JPH06115292A - 等分割定規 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 本発明は線分を容易に等分割する等分割定
規に関する。 【構 成】 ４本の支柱１〜４を摺動しても常に平行四
辺形を形作るよう軸着し、一組の向き合う支柱１、３の
底面に、軸着部５を結ぶ直線上に等間隔に留め具を配
し、紐７の両端を留め具に繋着する。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、線分を容易に等分割できる等分割定規に関す
る。従来、線分を等分割するには、定規で計測した後に
計算しふたたび定規で計測する、コンパスや三角定規を
用いて作図する等の繁雑な手続きを必要とした。比例コ
ンパスも目盛りを設定したり分割した線分を一つずつ順
番に区切るなど必ずしも簡便な文具とは言い難い。本発
明は、これらの繁雑さを除去し、容易に線分を等分割で
きる物品である。図面について説明すると、４本の支柱
１〜４を摺動しても常に平行四辺形を形作るように端部
で軸着し、一組の向き合う支柱１、３の底面に、軸着部
５を結ぶ直線上に等間隔に留め具６を配し、紐７の両端
を留め具６に繋着する。線分を等分割する際は、等分割
する数にプラス１した紐７を数え、支柱１〜４を摺動す
るなどして、その最初と最後の紐７を線分の両端に当て
れば、間の紐７で線分は等分割される。支柱２、４の内
側の辺と紐７の距離を紐７間の距離と等しくしておけ
ば、等分割できる数を増やすことができる。図面の五本
の紐と二つの辺では、七、十一などの等分割はできない
が、紐の数を増やせば解決できる。なお、紐の材質は
糸、ゴム、金属線など留め具に繋着した時、張設し得る
物ならば良い。この外、紐７の本数の比で線分の比分割
ができる、留め具６間の距離を１：１．６１８にとれば
黄金分割も容易である。他の規則性を持った数値（累
乗、対数など）で留め具６間の距離を設定すれば、グラ
フの目盛りを取る際などに便利である。また、等分割で
きると、倍数した線分も容易に作図できる。なお、本発
明の実施に当たって、紐７を直尺８の辺とし、一組の向
き合う支柱１、３の底面に直尺８を軸着しても同様な効
果を得ることができるし、この場合は、複数の平行線を
即座に引くことができる平行定規を兼ねることもでき
る。またこの際、支柱１、３と直尺８との摺接部上面、
支柱同士の摺接部などに、支柱が摺動した際の直尺間の
距離を、支柱と直尺、直尺同士のなす角度の目盛りとし
て記しておけば、作表などの際に簡便である。以上のよ
うに、本発明は線分を容易に分割できるなど、たいへん
便利な物品である。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の平面図。 第２図は本発明の側面図。 第３図は、本発明の紐を直尺の辺とし一組の向き合う支
柱底面に直尺を軸着した底面図。 １〜４ 支柱 ５ 軸着部 ６ 留め具 ７ 紐 ８ 直尺

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ （イ）４本の支柱１〜４を摺動しても常に平行四辺
   形を形作るように端部で軸着する。 （ロ）一組の向き合う支柱１，３の底面に軸着部５を結
   ぶ直線上に等間隔に留め具６を配し紐７の両端を留め具
   に繋着した等分割定規。 ２ 請求項１の紐７を直尺８の辺とし一組の向き合う支
   柱１，３の底面に直尺８を軸着した等分割定規。