JPH0610595Y2 - 限流ヒューズ - Google Patents
限流ヒューズInfo
- Publication number
- JPH0610595Y2 JPH0610595Y2 JP1988158404U JP15840488U JPH0610595Y2 JP H0610595 Y2 JPH0610595 Y2 JP H0610595Y2 JP 1988158404 U JP1988158404 U JP 1988158404U JP 15840488 U JP15840488 U JP 15840488U JP H0610595 Y2 JPH0610595 Y2 JP H0610595Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuse
- resistance wire
- current limiting
- window portion
- fuse element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Fuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、過電流、短絡電流等によって可溶なヒューズ
エレメントが溶断された際に、この状態を外部に表示す
るようにした限流ヒューズに関するものである。
エレメントが溶断された際に、この状態を外部に表示す
るようにした限流ヒューズに関するものである。
[従来の技術] 従来から知られているヒューズエレメントの溶断表示を
行う限流ヒューズは、可溶なヒューズエレメントと並列
的にニクロム線等の抵抗線を接続して構成され、この抵
抗線に赤燐、硫黄等の一定温度に達すると燃焼する発火
剤を、着色剤によって識別容易な色に着色して付着され
ている。そして、過電流、短絡電流等によってヒューズ
エレメントが溶断すると、抵抗線に電流が流れるため発
熱作用が生じ発火剤が燃焼する。発火剤は着色剤によっ
て着色されているので、燃焼後の色の変化によってヒュ
ーズエレメントの溶断を確認できるようになっている。
行う限流ヒューズは、可溶なヒューズエレメントと並列
的にニクロム線等の抵抗線を接続して構成され、この抵
抗線に赤燐、硫黄等の一定温度に達すると燃焼する発火
剤を、着色剤によって識別容易な色に着色して付着され
ている。そして、過電流、短絡電流等によってヒューズ
エレメントが溶断すると、抵抗線に電流が流れるため発
熱作用が生じ発火剤が燃焼する。発火剤は着色剤によっ
て着色されているので、燃焼後の色の変化によってヒュ
ーズエレメントの溶断を確認できるようになっている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来例ではヒューズ本体を防
水構造とすることは困難であり、防水性を持たせるには
ヒューズ本体の外部を保護筒等で完全に包囲しなければ
ならず、外径が大きく高価になるという欠点がある。特
に、電力ケーブルの地中配電等に使用する場合には水没
する可能性があり、配電作業の能率も考慮すると小型で
防水性を有することが必要とされる。また、水没状態等
の周囲の環境が悪い場合には、表示部の色変化を外部か
ら確実に知ることが困難なこともあり、問題点となって
いる。
水構造とすることは困難であり、防水性を持たせるには
ヒューズ本体の外部を保護筒等で完全に包囲しなければ
ならず、外径が大きく高価になるという欠点がある。特
に、電力ケーブルの地中配電等に使用する場合には水没
する可能性があり、配電作業の能率も考慮すると小型で
防水性を有することが必要とされる。また、水没状態等
の周囲の環境が悪い場合には、表示部の色変化を外部か
ら確実に知ることが困難なこともあり、問題点となって
いる。
[考案の目的] 本考案の目的は、小型で防水性を有し、ヒューズエレメ
ントの溶断表示を確実に外部から検知することが可能な
限流ヒューズを提供することにある。
ントの溶断表示を確実に外部から検知することが可能な
限流ヒューズを提供することにある。
[考案の概要] 上述の目的を達成するための本考案の要旨は、外部から
見える窓部の破壊によってヒューズエレメントの溶断を
表示させる限流ヒューズであって、前記ヒューズエレメ
ントと抵抗線を並列的に配線した密閉構造のヒューズ筒
内に前記窓部を有する独立した密閉室を設け、該密閉室
内に前記抵抗線の中間の一部を導入し、該導入部に前記
窓部を破壊可能な火薬を付着し、前記ヒューズエレメン
トの溶断時に、前記抵抗線を流れる電流によると前記火
薬の爆発によって前記窓部を破壊することを特徴とする
限流ヒューズである。
見える窓部の破壊によってヒューズエレメントの溶断を
表示させる限流ヒューズであって、前記ヒューズエレメ
ントと抵抗線を並列的に配線した密閉構造のヒューズ筒
内に前記窓部を有する独立した密閉室を設け、該密閉室
内に前記抵抗線の中間の一部を導入し、該導入部に前記
窓部を破壊可能な火薬を付着し、前記ヒューズエレメン
トの溶断時に、前記抵抗線を流れる電流によると前記火
薬の爆発によって前記窓部を破壊することを特徴とする
限流ヒューズである。
[考案の実施例] 本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は本考案に係る限流ヒューズの構造を示す断面図
であり、ヒューズ筒1の両端部には接続端子2、3が取
り付けられ、ヒューズ筒1内にはヒューズエレメント4
と高抵抗を有する抵抗線5とが挿入され、これらは端子
2、端子3の間に並列的に接続されている。ヒューズ筒
1の中央部内側面には、溶断表示部として外部に露呈し
ている窓部6を有する密閉室7が形成され、抵抗線5の
一部には火薬8が付着され、この火薬部分は密閉室7内
に挿入されている。更に、ヒューズ筒1内には消弧剤9
が充填され、ヒューズ筒1の左右両端部にはキャップ1
0が嵌合され、それぞれ端子2、端子3上に固定されて
おり、ヒューズ筒1の内部は完全に密閉防水構造とされ
ている。
であり、ヒューズ筒1の両端部には接続端子2、3が取
り付けられ、ヒューズ筒1内にはヒューズエレメント4
と高抵抗を有する抵抗線5とが挿入され、これらは端子
2、端子3の間に並列的に接続されている。ヒューズ筒
1の中央部内側面には、溶断表示部として外部に露呈し
ている窓部6を有する密閉室7が形成され、抵抗線5の
一部には火薬8が付着され、この火薬部分は密閉室7内
に挿入されている。更に、ヒューズ筒1内には消弧剤9
が充填され、ヒューズ筒1の左右両端部にはキャップ1
0が嵌合され、それぞれ端子2、端子3上に固定されて
おり、ヒューズ筒1の内部は完全に密閉防水構造とされ
ている。
このように構成することにより、許容量以下の電流が流
れている場合には抵抗線5は高抵抗であるため、電流は
抵抗線5を殆ど流れず抵抗線5には発熱も生じない。し
かし、過電流、短絡電流等の許容量以上の電流が流れた
場合にはヒューズエレメント4が溶断するため、全電流
が抵抗線5に流れ高熱を発生する。そして、密閉室7内
において抵抗線5の発熱により火薬8が発火点に達する
と爆発し、この爆発の勢いで窓部6が破壊されるので、
容易にヒューズエレメント4の溶断を確認することがで
きる。
れている場合には抵抗線5は高抵抗であるため、電流は
抵抗線5を殆ど流れず抵抗線5には発熱も生じない。し
かし、過電流、短絡電流等の許容量以上の電流が流れた
場合にはヒューズエレメント4が溶断するため、全電流
が抵抗線5に流れ高熱を発生する。そして、密閉室7内
において抵抗線5の発熱により火薬8が発火点に達する
と爆発し、この爆発の勢いで窓部6が破壊されるので、
容易にヒューズエレメント4の溶断を確認することがで
きる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る限流ヒューズは、ヒュ
ーズ筒の側面部に溶断表示部とされる密閉室を設けてい
るので、従来例のように更に外部に保存筒等を設けなく
とも、溶断表示部を防水状態に保持することができるの
で、構成が容易で小型化及び低価格化が可能である。ま
た、ヒューズエレメント溶断時には、密閉室の窓部が破
壊されるので、従来の色の変化によって溶断表示を行う
方法と比較して、溶断を確実に知ることができるという
利点がある。
ーズ筒の側面部に溶断表示部とされる密閉室を設けてい
るので、従来例のように更に外部に保存筒等を設けなく
とも、溶断表示部を防水状態に保持することができるの
で、構成が容易で小型化及び低価格化が可能である。ま
た、ヒューズエレメント溶断時には、密閉室の窓部が破
壊されるので、従来の色の変化によって溶断表示を行う
方法と比較して、溶断を確実に知ることができるという
利点がある。
図面第1図は本考案に係る限流ヒューズの一実施例の断
面図である。 符号1はヒューズ筒、2、3は接続端子、4はヒューズ
エレメント、5は抵抗線、6は窓部、7は密閉室、8は
火薬、9は消弧剤、10はキャップである。
面図である。 符号1はヒューズ筒、2、3は接続端子、4はヒューズ
エレメント、5は抵抗線、6は窓部、7は密閉室、8は
火薬、9は消弧剤、10はキャップである。
フロントページの続き (72)考案者 当麻 繁 東京都港区西新橋2丁目34番8号 九重電 気株式会社内 (72)考案者 高橋 益清 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (56)参考文献 実開 昭51−90049(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】外部から見える窓部の破壊によってヒュー
ズエレメントの溶断を表示させる限流ヒューズであっ
て、前記ヒューズエレメントと抵抗線を並列的に配線し
た密閉構造のヒューズ筒内に前記窓部を有する独立した
密閉室を設け、該密閉室内に前記抵抗線の中間の一部を
導入し、該導入部に前記窓部を破壊可能な火薬を付着
し、前記ヒューズエレメントの溶断時に、前記抵抗線を
流れる電流による前記火薬の爆発によって前記窓部を破
壊することを特徴とする限流ヒューズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988158404U JPH0610595Y2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 限流ヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988158404U JPH0610595Y2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 限流ヒューズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0277838U JPH0277838U (ja) | 1990-06-14 |
JPH0610595Y2 true JPH0610595Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31438703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988158404U Expired - Lifetime JPH0610595Y2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 限流ヒューズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610595Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5190049U (ja) * | 1975-01-16 | 1976-07-19 |
-
1988
- 1988-12-05 JP JP1988158404U patent/JPH0610595Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0277838U (ja) | 1990-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU139706U1 (ru) | Пиротехнический разъединитель электрической цепи | |
US4638283A (en) | Exothermically assisted electric fuse | |
CA1154630A (en) | Binary electroexplosive device | |
JPH1055742A (ja) | 回路遮断器 | |
US3377448A (en) | Thermal responsive miniature fuse | |
JPH0610595Y2 (ja) | 限流ヒューズ | |
CA1275598C (en) | Electric detonator with static electricity suppression | |
US4586435A (en) | Electric detonator | |
CA1069760A (en) | Pyrotechnic devices | |
CA2898858A1 (en) | Medium voltage controllable fuse | |
US2804610A (en) | Fire alarm system | |
MX168659B (es) | Fusible para usarse en un circuito de alto voltaje | |
CA2137882A1 (en) | Striker pin device for an electric fuse | |
US4985610A (en) | Cutting torch | |
GB1283766A (en) | Electrical inductive apparatus | |
US1867924A (en) | Fuse | |
JPS5853008Y2 (ja) | 電線ヒユ−ズ | |
JPS6015103B2 (ja) | 避雷管 | |
US2734967A (en) | Indicator means for indicating the | |
JPS596602Y2 (ja) | 電線ヒユ−ズ | |
SU720564A1 (ru) | Плавкий предохранитель | |
US2852641A (en) | Flashproof fuse plugs | |
CN212062366U (zh) | 一种熔断器 | |
US2206782A (en) | Plug fuse | |
JPS59150353A (ja) | 電力ケ−ブル及び配電用機器の地絡電流検出表示器 |