JPH06110286A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06110286A
JPH06110286A JP4280688A JP28068892A JPH06110286A JP H06110286 A JPH06110286 A JP H06110286A JP 4280688 A JP4280688 A JP 4280688A JP 28068892 A JP28068892 A JP 28068892A JP H06110286 A JPH06110286 A JP H06110286A
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JP
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amount
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exposure
image
light emission
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JP4280688A
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English (en)
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Rintaro Nakane
林太郎 中根
Jiro Egawa
二郎 江川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】環境、経時の変化による画像濃度の変動を、メ
ンテナンスに頼らず、また、メンテナンスの周期よりも
短いサイクルで適正化でき、高い画像濃度の安定性が達
成できる画像形成装置を提供する。 【構成】感光体ドラム2上に高濃度と低濃度のテストパ
ターンを形成し、この2つのテストパターンに対するト
ナーの付着量をトナー濃度計測部8で計測する。制御部
36は、この計測された高濃度部と低濃度部のトナー付
着量とあらかじめ設定されるそれぞれの目標値との偏差
を算出し、この算出された各偏差がそれぞれ所定範囲内
でないとき、それらの各偏差の関係から光量変更量に係
る第1の変更量情報および発光時間補正変更に係る第2
の変更量情報を算出し、この算出された第1の変更量情
報によって目標露光量情報を、第2の変更量情報によっ
て発光時間補正情報を算出し、露光手段の露光量および
発光時間を設定変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、カラーレー
ザプリンタやカラーデジタル複写機などの電子写真式の
カラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、同じ複写機で同じ原稿なのに
複写した複写物の濃さが違うといった経験を持つ人は多
いと思われる。電子写真における画像濃度の変動は、環
境、経時による画像形成条件の変化、劣化による影響で
ある。アナログ複写機は勿論、多階調のプリンタあるい
はデジタル複写機では、この画像濃度の変動をおさえ、
安定化を図ることが重要である。特に、カラーにおいて
は、濃度再現性のみならず、色再現性にまで影響を与え
てしまうため、画像濃度の安定化は必要不可欠な要求で
あるといえる。
【0003】そこで、従来、これらを材料とプロセス自
体に許容を持たせ、メンテナンスにより画像の安定化を
図ってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、材料とプロセ
ス自体に許容を持たせるには限界があり、メンテナンス
には労力、および、そのコストがかかり、さらに、メン
テナンスの頻度に比べ、画像濃度の変動する周期は短
く、メンテナンスだけでは安定な画像濃度は得られない
という問題があった。
【0005】そこで、本発明は、環境、経時の変化によ
る画像濃度の変動を、メンテナンスに頼らず、また、メ
ンテナンスの周期よりも短いサイクルで適正化でき、高
い画像濃度の安定性が達成でき、メンテナンスに要する
コストが軽減できる画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、像担持体上に画像データに基づいて高濃度部および
低濃度部の潜像を形成し、目標露光量情報に応じて露光
量が制御可能な露光手段と、この露光手段で形成された
前記像担持体上の高濃度部および低濃度部の潜像を現像
剤で現像する現像手段と、この現像手段の現像により前
記像担持体上に付着した高濃度部および低濃度部に対す
る現像剤の付着量をそれぞれ計測する現像剤付着量計測
手段と、前記画像データの単位画素当りの階調データに
対し、単位画素当りの発光時間を発光時間補正情報に基
づき補正する発光時間補正手段と、この発光時間補正手
段で補正された発光時間情報に基づき単位画素当りのパ
ルス幅として前記露光手段の変調制御を行なう変調制御
手段と、前記現像剤付着量計測手段で計測された高濃度
部および低濃度部の各計測値とあらかじめ設定されるそ
れぞれの目標値との偏差をそれぞれ算出する第1の算出
手段と、この第1の算出手段で算出された各偏差がそれ
ぞれ所定範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、こ
の判定手段により所定範囲内にないと判定されると、そ
れらの各偏差の関係から光量変更量に係る第1の変更量
情報、および、発光時間補正変更に係る第2の変更量情
報を算出する第2の算出手段と、この第2の算出手段で
算出された第1の変更量情報によって前記目標露光量情
報を算出し、第2の変更量情報によって前記発光時間補
正情報を算出する第3の算出手段とを具備している。
【0007】また、本発明の画像形成装置は、高濃度の
テストパターンおよび低濃度のテストパターンをそれぞ
れ発生するパターン発生手段と、像担持体上に前記パタ
ーン発生手段から発生する高濃度のテストパターンおよ
び低濃度のテストパターンに基づいて潜像を形成し、目
標露光量情報に応じて露光量が制御可能な露光手段と、
この露光手段で形成された前記像担持体上の高濃度のテ
ストパターンおよび低濃度のテストパターンの潜像を現
像剤で現像する現像手段と、この現像手段の現像により
前記像担持体上に付着した高濃度のテストパターンおよ
び低濃度のテストパターンに対する現像剤の付着量をそ
れぞれ計測する現像剤付着量計測手段と、前記画像デー
タの単位画素当りの階調データに対し、単位画素当りの
発光時間を発光時間補正情報に基づき補正する発光時間
補正手段と、発光時間補正手段で補正された発光時間情
報に基づき単位画素当りのパルス幅として前記露光手段
の変調制御を行なう変調制御手段と、前記現像剤付着量
計測手段で計測された高濃度部および低濃度部の各計測
値とあらかじめ設定されるそれぞれの目標値との偏差を
それぞれ算出する第1の算出手段と、この第1の算出手
段で算出された各偏差がそれぞれ所定範囲内にあるか否
かを判定する判定手段と、この判定手段により所定範囲
内にないと判定されると、それらの各偏差の関係から光
量変更量に係る第1の変更量情報、および、発光時間補
正変更に係る第2の変更量情報を算出する第2の算出手
段と、この第2の算出手段で算出された第1の変更量情
報によって前記目標露光量情報を算出し、第2の変更量
情報によって前記発光時間補正情報を算出する第3の算
出手段とを具備している。
【0008】
【作用】高濃度のテストパターンに対する現像剤の付着
量および低濃度のテストパターンに対する現像剤の付着
量をそれぞれ計測して、あらかじめ設定されるそれぞれ
の目標値との偏差をそれぞれ算出し、この算出された各
偏差がそれぞれ所定範囲内でないとき、それらの各偏差
の関係から光量変更量に係る第1の変更量情報、およ
び、発光時間補正変更に係る第2の変更量情報を算出
し、この算出された第1の変更量情報によって目標露光
量情報を、第2の変更量情報によって発光時間補正情報
をそれぞれ算出し、露光手段の露光量および発光時間を
設定変更することにより、高濃度領域から低濃度領域ま
での階調特性が維持できる。また、検出時の設定値から
の変更量を算出するため、繰り返し制御を行なうことに
より、目標値に対する定常偏差を少なくすることができ
る。さらに、作像条件変更の副作用として、カブリなど
の画像欠陥や不具合などは、露光量および発光時間の変
更では発生しない。
【0009】したがって、画像欠陥のない初期状態と同
等の画像品質が維持でき、環境、経時の変化による画像
濃度の変動を、メンテナンスに頼らず、また、メンテナ
ンスの周期よりも短いサイクルで適正化でき、高い画像
濃度の安定性が達成でき、メンテナンスに要するコスト
(人件費、器材など)が軽減できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0011】図2は、本発明に係る画像形成装置の一例
としてカラーレーザプリンタの構成を示すものである。
図において、筐体1の略中央部には、図面に対して反時
計方向(図示矢印方向)に回転する像担持体としての感
光体ドラム2が設けられている。感光体ドラム2の周囲
には、帯電手段である帯電器3、現像手段である第1現
像器4、第2現像器5、第3現像器6、第4現像器7、
トナー付着量計測部8、転写材支持体としての転写ドラ
ム9、クリーニング前除電器10、クリーナ11、除電
ランプ12が順次配置されている。
【0012】感光体ドラム2は図示矢印方向に回転し、
帯電器3によって表面が一様に帯電される。帯電器3と
第1現像器4との間から、露光手段である光学系13か
ら出射されたレーザビーム光14が、感光体ドラム2の
表面に露光することにより、画像データに応じた静電潜
像が形成されるようになっている。
【0013】第1ないし第4現像器4〜7は、各色に対
応した感光体ドラム2上の静電潜像をカラーのトナー像
に顕像化するもので、たとえば、第1現像器4はマゼン
ダ、第2現像器5はシアン、第3現像器6はイエロウ、
第4現像器7はブラックの現像を行なうようになってい
る。
【0014】一方、転写材としての転写用紙は、給紙カ
セット15から給紙ローラ16で送り出され、レジスト
ローラ17で一旦整位された後、転写ドラム9の所定の
位置に吸着するようにレジストローラ17で送られ、吸
着ローラ18および吸着帯電器19によって転写ドラム
9に静電吸着される。転写用紙は、転写ドラム9に吸着
した状態で、転写ドラム9の時計方向(図示矢印方向)
の回転に伴って搬送される。
【0015】現像された感光体ドラム2上のトナー像
は、感光体ドラム2と転写ドラム9とが対向する位置
で、転写帯電器20によって転写用紙に転写される。複
数色の印字の場合、転写ドラム9の1回転を1周期とす
る工程が、現像器を切換えて行ない、転写用紙に複数色
のトナー像を多重転写する。
【0016】トナー像が転写された転写用紙は、転写ド
ラム9の回転に伴って更に搬送され、分離前内除電器2
1、分離前外除電器22、分離除電器23によって除電
された後、分離爪24によって転写ドラム9から剥離さ
れ、搬送ベルト25,26によって定着器27へと搬送
される。定着器27によって加熱された転写用紙上のト
ナーは溶融し、定着器27から排出された直後に転写用
紙に定着し、この定着を終了した転写用紙は排紙トレー
28に排出される。
【0017】図1は、本実施例に係るカラーレーザプリ
ンタの帯電、露光、現像手段とその制御手段に係わるブ
ロック図である。図において、感光体ドラム2は、図示
矢印のように、図面に対して反時計方向に回転する。帯
電器3は、主に帯電ワイヤ31、導電性ケース32、グ
リッド電極33によって構成されている。帯電ワイヤ3
1は、コロナ用の高圧電源34に接続されていて、感光
体ドラム2の表面にコロナ放電して帯電させる。グリッ
ド電極33は、グリッドバイアス用の高圧電源35に接
続されていて、グリッドバイアス電圧により感光体ドラ
ム2の表面に対する帯電量が決定される。
【0018】高圧電源34,35は、MPUなどを主体
に構成されている制御部36に接続されていて、この制
御部36によって出力電圧が制御されている。
【0019】帯電器3によって一様に帯電された感光体
ドラム2の表面は、光学系13からの変調されたレーザ
ビーム光14の露光により静電潜像が形成される。階調
データバッファ37は、図示しない外部機器またはコン
トローラからの階調データを格納し、プリンタの階調特
性を補正し、レーザ露光時間(パルス幅)データに変換
する。
【0020】レーザ駆動回路38は、制御部36の制御
により、レーザビーム光14の走査位置に同期するよ
う、階調データバッファ37からのレーザ露光時間デー
タに応じてレーザ駆動電流(発光時間)を変調させる。
そして、変調されたレーザ駆動電流により、光学系13
内の半導体レーザ発振器(図示しない)を駆動する。こ
れにより、半導体レーザ発振器は、露光時間データに応
じて発光動作する。
【0021】さらに、レーザ駆動回路38は、光学系1
3内のモニタ用受光素子(図示しない)の出力と設定値
とを比較し、駆動電流により半導体レーザ発振器の出力
光量を設定値に保つ制御を行なっている。
【0022】一方、パターン発生回路39は、制御部3
6の制御により、プリンタ単独のテストパターン、およ
び、トナー付着量計測のための高濃度と低濃度の2つの
濃度が異なるテストパターンの階調データを発生し、そ
れぞれレーザ駆動回路38へ送るようになっている。
【0023】なお、2つの濃度が異なるテストパターン
のうち、濃い濃度となる方を高濃度テストパターン、薄
い濃度となる方を低濃度テストパターンとする。
【0024】ここに、階調データバッファ37からのレ
ーザ露光時間データと、パターン発生回路39からのト
ナー付着量計測のためのテストパターンの階調データと
の切換えは、制御部36の制御によって行なわれ、制御
部36によって選択されたデータがレーザ駆動回路38
へ送られるようになっている。
【0025】さて、静電潜像を形成された感光体ドラム
2は、現像器4によって現像される。現像器4は、たと
えば、2成分現像方式で、トナーとキャリアによる現像
剤が収納されており、その現像剤に対するトナーの重量
比(以降、トナー濃度と記す)は、トナー濃度計測部4
0によって計測される。そして、トナー濃度計測部40
の出力に応じて、トナー補給ローラ41を駆動するトナ
ー補給モータ42が制御されることにより、トナーホッ
パ43内のトナーが現像器4内に補給されるようになっ
ている。
【0026】現像器4の現像ローラ44は、導電性の部
材で形成されていて、現像バイアス用の高圧電源45に
接続されており、現像バイアス電圧が印加された状態で
回転し、感光体ドラム2上の静電潜像に応じた像にトナ
ーを付着させる。こうして現像された画像領域内のトナ
ー像は、転写ドラム9によって支持搬送されてくる転写
用紙に転写される。高圧電源45は、制御部36に接続
されていて、この制御部36によって出力電圧が制御さ
れている。
【0027】また、制御部36は、電源投入後のウォー
ムアップ処理終了時に、パターン発生回路39から前記
したような2つの濃度が異なる階調データを発生させる
ことにより、感光体ドラム2上にトナー付着量計測のた
めの高濃度、低濃度のテストパターンを露光する。
【0028】そして、制御部36は、感光体ドラム2上
の高濃度、低濃度のテストパターンが露光された位置が
それぞれ現像され、トナー付着量計測部8の位置にくる
のに同期して、トナー付着量計測部8がトナー付着量を
計測する。トナー付着量計測部8の出力、および、トナ
ー濃度計測部40の出力は、それぞれA/D変換器46
でデジタル化されて制御部36に入力される。
【0029】感光体ドラム2上には、上記現像処理によ
って、図3に示すように、高濃度の階調データに対する
高濃度テストパターン部(高濃度部)PT1、および、
低濃度の階調データに対する低濃度テストパターン部
(低濃度部)PT2がそれぞれ形成される。
【0030】制御部36は、トナー付着量計測部8から
の2つの濃度の出力(計測値)と、あらかじめメモリ4
7に設定記憶されているそれぞれの基準値(目標値)と
を比較し、その比較結果に応じて、作像条件である光学
系13の露光量、および、面積階調の発光時間をそれぞ
れ変更する処理を行なう。
【0031】制御部36は、記憶内容の書換えが可能な
メモリ47が接続されており、これには前述したトナー
付着量を計測するための基準値(目標値)などが記憶さ
れている。
【0032】また、制御部36は、図示しない外部機器
またはコントローラからの階調データと、プリンタ単独
のテストパターンおよびトナー付着量計測のためのパタ
ーンの階調データの切換え制御、計測部8,40の各出
力の取込み、高圧電源34,35,45の出力量の制
御、レーザ駆動電流の目標値設定、トナー濃度の目標値
設定、トナー補給制御、階調データのプリンタの階調特
性の補正処理などの各制御をも行なう。
【0033】図4は、トナー付着量計測部8の構成を示
すものである。図において、光源51からの光は感光体
ドラム2の表面に照射され、感光体ドラム2、あるい
は、現像されて付着したトナーにより反射した反射光
は、光電変換部52でその反射光の光量に応じた電流に
変換され、さらに、電流/電圧変換された後、伝送回路
53によってA/D変換器46に伝送され、ここでデジ
タル信号に変換されて制御部36に取込まれるようにな
っている。
【0034】光源51は、光源駆動回路54によって電
流駆動されている。光源駆動回路54は、制御部36か
らの制御信号によってオン,オフ制御、あるいは、光源
51への駆動電流の電流量を調整する信号によって制御
されている。
【0035】図5は、本実施例に係る画像データ(階調
情報を含む)の流れと露光系に関する機能ブロックを詳
細に示すものである。
【0036】通常の印字では、外部機器、あるいは、原
稿読取部および画像処理部からの階調情報を含む画像デ
ータ(以下、階調データと記す)が、画像転送クロック
とコマンド/ステータス情報にしたがって、本装置のイ
ンターフェィス(I/F)61に転送される。データリ
クエスト、プリンタビジィなどを含むコマンド/ステー
タスの授受は、制御部36が管理する。
【0037】制御部36は、セレクタ62をインターフ
ェィス61からの階調データを選択するよう設定する。
選択された階調データは、データ変換部63へ送られ、
ここで、制御部36から与えられた変換データにしたが
いレーザビーム光のパルス幅データに変換され、ライン
バッファ64に格納される。ここまでのデータ転送は、
画像転送クロックに同期して行なわれる。
【0038】ここに、セレクタ62、データ変換部6
3、および、ラインバッファ64によって前記階調デー
タバッファ37が構成されている。
【0039】一方、光学系13内のレーザダイオード6
5から発光されたレーザビーム光は、図示しない偏向前
光学系を通り、偏向手段としてのモータ66で回転され
るポリゴンミラー67によって偏向走査される。モータ
66はモータドライバ68によって駆動される。ここ
に、レーザダイオード65、モータ66、ポリゴンミラ
ー67、および、モータドライバ68によって前記光学
系13が構成されている。
【0040】水平同期検出器69は、ポリゴンミラー6
7によって偏向されたレーザビーム光14の位置を検出
することにより、書込み走査位置の水平同期信号を発生
し、その水平同期信号を同期クロック発生回路70に送
る。同期クロック発生回路70では、入力される水平同
期信号に基づいて、各画素単位の書込み同期クロック信
号を発生し、水平同期信号および書込み同期クロック信
号をラインバッファ64、制御部36が管理するカウン
タ71、PWM(パルス幅変調)回路72、および、レ
ーザドライバ73にそれぞれ転送する。
【0041】なお、書込み同期信号と水平同期信号信号
とによりレーザビーム光の走査との同期を行なってい
る。
【0042】カウンタ71は、制御部36の制御によ
り、水平同期信号、書込み同期信号、および、印字開始
位置情報により、書込み領域(トップ、ボトム、ライ
ト、レフトのマージン)のタイミング信号を発生する。
前記タイミング信号と同期クロック信号とに基づき、ラ
インバッファ64からの読出し/転送、PWM回路72
の処理、レーザドライバ73の露光書出しなどが同期し
て実行される。
【0043】すなわち、ラインバッファ64への階調デ
ータの書込みまでは画像転送クロックが基準となり、ラ
インバッファ64からの読出しからレーザビーム光によ
る露光までが、レーザ走査位置が基準に処理される。こ
れは、レーザ光学系の有効画角により、外部画像転送レ
ートと書込み速度との差のためで、この速度をラインバ
ッファ64に一時格納することで吸収している。
【0044】PWM回路72では、単位画素当たりのパ
ルス幅データに基づいて、単位画素当たりのレーザダイ
オード65の発光時間に対応するゲートパルスを発生す
る。レーザドライバ73は、上記ゲートパルスにしたが
った駆動電流をレーザダイオード65に供給し、レーザ
ダイオード65のオン,オフ制御を行なう。
【0045】したがって、単位画素あたりのパルス幅デ
ータが大きい場合、単位画素当たりのレーザダイオード
65の発光時間は長く、感光体ドラム2に露光されるエ
ネルギは大きく、また、面積も広くなる。逆に、単位画
素あたりのパルス幅データが小さい場合、単位画素当た
りのレーザダイオード65の発光時間は短く、感光体ド
ラム2に露光されるエネルギは小さく、また、面積も狭
くなる。結果として、露光後の潜像パターンは、パルス
幅データに基づきレーザビーム光14の露光により階調
表現された階調パターンの潜像が形成される。
【0046】ところで、レーザダイオード65の発光
量、すなわち露光量は、光量制御回路74によって制御
される。レーザダイオード65には、露光に使用される
主発光(表面)と背面で発光するモニタ発光があり、モ
ニタ発光量を検出するためのモニタダイオード(図示し
ない)を備えている。光量制御回路74は、このモニタ
ダイオードの出力を検出して目標値と比較し、その偏差
を減らすよう、レーザドライバ73に対してレーザ駆動
電流の量を補正する信号を発生する。
【0047】ここに、水平同期検出器69、同期クロッ
ク発生回路70、PWM回路72、レーザドライバ7
3、および、光量制御回路74によって前記レーザ駆動
回路38が構成されている。
【0048】パルス幅補正特性を変更する場合、制御部
36から変換データをデータ変換部63に転送すること
により変更する。これによって、階調データからパルス
幅データの変換特性(パルス幅補正特性)を変更するこ
とができる。
【0049】また、露光量、すなわち、レーザダイオー
ド65の発光量を変更する場合、制御部36から前述の
光量制御回路74の目標値を転送することにより変更す
る。これによって、露光量をが変更することができる。
【0050】一方、テストパターンの作成を行なう場合
は、制御部36の制御によって、セレクタ62の選択を
パターン発生回路39から発生されるテストパターンの
画像データと内部画像転送クロックを選択するよう切換
える。パターン発生回路39は、階調情報を含むデータ
を制御部36からのデータにしたがって、内部画像クロ
ックと同期してセレクタ62へテストパターン画像デー
タを転送する。データの流れは、インターフェィス61
からの画像データと同様である。
【0051】また、画像書込み領域を所定のテストパタ
ーンサイズにするため、制御部36がカウンタ71への
画像書込み領域情報(トップ、ボトム、ライト、レフト
マージン)をテストパターン用のデータに書き換え、こ
れにしたがいテストパターン露光を行なう。したがっ
て、制御部36からの設定により、階調を含むテストパ
ターンの種類、サイズ、印字位置を指定することができ
る。
【0052】次に、このような構成において、図6に示
すフローチャートを参照しつつ主に作像条件変更処理を
主体に説明する。この処理動作は、大別してウオームア
ップステップS1、テストパターン作像ステップS2、
トナー付着量計測ステップS3、判定ステップS4、作
像条件変更ステップS5から構成されている。
【0053】まず、ウオームアップステップS1は、本
装置の電源をオンにすると、制御部36が初期処理を行
ない、各初期動作の所定シーケンスを実行する。特に、
定着器27のウオームアップに時間を要する。このウー
ムアップが終了した時点、あるいは、ウオームアップの
終了の所定到達温度よりも低い所定到達温度になった時
点で、クリーニング動作を含む作像系の初期動作などを
行なう。
【0054】初期動作で、感光体ドラム2の温度、機内
温湿度、現像剤撹拌、帯電、除電による感光体ドラム2
の特性の安定化、感光体ドラム2上のクリーニングなど
が行なわれ、通常の作像(ユーザの画像データによる印
字)状態とほぼ同じ作像環境になる。
【0055】このウオームアップ処理が終了すると、ト
ナー付着量計測部8が正常か否かをチェックする。これ
は、後述するトナー付着量計測ステップS3におけるセ
ンサ出力チェックの結果、異常の際にセットされるセン
サ異常フラグの有無を確認することにより行なわれる。
なお、上記センサ異常フラグは、電源投入時はリセット
されているため正常と判定される。
【0056】トナー付着量計測部8が正常と判定される
と、制御部36はテストパターン作像ステップS2に進
む。すなわち、制御部36は、初期動作終了後、帯電、
露光、現像、クリーニング、除電プロセスを通常の作像
シーケンスと同様に動作させる。このとき、帯電器3の
グリッドバイアス電圧値、および、現像器4〜7の現像
バイアス電圧値は、それぞれあらかじめ定められた値が
設定されている。この値は、常温常湿時の基準階調特性
になるバイアス条件となっている。また、露光量光学系
光量制御目標値、および、パルス幅補正係数は、それぞ
れ基準の値に設定されている。
【0057】露光プロセスでは、パターン発生回路39
から発生される2つの濃度の異なる階調データに対応す
る所定サイズの2つのテストパターン潜像の形成を行な
う。前述したように、2つの階調データに対するテスト
パターンのうち、濃い濃度となる方を高濃度テストパタ
ーン、薄い濃度になる方を低濃度テストパターンとす
る。
【0058】このテストパターンのサイズは、感光体ド
ラム2の軸方向の画像領域中央を中心に所定幅、感光体
ドラム2の回転方向に所定長のサイズで露光を行なう。
上記所定幅は、トナー付着量計測部8の感光体ドラム2
の軸方向の位置に対応し、検出スポットサイズに電子写
真特有のエッジ効果などの影響が入らない最小サイズに
設定されている。また、上記所定長は、エッジ効果など
の影響とセンサの応答特性が測定結果に影響しない最小
のサイズに設定されている。
【0059】なお、本実施例においては、上記所定幅
は、検出スポットサイズよりも1.5〜5mm大きく、
上記所定長は、検出スポットサイズに1回のセンサ時定
数の4倍の時間で移動する長さと検出回数を乗じ、1.
5〜5mmを加えた長さにしてある。
【0060】現像プロセスでは、初期現像バイアス電圧
が印加されている現像ローラ44によって現像され、2
つのテストパターン潜像が現像され、2つの濃度の異な
るテストパターン部(トナー像)PT1,PT2が形成
される(図3参照)。2つのテストパターン部のうち、
低濃度階調データに対応するテストパターン部PT1を
低濃度部、高濃度階調データに対応するテストパターン
部PT2を高濃度部と呼ぶことにする。
【0061】次に、トナー付着量計測ステップS3で
は、感光体ドラム2上に形成された2つのテストパター
ン部PT1,PT2がそれぞれトナー付着量計測部8と
対向する位置に到達したのに同期して、それぞれのテス
トパターン部PT1,PT2の反射光量がトナー付着量
計測部8によって検出される。また、このときトナー付
着量計測部8は、所定のタイミングで感光体ドラム2の
現像していない領域の反射光量も検出している。
【0062】こうして検出された感光体ドラム2のテス
トパターン領域以外の反射光量、低濃度部PT2の反射
光量、高濃度部PT1の反射光量、すなわち、トナー付
着量計測部8の出力は、A/D変換器46を介して制御
部36へ送られる。制御部36は、検出された感光体ド
ラム2のテストパターン領域以外の反射光量、低濃度部
PT2の反射光量、高濃度部PT1の反射光量のそれぞ
れを、メモリ47にあらかじめ記憶されている上限値お
よび下限値(所定範囲)とそれぞれ比較することによ
り、センサ出力チェックを行なう。
【0063】このチェックの結果、いずれか1つでも所
定範囲外のものがあった場合、制御部36は、トナー付
着量計測部8が異常であると判定してセンサ異常フラグ
をセットし、図示しない操作パネルにトナー付着量計測
部8が異常である旨を表示する。そして、制御部36
は、この作像条件変更処理に入る前の状態に復帰し、待
機状態となる。
【0064】上記センサ出力チェックの結果、トナー付
着量計測部8が正常な場合、制御部36は、検出された
感光体ドラム2のテストパターン領域以外の反射光量、
低濃度部PT2の反射光量、高濃度部PT1の反射光量
から、感光体ドラム2のテストパターン領域以外の反射
光量を基準とする低濃度部、高濃度部に対する光学反射
率に関連する所定関数の算出結果をそれぞれ低濃度部ト
ナー付着量、高濃度部トナー付着量と定義する。
【0065】さて、制御部36は、上記したように算出
された高濃度部トナー付着量、低濃度部トナー付着量
を、メモリ47にあらかじめ記憶されているそれぞれの
目標値と比較することにより、それぞれの目標値に対す
る偏差を算出する。ここに、この偏差をそれぞれ高濃度
部偏差、低濃度部偏差と定義する。
【0066】次に、判定ステップS4では、上記したよ
うに算出された高濃度部偏差、低濃度部偏差が、メモリ
47にあらかじめ記憶されているそれぞれの所定規格値
内に入っているかを判定する。この判定の結果、高濃度
部偏差、低濃度部偏差ともにそれぞれの規格値範囲内な
らば、待機状態(ユーザの印字要求により印字できる状
態)になり、少なくても一方の偏差が規格値内でなけれ
ば、作像条件変更ステップS5に進む。
【0067】作像条件変更ステップS5は、高濃度部偏
差、低濃度部偏差を共に規格値内に入るような変更すべ
き露光光学系の光量制御目標値の変更、パルス幅変調デ
ータ補正テーブルの変更により露光量、露光幅の変更を
行なうもので、主に3つの小ステップS51〜S53に
分けられる。ステップS51は、高濃度部偏差、低濃度
部偏差の関係から2つのパラメータで表される露光条件
に係わる変更量を決定するステップ、ステップS52
は、その変更された露光条件に係わる変更量と、あらか
じめ用意された関数により変更すべき露光量光学系光量
制御目標値、パルス幅補正テーブルの変更値を算出する
ステップ、ステップS53は、光量制御目標値、パルス
幅補正テーブルの変更値をそれぞれの所定タイミングで
算出された変更値を設定するステップである。
【0068】これは、高濃度部偏差、低濃度部偏差から
直接、それぞれ光量目標値、補正テーブルをあらかじめ
用意したテーブルから選択するような方法では問題が生
じる。環境の影響だけでなく、経時的に変化する現像特
性に対して感光体ドラム2、現像剤などの履歴、個体間
差により妥当な変更量が異なり、また、時間的に変化
し、このため、繰り返し検出・操作を行なった場合の収
束値は経時的に目標値からはずれる可能性が生ずる。
【0069】また、高濃度部、低濃度部に作用する露光
条件変化の効果は必ずしも独立でなく、相互作用が有る
ため。各偏差からそれぞれの露光条件を決定することに
は矛盾を生じる。
【0070】ステップS51では、このため高濃度部の
偏差と低濃度部偏差との関係から2つのパラメータで表
される露光条件に係わる変更量をあらかじめ用意したテ
ーブルから選択する。一方のパラメータは、露光光学系
の光量制御の目標値の変更量で、光量モニタにより光電
変換された信号との比較電圧(目標電圧)の変更量、他
方のパラメータは、パルス幅データ(階調データ)の補
正テーブルを変更するための関数の係数の変更量であ
る。
【0071】図8は、光量変更の階調特性の効果を示し
ている。横軸に階調データ、縦軸に出力画像濃度IDを
示し、P0 が基準光量、P1 〜P14は変更した光量で、
そのときの階調特性を示している。P1 <P2 <Po <
P3 <P4 の関係である。光量の変化に対し高濃度程大
きな変化が現れ、光量を増加させると階調の勾配が大き
くなり、光量を減少させると勾配が小さくなることがわ
かる。したがって、高濃度ほど変化した階調特性に対し
光量を変更すること基準の階調特性に補正することがで
きる。しかしながら、光量変更のみでは、低濃度側の非
線形な変化を補正することは困難である。
【0072】図9は、パルス幅補正特性と階調特性の変
化の関係を示している。第1象限は補正前の元データに
対する出力画像濃度により基準階調特性を表している。
第3象限は、元データに対する補正データを表してい
る。第2象限は、補正データに対する基準階調特性と変
化した階調特性を表している。
【0073】元データをよりも細かく補正できるよう
に、階調データの分割段数に比べ補正データ分割段数は
多くとってある。すなわち、元データの分割段数に対し
実際のパルス幅変調段数は多く用意されている。実施例
では、元の階調段数を16段階、パルス幅データを25
6段階でいづれも0(露光しない)を含めての段数であ
る。したがって、階調データに対応して、用意されたパ
ルス幅変調段数の中から理想に近い基準階調特性となる
パルス幅データを選択的に対応させるのがパルス幅補正
手段(データ変換部63)の役割である。
【0074】原則として、パルス幅補正手段での補正前
後のデータ関係が均等に比例したデータに対応し、光量
を含む作像条件が全て基準条件であり、環境条件も基準
の常温常湿で、作像に係わるユニット、材料が初期状態
であるとき、元データに対する出力画像濃度は、γo で
示した基準階調特性となる。
【0075】今、階調特性が環境、経時によりγ1 のよ
うな低濃度部ほど濃度が下がる階調特性変化をしたとす
る。このとき、第1象限に示す基準階調特性の各元デー
タに対応する画像濃度を実現するためには、φ1 のよう
なデータの補正が必要となる。パルス幅に対し、階調特
性自体が非線形特性であり、しかも、変化も線形性があ
るとは限らない。しかし、元データと補正データとを直
線近似すると、比較的容易に各補正データ値が求められ
る。φ1 は、低下した濃度を上げるため低濃度ほど補正
データ、すなわち、パルス幅を大きくすることで、基準
階調特性に近づけている。
【0076】また、階調特性が環境、経時によりγ2 の
ような低濃度部ほど濃度が上がった階調特性変化をした
とする。このとき、第1象限に示す基準階調特性の各元
データに対応する画像濃度を実現するためには、φ2 の
ようなデータの補正が必要となる。φ2 は、増加した濃
度を下げるため低濃度程補正データ、すなわち、パルス
幅を小さくすることで、基準階調特性に近づけている。
【0077】原理的には、パルス幅補正により階調特性
変化いかなる場合も補正できる。しかし、最高濃度につ
いては、特に濃度が低下した場合には補正できない。ま
た、階調特性が極端に変化してパルス幅に対する画像濃
度の勾配が増加すると、用意した階調段数では分解能不
足となり、さらに多くの階調段数が必要となり、パルス
幅補正手段(データ変換部63)、パルス幅変調手段
(PWM回路72)の規模の増加、発光応答性、高速ド
ライブの限界、また、画像領域内の帯電むらやジッタな
どの影響が現れてくる。したがって、他の手段と分業す
ることで、変更量(補正量)を軽減することが望まし
い。
【0078】そこで、元データの最大値および最小値
(本実施例では「15」と「0」)は、それぞれ補正デ
ータの最大値および最小値(本実施例では「255」と
「0」)に対応し、固定で補正は行わない。その他の元
データを所定関数にしたがって補正データに変換する。
【0079】図10は、元データと補正データとの直線
近似した関係を示している。横軸は補正前の元データ
で、縦軸は補正後の補正データをとり、図9の第3象限
のφ0とφ1 の補正近似直線を示している。ここで、元
データの最小値を「0」、最大値を「n」とし、各デー
タをDiと定義する。ただし、iは0からnまでの整数
とする。したがって、本実施例では、D0 =0、D1 =
1、……、Dn=15ということになる。
【0080】また、補正データは、最小値を0、最大値
をDmaxとし、i番目の元データに対応する補正デー
タをDc(i)と表すことにする。本実施例では、Dc
(0)=0、……、Dc(i)、……、Dc(n)=D
max=255となる。そこで、以下の式を定義する。
【0081】 φ;Dc(i)=C1×D(i)+C2……(1) ただし、C1,C2は係数 上記式(1)は、元データと補正データとを表す直線の
式であり、C1は傾き、C2は補正データ軸の切片を意
味する。上記式(1)からφ0 を求めると、C2=0、
かつ、Dc(n)=Dmaxだから、 φ0 ;Dc(i)=(Dmax/Dn)×D(i)……(2) となり、一般的に φ;Dc(i)=(Dmax−C2/Dn)×D(i)+C2……(3) のように表せる。したがって、C2、すなわち、補正デ
ータ軸の切片を移動させることにより、低濃度側ほど大
きな変更量で補正することができる。
【0082】φ1 の例では、画像データが低濃度ほど下
がるように階調特性が変化したとき(図9のγ1 参
照)、低濃度ほどパルス幅を増加させるように補正し
た。これは、式(3)を用いたとき係数C2の変更によ
り実現される。したがって、現在のC2の値を変更する
量ΔCが求まれば、新たなC2は、それらの和で求める
ことができる。
【0083】そこで、高濃度部偏差と低濃度部偏差との
関係から光量変更量のテーブル、高濃度部偏差と低濃度
部偏差との関係から補正係数変更量のテーブルを用意
し、これにより高濃度部偏差、低濃度部偏差からそれぞ
れの変更量を導出する。テーブルの内容は、光量変化、
パルス幅補正の効果の相互作用を考慮してあり、両偏差
の関係から有効な手段を適切に変更でき。また、両偏差
が「0」のとき、各変更量が「0」としたため、収束後
の定常偏差は「0」に近づく。
【0084】次に、ステップS52では、ステップS5
1で得られた光量補正量、パルス幅補正係数変更量とテ
ストパターン作像時の光量、パルス幅補正係数値から変
更すべき新たな光量、パルス幅補正係数値が求められ
る。
【0085】本実施例では、光量算出は露光光学系の光
量制御手段(光量制御回路74)の目標値に与える電圧
値を以下の式で算出する。
【0086】Pnew=P+ΔP……(4) ただし、Pnewは新たな光量、Pは現在の光量、ΔP
はテーブルにより得られた光量変更量である。
【0087】また、パルス幅補正データの作成は、ΔC
と現在のC2との和を新たなC2とし、前記式(3)を
用いて、i=2,3,……,n−1と元データDiに対
応するDc(i)を求める。0とDmaxを含めた補正
データをパルス幅補正手段に転送する。
【0088】次に、ステップS53では、ステップS5
2で求めた新しい露光光学系の光量制御手段の目標値に
与える電圧値のデータを光量制御手段である光量制御回
路74に転送し、0とDmaxを含めた補正データをパ
ルス幅補正手段であるデータ変換部63に転送する。
【0089】次に、再度テストパターンの作像、計測、
判定を行なう場合、上記したように変更した露光光学系
の光量制御手段の目標値と変更した補正データのパルス
幅補正手段で2つのテストパターン潜像を形成し、現像
した2つのテストパターンに対し、トナー付着量計測ス
テップS3、判定ステップS4を行なう。判定ステップ
S4において、高濃度部偏差、低濃度部偏差が規格値内
ならば、変更した光量制御手段の目標値と変更した補正
データを保持した状態で、クリーニング動作の後、待機
状態になる。少なくても一方の偏差が規格値内でなけれ
ば、作像条件変更、パターン作像、計測、判定の各ステ
ップを繰り返す。
【0090】なお、前記実施例では、作像条件変更ステ
ップS5の高濃度部偏差と低濃度部偏差とから2つの露
光条件を導出するステップにおいて、両偏差が共に正の
とき主に光量を減少、両偏差が共に負のとき主に光量を
増加、高濃度部偏差が「0」付近の所定値内で、低濃度
部偏差が負のときパルス幅補正係数を増加、高濃度部偏
差が「0」付近の所定値内で、低濃度部偏差が正のとき
パルス幅補正係数を増加するようになっている。これ
は、光量変更とパルス幅補正の作用で有効性の高い露光
条件を主に用いるように考慮してある。
【0091】図8のP4 の階調特性のように、最高濃度
が規定値以上でないと、パルス幅補正の変更のみでは、
基準階調特性を規格値内に制御することは困難である。
したがって、高濃度部偏差が大きいときは、露光量を増
加させて最高濃度の確保を主に行ない、高濃度部偏差が
小さく低濃度部偏差が存在するときは、パルス幅補正に
より低濃度部偏差を小さくし、かつ、露光量により高濃
度部偏差を維持、または、より小さくするようにテーブ
ルを用意する(図11、図12参照)。
【0092】また、初回のトナー付着量の計測で、高濃
度部偏差が負に大きく、低濃度部偏差が負に少しのと
き、図11、図12のテーブルの例のように、光量変更
量を正に大きくのみが選択され、パルス幅補正係数変更
量はない。これによって、図8からも予想されるように
変更後の階調特性は、高濃度部ほど濃度を増加させるよ
うに変化する。
【0093】しかしながら、再度トナー付着量の計測に
よって得られた偏差が規格値内に入らず、高濃度部偏差
が正に少し、低濃度部偏差が負に少し存在した場合、図
11、図12のテーブルの例では、今度は露光量変更量
を正に少し、同時にパルス幅補正係数変更量を正に少し
といった結果が得られる。
【0094】このように、高濃度部偏差、低濃度部偏差
の関係から2つのパラメータを変更するテーブルを用意
し、その内容を前述のようにすると、階調特性変化に応
じた有効な手段を操作することができ、また、制御を繰
り返すことで、シーケンシャルな動作をテーブルの内容
に盛り込むことが可能となる。
【0095】図13、図14は、制御過程のトナー付着
量計測値Qとレーザダイオード65の発光量(以後、単
にレーザ発光量と記す)P、および、パルス幅補正係数
Cの変更の様子を表すグラフの一例を示している。図1
3は、制御回数に対する高濃度部トナー付着量計測値Q
Hと低濃度部トナー付着量計測値QLをプロットしたも
のである。図中、破線のQHT,QLTはそれぞれ高濃
度部、低濃度部トナー付着量の目標値で、QHP,QL
Pがそれぞれ高濃度部、低濃度部についての制御規格値
である。
【0096】図14は、制御回数に対するレーザ発光量
Pとパルス幅補正係数Cをプロットしたものである。制
御回数「0」は、最初にトナー付着量計測ステップS3
にて計測されたときのQH,QLで、そのテストパター
ンが形成されたときの条件がP,Cの値となる。QH
T,QLTに対しQH,QLともに低い、すなわち、負
に大きな偏差となっている。そこで、前述の作像条件変
更ステップS5でレーザ発光量Pを増加する変更が行な
われる(制御回数1回目)。
【0097】この条件でテストパターンのトナー付着量
の計測を行なうと、結果としてQH,QLともに増加
し、この例では、QHはQHTに対しまだ低く、QLは
QLTに対し高くなった。再び、作像条件変更ステップ
S5でレーザ発光量Pの増加とパルス幅補正係数Cの減
少をする変更を行なう。その結果、QHは制御規格値
(QHP)内、QLは減少し、QLTに近づいた。さら
に、同様の方向でレーザ発光量Pおよびパルス幅補正係
数Cを変更する(制御回数3回目)。その結果、QH,
QLともにそれぞれの制御規格値内に入り、制御を終了
する。
【0098】なお、上記説明では、装置電源オン時をき
っかけに制御を行った。この実施例においては、たとえ
ば、本装置の前面ドア(図示しない)を開閉したとき、
外部からの制御実行命令が入力されたとき、制御終了後
で所定時間超過したとき、制御終了後で所定の印字枚数
を超過したとき、トナーエンプティが解除したとき、に
も上記同様な制御を行なうことができる。
【0099】すなわち、まず、本装置の前面ドアを開閉
したとき、つまり給紙系、排紙系などの装置内部でジャ
ムが発生し、用紙の排除のため、あるいは、メンテナン
スのため、前面ドアを開閉したとき、感光体ドラム2に
外光が入射する恐れがあり、感光体ドラム2の表面電位
特性に影響がでる可能性があり、また、機内の温湿度が
急激に変化する可能性などがあるため、前面ドアの開閉
を検知するドアセンサ(図示しない)の検知結果によ
り、ウオームアップ動作など初期動作終了後に制御を行
なう。
【0100】また、外部からの制御実行命令が入力され
たとき、つまり、メンテナンス時にサービスマンが操作
パネルの操作により、または、本装置の外部から制御実
行命令を受信したとき制御を行なう。
【0101】また、制御終了後で所定時間超過したと
き、つまり、制御が終了してから長時間経過すると、装
置外の温湿度の変化に伴う装置内の温湿度の変化、ま
た、感光体ドラム2の光疲労の回復による表面電位特性
の変化、一度撹拌された現像剤の放置による暈密度や帯
電量の変化など、階調特性に変化が生じる可能性があ
る。そこで、一番最後に制御終了してからの時間を計測
するタイマ(図示しない)により、所定時間を超過した
時点で制御を行なう。
【0102】また、制御終了後で所定の印字枚数を超過
したとき、制御が終了してから多数枚の印字を行なう
と、感光体ドラム2の光疲労による表面電位特性の変
化、現像剤の帯電量の変化など、階調特性に変化が生じ
る可能性がある。そこで、一番最後に制御が終了してか
らの印字した枚数を計測するカウンタ(図示しない)に
より、所定枚数を超過した時点で制御を行なう。ただ
し、連続印字の場合は、ユーザにより設定された印字枚
数の印字終了後に制御を行なう。
【0103】さらに、トナーエンプティが解除したと
き、つまり、トナーエンプティ後のトナー補給、トナー
を含むカートリッジの交換後、トナーまたは感光体ドラ
ム2を含むプロセスユニットの交換後、トナーエンプテ
ィフラグ(図示しない)が解除されたとき制御を行な
う。
【0104】上記いづれの場合も、制御開始から制御終
了まで、制御中であることを明示する表示を操作パネル
に行ない。外部入力(操作パネル、または、本装置の外
部)に対しビジー信号を発生し、印字するのを待っても
らうようにする。
【0105】次に、制御終了条件について説明する。
【0106】すなわち、高濃度部の偏差、低濃度部の偏
差が共に所定の制御規格値内であるとき(正常終了)、
所定回数の制御を行なったとき(最大制御回数実行)、
露光量およびパルス幅補正係数の算出結果が所定条件と
なったとき(操作量限界)、トナー付着量計測部8の出
力が所定条件となったとき(センサ出力異常)が、それ
ぞれ制御終了条件である。
【0107】まず、高濃度部の偏差、低濃度部の偏差が
共に所定の制御規格値内であるとき(正常終了)、つま
り、判定ステップS4において、目標の範囲である所定
の制御規格値内に高濃度部偏差、低濃度部偏差が共に入
ったとき、露光光量制御目標値、パルス幅補正データを
保持した状態で装置待機状態に移る。すなわち、目標達
成による正常終了となる。
【0108】次に、所定回数の制御を行なったとき(最
大制御回数実行)、つまり、正常終了でない場合、作像
条件変更ステップS5へ進み、再びテストパターンの作
像、トナー付着量検出、判定と繰り返す。しかし、収束
しているものの定常偏差がなんらかの原因で所定規格値
内に入らない場合、制御をいつまでも繰り返してしま
う。また、制御に要する最大の時間も有限に抑える必要
がある。
【0109】この実施例では、目標からの偏差に対する
操作量に係るパラメータの変更量を与え、偏差「0」に
対して変更量を「0」に対応させたため、定常偏差は
「0」に近づくはずだが、操作量の変化に対する階調特
性への効果が履歴などで変化している場合など、収束に
要する繰り返し回数(制御回数)が増減する可能性があ
る。
【0110】したがって、許される制御回数で、定性的
に大きな偏差を減少する方向に露光条件を変更すること
でも充分に効果がある。そこで、制御に入ってからの作
像変更した回数をカウンタ(図示しない)で計測するこ
とにより、所定の制御回数を行なった時点の露光光量制
御目標値およびパルス幅補正データを保持した状態で装
置の待機状態となる。
【0111】次に、露光量およびパルス幅補正係数の算
出結果が所定条件となったとき(操作量限界)、つま
り、変更すべき露光量目標値の算出値と実際に設定する
目標電圧は、図示しないD/A変換器にセットした値に
相当する出力電圧を光量制御回路74の比較電圧信号と
して送られる。上記D/A変換器への設定値と出力電圧
値は、あらかじめ調整され、設定した目標値が出力され
るようになっている。
【0112】しかしながら、算出した値が光量制御回路
74の出力可変範囲外になった場合、制御部36の認識
している出力電圧と実際の出力電圧とが異なり、誤った
制御を行なってしまう可能性がある。
【0113】また、かぶりなどの画像欠陥やレーザダイ
オード65の劣化などの不具合の発生する可能性がない
範囲で可変しなければならない。さらに、パルス幅補正
データの分解能から算出された異なる元データに対する
補正データの差が分解できなくなると疑似階調処理を行
なう場合、テクスチャなどの画像の乱れを生じてしまう
可能性がある。
【0114】そこで、露光光量制御目標値およびパルス
幅補正係数それぞれの所定の上限値、下限値の範囲が所
定の範囲内のとき実際に設定変更を行なう。この条件以
外のとき条件設定は行わず、設定済みの露光光量制御目
標値およびパルス幅補正係数(補正データ)を保持した
状態で制御を終了し、待機状態となる。
【0115】次に、トナー付着量計測部8の出力が所定
条件となったとき(センサ出力異常)、つまり、トナー
付着量計測部8の出力は、感光体ドラム2のテストパタ
ーン領域以外の反射光量、高濃度テストパターンの反射
光量、低濃度テストパターンの反射光量のそれぞれを光
電変換した信号で転送され、A/D変換器46を介して
制御部36で認識される。このとき、トナー付着量計測
部8の電源不良、光源51の劣化、投光・受光光路の汚
れ、受光回路、センサ・受信回路間の不良、感光体ドラ
ム2の傷、フィルミングなどの光反射率の変化、およ
び、テストパターン作像系の不良などで検出精度の悪
化、制御系の誤動作になることがある。
【0116】そこで、感光体ドラム2のテストパターン
領域以外の反射光量、高濃度テストパターンの反射光
量、低濃度テストパターンの反射光量のそれぞれに対応
する出力値のそれぞれに対し所定の上限、下限を設け、
いずれか1つの出力値が範囲外のときは、その後、計
算、判定を行なわず、センサ異常フラグをセットし、操
作パネルにトナー付着量計測部8が異常であることを表
示し、トナー付着量計測部8の異常が発生する前の状態
を保持した状態で待機状態となる。
【0117】なお、上記センサ異常フラグは、装置電源
オンした状態で初期処理によりリセットされる。また、
メンテナンス時にサービスマンによって操作パネルから
のリセット命令の入力でもリセットできる。さらに、セ
ンサ異常フラグがセットされているときは制御を行なわ
ない。
【0118】次に、検出シーケンス(テストパターン作
像、現像、トナー付着量計測ステップ)について説明す
る。
【0119】テストパターンの作像は、転写、給紙、排
紙動作、定着以外の動作を通常印字動作と同様のタイミ
ングで行なう。転写をオフするのは、転写材(用紙)が
ない状態で感光体ドラム2上にトナーが飛散しないため
である。
【0120】トナー付着量計測部8の光源51は、制御
部36の光源リモート信号によりオン,オフ可能で、オ
ンしてから光量が安定するのに要する時間経過した後、
検出できるようなタイミングでオンする。
【0121】したがって、通常印字動作においては、ト
ナー付着量計測部8の光源51は発光していない。これ
は、転写前に露光されていない表面電位である未露光部
電位が、光源51からの投光により光除電され、画像の
塵またはトナー飛散の防止、さらに、センサの投光位置
は、感光体ドラム2の軸方向の同一位置で行なわれるた
め、長期的にその部分の感光体ドラム2の光疲労による
画質への悪影響の防止を目的としている。
【0122】本実施例では、転写ドラム9を有してお
り、転写、給紙、排紙動作だけでなく、吸着、剥離動作
も行なわない。転写ドラム9においては、転写材支持体
のクリーニングのみ行なう。これにより、感光体ドラム
2上に現像されたテストパターンのトナー像は、転写材
支持体への付着量が極めて減少する。このため、転写ド
ラム9との位置関係を考慮せずにテストパターンの作
像、および、トナー付着量の計測が可能となる。
【0123】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の画像形成装
置によれば、高濃度のテストパターンに対する現像剤の
付着量および低濃度のテストパターンに対する現像剤の
付着量をそれぞれ計測して、あらかじめ設定されるそれ
ぞれの目標値との偏差をそれぞれ算出し、この算出され
た各偏差がそれぞれ所定範囲内でないとき、それらの各
偏差の関係から光量変更量に係る第1の変更量情報、お
よび、発光時間補正変更に係る第2の変更量情報を算出
し、この算出された第1の変更量情報によって目標露光
量情報を、第2の変更量情報によって発光時間補正情報
をそれぞれ算出し、露光手段の露光量および発光時間を
設定変更することにより、高濃度領域から低濃度領域ま
での階調特性が維持できる。また、検出時の設定値から
の変更量を算出するため、繰り返し制御を行なうことに
より、目標値に対する定常偏差を少なくすることができ
る。さらに、作像条件変更の副作用として、カブリなど
の画像欠陥や不具合などは、露光量および発光時間の変
更では発生しない。
【0124】したがって、画像欠陥のない初期状態と同
等の画像品質が維持でき、環境、経時の変化による画像
濃度の変動を、メンテナンスに頼らず、また、メンテナ
ンスの周期よりも短いサイクルで適正化でき、高い画像
濃度の安定性が達成でき、メンテナンスに要するコスト
(人件費、器材など)が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカラーレーザプリンタ
の帯電、露光、現像手段とその制御手段に係わるブロッ
ク図。
【図2】カラーレーザプリンタの概略構成図。
【図3】感光体ドラム上に現像された高濃度の階調デー
タに対応する高濃度部と低濃度の階調データに対応する
低濃度部と、これらに対するトナー付着量計測部の関係
を概略的に示す斜視図。
【図4】トナー付着量計測部の構成を示すブロック図。
【図5】画像データの流れと露光系に関する機能ブロッ
クを示す図。
【図6】要部の処理動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図7】作像条件変更処理を主体に説明するフローチャ
ート。
【図8】光量変更による効果を説明するための階調デー
タと出力画像濃度との関係を示す図。
【図9】パルス幅補正特性と階調特性の変化の関係を示
す図。
【図10】元データと補正データとの直線近似した関係
を示す図。
【図11】露光量変更量に関するテーブルの内容を示す
図。
【図12】パルス幅補正係数変更量に関するテーブルの
内容を示す図。
【図13】制御過程におけるトナー付着量計測値の変化
の様子を示すグラフ。
【図14】制御過程におけるレーザ発光量およびパルス
幅補正係数の変更の様子を示すグラフ。
【符号の説明】
2……感光体ドラム(像担持体)、3……帯電器(帯電
手段)、4〜7…現像器(現像手段)、8……トナー付
着量計測部、9……転写ドラム、13……光学系(露光
手段)、14……レーザビーム光、20……転写帯電
器、27……定着器、34……コロナ用高圧電源、35
……グリッドバイアス用高圧電源、36……制御部、3
7……階調データバッファ、38……レーザ駆動回路、
39……パターン発生回路、44……現像ローラ、45
……現像バイアス用高圧電源、46……A/D変換器、
47……メモリ、PT1……高濃度テストパターン部
(高濃度部)、PT2……低濃度テストパターン部(低
濃度部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/06 101 H04N 1/23 103 B 9186−5C 1/29 E 9186−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に画像データに基づいて高濃
    度部および低濃度部の潜像を形成し、目標露光量情報に
    応じて露光量が制御可能な露光手段と、 この露光手段で形成された前記像担持体上の高濃度部お
    よび低濃度部の潜像を現像剤で現像する現像手段と、 この現像手段の現像により前記像担持体上に付着した高
    濃度部および低濃度部に対する現像剤の付着量をそれぞ
    れ計測する現像剤付着量計測手段と、 前記画像データの単位画素当りの階調データに対し、単
    位画素当りの発光時間を発光時間補正情報に基づき補正
    する発光時間補正手段と、 この発光時間補正手段で補正された発光時間情報に基づ
    き単位画素当りのパルス幅として前記露光手段の変調制
    御を行なう変調制御手段と、 前記現像剤付着量計測手段で計測された高濃度部および
    低濃度部の各計測値とあらかじめ設定されるそれぞれの
    目標値との偏差をそれぞれ算出する第1の算出手段と、 この第1の算出手段で算出された各偏差がそれぞれ所定
    範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により所定範囲内にないと判定されると、
    それらの各偏差の関係から光量変更量に係る第1の変更
    量情報、および、発光時間補正変更に係る第2の変更量
    情報を算出する第2の算出手段と、 この第2の算出手段で算出された第1の変更量情報によ
    って前記目標露光量情報を算出し、第2の変更量情報に
    よって前記発光時間補正情報を算出する第3の算出手段
    とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 高濃度のテストパターンおよび低濃度の
    テストパターンをそれぞれ発生するパターン発生手段
    と、 像担持体上に前記パターン発生手段から発生する高濃度
    のテストパターンおよび低濃度のテストパターンに基づ
    いて潜像を形成し、目標露光量情報に応じて露光量が制
    御可能な露光手段と、 この露光手段で形成された前記像担持体上の高濃度のテ
    ストパターンおよび低濃度のテストパターンの潜像を現
    像剤で現像する現像手段と、 この現像手段の現像により前記像担持体上に付着した高
    濃度のテストパターンおよび低濃度のテストパターンに
    対する現像剤の付着量をそれぞれ計測する現像剤付着量
    計測手段と、 前記画像データの単位画素当りの階調データに対し、単
    位画素当りの発光時間を発光時間補正情報に基づき補正
    する発光時間補正手段と、 この発光時間補正手段で補正された発光時間情報に基づ
    き単位画素当りのパルス幅として前記露光手段の変調制
    御を行なう変調制御手段と、 前記現像剤付着量計測手段で計測された高濃度部および
    低濃度部の各計測値とあらかじめ設定されるそれぞれの
    目標値との偏差をそれぞれ算出する第1の算出手段と、 この第1の算出手段で算出された各偏差がそれぞれ所定
    範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により所定範囲内にないと判定されると、
    それらの各偏差の関係から光量変更量に係る第1の変更
    量情報、および、発光時間補正変更に係る第2の変更量
    情報を算出する第2の算出手段と、 この第2の算出手段で算出された第1の変更量情報によ
    って前記目標露光量情報を算出し、第2の変更量情報に
    よって前記発光時間補正情報を算出する第3の算出手段
    とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
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