JPH06108055A - 乾式消火コークスの発塵低減法 - Google Patents

乾式消火コークスの発塵低減法

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JPH06108055A
JPH06108055A JP28048992A JP28048992A JPH06108055A JP H06108055 A JPH06108055 A JP H06108055A JP 28048992 A JP28048992 A JP 28048992A JP 28048992 A JP28048992 A JP 28048992A JP H06108055 A JPH06108055 A JP H06108055A
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JP
Japan
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coke
water
belt conveyor
dry fire
dry
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Pending
Application number
JP28048992A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Otsuka
邦彦 大塚
Takeshi Shiyouho
剛 正保
Wataru Mizukoshi
渉 水越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G69/00Auxiliary measures taken, or devices used, in connection with loading or unloading
    • B65G69/18Preventing escape of dust
    • B65G69/185Preventing escape of dust by means of non-sealed systems
    • B65G69/188Preventing escape of dust by means of non-sealed systems with spraying means

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾式消火コークス搬送中の発塵を低減する。 【構成】 ベルトコンベア1、3で搬送中の乾式消火コ
ークス8の発塵を低減する方法において、ベルトコンベ
ア1の乗継ぎ部および乗継いだベルトコンベア3上の少
なくとも2ケ所以上で乾式消火コークスに散水する。 【効果】 水分のバラツキの少ないコークスを供給でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コークス乾式消火設
備において冷却消火された乾式消火コークスの搬送中に
おける発塵を低減する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コークス炉で乾留された赤熱コー
クスは、消火車に積載されて消火塔において上部から散
水冷却して消火されていたが、赤熱コークスの保有する
膨大な熱量が無駄になると共に、散水消火時に発生する
水蒸気に同伴されて粉コークスが周囲近郊へ飛散し、粉
塵公害を惹起する。このため、最近の赤熱コークスの消
火は、赤熱コークスの保有する膨大な熱量を回収できる
と共に、消火時の粉塵公害を防止できるコークス乾式消
火が主流となっている。
【0003】上記コークス乾式消火設備において冷却さ
れた乾式消火コークスは、循環不活性ガスとの熱交換に
よって冷却されるため、乾燥している上に微粉コークス
が付着しており、ベルトコンベアで搬送中のコークスか
らの発塵が問題となる。乾式消火コークス搬送中の発塵
は、量も多く粉塵自体の粒径が非常に細かいため、集塵
するには必要制御風速が大きくなり、集塵用吸引風量を
増大させる必要がある。このように大規模な集塵用吸引
風量の増大は、集塵機の大型化ばかりでなく、吸引配管
の大径化等、大幅に設備投資額を増大させる必要があ
る。
【0004】ベルトコンベアによって搬送中の搬送物か
らの粉塵の飛散を防止する方法としては、従来から一般
的に開放部分を減少させるか、あるいは集塵用吸引風量
を増加させる等の吸引風速を向上させる(特開昭54−
118063号公報)等の対策が採られてきた。また、
ベルトコンベアによる搬送中の粉粒体に、散水を実施す
ることにより発塵を抑制する方法(例えば特開昭52−
77372号公報等)は、従来から一般的に採用されて
いる公知の方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭54−11
8063号公報等に開示の方法は、開口部を減少させる
にしても限度があり、また、集塵用吸引風量を増加させ
るためには、集塵配管径の拡大、集塵機の処理能力の増
大等大幅に設備投資額が増大することは避けられない。
また、特開昭52−77372号公報等の方法は、単に
ベルトコンベア上で散水するだけでは搬送物の水分を均
一にすることは困難で、発塵防止のために大量に散水す
ることが必要となり、搬送物の水分を正確に制御するこ
とはできない。このため、乾式消火コークス搬送中の発
塵防止に適用すると、コークス搬送量等に比例して散水
量を調整する必要があり、その調整が不十分となると散
水後のコークス水分が大幅に上昇し、後工程の高炉操業
に支障を与える等の問題があり、適用は困難であった。
【0006】この発明の目的は、大幅な設備投資額の増
大を伴うことなく、乾式消火コークス搬送中の発塵を低
減できる乾式冷却コークスの発塵低減法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意試験研究を行った。その結果、乾式消
火コークスに水分が均一になるよう散水するには、ベル
トコンベア乗継ぎ部でベルトコンベア上および落下中に
一次散水し、ついで乗継いだベルトコンベア上で二次散
水することによって、コークス水分の変動を低く抑制で
きると共に、搬送中の乾式冷却コークスからの発塵を大
幅に低減できることを究明し、この発明に到達した。
【0008】すなわちこの発明は、ベルトコンベアで搬
送中の乾式消火コークスの発塵を低減する方法におい
て、ベルトコンベアの乗継ぎ部および乗継いだベルトコ
ンベア上の少なくとも2ケ所以上で乾式消火コークスに
散水するのである。
【0009】
【作用】この発明においては、乾式消火コークスにベル
トコンベアの乗継ぎ部で一次散水し、ついで乗継いだベ
ルトコンベア上で二次散水し、少なくとも2ケ所以上の
散水であるから、一次散水によってコークス全体に散水
されるが、乾式消火コークスが高温であるため、乗継い
だベルトコンベア上でコークス表面の水分の一部が蒸発
して乾燥するが、ベルトコンベア上での二次散水によっ
てコークス表面に余分に水分が添加されるから、コーク
ス全体として水分が均一化し、バラツキが小さくなり、
安定した均一な調湿が可能となり、発塵を低減すること
ができる。したがって、高炉操業で使用するコークスの
ように、低水分が望ましいコークスに適用しても、水分
のバラツキが小さく、十分に高炉操業で使用することが
できる。
【0010】一次散水と二次散水との散水量の比率は、
一次散水を少なくして二次散水を多く、例えば、1:3
の方が1:1の場合よりコークス水分のバラツキを小さ
くすることができる。また、この発明においては、コー
クス温度を測定し、コークス温度の変動に対してトータ
ル散水量を自動制御により調整すれば、コークス水分の
バラツキを抑制して発塵の少ない低水分に保持すること
ができる。
【0011】
【実施例】
実施例1 以下にこの発明の詳細を実施の一例を示す図1に基いて
説明する。図1はこの発明方法を実施する乾式消火コー
クスの発塵低減装置の一例を示す全体説明図である。図
1において、1は乾式消火コークス搬送用ベルトコンベ
ア、2はベルトコンベア1から下流ベルトコンベア3へ
の乗継ぎ部のシュートで、4はシュート2の上部に連結
した集塵フード、5は下流ベルトコンベア3の載荷部を
覆うフードで、集塵フード4およびフード5は吸引配管
6を介して図示しない湿式集塵装置に連結されている。
【0012】7はベルトコンベア1上の乾式消火コーク
ス8に散水するための散水ノズル、9はベルトコンベア
1から脱荷される乾式消火コークス8に両側から散水す
るための散水ノズルで、散水ノズル7、9、9で一次散
水系を形成している。10は下流ベルトコンベア3上の
乾式消火コークス8に散水するための二次散水ノズル
で、一次散水ノズル7、9、9および二次散水ノズル1
0はそれぞれ流量計11、12および電磁弁13、14
を介して給水配管15に連結されている。
【0013】16は散水制御部で、図示しない乾式消火
コークス8検出器の検出信号に基いて電磁弁13、14
を開閉操作し、ベルトコンベア1上の乾式消火コークス
8、ベルトコンベア1から脱荷される乾式消火コークス
8および下流ベルトコンベア3上の乾式消火コークス8
に散水し、空荷の場合はベルトコンベア1、3が動いて
いても、電磁弁13、14を閉止し、散水しないよう構
成する。また、散水制御部16は、図示しない乾式消火
コークス8の温度検出器からの信号によって、電磁弁1
3、14の開度を調整し、一次散水量と二次散水量との
割合を変更できるよう構成する。
【0014】上記のとおり構成したから、散水制御部1
6は、コークス乾式消火設備で冷却された乾式消火コー
クス8がベルトコンベア1の脱荷部に搬送されると、下
流ベルトコンベア3に乗継ぐに際し、落下時の衝撃によ
って発塵するから、図示しない乾式消火コークス検出器
からの検出信号に基いて一次散水系の電磁弁13を開放
し、ベルトコンベア1上の乾式消火コークス8に散水ノ
ズル7から散水すると共に、脱荷されて下流ベルトコン
ベア3上へ落下する乾式消火コークス8に散水ノズル
9、9から散水し、乾式消火コークス8全体を調湿す
る。ついで散水制御部16は、一次散水によって調湿さ
れた乾式消火コークス8が、下流ベルトコンベア3に乗
継ぎ二次散水系の散水ノズル10位置に搬送されると、
図示しない乾式消火コークス検出器からの検出信号に基
いて二次散水系の電磁弁14を開放し、下流ベルトコン
ベア3上の乾式消火コークス8表面に散水ノズル10か
ら散水し、高温の乾式消火コークス8表面から蒸発して
水分の低下した乾式消火コークス8表面を調湿するから
乾式消火コークス8の水分をバラツキ少なく一定に保持
することができる。
【0015】実施例2 実施例1の乾式消火コークスの発塵低減装置を使用し、
コークス乾式消火設備で冷却された180℃の乾式消火
コークスを90Ton/Hrで搬送しつつ、散水量を合
計20Ton/Hrで固定し、一次散水量と二次散水量
との比率を変化させて散水し、散水後の乾式消火コーク
スの水分を測定した。そして乾式消火コークスの水分と
一次散水量と二次散水量との比率との関係を求めた。そ
の結果を図2に示す。図2に示すとおり、同じ散水量で
あっても、一次散水と二次散水を組合せた本願発明の場
合は、一次散水のみや二次散水のみの場合に比較し、コ
ークス水分が非常に安定しており、極めて効果的であ
る。また、一次散水と二次散水との比率は、1:5〜
1:1程度が良く、特に1:3の場合が極めてバラツキ
が小さい。
【0016】また、無散水A、二次散水20Ton/H
rのみBおよび一次散水5Ton/Hr、二次散水15
Ton/Hr時Cのそれぞれについて、集塵フード4お
よびフード5から湿式集塵機(ロートクロン)に含塵ガ
スを吸引し、湿式集塵機入口および出口含塵量を測定し
た。その結果を図3に示す。図3に示すとおり、本発明
方法の一次散水5Ton/Hr、二次散水15Ton/
Hr時Cの場合は、二次散水20Ton/HrのみBの
場合に比較し、コークス水分値が安定しているため、発
塵が少なく、湿式集塵機出口含塵量が1/2以下に減少
している。
【0017】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明方法によれ
ば、多額の設備投資を行うことなく、コークス乾式消火
設備で冷却された乾式消火コークス搬送中の発塵量を飛
躍的に低減することができ、水分のバラツキの少ないコ
ークスを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を実施する乾式消火コークス発塵
低減装置の一例を示す全体説明図である。
【図2】実施例2におけるコークス水分と散水比率との
関係を示すグラフである。
【図3】実施例2における散水条件とベルトコンベア乗
継ぎ部の吸引ガスの湿式集塵機入口および出口含塵量と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1、3 ベルトコンベア 2 シュート 4 集塵フード 5 フード 6 吸引配管 7、9、10 散水ノズル 8 乾式消火コークス 11、12 流量計 13、14 電磁弁 15 給水配管 16 散水制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベアで搬送中の乾式消火コー
    クスの発塵を低減する方法において、ベルトコンベアの
    乗継ぎ部および乗継いだベルトコンベア上の少なくとも
    2ケ所以上で乾式消火コークスに散水することを特徴と
    する乾式消火コークスの発塵低減法。
JP28048992A 1992-09-24 1992-09-24 乾式消火コークスの発塵低減法 Pending JPH06108055A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103754553A (zh) * 2013-12-23 2014-04-30 张玉伟 散料转运站落料管抑尘装置
KR101421815B1 (ko) * 2012-11-02 2014-07-22 주식회사 포스코 코크스 이송장치

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