JPH0611087A - 分岐管 - Google Patents

分岐管

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Publication number
JPH0611087A
JPH0611087A JP4164748A JP16474892A JPH0611087A JP H0611087 A JPH0611087 A JP H0611087A JP 4164748 A JP4164748 A JP 4164748A JP 16474892 A JP16474892 A JP 16474892A JP H0611087 A JPH0611087 A JP H0611087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
branch
branch pipe
branched
main pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP4164748A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Miyauchi
直 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP4164748A priority Critical patent/JPH0611087A/ja
Publication of JPH0611087A publication Critical patent/JPH0611087A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分岐管に具備された複数の枝管での流量を一
様にする。 【構成】 終端部を閉塞した主管1に突起5を設ける。
突起5の位置は、最も上流側の枝管2の分岐箇所よりも
やゝ上流側であって、各枝管2,3,4の分岐方向とは
反対側の主管管壁の所定箇所に定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分岐管、詳しくは終端部
が閉塞された主管における管壁の軸方向複数箇所から枝
管が分岐された分岐管に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示したこの種の従来の分岐管にお
いて、流体が矢符Fのように主管1に流入してきた場
合、主管1の管壁における軸方向複数箇所から分岐され
た同一径の各枝管2,3,4においては、下流側に位置
している枝管ほど流量が多くなることが判っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来の分岐
管にあっては、同一径の各枝管2,3,4を用いると各
枝管2,3,4の相互間で流量が一様にならないという
問題があった。
【0004】本発明はこの問題に鑑みてなされたもの
で、上述の分岐管すなわち終端部が閉塞された主管にお
ける管壁の軸方向複数箇所から枝管が分岐された分岐管
において、各枝管が同一径であっても各枝管の相互間で
一様な流量を得ることのできるものを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の分岐管は、終端
部が閉塞された主管における管壁の軸方向複数箇所から
枝管が分岐され、最も上流側の枝管の分岐箇所よりもや
ゝ上流側における主管管壁の、上記各枝管の分岐方向に
対する反対側所定箇所に管路内に突き出た突起が設けら
れているものである。
【0006】
【作用】上記構成によると、主管の管路内に突き出た突
起が、各枝管の分岐方向に対する反対側所定箇所におい
て主管管壁に設けられており、しかもその突起は最も上
流側の枝管の分岐箇所よりもやゝ上流側に設けられてい
るので、主管の管路に流入した流体は突起によりその流
れが各枝管の分岐箇所側に近付くように偏流され最も下
流側の枝管の分岐箇所での流速が速くなる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例による分岐管を端面で
示した説明図、図2は同分岐管の要部を正面からみた説
明図である。
【0008】これらの図において、1は終端部が閉塞さ
れた主管、2,3,4は主管1における管壁の軸方向複
数箇所から分岐された同一径の枝管である。この分岐管
において、主管管壁の所定箇所、具体的には最も上流側
の枝管2の分岐箇所よりもやゝ上流側であって、各枝管
2,3,4の分岐箇所に対する反対側所定箇所に突起5
が設けられている。そして、図2で明らかなようにこの
突起5の突出端縁5aは主管1の軸線に直交するまっす
ぐな端縁に形成されている。
【0009】以上の構成において、各枝管2,3,4の
相互間隔を同一とし、主管1と各枝管2,3,4との直
径比を3:1(主管:枝管)とし、主管1の管路1aの
内面からの突起5の出幅Hを主管1の直径の3〜20%
に設定した場合の各枝管2,3,4での流量を測定した
ところ次の結果が得られた。 主管への流入流量 0.09 m3 /s (100%) 枝管2の流量 0.027m3 /s ( 30%) 枝管3の流量 0.030m3 /s ( 33%) 枝管4の流量 0.033m3 /s ( 37%)
【0010】図3について説明した従来の分岐管につい
て上記と同一条件を設定して同様の調査を行ったとこ
ろ、次の結果が得られた。 主管への流入流量 0.09 m3 /s (100%) 枝管2の流量 0.019m3 /s ( 21%) 枝管3の流量 0.030m3 /s ( 33%) 枝管4の流量 0.040m3 /s ( 44%)
【0011】以上の結果より、従来の分岐管では各枝管
2,3,4において流量に大きな差異があるけれども、
本発明による図1の分岐管では各枝管2,3,4におい
て流量が均一化され、各枝管2,3,4で一様な流量の
得られたことが判る。
【0012】ところで、本願発明者は、図3について説
明した従来の分岐管において各枝管2,3,4の相互間
で流量が一様にならない原因を突き止めるために鋭意調
査を行なった。それによると、主管1に流入した流体の
流速が下流側の枝管の分岐箇所よりも上流側の枝管の分
岐箇所の方が速く、また、主管1の管路1aにおいては
主管1の終端部が閉塞されているために主管1の終端部
に近い箇所ほど、言い換えると下流側ほど圧力が高くな
っているということを突き止めた。そして、図中白抜き
矢符で説明的に示したように、主管1の管路1aでの流
体の流速が上流側の枝管の分岐箇所の方が速くしかも圧
力が低いために、たとえば最上流側の枝管2の分岐箇所
では流体が枝管2の管路2a内に十分に曲がり込めなく
なって枝管2での流量が少なくなるという反面で、最下
流側の枝管4の分岐箇所では流体の流速が遅くしかも圧
力が高いために流体が枝管4の管路4a内に容易に曲が
り込んで枝管4での流量が多くなるということが判明し
た。
【0013】他方、上述した本発明の分岐管のように、
主管管壁の所定箇所に突起を設けておくと、図1の矢符
Fのように主管1の管路1aに流入した流体は、図中白
抜き矢符で説明的に示したように、突起5によりその流
れが斜流となって各枝管の分岐箇所側に近付くように強
制的に偏流され、その結果、最上流側の枝管2の分岐箇
所においてもその管路4a内に容易に曲がり込んで流量
が多くなる反面で、最下流側の枝管4の分岐箇所では流
速が速くなってその分岐箇所のコーナ部で流体剥離を生
じ管路4aへの流体の曲がり込みが抑制されてその流量
が減少し、そのために各枝管2,3,4での流量が一様
になると推論される。
【0014】以上説明した実施例においては、主管1が
正円形断面形状をなしているけれども、本発明は正円形
以外の任意断面形状の主管1を備えた分岐管にも適用す
ることが可能である。また、枝管の数やその相互間隔は
任意に選定できる。
【0015】
【発明の効果】本発明によると、複数の枝管が同一径で
あってもそれらの枝管での流量を一様にすることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による分岐管を端面で示した説
明図である。
【図2】同分岐管の要部を正面からみた説明図である。
【図3】従来例による分岐管を端面で示した説明図であ
る。
【符号の説明】
1 主管 1a 主管の管路 2,3,4 枝管 5 突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主管における管壁の軸方向複数箇所から
    枝管が分岐され、最も上流側の枝管の分岐箇所よりもや
    ゝ上流側における主管管壁の、上記各枝管の分岐方向に
    対する反対側所定箇所に管路内に突き出た突起が設けら
    れていることを特徴とする分岐管。
JP4164748A 1992-06-23 1992-06-23 分岐管 Pending JPH0611087A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4164748A JPH0611087A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 分岐管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4164748A JPH0611087A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 分岐管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0611087A true JPH0611087A (ja) 1994-01-21

Family

ID=15799172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4164748A Pending JPH0611087A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 分岐管

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JP (1) JPH0611087A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004360843A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Toshiba Plant Systems & Services Corp 管の分岐体構造
JP2005325882A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Taitec Corp 低圧ガスの等圧分配用の多分岐管

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004360843A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Toshiba Plant Systems & Services Corp 管の分岐体構造
JP2005325882A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Taitec Corp 低圧ガスの等圧分配用の多分岐管
JP4518312B2 (ja) * 2004-05-13 2010-08-04 タイテック株式会社 低圧ガスの等圧分配用の多分岐管

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