JPH06109371A - セラミック焼成電気炉 - Google Patents

セラミック焼成電気炉

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Publication number
JPH06109371A
JPH06109371A JP28387992A JP28387992A JPH06109371A JP H06109371 A JPH06109371 A JP H06109371A JP 28387992 A JP28387992 A JP 28387992A JP 28387992 A JP28387992 A JP 28387992A JP H06109371 A JPH06109371 A JP H06109371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
ceramic
zone
electric furnace
firing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28387992A
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English (en)
Inventor
Saizo Tsuruoka
才三 鶴岡
Takatoshi Fujiyama
孝敏 藤山
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型のセラミック製品を斑なく焼成する。 【構成】 焼成室13内に、該焼成室13内を上下に複
数に区分して上部ゾーン20と下部ゾーン22を形成し
得る水平耐熱仕切鋼18を設け、各ゾーン毎に設けられ
る前後方向ヒータ14および左右方向ヒータ15にはそ
れぞれ自動制御機構23を連結したセラミック焼成電気
炉とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック焼成電気炉
に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の焼成炉は、炉内の温度が均一に
ならず、斑焼成されることがあったので、本出願人は、
図1〜図3のように、ヒーターにより直接加熱されず輻
射熱で加熱されるように、前後方向ヒータaと左右方向
ヒータbを上下方向に4〜5本程度配設した焼成炉cの
壁面近くに、耐火性の前後帯状板dと左右帯状板eとを
設け、前後方向ヒータaと左右方向ヒータbとにより前
記帯状板d、eを加熱して、輻射熱によりセラミック製
品を焼成するようにしたものを、特願平3−17434
1号として提案している。図中、fは支柱、gは間隔保
持片、hは係合溝である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記先願発明の焼成炉
cは、焼成しようとするセラミック製品が比較的小さい
ものを対象としてなされていたので焼成室もあまり大き
くないから斑焼成という問題は起きなかったのである
が、セラミック製品が大きくなり、焼成室が大きくなる
と、先願のものでも、斑焼成という問題が起きる。例え
ば、大気プラズマや溶射技術を駆使したビスマス系超電
導材料による磁気シールド容器は、人間をすっぽり包む
程の大きい容器であり、超電導材料でコーティングし
て、人間の脳内の微弱な磁気を測定し脳機能の解明を行
なうほか、脳腫瘍やてんかん等の脳障害の診断、治療に
用いられる。このようなセラミック製品は、非常に大き
いので、これを焼成する焼成炉も、前記先願の実施例図
のものに比べると、何倍も大きくなるから、輻射熱加熱
という技術を用いても、温度のばらつきができて不均一
な焼成になるのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、焼成
室13内に、該焼成室13内を上下に複数に区分して上
部ゾーン20と下部ゾーン22を形成し得る水平耐熱仕
切鋼18を設け、各ゾーン毎に設けられる前後方向ヒー
タ14および左右方向ヒータ15にはそれぞれ自動制御
機構23を連結したセラミック焼成電気炉としたもので
ある。また、本発明は、前記の電気炉において、電気炉
の壁体は、外側鉄板10と、該外側鉄板10で包囲され
ているセラミックファイバー層11と、該セラミックフ
ァイバー層11の内側に設けたセラミックボード層12
とにより形成し、前記焼成室13の内壁近傍には前後方
向ヒータ14と左右方向ヒータ15を設け、該前後方向
ヒータ14の内側に炭化珪素質耐火物の前後帯状板16
を前記左右方向ヒータ15の内側に炭化珪素質耐火物の
左右帯状板17をそれぞれ設け、前記水平耐熱仕切鋼1
8はその外端を前記外側鉄板10の内面に固定し、その
内端19は前記帯状板16、17よりも内側に突き出さ
せたセラミック焼成電気炉としたものである。
【0005】
【実施例】本発明の電気炉の一実施例につき説明する
と、1は電気炉であり、図4のように、床2上に設けた
台枠3の上部に載置されている。台枠3を用いたのは、
人間がすっぽり入る程の大きいセラミック製品4を、台
車5で横に運んで下側から電気炉1内に供給する構造の
ためであり、台枠3はセラミック製品4及び台車5が横
から入るように机のような足を有する形をしており、内
部にリフト機構6を有する。
【0006】7はリフト機構6のシリンダであり、シリ
ンダ7が伸縮するとリフト機構6は仮線の位置から実線
の位置の間上下動する。台枠3の台面8の中央には、上
下貫通している出入口9が設けられ、出入口9の上面に
電気炉1が設けられる。電気炉1の外壁は外側鉄板10
で包囲され、外側鉄板10の内側にセラミックファイバ
ー層11が形成され、セラミックファイバー層11の内
側にセラミックボード層12が形成される。セラミック
ボード層12の内側が焼成室13であり、焼成室13に
は経緯の状態に前後方向ヒータ14と左右方向ヒータ1
5が設けられる。前後方向ヒータ14と左右方向ヒータ
15は、前記先願と同様に、セラミックボード層12の
近傍に水平に横設されており、所定の間隔を置いて上下
方向に複数本ずつ(図面では12本ずつ)配設されてい
る。しかして、前記先願では、前後方向ヒータ14と左
右方向ヒータ15は、4〜5本程度であるが、本発明で
は、セラミック製品4が大きいので焼成室13も大きく
なり、従って約3倍も多い本数が設けられている。
【0007】前記前後方向ヒータ14と左右方向ヒータ
15の内側には、前後方向ヒータ14および左右方向ヒ
ータ15からの熱が、直接セラミック製品4に与えられ
ないようにするため、耐火性の前後帯状板16と左右帯
状板17とを設け、前後帯状板16および左右帯状板1
7を介して輻射熱によりセラミック製品4を焼成するよ
うに構成してある。
【0008】しかして、本発明は、前記焼成室13を上
下に複数に区分するために、水平耐熱仕切鋼18を設け
る。水平耐熱仕切鋼18は、その外端を外側鉄板10の
内面に固定し、その内端19は前記前後帯状板16と左
右帯状板17の間を通って焼成室13内に突出し、前記
水平耐熱仕切鋼18により上部ゾーン20、中部ゾーン
21、下部ゾーン22を形成する。
【0009】そして、上部ゾーン20、中部ゾーン2
1、下部ゾーン22の各前後方向ヒータ14および左右
方向ヒータ15は、それぞれ自動制御機構23に接続さ
れて熱気の上部集中を排除し、上下の温度差を最大でも
±15℃にする。前記台車5は、減速機付きのインバー
タ制御モータ駆動方式であり、リモートコントロールさ
れ、ソフトスタート、ソフトストップ機構付きで、速度
も可変である。前記リフト機構6は、シリンダ7を2本
使用し、安全ストッパ付きである。前記自動制御機構2
3はスムーズな温度制御を行なえるよう、ディジタルプ
ログラム設定器と、ディジタル支持調節計の温度調節計
と、SCR電力調節器を使用しており、ヒータ温度を監
視するディジタル温度調節計を設定して、部分的な高温
を抑制している。
【0010】
【作用】次に作用を述べる。前記のような大きなセラミ
ック製品4は、台車5上に載置されて倒れないようにソ
フトスタートし、図4の仮線のように下降しているリフ
ト機構6上に乗ってソフトストップさせる。ついでシリ
ンダ7を操作すると、リフト機構6は実線のように上昇
し、台枠3の台面8の出入口9から電気炉1の焼成室1
3内に収納される。この状態で、上部ゾーン20、中部
ゾーン21、下部ゾーン22の各前後方向ヒータ14お
よび左右方向ヒータ15に通電すると、前記のように、
水平耐熱仕切鋼18により仕切られているので、斑なく
均等に加熱焼成される。
【0011】
【発明の効果】本発明は、焼成室13内に、該焼成室1
3内を上下に複数に区分して上部ゾーン20と下部ゾー
ン22を形成し得る水平耐熱仕切鋼18を設け、各ゾー
ン毎に設けられる前後方向ヒータ14および左右方向ヒ
ータ15にはそれぞれ自動制御機構23を連結したセラ
ミック焼成電気炉としたものであるから、水平耐熱仕切
鋼18を設けたことにより、焼成室13が大きくなり、
セラミック製品4も大きくなっても、上部ゾーン20、
下部ゾーン22は温度差がないように、各前後方向ヒー
タ14および左右方向ヒータ15で加熱されるので、良
好なセラミック製品4を製造できる。また、本発明は、
前記の電気炉において、電気炉の壁体は、外側鉄板10
と、該外側鉄板10で包囲されているセラミックファイ
バー層11と、該セラミックファイバー層11の内側に
設けたセラミックボード層12とにより形成し、前記焼
成室13の内壁近傍には前後方向ヒータ14と左右方向
ヒータ15を設け、該前後方向ヒータ14の内側に炭化
珪素質耐火物の前後帯状板16を前記左右方向ヒータ1
5の内側に炭化珪素質耐火物の左右帯状板17をそれぞ
れ設け、前記水平耐熱仕切鋼18はその外端を前記外側
鉄板10の内面に固定し、その内端19は前記帯状板1
6、17よりも内側に突き出させたセラミック焼成電気
炉としたものであるから、水平耐熱仕切鋼18を堅牢に
取付けることができ、かつ、温度差の少ない上部ゾーン
20、下部ゾーン22にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先願発明の縦断側面図。
【図2】 先願発明の要部斜視図。
【図3】 先願発明の支柱の斜視図。
【図4】 本発明の縦断側面図。
【図5】 本発明の一部拡大側面図。
【図6】 本発明の横断平面図。
【符号の説明】
1…電気炉、2…床、3…台枠、4…セラミック製品、
5…台車、6…リフト機構、7…シリンダ、8…台面、
9…出入口、10…外側鉄板、11…セラミックファイ
バー層、12…セラミックボード層、13…焼成室、1
4…前後方向ヒータ、15…左右方向ヒータ、16…前
後帯状板、17…左右帯状板、18…水平耐熱仕切鋼、
19…内端、20…上部ゾーン、21…中部ゾーン、2
2…下部ゾーン、23…自動制御機構。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼成室13内に、該焼成室13内を上下
    に複数に区分して上部ゾーン20と下部ゾーン22を形
    成し得る水平耐熱仕切鋼18を設け、各ゾーン毎に設け
    られる前後方向ヒータ14および左右方向ヒータ15に
    はそれぞれ自動制御機構23を連結したセラミック焼成
    電気炉。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記電気炉の壁体
    は、外側鉄板10と、該外側鉄板10で包囲されている
    セラミックファイバー層11と、該セラミックファイバ
    ー層11の内側に設けたセラミックボード層12とによ
    り形成し、前記焼成室13の内壁近傍には前後方向ヒー
    タ14と左右方向ヒータ15を設け、該前後方向ヒータ
    14の内側に炭化珪素質耐火物の前後帯状板16を前記
    左右方向ヒータ15の内側に炭化珪素質耐火物の左右帯
    状板17をそれぞれ設け、前記水平耐熱仕切鋼18はそ
    の外端を前記外側鉄板10の内面に固定し、その内端1
    9は前記帯状板16、17よりも内側に突き出させたセ
    ラミック焼成電気炉。
JP28387992A 1992-09-29 1992-09-29 セラミック焼成電気炉 Withdrawn JPH06109371A (ja)

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JP28387992A JPH06109371A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 セラミック焼成電気炉

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JPH06109371A true JPH06109371A (ja) 1994-04-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104251620A (zh) * 2013-06-25 2014-12-31 天津市硅酸盐研究所有限公司 一种双滑道钟罩式加热电炉

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991130