JPH06112862A - 送受分波回路 - Google Patents

送受分波回路

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JPH06112862A
JPH06112862A JP4285325A JP28532592A JPH06112862A JP H06112862 A JPH06112862 A JP H06112862A JP 4285325 A JP4285325 A JP 4285325A JP 28532592 A JP28532592 A JP 28532592A JP H06112862 A JPH06112862 A JP H06112862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
reception
transmission line
circuit
side transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP4285325A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Masugi
智紀 間杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小電力用のRFスイッチ素子を利用しながら
極めて良好な特性を有する送受分波回路を提供する。 【構成】 RFスイッチ素子SWを受信側伝送路3と受
信回路接続ポートPRの間に設け、アンテナ側伝送路1
と送信側伝送路2と受信側伝送路3の接合点である電力
分岐点PCから見た、受信時における送信回路側の入力
インピーダンスが無限大になるように送信側伝送路2の
長さを定め、上記電力分岐点PCから見た送信時におけ
る受信回路側の入力インピーダンスが無限大になるよう
に受信側伝送路3の長さを定めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送受信に同一の周波数
の電波を用いて、アンテナを共用する無線通信機の送受
分波回路(アンナテ共用回路)に関する。
【0002】
【従来の技術】送信と受信とに、同一の周波数の電波を
使用する無線通信機であって、送信時と受信時とに同一
アンテナを用いるものでは、このアンテナの送受信共用
のために送受分波回路が用いられている。図2は、従来
の送受分波回路の回路構成を示すものである。すなわ
ち、アンテナが接続されるアンテナポートPAはアンテ
ナ側伝送路1を介してRFスイッチ素子SWに接続し、
このRFスイッチ素子SWは切替えにより、上記アンテ
ナ側伝送路1からの受信信号を受信側伝送路3を介して
受信回路接続ポートPRに接続されている受信回路に送
り、或いは送信回路接続ポートPTに接続されている送
信回路からの送信信号を送信側伝送路2を介して受取っ
てアンテナ側伝送路1側に送出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記RFス
イッチ素子SWに着目すると、受信時には微弱な受信信
号が通過し、送信時には大電力送信信号が通過する。こ
のため、RFスイッチ素子SWには、上記大電力送信信
号への悪影響を回避すべく、電力的に十分に余裕のある
素子を用いており、これが、送受分波回路の製造コスト
延いては無線通信機の製造コストを増大させる大きな要
因となっていた。本発明は、上述の如き事情に鑑みてな
されたものであり、RFスイッチ素子を小電力用のもの
にしながらも極めて良好な特性を有する送受分波回路の
提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、RFスイッチ素子を、受信伝送路上に配
すと共に送信側伝送路および受信側伝送路の長さを所定
のものとした。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す実施例により、本発明を具
体的な説明する。図1は、本実施例の構成を示すもので
ある。同図において、送信および受信に用いられるアン
テナ(図示せず)が接続されるアンテナポートPAと電
力分岐点PCとは、アンテナ側伝送路1により接続さ
れ、電力分岐点PCと送信回路接続ポートPTとは送信側
伝送路2により接続されており、この送信回路接続ポー
トPTには送信回路(図示せず)が接続されている。ま
た、上記電力分岐点PCには受信側伝送路3の一端が接
続されており、この受信側伝送路3の他端は小電力用の
RFスイッチ素子SWを介して受信回路接続ポートPR
に接続されており、この受信回路接続ポートPRには受
信回路(図示せず)が接続されている。
【0006】また、上記送信側伝送路2の長さlTは次
式で示されるものとなっている。 lT=θ°λ/720 ただし、θ°;電源が遮断されて停止状態にある送信回
路が接続されている送信回路接続ポートPTにおける反
射係数の位相角 λ;搬送波の波長
【0007】そして、上記受信側伝送路3の長さlR
次式で示されるものになっている。 lR=ζ°λ/720 ただし、ζ°;RFスイッチ素子SWが遮断状態におけ
る受信側伝送路3とRFスイッチ素子SWとの接続点に
おける反射係数の位相角 λ;搬送波の波長
【0008】次に、以上の如く構成された本実施例の動
作を説明する。先ず、受信時においては、送信回路接続
ポートPTに接続されている送信回路は電源が遮断され
て停止状態となり、また、RFスイッチ素子SWは導通
状態とされる。このため、アンテナからの受信信号は、
アンテナ側伝送路1、電力分岐点PC、受信側伝送路3
およびRFスイッチ素子SWを経て、受信回路接続ポー
トPRに接続されている受信回路に送られる。また、こ
の場合、上記の如く、送信回路は停止状態にあり、かつ
送信側伝送路2の長さlTは前述の所定の長さとなって
いるので、電力分岐点PCより送信側伝送路2を通して
送信回路を見たときの前記搬送波に対する入力インピー
ダンスは無限大となり、送信側伝送路2以後の分岐は存
在しないことと等価となり、送信系は上記受信系の動作
に何ら影響を与えないことになる。
【0009】他方、送信時においては、RFスイッチ素
子SWを遮断状態として、送信信号が受信回路に回込ま
ないようにする。更に、受信側伝送路3の長さlRは前
述の所定の長さとなっているので、電力分岐点PCより
受信側伝送路3側を見たときの前記搬送波に対する入力
インピーダンスは無限大となり、電力分岐点PCより受
信側伝送路3側の回路部は送信時に何らの影響を与えな
いこととなる。
【0010】すなわち、本実施例においては、RFスイ
ッチ素子SWには受信時にのみ信号が通過し、送信時に
は、通過せず、かつ、受信時には電力分岐点PCより送
信回路側の回路部は何ら受信動作に影響を与えず、また
送信時にも、電力分岐点PCより受信回路側の回路部
は、何ら送信動作に影響を与えない。RFスイッチ素子
SWには、比較的小電力の受信信号のみが通過すること
から、RFスイッチ素子SWとし小電力用の素子を用い
ても不都合が発生しない。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、RFス
イッチ素子を、受信伝送路上に配すと共に送信側伝送路
および受信側伝送路の長さを所定のものとした送受分波
回路に係るものであるから、小電力用のRFスイッチ素
子を利用しながら極めて良好な特性を有する送受分波回
路の提供を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示す図である。
【図2】従来例の回路構成を示す図である。
【符号の説明】
A アンテナポート PT 送信回路接続ポート PR 受信回路接続ポート SW RFスイッチ素子 PC 電力分岐点 1 アンテナ側伝送路 2 送信側伝送路 3 受信側伝送路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信系回路と受信系回路との分岐点であ
    る電力分岐点(PC)とアンテナとの間を結ぶアンテナ
    側伝送路(1)と、 送信回路と上記電力分岐点(PC)との間を結ぶ送信側
    伝送路(2)と、 一端が上記電力分岐点(PC)に接続している受信側伝
    送路(3)と、 上記受信側伝送路(3)の電力分岐点(PC)に接続し
    ていない方の一端と送信回路との間に設けられたRFス
    イッチ素子(SW)とを備えることを特徴とする送受分
    波回路。
  2. 【請求項2】 上記送信側伝送路(2)は長さがθ°λ
    /720であり、上記受信側伝送路(3)は長さがζ°
    λ/720であることを特徴とする請求項1記載の送受
    分波回路。ただし、θ°は、送信停止時の送信回路出力
    端での反射係数の位相角であり、ζ°は、RFスイッチ
    素子(SW)を遮断状態にしたときのRFスイッチ素子
    (SW)と受信側伝送路(3)との接続点における反射
    係数の位相角であり、λは送受信に用いられる搬送波の
    波長である。
JP4285325A 1992-09-30 1992-09-30 送受分波回路 Pending JPH06112862A (ja)

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ID=17690088

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