JPH0610814Y2 - サッカーシューズの中底構造 - Google Patents
サッカーシューズの中底構造Info
- Publication number
- JPH0610814Y2 JPH0610814Y2 JP6323791U JP6323791U JPH0610814Y2 JP H0610814 Y2 JPH0610814 Y2 JP H0610814Y2 JP 6323791 U JP6323791 U JP 6323791U JP 6323791 U JP6323791 U JP 6323791U JP H0610814 Y2 JPH0610814 Y2 JP H0610814Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoe
- shank
- insole
- shape
- heel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、靴底裏面にスパイクピ
ンを設けたサッカーシューズにおける中底構造の改良に
関する。
ンを設けたサッカーシューズにおける中底構造の改良に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来一般的にシャンクというと革靴等の
中底の踏まず部から踵部にわたって用いられている金属
製のもので靴底の保形性を付与せしめるものをいうが、
該金属製のシャンクではシューズ全体の重量が増えてし
まうため軽量化を図りたいこの種のサッカーシューズに
は用いられていないのが現状であった。
中底の踏まず部から踵部にわたって用いられている金属
製のもので靴底の保形性を付与せしめるものをいうが、
該金属製のシャンクではシューズ全体の重量が増えてし
まうため軽量化を図りたいこの種のサッカーシューズに
は用いられていないのが現状であった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、芝を植設して
いるグラウンド以外の、例えば単なる土のグラウンド等
は、乾燥してグラウンド表面が固くなっている場合が多
く、該グラウンド表面が固いとスパイクピンが地中に食
い込まないため、従来のようにシャンクが無いとスパイ
クピンを設けていない踏まず部が屈曲したり、また捩じ
れたりしやすかったため足の疲労が早く、かつ蓄積して
しまうという不具合を有していたものであった。
いるグラウンド以外の、例えば単なる土のグラウンド等
は、乾燥してグラウンド表面が固くなっている場合が多
く、該グラウンド表面が固いとスパイクピンが地中に食
い込まないため、従来のようにシャンクが無いとスパイ
クピンを設けていない踏まず部が屈曲したり、また捩じ
れたりしやすかったため足の疲労が早く、かつ蓄積して
しまうという不具合を有していたものであった。
【０００４】更に、スパイクピンからの足裏への衝撃も
大きいものであった。
大きいものであった。
【０００５】本考案は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、踏まず部から踵部にかけて保形性を付与せしめると
共に、スパイクピンからの衝撃緩和を図り、更にシャン
クを上下のボード間に介在せしめて製靴作業時の作業容
易化を図りつつ踏み付け部の返りを抑制させない中底構
造を提供することである。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、踏まず部から踵部にかけて保形性を付与せしめると
共に、スパイクピンからの衝撃緩和を図り、更にシャン
クを上下のボード間に介在せしめて製靴作業時の作業容
易化を図りつつ踏み付け部の返りを抑制させない中底構
造を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案がなした技術的手段は、靴底形状の長尺ボード
と、踏まず部始端から踵部後端にわたる形状の短尺ボー
ドとの間に、上記短尺ボードよりも短めの樹脂製シャン
クを介在せしめて中底本体を形成すると共に、靴底の各
スパイクピンに対応する上記本体の所望位置に衝撃吸収
材を埋設せしめたことである。
に本考案がなした技術的手段は、靴底形状の長尺ボード
と、踏まず部始端から踵部後端にわたる形状の短尺ボー
ドとの間に、上記短尺ボードよりも短めの樹脂製シャン
クを介在せしめて中底本体を形成すると共に、靴底の各
スパイクピンに対応する上記本体の所望位置に衝撃吸収
材を埋設せしめたことである。
【０００７】
【作用】上記せる技術的手段により、樹脂製シャンクが
踏まず部始端から踵部後端にわたり軽量化を図りつつ保
形性を付与し、そして各スパイクピンに対応する位置の
衝撃吸収材が各スパイクピンからの足裏への衝撃を緩和
する。
踏まず部始端から踵部後端にわたり軽量化を図りつつ保
形性を付与し、そして各スパイクピンに対応する位置の
衝撃吸収材が各スパイクピンからの足裏への衝撃を緩和
する。
【０００８】また、上記シャンクは上下のボード間に介
在されているため製靴作業時に邪魔にならず、さらに上
記のように上下のボード間に介在するがその一枚を踏ま
ず部始端から踵部後端にわたる形状の短尺ボードとした
ため、踏み付け部の返りを抑制しない。
在されているため製靴作業時に邪魔にならず、さらに上
記のように上下のボード間に介在するがその一枚を踏ま
ず部始端から踵部後端にわたる形状の短尺ボードとした
ため、踏み付け部の返りを抑制しない。
【０００９】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明すると、図
中ａは靴底１にスパイクピン２…を設けた従来周知のシ
ューズ本体で、該シューズ本体ａは中底ｂを備えてサッ
カーシューズＡを構成する。尚、シューズ本体ａは従来
周知でありその説明は省略するが、一実施例を示すに過
ぎず図示例に何等限定されるものではなく任意である。
中ａは靴底１にスパイクピン２…を設けた従来周知のシ
ューズ本体で、該シューズ本体ａは中底ｂを備えてサッ
カーシューズＡを構成する。尚、シューズ本体ａは従来
周知でありその説明は省略するが、一実施例を示すに過
ぎず図示例に何等限定されるものではなく任意である。
【００１０】中底ｂは、長尺ボード３と短尺ボード４と
の間に樹脂製シャンク５を介在して中底本体ｂ′を形成
し、該本体ｂ′の所望位置に衝撃吸収材６…を埋設して
構成されている。（図２参照）
の間に樹脂製シャンク５を介在して中底本体ｂ′を形成
し、該本体ｂ′の所望位置に衝撃吸収材６…を埋設して
構成されている。（図２参照）
【００１１】長尺ボード３は、樹脂．パルプ．皮等の屑
をバインダーで所望な厚みに固めたもので靴底１の表面
形状と略同形状に形成され、一方短尺ボード４は上記長
尺ボード３と同様材料で、踏まず部８の始端8aから踵部
９の後端9aにわたる短尺形状に形成されている。
をバインダーで所望な厚みに固めたもので靴底１の表面
形状と略同形状に形成され、一方短尺ボード４は上記長
尺ボード３と同様材料で、踏まず部８の始端8aから踵部
９の後端9aにわたる短尺形状に形成されている。
【００１２】樹脂製シャンク５は、ウレタン．ナイロン
等の硬くて接着性の良い樹脂材で、上記短尺ボード４よ
りも僅かに短めの形状で所望厚みに形成され、そして上
記各ボード３．４の夫々の後端を揃えると共に、各ボー
ド３．４間に後端を揃えて介在し、所望な接着剤（図示
省略）にて夫々固着すると図示せるような中底本体ｂ′
が形成される。
等の硬くて接着性の良い樹脂材で、上記短尺ボード４よ
りも僅かに短めの形状で所望厚みに形成され、そして上
記各ボード３．４の夫々の後端を揃えると共に、各ボー
ド３．４間に後端を揃えて介在し、所望な接着剤（図示
省略）にて夫々固着すると図示せるような中底本体ｂ′
が形成される。
【００１３】衝撃吸収材６…は、上記のように形成され
た中底本体ｂ′の所望位置、即ち靴底１の各スパイクピ
ン２…に対応する中底本体ｂ′の所望位置（踏み付け部
７と踵部９）に表面から裏面にわたって穿設した埋設孔
１０…及び１０′…に埋設して中底本体ｂ′と一体的に
形成されているもので、例えばアルファゲル等からな
る。
た中底本体ｂ′の所望位置、即ち靴底１の各スパイクピ
ン２…に対応する中底本体ｂ′の所望位置（踏み付け部
７と踵部９）に表面から裏面にわたって穿設した埋設孔
１０…及び１０′…に埋設して中底本体ｂ′と一体的に
形成されているもので、例えばアルファゲル等からな
る。
【００１４】従って、上記せる構成の中底ｂをシューズ
本体ａに取り付ける製靴作業時（釣込み作業時等）にあ
って、シャンク５が突出していないため邪魔にならず、
また短尺ボード４は踏まず部８までの長さで踏み付け部
７に及ばない長さとしたためスタートダッシュ時，スト
ップ時等に掛かる踏み付け部７の返りが抑制されずスム
ーズな動きができる。
本体ａに取り付ける製靴作業時（釣込み作業時等）にあ
って、シャンク５が突出していないため邪魔にならず、
また短尺ボード４は踏まず部８までの長さで踏み付け部
７に及ばない長さとしたためスタートダッシュ時，スト
ップ時等に掛かる踏み付け部７の返りが抑制されずスム
ーズな動きができる。
【００１５】
【考案の効果】本考案は上記せるような中底構造を提供
し、樹脂製のシャンクを設けたため踏まず部始端から踵
部後端にわたり軽量化を図りつつ保形性が付与され、そ
して更に靴底の各スパイクピンに対応する位置に設けた
衝撃吸収材が、各スパイクピンからの足裏への衝撃を吸
収緩和するため、従来のサッカーシューズが抱えていた
足の疲労が早く、かつ蓄積してしまうという不具合が十
分解消され大変有用である。
し、樹脂製のシャンクを設けたため踏まず部始端から踵
部後端にわたり軽量化を図りつつ保形性が付与され、そ
して更に靴底の各スパイクピンに対応する位置に設けた
衝撃吸収材が、各スパイクピンからの足裏への衝撃を吸
収緩和するため、従来のサッカーシューズが抱えていた
足の疲労が早く、かつ蓄積してしまうという不具合が十
分解消され大変有用である。
【００１６】更に、本考案にあってはシャンクを上下の
ボード間に介在し外方に突出させない構造としたため製
靴作業時に邪魔にならず作業容易化が図れ、また上記の
ように上下のボード間に介在するがその一枚を踏まず部
始端から踵部後端にわたる形状の短尺ボードとしたた
め、踏み付け部は薄肉状となりスタートダッシュ時やス
トップ時等に必要な踏み付け部の返りは抑制されずサッ
カーシューズとして大変優れているものとなる。
ボード間に介在し外方に突出させない構造としたため製
靴作業時に邪魔にならず作業容易化が図れ、また上記の
ように上下のボード間に介在するがその一枚を踏まず部
始端から踵部後端にわたる形状の短尺ボードとしたた
め、踏み付け部は薄肉状となりスタートダッシュ時やス
トップ時等に必要な踏み付け部の返りは抑制されずサッ
カーシューズとして大変優れているものとなる。
【図１】本考案中底構造を使用したサッカーシューズの
一部切りかいて示す側面図である。
一部切りかいて示す側面図である。
【図２】本考案の中底構造の一実施例を示す縦断側面図
である。
である。
Ａ：サッカーシューズ ａ：シューズ本体 ｂ：中底 ｂ′中底本体 １：靴底 ２：スパイクピン ３：長尺ボード ４：短尺ボード ５：樹脂製シャンク ６：衝撃吸収材 ７：踏み付け部 ８：踏まず部 ９：踵部
Claims (1)
- 【請求項１】 靴底形状の長尺ボードと、踏まず部始端
から踵部後端にわたる形状の短尺ボードとの間に、上記
短尺ボードよりも短めの樹脂製シャンクを介在せしめて
中底本体を形成すると共に、靴底の各スパイクピンに対
応する上記本体の所望位置に衝撃吸収材を埋設せしめた
ことを特徴とするサッカーシューズの中底構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6323791U JPH0610814Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | サッカーシューズの中底構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6323791U JPH0610814Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | サッカーシューズの中底構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0513210U JPH0513210U (ja) | 1993-02-23 |
| JPH0610814Y2 true JPH0610814Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=13223415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6323791U Expired - Lifetime JPH0610814Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | サッカーシューズの中底構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610814Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP6323791U patent/JPH0610814Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0513210U (ja) | 1993-02-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0544841B1 (en) | Football boot | |
| US4562651A (en) | Sole with V-oriented flex grooves | |
| US6205683B1 (en) | Shock diffusing, performance-oriented shoes | |
| US4212120A (en) | Track shoes having straight last and improved spike placement | |
| US5896608A (en) | Footwear lasting component | |
| JPS60180509U (ja) | 外部ヒール・カウンターを有する運動靴 | |
| JPS6075001A (ja) | 野球靴 | |
| US7152341B2 (en) | Footwear having a heel and heel breast | |
| JPH04231002A (ja) | 少なくとも２層から成る底部を有する履物 | |
| US1781715A (en) | Insole and method of making same | |
| US2773316A (en) | Sport shoe | |
| JPH0610814Y2 (ja) | サッカーシューズの中底構造 | |
| US6470600B1 (en) | Martial arts shoe | |
| US2261734A (en) | Shoemaking | |
| US2552601A (en) | Flexible sole element | |
| JPH0620405Y2 (ja) | 婦人靴用靴底 | |
| US2090065A (en) | Insole | |
| US5718069A (en) | Football kicking shoe | |
| JPS6119684Y2 (ja) | ||
| US2073025A (en) | Shoe bottom unit and method of making the same | |
| JP3167195B2 (ja) | 靴の製造方法 | |
| US1944314A (en) | Shoe and shoe bottom unit | |
| JPS624164Y2 (ja) | ||
| US2817162A (en) | Shoe construction | |
| JPS6127442Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |