JPH06108983A - 油冷式スクリュ冷凍機 - Google Patents
油冷式スクリュ冷凍機Info
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- JPH06108983A JPH06108983A JP26125992A JP26125992A JPH06108983A JP H06108983 A JPH06108983 A JP H06108983A JP 26125992 A JP26125992 A JP 26125992A JP 26125992 A JP26125992 A JP 26125992A JP H06108983 A JPH06108983 A JP H06108983A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- rotor chamber
- oil
- rotor
- refrigerant liquid
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/04—Heating; Cooling; Heat insulation
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクリュ圧縮機のロータ室内に生じる圧縮熱
を平均的に吸収して、スクリュロータ、およびケーシン
グの熱変形を抑制することを可能とした油冷式スクリュ
冷凍機を提供する。 【構成】 油冷式スクリュ冷凍機のスクリュ圧縮機１１
における圧縮工程中の歯溝位置でのスクリュロータ２
３，２４のリード線２７，２８に沿って、スクリュロー
タ２３，２４の軸２５，２６に平行なロータ室１７の壁
部に、ロータ室１７に開口させて多数の冷媒液注入孔２
９を形成し、この注入孔２９に凝縮器内の凝縮した冷媒
液の一部を冷却用流路を介して導くように形成してあ
る。
を平均的に吸収して、スクリュロータ、およびケーシン
グの熱変形を抑制することを可能とした油冷式スクリュ
冷凍機を提供する。 【構成】 油冷式スクリュ冷凍機のスクリュ圧縮機１１
における圧縮工程中の歯溝位置でのスクリュロータ２
３，２４のリード線２７，２８に沿って、スクリュロー
タ２３，２４の軸２５，２６に平行なロータ室１７の壁
部に、ロータ室１７に開口させて多数の冷媒液注入孔２
９を形成し、この注入孔２９に凝縮器内の凝縮した冷媒
液の一部を冷却用流路を介して導くように形成してあ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータ室内に油を注入
するようにした油冷式スクリュ冷凍機に関するものであ
る。
するようにした油冷式スクリュ冷凍機に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、油冷式スクリュ冷凍機において
は、スクリュロータによる圧縮工程中に発生する圧縮熱
の除去、雌雄一対のスクリュロータ同志の間、およびス
クリュロータとロータ室の壁部との間での潤滑、および
上記間に生じる隙間のシールのために、ロータ室に油を
注入することが行われている。また、油冷式スクリュ圧
縮機は、冷凍機以外にも用いられ、上記同様に、油の注
入が行われている。そして、この注入した油は、ロータ
室から圧縮ガスとともに吐出され、油分離回収器にて、
圧縮ガスと分離されて、回収され、一般的には、油冷却
器で冷却された後、再度ロータ室に注入され、循環使用
されている。しかしながら、注入する油を油冷却器によ
り冷却するようにすると、配管系が複雑になる。
は、スクリュロータによる圧縮工程中に発生する圧縮熱
の除去、雌雄一対のスクリュロータ同志の間、およびス
クリュロータとロータ室の壁部との間での潤滑、および
上記間に生じる隙間のシールのために、ロータ室に油を
注入することが行われている。また、油冷式スクリュ圧
縮機は、冷凍機以外にも用いられ、上記同様に、油の注
入が行われている。そして、この注入した油は、ロータ
室から圧縮ガスとともに吐出され、油分離回収器にて、
圧縮ガスと分離されて、回収され、一般的には、油冷却
器で冷却された後、再度ロータ室に注入され、循環使用
されている。しかしながら、注入する油を油冷却器によ
り冷却するようにすると、配管系が複雑になる。
【０００３】このため、油冷式スクリュ冷凍機において
は、冷凍機に含まれる凝縮器にて作られる冷媒液の一部
をスクリュ圧縮機の圧縮工程中のロータ室に導き、、こ
の冷媒液をロータ室内で気化させることにより、圧縮熱
を除去して、油をも冷却することが多い。図５は、この
冷凍機におけるスクリュ圧縮機を示し、二点鎖線Ａで表
したロータ室１内に互いに噛合う雌雄一対のスクリュロ
ータ２，３が回転可能に収納してあり、ロータ室１の一
方の端部に吸込口４が、他方の端部に吐出口５が設けて
ある。
は、冷凍機に含まれる凝縮器にて作られる冷媒液の一部
をスクリュ圧縮機の圧縮工程中のロータ室に導き、、こ
の冷媒液をロータ室内で気化させることにより、圧縮熱
を除去して、油をも冷却することが多い。図５は、この
冷凍機におけるスクリュ圧縮機を示し、二点鎖線Ａで表
したロータ室１内に互いに噛合う雌雄一対のスクリュロ
ータ２，３が回転可能に収納してあり、ロータ室１の一
方の端部に吸込口４が、他方の端部に吐出口５が設けて
ある。
【０００４】また、図示しない凝縮器で作られた冷媒液
をロータ室１に導くために、ロータ軸に平行なロータ室
１の壁部の注入孔６ａ、或はロータ室１の吐出口側の端
面の注入孔６ｂのいずれかが、ロータ室１に開口させて
設けられている。この注入孔６ａ，６ｂは円形、または
楕円形をしており、１または２個設けられている。そし
て、ロータ室１内の注入孔６ａ，６ｂが開口した部分の
空間と上記凝縮器の内部との間の差圧によって、冷媒液
が注入孔６ａ，６ｂより上記空間に注入される。
をロータ室１に導くために、ロータ軸に平行なロータ室
１の壁部の注入孔６ａ、或はロータ室１の吐出口側の端
面の注入孔６ｂのいずれかが、ロータ室１に開口させて
設けられている。この注入孔６ａ，６ｂは円形、または
楕円形をしており、１または２個設けられている。そし
て、ロータ室１内の注入孔６ａ，６ｂが開口した部分の
空間と上記凝縮器の内部との間の差圧によって、冷媒液
が注入孔６ａ，６ｂより上記空間に注入される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷凍装置の
油冷式スクリュ圧縮機において、例えば雄ロータ、即ち
スクリュロータ３が４本の歯溝を有し、３，５５０ｒｐ
ｍで回転している場合、ある１本の歯溝に入った冷媒液
が、この歯溝内に滞留する時間は、０．００４秒程度
で、非常に短い。この短時間の滞留で、冷媒液が完全に
気化して、圧縮熱を吸収することは、１または２個の注
入孔６ａまたは６ｂからの注入だけでは困難である。ま
た、圧縮熱が平均的に吸収されないと、ロータ室１を形
成するケーシング、およびスクリュロータ２，３が熱変
形する。
油冷式スクリュ圧縮機において、例えば雄ロータ、即ち
スクリュロータ３が４本の歯溝を有し、３，５５０ｒｐ
ｍで回転している場合、ある１本の歯溝に入った冷媒液
が、この歯溝内に滞留する時間は、０．００４秒程度
で、非常に短い。この短時間の滞留で、冷媒液が完全に
気化して、圧縮熱を吸収することは、１または２個の注
入孔６ａまたは６ｂからの注入だけでは困難である。ま
た、圧縮熱が平均的に吸収されないと、ロータ室１を形
成するケーシング、およびスクリュロータ２，３が熱変
形する。
【０００６】この結果、もともとスクリュロータ２，３
同志の間、およびロータ室１の壁部とスクリュロータ
２，３の間の隙間をできるだけ小さくして形成してある
スクリュ圧縮機の機能に支障を来すという問題、例えば
スクリュロータ２，３同志、或はスクリュロータ２，３
と上記壁部との接触による破損事故を起こすという問題
が生じる。本発明は、斯る従来の問題点を課題としてな
されたもので、スクリュ圧縮機のロータ室内に生じる圧
縮熱を平均的に吸収して、スクリュロータ、およびケー
シングの熱変形を抑制することを可能とした油冷式スク
リュ冷凍機を提供しようとするものである。
同志の間、およびロータ室１の壁部とスクリュロータ
２，３の間の隙間をできるだけ小さくして形成してある
スクリュ圧縮機の機能に支障を来すという問題、例えば
スクリュロータ２，３同志、或はスクリュロータ２，３
と上記壁部との接触による破損事故を起こすという問題
が生じる。本発明は、斯る従来の問題点を課題としてな
されたもので、スクリュ圧縮機のロータ室内に生じる圧
縮熱を平均的に吸収して、スクリュロータ、およびケー
シングの熱変形を抑制することを可能とした油冷式スク
リュ冷凍機を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、スクリュ圧縮機と油分離回収器と凝縮器
と膨張弁と蒸発器とを含むクローズドループを形成する
油冷式スクリュ冷凍機において、スクリュ圧縮機におけ
る圧縮工程中の歯溝位置でのスクリュロータのリード線
に沿って、スクリュロータの軸に平行なロータ室の壁部
か、或は圧縮工程中のスクリュロータの軸に直角な歯形
に沿って、上記ロータ室の吐出口側の端面壁部かの、少
なくともいずれか一方に、ロータ室に開口させて形成し
た多数の冷媒液注入孔と、上記凝縮器内の凝縮した冷媒
液の一部を上記冷媒液注入孔に導く冷却用流路とを備え
た構成とした。
に、本発明は、スクリュ圧縮機と油分離回収器と凝縮器
と膨張弁と蒸発器とを含むクローズドループを形成する
油冷式スクリュ冷凍機において、スクリュ圧縮機におけ
る圧縮工程中の歯溝位置でのスクリュロータのリード線
に沿って、スクリュロータの軸に平行なロータ室の壁部
か、或は圧縮工程中のスクリュロータの軸に直角な歯形
に沿って、上記ロータ室の吐出口側の端面壁部かの、少
なくともいずれか一方に、ロータ室に開口させて形成し
た多数の冷媒液注入孔と、上記凝縮器内の凝縮した冷媒
液の一部を上記冷媒液注入孔に導く冷却用流路とを備え
た構成とした。
【０００８】
【作用】上記発明のように構成することにより、スクリ
ュ圧縮機のロータ室内の同一歯溝に冷媒液が分散して注
入されるようになり、注入された冷媒液の表面積が大き
くなり、冷媒液の気化速度が速くなる。
ュ圧縮機のロータ室内の同一歯溝に冷媒液が分散して注
入されるようになり、注入された冷媒液の表面積が大き
くなり、冷媒液の気化速度が速くなる。
【０００９】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図１〜図３は、本発明の第１実施例に係る油
冷式スクリュ冷凍機を示し、この冷凍機は、スクリュ圧
縮機１１と油分離回収器１２と凝縮器１３と膨張弁１４
と蒸発器１５とを含むクローズドループを形成してい
る。油分離回収器１２の下部は、油溜まり部１６になっ
ており、ここからスクリュ圧縮機１１内のロータ室１
７、および図示しない軸受，軸封部に至る油供給流路１
８が設けてある。そして、この油供給流路１８を介し
て、ロータ室１７等に油を注入するようになっている。
説明する。図１〜図３は、本発明の第１実施例に係る油
冷式スクリュ冷凍機を示し、この冷凍機は、スクリュ圧
縮機１１と油分離回収器１２と凝縮器１３と膨張弁１４
と蒸発器１５とを含むクローズドループを形成してい
る。油分離回収器１２の下部は、油溜まり部１６になっ
ており、ここからスクリュ圧縮機１１内のロータ室１
７、および図示しない軸受，軸封部に至る油供給流路１
８が設けてある。そして、この油供給流路１８を介し
て、ロータ室１７等に油を注入するようになっている。
【００１０】また、凝縮器１３の下部からロータ室１７
に至る冷却用流路１９とが設けてある。一方、ロータ室
１７の一方の端部は吸込口２１に、他方の端部は吐出口
２２に開口し、ロータ室１７内には、互いに噛合う雌雄
一対のスクリュロータ２３，２４が回転可能に収納して
ある。さらに、スクリュロータ２３，２４の軸２５，２
６の平行な、ロータ室１７の壁部には、スクリュロータ
２３，２４のリード線２７，２８に沿って、多数の注入
孔２９が設けてある。これらの注入孔２９は、冷却用流
路１９に連通しており、凝縮器１３の下部に溜まった冷
媒液の一部を、凝縮器１３の内部と、ロータ室１７内の
注入孔２９が開口した部分の空間との間の差圧により、
冷却用流路１９，注入孔２９を介して、上記空間に注入
するようにしてある。
に至る冷却用流路１９とが設けてある。一方、ロータ室
１７の一方の端部は吸込口２１に、他方の端部は吐出口
２２に開口し、ロータ室１７内には、互いに噛合う雌雄
一対のスクリュロータ２３，２４が回転可能に収納して
ある。さらに、スクリュロータ２３，２４の軸２５，２
６の平行な、ロータ室１７の壁部には、スクリュロータ
２３，２４のリード線２７，２８に沿って、多数の注入
孔２９が設けてある。これらの注入孔２９は、冷却用流
路１９に連通しており、凝縮器１３の下部に溜まった冷
媒液の一部を、凝縮器１３の内部と、ロータ室１７内の
注入孔２９が開口した部分の空間との間の差圧により、
冷却用流路１９，注入孔２９を介して、上記空間に注入
するようにしてある。
【００１１】そして、上記のように構成することによ
り、上記クローズドループにて、冷媒をスクリュ圧縮機
１１から油分離回収器１２，凝縮器１３，膨張弁１４，
蒸発器１５の順序で、これらを経由させた後、スクリュ
圧縮機１１に戻す周知の冷凍サイクルで循環させ、蒸発
器１５での熱交換により冷熱を発生させるようになって
いる。また、ロータ室１７での圧縮熱の除去等の目的で
油供給流路１８を介して、ロータ室１７内に油が注入さ
れるとともに、図示しない軸受，軸封部にも油が供給さ
れ、これらの油は冷媒とともに吐出口２２から油分離回
収器１２に送り出され、ここで冷媒と分離される。この
分離された冷媒は、油溜まり部１６に回収された後、以
後油供給流路１８を介して、上記同様に循環使用され
る。
り、上記クローズドループにて、冷媒をスクリュ圧縮機
１１から油分離回収器１２，凝縮器１３，膨張弁１４，
蒸発器１５の順序で、これらを経由させた後、スクリュ
圧縮機１１に戻す周知の冷凍サイクルで循環させ、蒸発
器１５での熱交換により冷熱を発生させるようになって
いる。また、ロータ室１７での圧縮熱の除去等の目的で
油供給流路１８を介して、ロータ室１７内に油が注入さ
れるとともに、図示しない軸受，軸封部にも油が供給さ
れ、これらの油は冷媒とともに吐出口２２から油分離回
収器１２に送り出され、ここで冷媒と分離される。この
分離された冷媒は、油溜まり部１６に回収された後、以
後油供給流路１８を介して、上記同様に循環使用され
る。
【００１２】さらに、本実施例では、上述のように凝縮
器１３内で凝縮した冷媒液の一部を冷却用流路１９を介
して、注入孔２９からロータ室１７内に注入するように
なっている。この注入孔２９はスクリュロータ２３，２
４のリード線２７，２８に沿って多数設けてあり、冷媒
液を圧縮工程中の歯溝内に分散して注入して、同一歯溝
内に注入された冷媒液の表面積を大きくすることによ
り、冷媒液の気化速度が大きくなるように形成してあ
る。この結果、注入された冷媒液の気化熱により、圧縮
工程中の歯溝内に生じる圧縮熱を平均的に吸収して、冷
媒および油を冷却し、スクリュロータ、およびケーシン
グの熱変形を抑制するようしてある。なお、上記実施例
では、注入孔２９を雌雄のスクリュロータ２３，２４の
双方に対向させて設けたが、本発明は、これに限定する
ものでなく、雌雄のスクリュロータ２３，２４の内の、
いずれか一方にのみ対向させて設けたものであってもよ
い。
器１３内で凝縮した冷媒液の一部を冷却用流路１９を介
して、注入孔２９からロータ室１７内に注入するように
なっている。この注入孔２９はスクリュロータ２３，２
４のリード線２７，２８に沿って多数設けてあり、冷媒
液を圧縮工程中の歯溝内に分散して注入して、同一歯溝
内に注入された冷媒液の表面積を大きくすることによ
り、冷媒液の気化速度が大きくなるように形成してあ
る。この結果、注入された冷媒液の気化熱により、圧縮
工程中の歯溝内に生じる圧縮熱を平均的に吸収して、冷
媒および油を冷却し、スクリュロータ、およびケーシン
グの熱変形を抑制するようしてある。なお、上記実施例
では、注入孔２９を雌雄のスクリュロータ２３，２４の
双方に対向させて設けたが、本発明は、これに限定する
ものでなく、雌雄のスクリュロータ２３，２４の内の、
いずれか一方にのみ対向させて設けたものであってもよ
い。
【００１３】図４は、本発明の第２実施例に係る油冷式
スクリュ冷凍機のスクリュ圧縮機１１ａを示し、この油
冷式スクリュ冷凍機は、図１〜図３に示す冷凍機とは、
注入孔２９に代えて、注入孔２９ａを設けた点を除き、
他は実質的に同一であり、互いに対応する箇所について
は、同一番号を付して説明を省略する。本実施例におけ
る、注入孔２９ａは、圧縮工程中の歯溝位置に対応する
吐出口２２側のロータ室１７の端面において、スクリュ
ロータ２３，２４の軸直角断面の歯形の前進側の輪郭線
に沿って多数、ロータ室１７に開口させて設けたもので
ある。そして、このように形成することにより、第１実
施例の場合と同様の作用を生じさせている。なお、この
注入孔２９ａについても、スクリュロータ２３，２４の
いずれか一方にのみに対向させて、設けたものであって
もよい。
スクリュ冷凍機のスクリュ圧縮機１１ａを示し、この油
冷式スクリュ冷凍機は、図１〜図３に示す冷凍機とは、
注入孔２９に代えて、注入孔２９ａを設けた点を除き、
他は実質的に同一であり、互いに対応する箇所について
は、同一番号を付して説明を省略する。本実施例におけ
る、注入孔２９ａは、圧縮工程中の歯溝位置に対応する
吐出口２２側のロータ室１７の端面において、スクリュ
ロータ２３，２４の軸直角断面の歯形の前進側の輪郭線
に沿って多数、ロータ室１７に開口させて設けたもので
ある。そして、このように形成することにより、第１実
施例の場合と同様の作用を生じさせている。なお、この
注入孔２９ａについても、スクリュロータ２３，２４の
いずれか一方にのみに対向させて、設けたものであって
もよい。
【００１４】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、スクリュ圧縮機と油分離回収器と凝縮器と膨
張弁と蒸発器とを含むクローズドループを形成する油冷
式スクリュ冷凍機において、スクリュ圧縮機における圧
縮工程中の歯溝位置でのスクリュロータのリード線に沿
って、スクリュロータの軸に平行なロータ室の壁部か、
或は圧縮工程中のスクリュロータの軸に直角な歯形に沿
って、上記ロータ室の吐出口側の端面壁部かの、少なく
ともいずれか一方に、ロータ室に開口させて形成した多
数の冷媒液注入孔と、上記凝縮器内の凝縮した冷媒液の
一部を上記冷媒液注入孔に導く冷却用流路とを備えた構
成としてある。
によれば、スクリュ圧縮機と油分離回収器と凝縮器と膨
張弁と蒸発器とを含むクローズドループを形成する油冷
式スクリュ冷凍機において、スクリュ圧縮機における圧
縮工程中の歯溝位置でのスクリュロータのリード線に沿
って、スクリュロータの軸に平行なロータ室の壁部か、
或は圧縮工程中のスクリュロータの軸に直角な歯形に沿
って、上記ロータ室の吐出口側の端面壁部かの、少なく
ともいずれか一方に、ロータ室に開口させて形成した多
数の冷媒液注入孔と、上記凝縮器内の凝縮した冷媒液の
一部を上記冷媒液注入孔に導く冷却用流路とを備えた構
成としてある。
【００１５】このため、スクリュ圧縮機のロータ室内の
同一歯溝に冷媒液が分散して注入されるようになり、注
入された冷媒液の表面積が大きくなり、冷媒液の気化速
度が速くなる結果、スクリュ圧縮機のロータ室内に生じ
る圧縮熱を平均的に吸収して、スクリュロータ、および
ケーシングの熱変形を抑制することが可能になるという
効果を奏する。
同一歯溝に冷媒液が分散して注入されるようになり、注
入された冷媒液の表面積が大きくなり、冷媒液の気化速
度が速くなる結果、スクリュ圧縮機のロータ室内に生じ
る圧縮熱を平均的に吸収して、スクリュロータ、および
ケーシングの熱変形を抑制することが可能になるという
効果を奏する。
【図１】 本発明の第１実施例に係る油冷式スクリュ冷
凍機の全体構成図である。
凍機の全体構成図である。
【図２】 図１に示す冷凍機のスクリュ圧縮機の縦断面
図である。
図である。
【図３】 図１に示す冷凍機のスクリュ圧縮機の横断面
図である。
図である。
【図４】 本発明の第２実施例に係る油冷式スクリュ冷
凍機のスクリュ圧縮機の吐出口のロータ室端面を示す軸
に直角な断面図である。
凍機のスクリュ圧縮機の吐出口のロータ室端面を示す軸
に直角な断面図である。
【図５】 従来の油冷式スクリュ冷凍機におけるスクリ
ュ圧縮機の一部を示す斜視図である。
ュ圧縮機の一部を示す斜視図である。
１１，１１ａ スクリュ圧縮機 １２ 油分離回収器 １３ 凝縮器 １４ 膨張弁 １５ 蒸発器 １７ ロータ室 １９ 冷却用流路 ２３，２４ スクリュロータ ２７，２８ リード線 ２９，２９ａ 注入孔
Claims (1)
- 【請求項１】 スクリュ圧縮機と油分離回収器と凝縮器
と膨張弁と蒸発器とを含むクローズドループを形成する
油冷式スクリュ冷凍機において、スクリュ圧縮機におけ
る圧縮工程中の歯溝位置でのスクリュロータのリード線
に沿って、スクリュロータの軸に平行なロータ室の壁部
か、或は圧縮工程中のスクリュロータの軸に直角な歯形
に沿って、上記ロータ室の吐出口側の端面壁部かの、少
なくともいずれか一方に、ロータ室に開口させて形成し
た多数の冷媒液注入孔と、上記凝縮器内の凝縮した冷媒
液の一部を上記冷媒液注入孔に導く冷却用流路とを備え
たことを特徴とする油冷式スクリュ冷凍機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26125992A JPH06108983A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 油冷式スクリュ冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26125992A JPH06108983A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 油冷式スクリュ冷凍機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06108983A true JPH06108983A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17359349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26125992A Pending JPH06108983A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 油冷式スクリュ冷凍機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06108983A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7044724B2 (en) | 2003-01-15 | 2006-05-16 | Hitachi Industries Co., Ltd. | Screw compressor and method of manufacturing rotors thereof |
| JP2018197531A (ja) * | 2017-05-24 | 2018-12-13 | 株式会社神戸製鋼所 | 油冷式圧縮機 |
| WO2019093109A1 (ja) * | 2017-11-09 | 2019-05-16 | 株式会社神戸製鋼所 | 液冷式スクリュ圧縮機 |
| US11149733B2 (en) * | 2016-08-01 | 2021-10-19 | Atlas Copco Airpower, Naamloze Vennootschap | Liquid-injected compressor or expander element and method for controlling the liquid injection of a compressor or expander device |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP26125992A patent/JPH06108983A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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