JPH06115293A - エクステリア品 - Google Patents
エクステリア品Info
- Publication number
- JPH06115293A JPH06115293A JP26226992A JP26226992A JPH06115293A JP H06115293 A JPH06115293 A JP H06115293A JP 26226992 A JP26226992 A JP 26226992A JP 26226992 A JP26226992 A JP 26226992A JP H06115293 A JPH06115293 A JP H06115293A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inorganic paint
- metal
- inorganic coating
- glass
- plastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐侯性、耐久性、耐食性等に優れたエクステ
リア品を提供する。 【構成】 基材の表面に無機塗料による塗装仕上げがな
されているエクステリア品。
リア品を提供する。 【構成】 基材の表面に無機塗料による塗装仕上げがな
されているエクステリア品。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建造物のエクステリ
ア品に関する。
ア品に関する。
【0002】
【従来の技術】エクステリア品は、特に耐侯性、耐食
性、耐久性等に優れることが重要である。エクステリア
品の基材の表面は、一般に、プラスチック、金属、ガラ
ス等である。ところが、表面がプラスチックであるエク
ステリア品は、プラスチックに上記の性能を向上させる
有効な表面仕上げが施されていないため、耐侯性や耐久
性に劣っていた。
性、耐久性等に優れることが重要である。エクステリア
品の基材の表面は、一般に、プラスチック、金属、ガラ
ス等である。ところが、表面がプラスチックであるエク
ステリア品は、プラスチックに上記の性能を向上させる
有効な表面仕上げが施されていないため、耐侯性や耐久
性に劣っていた。
【0003】表面が金属であるエクステリア品は、金属
の表面にアクリルシリコン処理を施したり、アルミニウ
ム等の耐食性に優れる金属を用いたりすることにより、
上記性能を向上させることが試みられている。ところ
が、アクリルシリコン処理は数年で劣化してしまうの
で、これに伴って金属も劣化してしまう。また、アルミ
ニウム等の耐食性に優れる金属は高価であるという問題
点があった。
の表面にアクリルシリコン処理を施したり、アルミニウ
ム等の耐食性に優れる金属を用いたりすることにより、
上記性能を向上させることが試みられている。ところ
が、アクリルシリコン処理は数年で劣化してしまうの
で、これに伴って金属も劣化してしまう。また、アルミ
ニウム等の耐食性に優れる金属は高価であるという問題
点があった。
【0004】エクステリア品の表面に有色ガラスが用い
られる場合には、色付きのフィルムシートが使用された
り、色ガラスが使用されたりしている。しかしながら、
フィルムシートは耐侯性・耐久性に問題がある。また、
色ガラスの含有金属は毒素を有するため、製造作業が危
険である。
られる場合には、色付きのフィルムシートが使用された
り、色ガラスが使用されたりしている。しかしながら、
フィルムシートは耐侯性・耐久性に問題がある。また、
色ガラスの含有金属は毒素を有するため、製造作業が危
険である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
耐侯性、耐久性、耐食性等に優れたエクステリア品を提
供することを課題とする。
耐侯性、耐久性、耐食性等に優れたエクステリア品を提
供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるエクス
テリア品は、基材の表面に無機塗料による塗装仕上げが
なされているものである。次に、この発明にかかるエク
ステリア品の具体例を示すが、以下のものに限られるわ
けではない。エクステリア品の表面には、プラスチッ
ク、金属、ガラス等が用いられる。ガラスは凹凸模様
(ブラスト模様)を施したものも使用される。表面がプ
ラスチックであるものとしては、たとえば、外灯カバ
ー、ベランダの床材、雨樋、物置、化粧幕板等が挙げら
れる。金属であるものとしては、たとえば、雨戸、サッ
シ、玄関ドア、ベランダの手すり、門扉、塀、フェンス
等が挙げられる。ガラスであるものとしては、窓ガラ
ス、ガラスブロック、型板ガラス、装飾ガラス等が挙げ
られる。
テリア品は、基材の表面に無機塗料による塗装仕上げが
なされているものである。次に、この発明にかかるエク
ステリア品の具体例を示すが、以下のものに限られるわ
けではない。エクステリア品の表面には、プラスチッ
ク、金属、ガラス等が用いられる。ガラスは凹凸模様
(ブラスト模様)を施したものも使用される。表面がプ
ラスチックであるものとしては、たとえば、外灯カバ
ー、ベランダの床材、雨樋、物置、化粧幕板等が挙げら
れる。金属であるものとしては、たとえば、雨戸、サッ
シ、玄関ドア、ベランダの手すり、門扉、塀、フェンス
等が挙げられる。ガラスであるものとしては、窓ガラ
ス、ガラスブロック、型板ガラス、装飾ガラス等が挙げ
られる。
【0007】これらの表面に下記のような無機塗料を塗
布し、無機塗膜を形成させる。無機塗膜は全表面に形成
させるとは限らない。たとえば、直射日光や風雨にさら
される露出部分だけでもよい。無機塗料としては、特に
限定はされないが、たとえば、 ケイ酸塩、リン酸塩、シリカゾルやアルカリシリケ
ート等の水溶性シリケート、アルミナゾル等の、架橋に
より硬化するもの、 ソルダーガラス等の溶融物の冷却により硬化するも
の、 アルキルシリケート、アルキルチタネート等の有機
側鎖の消失により硬化するもの、 金属アルコラートを主成分とする、常温ないし低温
加熱によって硬化するもの、 等が挙げられる。また、色付きの無機塗料を使用すれ
ば、エクステリア品の意匠性を高めることができる。塗
布量は30〜130g/m2 が望ましい。アクリルシリ
コン仕上げやアルマイト処理された金属の表面に無機塗
膜を形成させてもよい。無機塗料を塗布した後、遠赤外
線加熱等により焼き付けを行い、塗膜を形成させる。遠
赤外線加熱は、たとえば、50〜150℃で5〜6分行
えばよい。無機塗膜はガラスの場合、片面または両面と
もに形成させてもよい。色付き無機塗膜をガラスの両面
に形成させたり、色付き無機塗膜を形成させたガラスを
数枚重ね合わせて使用すれば、エクステリア品の意匠性
をさらに高めることができる。
布し、無機塗膜を形成させる。無機塗膜は全表面に形成
させるとは限らない。たとえば、直射日光や風雨にさら
される露出部分だけでもよい。無機塗料としては、特に
限定はされないが、たとえば、 ケイ酸塩、リン酸塩、シリカゾルやアルカリシリケ
ート等の水溶性シリケート、アルミナゾル等の、架橋に
より硬化するもの、 ソルダーガラス等の溶融物の冷却により硬化するも
の、 アルキルシリケート、アルキルチタネート等の有機
側鎖の消失により硬化するもの、 金属アルコラートを主成分とする、常温ないし低温
加熱によって硬化するもの、 等が挙げられる。また、色付きの無機塗料を使用すれ
ば、エクステリア品の意匠性を高めることができる。塗
布量は30〜130g/m2 が望ましい。アクリルシリ
コン仕上げやアルマイト処理された金属の表面に無機塗
膜を形成させてもよい。無機塗料を塗布した後、遠赤外
線加熱等により焼き付けを行い、塗膜を形成させる。遠
赤外線加熱は、たとえば、50〜150℃で5〜6分行
えばよい。無機塗膜はガラスの場合、片面または両面と
もに形成させてもよい。色付き無機塗膜をガラスの両面
に形成させたり、色付き無機塗膜を形成させたガラスを
数枚重ね合わせて使用すれば、エクステリア品の意匠性
をさらに高めることができる。
【0008】
【作用】エクステリア品の基材の表面に無機塗料を塗布
して無機塗膜を形成させる。
して無機塗膜を形成させる。
【0009】
【実施例】以下に、この発明にかかるエクステリア品の
実施例を示す。 −実施例1− 図1は、雨樋の部分的断面図である。プラスチック1a
表面に金属アルコラート系無機塗料を70g/m2 塗布
して、100℃、5分の遠赤外線加熱により焼き付けを
行い、無機塗膜2が形成されている。
実施例を示す。 −実施例1− 図1は、雨樋の部分的断面図である。プラスチック1a
表面に金属アルコラート系無機塗料を70g/m2 塗布
して、100℃、5分の遠赤外線加熱により焼き付けを
行い、無機塗膜2が形成されている。
【0010】−実施例2− 図2は、雨戸の部分的断面図である。金属1b表面に金
属アルコラート系無機塗料を80g/m2 塗布して、1
10℃、5分の遠赤外線加熱により焼き付けを行い、無
機塗膜2が形成されている。 −実施例3− 図3は、ガラスブロックの部分的断面図である。ブラス
ト模様を施したガラス1cの両表面に色付きの金属アル
コラート系無機塗料を60g/m2 塗布して、90℃、
5分の遠赤外線加熱により焼き付けを行い、色付きの無
機塗膜2aが形成されている。
属アルコラート系無機塗料を80g/m2 塗布して、1
10℃、5分の遠赤外線加熱により焼き付けを行い、無
機塗膜2が形成されている。 −実施例3− 図3は、ガラスブロックの部分的断面図である。ブラス
ト模様を施したガラス1cの両表面に色付きの金属アル
コラート系無機塗料を60g/m2 塗布して、90℃、
5分の遠赤外線加熱により焼き付けを行い、色付きの無
機塗膜2aが形成されている。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、エクステリア品の基
材の表面に無機塗膜を形成させることによって、エクス
テリア品の耐侯性、耐久性、耐食性等の性能が向上す
る。色付きの無機塗料を使用して無機塗膜を形成させれ
ば、意匠性も向上する。また、エクステリア品の表面が
金属である場合には、耐食性を有する金属を使用しなく
ても、無機塗膜を形成させることによって耐食性を向上
させることができるので、安価である。ガラスである場
合には、色付きガラスを毒素を扱わずに安全に、かつ安
価に得ることができる。
材の表面に無機塗膜を形成させることによって、エクス
テリア品の耐侯性、耐久性、耐食性等の性能が向上す
る。色付きの無機塗料を使用して無機塗膜を形成させれ
ば、意匠性も向上する。また、エクステリア品の表面が
金属である場合には、耐食性を有する金属を使用しなく
ても、無機塗膜を形成させることによって耐食性を向上
させることができるので、安価である。ガラスである場
合には、色付きガラスを毒素を扱わずに安全に、かつ安
価に得ることができる。
【図1】この発明にかかる実施例を示す部分的断面図で
ある。
ある。
【図2】この発明にかかる実施例を示す部分的断面図で
ある。
ある。
【図3】この発明にかかる実施例を示す部分的断面図で
ある。
ある。
1a プラスチック 1b 金属 1c ブラスト模様を施したガラス 2 無機塗膜 2a 色付き無機塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 繁夫 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番12号ナ ショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 寛 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番12号ナ ショナル住宅産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 基材の表面に無機塗料による塗装仕上げ
がなされているエクステリア品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26226992A JPH06115293A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | エクステリア品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26226992A JPH06115293A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | エクステリア品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06115293A true JPH06115293A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17373449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26226992A Pending JPH06115293A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | エクステリア品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06115293A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03247854A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 石材パネル |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP26226992A patent/JPH06115293A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03247854A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 石材パネル |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19971014 |