JPH06106090A - 粉体補集装置 - Google Patents

粉体補集装置

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JPH06106090A
JPH06106090A JP26176592A JP26176592A JPH06106090A JP H06106090 A JPH06106090 A JP H06106090A JP 26176592 A JP26176592 A JP 26176592A JP 26176592 A JP26176592 A JP 26176592A JP H06106090 A JPH06106090 A JP H06106090A
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JP
Japan
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powder
air
ionized air
section
discharge port
Prior art date
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Pending
Application number
JP26176592A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Someyama
孝雄 染山
Norio Kawahara
紀男 河原
Kazuhiro Hayashida
和弘 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電しやすい粉体の補集装置を提供する。 【構成】 内部に粉砕機を有する粉体生成部と粉体補集
部とを細管部で接続し、粉体生成部上方からイオン化エ
アーを送り込むことによって帯電した粉体を中和しつつ
粉体補集部に輸送する。イオン化エアーに含まれて流さ
れてきた粉体粒子は慣性と重力により下方の排出口から
とりだされ、イオン化エアーはエアー排気口から排気さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原料物を粉砕して生成
した粉体を補集する装置に関し、更に詳しく述べると帯
電しやすい粉体を補集する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体を補集する場合、粉体生成部から粉
体補集部までの輸送管壁に粉体が付着することを防止す
る必要がある。そのため従来より輸送管に振動を与えな
がら輸送する振動フィーダ方式、スクリューの押し出し
作用によって輸送するスクリューフィーダ方式、ベルト
に載せて輸送するベルトフィーダ方式など種々の方式の
輸送管が採用され、特に付着しやすい箇所には掻き取り
器やブラシを設けて付着を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】付着が生じる原因のひ
とつに帯電がある。すなわち、原料を粉砕するときの摩
擦、粉体どうしの衝突による摩擦、輸送管との接触によ
る摩擦などで粉体は静電気により帯電することがあり電
気的引力による付着が生じる。この帯電による付着はそ
のおもな原因が摩擦であることから前述した振動や掻き
取り、ブラッシングによる方法ではかえって帯電を増加
してしまい、付着を取り除く効果がないばかりか、付着
が強くなって固化することもあった。
【0004】そのため帯電しやすい粉体を輸送するとき
には従来より環境条件に気を使っており、特に湿度が低
い場合に帯電しやすいことから湿度を上げた雰囲気内で
輸送するようにしていた。しかしながら、粉体の種類に
よってはその品質を保持するために湿度を上げることが
できない場合がある。たとえば潮解性を有する物質では
極力乾燥させる必要がある。このような場合湿度コント
ロールによる帯電対策をとることができず、輸送が困難
であった。
【0005】本発明はこのような従来の粉体輸送におけ
る帯電による付着の問題を解決するためになされたもの
であり、帯電しやすい粉体の補集装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
になされた本発明は、エアー導入口が上部に設けられ、
内部に粉砕機を有する密閉構造の粉体生成部と、粉体生
成部の下部に連通し、粉体生成部で発生する粉体を送り
出す細管部と、この細管部に連通し、前記粉体生成部か
ら送り出された粉体を補集する、前記細管部より十分口
径が大きい粉体補集部と、粉体補集部の下部に設けられ
た粉体排出口と、粉体補集部の上面であり、かつ前記細
管部から離れた位置に設けられたエアー排気口とをそれ
ぞれ備え、前記エアー導入口にイオン化されたエアーを
送り込むことにより、粉砕機で生成された粉体をイオン
化エアーで電気的に中和しつつ粉体補集部へ送ることを
特徴とする。
【0007】以下、この粉体補集装置がどのように作用
するかを説明する。
【0008】
【作用】本発明の粉体補集装置では、臼などの粉砕機で
生成された粉体は粉砕機の排出口から取り出されるがこ
の排出口を含む粉砕機全体を囲む粉体輸送路を設け、こ
の輸送路にイオン化したエアーを前記粉砕機の排出口よ
り上流から送り込んでエアーとともに粉体を下流に送り
出す。すると粉砕時に帯電した粉体は、このイオン化エ
アーと電気的に中和し帯電が除去される。電気的に中性
となった粉体はやがて細管部を通過して下部の断面積の
大きい管内に入る。このとき輸送路の断面積が急激に大
きくなることから流速は遅くなる。そしてエアーに含ま
れた粉体は慣性および重力により下方に落下し下部に設
けられた粉体排出口から取り出される。一方、エアーは
管路の側面近傍の上面部に設けられたエアー排気口から
排出される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。
【0010】図1は本発明による一実施例を示した粉体
補集装置の斜視図を示し、図2はその装置の断面図を示
す。
【0011】この粉体補集装置は粉体を生成する粉体生
成部10と、生成された粉体を補集するための粉体補集
部20とから主に構成される。粉体生成部10は、原料
導入口11から供給される原料を粉砕する粉砕機12を
内部に有する。粉砕機12には通常臼が使われるがこれ
に限るものではなく粉砕機能をもつものであれば何でも
よい。粉砕機12の外側には粉砕機12全体を囲むよう
に粉体輸送路13が設けられ、生成した粉体が外部に漏
れないよう密閉構造にしている。粉体輸送路13の形状
は下方が円錐状に細くなっており、その最下端は細管部
30に接続される。また粉体輸送路13の上流側で粉砕
機12の上方にはエアー導入口14が設けられる。エア
ー導入口14には配管15が接続され、配管15を介し
てイオン化エアー発生器16が接続されており、ここで
発生したイオン化エアーが送り込まれる。エアー導入口
14は図においてはひとつであるが必要に応じて複数個
設けてもよい。イオン化エアー発生器16は必要に応じ
て発生するイオンが正または負のどちらかを選択でき、
しかも発生イオン量も任意に制御できる構造になってい
る。細管部30は、粉体輸送路13内に送り込まれたイ
オン化エアーがエアー中に含まれる粉体粒子を粉体輸送
路13および細管部30に付着することなく流れる範囲
でなるべく小さい口径にする。細管部30の下には粉体
補集部20が接続される。粉体補集部20は上面を蓋で
塞がれた円筒容器21と、円筒容器21の下側に接続さ
れた円錐容器22とから構成される漏斗形状の空洞容器
である。円筒容器21はその断面積が細管部30の断面
積に比べて十分大きくなるように口径を大きくしてあ
る。円筒容器21の上面の蓋には中心付近に前記細管部
30が接続され、外周付近にはエアー排気口23が設け
られる。エアー排気口23は円筒容器21および円錐容
器22内で不要な乱流が発生することなくエアーが排気
できるようにエアー排気口総断面積が十分大きくなるよ
うにしてある。
【0012】円錐容器22の下端には粉体の排出口24
が設けられ、この排出口から落下した粉体が受け皿など
で取り出せるようにしてある。
【0013】上記のように構成された粉体補集装置にお
いては粉砕機12によって生成された粉体は、粉砕機1
2の粉体排出口から取り出される。この粉体は図中の矢
印a、矢印bで示すように、イオン化エアー発生器16
で発生し、配管15、エアー導入口14を通過して粉体
輸送管13に送り込まれたイオン化エアーによって下方
に流される。このとき帯電している粉体粒子はイオン化
エアーの電荷によって中和される。すなわち、粉砕器1
2内で粉体どうし、または粉砕器12との摩擦により粉
体粒子が帯電したとしても粉体粒子が持っている電荷と
逆極性のイオンを供給することによりこれら粉体粒子が
粉体輸送管13内を流れる間にイオン化エアーにより中
和される。したがって帯電が原因で粉体輸送管13など
に付着することはなくなる。
【0014】粉体を含んだイオン化エアーはやがて細管
部30を通過して粉体補集部20に送られる。このとき
細管部30の断面積に比べて粉体補集部20の円筒容器
21の断面積が十分大きいために細管部30を通過して
円筒容器21内に流入した瞬間、イオン化エアーはその
流速が急激に低下する。しかもイオン化エアーは粉体の
排出口24から出ていく一部のものを除きほとんどがエ
アー排気口23から排出されるので粉体補集部20内で
のイオン化エアーは矢印c、矢印dに示すように細管部
30を通過したときの下向きの流れからエアー排気口2
3付近の上向きの流れになるように方向が反転する。そ
してこの間にイオン化エアー中に含まれる粉体粒子は細
管部30を通過したときに持っていた下向き方向の慣性
と重力によってイオン化エアーと分離され、下方の円錐
容器部22に補集されたあと、排出口24から取り出さ
れる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、粉体生成時や粉体輸送中の管壁との衝突摩擦などで
帯電した粉体は、イオン化エアーを用いて輸送されるこ
とにより輸送中に中和される。これにより粉体が帯電に
より管壁に付着する問題が解消する。この結果管壁に粉
体が停留することがなくなり、新しく生成した粉体と過
去に生成したが管壁に付着したために残っていた粉体と
が混ざることがなくなり補集する粉体の品質の向上にも
つながる。さらに、粉体を秤り採る際にも管壁への付着
がないので粉体の流出量が不規則でなくほぼ一定となっ
て秤り採りやすくなるとともにその精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である粉体補集装置の斜視
図。
【図2】本発明の一実施例である粉体補集装置の断面
図。
【符号の説明】
10:粉体生成部 12:粉砕機 13:粉体輸送路 16:イオン化エアー発生器 20:粉体補集部 21:円筒容器 22:円錐容器 23:エアー排気口 24:排出口 30:細管部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアー導入口が上部に設けられ、内部に粉
    砕機を有する密閉構造の粉体生成部と、粉体生成部の下
    部に連通し、粉体生成部で発生する粉体を送り出す細管
    部と、この細管部に連通し、前記粉体生成部から送り出
    された粉体を補集する、前記細管部より十分口径が大き
    い粉体補集部と、粉体補集部の下部に設けられた粉体排
    出口と、粉体補集部の上面であり、かつ前記細管部から
    離れた位置に設けられたエアー排気口とをそれぞれ備
    え、前記エアー導入口にイオン化されたエアーを送り込
    むことにより、粉砕機で生成された粉体をイオン化エア
    ーで電気的に中和しつつ粉体補集部へ送ることを特徴と
    する粉体補集装置。
JP26176592A 1992-09-30 1992-09-30 粉体補集装置 Pending JPH06106090A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1552255A1 (en) * 2002-06-13 2005-07-13 Close the Loop Technologies Pty Ltd Method and apparatus for extracting toner from toner cartridges

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1552255A1 (en) * 2002-06-13 2005-07-13 Close the Loop Technologies Pty Ltd Method and apparatus for extracting toner from toner cartridges
US7252250B2 (en) * 2002-06-13 2007-08-07 Close The Loop Technologies Pty Method and apparatus for extracting toner from toner cartridges
EP1552255B1 (en) * 2002-06-13 2017-02-22 Close the Loop Technologies Pty Ltd Method and apparatus for extracting toner from toner cartridges

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