JPH06112108A - X線マスク製造装置およびx線マスク製造方法 - Google Patents

X線マスク製造装置およびx線マスク製造方法

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JPH06112108A
JPH06112108A JP32057392A JP32057392A JPH06112108A JP H06112108 A JPH06112108 A JP H06112108A JP 32057392 A JP32057392 A JP 32057392A JP 32057392 A JP32057392 A JP 32057392A JP H06112108 A JPH06112108 A JP H06112108A
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ray
mask
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正光 伊藤
Kenichi Murooka
賢一 室岡
Soichiro Mitsui
壮一郎 三井
Soichi Inoue
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 X線マスク基板の両主面の差圧を十分に小さ
くし、かつX線吸収体パターンをエッチング液に触れな
い簡単なバックエッチング装置およびバックエッチング
方法を提供する。 【構成】 隣接して配置されエッチング液を充填した第
1のエッチング槽4aと、水等の非腐蝕性の液体を充填
した第2のエッチング槽4bと、これら槽の界面に、X
線マスク2を配置しバックエッチングすべき下地基板側
に位置するエッチング面が槽4a内の液に接触する一
方、X線吸収体パターン1側が槽4b内の液体に接触す
るように液密的に支持する支持手段と、4a,4b槽の
各液のマスク2面にかかる圧力が等しくなるように液面
を調整する液面調整手段とを含む装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線露光用マスク(以
下X線マスク)製造装置およびX線マスク製造方法に係
り、特に支持基板のバックエッチングに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高密度化および
高集積化への要求が高まるにつれて、これを構成するL
SI素子の回路パターンはますます微細化していく傾向
にある。 現在、サブハーフミクロンと呼ばれる極微細
なパターンを形成するには高解像度の露光転写技術が不
可欠となっている。量産ラインでは紫外線を露光媒体と
するフォトリソグラフィ技術が主流であるが、解像力の
限界に近づきつつあり、このフォトリソグラフィ技術に
代わるものとして、原理的に解像力が飛躍的に向上する
X線リソグラフィ技術の研究開発が急速な進展をみせて
いる。
【0003】X線リソグラフィでは、光を用いた露光方
法とは異なり所定のパターンを縮小させて転写するよう
な技術は現在のところない。このため、X線露光では、
所定のパターンの形成されたX線露光用マスクと試料と
を10μmオーダーの間隔で平行に保持し、このX線マ
スクを通してX線を照射することにより露光対象物表面
に転写パターンを形成する1:1転写方式が採用されて
いる。
【0004】この等倍転写方式では、X線マスクのパタ
ーンの寸法精度、位置精度がそのままデバイス精度にな
るため、X線マスクのパタ―ンにはデバイスの最小線幅
の10分の1程度の寸法精度、位置精度が要求される。
このために、X線リソグラフィの実現のためには、高い
X線吸収体パターン位置精度を達成することのできるX
線マスクの開発が最も重要な鍵となっている。
【0005】X線マスクは一般的には次のような構造を
有している。すなわち、リング状のマスク支持体上にX
線に対する吸収率の特に小さいX線透過性材料からなる
薄膜を形成し、このX線透過性薄膜上にX線に対する吸
収率の大きい材料からなるマスクパターン(X線吸収体
パターン)を形成した構造となっている。ここでマスク
支持体は、X線透過性薄膜が極めて薄く機械的強度が弱
いのを補強すべく、このX線透過性薄膜を周縁で支持す
るのに用いられている。またマスク基板となるX線透過
性薄膜には、露光の際に使用するX線に対する十分な透
過率、露光の際に使用する強力なX線に対する十分な照
射耐性、マスクとウェハのアライメントの際に用いる可
視光(波長633nm)に対する十分な透過率、微細なX
線吸収体パターンが位置歪をおこさないための十分な機
械的強度と十分に小さい引っ張り応力等が要求される。
マスク基板は、多くの場合シリコンウェハなどの下地基
板上に成膜したのち、この下地基板の不要な部分をエッ
チングして除去することにより作成され、下地基板は周
縁部のみマスク支持体として残ることになる。しかし一
般にマスク基板は厚さが数μm と極めて薄くする必要が
あるため、破損をさけるためにこのバックエッチング工
程以後は、マスク基板の両主面に大きな差圧力をかける
等の機械的刺激を避ける必要がある。
【0006】従来バックエッチングは、図11に示すよ
うに、SiC膜(図示せず)などをエッチングマスクと
し、裏面の露出した部分のSi基板3を水酸化カリウム
水溶液5あるいは弗化水素酸と硝酸の混合液などの充填
されたエッチング槽4に浸漬し、エッチングして除去し
(バックエッチング)するという方法がとられている。
この方法では、マスク全体がエッチング液中に浸漬され
ており、確かにマスク基板の両主面に差圧がかかること
はないが、微細なX線吸収体パターンも長時間エッチン
グ液に晒されることになる。吸収体パターン幅の精度は
0.01μm 程度のものが要求されており、数百μm 以
上の厚さの下地基板のエッチングの間に吸収体が耐える
ためには、下地基板のエッチング量に対して吸収体パタ
ーンのエッチング量を100000分の1以下にする必
要がある。しかしながらこのような高い選択比のエッチ
ングは不可能である。
【0007】そこでこの問題を避けるため、図12に示
すようにOリングを用いてエッチング槽の底面に吸収体
パターンが外側になるようにマスクを固定し、吸収体が
エッチング液に接することがないようにする方法も提案
されている。しかしながら、この方法ではエッチング液
の重量が直接マスク基板にかかるので、例えば液面の高
さを1cm程度以下にする必要がある。
【0008】しかし液面の高さをこのように低くするこ
とはエッチング液の量も少ないため、エッチング中にお
ける温度変化が大きく、安定なエッチングを行うことが
できないという問題がある。すなわち、バックエッチン
グ工程では、シリコンのエッチング液とX線透過膜であ
るSiCとの選択比を大きくとることが重要である。し
かしながら、弗化水素酸と硝酸の混合液によるSiのエ
ッチングは発熱反応であるため、バックエッチング中に
温度が上昇する。一方エッチング選択比は、温度が上昇
すると小さくなるという問題がある。従ってエッチング
液の濃度を低くしエッチング速度を下げることにより温
度上昇を抑えるという方法がとられている。 このよう
に、液面の高さをこのように低くすることはエッチング
液の処理能力や温度管理を考慮した場合、大きな問題が
残る。
【0009】また、仮にこれらの問題を解決しても本質
的に差圧が残るという問題は避けることができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のX
線マスクの製造において、下地基板を中央部のみエッチ
ング除去し、パターン領域ではX線透過性膜を露呈せし
めるためのバックエッチングにおいてX線マスク基板の
両主面の差圧を十分に小さくし、かつX線吸収体パター
ンをエッチング液に触れないようにすることは極めて困
難であった。
【0011】また、エッチング中におけるエッチング液
の温度上昇によりエッチング選択比が低下するため、エ
ッチング液の濃度を低くし、温度上昇を抑えるという方
法がとられており、この方法ではエッチング速度が遅く
スループットが低下するという問題があった。
【0012】この問題はスプレーエッチング等において
もX線支持体自体の温度が反応熱により上昇し、エッチ
ング選択性が悪くなり、同様の問題があった。
【0013】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
で、X線マスク基板の両主面の差圧を十分に小さくし、
かつX線吸収体パターンがエッチング液に触れない状態
でバックエッチングを行うことのできる簡単なバックエ
ッチング装置およびバックエッチング方法を提供するこ
とを目的とする。
【0014】また、本発明はエッチング途中での温度上
昇を抑制し、安定したバックエッチングを行うことので
きるエッチング装置およびエッチング方法を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の第1で
は、互いに隣接して配置されエッチング液を充填した第
1のエッチング槽と、水等の非腐蝕性の液体を充填した
第2のエッチング槽と、これら第1および第2のエッチ
ング槽の界面に、X線マスクを配置しバックエッチング
すべき下地基板側に位置するエッチング面が第1のエッ
チング槽内のエッチング液に接触する一方、X線吸収体
パターン側が第2のエッチング槽内の液体に接触するよ
うに液密的に支持する支持手段と、前記第1および第2
のエッチング槽の各液の前記X線マスク面にかかる圧力
が等しくなるように液面を調整する液面調整手段とを含
むエッチング装置を構成している。
【0016】望ましくはこの液面調整手段は、それぞれ
第1および第2のエッチング槽の底面近傍に接続された
第1および第2の補助水槽とがそれぞれ第1および第2
の連通管を構成しており、第1および第2のエッチング
槽または補助水槽のうちの一方を連動して上下動させる
ことによって第1および第2のエッチング槽の液面を調
整するように構成している。
【0017】本発明の第2では、第1のエッチング槽と
第2のエッチング槽との界面に、バックエッチングすべ
き下地基板側に位置するエッチング面が第1のエッチン
グ槽側、X線吸収体パターン側が第2のエッチング槽側
にくるように液密的に設置し、前記第1および第2のエ
ッチング槽にそれぞれエッチング液および水等の非腐蝕
性の液体を、前記第1および第2のエッチング槽の各液
の前記X線マスク面にかかる圧力が等しくなるように液
面を調整しつつ充填し、エッチングを行い、エッチング
終了後、両方の液を排出するようにしている。
【0018】望ましくはエッチング終了後一旦第1およ
び第2のエッチング槽の液体を排出し、さらに第1およ
び第2のエッチング槽に洗浄液を充填し、洗浄後排出す
るようにしている。
【0019】さらに望ましくは、前記第1および第2の
エッチング槽の各液の前記X線マスク面にかかる圧力が
ほぼ等しくなるように液面を調整しつつ、充填および排
出を行うようにしている。また非腐蝕性の液体はエッチ
ング液と比重がほぼ同等となるようにする。
【0020】望ましくはこれらのX線マスクは鉛直方向
に支持する。
【0021】さらに、バックエッチング工程において、
X線マスクのX線吸収体薄膜パターン側を、冷却媒体に
接触して冷却しつつ、マスク支持体を選択的にエッチン
グ除去するようにしている。
【0022】また、本発明のX線マスク製造装置では、
隔壁を介して隣接せしめられた第1の槽および第2の槽
と、該隔壁に設けられた開口部に、X線マスクを配置し
バックエッチングすべき下地基板側に位置するエッチン
グ面が第1の槽内のエッチング剤に接触する一方、X線
吸収体パターン側が第2の槽内の冷却媒体に接触するよ
うに支持する支持手段とを含むようにしている。
【0023】さらに、第1の槽を第2の槽の上方に設
け、それぞれエッチング剤および冷却媒体がスプレー手
段によって噴射せしめられることにより接触せしめられ
るように構成されている。
【0024】なお、スプレー手段を用いる場合には、第
1の槽と第2の槽との隔壁をなくし、1室で行うように
してもよい。まえX線マスクは水平に配置するようにす
るのが望ましい。
【0025】
【作用】本発明の第1によれば、X線吸収体を直接エッ
チング液に触れさせることなくかつ表面側および裏面側
の圧力を同程度に維持しているため、両主面にかかる差
圧を十分に小さく維持することができる。また、X線吸
収体側の面に非腐食性液を接触しつつエッチングを行う
ように構成されているため、同時に冷却がなされること
になり、エッチング液の温度上昇を抑制し、選択性よく
バックエッチングを行うことができる。
【0026】望ましくはこの液面調整は連通管を構成す
る一方側を一体的に上下動させることによって行うよう
にしている。
【0027】また、本発明の第2によれば上記第1の発
明と同様X線吸収体を直接エッチング液に触れさせるこ
となくかつ表面側および裏面側の圧力を同程度に維持し
ているため、両主面にかかる差圧を十分に小さく維持す
ることができる。
【0028】さらにまた、第1および第2のエッチング
槽への液体充填速度を調整することにより、常に両主面
にかかる差圧を十分に小さく維持することができる。ま
た、液体を排出した後、第1のエッチング槽には洗浄液
を、第2のエッチング槽にはこれと同程度の比重の非腐
蝕性液または洗浄液を同様にして充填すれば極めて容易
に洗浄をも行うことが可能となる。
【0029】また非腐蝕性の液体はエッチング液と比重
がほぼ同等となるようにすれば、液面を全く同様に移動
させればX線マスクの両主面での液圧は等しくなる。
【0030】さらに本発明の方法では、バックエッチン
グ工程において、X線マスクのX線吸収体薄膜パターン
側を、冷却媒体に接触して冷却しつつ、マスク支持体を
選択的にエッチング除去するようにしているため、エッ
チング液あるいはマスク支持体の温度上昇を防止し、選
択性よくエッチングを行うことが可能となる。
【0031】また、本発明のX線マスク製造装置では、
隔壁を介して隣接せしめられた第1の槽および第2の槽
と、該隔壁に設けられた開口部に、X線マスクを配置し
バックエッチングすべき下地基板側に位置するエッチン
グ面が第1の槽内のエッチング剤に接触する一方、X線
吸収体パターン側が第2の槽内の冷却媒体に接触するよ
うに支持する支持手段とを含むようにしているため、エ
ッチング液あるいはマスク支持体の温度上昇を防止し、
選択性よくエッチングを行うことが可能となる。ここで
冷却媒体としては水や有機溶剤などの液体でもよいし、
スプレー状のものあるいは気体などでも良い。ここで冷
却媒体が、X線マスクに対しエッチング液と同等の圧力
を印加できるようなものであると、両主面にかかる差圧
を十分に小さく維持することができる。
【0032】さらに、第1の槽を第2の槽の上方に設
け、それぞれエッチング剤および冷却媒体がスプレー手
段によって噴射せしめられることにより接触せしめられ
るようにすれば、両主面にかかる差圧によるX線マスク
の歪のおそれもなく、信頼性の高いX線マスクを提供す
ることが可能となる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。
【0034】実施例1 図1は本発明の第1の実施例のX線マスクの製造装置を
示す図である。
【0035】この装置は、X線マスクのバックエッチン
グ装置であって、中央に開口部をもつ仕切り板9によっ
てエッチング液5を充填する第1のエッチング槽4a
と、圧力調整のために水11を充填する第2のエッチン
グ槽4bとの2槽に分離されたエッチング槽4と、この
開口部に液密的にX線マスクMを支持するマスクホルダ
8と、液面昇降手段15を具備している。
【0036】このマスクホルダ8は仕切り板9にOリン
グ7を介して取り付けられ、クランク機構を利用した固
定機構Kにより容易にエッチング層の中央部に着脱でき
るようになっている。そして保持部6によってバックエ
ッチングを行うべきX線マスクをMを支持するようにな
っている。またX線マスクとマスクホルダとの間にもO
リング7が取り付けられている。さらにこのエッチング
槽はホットプレート10上に載置され加熱可能なように
構成されている。12はエッチング槽の蓋12である。
この蓋は、水酸化カリウムを含む有害な蒸気が多量に飛
散し純粋側の水槽の混入したり、大気中に漂って作業者
が吸引したりすることを防ぐため、エッチング液側の水
槽にはわずかに通気性のある蓋をして使用する。
【0037】液面昇降手段15は、それぞれ第1および
第2のエッチング槽にホース14を介して接続された第
1および第2の補助水槽13a,13bとこれらの補助
水槽を昇降する昇降手段16とから構成されており、第
1および第2の補助水槽13a,bを昇降させることに
よって第1および第2のエッチング槽中のエッチング液
および水がそれぞれホースを介して第1および第2の補
助水槽13a,13bに流出入することにより第1およ
び第2のエッチング槽の液面が連動して上昇および下降
するようになっている。なおこれらエッチング液に接触
する部分では耐アルカリ性および90℃程度の耐熱性を
もつ必要からエッチング槽はステンレス、Oリングはネ
オプレンゴム、ホースは耐熱・耐アルカリ性の合成樹脂
で構成される。
【0038】さらにまた、第2のエッチング槽には液面
調整用のガラス棒17が着脱自在に装着されており、装
着するガラス棒の数や大きさを変えることにより液面の
微調整を行うことができるようになっている。この装置
によれば液面の差は2mm以内の精度で一致させることは
極めて容易であるが2mmの差が存在することにより発生
する差圧はわずか0.15Torr程度である。一般にX線
マスクを実際にX線露光に使用するために露光用ステッ
パに装着する際には、1Torr程度の差圧はかかるとされ
ているため、この程度の差圧は問題ではない。
【0039】次に、このエッチング装置を用いたX線マ
スクの製造方法について説明する。製造に際してはま
ず、高周波加熱方式のLPCVD装置を用い、グラファ
イト表面にSiCをコ―ティングしたサセプタ上に、両
面研磨を行った厚さ600μm 、面方位(100)の3
インチSi基板3を設置し、減圧CVD法を用いて、シ
リコン原料としてシラン(SiH4 :3%濃度水素希
釈)67sccm、炭素原料としてアセチレン(C2 2
10%濃度の水素希釈)9sccm、、キャリアガスとして
水素(H2 )ガス500sccm、添加ガスとして塩化水素
(HCl)3sccmを供給しつつ、基板温度1050℃、
圧力1kPaにて、45分間成膜を行うことにより、S
i基板3上にSiC膜2を1μm堆積する。この後裏面
にも減圧CVD法を用いて、シラン(SiH4 :3%濃
度水素希釈)100sccm、アセチレン(C2 2 :10
%濃度の水素希釈)30sccm、水素(H2 )ガス450
sccmを供給しつつ、基板温度1050℃、圧力1kPa
にて、0.7μm のSiC膜2sを堆積する(図3(a)
)。
【0040】そしてさらに、電子ビームを用いた真空蒸
着装置を用いて、SiC膜2の表面に膜厚0.1μm の
Cr膜1を堆積しこれをパターニングしX線吸収体パタ
ーンを形成した。そして、中央部の25mm四方の領域以
外をアルミニウム製エッチングマスクで被覆し残された
部分のSiC膜を四フッ化炭素25sccmと酸素20sccm
との混合ガスを用い、高周波印加電力300Wの反応性
イオンエッチングによりエッチングしSiC膜2sを選
択的に残す(図3(b) )。
【0041】これを前述したエッチング装置のマスクホ
ルダ8に設置し、このSiC膜をエッチングマスクとし
て露出部のSi基板3をバックエッチングによりエッチ
ング除去するものである(図3(c) )。
【0042】まず、X線マスクのホルダへの設置に際し
てはこのときエッチング装置は、液面昇降手段15の昇
降手段16を最下位置まで下降させ補助水槽の液面が第
1および第2のエッチング槽の底面よりも下になるよう
にし、第1および第2のエッチング槽のエッチング液お
よび水をホース14および第1および第2の補助水槽に
排出させることにより、図2に示すように、第1および
第2のエッチング槽は少なくともOリングの最下端より
下に液面がくるかまたはエッチング液も水もない状態と
なるようにする。
【0043】次いで図1に示したように、X線マスク全
体がエッチング液および水に浸漬されるまで、液面昇降
手段15の昇降手段16を上昇させ第1および第2の補
助水槽中のエッチング液および水を第1および第2のエ
ッチング槽に移動させる。
【0044】このようにして3時間程度エッチングを続
行する。ここでエッチング液としてはKOH水溶液を用
い、ホットプレートを加熱してエッチング液の温度を9
0℃程度に維持する。
【0045】そしてエッチングが終了すると再び昇降手
段16を下降させ、第1および第2のエッチング槽の底
面よりも第1および第2の補助水槽が下になるように
し、第1および第2のエッチング槽のエッチング液およ
び水をホース14および第1および第2の補助水槽に排
出させることにより、X線マスクを自由状態にする。こ
の後必要に応じて、図4に示すように第1のエッチング
槽側のホースのみをバルブ(3方弁)を用いて、純水を
充填した第3の補助水槽13cに接続し、再び同様の昇
降操作を行うことにより,エッチング後のX線マスクの
水洗を連続して行うことができる。
【0046】なお、補助水槽を昇降させる代わりに、エ
ッチング槽を昇降させても同様の効果を得ることができ
る。また、本実施例ではエッチング液の加熱にホットプ
レートを使用したがヒータを溶液中に投入する方法でも
溶液の加熱は可能である。
【0047】このようにしてX線吸収体を直接エッチン
グ液に触れさせることなくかつ表面側および裏面側の圧
力を同程度に維持しているため、両主面にかかる差圧を
十分に小さく維持することができる。
【0048】次に本発明の第2の実施例のエッチング装
置について説明する。
【0049】このエッチング装置は図5に示すように、
前記第1の実施例のエッチング装置と同様に、エッチン
グ槽は、中央に開口部をもつ仕切り板9によってエッチ
ング液5を充填する第1のエッチング槽4aと、圧力調
整のために水11を充填する第2のエッチング槽4bと
の2槽に分離されたエッチング槽4と、この開口部に液
密的にX線マスクを支持するマスクホルダ8と、液面昇
降手段25を具備している。
【0050】このマスクホルダ8は前記第1の実施例と
同様に仕切り板9にOリング7を介して取り付けられ、
保持部6によってバックエッチングを行うべきX線マス
クをMを支持するようになっている。またX線マスクと
マスクホルダとの間にもOリング7が取り付けられてい
る。
【0051】液面昇降手段25は、第1および第2のエ
ッチング槽を昇降可能なように構成されており、これら
第1および第2のエッチング槽の底面にはそれぞれ連動
して容積可変の蛇腹ホースからなる第1および第2の補
助水槽23a,23bとが接続されており、これらエッ
チング槽の昇降により蛇腹ホースの容積が連動して変化
し、第1および第2のエッチング槽のエッチング液およ
び水が、排出されたり、充填されたりするようになって
いる。
【0052】さらに本実施例では容積可変な補助水槽を
エッチング層の真下に配置したが、先の図1の実施例と
動揺にエッチング層を直接ホットプレート上に配置し、
別置した容積可変な補助水槽と合成樹脂性のホースを用
いて接続することによっても同等な効果が得られる。
【0053】なお前記実施例では、X線マスクすなわち
X線透過性薄膜としてSiC膜を用いたが、SiNx
BN,ボロンド―プしたSiなども用いることができ、
さらに成膜方法についても減圧CVD法に限定されるこ
となく、常圧CVD法、プラズマCVD法、ECR−C
VD法、光励起CVD法等他の成膜方法にも適用可能で
ある。
【0054】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施することができる。
【0055】またエッチング液としてもKOHに限定さ
れることなく、EDP(エチレンジアミンパイロカテロ
ール),弗酸と硝酸の混合液など他の溶液にも適用可能
である。
【0056】実施例3 図6は本発明の第3の実施例のX線マスクの製造装置を
示す図である。
【0057】この装置は、スプレー噴射方式のバックエ
ッチング装置であって、エッチング室101内にX線マ
スク102を水平にかつ裏面が気密状態になるように支
持するマスクホルダー103と、このマスクホルダー1
03に回転ギア104を介して回転モーター105の回
転を伝え、X線マスク102を回転し、上方からスプレ
ーノズル106によって純粋を噴射し、X線マスク10
2のX線吸収体側面を冷却しつつ、マスクホルダー10
3によって形成されたエッチング液スプレーノズル10
7によってエッチング液を噴射しつつエッチングを行う
ように構成されている。
【0058】またエッチング後のX線マスクを洗浄する
ように純水108を噴射する裏面洗浄用の純粋スプレー
ノズル109が設置されている。さらにエッチング液1
10はエチ液槽111から液送ポンプ112を介してス
プレーノズル107に送出されるようになっている。
【0059】またエッチング液の飛散を防ぐために空気
の流れが上方から下方にむくようにエッチング室101
の上方には空気導入口102が配設され、下方にはダク
ト113およびドレイン114が配設されている。11
5はベアリング、116はベアリングカバーである。
【0060】次に、このバックエッチング装置を用いた
X線露光用マスクの製造方法について説明する。
【0061】製造に際してはまず、高周波加熱方式のL
PCVD装置を用い、グラファイト表面にSiCをコ―
ティングしたサセプタ上に、両面研磨を行った厚さ60
0μm 、面方位(100)の3インチSi基板41を設
置し、1000℃において塩化水素ガスを用いた気相エ
ッチングを施すことにより、シリコン基板41表面に存
在する自然酸化膜および重金属類の汚染物を除去した。
これにより、シリコン基板表面清浄化処理が完了する。
次に図7(a) に示すごとく減圧CVD法を用いて、シリ
コン原料としてシラン(SiH4 :3%濃度水素希釈)
67sccm、炭素原料としてアセチレン(C2 2 :10
%濃度の水素希釈)9sccm、、キャリアガスとして水素
(H2 )ガス500sccm、添加ガスとして塩化水素(H
Cl)3sccmを供給しつつ、基板温度1100℃、圧力
1kPaにて、45分間成膜を行うことにより、Si基
板41上にSiC膜42を1μm堆積する。
【0062】次に図7(b) に示すように、マグネトロン
スパッタリング装置にて反射防止膜となるアルミナ膜4
3を厚さ98nm形成する。スパッタリング条件は印加電
力1kW,Ar圧力を3mTorr とした。
【0063】そして図7(c) に示すように、マグネトロ
ンスパッタリング装置を用いてSi基板41の裏面に厚
さ0.1μmのC膜を堆積したのち、C膜4の上に30
mmφの開口部を中央部に有するレジストパターン45を
通常のフォトリソグラフィ技術を用いて形成する。
【0064】次に図7(d) に示すように、このレジスト
パターン45をマスクとして酸素プラズマを用いたドラ
イエッチング法によってC膜をエッチングした。
【0065】次に図7(e) に示すように、マグネトロン
スパッタリング装置により、アルミナ膜43上にX線吸
収体パターンとなるW膜46を0.5μm堆積した。印
加電力は1.7W/cm2 とし、ガス圧力を密度の大きい
W膜を形成できる低圧力側で、応力がゼロとなる3mTor
r とした。形成したW膜の応力はSi基板41の反りか
ら測定した結果、2×107 N/m2 であった。そして
いこのW膜46にArイオンをエネルギー180ke
V,2×1015ions/cm2 のドーズ量で注入し、W膜4
6の応力をゼロとなるようにした。そしてW膜46上に
エッチングマスクとなるアルミナ膜47をマグネトロン
スパッタリング装置により厚さ50nm形成する。
【0066】そして図7(f) に示すように、石英からな
る補強枠48とマスク支持体であるSi基板41を直接
接合により室温下で接合する。
【0067】次に図7(g) に示すように、W膜46上に
電子ビームレジスト(SAL601)49を塗布し、電
子ビーム描画装置によりレジスト49に描画して所望の
パターンを形成する。ここで照射量は13μC/cm2
とした。
【0068】次に図7(h) に示すように、プラズマエッ
チング装置によりエッチングガスBCl3 を用いて、レ
ジスト49をマスクとしてアルミナ膜47をエッチング
する。 そして、酸素プラズマによりレジストを除去し
たのち、図7(i) に示すごとくエッチングガスにSF6
+CHF3 を用いてアルミナパターン47をマスクとし
てW膜46を異方性エッチングする。
【0069】さらに,図7(j) に示すごとく、弗化水素
酸(49%)と硝酸(70%)との1:1混合液によ
り、図6に示したバックエッチング装置を用いてC膜4
5をマスクとしてSi基板41をスプレーエッチングし
た。このときエッチング面と反対側の面は純水スプレー
により冷却を行った。これにより、30mmφの開孔部を
わずか4分のエッチング時間により形成した。
【0070】次に図7(k) に示すように反射防止膜とし
てのアルミナ膜50をスパッタリング法によりX線透過
膜のX線吸収体パターンのある面とは反対側に厚さ98
nmに形成する。
【0071】このようにして形成したX線マスクを用い
てピーク波長1nmの放射光を光源にレジスト(PMM
A)上にパターン転写を行った。転写パターンをSEM
により観察したところ、最小線幅0.15ミクロンのレ
ジストパターンがエッジラフネスもなく、良好に形成さ
れていることが確認できた。また形成したX線吸収体パ
ターンの断面を同様にSEMにより観察したところ、や
はり0.15μmのラインアンドスペースが寸法変換差
0.01μm以内という高精度で形成されておりエッジ
ラフネスもなく、垂直形状のWパターンとなっていた。
また、アライメント光透過率を測定したところ、0.9
6%と高い値を示し、反射防止膜も良好に形成されてい
ることが確認できた。
【0072】ここでバックエッチング工程における冷却
効果について実験および考察を行った。
【0073】まず、X線透過膜に用いられるSiNとS
iCの弗化水素酸(49%)と硝酸(70%)との1:
1混合液により、エッチング行った場合のSiとのエッ
チング選択比の温度依存性を測定した結果を図8に示
す。この図からもあきらかなように、室温付近では70
00以上選択比がある場合も80℃では100以下にま
で低下してしまう。
【0074】また同エッチング工程におけるエッチング
時間とエッチング温度との関係を測定した結果を図9に
示す。この図からエッチング時間とX線マスク温度との
関係は33℃程度に抑えられている。これによりX線透
過膜を破壊することなく厚さ600μmのSi基板をわ
ずか4分でエッチング終了することが可能となった。さ
らに比較のために裏面からの冷却を行わなかった場合に
ついて同様の測定を行った。この結果図10に示すよう
に、エッチング開始後わずか30秒後に95℃まで到達
していることがわかる。このようにエッチング速度の大
きい高濃度のエッチング液を用いるとX線マスクの温度
が上昇してしまいX線透過膜との選択比が小さくなり、
X線透過膜がエッチング中に破壊されてしまう。この温
度上昇を避けるためにエッチング液の濃度を低くすると
エッチング速度が遅くなりX線マスク製造のスループッ
トが低下してしまう。図9および図10の比較から、冷
却効果が極めて有効であることがわかる。
【0075】なお前記実施例では、X線マスクすなわち
X線透過性薄膜としてSiC膜を用いたが、ここでもS
iNx ,BN,ボロンド―プしたSiなども用いること
ができ、さらに成膜方法についても減圧CVD法に限定
されることなく、常圧CVD法、プラズマCVD法、E
CR−CVD法、光励起CVD法等他の成膜方法にも適
用可能である。
【0076】また、前記実施例では、エッチングも冷却
もスプレー方式で行ったが、これに限定されることな
く、いずれも液体または気体を用いてもよい。さらに冷
却のみを水や有機溶剤などの液体を用いたり、気体を用
いるなどの方法に変えるようにしてもよい。
【0077】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施することができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、X線吸収体パターンがエッチング液に接触すること
なく、かつX線マスクの両主面にかかる差圧をなくした
状態でバックエッチングを行うことができ、信頼性の高
いX線マスクを得ることができる。
【0079】また本発明によれば、バックエッチングに
際し、裏面を冷却しつつエッチングをおこなうようにし
ているため、選択性よく信頼性の高いエッチングを行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のX線マスク製造装置
(バックエッチング装置)を示す図(エッチング液導入
状態)
【図2】本発明の第1の実施例のX線マスク製造装置を
示す図(エッチング液排出状態)
【図3】本発明の第1の実施例のX線マスク製造工程を
示す図
【図4】本発明の第1の実施例のX線マスク製造装置の
変形例を示す図
【図5】本発明の第2の実施例のX線マスク製造装置を
示す図
【図6】本発明の第3の実施例のX線マスク製造装置を
示す図
【図7】本発明の第3の実施例のX線マスク製造工程を
示す図
【図8】エッチング選択比とエッチング温度との関係を
示す図
【図9】本発明実施例のバックエッチング工程における
エッチング時間とX線マスク温度との関係を示す図
【図10】従来のバックエッチング工程におけるエッチ
ング時間とX線マスク温度との関係を示す図
【図11】従来例のX線マスクのエッチング方法を示す
【図12】従来例のX線マスクのエッチング方法を示す
【符号の説明】
1 X線吸収体パターン 2 X線透過性薄膜 3 マスク支持基板 4 エッチング槽 4a 第1のエッチング槽 4b 第2のエッチング槽 5 エッチング液 6 保持部 7 Oリング 8 マスクホルダ保持部 9 仕切り板 10 ホットプレート 11 水 12 蓋 k 固定機構 13a 第1の補助水槽 13b 第2の補助水槽 14 ホース 15 液面昇降手段 16 昇降手段 17 ガラス棒 25 液面昇降手段 23a 第1の補助水槽 23b 第2の補助水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 壮一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町 1 株式 会社東芝研究開発センター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔壁を介して隣接せしめられ、エッチン
    グ液を充填した第1のエッチング槽と、水等の非腐蝕性
    の液体を充填した第2のエッチング槽と、 これら隔壁に設けられた開口部に、X線マスクを配置し
    バックエッチングすべき下地基板側に位置するエッチン
    グ面が第1のエッチング槽内のエッチング液に接触する
    一方、X線吸収体パターン側が第2のエッチング槽内の
    液体に接触するように液密的に支持する支持手段と、 前記第1および第2のエッチング槽の各液の前記X線マ
    スク面にかかる圧力が等しくなるように液面を調整する
    液面調整手段とを含むことを特徴とするX線マスク製造
    装置。
  2. 【請求項2】 前記液面調整手段は、それぞれ第1およ
    び第2のエッチング槽と、これら第1および第2のエッ
    チング槽の底面近傍に接続された第1および第2の補助
    水槽とがそれぞれ第1および第2の連通管を構成してお
    り、第1および第2のエッチング槽または補助水槽のう
    ちの一方を連動して上下動させることによって第1およ
    び第2のエッチング槽の液面を調整するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のX線マスク製
    造装置。
  3. 【請求項3】 マスク支持体表面にX線透過性薄膜を形
    成するX線透過性薄膜形成工程と、 前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜パターンを形成
    するX線吸収体薄膜パターン形成工程と前記マスク支持
    体を選択的に除去するバックエッチング工程とを含むX
    線マスクの製造方法において前記バックエッチング工程
    が第1のエッチング槽と第2のエッチング槽との界面
    に、バックエッチングすべき下地基板側に位置するエッ
    チング面が第1のエッチング槽側、X線吸収体パターン
    側が第2のエッチング槽側にくるように前記X線マスク
    を液密的に設置する工程と、 前記第1および第2のエッチング槽にそれぞれエッチン
    グ液および水等の非腐蝕性の液体を、前記第1および第
    2のエッチング槽の各液の前記X線マスク面にかかる圧
    力が等しくなるように液面を調整しつつ充填し、エッチ
    ングを行うエッチング工程と、 エッチング終了後、両方の液を排出する排出工程とを含
    むことを特徴とするX線マスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 マスク支持体表面にX線透過性薄膜を形
    成するX線透過性薄膜形成工程と、 前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜パターンを形成
    するX線吸収体薄膜パターン形成工程と前記マスク支持
    体を選択的に除去するバックエッチング工程とを含むX
    線マスクの製造方法において前記バックエッチング工程
    が前記X線マスクのX線吸収体薄膜パターン側を、冷却
    媒体に接触して冷却しつつ、前記マスク支持体を選択的
    にエッチング除去するエッチング工程を含むことを特徴
    とするX線マスクの製造方法。
  5. 【請求項5】 隔壁を介して隣接せしめられた第1の槽
    および第2の槽と、 前記隔壁に設けられた開口部に、X線マスクを配置しバ
    ックエッチングすべき下地基板側に位置するエッチング
    面が第1の槽内のエッチング剤に接触する一方、X線吸
    収体パターン側が第2の槽内の冷却媒体に接触するよう
    に支持する支持手段とを含むことを特徴とするX線マス
    ク製造装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の槽は前記第2の槽の上方に設
    けられ、 前記エッチング剤および前記冷却媒体がスプレー手段に
    よって噴射せしめられるように構成されたことを特徴と
    する請求項5に記載のX線マスク製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100565741B1 (ko) * 2000-12-27 2006-03-29 엘지.필립스 엘시디 주식회사 유리기판 식각장치

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