JPH06105053B2 - 熱シールド機構を有するガスタービンエンジンおよびその組立方法 - Google Patents

熱シールド機構を有するガスタービンエンジンおよびその組立方法

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JPH06105053B2
JPH06105053B2 JP4180675A JP18067592A JPH06105053B2 JP H06105053 B2 JPH06105053 B2 JP H06105053B2 JP 4180675 A JP4180675 A JP 4180675A JP 18067592 A JP18067592 A JP 18067592A JP H06105053 B2 JPH06105053 B2 JP H06105053B2
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    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
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    • F01D25/145Thermally insulated casings
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスタービンエンジ
ンに用いる熱シールドに関し、特に、タービンケーシン
グを高温流体流れから断熱する熱シールドに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンエンジンには、熱シールド
を用いて特定の構造体を熱伝達作用環境から熱的に隔離
する。これらの熱シールドは、金属ホイル裏当てで構造
体の近くに断熱型ブランケットを包囲する構成で、熱シ
ールドの効果は、ブランケットと構造体の間に隙間やチ
ャンネルを生じないこと、またブランケットがその当初
の形状を維持することに、そのまま依存する。ブランケ
ットと構造体の間の隙間やチャンネルは固有の「流れ漏
れ」を伴う。漏れはそれに関連したある流れ速度を有
し、それは有意な熱伝達係数を与える。従来技術では、
これらの熱シールドの端部シーリングに問題があった。
熱シールドとタービン構造との間に隙間があると、加熱
された流体がその熱シールドが保護しようとしている構
造に沿って流れるのを許してしまう。熱変形と部品間公
差とで、熱シールドが有効なシールとして作用する能力
が低下する。標準のタービン/圧縮機設計例で用いられ
ているほとんどの熱シールドは「内側」半径方向つり上
げを有する。この半径方向つり上げは、エンジンの過渡
運転中に効果的に制御することができない。その上、エ
ンジン構造の振動が原因で、繊維状断熱ブランケットが
劣化し、その形状をくずし、その結果、ブランケットと
そのブランケットで断熱する構造との間に流路を生じる
おそれがある。
【0003】したがって、隙間漏れの影響を緩和し、タ
ービン構造を高温流体流れから良好に断熱し、しかもエ
ンジン運転状態で良好な寸法安定性を有する、効果的な
熱シールド機構が必要とされている。
【0004】
【発明の目的】したがって、この発明の目的は、従来の
熱シールドの上述した欠点およびその他の欠点を最小に
する、ガスタービンエンジン用熱シールド機構を提供す
ることにある。この発明の特定の目的は、ガスタービン
構造を熱伝達作用環境から断熱する効果的な熱シールド
を提供し、同時にガスタービン構造と熱シールドとの間
に生じるおそれのある隙間に流体が流れるのを阻止する
ことにある。
【0005】
【発明の概要】この発明の熱シールドでは、ハニーカム
型構造を複数の所定の寸法のセルを有する絶縁シートと
して形成する。裏当てプレートをハニーカムシートの片
面に取付け、セルの一端を閉じる。絶縁シートをエンジ
ンケーシングの選択区域に隣接配置し、セルの開放端を
ケーシングに向け、裏当てプレートで高温ガス用の内方
流れガイドを画定する。1形態の熱シールドは、複数の
絶縁シートをエンジンのまわりに円周方向に、だいたい
当接関係にて配列し、ハニーカムセルの開放端を保護す
べきケーシング面に対してほぼ拘束する。セル開放端と
隣接するケーシング面との間に隙間ができた場合、その
ような隙間を通り抜けようとする気体が、セル開放端が
与えるでこぼこな表面から流れ妨害を受ける。セルは所
定の寸法として、局部的な流れうずを生じさせ、隙間を
通る気体流れをさらに妨害する。熱伝達の速度は流量に
関係しているので、このようなうず効果により隙間を通
る流れを遅くすることにより、このような隙間に入る気
体の加熱効果を小さくする。
【0006】この発明の構成およびその効果をさらによ
く理解できるように、以下に図面を参照しながらこの発
明の好適な実施例を詳しく説明する。なお、図面中の同
じ参照符号は同じまたは対応する部品を示す。
【0007】
【具体的な構成】図1は、ガスタービンエンジンの1例
を示す上半分の概略断面図である。この例示の高バイパ
ス比ガスタービンエンジン10は、12で示すロータエ
ンジン部分と、14で示すステータまたはファン部分を
有する。エンジン部分12はロータモジュールと呼ぶこ
ともある。ロータエンジン部分12は、中間圧力圧縮機
またはブースタ段16、高圧圧縮機段18、燃焼器段2
0、高圧タービン段21および低圧タービン段22をす
べてエンジン中心線23上に同心にて含む。エンジンは
さらに、ファンブレード24およびスピナーアセンブリ
28を含む。ファン部分14はファンカウリング27お
よびファンケーシング26からなる。ファンカウリング
27はファンケーシング26を囲み、エンジン10のフ
ァン部分を半径方向に包囲する。
【0008】ファンブレード24の前方に位置するファ
ンスピナーアセンブリ28は、ブレード24に駆動関係
で連結され、タービン段22により駆動されるロータア
センブリ(図示せず)に連結している。ファンブレード
24の後方には、ファン部分14の一部をなす複数の円
周方向に間隔をあけた出口案内ベーンまたはファンフレ
ーム支柱30が配置されている。出口案内ベーン30は
エンジン部分12をエンジンのファン部分14に連結
し、構造的支持を行う。エンジン10の後部には、外側
部材34および内側部材35を含む一次ノズル33が配
置されている。タービン段22により駆動されるファン
シャフト37がエンジン内を貫通し、ファンロータアセ
ンブリを介してブースタ段16およびファンブレード2
4と駆動関係で連結されている。エンジン部分12は外
側ケーシング38内に位置し、それにより支持されてい
る。
【0009】エンジン10の運転時には、空気をファン
ブレード24によりエンジン内に取りこみ、圧縮機段1
6および18により2段階で圧縮する。圧縮した空気の
少なくとも一部を燃焼器段20に送り、そこで燃料と混
合し、着火して、高温高速のガス流を生成する。このガ
ス流をタービン段21、22に送り、そこでガス流が段
内の回転可能なタービンブレードに作用してブレードを
回転させる。回転しない、つまり静止案内ベーンが回転
可能なブレードと交互に位置し、ブレードに衝突するガ
ス流の方向を制御する。こうしてタービン段は、圧縮機
段およびファンブレード24に連結されたシャフトをそ
れぞれ駆動する。
【0010】燃焼器段20から出てくるガス流は比較的
高温、たとえば2000°F以上であるので、タービン
ベーンの少なくともいくつかおよび隣接構造を冷却する
なんらかの手段を講じる必要がある。1つのタービンベ
ーン冷却方法では、ベーンに中空なコアを設け、ベーン
を貫通する小さな穴を複数個設け、こうして冷却空気を
圧力下でベーン中に注入する。すると、冷却空気は小さ
な穴から流れ出て、ベーン表面に気膜(フィルム)を形
成し、ベーンを高熱ガス流から絶縁する。回転可能なブ
レードはロータシャフトに連結され、半径方向外方へ突
出する。静止ベーンはその半径方向内端で半径方向に支
持され、エンジンケーシングに隣接する半径方向外端で
サポート構造44により軸線方向に支持されている。し
たがって、冷却空気を静止ベーン中に注入するには、冷
却空気をケーシングに隣接して案内し、静止ベーンの付
け根部に到達させなければならない。冷却空気はベーン
表面上に流れる高エネルギーガス流に抗してベーンの外
に押しだすのに十分な圧力を有する必要があるので、冷
却空気を高圧圧縮機段18から抜き出す。ここで「冷却
空気」というが、このような空気の温度は900−10
00°Fの範囲にありうることが理解できるはずであ
る。
【0011】このような冷却空気を用いる場合、冷却空
気がエンジンケーシングに隣接して流れると、ケーシン
グおよびそれに取り付けた構造に応力および熱変形をも
たらすような加熱効果を生じる欠点がある。このような
変形は、タービンブレードとケーシングとの間のクリア
ランスに影響するので、望ましくない。このクリアラン
スが変化すると、ガス流の一部がブレードをバイパス
し、したがってブレードを回転させる仕事に寄与しない
のを許すことになり、タービン効率が悪くなる。したが
って、ガスタービンエンジンには通常、タービンベーン
に供給する冷却空気の高温の影響からエンジンケーシン
グを守るために、なんらかの形態の断熱が施されてい
る。
【0012】上述したのと同じ作用が、温度はタービン
段における温度より低いけれども、段18のような圧縮
機段でも認められる。慣行として、少なくともいくつか
の圧縮機段に隣接するケーシング構造も断熱して熱変形
を防止する。図2は、ブレード40で示される静止ブレ
ード列に隣接するエンジンケーシング38のタービン部
分を示す簡単な拡大図である。なお、ブレード40の半
径方向内端は、図2では、切りとってある。ブレード4
0の半径方向外端は、タービンに流れる空気流の外側流
路境界を形成する環状ノズル構造42に取り付けられ、
それにより支持されている。熱的な差と振動のため、ノ
ズル構造42をケーシング38またはケーシングに連結
された構造要素44に固定するのは望ましくない。その
かわりに、複数の板ばね状部材41をノズル構造のまわ
りに配置して空気シールを形成する。ノズル構造42の
軸線方向後端のシール41はバリヤを形成し、ノズル構
造42の上に環状キャビティ46が形成され、軸線方向
前方の開口48が矢印50で示した冷却空気の流れを受
け取る。冷却空気50はキャビティ46に流れこみ、だ
いたい中空なブレード40のそれぞれに分配される。冷
却空気は各ブレード40からブレード表面に沿って所定
の間隔で配置された冷却穴52を通って外に出て、ブレ
ード表面に周知の態様で冷却気膜を形成する。
【0013】冷却空気50がキャビティ46に入る際
に、その速度が減少し、冷却空気は膨張してキャビティ
空間を満たす。その結果、開口48とキャビティの軸線
方向後端との間に差圧が生じる。軸線方向後端での静圧
が開口48での静圧より高くなる。その結果、矢印50
で示すように、キャビティ46内に循環空気流が生じ
る。前述したように、冷却空気は通常ケーシング38よ
り高温であるので、この冷却空気がケーシング38の内
面に衝突するのを防止するのが望ましい。ケーシング3
8をその半径方向外面から冷却して、熱変形を最小に
し、タービン部分の回転ブレードに対するクリアランス
制御を維持するのが好ましい。図2の従来の構造では、
冷却空気50を熱ブランケット54によりケーシング3
8から隔離する。熱ブランケット54は、繊維状断熱材
料を可撓性金属フィルム材料内に支持した構成とすれば
よい。熱ブランケット54を環状板金円筒形スリーブ5
6により、ケーシング38に隣接させて支持する。スリ
ーブ56は、キャビティ46の軸線方向前端とキャビテ
ィの軸線方向後端との間の空間内にはまる。複数のタブ
58がスリーブ56から軸線方向前方に延在し、ケーシ
ング38から半径方向内方に垂下する環状フランジ62
のはめ合いスロット60にはまる。タブ58はスリーブ
56の円周方向回転を阻止する。それ以外にはスリーブ
56をケーシング38に固着しない。スリーブとケーシ
ングとの間の温度差が、熱膨張差のため、その場所への
スリーブ維持の問題を起こすからである。このように取
付けをしないことから、スリーブ56のまわりに隙間が
できるので、空気50がスリーブ56の上や断熱ブラン
ケット54のまわりに循環する。ブランケット54の振
動と熱サイクルが原因で、ブランケット54がケーシン
グ38から離れ、そのためケーシング38に隣接して隙
間が生じ、そこに冷却空気50が循環する。
【0014】簡単に図3に触れておく。図3は、ケーシ
ング38、ブランケット54およびスリーブ56の簡略
にした表示で、熱の作用で生じ、空気50がケーシング
38に接触するのを許す種々の隙間を図示している。隙
間64は、スリーブ56の後端とケーシング38の隣接
構造との間に円周方向に生じる。ブランケット54がケ
ーシング38から離れ、隙間66をつくる。スリーブ5
6の軸線方向前端には、スリーブ56とフランジ62と
の間の隙間68と、スロット60を通しての追加の隙間
70ができる。これらの隙間に循環する冷却空気50
は、通常冷却空気の温度が通常所望のケーシング温度よ
り高いので、ケーシング38の熱変形を引き起こす。
【0015】図4は、この発明の熱シールド構成を組み
込んだ、図2と同様の部分の図である。この発明の改良
熱シールド72は、ケーシング38の半径方向内面に隣
接して支持された複数の開放端セル74を有するハニー
カム型構造を備える。裏当てシート76がセル74の半
径方向内端をカバーする。図5は、ハニーカム熱シール
ド72の拡大図で、セル74および裏当てシート76を
示す。1実施例では、セル74は六面金属管状部材から
なり、金属裏当てシート76をセルの一端にろう付けし
て図示の構造を形成することができる。この形態のハニ
ーカム構造は、種々の厚さdおよび種々のセル寸法のも
のが市販されている。再び図4に戻ると、ハニーカム熱
シールド72は複数のあらかじめ成形した円弧状セグメ
ントを含み、これらのセグメントをそれぞれ個別にケー
シング38にボルト78およびナット80により固着す
ることができる。シールドセグメントを別の方法で、た
とえば、シールドセグメント内のねじ切りインサートと
ケーシングの外側から挿入したボルトとを用いることに
より、取り付けることもできる。さらに、ベーン40へ
の空気流に干渉せずに、確実にシールド72をケーシン
グ38に対して継続して押しつける取付け具であれば、
どのようなものでも使用できる。さらに、シールド72
を大きな円周円弧セクションとして形成してもよく、極
端な場合には単一の円周方向リングとして形成してもよ
い。単一リングは、シールドをケーシング38と接触関
係に押しつけることと関連した問題を緩和する。組立を
簡単にするため、単一リングを1点で切り、閉じたC形
状とし、挿入時にリングを変形できるようにする。
【0016】ハニーカムセル74それぞれの寸法および
厚さdが、ケーシング38の加熱を制御する上で重要な
ことを確かめた。シールド72の金属構造が、シールド
をケーシング38に向かって継続的に押しつけることを
可能にする一方、熱成長の差と局部的な熱の差とが、シ
ールド72とケーシング38との間にある隙間を形成さ
せる原因となり続ける。空気静圧差は空気流をシールド
とケーシング間の隙間に押し込もうと作用する。開放ハ
ニーカムセル74がシールドとケーシングの間のあらゆ
る隙間に隣接していることの重要な利点は、開放セル端
があらゆる空気漏れ流れに対して高い粘稠な抗力を生成
し、流れ速度をゼロ近くに下げることである。対流熱伝
達係数は流量に比例するので、シールド72は、開放セ
ル端とケーシング38との間に隙間が生じても、対流熱
伝達を減少させるのに有効である。しかし、シールド7
2は伝導および放射熱シールドとしても作用する。
【0017】セル端付近に高い粘稠な抗力を生成するた
めに、シールド72はある最小の厚さを持たなければな
らない。ある実施例では、0.1インチ以上のセル深さ
が、流れを減少させる粘稠な抗力を作り出すのに十分な
ことを確かめた。セル寸法が重要なので、セル表面は不
連続に見える。壁−壁間のセル寸法W(図5参照)が約
0.0625インチ以上であるのが、上述した抗力効果
を生成するのに十分であることを確かめた。セル寸法に
ついてさらに考慮すべき要素は、各セル壁の厚さであ
る。伝導による熱伝達がシート76からケーシング38
までセル壁を通して生起するからである。約0.002
−0.004インチの壁厚が十分な断熱を達成すること
を確かめた。
【0018】図4において、高温の流体(冷却空気)流
れ50がハニーカムシールド72の下、ノズル構造42
の上に位置するキャビティ46に入る状態を示す。室の
前部での静圧P1はキャビティ46の軸線方向後端での
静圧P2より低い。この事実と室の形状により、流体流
れ50は反時計方向に流れる。従来技術では、この高い
圧力P2の結果として、高温の流体が、熱シールドとそ
の熱シールドが保護しようとする構造との間に位置する
隙間に押し込まれてしまった。
【0019】加熱された流体が熱シールド機構とその周
囲の構造との間に位置する隙間に流れるのをさらに防止
する手段として、この発明の裏当てシート76にテーパ
端を設ける。図6を参照すると、裏当てシート76は、
チャンネル漏れを防止する作用をなすテーパ端82およ
び84を有する。しかし、漏れ流れがもしあれば、それ
はハニーカムセルにより、漏れ流れに高い粘稠な抗力を
作用させることで、対処する。この発明は流れ速度をゼ
ロにするので、完全な端部シールと半径方向つり上げは
熱的問題を回避するのに重要ではない。
【0020】この発明の熱シールドは、板金ハニーカム
セルをタービン構造38に対して保持された裏当てスト
リップに接合することにより、タービン構造を熱的損傷
から保護する作用を従来より改良する。ハニーカムセル
74は、シールドと構造38との間に生じる可能性のあ
るあらゆる流れに対して、うず破壊手段として作用す
る。この結果、タービン構造のまわりの流れ速度が効果
的にゼロになり、熱伝達係数が低くなる。
【0021】従来技術では、熱シールドが小さなチャン
ネル漏れを受けやすく、これが熱伝達の高い区域を生
じ、その結果、構造に円周方向温度勾配が生じてしまっ
た。しかし、この発明は、小さなチャンネル漏れを受け
やすくなく、熱シールドが熱的損傷から保護しようとす
る構造を効果的に熱的に隔離する。上述した詳細な説明
は具体的な説明であって、限定ではない。上述した教示
から、種々の変更や改変が可能である。したがって、こ
の発明は、前述した実施例以外にも実施でき、それらも
この発明の要旨の範囲内に入る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスタービンエンジンの1例を簡略化して示す
上半分の断面図である。
【図2】従来の熱シールドおよびタービン構造の線図的
断面図である。
【図3】従来のタービン構造および熱シールドの半径方
向つり上げ界面を簡略に示す断面図である。
【図4】この発明の1実施例によるガスタービンエンジ
ンに組み込んだ熱シールドの線図的断面図である。
【図5】この発明の熱シールドの板金裏当てシートおよ
びハニーカムセル構造の断面斜視図である。
【図6】この発明の熱シールドアセンブリの裏当てスト
リップのテーパ端を示す線図である。
【符号の説明】
10 ガスタービンエンジン 40 ブレード 38 ケーシング 42 中空ノズル構造 46 キャビティ 50 空気流 72 熱シールド 74 ハニーカムセル 76 裏当てシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−149506(JP,A) 特公 平2−61603(JP,B2)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に冷却空気の流れる少なくとも1つの
    通路を部分的に画定するケーシングと、それぞれ開放端
    および閉止端を有する複数の隣接ハニーカムセルを含む
    熱シールドとを含むガスタービンエンジンを組み立てる
    にあたり、 上記熱シールドを上記少なくとも1つの通路内で上記ケ
    ーシングと断熱関係で関連させ、 上記熱シールドを、上記ハニーカムセルの開放端の少な
    くともいくつかのまわりで上記ケーシングと係合関係に
    配置し、ハニーカムセルの閉止端に隣接する熱シールド
    を関連工程の間上記少なくとも1つの通路に露出させる
    を含むガスタービンエンジンの組立方法。
  2. 【請求項2】内部に冷却空気の流れる少なくとも1つの
    通路手段を部分的に画定するケーシングと、 上記少なくとも1つの通路手段内で上記ケーシングを断
    熱する手段とを備え、 上記断熱手段は、それぞれ開放端および閉止端を有する
    複数のほぼ隣接したハニーカムセルを含み、上記断熱手
    段は、上記ハニーカムセルの少なくともいくつかの開放
    端のまわりで上記ケーシングと係合され、ハニーカムセ
    ルの閉止端に隣接する上記少なくとも1つの通路手段に
    露出されたガスタービンエンジン。
  3. 【請求項3】さらに、上記断熱手段と関連し、上記断熱
    手段を上記少なくとも1つの通路手段内で上記ケーシン
    グに関して所定の位置に維持する少なくとも1つの手段
    を備える請求項2に記載のガスタービン。
  4. 【請求項4】上記ハニーカムセルの閉止端が上記少なく
    とも1つの通路手段に露出されただいたい均一な表面を
    画定する請求項2に記載のガスタービン。
  5. 【請求項5】上記断熱手段のハニーカムセルの残りのも
    のの開口端が、上記ケーシングおよび上記ハニーカムセ
    ルの残りのものの少なくとも一方の熱変形に応じて、ケ
    ーシングから離れる請求項2に記載のガスタービン。
  6. 【請求項6】上記断熱手段がさらに、それと関連し、上
    記ハニーカムセルの閉止端を閉じ、上記少なくとも1つ
    の通路手段にだいたい均一な表面を呈する手段を含む請
    求項2に記載のガスタービン。
JP4180675A 1991-07-09 1992-07-08 熱シールド機構を有するガスタービンエンジンおよびその組立方法 Expired - Fee Related JPH06105053B2 (ja)

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EP (1) EP0522834B1 (ja)
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