763B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100386471B1 (ko) * 2000-10-31 2003-06-02 한국에너지기술연구원 소형 고온고압반응기에 설치된 고체연료공급장치용 보조장치 및 이를 이용한 고체연료공급방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6038330U (ja) * 1983-08-19 1985-03-16 技術研究組合　医療福祉機器研究所 流体移送機構
JPS60207822A (ja) * 1984-03-30 1985-10-19 Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd ピツチ水スラリ−の燃焼方法
JPH0492128U (ja) * 1990-12-25 1992-08-11

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