JPH06114566A - スポット溶接装置の通電制御方法 - Google Patents

スポット溶接装置の通電制御方法

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JPH06114566A
JPH06114566A JP27184492A JP27184492A JPH06114566A JP H06114566 A JPH06114566 A JP H06114566A JP 27184492 A JP27184492 A JP 27184492A JP 27184492 A JP27184492 A JP 27184492A JP H06114566 A JPH06114566 A JP H06114566A
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JP
Japan
Prior art keywords
welding
electrode tip
spot welding
area
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP27184492A
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English (en)
Inventor
Kenji Yanagi
憲治 柳
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 散りの発生を未然に防止し、かつ一定の電流
密度による安定したスポット溶接が得られるスポット溶
接装置の通電制御方法を提供する。 【構成】 各サイクル毎に電極3の先端3aの面積sに
関わる要素、例えば直径dを電極先端計測機4により計
測し、その計測データに基づいて電極先端計測処理装置
5によって電極先端3aの面積変化に応じて溶接電流を
制御し、スポット溶接機1へ供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スポット溶接装置の通
電制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スポット溶接は、例えば図4に概略を示
すように、2枚またはそれ以上の被溶接部材w,wを相
対向する一対の電極11,11によって接合面に垂直に
加圧した状態で一定時間通電し、接合部をほぼ溶融温度
にまで上げ、加圧によって接合部を圧接してナゲット1
2を形成する溶接方法であるが、溶接回数の累積に伴っ
て電極先端11a,11aが例えばマッシュルーム形に
摩耗変形する。
【0003】電極11,11の摩耗変形によって電極1
1,11と被溶接部材w,wとの接触面積が増大し、電
流密度が低下して充分な抵抗発熱が行われずナゲット1
2の径が不足して図2に示す強度限界線aに達せず必要
強度が得られなくなる。このため溶接電流を増大させる
と電流密度が大となり、充分な発熱が得られ、ナゲット
12が発達して高溶接強度が得られる。しかし過電流を
供給すると、溶接部が過熱となり散り限界線bを越え、
ナゲット12部の溶接金属が溶接部から排出され、散り
が発生し、溶接部に空孔、割れ等が発生してナゲットの
形状、金属組織に不連続が生じ、強度低下を起こすこと
がある。また修正作業が必要となり、更に散りによる作
業環境の悪化や設備及び治具の故障の要因となりかつ、
過電流により電極の摩耗を早める等の不具合がある。
【0004】この対策として特公昭57−7034号公
報に開示されるように溶接回数をカウントし、その回数
に比例して連続的に溶接電流を増加させて溶接を行うよ
うにしたり、また特開平1−241385号公報に示さ
れるように、一対の電極間に被溶接部材を挟んで通電す
る際に散りの発生で値が変化するパラメータを検出し、
パラメータ値の変化から散りの発生を検出して通電を停
止する通電制御方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術にあっ
ては、溶接回数をカウントして、その回数に比例して溶
接電流を増加させることから、その溶接時間が被溶接部
材の厚み、材質によって相違し、電極の摩耗度が各溶接
毎に相違し、電流密度を常に一定に維持することが困難
であって、安定した一定の溶接強度を得ることは不可能
である。またパラメータ値の変化から散りの発生を検出
して通電を停止する方法にあっては散りの発生初期段階
で通電を停止させるものであり、散りの発生を未然に防
止できない等の不具合がある。
【0006】従って、本発明の目的は、散りの発生を未
然に防止し、かつ一定の電流密度による安定したスポッ
ト溶接を可能にするスポット溶接装置の通電制御方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明によるスポット溶接装置の通電制御方法は、所定のサ
イクル毎に電極先端の面積に関わる要素を計測し、その
計測データに基づいて予め設定された電流密度を得るよ
う電極先端の面積変化に応じて溶接電流を制御するもの
である。
【0008】
【実施例】以下、本発明におけるスポット溶接装置の通
電制御方法の一実施例を図面によって説明する。
【0009】図1は、本実施例における通電制御方法の
概略説明図であり、図中符号1はスポット溶接装置の要
部を示し、スポット溶接装置1は溶接トランス2及び溶
接トランス2の2次側に接続する一対の溶接電極3,3
を有し、加圧シリンダ(図示せず)により電極3,3間
に被溶接部材を挟んで加圧した状態で両電極3,3間に
溶接電流を通電して被溶接部材のスポット溶接を行うよ
うになっている。
【0010】溶接装置1の近傍には、一方の電極3の先
端3aの面積sを決定する要素、例えば先端3aの直径
dを非接触で計測する発光手段及び受光手段を備えた形
状測定装置やCCDカメラ等の視覚認識装置等の電極先
端計測機4が配設されている。
【0011】更に電極先端計測機4によって計測された
計測データを基にして予め設定された電流密度が確保で
きるよう電極3の先端3aの面積sに相応した溶接電流
を溶接装置1へ供給するよう溶接タイマ6に指示を与え
る電極先端計測処理装置5が配設され、溶接タイマ6は
電極先端計測処理装置5からの指示により所定の時間溶
接装置1へ溶接電流を供給するよう構成されている。
【0012】所定の電流密度を確保するための電極先端
計測処理装置5による溶接タイマ6への指示は、図3か
ら明らかなように、電極先端3aの摩耗に従って増大す
る面積sの変化に相応して充分な溶接強度が得られるよ
う溶接電流を順次増大させる必要があり、また散りの発
生を防ぐために散り限界線bより小なる溶接電流、即ち
溶接電流が強度限界線aと散り限界線bとの間の適正範
囲cに位置するように指示する必要がある。
【0013】次にこのように構成されたスポット溶接装
置の通電制御方法を説明すると、先ず、スポット溶接作
業に先立って、互いに離間した電極3,3の一方の電極
先端3aを電極先端計測機4により計測し、その計測デ
ータが電極先端計測処理装置5へ入力される。
【0014】電極先端計測処理装置5によって電極先端
計測機4からの計測データに基づいて電極先端3aの面
積sを演算し、予め設定された条件に従ってその面積s
に応じた溶接電流が溶接装置1へ供給されるように設定
し、溶接タイマ6へ指示する。
【0015】溶接装置1において、溶接タイマ6からの
指示に従って電極3,3間の被溶接部材を挟んで加圧
し、上記電極先端計測処理装置5によって決定された溶
接電流を通電して被溶接部材をスポット溶接する。
【0016】上記作業を所定のサイクル毎に繰り返すこ
とにより、常に電極3,3の摩耗変形に伴って変化する
電極先端面積sに応じた溶接電流が供給され、散りの発
生することがなくなり、かつ一定の電流密度による安定
したスポット溶接が得られる。
【0017】また溶接装置1を溶接ロボット等に設けた
場合にあっては、ロボットのアーム部に電極先端計測機
4を設けることも、またロボットの近傍所定位置に電極
先端計測機4を設け、周期的にロボットによって溶接装
置1を移動して電極3の先端3aにおける面積に関わる
要素、例えば先端3aの直径dを計測することも可能で
ある。
【0018】
【発明の効果】以上説明した本発明におけるスポット溶
接装置の通電制御方法によれば、所定のサイクル毎に電
極先端の面積に関わる要素を計測し、その計測データに
基づいて電極先端の面積に応じた溶接電流を制御するこ
とから、各スポット溶接における電流密度を一定にする
ことが可能となり、散りの発生が防止され、かつ安定し
た強度のスポット溶接が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるスポット溶接装置の通電制御方
法の一実施例の概略説明図である。
【図2】スポット溶接における溶接電流と溶接強度との
関係を説明する図である。
【図3】同じく、スポット溶接における電極先端面積と
溶接電流との関係を説明する図である。
【図4】従来のスポット溶接の概略説明図である。
【符号の説明】
1 溶接装置 3 溶接電極 3a 先端 4 電極先端計測機 5 電極先端計測処理装置 6 溶接タイマ s 電極先端面積 d 電極先端直径

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のサイクル毎に電極先端の面積に関
    わる要素を計測し、その計測データに基づいて予め設定
    された電流密度を得るよう電極先端の面積変化に応じて
    溶接電流を制御することを特徴とするスポット溶接装置
    の通電制御方法。
  2. 【請求項2】 電極先端の面積に関わる要素が、電極先
    端の直径である請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 溶接電流の制御が、溶接電流供給時間に
    よってなされる、請求項1または2の方法。
JP27184492A 1992-10-09 1992-10-09 スポット溶接装置の通電制御方法 Pending JPH06114566A (ja)

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JP27184492A JPH06114566A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 スポット溶接装置の通電制御方法

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JP27184492A JPH06114566A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 スポット溶接装置の通電制御方法

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JPH06114566A true JPH06114566A (ja) 1994-04-26

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ID=17505666

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JP27184492A Pending JPH06114566A (ja) 1992-10-09 1992-10-09 スポット溶接装置の通電制御方法

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