JPH0610828A - オイルポンプ - Google Patents

オイルポンプ

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Publication number
JPH0610828A
JPH0610828A JP4171257A JP17125792A JPH0610828A JP H0610828 A JPH0610828 A JP H0610828A JP 4171257 A JP4171257 A JP 4171257A JP 17125792 A JP17125792 A JP 17125792A JP H0610828 A JPH0610828 A JP H0610828A
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JP
Japan
Prior art keywords
plunger
lubricating oil
pump chamber
fuel
oil pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP4171257A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Matsunaga
喬雄 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Zenoah Co
Original Assignee
Komatsu Zenoah Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Zenoah Co filed Critical Komatsu Zenoah Co
Priority to JP4171257A priority Critical patent/JPH0610828A/ja
Publication of JPH0610828A publication Critical patent/JPH0610828A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数箇所の給油を行なうオイルポンプを構造
簡単に製作容易とする。 【構成】 回転運動と往復運動とを行うプランジャーに
よって潤滑油を吸入、吐出するオイルポンプにおいて、
複数のプランジャーを同軸心に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チエンソー等の作業機
において、複数箇所に潤滑油を供給するためのオイルポ
ンプに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、チエンソーにおいては、2サイク
ルのエンジンの燃料に潤滑油を混合するとともに、ソー
チエンに潤滑油を供給して潤滑を行っているが、燃料は
予め高級な潤滑油を混入した混合燃料を用い、ソーチエ
ンにはウオームとギヤーを介して原動機の駆動で回転す
るオイルポンプによって少量の安価な潤滑油を供給して
いた。燃料に混合燃料を用いる場合には、一般に他の大
型の作業機に用いるガソリン等の燃料の他に混合燃料を
保管する必要があり、潤滑油を保管するのに比して量が
多く、しかも危険であるので、取扱いが厄介であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、原動機によ
って駆動する構造簡単なオイルポンプによって、燃料に
潤滑油を混合するとともに、ソーチエン等の他の部分の
給油を同時に行ない、既製の混合燃料の使用をなくして
燃料の管理を容易としようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転運動と往
復運動とを行うプランジャーによって潤滑油を吸入、吐
出する複数のオイルポンプを同軸心に配設したものであ
る。
【0005】
【作用】原動機を駆動すると、同軸心に設けたオイルポ
ンプが、それぞれ潤滑油をタンクから吸入、吐出して別
途の複数箇所に給油する。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。図1〜図10において、エンジンのクランク
ケース1にベアリング3によって軸支されたクランク軸
5にはウオーム7が固着され、ウオーム7に噛み合うギ
ヤー9を内蔵するポンプケース11がクランクケース1
にボルト13によって固着されている。
【0007】オイルポンプ14はつぎのように構成され
ている。すなわち、ポンプケース11内にクランク軸5
と直交する方向を軸心線X−Xとする第1シリンダー1
5内に、外周部にギヤー9を一体に形成した円筒状の第
1プランジャー17の一端部が摺動、回転自在に嵌合し
ている。第1プランジャー17の内径部には第2プラン
ジャー19が摺動自在に嵌合し、一端はポンプケース1
1内に形成した第2シリンダー21に摺動、回転自在に
嵌合している。第2プランジャー19を直交して貫通す
るピン23は第1プランジャー17に設けた長孔25に
回転方向にのみ係止し、軸方向に移動自在に係合してい
る。
【0008】第1プランジャー17の端部外周には切欠
部27が設けられ、第1プランジャー17の回転にとも
なって、第1シリンダー15の端部の第1ポンプ室29
を、第1シリンダー15に相対して設けた第1吸入口3
1、第1吐出口33に交互連通する。第1吸入口31は
第1潤滑油タンク(図示せず)に連通し、また第1吐出
口33はエンジンの吸気孔(図示せず)に連通して燃料
中に潤滑油を混入するよう設けられている。
【0009】第2プランジャー19の端部外周には切欠
部35が設けられ、第2プランジャー19の回転にとも
なって、第2シリンダー21の端部の第2ポンプ室37
を、第2シリンダー21に相対して設けた第2吸入口3
9、第2吐出口41に交互連通する。第2吸入口39は
第2潤滑油タンク(図示せず)に連通し、また第2吐出
口41はソーチエンの潤滑部(図示せず)に連通して給
油するよう設けられている。
【0010】ポンプケース11の第1ポンプ室29、第
2ポンプ37と反対側の端部には、第1プランジャー1
7、第2プランジャー19の軸心線X−Xとそれぞれ直
交する方向に第1調節軸43、第2調節軸45が回動自
在に設けられ、第2調節軸45はケーブル(図示せ
ず)、プリー47によってエンジンのスロットルレバー
(図示せず)に連動し、第1調節軸43は端面のドライ
バー溝49に係合するドライバーによって回動し、ポン
プケース11に固着する突起51に係止して、回動運動
を180度の範囲に規制する係止部53,55が形成さ
れた係止板56が第1調節軸43に圧入されている。第
1調節軸43、第2調節軸45にはそれぞれ断面円形の
偏心カム部57,59が形成されている。偏心カム5
7.59の外周面に接して軸心線X−Xと直交する平面
が、偏心カム部57,59の偏心により移動する量をそ
れぞれx1 ,x2 とし、それぞれの量の最大量をt1
2 とする。
【0011】第1プランジャー17は弾機61によって
第1調節軸43の方向に付勢されている。第1プランジ
ャー17の端面には、第1調節軸43の軸部に当接し
て、180度回転することによって軸方向にS1 量移動
する高さのカム面63と、第1プランジャー17の端面
にカム面69の内側に軸方向に突出して偏心カム部57
に当接し、カム面63の最大突出高さより僅に突出して
形成された円筒状の係止筒65とが形成されている。
【0012】第2プランジャー19は弾機67によっ
て、第2調節軸45方向に付勢している。第2プランジ
ャー19の端面には、第2調節軸45の軸部に当接し、
180度回転することによって軸方向にS2 量移動する
高さのカム面69と、第2プランジャーの端面中心に、
偏心カム部59に当接し、カム面69の最大突出高さよ
り僅に突出して形成された棒状の係止突起71とが形成
されている。
【0013】作用について説明すれば、クランク軸5が
回転すると、ウオーム7、ギヤー9を介して第1プラン
ジャー17が回転する。カム面63が弾機61によって
第1調節軸43の軸部に当接しているので、回転にとも
なって第1プランジャー17は1回転転に最大S1 量往
復運動する。第1ポンプ室29内では、切欠部27が吸
入口31に連通しているときに、第1プランジャー17
が吸引方向に移動するよう設けてあるので、第1潤滑油
タンク(図示せず)の潤滑油は吸入口31から第1ポン
プ室29内に吸引される。第1プランジャー17が半回
転して切欠部27が吐出口33に連通すると、第1プラ
ンジャー17は反対の吐出方向に移動して、第1ポンプ
室29内の潤滑油は吐出口33からエンジンの吸気口
(図示せず)に送られて燃料に混合する。
【0014】第1プランジャー17の送油量を調節する
には、第1調節軸43を図5(b)のように偏心カム部
57を適宜位置に回動すると、図9(c),(d)に示
すように第1プランジャー17の係止筒65が偏心カム
部57に当接してストロークが規制されるので、s1
1 と設定すれば、ストロークはx1 と等しくなり、第
1ポンプ室29内の潤滑油は第1プランジャー17のス
トロークx1 に相当する量が吐出される。第1調節軸4
3を適宜回動してx1 の量を変化させれば、第1ポンプ
室29の吐出量は対応して変化するものである。
【0015】なお、偏心カム部57をカム面63に最も
近づいた図5(a)の位置に回動すると図9(a),
(b)に示すようにストロークx1 は最小となる。また
偏心カム部57をカム面63から最も遠い第5図(c)
の位置に回動すれば図9(e),(f)に示すようにス
トロークは最大のx1 =t1 となるものである。
【0016】第2プランジャー19の送油量を調節する
には、第2調節軸45を図6(b)のように偏心カム部
59を適宜位置に回動すると、図10(c),(d)に
示すように第2プランジャー19の係止突起71が偏心
カム部59に当接してストロークが規制されるので、s
2 ≧x2 と設定すれば、ストロークはx1 と等しくな
り、第2ポンプ室37内の潤滑油は第2プランジャー1
9のストロークx2 に相当する量が吐出される。第2調
節軸45を適宜回動してx2 の量を変化させれば、第2
ポンプ室37の吐出量は対応して変化するものである。
なお、偏心カム部59がカム面69に最も近づいた図6
(a)の位置に回動すると図10(a),(b)に示す
ようにストロークx2 は最小となる。また偏心カム部5
9をカム面69から最も遠い第6図(c)の位置に回動
すれば図10(e),(f)に示すようにストロークは
最大のx2 =t2 となるものである。
【0017】なお、前述の実施例では、プランジャーの
カム面を、調節軸の軸部に当接させているが、本発明で
は、他の実施例として第2プランジャー19に適用した
図11に示すように、第1プランジャー17、第2プラ
ンジャー19のカム面をそれぞれ調節軸の偏心カム部5
7,59に当接するよう設けてもよい。この場合には、
ストロークはs2 −x2 となり、s2 =t2 とすると、
ストロークの最小は偏心カム部59がカム面69に最も
近づいた位置でストロークは最大のs2 となり、最も遠
い位置でストロークは最小となり、その中間ではs2
2 となる。なお、係止筒65、係止突起71にかえて
図11に示すようにポンプケースに固着する係止ピン7
3に係止する溝75をプランジャーに設けてプランジャ
ーの軸方向の運動を規制してもよい。
【0018】また、前述の実施例では、第1プランジャ
ーを第2プランジャーの外周に嵌合して同軸心上に設け
ているが、この第1プランジャーと第2プランジャーを
同軸心線上に直列に配設してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によればつぎのような効果を有す
るものである。
【0020】(1)混合燃料を別途に保管する必要がな
く、管理が容易となる。
【0021】(2)複数の箇所に異った潤滑油でも供給
することができる。
【0022】(3)複数のプランジャーを同軸心に配設
したことにより、複数のオイルポンプを別途に設けたも
のに比して、ハウジング、駆動機構等の構造が簡単とな
り、コンパクトに、安価に製作できる。
【0023】なお、請求項2の構成によれば、複数の給
油箇所に送る潤滑油の給油量を独立して調節することが
できる。
【0024】また請求項3の構成によれば、2個のプラ
ンジャーの駆動装置を構造簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側断面図である。
【図2】同正断面図である。
【図3】(a)は第1シリンダーのポンプ室、(b)は
第2シリンダーのポンプ室である。
【図4】(a)は第1調節軸の係止部付近の平断面図、
(b)は他の回動姿勢における平断面図である。
【図5】第1調節軸の偏心カム部の平断面図で、
(a),(b),(c)は偏心カム部の各種の姿勢を示
す。
【図6】第2調節軸の偏心カム部の平断面図で、
(a),(b),(c)は偏心カム部の各種の姿勢を示
す。
【図7】プランジャーのカム部付近の平断面である。
【図8】同斜視説明図である。
【図9】第1プランジャーと第1調節軸の関係を示す側
面図で、(a)〜(f)は各種関係の姿勢を示す。
【図10】第2プランジャーと第2調節軸の関係を示す
側面図で、(a)〜(f)は各種関係の姿勢を示す。
【図11】第2プランジャーと第2調節軸の関係を示す
他の実施例の側面図で、(a)〜(f)は各種関係の姿
勢を示す。
【符号の説明】
7 ウオーム 9 ギヤー 17 第1プランジャー 19 第2プランジャー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心を中心とする回転運動と軸方向の往
    復運動とを行うプランジャーによって潤滑油を吸入、吐
    出するオイルポンプにおいて、複数の前記プランジャー
    15,17を同軸心に配設したことを特徴とするオイル
    ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記複数のプランジャー15,17の往
    復運動のストロークをそれぞれ独立して調節自在に設け
    てなる請求項1のオイルポンプ。
  3. 【請求項3】 ウオーム7とギヤー9とを介して原動機
    の駆動で回転する第1プランジャー17と、前記第1プ
    ランジャー17に回転方向に係止し、軸方向に移動自在
    に係合して、前記第1プランジャー17とともに回転す
    る第2プランジャー19とを設けてなる請求項1、請求
    項2のオイルポンプ。
JP4171257A 1992-06-29 1992-06-29 オイルポンプ Pending JPH0610828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4171257A JPH0610828A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 オイルポンプ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4171257A JPH0610828A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 オイルポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0610828A true JPH0610828A (ja) 1994-01-21

Family

ID=15919972

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JP4171257A Pending JPH0610828A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 オイルポンプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015098113A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 日立工機株式会社 オイルポンプ及び携帯作業機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6093106A (ja) * 1983-10-26 1985-05-24 Yamaha Motor Co Ltd 2サイクルエンジンのオイルポンプ制御装置

Patent Citations (1)

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