JPH0610935Y2 - 家庭用複合タワシ - Google Patents

家庭用複合タワシ

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JPH0610935Y2
JPH0610935Y2 JP5065789U JP5065789U JPH0610935Y2 JP H0610935 Y2 JPH0610935 Y2 JP H0610935Y2 JP 5065789 U JP5065789 U JP 5065789U JP 5065789 U JP5065789 U JP 5065789U JP H0610935 Y2 JPH0610935 Y2 JP H0610935Y2
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JP
Japan
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layer
fiber
woven fabric
binder
shrinkable
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Application number
JP5065789U
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JPH02142256U (ja
Inventor
佳郎 源野
和宏 池田
Original Assignee
金井 宏之
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家庭又はホテル又は食堂等の流しで食器類の
汚れを除去する目的で使用されるタワシに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、食器類の汚れを除去する目的で使用されているタ
ワシには、a.天然のヘチマ、天然繊維のシュロを加工
した亀の子タワシ。b.ナイロンやサランの如き合成繊
維に結合剤を適用するか、結合剤と研摩砥粒を適用して
形成した不織布。c.上記a.bの不織布とセルロース
スポンジ又はウレタンスポンジがラミネートされたも
の。d.ウレタンスポンジの片面に研摩砥粒を付着させ
たもの、ウレタンスポンジをネットで包装したタワシ。
e.スチールウール又はアルミ蒸着テープを塊状にした
もの等が見られる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記a.頃のタワシは取れにくい汚れを除去するが、硬
くて砥粒による切れが鋭いため手の皮膚が傷み易く、
又、泡立ちが悪いため洗剤を多く使用しなければなら
ず、曲面とのなじみが悪いので、曲面部や、すみの部分
が十分に洗浄されにくいという欠点がある。
又、b項に示されるタワシは、一般的に長方形で10〜
15mmの厚みがあり、手で握った時に角張って保持しに
くく、且泡立ちがスポンジ類に比べ劣るため洗剤が多く
必要であるという欠点を有している。又、泡立ちをよく
するために使用繊維の繊度を小さくしていくと汚れ除去
の効果が減少するばかりでなく、使用後の水洗浄で内部
に含んだ残留洗剤が取れにくいという欠点もある。次に
c項に示したタワシは、b項のタワシの欠点を解消せん
としたもので、握り易さ、洗剤の泡立ちは十分である
が、使用後においてスポンジ内部の洗剤が洗剤水で除去
されにくく、数週間使用後において不織布とスポンジの
収縮率が異なる為、不織布部分が小さくなり、タワシの
形状が変形してくるという欠点がある。又、d項に示さ
れタワシも、洗浄水で内部の洗剤が除去されにくいとい
う欠点があり更にe項に示すタワシは、上記b〜d項に
示したタワシとは異なり、集合体とした塊状で使用され
ているが、金属を傷つけないので主に鍋の油汚れや、焦
げ付きによる落ちにくい汚れをこすり取り、除去するの
に使用されているが汎用品ではない。
等の種々の問題点がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記a〜e項に示すタワシが有している欠点
を解消せんとするものであり、皮膚を傷めることなく、
手に握り易くて洗浄作業が容易であり、かつ洗剤を十分
に泡立ちせしめて洗剤能力を向上し、摺擦力を有すると
共に、使用後は洗浄水で簡単に残留する洗剤が除去しう
る複合タワシを提供せんとするものである。
〔作用〕
本願考案は第1図に示すごとく、非収縮性繊維で形成さ
れる不織布A層と収縮性繊維を含んで構成したノーバイ
ンダー不織布B層との積層体で構成され、かつB層の収
縮処理により、A層を共に内側にカールせしめて形成し
たから、洗浄時に手の平に収まり、握り易く、手によく
なじみ洗浄作業が行い易い。又底の深い手指が届かない
コップや湯呑も円柱状態にして底やコーナー部を容易に
摺り洗いでき、柄付ブラシを必要としない。又、箸・ス
プーン等は円柱状カールの内側(B層)に入れて洗浄が
でき、洗浄後は、出っ張りに引っ掛けて乾燥することが
可能となり乾燥も早く、清潔に保たれる。
以下本考案の一実施例を図面に従って説明する。
〔実施例〕
第1図に示す様に、本考案の家庭用複合タワシは非収縮
性繊維を主体として形成した不織布A層と収縮性繊維を
含有する収縮性不織布B層が一体に積層され、B層の収
縮により全体としてB層側にカールして円柱状態に構成
されている。
A層は第2図に示す如く、非収縮性繊維、例えばナイロ
ン又はポリエステル又はサラン繊維の如き合成繊維で1
0〜50デニールクラスの非収縮性繊維(1)の繊維交差
接触部を熱可塑性又は熱硬化性樹脂結合剤(2)で接着し
てなる非収縮性繊維と結合剤の組み合わせよりなる不織
布、又は上記不織布に研摩砥粒(3)を固着せしめた組合
わせから構成されている。
又、B層は、60℃以上の熱を受けた時にlo−l/lo×
100=20%(lo:収縮前の長さl:収縮後の長さ)以
上の値を有する繊維を収縮性繊維(4)として、例えばポ
リエステル系繊維A−53タイプ(日本エステル社
製)、TM08タイプ(帝人社製)、又はポリプロピレ
ン系繊維NBF−BHタイプ(大和紡製)等の太さ2〜
3dの短繊維を使用し、公知のウエブ形成機により、ウ
エブを形成しニードルパンチ又はウオータニードルパン
チ、又はサーマルボンド等のウエブ結合手段により得ら
れる不織布を用いた。
この際、不織布(B層)が60℃以上の熱を受けた時に
十分に変形するためにすくなくとも20%(重量比)以
上収縮性繊維が混入されている必要がある。又ウエブ
は、クロスウエブ、ランダムウエブ、パラレルウエブ又
は前記ウエブの複合ウエブ、いずれのウエブ構造を利用
しても本考案の目的を達成出来るが、特にパラレルウエ
ブが最も良好なる結果を与える。
更にB層になる不織布の収縮性繊維以外の繊維として
は、一般的な紡績可能な繊維はすべて利用出来るが、特
殊繊維として消臭繊維、抗菌性繊維、芳香繊維も混入せ
しめ、タワシに消臭機能、抗菌機能、芳香機能を与える
ことができる。又B層には上記不織布の他、前記熱収縮
性の連続フィラメントを長手方向に開繊して形成された
ウエブをサーマルボンドや他の結合手段により形成され
た連続フィラメント不織布や或は前記熱収縮性のフィラ
メントを縦糸として形成した平織織物も使用できる。
このようにして形成されたA層の不織布とB層の不織布
は、積層時にB層の不織布をA層と同一面積(寸法)又
はそれよりも小さい面積(寸法)に裁断して積層され、
常温硬化型の接着剤(5)で層間が接着されるか、又は第
3図に示す如く、糸(6)により縫合され一体に固定され
ている。
尚、縫製に使用される縫糸は、綿100%、綿/ポリエ
ステル混紡糸、又はその他の一般的縫糸でもよいが、収
縮性繊維から作られた糸を用いれば、より潜在変形能力
が大きくなる。
又、B層の収縮には60℃以上の熱水またはスチーム、
熱風により収縮処理が施され、タワシは内側にカールが
形成され、円柱状態に構成される。
〔考案の効果〕
本考案は上記の如く複合タワシを構成したことにより、
手の平に収まり、握り易く、手に良くなじみ、適度に弾
性もあり、手に硬い感覚を与えることなく安定して、握
り締めることが可能となり、B層で十分に洗剤を起泡せ
しめ、A層部分の表面で汚れを物理的及び化学的に除去
せしめることが可能となる。
又、底の深いコップや湯呑の指が届かない容器の洗浄に
当たり、円柱状に巻いた状態で底やコーナー部を容易に
摺り洗いすることが可能となり、別個に洗浄ブラシを必
要としない。又箸、ナイフ、フォーク、スプーン等の細
長い食器の洗浄に際しては、カールしたタワシの円柱状
の内部に挿入することで容易に洗浄することが出来る。
又、広い面積を有する食器を洗浄する場合には、複合タ
ワシを広げることにより接触面積を増大せしめて洗浄能
力を高める事もできる。
又、使用後は円柱状となったタワシの開口部に両面より
洗浄水を供給することで残留洗剤を完全に除去できるば
かりでなく、乾燥時に円柱状で縦に放置したり、棒に引
っ掛けて放置することが可能となり、タワシに清潔感を
与える等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施の一例を示す家庭用複合タワシの
斜視図、第2図,第3図は夫々本考案の収縮前の積層状
態の一例を示す概略構成断面図である。 (1)……非収縮性繊維、(2)……結合剤 (3)……砥粒、(4)……収縮性繊維 (5)……接着剤、(6)……糸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】非収縮性繊維又は非収縮性繊維と結合剤又
    は非収縮性繊維,結合剤及び研摩砥粒から構成されてい
    る不織布(A層)と収縮性繊維を少なくとも20%(重
    量比)以上混入してなるノーバインダー不織布(B層)
    との積層体で構成されB層のノーバインダー不織布をA
    層と同一面積又はA層よりも小なる面積で積層した状態
    で接着剤又は糸により固着され、かつB層の収縮により
    カールを付与してなることを特徴とする家庭用複合タワ
    シ。
JP5065789U 1989-04-28 1989-04-28 家庭用複合タワシ Expired - Lifetime JPH0610935Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH02142256U JPH02142256U (ja) 1990-12-03
JPH0610935Y2 true JPH0610935Y2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=31569392

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