JPH06109083A - 減速装置 - Google Patents
減速装置Info
- Publication number
- JPH06109083A JPH06109083A JP3177597A JP17759791A JPH06109083A JP H06109083 A JPH06109083 A JP H06109083A JP 3177597 A JP3177597 A JP 3177597A JP 17759791 A JP17759791 A JP 17759791A JP H06109083 A JPH06109083 A JP H06109083A
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- JP
- Japan
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- gear
- teeth
- output shaft
- input shaft
- internal
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H1/00—Toothed gearings for conveying rotary motion
- F16H1/28—Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
- F16H2001/2881—Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion comprising two axially spaced central gears, i.e. ring or sun gear, engaged by at least one common orbital gear wherein one of the central gears is forming the output
Landscapes
- Retarders (AREA)
Abstract
て、大きな減速比を得ることができ、しかも構造が簡単
な減速装置とすることを目的とする。 【構成】入力軸1と出力軸2を同軸上に配置する。入力
軸の一部には偏心軸部1aを形成し、ここに異なる歯数で
一体に回転する2つの歯車3、4を装着する。歯車3、
4の一方の歯車3は固定されている内歯歯車5に噛合
し、他方の歯車4は出力軸2に形成した内歯歯車6に噛
合させる。
Description
ば非常に遅い動きの組立ライン、天体の動きを追跡する
望遠鏡の駆動装置などには大きな減速比の減速装置を必
要とする。この発明は、簡単な構造で大きな減速比を得
ることができる減速装置に関する発明である。
置は、多数の歯車を組合せて必要な減速比を得るのが普
通であり、平歯車の組合せや、ウォームギアを用いるも
のなどが知られている。また、環状の内歯歯車と、内歯
歯車と僅かな歯数差たとえば1であって、内歯歯車と噛
合し相対的に遊星運動運動を行う歯車を組合せた内接式
遊星歯車機構による減速装置が知られている。
ームギアによる減速装置では、構造が複雑でギアボック
スその他装置全体が大きなものとなり、多段変速の場合
は動力伝達効率も悪くなる。また、従来から知られてい
る内接式遊星歯車機構によるものでは、内歯歯車とこれ
に噛合する歯車の歯数差を1としたとき減速比は歯数分
の一となるが、大きな減速比を得ようとすると必然的に
歯車が大きくなり、実用上あまり大きな減速比のものと
することはできない。本発明は、基本的には内接式遊星
歯車機構を利用し、簡単な構造であって非常に大きな減
速比の減速装置を得ることを目的とする発明である。
軸上に配置する。入力軸の一部には偏心軸部1aを形成
し、ここに異なる歯数で一体に回転する2つの歯車3、
4を装着する。2つの歯車3、4の一方の歯車3は固定
されている内歯歯車5に噛合し、他方の歯車4は出力軸
2に形成した内歯歯車6に噛合させる。
を回転半径として公転する。このとき、歯車3は内歯歯
車5と相対的に遊星運動を行い、かつ内歯歯車5が固定
されていることから入力軸と逆方向に減速されて回転す
る。歯車3と一体的に回転しかつ入力軸の回転によって
公転する歯車4は、出力軸2に形成した内歯歯車6と噛
合しているため、歯車4は内歯歯車6との間において遊
星運動を行う。すなわち、内歯歯車6は歯車4との相対
関係において、入力軸の回転方向とは逆方向であって、
かつ減速された回転数で回転する。ところが歯車4は歯
車3と一体的に回転している。そのため、出力軸2には
入力軸1の回転が、歯車3と内歯歯車5の減速比と歯車
4と内歯歯車6の減速比の差という極めて大きな減速比
で減速されて伝えられることになる。
て説明する。図1は本発明の実施例に係る減速装置の縦
断面図である。入力軸1と出力軸2は同軸上に配置さ
れ、入力軸1の先端は、出力軸の一端にベアリング7を
介し、また本体ケーシング8に対してはベアリング9を
介して支受されている。入力軸1の一部にはその中心O2
が入力軸の中心O1から偏心する偏心軸部1aが形成されて
おり、この偏心軸部1aにはベアリング10を介して一体で
回転する歯車3および4を装着している。歯車3と4は
一体に形成するか、あるいは2つの歯車を連結して一体
化する。
示実施例においては筒状とした本体ケーシング8内に形
成している。そして、内歯歯車5の歯数は歯車3の歯数
と僅少差、例えば一枚差の歯数とし、相対的に内接式遊
星歯車機構を構成するものとする。偏心軸部1aにおける
入力軸1および出力軸2の中心O1と偏心軸部1aの中心O2
との偏心量Xは、歯形のモジュールと歯数差によって決
定され、入力軸1が回転すると歯車3は入力軸の中心O1
を中心とし、半径をXとして公転することになる。
2の端部に形成した内歯歯車6と噛合する。このとき、
歯車4の偏心量は歯車3の偏心量と同じであるため、内
歯歯車6と歯車4は偏心量Xによって内接式遊星歯車機
構を構成する歯数、モジュールのものとする。例えば、
歯車3と内歯歯車5の歯形を、歯車4と内歯歯車6の歯
形のモジュールの2分の1、歯数差を2倍とする。そし
て、2つの内接式遊星歯車機構による減速比の組合せに
よって所望の大きな減速比のものとする。本発明者は、
内歯歯車6と歯車4の歯をそれぞれ、歯車3と内歯歯車
5の歯数差と同一の歯数差、同一モジュールの歯形とす
る。出力軸2は、ベアリング11を介して本体ケーシング
8に支受されている。
4と内歯歯車6の組合せはそれぞれ相対的に内接式遊星
歯車機構による減速装置を構成するものである。従っ
て、それぞれの歯形は干渉を生じず噛合し得るものであ
ればよい。例えば、内接式遊星歯車機構としてサークリ
ュート歯形によるものが知られている。これを応用する
と、図5に示すように内歯歯車5あるいは6の歯形とし
てピン12を、歯車3あるいは4の歯形としてピン12と噛
合するサークリュート歯形13を形成する。
差が僅少なもの、例えば歯数差1では歯形の干渉によっ
て平歯車が利用できないものとされていた。本発明者は
歯形を工夫することによって、これを平歯車で実施でき
るものを得た。その歯形を図4に基づいて説明する。
P0を歯底とする傾斜直線の平歯車の歯形14を形成する。
これに対し、歯車3あるいは4には上記歯形14に噛合す
る歯形15を形成する。さらに、歯形14と15の先端部分を
干渉を生じない余裕分、例えば高さの25%を削除す
る。このようにすると、両歯形は噛合の中心から一定寸
法の範囲で噛合し、かつその接触が面接触となる。すな
わち、図4に示すように2つの歯車の中心O1、O2を通る
中心線から一定寸法、例えば1ピッチ離れた位置では、
中心角の違いα1 と、歯形の方向の違いα2 との比は2
対1となる。そこで、歯形14、15の傾斜面を高さと周方
向の比が2対1となるようにしておくと、回転の進行方
向の接触面は完全な面接触として噛合を始め、噛合深さ
の変化は面方向の摺動となって現れる。
と出力軸2に形成されている内歯歯車6の歯数の選定は
自由である。そして、歯車3あるいは4の回転方向は内
歯歯車5および6との相対関係において自身の公転方向
とは逆になる。いま、固定の内歯歯車5の歯数をZ1、歯
車3の歯数をZ2、歯車4の歯数をZ3、出力軸に形成され
た内歯歯車6の歯数をZ4とし、Z1とZ2の歯数差、Z3とZ4
の歯数差をともに1とするとき、歯車3は入力軸の回転
数がZ2分の1に減速され、入力軸の回転方向とは逆方向
に回転する。これに対し、出力軸2の回転は、歯車3、
4との相対関係において、入力軸の回転数のZ3分の1に
減速され歯車4の公転方向とは逆方向に回転することに
なる。そして、歯車4そのものが歯車3と一体的に回転
していることから、出力軸の回転数は2つの内接式遊星
歯車機構の減速比の差となる。歯数差が1以外の場合で
も同様であり、例えば歯数差が2のとき各内接式遊星歯
車機構の減速比がZ2分の2やZ3分の2となるだけであ
る。
であって、歯車4の歯数Z3が歯車3の歯数Z2よりも大き
いとき出力軸2は入力軸1の回転方向とは逆に、歯車4
の歯数Z3が歯車3の歯数Z2よりも小さいとき出力軸2は
入力軸1の回転方向と同方向に回転する。仮に、歯車4
の歯数Z3と歯車3の歯数Z2とが同じとすると、2つの内
接式遊星歯車機構の減速比に差を生じず、出力軸2は回
転しないことになる。
5、歯車3の歯数Z2を24、歯車4の歯数Z3を25、出
力軸に形成された内歯歯車6の歯数Z4を26とすると、
出力軸の回転方向は入力軸と逆方向であって、その減速
比は600分の1となる。他の一例とし、歯数Z1を10
1、歯数Z2を100、歯数Z3を101、歯数Z4を102
とすると、出力軸の減速比は10100分の1となる。
このように、各歯車の歯数の選定によって非常に大きな
減速比を簡単に得られる。
機構を構成する各歯車の歯数の選定によって、非常に大
きな減速比の減速装置とすることができる。そして、そ
の構造は同軸上に2つの内接式遊星歯車機構の組合せが
隣接して配列される状態という極めて簡単な構造のもの
となるため減速装置全体を小型化するとともに、多段式
の減速装置に比較して効率的にも優れた物とすることが
できる。これらのことから、本発明の減速装置は、例え
ば回転の動力伝動軸の途中に、さして大きなスペースを
とることなく簡単に設置することができる。
合状態を拡大して示す一部分のみの断面図、
機構の一例を示す一部分のみの平面図である。
25、歯車3の歯数Z2を24、歯車4の歯数Z3を2
5、出力軸に形成された内歯歯車6の歯数Z4を26と
すると、出力軸の回転方向は入力軸と逆方向であって、
その減速比は624分の1となる。他の一例とし、歯数
Z1を101、歯数Z2を100、歯数Z3を101、
歯数Z4を102とすると、出力軸の減速比は1020
0分の1となる。このように、各歯車の歯数の選定によ
って非常に大きな減速比を簡単に得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】入力軸1と出力軸2を同軸上に配置し、入
力軸1の一部に偏心軸部1aを設けこれに一体で回転し歯
数の異なる2つの歯車3,4を装着し、一方の歯車3は
固定の内歯歯車5に噛合させるとともに、他方の歯車4
は出力軸2に形成した内歯歯車6に噛合させることを特
徴とする減速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3177597A JPH06109083A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3177597A JPH06109083A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 減速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06109083A true JPH06109083A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=16033782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3177597A Pending JPH06109083A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 減速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06109083A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016223526A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 日本電産トーソク株式会社 | 車両用シフトレンジ切り替え装置 |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP3177597A patent/JPH06109083A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016223526A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 日本電産トーソク株式会社 | 車両用シフトレンジ切り替え装置 |
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