JPH06106002A - 回転する多孔板を有する抽出装置 - Google Patents
回転する多孔板を有する抽出装置Info
- Publication number
- JPH06106002A JPH06106002A JP30027192A JP30027192A JPH06106002A JP H06106002 A JPH06106002 A JP H06106002A JP 30027192 A JP30027192 A JP 30027192A JP 30027192 A JP30027192 A JP 30027192A JP H06106002 A JPH06106002 A JP H06106002A
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- JP
- Japan
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- perforated plates
- disc
- contaminants
- extractor
- high speed
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は抽出装置において、円板形多孔板を
回転、反転させ分散を良くし、効果を高める。又、高速
に回転させ付着した汚染物を除去する装置に関するもの
である。 【構成】多数の円板形多孔板を回転軸に取り付ける。こ
れを円筒状抽出塔内に設ける。回転軸は反転回転及び、
高速回転が出来るものとする。
回転、反転させ分散を良くし、効果を高める。又、高速
に回転させ付着した汚染物を除去する装置に関するもの
である。 【構成】多数の円板形多孔板を回転軸に取り付ける。こ
れを円筒状抽出塔内に設ける。回転軸は反転回転及び、
高速回転が出来るものとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多数の円板形多孔板
を有する液相用抽出装置で回転する円板形多孔板の回転
方向を変化させて、接触効果を高める。更に高速回転に
して、多孔板に付着し目詰まりさせている汚染物を自動
的に除去する抽出装置である。
を有する液相用抽出装置で回転する円板形多孔板の回転
方向を変化させて、接触効果を高める。更に高速回転に
して、多孔板に付着し目詰まりさせている汚染物を自動
的に除去する抽出装置である。
【0002】
(イ) 従来の抽出装置では、撹拌式、及び回転円板式
等、回転運動により二液の接触を高めている。しかし、
より良く接触させるべく撹拌を激しくすると細かい液滴
を生じ分離不良による効率低下をまねき易い。従って充
分の効果を得る事は出来なかった。 (ロ) 多孔板により液を分散させる抽出装置は上記の
問題が少ないが操作液中に汚染物を含む場合、孔を詰め
るため長時間の運転が難しく、定期的な解体掃除を必要
とした。
等、回転運動により二液の接触を高めている。しかし、
より良く接触させるべく撹拌を激しくすると細かい液滴
を生じ分離不良による効率低下をまねき易い。従って充
分の効果を得る事は出来なかった。 (ロ) 多孔板により液を分散させる抽出装置は上記の
問題が少ないが操作液中に汚染物を含む場合、孔を詰め
るため長時間の運転が難しく、定期的な解体掃除を必要
とした。
【0003】
(イ)微細液滴による分離不良を、生ぜずに、接触効果
を高める。 (ロ)汚染物による、多孔板の目詰りを簡単に除去す
る。
を高める。 (ロ)汚染物による、多孔板の目詰りを簡単に除去す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】いま、その構成を説明す
ると、 (イ)反転回転運動及び、高速度回転が出来る回転軸に
円板形多孔板を一定の間隔で多数取り付け、円筒状抽出
塔内に設ける。 (ロ)円板形多孔板は交互に外周部及び、中央部に大き
な隙間を持ち、連続相の流路とする。分散相は多孔板の
孔を通過し、液滴となり移動する。 (ハ)抽出運転中円板形多孔板を低速度で反転運動させ
る。 (ニ)汚染物が円板形多孔板に付着、累積された時、円
板形多孔板を高速度で回転させ、汚染物を除去する。
ると、 (イ)反転回転運動及び、高速度回転が出来る回転軸に
円板形多孔板を一定の間隔で多数取り付け、円筒状抽出
塔内に設ける。 (ロ)円板形多孔板は交互に外周部及び、中央部に大き
な隙間を持ち、連続相の流路とする。分散相は多孔板の
孔を通過し、液滴となり移動する。 (ハ)抽出運転中円板形多孔板を低速度で反転運動させ
る。 (ニ)汚染物が円板形多孔板に付着、累積された時、円
板形多孔板を高速度で回転させ、汚染物を除去する。
【0005】
【作用】本発明の作用は次の通りである。 (イ)円板形多孔板を反転回転させる事により、運転中
の連続相の液に回転運動を与えることなく、多孔板のみ
運動し、孔を通過する分散相の液のみに水平方向の力を
加へ、剪断作用により細かい、適度な大きさの安定した
液滴を作る。 (ロ)分散相が通過する孔の位置が水平方向に移動する
事により、液滴の分散が良く、接触がよくなる。 (ハ)一定期間運転後、汚染物の累積による孔の詰まり
を除去するために円板形多孔板を高速度で回転させる。
この操作は抽出装置内の液を抜いても、又、液を充満し
た状態でも効果がある。液中では強い剪断作用が働き、
汚染物が除かれる。又、空塔状態の場合は、回転による
遠心力で汚染物が剥離し、除かれる。この二つの作用
は、その効果に特異な差を有するので、強固な汚染物質
の場合、両者を併用すれば更に、洗浄効果が良くなる。 (ニ)多孔板の孔の詰まりを防げるので、孔径を小さく
出来る。これにより適度な細かさの液滴が得られ易く、
液の接触面積が大きくなり、より効果が良くなる。
の連続相の液に回転運動を与えることなく、多孔板のみ
運動し、孔を通過する分散相の液のみに水平方向の力を
加へ、剪断作用により細かい、適度な大きさの安定した
液滴を作る。 (ロ)分散相が通過する孔の位置が水平方向に移動する
事により、液滴の分散が良く、接触がよくなる。 (ハ)一定期間運転後、汚染物の累積による孔の詰まり
を除去するために円板形多孔板を高速度で回転させる。
この操作は抽出装置内の液を抜いても、又、液を充満し
た状態でも効果がある。液中では強い剪断作用が働き、
汚染物が除かれる。又、空塔状態の場合は、回転による
遠心力で汚染物が剥離し、除かれる。この二つの作用
は、その効果に特異な差を有するので、強固な汚染物質
の場合、両者を併用すれば更に、洗浄効果が良くなる。 (ニ)多孔板の孔の詰まりを防げるので、孔径を小さく
出来る。これにより適度な細かさの液滴が得られ易く、
液の接触面積が大きくなり、より効果が良くなる。
【0006】
【実施例】内径155mmの円筒内に軽液を分散相、重
液を連続相として運転さすべく円形多孔板を8枚設け
る。重液、連続相は円形多孔板の中央部と外周部を交互
に通り下降する。その途中で軽液分散相を横断して接
触、抽出を行う。軽液、分散相は多孔板の下に溜まり、
通過して液滴となり上昇し、上段の多孔板の下面で集合
し、更に多孔板を通過して行く。重液として、8%フェ
ノール成分を含むフェノールレジン製造時の廃水液10
0Kg/h、軽液としてベンゾール100Kg/h、円
板回転数、15R/M、90秒周期で反転する。8時間
連続運転中、その性能は殆ど変化なく、重液排出部のフ
ェノール分は1400PPMを示した。その後目詰まり
により、性能が低下し重液排出部フェノール分は除々に
上昇し20時間目で2000PPMを示したので洗浄を
行う。液の供給を止め、円形多孔板を240R/Mで5
分間回転させ、多孔板に付着した汚染物を除く。再び、
当初の抽出状態に戻すと当初の性能に復帰した。
液を連続相として運転さすべく円形多孔板を8枚設け
る。重液、連続相は円形多孔板の中央部と外周部を交互
に通り下降する。その途中で軽液分散相を横断して接
触、抽出を行う。軽液、分散相は多孔板の下に溜まり、
通過して液滴となり上昇し、上段の多孔板の下面で集合
し、更に多孔板を通過して行く。重液として、8%フェ
ノール成分を含むフェノールレジン製造時の廃水液10
0Kg/h、軽液としてベンゾール100Kg/h、円
板回転数、15R/M、90秒周期で反転する。8時間
連続運転中、その性能は殆ど変化なく、重液排出部のフ
ェノール分は1400PPMを示した。その後目詰まり
により、性能が低下し重液排出部フェノール分は除々に
上昇し20時間目で2000PPMを示したので洗浄を
行う。液の供給を止め、円形多孔板を240R/Mで5
分間回転させ、多孔板に付着した汚染物を除く。再び、
当初の抽出状態に戻すと当初の性能に復帰した。
【0007】
【発明の効果】実施例のように目詰まりを生じても簡単
に除去出来るので、従来汚染物が多く、実用上連続抽出
操作が困難であった廃液なども経済的に抽出操作が可能
になる。
に除去出来るので、従来汚染物が多く、実用上連続抽出
操作が困難であった廃液なども経済的に抽出操作が可能
になる。
【図1】本発明の構造断面図
1、抽出塔 2、回転軸 3、内側に隙間を有する円板形多孔板 4、外側に隙間を有する円板形多孔板 5、重液入口 6、軽液入口 7、重液出口 8、軽液出口 9、分散相軽液、液滴 10、軽液、重液の界面 11、軽液、液面 12、連続相重液流路
Claims (2)
- 【請求項1】回転する円板形多孔板の回転方向を変化さ
せ、接触効果を高めた抽出装置 - 【請求項2】円板形多孔板を高速回転させ、多孔板の目
詰まりを除去する抽出装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30027192A JPH06106002A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 回転する多孔板を有する抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30027192A JPH06106002A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 回転する多孔板を有する抽出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06106002A true JPH06106002A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17882786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30027192A Pending JPH06106002A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 回転する多孔板を有する抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06106002A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010092048A (ko) * | 2000-03-20 | 2001-10-24 | 이범진 | 폐유기용제속의 불순물을 물로 세척하여 제거하는정제장치 및 방법 |
CN101862549A (zh) * | 2010-06-08 | 2010-10-20 | 中国科学院过程工程研究所 | 大相比易乳化体系的无澄清室连续萃取装置及操作方法 |
US20120294777A1 (en) * | 2011-05-18 | 2012-11-22 | Industrial Technology Research Institute | Extraction apparatus |
JP2013144270A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 液−液抽出装置、これを用いた多段液−液抽出装置及び希土類元素の多段連続抽出装置 |
RU2713370C1 (ru) * | 2019-09-02 | 2020-02-04 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Петрозаводский государственный университет" | Способ экстрагирования |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP30027192A patent/JPH06106002A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010092048A (ko) * | 2000-03-20 | 2001-10-24 | 이범진 | 폐유기용제속의 불순물을 물로 세척하여 제거하는정제장치 및 방법 |
CN101862549A (zh) * | 2010-06-08 | 2010-10-20 | 中国科学院过程工程研究所 | 大相比易乳化体系的无澄清室连续萃取装置及操作方法 |
US20120294777A1 (en) * | 2011-05-18 | 2012-11-22 | Industrial Technology Research Institute | Extraction apparatus |
US8591825B2 (en) * | 2011-05-18 | 2013-11-26 | Industrial Technology Research Institute | Extraction apparatus |
JP2013144270A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 液−液抽出装置、これを用いた多段液−液抽出装置及び希土類元素の多段連続抽出装置 |
RU2713370C1 (ru) * | 2019-09-02 | 2020-02-04 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Петрозаводский государственный университет" | Способ экстрагирования |
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