JPH06110823A - バス変換システムおよびバッファ装置 - Google Patents

バス変換システムおよびバッファ装置

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JPH06110823A
JPH06110823A JP25854192A JP25854192A JPH06110823A JP H06110823 A JPH06110823 A JP H06110823A JP 25854192 A JP25854192 A JP 25854192A JP 25854192 A JP25854192 A JP 25854192A JP H06110823 A JPH06110823 A JP H06110823A
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JP
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data
bus
buffer
system bus
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Application number
JP25854192A
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English (en)
Inventor
Harunobu Miyashita
晴信 宮下
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄えておくデータ量を拡大すると共に、シス
テムバス上のCPUがI/Oバス上の装置にアクセスす
るときのアクセス時間を短縮する。 【構成】 バッファ装置6は、システムバス2とI/O
バス3を接続するバス変換装置5に接続されると共に、
システムバス2に接続される。バス変換装置5内のバッ
ファがI/O装置4からの先読みデータで一杯になった
とき、このデータをバッファ装置6に蓄え、システムバ
ス2上のCPU1がI/O装置4にリードアクセスした
とき、バス変換装置5の代わりにバッファ装置6によっ
てCPU1にデータを転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央処理装置や主記憶
装置等を接続するシステムバスと入出力装置等を接続す
る入出力バスとを接続するバス変換装置を含むバス変換
システムに係わり、特に、システムバス上の中央処理装
置が頻繁にアクセスする入出力バス上の入出力装置のデ
ータを蓄えておくバッファ装置を含むバス変換システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭61−253570
号公報に示されるように、中央処理装置(以下、CPU
と記す。)や主記憶装置等の高速アクセスを必要とする
装置を接続するシステムバスと、入出力(以下、I/O
と記す。)装置等の低速アクセスである装置を接続する
I/Oバスとをバス変換装置で接続することで、システ
ムバスとI/Oバスを論理的に分離する技術が知られて
いる。そして、この構成において、I/Oバス上のアク
セス時間がシステムバスの処理能力を低下させないよう
に、I/Oバスでデータが準備できた時点でシステムバ
スをI/Oバスに接続する制御や、システムバスからの
アクセスに対してバス変換装置が高速に応答できるよう
な制御を行っている。
【0003】図9は従来のバス変換装置を含むシステム
の構成を示すブロック図である。このシステムでは、シ
ステムバス52にCPU51が接続され、I/Oバス5
3にI/O装置54が接続され、システムバス52とI
/Oバス53がバス変換装置55によって接続されてい
る。
【0004】このような構成において、I/Oバスでデ
ータが準備できた時点でシステムバスをI/Oバスに接
続する制御や、システムバスからのアクセスに対してバ
ス変換装置が高速に応答できるような制御は、具体的に
は、特開平2−123447号公報に示されるようなデ
ータの先読み動作および後書き動作を行うことによって
実現している。
【0005】図10は従来のバス変換装置におけるデー
タの先読み動作および後書き動作を示すフローチャート
である。この動作では、まずステップ(以下、Sと記
す。)151で、CPU51からI/Oバス53へのア
クセス要求があるか否かを判断し、アクセス要求がない
場合(“N”)はS151を繰り返す。アクセス要求が
あった場合(“Y”)はS152で要求アドレスをラッ
チし、S153でリードアクセスかライトアクセスかを
判断する。リードアクセスの場合には、S154〜S1
57の先読み動作を行う。すなわち、S154でシステ
ムバス52に応答した後、S155でI/Oバス53に
読み込みを行い、S156で読み込んだデータを内部バ
ッファに書き込み、S157で内部バッファからCPU
51へデータを転送する。一方、S153でライトアク
セスの場合には、S158〜S160の後書き動作を行
う。すなわち、S158で内部バッファにデータを書き
込み、S159でシステムバス52に応答し、S160
でI/Oバス53に書き込みを行う。先読み動作または
後書き動作が終了したら、S161で全ての動作を終了
するか否かを判断し、終了しない場合(“N”)はS1
51へ戻り、終了する場合(“Y”)は図10の動作を
終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のバス
変換装置では、バス変換装置によって先読み動作ができ
るデータ量は比較的少量(数バイトから数十バイト)で
あり、そのため処理能力か低いという問題点があった。
【0007】また、従来は、フレームバッファのような
大容量(数Kバイトから数百Kバイト)のメモリを持つ
I/O装置に対して頻繁にリードアクセスするような場
合において、一度アクセスしたアドレスに再びアクセス
するときでも、バス変換装置はI/Oバス上へのアクセ
スを行うため、アクセス時間が長くなるという問題点が
あった。
【0008】そこで本発明の目的は、蓄えておくデータ
量を拡大することができると共に、システムバス上のC
PUがI/Oバス上の装置にアクセスするときのアクセ
ス時間を短縮することのできるバス変換システムおよび
バッファ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のバ
ス変換システムは、図1に示すように、少なくともCP
U1を含む高速アクセスを必要とする装置が接続される
システムバス2と低速アクセスを行うI/O装置4が接
続されるI/Oバス3とを接続するバス変換装置5と、
このバス変換装置5に対して制御線群8を介して接続さ
れると共にシステムバス2に接続されるバッファ装置6
とを備えたものである。バス変換装置5は、システムバ
ス2とI/Oバス3との間でデータを転送する第1の転
送手段と、システムバス2上の装置のために予めI/O
バス3上の装置から読み込んだデータを蓄える第1の記
憶手段と、この第1の記憶手段が一杯になったときにこ
の第1の記憶手段内のデータをバッファ装置6へ転送す
る第2の転送手段とを有している。また、バッファ装置
6は、第2の転送手段によってバス変換装置5から転送
されるデータを蓄える第2の記憶手段と、システムバス
2上の装置がI/Oバス3上の装置に対してデータの読
み込みを行おうとしたときにそのデータが第2の記憶手
段に蓄えられている場合に、そのデータをバス変換装置
5の代わりに第2の記憶手段からシステムバス2上の装
置に転送する第3の転送手段とを有している。
【0010】このバス変換システムでは、バス変換装置
5は、システムバス2上の装置のために予めI/Oバス
3上の装置から読み込んだデータを第1の記憶手段に蓄
えるが、この第1の記憶手段が一杯になったときには、
第2の転送手段によって、第1の記憶手段内のデータを
バッファ装置6へ転送する。バッファ装置6は、バス変
換装置5から転送されたデータを第2の記憶手段に蓄
え、システムバス2上の装置がI/Oバス3上の装置に
対してデータの読み込みを行おうとしたときにそのデー
タが第2の記憶手段に蓄えられている場合には、第3の
転送手段によって、そのデータをバス変換装置5の代わ
りに第2の記憶手段からシステムバス2上の装置に転送
する。
【0011】請求項2記載の発明のバッファ装置は、図
1に示すバッファ装置6のように、システムバス2とI
/Oバス3との間でデータを転送すると共にシステムバ
ス2上の装置のために予めI/Oバス3上の装置からデ
ータを読み込む機能を有するバス変換装置5に対して制
御線群8を介して接続されると共に、システムバス2に
接続される。このバッファ装置6は、バス変換装置5が
システムバス2上の装置のために予めI/Oバス3上の
装置から読み込んだデータを記憶する記憶手段と、シス
テムバス2上の装置がI/Oバス3上の装置に対してデ
ータの読み込みを行おうとしたときにそのデータが記憶
手段に蓄えられている場合に、そのデータをバス変換装
置5の代わりに記憶手段からシステムバス2上の装置に
転送する転送手段とを備えている。
【0012】このバッファ装置6では、バス変換装置5
によってシステムバス2上の装置のために予めI/Oバ
ス3上の装置から読み込まれバス変換装置5から転送さ
れてきたデータを記憶手段に蓄え、システムバス2上の
装置がI/Oバス3上の装置に対してデータの読み込み
を行おうとしたときにそのデータが記憶手段に蓄えられ
ている場合には、転送手段によって、そのデータをバス
変換装置5の代わりに記憶手段からシステムバス2上の
装置に転送する。
【0013】請求項3記載の発明のバッファ装置は、請
求項2記載の発明において更に、システムバス上の装置
が入出力バス上の装置に対してデータの書き込みを行お
うとしたときに、そのデータのアドレスと同一のアドレ
スのデータが記憶手段に蓄えられている場合に、システ
ムバス上の装置からのデータによって記憶手段の内容を
更新するデータ更新手段を備えたものである。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2ないし図8は本発明の一実施例に係る
ものである。
【0015】図2は本実施例のバス変換システムを含む
システムの概略の構成を示すブロック図である。このシ
ステムでは、高速データ転送を行う装置が接続されるシ
ステムバス2と、低速データ転送を行う装置が接続され
るI/Oバス3と、システムバス2に接続されたCPU
1と、I/Oバス3に接続されたI/O装置4と、シス
テムバス2およびI/Oバス3に接続されたバス変換装
置5と、このバス変換装置5に対して制御線群8を介し
て接続されていると共にシステムバス2に接続されたバ
ッファ装置6と、このバッファ装置6に接続されたラン
ダム・アクセス・メモリからなる外部メモリ7とを備え
ている。バス変換装置5は、システムバス2上のCPU
1がI/Oバス3上のI/O装置4からデータを転送ま
たはI/O装置4へデータを転送するときにデータの変
換を行って、両者間でデータを転送する装置である。な
お、本発明では、バッファ装置6と外部メモリ7とを合
わせてバッファ装置と言うものとし、以下の説明におい
て、外部メモリ7にデータがある場合も、バッファ装置
6内にデータがあると言う。
【0016】図3はバス変換装置5の構成を示すブロッ
ク図である。この図に示すように、バス変換装置5は、
システムバス2とのインターフェースをとるシステムバ
スインターフェース回路14と、I/Oバス3とのイン
ターフェースをとるI/Oバスインターフェース回路1
6と、バッファ装置6とのインターフェースをとるバッ
ファ装置インターフェース回路18とを備えている。バ
ス変換装置5は、更に、システムバスインターフェース
回路14とI/Oバスインターフェース回路16の間に
接続されたライトバッファ10、リードバッファ11お
よびデータバッファ13を備えている。ライトバッファ
10はCPU1からのライトデータを保持するためのも
のであり、リードバッファ11はI/O装置4からのリ
ードデータを保持するためのものであり、データバッフ
ァ13はI/O装置6から先読みしたデータを蓄えてお
くためのものである。
【0017】バス変換装置5は、更に、システムバスイ
ンターフェース回路14に接続された先読みコントロー
ルレジスタ12およびアドレスラッチ15と、内部バッ
ファ制御回路17とを備えている。先読みコントロール
レジスタ12はI/O装置6からデータを先読みすると
きのアドレス、転送するデータ数、転送済データ数、1
回の転送サイズ、先読みを有効にするためのビットを記
憶するためのものである。アドレスラッチ15はシステ
ムバス2からのアドレスを保持するためのものである。
また、内部バッファ制御回路17は、各インターフェー
ス回路14、16、18、先読みコントロールレジスタ
12およびアドレスラッチ15に接続され、ライトバッ
ファ10、リードバッファ11およびデータバッファ1
3を制御するものである。この内部バッファ制御回路1
7は、システムバス2とI/Oバス3との間でのデータ
転送を制御する機能と、データバッファ13が先読みデ
ータで一杯になったときにそのデータをバッファ装置6
へ転送する機能とを有している。これらの機能は、例え
ばマイクロプロセッサによって所定のプログラムを実行
することによって実現される。
【0018】図4はバッファ装置6の構成を示すブロッ
ク図である。この図に示すように、バッファ装置6は、
システムバス2とのインターフェースをとるシステムバ
スインターフェース回路21と、外部メモリ7とのイン
ターフェースをとる外部メモリインターフェース回路2
3と、バス変換装置5とのインターフェースをとるバス
変換装置インターフェース回路28とを備えている。バ
ッファ装置6は、更に、システムバスインターフェース
回路21と外部メモリインターフェース回路23の間に
接続されたライトデータバッファ25およびリードデー
タバッファ26を備えている。ライトデータバッファ2
5はシステムバス2からのライトデータを保持するため
のものであり、リードデータバッファ26はシステムバ
ス2へのリードデータを保持するためのものである。
【0019】バッファ装置6は、更に、システムバスイ
ンターフェース回路21に接続された先読みコントロー
ルレジスタ20およびアドレスラッチ24と、この先読
みコントロールレジスタ20の値とアドレスラッチ24
の値を比較する比較器27と、外部メモリ制御回路22
とを備えている。先読みコントロールレジスタ20はバ
ス変換装置5がI/O装置4からデータを先読みすると
きのアドレス、転送するデータ数、転送済みデータ数、
先読みを有効にするためのビットを記憶するためのもの
である。アドレスラッチ24はシステムバス2からのア
ドレスを保持するためのものである。また、外部メモリ
制御回路22は、各インターフェース回路21、23、
28、先読みコントロールレジスタ20、アドレスラッ
チ24、比較器27およびライトデータバッファ25に
接続され、ライトデータバッファ25と外部メモリ7を
制御するものである。この外部メモリ制御回路22は、
バス変換装置5から転送されてきたデータを外部メモリ
7に格納する機能と、CPU1がI/O装置4にリード
アクセスしたときにリードしようとするデータが外部メ
モリ7にある場合にはこの外部メモリ7からCPU1へ
データを転送する機能と、CPU1がI/O装置4にラ
イトアクセスしたときにライトしようとするデータのア
ドレスと同一のアドレスのデータが外部メモリ7にある
場合には、CPU1がライトしようとするデータによっ
て外部メモリ7の内容を更新する機能とを有している。
これらの機能は、例えばマイクロプロセッサによって所
定のプログラムを実行することによって実現される。
【0020】図5はバス変換装置5の先読みコントロー
ルレジスタ12の各フィールドを示す説明図である。こ
の図に示すように先読みコントロールレジスタ12に
は、バス変換装置が5が先読みを行うときの先頭アドレ
スを表わすアドレスフィールド31と、転送するデータ
数を表わす転送データフィールド32と、既に転送した
データ数を表わす転送済データ数フィールド33と、1
回の転送サイズ数を表わす転送サイズフィールド34
と、先読みをイネーブルにするための先読みビットを持
つ先読みイネーブルフィールド35とを有している。
【0021】図6はバッファ装置6の先読みコントロー
ルレジスタ20の各フィールドを示す説明図である。こ
の図に示すように先読みコントロールレジスタ20に
は、バス変換装置が5が先読みを行うときの先頭アドレ
スを表わすアドレスフィールド41と、転送するデータ
数を表わす転送データフィールド42と、既に転送した
データ数を表わす転送済データ数フィールド43と、先
読みをイネーブルにするための先読みビットを持つ先読
みイネーブルフィールド44とを有している。
【0022】次に本実施例の動作について説明する。
【0023】まず、バス変換装置5が先読みを行わない
ときに、CPU1がI/O装置4に対してデータをリー
ドまたはライトするときの動作について説明する。CP
U1はI/O装置4に対してデータライトを行うと、バ
ス変換装置5が内部のライトバッファ10にデータを書
き込み、CPU1にアクノレッジを返す。その後、バス
変換装置5はライトバッファ10に書き込まれたデータ
をI/O装置4に書き込む。また、CPU1がI/O装
置4からデータリードを行うと、バス変換装置5はCP
U1にリランアクノレッジを返した後にI/O装置4か
らのデータをリードバッファ11に読み込む。リードバ
ッファ11にデータを読み込んだ後に、再びCPU1が
I/O装置4に対してデータリードを行ったときに、バ
ス変換装置5はリードバッファ11内のデータをCPU
1に返す。
【0024】次に、バス変換装置5がバッファ装置6へ
のデータの先読みを行うときの動作について説明する。
バス変換装置5がバッファ装置6へのデータの先読みを
行うためには、CPU1はバス変換装置5のコントロー
ルレジスタ12とバッファ装置6のコントロールレジス
タ20の各アドレスフィールド31、41にI/O装置
4から先読みするアドレスをセットし、各転送データ数
フィールド32、42に転送データ数をセットし、各先
読みイネーブルフィールド35、44に“1”をセット
し、バス変換装置5のコントロールレジスタ12の転送
サイズ数フィールド34に1回の転送サイズ数をセット
する必要がある。このとき、バッファ装置6の先読みイ
ネーブルフィールド44は,バス変換装置5の先読みイ
ネーブルフィールド35より先に“1”にセットする必
要がある。以上の処理を初期設定という。
【0025】図7は上記初期設定を示すフローチャート
である。この初期設定では、まずS101で、CPU1
はバッファ装置6のコントロールレジスタ20のアドレ
スフィールド41にI/O装置4から先読みするアドレ
スをセットし、転送データ数フィールド42に転送デー
タ数をセットする。次にS102で、CPU1はバス変
換装置5のコントロールレジスタ12のアドレスフィー
ルド31にI/O装置4から先読みするアドレスをセッ
トし、転送データ数フィールド32に転送データ数をセ
ットし、転送サイズ数フィールド34に転送サイズ数を
セットする。次に、バッファ装置6がバス変換装置5か
らの先読みデータを受け取れるように、S103で、C
PU1はバッファ装置6の先読みイネーブルフィールド
44の先読みビットをイネーブル(“1”)にする。こ
れにより、バッファ装置6はバス変換装置5からのデー
タを受け取れるようになる。次にS104で、CPU1
はバス変換装置5の先読みイネーブルフィールド35の
先読みビットをイネーブ(“1”)にして、初期設定を
終了する。
【0026】この初期設定の後に先読み動作が行われ
る。すなわち、バス変換装置5は先読みビットがイネー
ブルになると、CPU1によって設定されたアドレスに
対して、CPU1によって先読みビットがディセーブル
にされるか、転送したデータ量が転送データ数になるま
で転送を行う。なお、1度に転送できるデータ量が転送
データ数以下である場合には、複数のサイクルに分けて
データの転送を行う。そのため、バス変換装置5は転送
したデータの数を数えるためのカウンタとして転送済デ
ータ数フィールド33を有している。また、バッファ装
置6もバス変換装置5から転送されたデータ数を数える
ためのカウンタとして転送済データ数フィールド43を
有している。
【0027】以下、先読み動作について詳しく説明す
る。バス変換装置5はコントロールレジスタ12の先読
みイネーブルフィールド35が“1”に設定されると、
コントロールレジスタ12の転送済データ数フィールド
33を0にクリアする。また、バッファ装置6もコント
ロールレジスタ20の先読みイネーブルフィールド44
が“1”に設定されると、コントロールレジスタ20の
転送済データ数フィールド43を0にクリアする。バス
変換装置5は転送済データ数フィールド33を0にクリ
アした後、〔アドレスフィールドフィールド31の値+
転送済データ数フィールド33の値〕の番地に対して、
転送サイズを転送サイズ数フィールド34の値にしてリ
ードサイクルを実行する。I/O装置4はバス変換装置
5からのアクセスに対して、データを返す。バス変換装
置5はI/O装置4からのリードデータをデータバッフ
ァ13に蓄え、リードしたデータ数だけ転送済データ数
フィールド33の値をインクリメントする。すなわち転
送サイズ分だけインクリメントすることになる。データ
バッファ13が一杯になるまで、バス変換装置5はI/
O装置4に対してリードサイクルを実行する。
【0028】データバッファ13が一杯になると、バス
変換装置5はデータバッファ13の内容をバッファ装置
6に対してライトする。バッファ装置6はライトされた
データを外部メモリ7に書き込む。この場合、例えば外
部メモリ7を1Kバイトにしたなら、外部メモリ7の
〔アドレスフィールド41の下位10ビット+転送済デ
ータ数フィールド43の値〕のアドレスにライトデータ
を書き込む。そして、バッファ装置6は転送済データ数
フィールド43を、転送されたサイズ分だけインクリメ
ントする。以上の先読み動作は、バス変換装置5の転送
済データ数フィールド33の値が転送データ数フィール
ド32の値と一致するまで行われる。
【0029】従来のバス変換装置では、I/O装置から
先読みしたデータを内部のバッファに蓄えておくだけで
あり、バッファサイズ以上のデータを先読みすることは
しない。これに対し、本実施例では、先読みしたデータ
を蓄えておくデータバッファ13が一杯になると、バス
変換装置5が先読みしたデータをバッファ装置6に転送
し、このバッファ装置6に蓄える。
【0030】次に、バス変換装置5がI/O装置4から
データを先読みしバッファ装置6にデータを書き込んで
いる間に、CPU1がI/O装置4に対して、〔アドレ
スフィールド31の値〕から〔アドレスフィールド31
の値+転送データ数フィールド32の値〕の間のアドレ
スにアクセスしたときの動作について図8のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0031】図8のS111は図7に示す初期設定であ
り、この初期設定の後に先読み動作が行われる。次に、
S112で、CPU1がI/O装置4に対してリードア
クセスしたかライトアクセスしたかが判断され、リード
アクセスの場合にはS113〜S118が行われ、ライ
トアクセスの場合にはS119〜S123が行われる。
【0032】まず、リードアクセスの場合について説明
する。この場合、まずS113で、比較器27によっ
て、CPU1が出力したアドレスのデータがバッファ装
置6内にあるか否か、すなわち、CPU1が出力したア
ドレスがバッファ装置6の〔アドレスフィールド41の
値〕から〔アドレスフィールド41の値+転送済データ
数フィールド43の値〕の間にある(以下、この間にあ
るときをアドレスヒット、この間にないときをアドレス
ミスと呼ぶ。)か否かを判断する。アドレスヒットの場
合(“Y”)には、バス変換装置5がI/O装置4から
データをリードしてCPU1に返すのではなく、バッフ
ァ装置6が直接、外部メモリ7からCPU1にデータを
返す。なお、CPU1が出力したアドレスのデータがバ
ッファ装置6内にあるかどうかは、制御線群8によって
バス変換装置5に通知される。
【0033】一方、アドレスミスの場合(S113で
“N”の場合)はバス変換装置5がCPU1に対しデー
タを返す。この場合、まずS115で、データがデータ
バッファ13内にあるか否かを判断する。データバッフ
ァ13内にあれば(“Y”)、S116で、バス変換装
置5はデータバッファ13内のデータをCPU1に返
す。データバッファ13にもデータがない場合(S11
5で“N”の場合)に初めて、S117で、バス変換装
置5はI/O装置4に対してリードサイクルを実行す
る。このときのリードデータはデータバッファ13では
なく、リードバッファ11に入れられる。そしてS11
8で、バス変換装置5はCPU1に対してデータを返
す。
【0034】このように、バッファ装置6内にデータが
ある場合には、バス変換装置5の代わりにバッファ装置
6が直接CPU1にデータを返すため、データがバッフ
ァ装置6内にある間は、CPU1がシステムバス2を占
有する時間を短くすることができる。
【0035】次にライトアクセスの場合について説明す
る。この場合、まずS119で、バス変換装置5および
バッファ装置6において、CPU1が出力したアドレス
のデータがバッファ装置6内にあるか否か、すなわちア
ドレスヒットかアドレスミスかを判断する。アドレスヒ
ットした場合(“Y”)は、S120でバッファ装置6
がCPU1のデータを取り込んで、このデータで外部メ
モリ7のデータを更新し、S121でバス変換装置5が
CPU1のデータをライトバッファ10に取り込んで、
CPU1にアクノレッジを返す。S120によって、外
部メモリ7には最新のデータが保存されていることにな
り、I/O装置4のデータとの一貫性が保たれる。な
お、ライトバッファ10が使用中のときは、CPU1に
対してリランアクノレッジを返す。このときは、バッフ
ァ装置6はデータを更新しない。一方、アドレスミスし
た場合(S119で“N”の場合)は、そのままS12
1でバス変換装置5がCPU1のデータをライトバッフ
ァ10に取り込んで、CPU1にアクノレッジを返す。
次にS122で、バス変換装置5がI/O装置4に対し
て後書き動作を行う。
【0036】リードアクセスまたはライトアクセスが終
了したら、S123でCPU1からの全てのアクセスか
終了したか否かを判断し、終了していなければS112
へ戻り、終了していれば図8の動作を終了する。
【0037】以上説明したように本実施例では、バス変
換装置5がI/O装置4から先読みしてデータを、バス
変換装置5よりもはるかに大容量のデータを蓄えること
のできるバッファ装置6に蓄え、CPU1からI/O装
置4へのリードアクセスにおいて、データがバッファ装
置6内にあるときはバッファ装置6が直接CPU1にデ
ータを転送する。従って、CPU1からI/O装置4に
対するリードアクセスにおいて、一度バッファ装置6内
に蓄えられたデータはシステムバス2上のサイクルのみ
でCPU1に転送できるので、バス変換装置5がI/O
装置4からデータを読み込む必要がなくなり、CPU1
が高速にアクセスすることができ、処理能力を向上させ
ることができるという効果がある。
【0038】また、システム構成によりバッファ装置5
内のバッファだけではなく、外部メモリ7の容量を変え
ることができるので拡張性があり、大きなメモリを必要
とするI/O装置に対しても、上記効果を得ることがで
きる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし3記
載の発明によれば、バス変換装置がシステムバス上の装
置のために予めI/Oバス上の装置から読み込んだデー
タをバッファ装置へ転送してこのバッファ装置に蓄え、
システムバス上の装置がI/Oバス上の装置に対してデ
ータの読み込みを行おうとしたときにそのデータをバス
変換装置の代わりにバッファ装置が転送するようにした
ので、バス変換システムにおいて蓄えておくデータ量を
拡大することができると共に、システムバス上のCPU
がI/Oバス上の装置にアクセスするときのアクセス時
間を短縮することができるという効果がある。
【0040】また、請求項3記載の発明によれば、シス
テムバス上の装置が入出力バス上の装置に対してデータ
の書き込みを行おうとしたときに、そのデータのアドレ
スと同一のアドレスのデータがバッファ装置の記憶手段
に蓄えられている場合に、システムバス上の装置からの
データによって記憶手段の内容を更新するようにしたの
で、上記効果に加え、バッファ装置に蓄えているデータ
と入出力バス上の装置のデータとの一貫性を保つことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の概略の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 本発明の一実施例のバス変換システムを含む
システムの概略の構成を示すブロック図である。
【図3】 図2のバス変換装置の構成を示すブロック図
である。
【図4】 図2のバッファ装置の構成を示すブロック図
である。
【図5】 図3のバス変換装置の先読みコントロールレ
ジスタの各フィールドを示す説明図である。
【図6】 図4のバッファ装置の先読みコントロールレ
ジスタの各フィールドを示す説明図である。
【図7】 図2のバス変換装置とバッファ装置の初期設
定を示すフローチャートである。
【図8】 図2におけるバス変換装置がバッファ装置に
先読みデータを転送中にCPUがアクセスしたときの動
作を示すフローチャートである。
【図9】 従来のバス変換装置を含むシステムを示すブ
ロック図である。
【図10】 従来のバス変換装置におけるデータの先読
み動作および後書き動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…CPU、2…システムバス、3…I/Oバス、4…
I/O装置、5…バス変換装置、6…バッファ装置、7
…外部メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも中央処理装置を含む高速アク
    セスを必要とする装置が接続されるシステムバスと低速
    アクセスを行う装置が接続される入出力バスとを接続す
    るバス変換装置と、このバス変換装置とシステムバスと
    に接続されるバッファ装置とを備えたバス変換システム
    であって、 前記バス変換装置は、システムバスと入出力バスとの間
    でデータを転送する第1の転送手段と、システムバス上
    の装置のために予め入出力バス上の装置から読み込んだ
    データを蓄える第1の記憶手段と、この第1の記憶手段
    が一杯になったときにこの第1の記憶手段内のデータを
    前記バッファ装置へ転送する第2の転送手段とを有し、 前記バッファ装置は、前記第2の転送手段によって前記
    バス変換装置から転送されるデータを蓄える第2の記憶
    手段と、システムバス上の装置が入出力バス上の装置に
    対してデータの読み込みを行おうとしたときにそのデー
    タが前記第2の記憶手段に蓄えられている場合に、その
    データを前記バス変換装置の代わりに前記第2の記憶手
    段から前記システムバス上の装置に転送する第3の転送
    手段とを有することを特徴とするバス変換システム。
  2. 【請求項2】 少なくとも中央処理装置を含む高速アク
    セスを必要とする装置が接続されるシステムバスと低速
    アクセスを行う装置が接続される入出力バスとの間でデ
    ータを転送すると共にシステムバス上の装置のために予
    め入出力バス上の装置からデータを読み込む機能を有す
    るバス変換装置に接続されると共に、前記システムバス
    に接続されるバッファ装置であって、 バス変換装置がシステムバス上の装置のために予め入出
    力バス上の装置から読み込んだデータを記憶する記憶手
    段と、 システムバス上の装置が入出力バス上の装置に対してデ
    ータの読み込みを行おうとしたときにそのデータが前記
    記憶手段に蓄えられている場合に、そのデータをバス変
    換装置の代わりに前記記憶手段から前記システムバス上
    の装置に転送する転送手段とを具備することを特徴とす
    るバッファ装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも中央処理装置を含む高速アク
    セスを必要とする装置が接続されるシステムバスと低速
    アクセスを行う装置が接続される入出力バスとの間でデ
    ータを転送すると共にシステムバス上の装置のために予
    め入出力バス上の装置からデータを読み込む機能を有す
    るバス変換装置に接続されると共に、前記システムバス
    に接続されるバッファ装置であって、 バス変換装置がシステムバス上の装置のために予め入出
    力バス上の装置から読み込んだデータを記憶する記憶手
    段と、 システムバス上の装置が入出力バス上の装置に対してデ
    ータの読み込みを行おうとしたときにそのデータが前記
    記憶手段に蓄えられている場合に、そのデータをバス変
    換装置の代わりに前記記憶手段から前記システムバス上
    の装置に転送する転送手段と、 システムバス上の装置が入出力バス上の装置に対してデ
    ータの書き込みを行おうとしたときに、そのデータのア
    ドレスと同一のアドレスのデータが前記記憶手段に蓄え
    られている場合に、システムバス上の装置からのデータ
    によって前記記憶手段の内容を更新するデータ更新手段
    とを具備することを特徴とするバッファ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006134804A1 (ja) * 2005-06-15 2006-12-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 外部デバイスアクセス装置

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