JPH06113177A - モアレキャンセル方法及び装置 - Google Patents
モアレキャンセル方法及び装置Info
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- JPH06113177A JPH06113177A JP4261680A JP26168092A JPH06113177A JP H06113177 A JPH06113177 A JP H06113177A JP 4261680 A JP4261680 A JP 4261680A JP 26168092 A JP26168092 A JP 26168092A JP H06113177 A JPH06113177 A JP H06113177A
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- Japan
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 モアレキャンセル回路の故障によって同期乱
れが生じる虞のないモアレキャンセル方法を得る。 【構成】 水平同期信号に同期して1ライン毎にレベル
が変化する交番信号を作り、その交番信号によって、偏
向信号を1ライン毎に正相及び逆相に交互に位相変調す
る。
れが生じる虞のないモアレキャンセル方法を得る。 【構成】 水平同期信号に同期して1ライン毎にレベル
が変化する交番信号を作り、その交番信号によって、偏
向信号を1ライン毎に正相及び逆相に交互に位相変調す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャドウマスクやアパー
チャグリルを用いたカラー陰極線管で発生するモアレを
低減することのできるモアレキャンセル方法及び装置に
関する。
チャグリルを用いたカラー陰極線管で発生するモアレを
低減することのできるモアレキャンセル方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】シャドウマスクやアパーチャグリルを用
いたカラー陰極線管では、これに供給される映像信号や
走査線の空間周波数成分が、シャドウマスクやアパーチ
ャグリルの細部構造の繰り返し周期と非常に近い場合、
両者の干渉によってカラー陰極線管の画面上に特有な縞
模様(モアレ)が発生することがある。
いたカラー陰極線管では、これに供給される映像信号や
走査線の空間周波数成分が、シャドウマスクやアパーチ
ャグリルの細部構造の繰り返し周期と非常に近い場合、
両者の干渉によってカラー陰極線管の画面上に特有な縞
模様(モアレ)が発生することがある。
【0003】従来のモアレキャンセル方法としては、水
平同期信号を位相変調する方法、水平走査ライン数によ
って垂直周期でのリセットを追加する方法等がある。
平同期信号を位相変調する方法、水平走査ライン数によ
って垂直周期でのリセットを追加する方法等がある。
【0004】以下に図4を参照して、前者のモアレキャ
ンセル装置を説明する。外部からの複合同期信号(C
S)が同期分離回路1に供給されて、水平同期信号(H
S)及び垂直同期信号(VS)が分離される。外部から
の垂直同期信号(VS)又は同期分離回路1からの垂直
同期信号(VS)が直接水平/垂直発振回路2に供給さ
れる。
ンセル装置を説明する。外部からの複合同期信号(C
S)が同期分離回路1に供給されて、水平同期信号(H
S)及び垂直同期信号(VS)が分離される。外部から
の垂直同期信号(VS)又は同期分離回路1からの垂直
同期信号(VS)が直接水平/垂直発振回路2に供給さ
れる。
【0005】モアレキャンセル回路5を構成する水平走
査線検出回路6に、外部からの水平同期信号(HS)又
は同期分離回路1からの水平同期信号(HS)が供給さ
れ、水平走査線検出回路6の検出出力の供給される水平
同期信号位相変調回路7に、外部からの水平同期信号
(HS)又は同期分離回路1からの水平同期信号(H
S)及び外部からの垂直同期信号(VS)又は同期分離
回路1からの垂直同期信号(VS)が供給される。
査線検出回路6に、外部からの水平同期信号(HS)又
は同期分離回路1からの水平同期信号(HS)が供給さ
れ、水平走査線検出回路6の検出出力の供給される水平
同期信号位相変調回路7に、外部からの水平同期信号
(HS)又は同期分離回路1からの水平同期信号(H
S)及び外部からの垂直同期信号(VS)又は同期分離
回路1からの垂直同期信号(VS)が供給される。
【0006】そして、モアレキャンセル回路5の水平同
期信号位相変調回路7からの位相変調された水平同期信
号(HS)が水平/垂直発振回路2に供給される。そし
て、水平/垂直発振回路2からの位相変調された水平発
振出力が水平偏向出力回路3に供給されると共に、位相
変調されていない垂直発振出力が垂直偏向主力回路4に
それぞれ供給される。
期信号位相変調回路7からの位相変調された水平同期信
号(HS)が水平/垂直発振回路2に供給される。そし
て、水平/垂直発振回路2からの位相変調された水平発
振出力が水平偏向出力回路3に供給されると共に、位相
変調されていない垂直発振出力が垂直偏向主力回路4に
それぞれ供給される。
【0007】かくして、カラー陰極線管の偏向ヨークに
供給される水平偏向信号が位相変調されているため、カ
ラー陰極線管の画面上のモアレ、特に、トリニトロン
(登録商標)の如き、水平方向に空間周波数成分を有す
るカラー陰極線管の画面に発生するモアレの発生を除去
することができる。上述の水平走査ライン数によって垂
直周期でのリセットを追加する方法も同様である。
供給される水平偏向信号が位相変調されているため、カ
ラー陰極線管の画面上のモアレ、特に、トリニトロン
(登録商標)の如き、水平方向に空間周波数成分を有す
るカラー陰極線管の画面に発生するモアレの発生を除去
することができる。上述の水平走査ライン数によって垂
直周期でのリセットを追加する方法も同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のモアレキャンセル方法は、水平/垂直発振回路に供給
する水平同期信号を直接変調するため、その変調回路が
故障した場合は、水平/垂直発振回路に水平同期信号が
供給されないため同期外れが生じる。又、上述したモア
レキャンセル方法は、垂直方向にも空間周波数成分を有
するシャドウマスクを使用したカラー陰極線管に適用し
た場合は、垂直方向の空間周波数成分に起因するモアレ
を低減することはできない。
のモアレキャンセル方法は、水平/垂直発振回路に供給
する水平同期信号を直接変調するため、その変調回路が
故障した場合は、水平/垂直発振回路に水平同期信号が
供給されないため同期外れが生じる。又、上述したモア
レキャンセル方法は、垂直方向にも空間周波数成分を有
するシャドウマスクを使用したカラー陰極線管に適用し
た場合は、垂直方向の空間周波数成分に起因するモアレ
を低減することはできない。
【0009】かかる点に鑑み、本発明はモアレキャンセ
ル回路の故障によって同期乱れが生じる虞のないモアレ
キャンセル方法及び装置を提案しようとするものであ
る。又、本発明はカラー陰極線管の水平及び垂直空間波
数成分の両方に起因するモアレを低減することのできる
モアレキャンセル方法及び装置を提案しようとするもの
である。更に、本発明はカラー陰極線管の水平及び垂直
空間波数成分の両方に起因するモアレを低減することが
でき、しかも、回路構成が簡単に成るモアレキャンセル
装置を提案しようとするものである。
ル回路の故障によって同期乱れが生じる虞のないモアレ
キャンセル方法及び装置を提案しようとするものであ
る。又、本発明はカラー陰極線管の水平及び垂直空間波
数成分の両方に起因するモアレを低減することのできる
モアレキャンセル方法及び装置を提案しようとするもの
である。更に、本発明はカラー陰極線管の水平及び垂直
空間波数成分の両方に起因するモアレを低減することが
でき、しかも、回路構成が簡単に成るモアレキャンセル
装置を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】第1の本発明の
モアレキャンセル方法は、水平同期信号に同期して1ラ
イン毎にレベルが変化する交番信号を作成し、その交番
信号によって偏向信号を1ライン毎に交互に正及び負の
所定微少位相量を以って位相変調する。
モアレキャンセル方法は、水平同期信号に同期して1ラ
イン毎にレベルが変化する交番信号を作成し、その交番
信号によって偏向信号を1ライン毎に交互に正及び負の
所定微少位相量を以って位相変調する。
【0011】第2の本発明は、第1の発明のモアレキャ
ンセル方法において、偏向信号を水平及び垂直偏向信号
としたものである。
ンセル方法において、偏向信号を水平及び垂直偏向信号
としたものである。
【0012】第3の本発明は、水平同期信号に同期して
1ライン毎にレベルが変化する交番信号を発生する交番
信号発生回路10を設け、その交番信号発生回路10か
らの交番信号を偏向回路又はこれに関連する回路に供給
して、偏向信号を1ライン毎に交互に正及び負の所定微
少位相量を以って位相変調するようにしたものである。
1ライン毎にレベルが変化する交番信号を発生する交番
信号発生回路10を設け、その交番信号発生回路10か
らの交番信号を偏向回路又はこれに関連する回路に供給
して、偏向信号を1ライン毎に交互に正及び負の所定微
少位相量を以って位相変調するようにしたものである。
【0013】第4の本発明は、第3の本発明において、
垂直同期信号に同期して垂直周期毎にセット信号及びリ
セット信号を交互に発生するセット/リセット信号発生
回路9を設け、そのセット/リセット信号発生回路9か
らのセット/リセット信号を交番信号発生回路10に供
給して、交番信号発生回路10よりの交番信号の位相を
垂直同期信号の到来毎に反転させるようにしたものであ
る。
垂直同期信号に同期して垂直周期毎にセット信号及びリ
セット信号を交互に発生するセット/リセット信号発生
回路9を設け、そのセット/リセット信号発生回路9か
らのセット/リセット信号を交番信号発生回路10に供
給して、交番信号発生回路10よりの交番信号の位相を
垂直同期信号の到来毎に反転させるようにしたものであ
る。
【0014】第5の本発明は、第4の本発明において、
セット/リセット信号発生回路9は垂直同期信号が供給
される第1のフリップフロップ回路24と、その非反転
及び反転出力を微分する一対の微分回路25、26、2
7;28、29、30とを備え、交番信号発生回路10
は、水平同期信号が供給される共に、一対の微分回路2
5、26、27;28、29、30の微分出力によって
セット及びリセットされる第2のフリップフロップ回路
17を備えるものである。
セット/リセット信号発生回路9は垂直同期信号が供給
される第1のフリップフロップ回路24と、その非反転
及び反転出力を微分する一対の微分回路25、26、2
7;28、29、30とを備え、交番信号発生回路10
は、水平同期信号が供給される共に、一対の微分回路2
5、26、27;28、29、30の微分出力によって
セット及びリセットされる第2のフリップフロップ回路
17を備えるものである。
【0015】第6の本発明は、第3乃至第5の本発明の
いずれかにおいて、偏向信号を水平及び垂直偏向信号と
するものである。
いずれかにおいて、偏向信号を水平及び垂直偏向信号と
するものである。
【0016】
【実施例】以下に、図1を参照して、本発明の実施例を
詳細に説明しよう。尚、図1のモアレキャンセル回路の
詳細を図2に示し、図1の各部の信号〜のタイミン
グチャートを図3に示す。外部からの複合同期信号(C
S)が同期分離回路1に供給されて、水平同期信号(H
S)及び垂直同期信号(VS)が分離される。外部から
の垂直同期信号(VS)又は同期分離回路1からの垂直
同期信号(VS)が直接水平/垂直発振回路2に供給さ
れる。外部からの水平同期信号(HS)又は同期分離回
路1からの水平同期信号(HS)及び外部からの垂直同
期信号(VS)又は同期分離回路1からの垂直同期信号
(VS)が、水平/垂直発振回路2に直接供給される。
水平/垂直発振回路2からの水平発振信号及び垂直発振
信号はそれぞれ直接水平偏向出力回路3及び垂直偏向出
力回路4に供給される。
詳細に説明しよう。尚、図1のモアレキャンセル回路の
詳細を図2に示し、図1の各部の信号〜のタイミン
グチャートを図3に示す。外部からの複合同期信号(C
S)が同期分離回路1に供給されて、水平同期信号(H
S)及び垂直同期信号(VS)が分離される。外部から
の垂直同期信号(VS)又は同期分離回路1からの垂直
同期信号(VS)が直接水平/垂直発振回路2に供給さ
れる。外部からの水平同期信号(HS)又は同期分離回
路1からの水平同期信号(HS)及び外部からの垂直同
期信号(VS)又は同期分離回路1からの垂直同期信号
(VS)が、水平/垂直発振回路2に直接供給される。
水平/垂直発振回路2からの水平発振信号及び垂直発振
信号はそれぞれ直接水平偏向出力回路3及び垂直偏向出
力回路4に供給される。
【0017】モアレキャンセル回路8を構成するセット
/リセット回路9に、外部からの垂直同期信号(VS)
又は同期分離回路1からの垂直同期信号(VS)が供給
され、セット/リセット回路9の出力が供給される交番
電圧発生回路10に、外部からの水平同期信号(HS)
又は同期分離回路1からの水平同期信号(HS)が供給
される。
/リセット回路9に、外部からの垂直同期信号(VS)
又は同期分離回路1からの垂直同期信号(VS)が供給
され、セット/リセット回路9の出力が供給される交番
電圧発生回路10に、外部からの水平同期信号(HS)
又は同期分離回路1からの水平同期信号(HS)が供給
される。
【0018】交番電圧発生回路10よりの交番電圧は水
平偏向周波数制御回路(AFC回路)11、水平センタ
リング回路12、垂直センタリング回路13及び垂直偏
向電流フィードバック回路14に供給される。水平偏向
周波数制御回路(AFC回路)11の出力は水平/垂直
発振回路2に供給される。水平センナリング回路12の
出力は水平偏向出力回路3に供給される。垂直センタリ
ング回路13の出力は垂直偏向出力回路4に供給され
る。垂直偏向電流フィードバック回路14は、垂直偏向
出力回路4との間で信号の遣り取りが行われる。
平偏向周波数制御回路(AFC回路)11、水平センタ
リング回路12、垂直センタリング回路13及び垂直偏
向電流フィードバック回路14に供給される。水平偏向
周波数制御回路(AFC回路)11の出力は水平/垂直
発振回路2に供給される。水平センナリング回路12の
出力は水平偏向出力回路3に供給される。垂直センタリ
ング回路13の出力は垂直偏向出力回路4に供給され
る。垂直偏向電流フィードバック回路14は、垂直偏向
出力回路4との間で信号の遣り取りが行われる。
【0019】図2を参照して、モアレキャンセル回路8
の具体回路を、図3のタイミングチャートをも参照して
説明する。垂直同期信号(VS)が抵抗器(1kΩ)2
3を通じて、セット/リセット回路9を構成する第1の
JKフリップフロップ回路24のクロック入力端子CK
に供給される。又、水平同期信号(HS)が抵抗器
(1kΩ)16を通じて、交番電圧発生回路10を構成
する第2のJKフリップフロップ回路17のクロック入
力端子CKに供給される。
の具体回路を、図3のタイミングチャートをも参照して
説明する。垂直同期信号(VS)が抵抗器(1kΩ)2
3を通じて、セット/リセット回路9を構成する第1の
JKフリップフロップ回路24のクロック入力端子CK
に供給される。又、水平同期信号(HS)が抵抗器
(1kΩ)16を通じて、交番電圧発生回路10を構成
する第2のJKフリップフロップ回路17のクロック入
力端子CKに供給される。
【0020】先ず、セット/リセット回路9の構成を説
明する。JKフリップフロップ回路24のセット入力端
子S及びリセット入力端子Rは接地されている。フリッ
プフロップ回路24の非反転出力端子QがK入力端子K
に直接接続され、反転出力端子Q(バー)がJ入力端子
Jに直接接続される。フリップフロップ回路24の非反
転出力端子Qがコンデンサ(1000pF)25を通じ
て、抵抗器(10kΩ)26の一端及び小信号用ダイオ
ード27のカソードに接続され、抵抗器26の他端及び
ダイオード27のアノードが接地される。フリップフロ
ップ回路24の反転出力端子Q(バー)がコンデンサ
(1000pF)28を通じて、抵抗器29の一端及び
小信号用ダイオード30のカソードに接続され、抵抗器
29の他端及びダイオード30のアノードが接地され
る。尚、コンデンサ25及び抵抗器26並びにコンデン
サ28及び抵抗器29は、それぞれ微分回路を構成す
る。
明する。JKフリップフロップ回路24のセット入力端
子S及びリセット入力端子Rは接地されている。フリッ
プフロップ回路24の非反転出力端子QがK入力端子K
に直接接続され、反転出力端子Q(バー)がJ入力端子
Jに直接接続される。フリップフロップ回路24の非反
転出力端子Qがコンデンサ(1000pF)25を通じ
て、抵抗器(10kΩ)26の一端及び小信号用ダイオ
ード27のカソードに接続され、抵抗器26の他端及び
ダイオード27のアノードが接地される。フリップフロ
ップ回路24の反転出力端子Q(バー)がコンデンサ
(1000pF)28を通じて、抵抗器29の一端及び
小信号用ダイオード30のカソードに接続され、抵抗器
29の他端及びダイオード30のアノードが接地され
る。尚、コンデンサ25及び抵抗器26並びにコンデン
サ28及び抵抗器29は、それぞれ微分回路を構成す
る。
【0021】かくして、ダイオード27のカソード及び
ダイオード30のカソードには、垂直同期信号(VS)
の到来毎に交互にセットパルス及びリセットパルス
が発生して、第2のJKフリップフロップ回路17のそ
れぞれセット入力端子S及びリセット入力端子Rに供給
される。
ダイオード30のカソードには、垂直同期信号(VS)
の到来毎に交互にセットパルス及びリセットパルス
が発生して、第2のJKフリップフロップ回路17のそ
れぞれセット入力端子S及びリセット入力端子Rに供給
される。
【0022】次に、交番電圧発生回路10について説明
する。JKフリップフロップ回路17の非反転出力端子
QがK入力端子Kに直接接続され、反転出力端子Q(バ
ー)がJ入力端子Jに直接接続される。フリップフロッ
プ回路17の非反転出力端子Qが直流阻止コンデンサ
(4.7μF)18を通じて、互い並列接続されたポテ
ンショメータ(10kΩ)19、20を通じて接地され
る。そして、その各ポテンショメータ19、20の可動
端子の出力はそれぞれ増幅器21、22を通じて、それ
ぞれ水平偏向周波数制御回路(AFC回路)11及び水
平センタリング回路12並びに垂直センナリング回路1
3及び垂直偏向電流フィードバック回路14に供給され
る。
する。JKフリップフロップ回路17の非反転出力端子
QがK入力端子Kに直接接続され、反転出力端子Q(バ
ー)がJ入力端子Jに直接接続される。フリップフロッ
プ回路17の非反転出力端子Qが直流阻止コンデンサ
(4.7μF)18を通じて、互い並列接続されたポテ
ンショメータ(10kΩ)19、20を通じて接地され
る。そして、その各ポテンショメータ19、20の可動
端子の出力はそれぞれ増幅器21、22を通じて、それ
ぞれ水平偏向周波数制御回路(AFC回路)11及び水
平センタリング回路12並びに垂直センナリング回路1
3及び垂直偏向電流フィードバック回路14に供給され
る。
【0023】かくして、JKフリップフロップ回路17
の非反転出力端子Qには、垂直同期信号(VS)と同
期し、セットパルス毎にセットされ、リセットパルス
の到来毎にリセットされた水平周波数の2倍の周波数
の矩形波信号が得られ、これが変調信号として、それ
ぞれ水平偏向周波数制御回路(AFC回路)11及び水
平センタリング回路12(回路11又は12)並びに垂
直センナリング回路13及び垂直偏向電流フィードバッ
ク回路14(回路13又は14)に供給される。これに
より、その変調信号によって、水平偏向周波数制御回
路(AFC回路)11のAFC電圧及び(又は)水平セ
ンタリング電圧が交互に正及び負の所定微少位相量を以
って位相変調されて、カラー陰極線管に供給されるカラ
ー映像信号の表示位置が1ライン毎に左右に僅かにずら
される(その量はポテンショメータ19の調整によって
可変できる)ことによって、水平空間周波数成分による
モアレが低減されると共に、変調信号によって、垂直
偏向回路の垂直センタリング電圧及び(又は)水平偏向
電流が交互に正及び負の所定微少位相量を以って位相変
調されて、カラー陰極線管に供給されるカラー映像信号
の表示位置が1ライン毎に上下に僅かにずらされる(そ
の量はポテンショメータ20の調整によって可変でき
る)ことによって、垂直空間周波数成分によるモアレが
低減される。
の非反転出力端子Qには、垂直同期信号(VS)と同
期し、セットパルス毎にセットされ、リセットパルス
の到来毎にリセットされた水平周波数の2倍の周波数
の矩形波信号が得られ、これが変調信号として、それ
ぞれ水平偏向周波数制御回路(AFC回路)11及び水
平センタリング回路12(回路11又は12)並びに垂
直センナリング回路13及び垂直偏向電流フィードバッ
ク回路14(回路13又は14)に供給される。これに
より、その変調信号によって、水平偏向周波数制御回
路(AFC回路)11のAFC電圧及び(又は)水平セ
ンタリング電圧が交互に正及び負の所定微少位相量を以
って位相変調されて、カラー陰極線管に供給されるカラ
ー映像信号の表示位置が1ライン毎に左右に僅かにずら
される(その量はポテンショメータ19の調整によって
可変できる)ことによって、水平空間周波数成分による
モアレが低減されると共に、変調信号によって、垂直
偏向回路の垂直センタリング電圧及び(又は)水平偏向
電流が交互に正及び負の所定微少位相量を以って位相変
調されて、カラー陰極線管に供給されるカラー映像信号
の表示位置が1ライン毎に上下に僅かにずらされる(そ
の量はポテンショメータ20の調整によって可変でき
る)ことによって、垂直空間周波数成分によるモアレが
低減される。
【0024】
【発明の効果】第1の本発明のモアレキャンセル方法に
よれば、モアレキャンセル回路の故障によって同期乱れ
が生じる虞がない。第2の本発明によれば、第1の本発
明の効果に加えて、カラー陰極線管の水平及び垂直空間
波数成分の両方に起因するモアレを低減することができ
る。
よれば、モアレキャンセル回路の故障によって同期乱れ
が生じる虞がない。第2の本発明によれば、第1の本発
明の効果に加えて、カラー陰極線管の水平及び垂直空間
波数成分の両方に起因するモアレを低減することができ
る。
【0025】第3の本発明によれば、モアレキャンセル
回路の故障によって同期乱れが生じる虞がない。
回路の故障によって同期乱れが生じる虞がない。
【0026】第4及び第5の本発明によれば、第3の本
発明の効果に加えて、カラー陰極線管の画面の位置ずれ
が、奇数フィールド及び偶数フィールドで互いに逆方向
に成るので、その位置ずれが目立ち難く成る。
発明の効果に加えて、カラー陰極線管の画面の位置ずれ
が、奇数フィールド及び偶数フィールドで互いに逆方向
に成るので、その位置ずれが目立ち難く成る。
【0027】第6の本発明によれば、第3乃至第5の本
発明の効果に加えて、カラー陰極線管の水平及び垂直空
間波数成分の両方に起因するモアレを低減することがで
きると共に、垂直同期信号に同期し交番信号を作らない
ので、その回路構成が簡単に成る。
発明の効果に加えて、カラー陰極線管の水平及び垂直空
間波数成分の両方に起因するモアレを低減することがで
きると共に、垂直同期信号に同期し交番信号を作らない
ので、その回路構成が簡単に成る。
【図1】本発明の実施例を示すブロック線図
【図2】その実施例のモアレキャンセル回路の具体構成
を示すブロック線図
を示すブロック線図
【図3】その実施例の動作説明に供するタイミングチャ
ート
ート
【図4】従来のモアレキャンセル装置を示すブロック線
図
図
1 同期分離回路 2 水平/垂直発振回路 3 水平偏向出力回路 4 垂直偏向出力回路 8 モアレキャンセル回路 9 セット/リセット回路 10 交番電圧発生回路 11 水平偏向周波数制御回路(AFC回路) 12 水平センタリング回路 13 垂直センタリング回路 14 垂直偏向電流フィードバック回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】交番電圧発生回路10よりの交番電圧は水
平偏向周波数制御回路(AFC回路)11及び(又は)
水平センタリング回路12及び(又は)垂直センタリン
グ回路13及び(又は)及び垂直偏向電流フィードバッ
ク回路14に供給される。水平偏向周波数制御回路(A
FC回路)11の出力は水平/垂直発振回路2に供給さ
れる。水平センタリング回路12の出力は水平偏向出力
回路3に供給される。垂直センタリング回路13の出力
は垂直偏向出力回路4に供給される。垂直偏向電流フィ
ードバック回路14は、垂直偏向出力回路4との間で信
号の遣り取りが行われる。
平偏向周波数制御回路(AFC回路)11及び(又は)
水平センタリング回路12及び(又は)垂直センタリン
グ回路13及び(又は)及び垂直偏向電流フィードバッ
ク回路14に供給される。水平偏向周波数制御回路(A
FC回路)11の出力は水平/垂直発振回路2に供給さ
れる。水平センタリング回路12の出力は水平偏向出力
回路3に供給される。垂直センタリング回路13の出力
は垂直偏向出力回路4に供給される。垂直偏向電流フィ
ードバック回路14は、垂直偏向出力回路4との間で信
号の遣り取りが行われる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】次に、交番電圧発生回路10について説明
する。JKフリップフロップ回路17の非反転出力端子
QがK入力端子Kに直接接続され、反転出力端子Q(バ
ー)がJ入力端子Jに直接接続される。フリップフロッ
プ回路17の非反転出力端子Qが直流阻止コンデンサ
(4.7μF)18を通じて、互い並列接続されたポテ
ンショメータ(10kΩ)19、20を通じて接地され
る。そして、その各ポテンショメータ19、20の可動
端子の出力はそれぞれ増幅器21、22を通じて、それ
ぞれ水平偏向周波数制御回路(AFC回路)11及び
(又は)水平センタリング回路12並びに(又は)垂直
センタリング回路13及び(又は)垂直偏向電流フィー
ドバック回路14に供給される。
する。JKフリップフロップ回路17の非反転出力端子
QがK入力端子Kに直接接続され、反転出力端子Q(バ
ー)がJ入力端子Jに直接接続される。フリップフロッ
プ回路17の非反転出力端子Qが直流阻止コンデンサ
(4.7μF)18を通じて、互い並列接続されたポテ
ンショメータ(10kΩ)19、20を通じて接地され
る。そして、その各ポテンショメータ19、20の可動
端子の出力はそれぞれ増幅器21、22を通じて、それ
ぞれ水平偏向周波数制御回路(AFC回路)11及び
(又は)水平センタリング回路12並びに(又は)垂直
センタリング回路13及び(又は)垂直偏向電流フィー
ドバック回路14に供給される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】かくして、JKフリップフロップ回路17
の非反転出力端子Qには、垂直同期信号(VS)と同
期し、セットパルス毎にセットされ、リセットパルス
の到来毎にリセットされた水平周波数の2倍の周波数
の矩形波信号が得られ、これが変調信号として、それ
ぞれ水平偏向周波数制御回路(AFC回路)11及び
(又は)水平センタリング回路12{回路11及び(又
は)12}並びに(又は)垂直センタリング回路13及
び垂直偏向電流フィードバック回路14(回路13又は
14)に供給される。これにより、その変調信号によ
って、水平偏向周波数制御回路(AFC回路)11のA
FC電圧及び(又は)水平センタリング電圧が交互に正
及び負の所定微少位相量を以って位相変調されて、カラ
ー陰極線管に供給されるカラー映像信号の表示位置が1
ライン毎に左右に僅かにずらされる(その量はポテンシ
ョメータ19の調整によって可変できる)ことによっ
て、水平空間周波数成分によるモアレが低減されると共
に、変調信号によって、垂直偏向回路の垂直センタリ
ング電圧及び(又は)垂直偏向電流が交互に正及び負の
所定微少位相量を以って位相変調されて、カラー陰極線
管に供給されるカラー映像信号の表示位置が1ライン毎
に上下に僅かにずらされる(その量はポテンショメータ
20の調整によって可変できる)ことによって、垂直空
間周波数成分によるモアレが低減される。
の非反転出力端子Qには、垂直同期信号(VS)と同
期し、セットパルス毎にセットされ、リセットパルス
の到来毎にリセットされた水平周波数の2倍の周波数
の矩形波信号が得られ、これが変調信号として、それ
ぞれ水平偏向周波数制御回路(AFC回路)11及び
(又は)水平センタリング回路12{回路11及び(又
は)12}並びに(又は)垂直センタリング回路13及
び垂直偏向電流フィードバック回路14(回路13又は
14)に供給される。これにより、その変調信号によ
って、水平偏向周波数制御回路(AFC回路)11のA
FC電圧及び(又は)水平センタリング電圧が交互に正
及び負の所定微少位相量を以って位相変調されて、カラ
ー陰極線管に供給されるカラー映像信号の表示位置が1
ライン毎に左右に僅かにずらされる(その量はポテンシ
ョメータ19の調整によって可変できる)ことによっ
て、水平空間周波数成分によるモアレが低減されると共
に、変調信号によって、垂直偏向回路の垂直センタリ
ング電圧及び(又は)垂直偏向電流が交互に正及び負の
所定微少位相量を以って位相変調されて、カラー陰極線
管に供給されるカラー映像信号の表示位置が1ライン毎
に上下に僅かにずらされる(その量はポテンショメータ
20の調整によって可変できる)ことによって、垂直空
間周波数成分によるモアレが低減される。
Claims (6)
- 【請求項1】 水平同期信号に同期して1ライン毎にレ
ベルが変化する交番信号を作成し、その交番信号によっ
て偏向信号を1ライン毎に交互に正及び負の所定微少位
相量を以って位相変調することを特徴とするモアレキャ
ンセル方法。 - 【請求項2】 上記偏向信号は、水平及び垂直偏向信号
であることを特徴とする請求項1記載のモアレキャンセ
ル方法。 - 【請求項3】 水平同期信号に同期して1ライン毎にレ
ベルが変化する交番信号を発生する交番信号発生回路を
設け、 該交番信号発生回路からの交番信号を偏向回路又はこれ
に関連する回路に供給して、偏向信号を1ライン毎に交
互に正及び負の所定微少位相量を以って位相変調するこ
とを特徴とするモアレキャンセル装置。 - 【請求項4】 垂直同期信号に同期して垂直周期毎にセ
ット信号及びリセット信号を交互に発生するセット/リ
セット信号発生回路を設け、該セット/リセット信号発
生回路からのセット/リセット信号を上記交番信号発生
回路に供給して、上記交番信号発生回路よりの交番信号
の位相を垂直同期信号の到来毎に反転させるようにした
ことを特徴とする請求項3記載のモアレキャンセル装
置。 - 【請求項5】 上記セット/リセット信号発生回路は垂
直同期信号が供給される第1のフリップフロップ回路
と、その非反転及び反転出力を微分する一対の微分回路
とを備え、 上記交番信号発生回路は、水平同期信号が供給される共
に、上記一対の微分回路の微分出力によってセット及び
リセットされる第2のフリップフロップ回路を備えるこ
とを特徴とする請求項4記載のモアレキャンセル装置。 - 【請求項6】上記偏向信号は水平及び垂直偏向信号であ
ることを特徴とする上記請求項3乃至5の内のいずれか
に記載のモアレキャンセル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26168092A JP3284610B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | カラー陰極線管受像機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26168092A JP3284610B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | カラー陰極線管受像機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06113177A true JPH06113177A (ja) | 1994-04-22 |
JP3284610B2 JP3284610B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=17365240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26168092A Expired - Fee Related JP3284610B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | カラー陰極線管受像機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3284610B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2299003A (en) * | 1995-03-17 | 1996-09-18 | Lg Electronics Inc | Apparatus for reducing moiré interference in color cathode ray tubes |
FR2779862A1 (fr) * | 1998-06-10 | 1999-12-17 | Sgs Thomson Microelectronics | Dispositif anti moire d'ecran a tube cathodique |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP26168092A patent/JP3284610B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2299003A (en) * | 1995-03-17 | 1996-09-18 | Lg Electronics Inc | Apparatus for reducing moiré interference in color cathode ray tubes |
AU690014B2 (en) * | 1995-03-17 | 1998-04-09 | Lg Electronics Inc. | Apparatus for reducing Moire interference in color cathode ray tubes |
US5777698A (en) * | 1995-03-17 | 1998-07-07 | Intelpros | Apparatus for reducing moire interference in color cathode ray tubes |
GB2299003B (en) * | 1995-03-17 | 1999-07-07 | Lg Electronics Inc | Apparatus for reducing moiré interference in color cathode ray tubes |
FR2779862A1 (fr) * | 1998-06-10 | 1999-12-17 | Sgs Thomson Microelectronics | Dispositif anti moire d'ecran a tube cathodique |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3284610B2 (ja) | 2002-05-20 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |