JPH06110800A - 動的パス切替方法 - Google Patents

動的パス切替方法

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JPH06110800A
JPH06110800A JP4256331A JP25633192A JPH06110800A JP H06110800 A JPH06110800 A JP H06110800A JP 4256331 A JP4256331 A JP 4256331A JP 25633192 A JP25633192 A JP 25633192A JP H06110800 A JPH06110800 A JP H06110800A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、動的パス切替方法に関し、引き継
ぐ業務を仮想化し、障害発生したシステムが使用してい
たコネクションを強制パージおよび待機ホストへのルー
トにした後、コネクションを再確立し、現用ホストから
待機ホストへの高速切り替えおよび待機ホストのn:1
などのホットスタンバイを可能にすることを目的とす
る。 【構成】 現用ホスト1の障害発生の検出を契機に、待
機ホスト2が仮想システム上で動作する業務を引き継ぐ
と共に、パス切替機能7が切替通知によってパス切替を
同報通知し、この切替通知を受信した通信相手のシステ
ム(あるいは中継システム)のパス切替機能7がパスを
強制パージおよび待機ホスト2へのルートに切り替えた
後、パスを再確立し、待機ホスト2と通信相手のシステ
ムとが通信を再開して業務を継続するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動的にパスを切り替え
る動的パス切替方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワークシステムの高信頼化への1
つのアプローチとして、運用中のホスト計算機に障害が
発生した場合に他のホスト計算機が業務を引き継ぐ、い
わゆるホットスタンバイシステムがある。
【0003】従来のホットスタンバイシステムにおける
パス切り替えは、図14に示すように行っていた。以下
簡単に説明する。図14は、従来のパス切替説明図を示
す。
【0004】図14において、現用ホスト21は、現
在、業務を実行中のホスト計算機である。待機ホスト2
2は、現用ホスト21に対してホットスタンバイしてい
る待機中のホスト計算機である。
【0005】中継システム23は、異なる他のネットワ
ークシステムに中継するものである。相手オープンシス
テム24は、現用ホスト21と通信して業務処理を依頼
したりなどするシステムである。
【0006】次に、動作を説明する。は、現用ホスト
21がESH送信する。これは、現用ホスト21が自分
の所在をESH(ESハロー)という自分の存在を通知
する同報PDU(プロトコル・データ・ユニット)を送
信する。ここでは、これを受け取った中継システム23
は、現用ホスト21のルート情報(アドレスなど)を得
る。
【0007】は、トランスポート・コネクション(T
層)を確立する。これは、中継システム23が現用ホス
ト21と当該中継システム23、および中継システム2
3と相手オープンシステム24との間にトラスポート・
コネクションを確立し、現用ホスト21と相手オープン
システム24とが通信を開始する。
【0008】は、現用ホスト21に障害が発生する。
は、待機ホスト22が現用ホスト21の実行していた
業務のバックアップを開始する。
【0009】は、相手オープンシステム24が待機シ
ステム22へのルートが求まっていないので、コネクシ
ョン確立に失敗する。一方、待機ホスト22は、旧コネ
クションが現用ホスト21と中継システム23との間に
維持されているため、コネクション確立に失敗する。
【0010】は、待機ホスト22がバックアップを開
始してから一定時間経過(コンフィギュレーションタイ
マ)したので、ESHを送信する。これを受信した中継
システム23は、待機ホスト22へのルート(アドレス
など)を知る。その後、タイムアウト(無活動監視タイ
マによるタイムアウト)により、現用ホスト21と中継
システム23とのトランスポート・コネクションを解放
する。
【0011】は、相手オープンシステム24および待
機ホスト22のコネクションがいずれも確立し、両者の
間で通信を開始し、業務を再開する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上述した図1
4に示すようにして現用ホスト21からホットスタンバ
イの待機ホスト22にパスの切り替えを行っていたた
め、下記の問題があった。
【0013】(1) 現用ホスト21に対して専用の待
機ホスト22を用意するため、ハードウェア構成に柔軟
性に欠ける問題があった。 (2) 現用ホスト21の障害を素早く検出し、待機ホ
スト22で業務を再開しようとしても、障害の発生した
現用ホスト21と通信相手システムとの間でトランスポ
ート・コネクションが保持されており、リファレンスの
重複などのため、待機ホスト22との間でコネクション
を張りなおすことが即座にできない問題があった。例え
ばLAN(トランスポートプロトコル クラス4)で
は、無活動監視タイマは通常300秒であるので、この
時間待たないとコネクションが解放されず、張りなおし
ができない。
【0014】(3) LAN上の他システムに対して待
機ホスト22に切り替わったことを通知する方法とし
て、ES−ISプロトコル(ISO 9542)が利用
可能である。これは、通信相手のルートを動的に求める
プロトコルであるが、当該ES−ISプロトコルで使用
するESH−PDU(自分の存在を通知する同報PDU
(プロトコル・データ・ユニット))は、一定時間(コ
ンフィギュレーションタイマ)ごとに通知する(通常は
150秒毎に通知する)。障害発生時の切り替え処理で
は、切り替え後、すぐに切り替わったことを相手システ
ムに通知する必要がある。更にLAN上でデータを紛失
する可能性があるため、場合によっては連続して送信す
る必要もあるが、ES−ISプロコトルでは、これらの
機能がなく、一定時間待たないと待機ホスト22の存在
が不明であると共に、ESH−PDUを送信しても紛失
してしまい、相手システムに通知できなかったり、更に
連続して送信したときに2回目以降のもので折角確立し
たコネクションをパージしてまう問題が発生する。
【0015】本発明は、これらの問題を解決するため、
引き継ぐ業務を仮想化し、障害発生したシステムが使用
していたコネクションを強制パージおよび待機ホストへ
のルートにした後、コネクションを再確立し、現用ホス
トから待機ホストへの高速切り替えおよび待機ホストの
n:1などのホットスタンバイを可能にすることを目的
としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、現用ホス
ト1は、仮想システム上で動作する業務、実システム上
で動作する固定的なローカル業務、およびパスを切り替
えるパス切替機能7からなる、通信網に接続したホスト
である。
【0017】待機ホスト2は、実システム上で動作する
固定的なローカル業務、およびパスを切り替えるパス切
替機能7からなる、通信網に接続したホットスタンバイ
しているホストである。
【0018】パス切替機能7は、切替通知(例えば疑似
ESハロー)によってパス切替を同報通知したり、パス
切替通知を受信したときに現用ホスト1へのパスを強制
パージおよび待機ホスト2へのルートに切り替えたり、
パスを再確立したりなどするものである。
【0019】
【作用】本発明は、図1に示すように、現用ホスト1に
障害発生したことを待機ホスト2が検出したことを契機
に、当該待機ホスト2が現用ホスト1の仮想システム上
で動作する業務を引き継ぐと共に、待機ホスト2のパス
切替機能7が切替通知によってパス切替を同報通知し、
この切替通知を受信した通信相手のシステム(あるいは
中継システム3)のパス切替機能7が現用ホスト1への
パスを強制パージした後、待機ホスト2へのルートに切
り替え、パスを再確立し、待機ホスト2と通信相手のシ
ステムとが通信を再開して業務を継続するようにしてい
る。
【0020】この際、切替通知として疑似ESハローを
用い、ESハローの全体よりも所定量少ないチェックサ
ムを計算して設定して送信し、受信側で全体のチェック
サムを計算して設定されているチェックサムと一致しな
くて誤りと判明したときに、更に、当該所定量少ないチ
ェックサムを計算して設定されているチェックサムと一
致したときに疑似ESハローと判定し、これを切替通知
として取り込むようにしている。
【0021】また、待機ホスト2のパス切替機能7がパ
ス切替の同報通知に切替えステージを表すタイムスタン
プ値および連続送信数を管理する世代番号を付与して連
続送信し、受信したシステムのパス切替機能7がこれら
タイムスタンプ値および世代番号を解析し、強制パージ
の重複を防止するようにしている。
【0022】また、複数の現用ホスト1および1つ(あ
るいは複数)の待機ホスト2を通信路に接続し、現用ホ
スト1のいずれかに障害発生時に、待機ホスト2が仮想
システム上の業務を引き継ぐようにしている。
【0023】従って、引き継ぐ業務を仮想化し、障害発
生したシステムが使用していたコネクションを強制パー
ジおよび待機ホスト2へのルートにした後、コネクショ
ンを再確立することにより、現用ホスト1から待機ホス
ト2への高速切り替えおよび待機ホスト2のn:1など
のホットスタンバイが可能となる。
【0024】
【実施例】次に、図1から図13を用いて本発明の実施
例の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の1実施例構成図を示す。
図1において、現用ホスト1は、仮想システム上で動作
して障害時に待機ホスト2に移行する業務1、業務2な
ど、実システムA上で動作する固定的なローカル業務
A、およびパスを切り替えるパス切替機能7からなる計
算機システムであって、通信網(ここではLAN)に接
続したものである。仮想システムには、現用ホスト1か
ら待機ホスト2に移動するためのアドレス(ネットワー
クアドレス、セレクタ)や名称を同一とし、相手システ
ムや中継システム3は当該仮想システムがいずれの現用
ホスト1あるいは待機ホスト2上にいるかを実システム
の定義情報とのリンク関係を求めて当該仮想システムへ
のルート情報を得るようにしている。従って、障害発生
時に、仮想システムが待機ホスト2上に移動しても、こ
のリンク関係(実システムと仮想システムとのリンク関
係)を動的に変更するのみで、通信中の相手システムと
当該仮想システムとが通信して業務を行うことが可能と
なる。
【0026】待機ホスト2は、実システムB上で動作す
る固定的なローカルな業務B、およびパスを切り替える
パス切替機能7からなるものであって、現用ホスト1の
障害発生時に、仮想システムが移行して業務を実行する
ものである。
【0027】中継システム3は、異なるネットワーク網
を中継するものであって、ここでは、パス切替機能7な
どから構成されるものである。ここで、パス切替機能7
は、疑似ESハローによって同報によるパス切替通知を
受信したときに現用ホスト1へのパスを強制パージした
り、待機ホスト2へのルートに切り替えたりなどするも
のである(図3から図5を用いて後述する)。
【0028】相手システム4は、中継システム3を介し
て通信する相手のシステムである。共用資源5は、現用
ホスト1や待機ホスト2などが共用する資源である。監
視システム6は、現用ホスト1を監視し、異常検出した
ときに待機ホスト2に通知するものである。
【0029】この図1の切替前の状態では、 (1) 現用ホスト1の仮想システム上で業務1および
業務2が動作し、相手システム4と通信して業務を行っ
ている。
【0030】(2) 共用資源は、現用ホスト1の仮想
システム上の業務1、業務2の処理結果が逐次記憶され
ている。また、現用ホスト1および待機ホスト2で参照
/書込みが可能である。
【0031】(3) 中継システム3は、業務1および
業務2と通信するためにのルート情報が、現用ホスト側
(実システムAと同じ)を示している。 以上のような状態で、現用ホスト1の仮想システム上の
業務1および業務2と相手システム4とが通信を行い、
業務の提供を相手システム4に行っている。
【0032】次に、図2の現用ホスト1の障害発生し、
待機ホスト2に切り替わった後の状態を説明する。図2
は、本発明の1実施例構成図(切替後の状態)を示す。
この切替後の状態では、 (1) 待機ホスト2の仮想システム(障害の発生した
現用ホスト1上の仮想システムと同一)上で業務1およ
び業務2が動作し、相手システム4と通信して業務を行
っている。この際、図中に記載したように、本発明で
は、現用ホスト1と相手システム4とのトランスポート
コネクションの強制パージを行った後、待機ホスト2と
相手システム4とのトランスポートコネクションを、一
定の時間待機してタイムオーバするのを待つことなく、
極めて高速に再確立する(図3から図5を用いて後述す
る)。
【0033】(2) 共用資源には、現用ホスト1の実
システムAに障害が発生する前までに記憶されていた情
報が残っている。待機ホスト2でも引続き参照/書込み
が可能である。
【0034】(3) 中継システム3は、業務1および
業務2と通信するためにのルート情報が、待機ホスト側
(実システムBと同じ)を示している。 以上のように、現用ホスト1に障害が発生したときに、
後述するようにして現用ホスト1と相手システム4との
トランスポートコネクションを強制パージおよびルート
を待機ホスト2に変えた後、待機ホスト2と相手システ
ム4とのトランスポートコネクションを再確立し、切り
替わった待機システム2の仮想システム上の業務1およ
び業務2と相手システム4とが通信を行い、業務の提供
を相手システム4に行っている。ここで、本発明の概念
について説明すると下記のようになる。
【0035】(1) 業務の仮想化:業務が存在するシ
ステムを実システムと仮想システムに分ける。実システ
ムは物理的なホスト計算機であり、仮想システムは待機
ホスト2によって引き継がれる業務(応用プログラム)
群である。従って、実システム上の業務(例えば通信業
務)は待機ホスト2によってバックアップされないが、
仮想システム上の業務は待機ホスト2によってバックア
ップされることとなる。
【0036】実システムと仮想システムはそれぞれシス
テムアドレスとして、ネットワークアドレスを個々に割
り振り、ネットワーク上で別々のシステムとして扱うこ
とによって、仮想システムはホスト間を自由に移動可能
となる。このためには、仮想システムは、移動する各ホ
スト間で通信のためのアドレス(ネットワークアドレ
ス、セレクタ)や名称を同じにする。また、相手システ
ム4/中継システム3は、仮想システムがどのホスト上
にいるかを、実システムの定義情報と仮想システムとの
リンク関係を求めることによって、ルート情報を得る。
障害発生時(仮想システム移動時)には、このリンク関
係を動的に変更することとなる(後述する図4、図5参
照)。
【0037】LAN上の中継システム3(ゲートウェ
イ)を経由して、他のネットワーク上のシステムと通信
している場合には、中継システム3がルート情報の切替
を行うため、当該システムからは切替が発生したことを
意識することなく切替前と同じ手順(ログオン手順)に
よって直ぐに通信可能となる。
【0038】(2) 切替通知処理:ES−ISプロト
コルによるパス切替は、定期的に送信されるESH−P
DUのコンフィギュレーションタイマ値(一定時間毎)
に左右されるため、現用ホスト1に障害発生時の高速切
替でには適用できない。このため、本発明では、LAN
上で障害発生時の高速切替のためのローカルパラメタの
伝播や連続したESH−PDUの送信などを可能にし、
同報による通知を行うために疑似ES−PDUを定義
し、利用する(図6から図8を用いて後述する)。
【0039】この疑似ES−PDUのフォーマットは、
ES−ISプロトコルをベースにしたものであるが、プ
ロトコル上は、無視されるPDUである。このため、標
準の範囲内で、即ち本発明の機能をサポートしていない
システムが混在する環境下でも本発明の機能が実現可能
となる。
【0040】その処理は、ESH−PDUの固定部のチ
ェックサムの計算を以下のように行い、意図的にチェッ
クサム誤りを発生させるものである。 (2−1) 送信側の処理:PDUの末尾に1バイト分
余分のフィールドを付加する(これをフィラーと呼
ぶ)。チェックサムの計算では、このフィラーの部分を
含めないでチェックサムを求めて設定する。
【0041】(2−2) 受信側の処理:ES−ISプ
ロトコルをサポートしたシステムは、この疑似ES−P
DUを受信すると、フィラーの部分を含めてチェックサ
ムの計算を行うため、チェックサムエラーが発生する。
ES−ISプロトコルでは、ESH−PDUのエラー検
出時、エラー報告を送信側のホストに返さないため、疑
似ESH−PDUは破棄される。一方、本発明の機能を
サポートしたシステムは、チェックサムエラーの検出
後、フィラーの1バイトを除いて再度チェックサムを計
算し、チェックサムが一致したら疑似ESH−PDUと
判断する。そして、この疑似ESH−PDUをもとにパ
スの切替を行う。
【0042】 (3) トランスポートコネクションの強制パージ処理 障害の発生した現用ホスト1の業務が即座に待機ホスト
2に切り替わったとしても、通信相手側で障害発生の現
用ホスト1との間でトランスポートコネクションを張っ
たままの状態では、新たな待機ホスト2との間でトラン
スポートコネクションを張ろうとしても、リファレンス
の重複などで確立できない。トランスポートプロトコル
(クラス4)では、このような旧コネクションの解放は
無活動監視タイマ(通常は300秒)により、最大この
時間だけ待ってコネクションが解放される。
【0043】切替時間がこのタイマ値に左右されるた
め、疑似ESH−PDUによる切替通知を受信後、旧コ
ネクションを強制的にパージし、待機ホスト2との間で
新たなコネクションの確立を即座に行えるように準備す
る。また、LAN上でデータ(疑似ESH−PDU)が
紛失する場合が考えられるので、障害の発生した現用ホ
スト1とのコネクション(トランスポートコネクショ
ン)のパージが完了し、ルート情報(図4、図5のシス
テム定義)を待機ホスト2へのルートに変更した後、切
替通知の送信元へ完了通知を返す。完了通知の結果コー
ド(成功/不成功)のコードを解析して待機ホスト2で
切替完了あるいは未を判断する。また、連続して疑似E
SH−PDUを送信したときに、受信側でタイムスタン
プおよび世代番号を解析し、重複した強制パージを防止
する(図7および図8を用いて後述する)。
【0044】以下順次詳細に説明する。図3および図4
を用い、図1の現用ホスト1から図2の待機ホスト2に
切り替えるときの動作を詳細に説明する。ここで、待機
ホスト2は図1の待機ホスト2であり、障害の発生した
現用ホスト1が図1の現用ホスト1であり、他の現用ホ
ストが図1では記載されていないがLANに接続した通
信相手の現用ホスト(あるいは図1の相手システム4)
である。
【0045】図3において、S1は、待機ホスト2がシ
ステム起動する。S2は、ローカル業務を開始する。こ
れは、図1の待機ホスト2の実システムBで例えば業務
Bを開始する。
【0046】S3は、現用ホスト1の監視を行う。S2
1は、現用ホスト1がシステム起動する。S22は、現
用ホスト1の業務が通信開始する。
【0047】S24は、通信相手の他の現用ホスト(相
手システム4)がシステム起動する。S25は、業務
が通信開始する。
【0048】以上によって、現用ホスト1の業務と、
他の現用ホスト1(相手システム4)の業務とが通信
して業務を開始すると共に、待機システム2がローカル
業務を開始および現用ホスト1の監視を開始する。この
現用ホスト1が正常に運用中における図1の現用ホスト
1、中継システム3、相手システム4のシステム定義
は、図4のS41、S51、S61、S71に示すよう
に設定されている。
【0049】次に、S23は、運用中の現用ホスト1に
障害発生する。S4は、待機ホスト2が現用ホスト1の
障害発生を検出する。S5は、待機ホスト2が障害の発
生した現用ホスト1の仮想システム上の業務(仮想シ
ステム)を引き継ぎ ・引き継いだ業務に関する通信資源の活性化 ・仮想システムのNSAPアドレスを登録 を行う。これにより、待機ホスト2は、現用ホスト1か
ら引き継いだ仮想システム上の業務を開始する準備が
できたこととなる。
【0050】以上のS4およびS5の状態では、待機ホ
スト2、現用ホスト1、中継システム3、相手システム
4のシステム定義情報は、図4のS32、S42、S5
2、S62、S72に示すようになる。即ち、待機ホス
ト2のシステム情報(相手)に ・宛先ルート情報:→相手システム(通信相手の相手シ
ステム4を表す) ・通信中フラグ:0 ・トランスポートコネクション数:0 と設定する。障害発生した現用ホスト1のシステム情報
は無くなる。
【0051】次に、S6は、他の現用ホストに対して切
替通知として、 ・疑似ESH(同報データ)を送信 する。
【0052】S7は、S6で送信された切替通知(疑似
ESH)を、通信相手であった他の現用ホスト(相手シ
ステム4)が受信する。S8は、障害の発生したホスト
との通信で使用していたシステム情報をクリアし、 ・トランスポートコネクションの強制パージおよび通常
パージ を行う。
【0053】S9は、業務への通信経路を待機ホスト
2側に変更(システム情報の更新)する。以上の強制パ
ージおよびS9の変更によって、図4のS33、S5
3、S63、S73のシステム情報中の強制パージお
よび変更に示すようにする。ここで、強制パージに
より、現用ホスト1と中継システム3、中継システム2
と相手システム4との間のトランスポートコネクション
が解放されると共に、変更により、図1の中継システ
ム3から現用ホスト1に向けていたルート情報が待機ホ
スト2に向いたこととなる。
【0054】次に、S10は、切替え応答の送信 ・結果コード(切替え成功/不成功) を行う。
【0055】S11は、待機ホスト2が切替え応答を受
信する。S12は、S11で受信した切替え応答を解析
し、 ・切替応答管理テーブルと照合して、切替えの成功/失
敗を判断し ・失敗ならば切替え通知を再送する。
【0056】S13は、他の現用ホスト(相手システム
4)が待機ホスト2宛にコネクションの再確立要求を通
知する。S14は、S13の再確立要求を受信した待機
ホスト2がコネクションの再確立を行う。この状態で
は、システム情報は、新たにコネクションを確立したと
同様に、図5のS34、S54、S64、S74に示す
ように設定されている。
【0057】S15、S16は、待機ホスト2に移動し
た業務と、他の現用システム(相手システム4)の業
務とが通信再開して業務を行う。以上によって、現用
ホスト1の仮想システム上の業務と他の現用ホスト
(相手システム4)の業務とが通信して業務を行って
いる状態で、現用ホスト1に障害が発生したときに、障
害検出した待機ホスト2の仮想システム上に業務が移
行し、疑似ESH(同報データ)によって切替通知を行
い、図4のシステム情報を強制パージおよび変更を
行った後、コネクションの再確立要求を行ってシステム
情報の再設定して待機ホスト2と他の現用システム(相
手システム4)との間のコネクションを再確立し、待機
ホスト2の仮想システム上の業務と他の現用ホスト
(相手システム4)の業務とが通信して業務を再開す
る。これらの強制パージにより、迅速にコネクション
の解放を行った後、コネクションを再確立し、極めて高
速に現用ホスト1から障害発生時に待機ホスト2にコネ
クションを切り替えることが可能となる。
【0058】図4および図5は、本発明の切替時のシス
テム情報遷移説明図を示す。ここで、待機ホスト2は図
3、図1の待機ホスト2を表し、障害発生の現用ホスト
1は図3、図1の現用ホスト1を表し、中継システム3
は図1の中継システム3を表し、相手システム4は図
3、図1の相手システム4を表す。
【0059】S41、S51、S61、S71は、現用
ホスト1の仮想システムと、相手システム4とが正常の
通信中のシステム情報の例を示す。例えばS41の現用
ホスト1のシステム情報(相手)は ・宛先ルート情報:→相手システム(相手システム4を
表す) ・通信中フラグ:1(通信中を表す) ・トランスポートコネクション数:n(n本を表す) である。これは、図1の現用ホスト1が通信相手の相手
システム4と通信中であって、トランスポートコネクシ
ョン数がn本である旨を表す。
【0060】S51の中継システムのシステム情報(仮
想)は、 ・宛先ルート情報:→仮想システム=現用ホスト ・通信中フラグ:1(通信中を表す) ・トランスポートコネクション数:n(n本を表す) である。これは、図1の中継システム3が中継相手の現
用システム1の仮想システムと通信中であって、トラン
スポートコネクション数がn本である旨を表す。
【0061】S61の中継システムのシステム情報(相
手)は、 ・宛先ルート情報:→相手システム(相手システム4を
表す) ・通信中フラグ:1(通信中を表す) ・トランスポートコネクション数:n(n本を表す) である。これは、図1の中継システム3が中継相手の相
手システム4と通信中であって、トランスポートコネク
ション数がn本である旨を表す。
【0062】S71の相手システム4のシステム情報
(仮想)は、 ・宛先ルート情報:→仮想システム ・通信中フラグ:1(通信中を表す) ・トランスポートコネクション数:n(n本を表す) である。これは、図1の相手システム4が通信相手の現
用システム1の仮想システムと通信中であって、トラン
スポートコネクション数がn本である旨を表す。
【0063】S81は、現用ホスト1に障害が発生す
る。S32は、S81で現用ホスト1に障害の発生を検
出した待機ホスト2が設定したシステム情報(相手)を
示す。ここでは、宛先ルート情報が、相手システム(相
手システム4)である。この障害発生した時点では、中
継システム3および相手システム4のシステム情報S5
2、S62、S72は、通信中のS51、S61、S7
1と同じである。
【0064】S82は、待機ホスト2が切替え通知を送
信する(疑似ESH(同報データ)、図3のS6)。S
83は、中継システム3が切替え通知を受信する。
【0065】S84は、S83で受信した切替え通知を
もとに、トランスポートコネクションの強制パージおよ
び通常パージを行う。強制パージとしては、強制パー
ジと記載したシステム情報の部分をクリアし、トランス
ポートコネクションを解放する。また、S85のルート
情報の更新によって、変更と記載した、中継システム
3のシステム情報(仮想)の宛先ルート情報“→仮想シ
ステム=現用ホスト”を“仮想システム=待機ホスト”
に変える。また、通常パージとして、切断要求を相手
システム4に送信し、S86で相手システム4が切断認
識し、システム情報(仮想)をクリアする。
【0066】S87は、中継システム3が切替え応答送
信する。S88は、待機ホスト2が切替え応答受信す
る。S89は、相手システム4が確立要求(CR−TP
DU)を送信する。
【0067】S90は、待機ホスト2の仮想システムと
相手システム4との間のコネクション確立する。S91
は、通信再開する。
【0068】S34、S54、S64、S74は、コネ
クション確立した状態におけるシステム情報を示す。以
上によって、現用ホスト1の仮想システム上の業務と、
相手システム4とが通信して業務を行っているときに、
現用ホスト1の障害発生を検出した待機ホスト2が切替
え通知(疑似ESH(同報データ))を送信し、これを
受信した中継システム3が強制パージ、変更、通
常パージを行ってトランスポートコネクションを解放お
よび中継システム2から待機ホスト2への宛先ルート情
報の変更を行った後、再度、トランスポートコネクショ
ンの確立を行い、待機ホスト2の仮想システム上の業務
と、相手システム4とが通信を行って業務を再開する。
【0069】図6は、本発明のESハロー/疑似ESハ
ロー例を示す。ここで、ESハロー(ESH、ESH−
PDU)は、通常は同報で自身の存在を他のホストやシ
ステムに知らせるものであるが、本発明では疑似ESハ
ロー(疑似ESH、疑似ESH−PDU)を設けて例え
ば待機ホスト2が中継システム3に同報で障害の発生し
た現用ホスト1から待機ホスト2へトランスポートコネ
クションの切替えを通知するものである。
【0070】図6の(a)は、ESハローの例を示す。
ESハローは、図示のように、 ・固定部 ・同報宛先MACアドレス ・PDU長 A ・チェックサム a ・アドレス部 ・送信元アドレス ・オプション部 から構成されている。ここで、通常のESハローは、固
定部、アドレス部およびオプション部の全体をもとにチ
ェックサムを計算し、固定部のチェックサムの欄にその
値を設定した後、送信する。従って、受信側で受信した
ESハローの全体からチェックサムを計算し、固定部の
チェックサムに設定されているチェックサムの値を一致
したときに、正しいESハローと判断し、取り込む。一
致しないときは破棄する。
【0071】図6の(b)は、疑似ESハローの例を示
す。疑似ESハローは、図示のように、 ・固定部 ・同報宛先MACアドレス ・PDU長 A ・チェックサム b ・アドレス部 ・切替え通知用、実および仮想システムアドレス ・オプション部 ・ホットスタンバイ切替え情報 ・フィラー(1バイト) から構成されている。ここで、疑似ESハローは、固定
部、アドレス部およびオプション部(フィラー部を除
く)をもとにチェックサムを計算し、固定部のチェック
サムの欄にその値を設定した後、送信する。従って、受
信側で受信した疑似ESハローの全体からチェックサム
を計算し、固定部のチェックサムに設定されているチェ
ックサムの値と比較すると一致しないので、フィラーの
部分を除いてチェックサムを再計算し、固定部のチェッ
クサムに設定されているチェックサムの値と比較すると
一致するので、疑似ESハローと判断する。この疑似E
Sハローを図3のS7の切替え通知とし、受信する。
【0072】以上によって、本発明の機能をサポートし
たシステム、ホストは、疑似ESハローとして取り込む
ことが可能となる。一方、本発明の機能をサポートして
いないシステム、ホストはチェックサムが一致しないの
で、破棄する。これらにより、本発明の機能をサポート
したシステム、ホストと、サポートしないシステム、ホ
ストが混在してもよい。
【0073】次に、図7および図8を用いて、図6の疑
似ESハローを連続して送信し、重複した強制パージを
防止するときの構成および動作を具体的に説明する。図
7は、本発明の切替通知管理テーブル例を示す。
【0074】図7において、タイムスタンプ値は、切替
えのステージ、即ち疑似ESハローをLAN網に送信し
て現用ホスト1から待機ホスト2に切り替えるステージ
を表す。
【0075】世代番号は、連続して切替え通知を送信し
たときの管理番号(シケーンシャルな管理番号)を表
す。この切替通知管理テーブル9は、切替え通知を受信
し、トランスポートコネクションの強制パージおよびル
ート情報の更新を行う際に、タイムスタンプ値および世
代番号を見て、トランスポートコネクション解放の有無
の欄が“有”のときに切替えを実行し、“無”のときに
既に切替え済なので切替え処理をしない。以下図8を用
いて具体例について説明する。
【0076】図8は、本発明の切替え通知の連続送信時
の切替説明図を示す。まず、1回目の切替えステージに
ついて説明する。S1は、待機ホスト2が切替通知を行
う。ここでは、(タイムスタンプ値、世代番号)送信と
して、例えば (1、1)送信 (1、2)送信 (1、3)送信 と連続して行う。
【0077】S2は、他の現用システム/中継システム
3が切替え通知(1、1)を受信する。S3は、比較す
ると、図7のとなる。即ち、 ・受信した切替え通知(1、1) ・テーブル10の保持値(0、0) とを比較し、図7のとなる。
【0078】S4は、S3で図7のと判明したので、
切替え処理を実施する(強制パージおよびルート情報の
更新を行う)。S4’は、テーブル10の内容を受信し
た(1、1)に更新する。
【0079】S5は、切替え応答(成功)を送信する。
S6は、待機ホスト2が切替え応答を受信する。S7
は、ここでは、切替え成功と認識する。
【0080】S11は、他の現用システム/中継システ
ム3が切替え通知(1、2)を受信する。S12は、比
較すると、図7のとなる。即ち、 ・受信した切替え通知(1、2) ・テーブル10の保持値(1、1) とを比較し、図7のとなる。
【0081】S13は、S3で図7のと判明したの
で、切替え処理しない。S13’は、テーブル10の内
容を受信した(1、2)に更新する。S14は、切替え
応答(切替え済)を送信する。
【0082】S15は、待機ホスト2が切替え応答を受
信する。S16は、ここでは、切替え済と認識する。次
に、2回目の切替えステージについて説明する。
【0083】S21は、待機ホスト2が切替通知を行
う。ここでは、(タイムスタンプ値、世代番号)送信と
して、例えば (2、1)送信 (2、2)送信 と連続して行う。
【0084】S22は、他の現用システム/中継システ
ム3が切替え通知(2、2)を受信する。S23は、比
較すると、図7のとなる。即ち、 ・受信した切替え通知(2、2) ・テーブル10の保持値(1、2) とを比較し、図7のとなる。
【0085】S24は、S23で図7のと判明したの
で、切替え処理を実施する(強制パージおよびルート情
報を更新を行う)。S24’は、テーブル10の内容を
受信した(2、2)に更新する。
【0086】S25は、切替え応答(成功)を送信す
る。S26は、待機ホスト2が切替え応答を受信する。
S27は、ここでは、切替え成功と認識する。
【0087】S31は、他の現用システム/中継システ
ム3が切替え通知(1、3)を受信する。S32は、比
較すると、図7のとなる。即ち、 ・受信した切替え通知(1、3) ・テーブル10の保持値(2、2) とを比較し、図7のとなる。
【0088】S33は、S3で図7のと判明したの
で、切替え処理しない(前ステージの切替え通知のため
破棄する)。S33’は、テーブル10の内容を更新し
ない。
【0089】S41は、他の現用システム/中継システ
ム3が切替え通知(2、1)を受信する。S42は、比
較すると、図7のとなる。即ち、 ・受信した切替え通知(2、1) ・テーブル10の保持値(2、2) とを比較し、図7のとなる。
【0090】S43は、S23で図7のと判明したの
で、切替え処理を実施しない。S43’は、テーブル1
0の内容を更新しない。S44は、切替え応答(切替え
済)を送信する。
【0091】S45は、待機ホスト2が切替え応答を受
信する。S46は、ここでは、切替え済と認識する。以
上によって、待機ホスト2から連続して受信した切替え
通知の(タイムスタンプ値、世代番号)について、図7
の切替通知管理テーブル9を参照して切替え実施か、切
替え済かなどを判断し、切替え応答(成功)あるいは切
替え応答(切替え済)を送信する。これを受信した待機
ホスト2はトランスポートコネクションの切替えが成功
したか否かを認識することができる。
【0092】図9は、本発明の仮想システムのホスト間
のローテーション説明図を示す。ここで、現用1、現用
2、現用3が現用ホストを表し、待機が待機ホストを表
す。各現用ホストおよび待機ホストで、R1、R2、R
3、R4は実システムを表し、V1、V2、V3、V4
は仮想システムを表す。この仮想システムV1上で業務
1、仮想システムV2上で業務2、仮想システムV3上
で業務3が動作している。
【0093】(1) 点線の状態では、 ・現用1の仮想システムV1上で業務1が動作 ・現用1は相手システム41と通信、および仮想システ
ムV2上の業務2と通信 ・現用2の仮想システムV2上で業務2が動作 ・現用3の仮想システムV3上で業務3が動作 ・待機はホットスタンバイ となっている。
【0094】(2) 現用1に障害が発生して待機に切
り替えた実線の状態では、 ・現用1はダウン ・現用2の仮想システムV2上で業務2が動作 ・現用3の仮想システムV3上で業務3が動作 ・待機の仮想システムV1上で業務1が動作 ・待機は相手システム41と通信、および仮想システム
V2上の業務2と通信 となる。
【0095】そして、障害の発生した現用1を修理して
待機とする。これを繰り返すことにより、仮想システム
がホスト(待機)間を順次ローテーションしていくこと
となる。
【0096】次に、図10から図13を用いて本発明の
具体例を説明する。図10は、本発明の具体例を示す。
これは、(1)通常業務中を示す。 システムの立ち上げを行う。
【0097】 実システムAと、実システムBとの間
の通信資源の活性化を行う。 実システムAと、実システムBとの間の業務開始す
る。 現用ホストA、Bの仮想システム1、2の業務1、
業務2のための通信資源の活性化を行う。待機ホストC
はホットスタンバイする。
【0098】 仮想システムと仮想システム間、およ
び仮想システムと実システム間の業務開始する。 以上によって、図示のような通常業務中となる。
【0099】図11は、本発明の具体例を示す。これ
は、(2)現用ホストBに障害が発生した状態を示す。 現用ホストBに障害発生する(現用ホストBとの通
信業務停止する)。
【0100】 待機ホストCが不要となった通信資源
(ここでは、業務2が待機ホストCに移ってくるので、
業務2と通信していた業務Cの資源)を非活性化する。 待機ホストCが取り込む仮想システム2のネットワ
ークアドレスを自側のネットワークアドレスとして追加
する。
【0101】 待機ホストCが仮想システム2の業務
のための通信資源を活性化する。 待機ホストCが他のシステムに対して切替え通知を
発行する(疑似ESハローの送信を行う)。中継システ
ム3は、待機ホストCが送信した疑似ESハローを受信
し、仮想システム2(業務2)との通信で使用していた
トランスポートコネクションを強制パージし、ルート情
報を更新する(変更する)。
【0102】 中継システム3がトランスポートコネ
クションの強制パージと、ルート情報の更新が完了した
後、完了応答を待機ホストCに対して通知する。待機ホ
ストCが中継システム3から完了応答を受信する。
【0103】以上によって、障害発生した現用ホストB
のトランスポートコネクションの強制パージとルート情
報の更新を行う。図12は、本発明の具体例を示す。こ
れは、(3)待機ホストCによる業務2のホットスタン
バイした状態を示す。
【0104】 図11で業務再開の準備が整ったの
で、障害発生前の業務を再開する。この際、仮想システ
ム2の業務2は、待機ホストCによって引き継がれる
が、実システムBの業務Bは引き継がれない。また、業
務2と業務Cとの通信は、業務2が待機ホストCに移動
してくるため、継続しない。
【0105】図13は、本発明の具体例を示す。これ
は、(4)ホストBの復旧後、待機ホストBとして稼働
した状態を示す。 障害の発生したホストBの復旧が完了したら、待機
ホストBとして立ち上げる。障害発生前に動作していた
現用ホストAとの実システム間の通信も再開する。
【0106】以上によって、障害の発生した現用ホスト
Bの復旧が完了し、待機ホストBとして稼働を開始し、
ホットスタンバイ状態となる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
仮想システム上で動作する業務、実システム上で動作す
る固定的なローカル業務、およびパスを切り替えるパス
切替機能7からなる、通信網に接続した現用ホスト1
と、実システム上で動作する固定的なローカル業務、お
よびパスを切り替えるパス切替機能7からなる、通信網
に接続した待機ホスト2とを設け、現用ホスト1の障害
発生を検出したことを契機に、待機ホスト2が仮想シス
テム上で動作する業務を引き継ぐと共に、パス切替機能
7が疑似ESハローなどによってパス切替を同報通知
し、このパス切替を受信した通信相手のシステム(ある
いは中継システム)のパス切替機能7が現用ホスト1へ
のパスを強制パージおよび待機ホスト2へルートを変え
た後、パスを再確立する構成を採用しているため、現用
ホスト1から待機ホスト2に高速に切り替えて通信相手
のシステムとの間で通信を再開し、業務を継続すること
ができる。また、待機ホスト2から同報の切替通知を連
続して送信しても重複した強制パージおよびルート情報
の更新を防止できる。これらにより、例えば (1) LAN上でトランスポートコネクションを強制
パージできる。これにより、LAN上でトランスポート
コネクションをタイムアウトを待たずにパージ可能とな
り、待機ホストとのトランスポートコネクションの再確
立の高速化ができる。
【0108】(2) n台の現用ホスト:1台の待機ホ
ストのホットスタンバイができる。これにより、従来の
1台の現用ホストに1台の待機ホストというシステム構
成に比し、ホットスタンバイを構築するためのコストが
削減できる。
【0109】(3) 待機ホストのローテーションがで
きる。これにより、任意のホストを待機ホストにできる
ため、業務を行っている現用ホストがダウンし、待機ホ
ストへ業務が引き継がれた後、ダウンした現用ホストが
復旧したときに業務を元のホストに戻す(切り戻し操
作)といった面倒が操作が必要なくなり、待機ホストと
して立ち上げておけばよい。
【0110】(4) 端末、応用プログラムからホスト
切替えが不可視性である。これは、現用ホスト1がダウ
ンすると、当該現用ホスト1上で動作していた業務との
コネクションは一旦切れるが、ホットスタンバイによ
り、待機ホストが業務を引き継ぐため、相手システムは
コネクションを再確立する必要がある。このときの指定
方法は、ホットスタンバイが行われる以前の方法と全く
変わりない。つまり、相手システムから業務がどのホス
ト上で動作しているかを全く意識する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図(切替前の状態)であ
る。
【図2】本発明の1実施例構成図(切替後の状態)であ
る。
【図3】本発明の動作説明図である。
【図4】本発明の切替時のシステム情報遷移説明図(そ
の1)である。
【図5】本発明の切替時のシステム情報遷移説明図(そ
の2)である。
【図6】本発明のESハロー/疑似ESハロー例であ
る。
【図7】本発明の切替通知管理テーブル例である。
【図8】本発明の切替通知の連続送信時の切替説明図で
ある。
【図9】本発明の仮想システムのホスト間ローテーショ
ン説明図である。
【図10】本発明の具体例である。
【図11】本発明の具体例である。
【図12】本発明の具体例である。
【図13】本発明の具体例である。
【図14】従来のパス切替説明図である。
【符号の説明】
1:現用ホスト 2:待機ホスト 3:中継システム 4:相手システム 41:相手オープンシステム 5:共用資源 6:監視システム 7:パス切替機能 9:切替通知管理テーブル 10:テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 明 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 山本 真二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動的にパスを切り替える動的パス切替方法
    において、 仮想システム上で動作する業務、実システム上で動作す
    る固定的なローカル業務、およびパスを切り替えるパス
    切替機能(7)からなる、通信網に接続した現用ホスト
    (1)と、 実システム上で動作する固定的なローカル業務、および
    パスを切り替えるパス切替機能(7)からなる、通信網
    に接続した待機ホスト(2)とを備え、 上記現用ホスト(1)の障害発生を検出したことを契機
    に、上記待機ホスト(2)が上記仮想システム上で動作
    する業務を引き継ぐと共に、パス切替機能(7)が切替
    通知によってパス切替を同報通知し、この切替通知を受
    信した通信相手のシステム(あるいは中継システム)の
    パス切替機能(7)がパスを強制パージおよび待機ホス
    ト(2)へのルートに切り替えた後、パスを再確立し、
    待機ホスト(2)と通信相手のシステムとが通信を再開
    して業務を継続するように構成したことを特徴とする動
    的パス切替方法。
  2. 【請求項2】上記切替通知として疑似ESハローを用
    い、規定のESハローの全体よりも所定量少ないチェッ
    クサムを計算して設定して同報送信し、受信側で全体の
    チェックサムを計算して設定されているチェックサムと
    一致しなくて誤りと判明したときに、更に、当該所定量
    少ないチェックサムを計算して設定されているチェック
    サムと一致したときに疑似ESハローと判定し、これを
    切替通知として取り込むように構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の動的パス切替方法。
  3. 【請求項3】上記待機ホスト(2)のパス切替機能
    (7)が上記パス切替の同報通知に切替えステージを表
    すタイムスタンプ値および連続送信数を管理する世代番
    号を付与して連続送信し、受信したシステムのパス切替
    機能(7)がこれらタイムスタンプ値および世代番号を
    解析し、強制パージの重複を防止するように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の動的パス切替方法。
  4. 【請求項4】複数の上記現用ホスト(1)および1つ
    (あるいは複数)の待機ホスト(2)を通信路に接続
    し、現用ホスト(1)のいずれかに障害発生時に、待機
    ホスト(2)が仮想システム上の業務を引き継ぐように
    構成したことを特徴とする請求項1記載から請求項3記
    載の動的パス切替方法。
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