JPH0610914A - ロッドレスシリンダ - Google Patents

ロッドレスシリンダ

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JPH0610914A
JPH0610914A JP19134592A JP19134592A JPH0610914A JP H0610914 A JPH0610914 A JP H0610914A JP 19134592 A JP19134592 A JP 19134592A JP 19134592 A JP19134592 A JP 19134592A JP H0610914 A JPH0610914 A JP H0610914A
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driven
guide rail
rodless cylinder
cylinder tube
piston
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Hideyuki Kubota
秀幸 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダチューブ1の内部に流体圧によって
移動するピストン6を配置し、このピストン6にこのピ
ストン6の移動方向に沿って並べられた所要数の永久磁
石13を取り付け、永久磁石13の間に磁極部材12を
挾み、磁極部材12を挾んで隣り合う永久磁石13を互
いに同極をもって対向させ、シリンダチューブ1の外部
にピストン6に従動する従動部18を配置したロッドレ
スシリンダについて、部品点数を減らし、組立てを容易
にし、磁気漏洩が生じるのを防止する。 【構成】 従動部18に永久磁石13の磁力に牽引され
るヨーク19を設け、このヨーク19を円筒部19aの
内周に所要数の突部19bを設けたものとし、突部19
bをそれぞれシリンダチューブ1を介して磁極部材12
と対向させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体圧アクチュエータ
の一種であるロッドレスシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】公知のロッドレスシリンダは、図6に示
すように、シリンダチューブaを挾んで対向する駆動側
のピストンbと従動側の従動部cにそれぞれ磁石列d,
eを取り付け、この磁石列d,eの永久磁石同士を互い
に吸引させて従動部cをピストンbに従動させている
(実開昭58−76804号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがってこの従来技
術には、一つのロッドレスシリンダに組み込まれる永久
磁石の数(図では六個)が多いために当該ロッドレスシ
リンダの組立てが厄介である問題があり、またシリンダ
チューブaの外側に従動側の磁石列eあるために当該ロ
ッドレスシリンダの外形が大きくならざるを得ない問題
がある。また従動側の磁石列eの外周側において磁気漏
洩が生じるために磁力の一部が無駄となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、請求項1に
示すように、シリンダチューブの内部に流体圧によって
移動するピストンを配置し、前記ピストンに前記ピスト
ンの移動方向に沿って並べられた所要数の永久磁石を取
り付け、前記永久磁石の間に磁極部材を挾み、前記磁極
部材を挾んで隣り合う前記永久磁石を互いに同極をもっ
て対向させ、前記シリンダチューブの外部に前記ピスト
ンに従動する従動部を配置したロッドレスシリンダにお
いて、前記従動部に前記永久磁石の磁力に牽引されるヨ
ークを設け、前記ヨークを円筒部の内周に所要数の突部
を設けたものとし、前記突部をそれぞれ前記シリンダチ
ューブを介して前記磁極部材と対向させたことを特徴と
するロッドレスシリンダを提供する。
【0005】また請求項2に示すように、請求項1のロ
ッドレスシリンダにおいて、従動部にヨークを一体成形
したことを特徴とするロッドレスシリンダを提供する。
また請求項3に示すように、請求項1のロッドレスシリ
ンダにおいて、シリンダチューブをベースに設け、前記
ベースに前記シリンダチューブと平行にガイドレールを
設け、従動部に前記ガイドレールに沿って転動するボー
ルベアリングを取り付けたことを特徴とするロッドレス
シリンダを提供する。また請求項4に示すように、請求
項1のロッドレスシリンダにおいて、シリンダチューブ
をベースに設け、前記ベースに前記シリンダチューブと
平行にガイドレールを設け、従動部に前記ガイドレール
に沿って転動するボールベアリングを取り付け、前記ベ
ース上に前記従動部とは別に前記ガイドレールに沿って
移動するテーブルユニットを取り付けたことを特徴とす
るロッドレスシリンダを提供する。
【0006】
【作用】従来技術における従動側の磁石列eに代えて従
動部に磁性体製のヨークを設けることにし、このヨーク
を駆動側の永久磁石によって牽引して従動部をピストン
に従動させる。ヨークは一つで良く、よって従来技術と
比べて部品点数を減らすことができ、組立てを容易にす
ることができる。またヨークは従来技術における従動側
の磁石列eより薄いもので良く、よって従来技術と比べ
て当該ロッドレスシリンダの外形を小型にすることがで
きる。またヨークを円筒部の内周に所要数の突部を設け
たものとし、この突部をそれぞれシリンダチューブを介
して磁極部材と対向させたために、永久磁石のN極から
このN極に接する磁極部材、この磁極部材に対向する突
部、円筒部、隣りの突部、この突部に対向する磁極部材
を経て前記永久磁石のS極に至る閉鎖的な磁気回路を形
成することができ、これにより磁気漏洩が生じるのを防
止することができる(請求項1)。
【0007】また磁性体製のヨークはこれを従動部に一
体成形することが可能であり、この場合には部品点数を
一層減らすことができ、組立てを一層容易にすることが
できる(請求項2)。また請求項3によるロッドレスシ
リンダはシリンダチューブをベースに設け、ベースにシ
リンダチューブと平行にガイドレールを設け、従動部に
ガイドレールに沿って転動するボールベアリングを設け
たものであって、ベースを所定箇所に据え付けるととも
に従動部に各種の工作機械等のワークを搭載した場合
に、このワークを精度良く移動させることができる。そ
の理由はベースと従動部の間にガイドレールとボールベ
アリングが介在するのみであって正確な寸法精度および
取付け精度を出し易いためである。また請求項4による
ロッドレスシリンダは請求項3によるロッドレスシリン
ダに従動部とは別にガイドレールに沿って移動するテー
ブルユニットを加えたものであって、当該ロッドレスシ
リンダに大きな剛性を持たせることができる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0009】図1に示すように、非磁性体製のシリンダ
チューブ1の両端にそれぞれエンドカバー2,3が気密
的に取り付けられ、エンドカバー2,3にそれぞれ圧力
供給ポート4,5が設けられ、シリンダチューブ1の内
部に圧力供給ポート4,5から供給される圧縮空気等の
流体圧によって軸方向に移動する非磁性体製のピストン
6が配置されている。全体を符号6で示したこのピスト
ンは一対のピストン部材7,8をタイロッド9とナット
10,11を使って一体に組み付けたものであって、こ
の一対のピストン部材7,8の間に、所要数(図では五
枚)の磁性体製の磁極部材12と所要数(図では四個)
の永久磁石13が軸方向に交互に挾まれている。一枚の
磁極部材12を挾んで隣り合う二個の永久磁石13,1
3は互いに同極をもって対向している。ピストン部材
7,8にはそれぞれウェアリング14、シール15,1
6およびクッション17が取り付けられている。シリン
ダチューブ1の外側にピストン6に従動する従動部18
が配置されており、全体を符号18で示したこの従動部
は磁性体製のヨーク19と、このヨーク19の両端にそ
れぞれ嵌着されたウェアリング20,21およびスクレ
ーパ22,23とよりなっている。またヨーク19は円
筒部19aの内周に所要数(図では五つ)の環状の突部
19bを設けたものであって、この突部19bがそれぞ
れシリンダチューブ1を介して磁極部材12と対向して
いる。
【0010】上記構成のロッドレスシリンダは従来技術
における従動側の磁石列eに代えて従動部18に磁性体
製のヨーク19を設けたものであって、このヨーク19
を駆動側の永久磁石13によって牽引して従動部18を
ピストン6に従動させる。ヨーク19は一部品であり、
よって従来技術と比べて部品点数を減らすことができ、
組立てを容易にすることができる。またヨーク19は従
来技術における従動側の磁石列eより薄いものであり、
よって従来技術と比べて当該ロッドレスシリンダの外形
を小型にすることができる。またヨーク19を円筒部1
9aの内周に所要数の突部19bを設けたものとし、こ
の突部19bをそれぞれシリンダチューブ1を介して磁
極部材12と対向させたために、図2に拡大して示すよ
うに、永久磁石13のN極からこのN極に接する磁極部
材12、この磁極部材12に対向する突部19b、円筒
部19a、隣りの突部19b、この突部19bに対向す
る磁極部材12を経て前記永久磁石13のS極に至る閉
鎖的な磁気回路を形成することができ、これにより磁気
漏洩が生じるのを防止することができる。
【0011】図3の実施例においては、従動部18が各
種の工作機械等のワークを搭載するテーブル形に形成さ
れ、また従動部18にヨーク19が一体成形されてい
る。材質は焼き入れ処理され、硬度をHRC58度以上
に硬化させた冷間引抜き強磁性ステンレス鋼である。そ
して、このようにヨーク19を従動部18に一体成形す
ることによって部品点数を一層減らすことができ、組立
てを一層容易にすることができる。
【0012】図3の実施例において、シリンダチューブ
1、エンドカバー2,3およびピストン6は図1の実施
例と同じ構成である。また図3の実施例は次の構成を有
している。すなわち、ベース24の両端にその一部とし
て一対のエンドプレート25,26が立設され、この一
対のエンドプレート25,26の間にシリンダチューブ
1がエンドカバー2,3をもって架設されている。ベー
ス24上にシリンダチューブ1と平行にガイドレール2
7が設けられ、従動部18にガイドレール27に沿って
転動する無限軌道形のボールベアリング28が取り付け
られ、ピストン6に従動する従動部18がガイドレール
27に沿って走行するようになっている。ベアリングの
構成は次のとおりである。すなわち、図4に示すよう
に、上面を略平らなテーブル形とした従動部18の下面
にシリンダチューブ1と平行に略コ字形の溝18aが形
成され、更にボールベアリング28の転動面18bが研
磨加工され、この転動面18bをボールベアリング28
が転動してガイドレール27と転がり接触する。ガイド
レール27にもボールベアリング28の転動面27aが
研磨加工されている。また一対のエンドプレート25,
26にそれぞれストローク調整用の六角ボルト29,3
0がねじ込まれ、従動部18にこの六角ボルト29,3
0に衝接して緩衝作用を奏するショックアブソーバ31
が取り付けられている。またガイドレール27の下面と
側面、従動部18の上面と側面はそれぞれ研磨加工され
ており、ガイドレール27をベース24に取り付ける際
の、または従動部18にワークを搭載する際の基準面3
2a、32b,32c,32dとされている。
【0013】上記構成のロッドレスシリンダは図1の実
施例に係るロッドレスシリンダと同じ作用効果を奏する
他に、ベース24を所定箇所に据え付けるとともに従動
部18に各種の工作機械等のワークを搭載した場合に、
ベース24と従動部18の間にガイドレール27とボー
ルベアリング28が介在するのみであって正確な寸法精
度および取付け精度を出し易いために、ワークを精度良
く移動させることができる。また六角ボルト29,30
を設けたことによって従動部18の停止位置を任意に調
整することができ、ショックアブソーバ31を設けたこ
とによって従動部18が六角ボルト29,30に強く衝
接するのを防止することができる。
【0014】図5の実施例においては、図3の実施例に
係る構成に加えて、ベース24上に従動部18とは別に
ガイドレール27に沿って移動するテーブルユニット3
3が取り付けられており、当該ロッドレスシリンダに図
3の実施例に係るロッドレスシリンダより大きな剛性を
持たせることができる。すなわち、ワークを従動部18
とテーブルユニット33の双方で支持する訳である。
【0015】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。 A.従来技術における従動側の磁石列に代えて従動部に
単一部品であるヨークを設けることにしたために、従来
技術と比べて部品点数を減らし、組立てを容易にするこ
とができる。またヨークを従来技術における従動側の磁
石列より薄いものとすることが可能であるために、従来
技術と比べて当該ロッドレスシリンダの外形を小型にす
ることができる。 B.ヨークを円筒部の内周に所要数の突部を設けたもの
とし、この突部をそれぞれシリンダチューブを介して磁
極部材と対向させたために、閉鎖的な磁気回路を形成
し、磁気漏洩が生じるのを防止することができる。 C.ヨークを従動部に一体成形した場合に、部品点数を
一層減らし、組立てを一層容易にすることができる。 D.シリンダチューブをベースに設け、ベースにシリン
ダチューブと平行にガイドレールを設け、従動部にガイ
ドレールに沿って転動するボールベアリングを設けた場
合に、従動部に搭載するワークを精度良く移動させるこ
とができる。 E.従動部と別にガイドレールに沿って移動するテーブ
ルユニットを加えた場合に、当該ロッドレスシリンダに
大きな剛性を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るロッドレスシリンダ
の断面図
【図2】同ロッドレスシリンダの要部拡大断面図
【図3】本発明の第二実施例に係るロッドレスシリンダ
の一部切欠した平面図
【図4】同ロッドレスシリンダの要部を一部切欠した側
面図
【図5】本発明の第三実施例に係るロッドレスシリンダ
の一部切欠した平面図
【図6】従来例に係るロッドレスシリンダの一部切欠し
た正面図
【符号の説明】
1 シリンダチューブ 2,3 エンドカバー 4,5 圧力供給ポート 6 ピストン 7,8 ピストン部材 9 タイロッド 10,11 ナット 12 磁極部材 13 永久磁石 14,20,21 ウェアリング 15,16 シール 17 クッション 18 従動部 18a 溝 18b,27a 転動面 19 ヨーク 19a 円筒部 19b 突部 22,23 スクレーパ 24 ベース 25,26 エンドプレート 27 ガイドレール 28 ボールベアリング 29,30 六角ボルト 31 ショックアブソーバ 32a、32b,32c,32d 基準面 33 テーブルユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また請求項2に示すように、請求項1のロ
ッドレスシリンダにおいて、従動部にヨークを一体成形
したことを特徴とするロッドレスシリンダを提供する。
また請求項3に示すように、請求項1のロッドレスシリ
ンダにおいて、シリンダチューブを一対のエンドプレー
トの間に架設し、前記エンドプレートの間に前記シリン
ダチューブと平行にガイドレールを設け、従動部に前記
ガイドレールに沿って転動するボールベアリングを取り
付けたことを特徴とするロッドレスシリンダを提供す
る。また請求項4に示すように、請求項1のロッドレス
シリンダにおいて、シリンダチューブを一対のエンドプ
レートの間に架設し、前記エンドプレートの間に前記シ
リンダチューブと平行にガイドレールを設け、従動部に
前記ガイドレールに沿って転動するボールベアリングを
取り付け、前記ガイドレールに前記従動部とは別に前記
ガイドレールに沿って移動するテーブルユニットを取り
付けたことを特徴とするロッドレスシリンダを提供す
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また磁性体製のヨークはこれを従動部に一
体成形することが可能であり、この場合には部品点数を
一層減らすことができ、組立てを一層容易にすることが
できる(請求項2)。また請求項3によるロッドレスシ
リンダはシリンダチューブを一対のエンドプレートの間
に架設し、エンドプレートの間にシリンダチューブと平
行にガイドレールを設け、従動部にガイドレールに沿っ
て転動するボールベアリングを設けたものであって、
イドレールを所定箇所に据え付けるとともに従動部に各
種の工作機械等のワークを搭載した場合に、このワーク
を精度良く移動させることができる。その理由はガイド
レールと従動部の間にボールベアリングが介在するのみ
あって、介在部品数が少ないために正確な寸法精度お
よび取付け精度を出し易いためである。また請求項4に
よるロッドレスシリンダは請求項3によるロッドレスシ
リンダに従動部とは別にガイドレールに沿って移動する
テーブルユニットを加えたものであって、当該ロッドレ
スシリンダに大きな剛性を持たせることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図3の実施例において、シリンダチューブ
1、エンドカバー2,3およびピストン6は図1の実施
例と同じ構成である。また図3の実施例は次の構成を有
している。すなわち、一対のエンドプレート25,26
が互いに離間配置され、この一対のエンドプレート2
5,26の間にシリンダチューブ1がエンドカバー2,
3をもって架設されている。またこの一対のエンドプレ
ート25,26の間にシリンダチューブ1と平行にガイ
ドレール27が設けられ、従動部18にガイドレール2
7に沿って転動する無限軌道形のボールベアリング28
が取り付けられ、ピストン6に従動する従動部18がガ
イドレール27に沿って走行するようになっている。ベ
アリングの構成は次のとおりである。すなわち、図4に
示すように、上面を略平らなテーブル形とした従動部1
8の下面にシリンダチューブ1と平行に略コ字形の溝1
8aが形成され、更にボールベアリング28の転動面1
8bが研磨加工され、この転動面18bをボールベアリ
ング28が転動してガイドレール27と転がり接触す
る。ガイドレール27にもボールベアリング28の転動
面27aが研磨加工されている。また一対のエンドプレ
ート25,26にそれぞれストローク調整用の六角ボル
ト29,30がねじ込まれ、従動部18にこの六角ボル
ト29,30に衝接して緩衝作用を奏するショックアブ
ソーバ31が取り付けられている。またガイドレール2
7の下面と側面、従動部18の上面と側面はそれぞれ研
磨加工されており、ガイドレール27をベース24に取
り付ける際の、または従動部18にワークを搭載する際
の基準面32a、32b,32c,32dとされてい
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】上記構成のロッドレスシリンダは図1の実
施例に係るロッドレスシリンダと同じ作用効果を奏する
他に、ガイドレール27を所定箇所に据え付けるととも
(ガイドレール27がその基準面32a、32bをも
って所定箇所に据え付けられる)、従動部18に各種の
工作機械等のワークを搭載した(従動部18の基準面3
2c,32dにワークが搭載される)場合に、ガイドレ
ール27と従動部18の間にボールベアリング28が介
在するのみであって、よって正確な寸法精度および取付
け精度を出し易いために、ワークを精度良く移動させる
ことができる。また六角ボルト29,30を設けたこと
によって従動部18の停止位置を任意に調整することが
でき、ショックアブソーバ31を設けたことによって従
動部18が六角ボルト29,30に強く衝接するのを防
止することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】図5の実施例においては、図3の実施例に
係る構成に加えて、ガイドレール27に従動部18とは
別にガイドレール27に沿って移動するテーブルユニッ
ト33が取り付けられており、当該ロッドレスシリンダ
に図3の実施例に係るロッドレスシリンダより大きな剛
性を持たせることができる。すなわち、ワークを従動部
18とテーブルユニット33の双方で支持する訳であ
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。 A.従来技術における従動側の磁石列に代えて従動部に
単一部品であるヨークを設けることにしたために、従来
技術と比べて部品点数を減らし、組立てを容易にするこ
とができる。またヨークを従来技術における従動側の磁
石列より薄いものとすることが可能であるために、従来
技術と比べて当該ロッドレスシリンダの外形を小型にす
ることができる。 B.ヨークを円筒部の内周に所要数の突部を設けたもの
とし、この突部をそれぞれシリンダチューブを介して磁
極部材と対向させたために、閉鎖的な磁気回路を形成
し、磁気漏洩が生じるのを防止することができる。 C.ヨークを従動部に一体成形した場合に、部品点数を
一層減らし、組立てを一層容易にすることができる。 D.シリンダチューブを一対のエンドプレートの間に架
設し、エンドプレートの間にシリンダチューブと平行に
ガイドレールを設け、従動部にガイドレールに沿って転
動するボールベアリングを設けた場合に、従動部に搭載
するワークを精度良く移動させることができる。 E.従動部と別にガイドレールに沿って移動するテーブ
ルユニットを加えた場合に、当該ロッドレスシリンダに
大きな剛性を持たせることができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】一部切欠した、図3におけるA−A線断面図
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 シリンダチューブ 2,3 エンドカバー 4,5 圧力供給ポート 6 ピストン 7,8 ピストン部材 9 タイロッド 10,11 ナット 12 磁極部材 13 永久磁石 14,20,21 ウェアリング 15,16 シール 17 クッション 18 従動部 18a 溝 18b,27a 転動面 19 ヨーク 19a 円筒部 19b 突部22,23 スクレーパ 25,26 エンドプレート 27 ガイドレール 28 ボールベアリング 29,30 六角ボルト 31 ショックアブソーバ 32a、32b,32c,32d 基準面 33 テーブルユニット
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダチューブ(1)の内部に流体圧
    によって移動するピストン(6)を配置し、前記ピスト
    ン(6)に前記ピストン(6)の移動方向に沿って並べ
    られた所要数の永久磁石(13)を取り付け、前記永久
    磁石(13)の間に磁極部材(12)を挾み、前記磁極
    部材(12)を挾んで隣り合う前記永久磁石(13)を
    互いに同極をもって対向させ、前記シリンダチューブ
    (1)の外部に前記ピストン(6)に従動する従動部
    (18)を配置したロッドレスシリンダにおいて、前記
    従動部(18)に前記永久磁石(13)の磁力に牽引さ
    れるヨーク(19)を設け、前記ヨーク(19)を円筒
    部(19a)の内周に所要数の突部(19b)を設けた
    ものとし、前記突部(19b)をそれぞれ前記シリンダ
    チューブ(1)を介して前記磁極部材(12)と対向さ
    せたことを特徴とするロッドレスシリンダ。
  2. 【請求項2】 請求項1のロッドレスシリンダにおい
    て、従動部(18)にヨーク(19)を一体成形したこ
    とを特徴とするロッドレスシリンダ。
  3. 【請求項3】 請求項1のロッドレスシリンダにおい
    て、シリンダチューブ(1)をベース(24)に設け、
    前記ベース(24)に前記シリンダチューブ(1)と平
    行にガイドレール(27)を設け、従動部(18)に前
    記ガイドレール(27)に沿って転動するボールベアリ
    ング(28)を取り付けたことを特徴とするロッドレス
    シリンダ。
  4. 【請求項4】 請求項1のロッドレスシリンダにおい
    て、シリンダチューブ(1)をベース(24)に設け、
    前記ベース(24)に前記シリンダチューブ(1)と平
    行にガイドレール(27)を設け、従動部(18)に前
    記ガイドレール(27)に沿って転動するボールベアリ
    ング(28)を取り付け、前記ベース(24)上に前記
    従動部(18)とは別に前記ガイドレール(27)に沿
    って移動するテーブルユニット(33)を取り付けたこ
    とを特徴とするロッドレスシリンダ。
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