JPH0611648Y2 - Aft回路 - Google Patents

Aft回路

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JPH0611648Y2
JPH0611648Y2 JP2301289U JP2301289U JPH0611648Y2 JP H0611648 Y2 JPH0611648 Y2 JP H0611648Y2 JP 2301289 U JP2301289 U JP 2301289U JP 2301289 U JP2301289 U JP 2301289U JP H0611648 Y2 JPH0611648 Y2 JP H0611648Y2
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JP
Japan
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frequency
bias voltage
discrimination
circuit
aft
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JP2301289U
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JPH02113434U (ja
Inventor
勲 馬島
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、テレビジョン受像機のチューナに設けられ
るAFT回路に関し、特に弁別特性などが変動しても、
正しく同調できるようにしたAFT回路に関する。
[従来の技術] テレビジョン受像機のチューナには、同調周波数を安定
化させるためにAFT回路が設けられている。
第3図はその一例を示すもので、端子12には高周波テ
レビジョン信号(その周波数はIN)が供給される。テ
レビジョン信号と局部発振器16から出力された局部発
振信号(その周波数はLO)が混合回路14において周
波数混合され、これより得られた映像中間周波数信号
(その周波数はIF)が映像中間周波増幅回路18を経
て映像検波回路20に供給されて検波される。端子22
には検波された映像出力が得られる。
映像中間周波数信号はさらに周波数弁別器24に供給さ
れ、これより周波数に対応した弁別出力が得られる。こ
の弁別出力は周知のようにS字特性であって、第4図の
ような特性曲線となっている。
弁別出力eは加算器26で所定の直流電圧Vに加算され
たのち、局部発振器16にその周波数制御信号として供
給される。直流電圧Vはバイアス電圧として機能する。
温度ドリフトなどによって局部発振信号などの周波数が
変動すると、それに応じて映像中間周波数が変わるか
ら、これによって弁別出力eの値が変動する。弁別出力
eの値が変われば、これが所定値となるような帰還ルー
プが構成されているため、常に所定の映像中間周波数と
なるように周波数制御(AFT制御)が行なわれる。
[考案が解決しようとする課題] このようなAFT制御の場合、第4図に示すように周波
数を掃引させたとき、映像中間周波数よりも低い所定の
周波数aのとき所定の弁別出力eaが得られたときに
は、さらに周波数の掃引を続け映像中間周波数よりも高
い所定の周波数bのとき、所定の弁別出力ebが得られ
たとき、始めて選局操作を停止する。
したがって、そのときの映像中間周波数はbであり、そ
のときの弁別出力はebであるから、正規の映像中間周
波数よりは若干ずれている。そして、弁別出力がebと
なるようにAFT制御が行なわれる。
そのため、若し外乱によって一旦周波数cを越えてしま
うと、最早周波数の引き込みが行なわれないで離調して
しまうから、もう一度選局を仕直す必要がある。
また、第4図の特性は周波数弁別器の部品のバラツキな
どによって一定していないために、周波数bとcとの間
隔が狭くなったりするので、若しそのようなS字特性の
ときには外乱によって一層離調しやすくなってしまう。
そこで、この考案ではこのような従来の課題を解決した
ものであって、安定したAFT制御を達成したAFT回
路を提案するものである。
[課題を解決するための手段] 上述の課題を解決するため、この考案においては、高周
波テレビジョン信号が供給される混合回路と、 これに所定の局部発振信号を供給する局部発振器と、周
波数弁別器とを有し、 この周波数弁別器から得られる弁別出力のうち、映像中
間周波数を挟んだ2点の夫々の弁別出力に関連したバイ
アス電圧を格納するプロセッサが設けられ、 このバイアス電圧の平均値を上記局部発振信号に対する
バイアス電圧として使用したことを特徴とするものであ
る。
[作用] まず、電源投入時などのような初期状態のときに、固定
のバイアス電圧を周波数弁別器24に加え、その状態で
入力信号の周波数を掃引させて周波数弁別器24から第
2図のようなS字特性を出力させる。
そして、周波数弁別器24から得られる弁別出力eのう
ち、映像中間周波数IFを挟んだ2点の夫々の弁別出力
eh,elに関連したバイアス電圧VH,VLを検出す
る。弁別出力eh,elは従来例の弁別出力ea,eb
に対応する。
次に、実際の選局中にはこのバイアス電圧VH,VLの
平均値を新たなバイアス電圧Vcとして局部発振器16
に印加し、その状態でAFT制御が行なわれる。こうす
れば、常にM点を中心にAFT制御が行なわれるから、
外乱があっても離調することはない。周波数弁別器24
の特性にバラツキがあっても、電源投入時などのときに
バイアス電圧の設定がなされるから、特性のバラツキも
吸収できる。
[実施例] 続いて、この考案に係るAFT回路を上述したテレビジ
ョン受像機のチューナ系に適用した場合について、第1
図及び第2図を夫々参照して詳細に説明する。
この考案でも、従来と同様なAFT制御が行なわれるも
ので、その基本的な回路構成は第3図の場合と同様であ
る。
したがって、入力高周波テレビジョン信号は混合回路1
4で局部発振信号と周波数混合されて、これより所定の
映像中間周波数信号に変換され、これが映像中間周波増
幅回路18を経て映像検波回路20に供給されて所定の
映像検波出力が端子22に得られる。
また、周波数弁別器24からは映像中間周波信号に対応
した弁別出力eが出力される。この弁別出力eの一部は
プロセッサ30に供給されて必要な弁別出力eを利用し
て所定のバイアス電圧VH,VLが作成される。弁別出
力e及び所定の直流電圧Eはスイッチ32によってその
何れかが選択されて加算器26に加えられる。
一方、プロセッサ30はマイクロコンピュータによって
構成され、バイアス電圧を決定するまでの初期状態のと
きに使用される仮のバイアス電圧Voと、選局時に使用
されるバイアス電圧Vcとが作成され、これらがスイッ
チ34によって選択された後、加算器26に供給され
る。
選局時に使用されるバイアス電圧Vcとは、第2図に示
すように映像中間周波数よりもOHだけ低い所定の周波
数Hのときに得られる弁別出力ehを得るためのバイア
ス電圧VHである。同じく、映像中間周波数よりもOL
だけ高い所定の周波数Lのときに得られる弁別出力el
を得るためのバイアス電圧VLである。
加算器26の出力は従来と同じように、局部発振器16
に周波数制御信号として供給される。上述したスイッチ
32,34は連動して切り換えられる。
さて、この構成において、電源投入時などのときにバイ
アス電圧Vcの更新が行なわれる。そのときには、スイ
ッチ32,34が実線のように切り換えられる。この切
り換え及びバイアス電圧Vcの更新処理などは何れもプ
ロセッサ30に内蔵された制御プログラムに基づいて処
理されることになる。
スイッチ32,34を図示のように切り換えると、所定
の直流電圧Eと、プロセッサ30において予め選定され
た所定のバイアス電圧Voとが局部発振器16に供給さ
れ、これに対応した局部発振信号LOが混合回路14に
加えられる。その状態で入力信号の周波数を掃引すれ
ば、これによって、周波数弁別器24からは第2図のよ
うな弁別出力eが得られる。
この弁別出力eのうち、映像中間周波数IFを挟む2点
の弁別出力がプロセッサ30に格納される。本例では、
映像中間周波数IFを基準にしてほぼ同じ周波数OH,
OLだけ離れた周波数H,Lの各弁別出力eh(例え
ば、3.5ボルト),el(例えば、1.5ボルト)が
格納され、これら弁別出力eh,elに関連したバイア
ス電圧VH,VLが算出されると共に、その平均値Vc
=(VH+VL)/2が算出される。
バイアス電圧の設定動作が終了すると、スイッチ32,
34は破線のように切り換えられて、通常のAFT動作
となる。局部発振器16にはバイアス電圧Vcと弁別出
力eが印加されるため、弁別出力eに応じて局部発振周
波数が制御される。この場合、バイアス電圧Vcは第2
図のM点に対応するバイアス電圧であるため、AFT動
作によって完全同調がなされたときには、映像中間周波
数はこのM点を中心にして変動することになる。
そのため、第2図に示すように外乱などによって映像中
間周波数がΔIFだけ変動しても、その時の電圧変動分
Δeが周波数H若しくはLを遥かに越えない限り離調す
ることはない。バイアス電圧の初期設定は例えば電源の
投入の都度行なうことができるので、温度特性の変動
や、部品のバラツキなどによって弁別出力の特性が変動
しても、これらの変動を完全に吸収できる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案においては、周波数弁別
器から得られる弁別出力のうち、映像中間周波数を挟ん
だ2点の夫々の弁別出力に関連したバイアス電圧の平均
値を基準発振器に対するバイアス電圧として使用したも
のである。
これによれば、映像中間周波数に対応した弁別出力特性
のところを中心にして、周波数を制御することができ
る。そのため、多少の外乱が加わっても離調するような
ことがなくなり、AFT動作が非常に安定する。
また、バイアス電圧は電源投入時などのように常に更新
されるようになっているため、周波数弁別器や局部発振
器などの部品がバラついたり、温度特性により弁別特性
などに影響がででも、それらのバラツキを確実に吸収で
きる特徴を有する。
したがって、安定した精度の高いAFT回路を提供でき
る実益を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るAFT回路の一例を示す要部の
系統図、第2図はその動作説明に供する弁別出力の特性
図、第3図は従来のAFT回路の系統図、第4図は弁別
出力の特性図である。 10……AFT回路 14……混合回路 16……局部発振器 18……映像中間周波増幅回路 20……映像検波回路 24……周波数弁別器 30……プロセッサ e……弁別出力 Vc……バイアス電圧

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波テレビジョン信号が供給される混合
    回路と、 これに所定の局部発振信号を供給する局部発振器と、 周波数弁別器とを有し、 この周波数弁別器から得られる弁別出力のうち、映像中
    間周波数を挟んだ2点の夫々の弁別出力に関連したバイ
    アス電圧を格納するプロセッサが設けられ、 このバイアス電圧の平均値を上記局部発振信号に対する
    バイアス電圧として使用したことを特徴とするAFT回
    路。
JP2301289U 1989-02-28 1989-02-28 Aft回路 Expired - Lifetime JPH0611648Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2301289U JPH0611648Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 Aft回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP2301289U JPH0611648Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 Aft回路

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Publication Number Publication Date
JPH02113434U JPH02113434U (ja) 1990-09-11
JPH0611648Y2 true JPH0611648Y2 (ja) 1994-03-23

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JPH02113434U (ja) 1990-09-11

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