JPH06104048A - Icメモリカードのイジェクトロック装置 - Google Patents

Icメモリカードのイジェクトロック装置

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JPH06104048A
JPH06104048A JP4248050A JP24805092A JPH06104048A JP H06104048 A JPH06104048 A JP H06104048A JP 4248050 A JP4248050 A JP 4248050A JP 24805092 A JP24805092 A JP 24805092A JP H06104048 A JPH06104048 A JP H06104048A
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memory
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lock device
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伸一郎 松山
Nobuyuki Nishigori
伸之 錦織
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICメモリカードのイジェクトロック装置に
於いて、イジェクト釦の誤操作による、ICメモリカー
ドの破壊やプログラムの暴走を防止する。 【構成】 イジェクト釦2にロック部材5を関連させ、
このロック部材の解除は外部からの電気信号でしか動作
しない様に構成させてICメモリカード1の使用中は誤
ってイジェクト釦1を押圧しても解除されない様に構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーソナルコンピュータ
や携帯用のコンピュータに用いて好適なICメモリカー
ドのイジェクトロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からパーソナルコンピュータ(以下
CPUと記す)等に用いるICメモリカードをCPUの
ICメモリカード挿入口に挿入させ、且つ動作状態と成
すと共にこのICメモリカードを解除させるための構成
としては図19に示す如きICメモリカードイジェクト
ロック機構が知られている。
【0003】この例においては、機器本体51の内部に
ロック機構52とイジェクト機構53とが別個に設けら
れている。そして、ICメモリカード54を機器本体5
1に挿入する場合には、まずロック機構52を操作して
ロックを解除する。この状態でメモリカード54を挿入
口55に挿入する。挿入完了後、ロック機構52をロッ
ク方向に操作して、機器本体51の内部においてICメ
モリカード54の係止溝54aに図示しない機器本体5
1内に設けたラッチを係合させて、カードの抜取りを阻
止する。ICメモリカード54をイジェクトする際に
は、まずロック機構52を操作してロックを解除し、こ
れに連動する機器本体51内のマイクロスイッチを動作
させて電源を切る。これによって、機器本体51の電源
スイッチが「ON」状態である場合でもメモリが保護さ
れる。次いで、イジェクト機構53を操作して、機器本
体51内の図示しない押出し機構を動作させ、ICメモ
リカード54を挿入口55から押し出す。なお、ICメ
モリカード54を抜き取った状態で機器本体51を動作
させるためには、ロック機構52をロック方向に操作し
てマイクロスイッチを「ON」させる必要がある。
【0004】更に他の最も簡単な構成としてはICメモ
リカードの挿入口にカバー等を設けて、容易に機器本体
51に挿着したICメモリカードを離脱させない様にし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】叙上の従来の機器本体
51等のCPUはICメモリカードに対する保護につい
ての考慮がなく、例えばユーザが任意にICメモリカー
ドをイジェクト出来る構造と成されているため、ICメ
モリカードから立ち上げたアプリケーションプログラム
がCPU中で動作中であってもイジェクト釦等を操作す
るとICメモリカードが離脱されてしまう。この為アプ
リケーションプログラムが動作中に抜けてしまうとアプ
リケーションプログラムの動作が停止又は異常を来た
し、最悪の場合はプログラムが暴走したり、データを破
壊する恐れがあるという問題があった。
【0006】即ち従来のCPU等ではICメモリカード
着脱時の誤動作に対するフェイルセーフ機能が実現され
ておらず、今後、一般ユーザにICメモリカードが広ま
るにつれ、こういった致命的結果を招く可能性のある操
作をユーザの判断に完全に任せる方式は、受け入れられ
てなくなる。
【0007】特にICメモリカードの利用が増加する
と、ICメモリカードを複数枚重ねたICメモリカード
が操作可能なCPU等が出廻る可能性があるが、この様
なCPUでは複数のICメモリカードに対応して2段以
上のスタックを持つものが必要である。この様なCPU
では、カード同志の距離が短いことと、カード表面の印
刷などが見にくいなどが原因で、ユーザが勘違いして自
分が抜きたいICメモリカードとは別のICメモリカー
ドを抜いてしまう可能性がある。また、CPUをパソコ
ンの外部インターフェースと見なし、モデムや外部ディ
スプレイ等のインターフェースを搭載したICメモリカ
ードも、一部が既に市場に出始めている。これらについ
ても同様に、使用中のICカードをユーザが誤ってカー
ドを抜くと、プログラムの暴走等を引き起こす可能性が
ある。
【0008】本発明は叙上の問題点を解消したICメモ
リカードのイジェクトロック装置を提供しようとするも
ので、その目的とするところはユーザが誤って使用中の
CPU等からICメモリカードを抜こうとしてイジェク
ト手段を押圧しても、動作中は常にロックが掛けられて
いてICメモリカードを引き抜くことが出来ない様に
し、ユーザの誤操作によるプログラム暴走の可能性を低
くさせる様にしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のICメモリカー
ドのイジェクトロック装置はその例が図1に示されてい
る様に、電子機器に設けられたICメモリ挿入口12
と、このICメモリ挿入口12に挿入したICメモリカ
ード1をイジェクトするイジェクト手段2とを有するI
Cメモリカード1のイジェクトロック装置に於いて、I
Cメモリカード1のICメモリ挿入口12への挿入に関
連してイジェクト手段2をロックするロック手段5と、
イジェクト手段2によるロック手段5のロックを電気的
に解除する解除手段10とを具備し、ロック手段5のロ
ック状態でイジェクト手段2を操作してもICメモリカ
ード1が解除されず電気的解除手段10によってのみイ
ジェクトされる様にしたものである。
【0010】
【作用】本発明のICメモリカードのイジェクトロック
装置によると、イジェクト手段のロック時にイジェクト
手段を押圧してもICメモリカードがイジェクト出来ず
ロック状態をCPUを介して解除しない限りICメモリ
カードはイジェクトされない構成と成されているのでユ
ーザの誤動作によるプログラムの暴走や破壊を防止する
ことが出来るものが得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のICメモリカードのイジェク
トロック装置の一実施例を図1乃至図7並びに図18に
ついて詳記する。
【0012】本例のICメモリカードのイジェクトロッ
ク機構は、図18に示す様に携帯用のコンピュータ40
の本体41上にはキーボード43が設けられると共にI
Cメモリ挿入口12が設けられ、ICメモリカード1が
挿着される構成と成され、この本体41に対し、液晶等
のフラットディスプレイから成る表示部42がカバー4
4に取り付けられ、このカバーが本体41に対し開閉自
在と成されている。
【0013】2はICメモリカードを本体41のICメ
モリ挿入口12から解除して離脱させるためのイジェク
ト釦であり、図18では後述するも複数のICメモリカ
ード1を挿入可能な様に複数のイジェクト釦2A及び2
Bが配設され、且つICメモリ挿入口12も2個のIC
メモリカードが挿入可能な様に大きく開口している。
【0014】図1はICメモリ挿入口12が1個のIC
メモリカード1のみを受入れ可能なICメモリカードの
イジェクトロック装置の要部の略線的側面図を示すもの
である。図18ではICメモリ挿入口12とイジェクト
釦2との関係を横方向に寝かせているが解り易くするた
め図1では90度回転させて立てた状態で描かれてい
る。
【0015】この例ではコンピュータ40の本体41に
細長のICメモリカード挿入口12が穿たれ、該ICメ
モリ挿入口12の奥行方向に沿って摺動自在と成された
略コ字状に形成したスライダ4が配設されている。
【0016】ICメモリカード1の先端には電気信号の
授受を行うための多ピンプラグが配され、本体41のI
Cメモリ挿入口12の奥には該多ピンプラグと嵌り合う
ジャックが配され、該スライダの奥にはこのジャックを
逃げる切欠き4aが形成されている。
【0017】側面が略々コ字状に形成された長方形状の
左右板材4L及び4R間はICメモリカード1の厚み方
向と略々同一と成され、この左右側板4L(4R)間に
挟着され、ICメモリカード1をICメモリ挿入口12
から押し込むことで矢印A方向に摺動する。
【0018】更に、スライダ4の左右側板4L(4R)
の挿入口12側に左右アーム3L(3R)の略中間位置
に枢軸3aを回動自在に枢着すると共にアーム3L(3
R)の一端(下端)3bを左右側板4L(4R)に固着
し、他端(上端)3cをイジェクト釦2の後部寄りに固
着する。
【0019】イジェクト釦2は図1ではCPU40の本
体41のICメモリ挿入口12の上側の開口13に配設
する。イジェクト釦2は略々正面長方形状の棒体と成さ
れ、その後端に後述するロック部材5の閂部5aの長さ
に略々等しい係止溝2aを形成する。
【0020】開口13の長手方向に延設した側断面略L
字状の案内板14の上板には略々逆T字状に構成したロ
ック部材5を上下動可動可能と成す為の透孔14aが穿
たれ、略々逆T字状に構成したロック部材5の水平な閂
部5aと、この閂部5aの中間位置から植立させた脚部
5bを該透孔14aに挿通し、この脚部5bの上端にス
ロット5cを穿ち、テコ6の略々先端近傍にピン6aを
介してテコ6の長手方向に摺動自在に枢着する。
【0021】テコ6は側面が略L字状と成されたメイン
アーム6bと、このメインアーム6bに直交して下方向
に延設したサブアーム6cを有し、後述するカム7のカ
ム面に対向配設されると共に案内板14の上板の上面に
配設した軸受部15を支点として回動可能に枢着され、
常時、このテコ6のメインアーム6bはバネ8によって
軸受部15の支点を中心に反時計方向に偏倚されてい
て、サブアーム6cの先端をカム7の面に圧接させてい
る。
【0022】カム7はギヤ9aと一体に合成樹脂等で構
成され、案内板14の後部の例えば本体41に回動自在
に枢着される。このギヤ9aの下端にはカム7が1回転
する毎に動作するスイッチ11が配設されている。
【0023】このカム付ギヤ9aはモータ10の駆動軸
に嵌着したギヤ9c及び中間ギヤ9bを介して駆動され
る。勿論9cは本体41に回動自在に枢着されている。
【0024】上述の如きCPUのICメモリカードイジ
ェクトロック装置の動作を図2乃至図7を用いて詳記す
る。図2乃至図6はICメモリカード挿入時のロック状
態からイジェクト状態を示すメカの略線動作図であり、
図7は動作の流れ図を示すものである。
【0025】先ず図18に示したCPU40のICメモ
リ挿入口12にICメモリカード1を挿入する状態(図
7の第1ステップST1)ではメカ機構は図2に示す状
態と成されている。
【0026】即ち図2に於いて、アーム3L(3R)は
枢軸3aを中心に反時計方向に回動され、スライダ4は
ICメモリ挿入口12側に摺動された状態にある。又、
イジェクト釦2の後方に設けられた係止溝2aにロック
部材5の閂部5aが係合してテコ6は軸受部15を中心
に時計方向に回動されてサブアーム6cはカム7のカム
面から離脱された状態にある。
【0027】この状態からICメモリカード1を矢印B
の方向にICメモリ挿入口12から押し込むとICメモ
リカードの厚み方向はスライダ4の左右側板4L(4
R)間に挟着されて図3に示す様にスライダ4は枢軸3
aを中心に矢印A方向に摺動し、逆にイジェクト釦2の
先端は矢印C方向、即ち開口13方向に突出する。この
為にロック部材5の閂部5aはイジェクト釦2の後部に
設けた係合溝2aから離脱し、即ち、テコ6は軸受部1
5を中心にバネ8の矢印D方向の偏倚力により反時計方
向に回動して、ロック部材5の閂部5aはスライド釦2
の後端部と案内部14の背面板間に落ち込んで図1で説
明したと同様の状態に成され、テコ6の先端のサブアー
ム6cはカム7のカム面に対接される。
【0028】即ち、この状態では図7のフローチャート
の第2ステップST2に示す様にイジェクト釦2がロッ
ク状態に成されてイジェクト釦2を矢印方向Cと反対方
向に押し込んでもロック部材5に対接してアーム3L
(3R)は回動しないのでスライダ4は動かずICメモ
リカード1をイジェクト出来ない。
【0029】この様なロック状態では図7の第3ステッ
プST3に示す様に図18のCPU40の表示部42に
ロック状態の表示が成され、ユーザは機械的にロックが
掛かったことを知ることが出来る。
【0030】この表示が成された状態ではICメモリカ
ード1はCPU40と電気的に接続され第4ステップS
T4に示す様に可動状態と成されCPU40とICメモ
リカード1間でデータの授受等が成される。
【0031】次に第5ステップST5に示すようにユー
ザは任意のタイミングでCPUに対して特定のキーを用
いてICメモリカード1のイジェクト、即ちロック解除
のリクエストを指示することが出来る。
【0032】この様なロック解除の指示が成されると、
CPU40は第6ステップST6に示す様に、ICメモ
リカード1とCPU40間の交信状態をチェックし、I
Cメモリカード1の接続が切断可能か否かを判断する。
第6ステップST6でICメモリカード1が動作中であ
る場合、或はソフト的又はハード的にCPU40又はI
Cメモリカード1に僅かでもダメージを与えると判断し
た時にはCPU40は、その旨を第7ステップST7に
示す様に表示部42にエラー表示し、図3に示すイジェ
クト釦のロック状態を継続する。
【0033】又、ICメモリカード1が停止中、或はI
Cメモリカード1とCPU40との交信状態に於いて、
接続の切断がなんらダメージを与えないとCPU40が
判断した時には次の第8ステップST8に進められる。
【0034】第8ステップST8ではイジェクト釦2の
ロックを解除して後述するもタイマを「オン」させる。
イジェクト釦2のロックを解除させることで必要に応じ
てロック解除のメッセ等を表示部42に表示する。
【0035】この第8ステップST8のイジェクト釦2
のロック解除は図4に示す様にメカ機構が動作を開始す
る。即ち、モータ10が「オン」されて、ギヤ9c→9
b→9aを介してカム7が矢印Eに示す様に反時計方向
に回動し、カム7が180°回転しスイッチ11が「オ
ン」しモータ10が停止する。この状態でテコ6は軸受
部15を中心に時計方向に回動し、サブアーム6cはカ
ム7によってバネ8の偏倚力に抗して矢印F方向に上動
されることに成る。その結果ロック部材5は上動され、
ロック部材5の閂部5aはイジェクト釦2の後部の係止
溝2aに対向する状態と成される。
【0036】この状態でユーザがイジェクト釦を図5の
様に矢印G方向に押圧するとロック部材5の閂部5aは
イジェクト釦2の係止溝2aに係合されるためにアーム
3L(3R)は枢軸3aを中心に反時計方向に回動する
ため、スライダ4は矢印Hで示すICメモリ挿入口12
の方向に摺動されICメモリカード1はICメモリ挿入
口12からイジェクトされて取り出し可能状態と成され
る。勿論このアンロック状態からCPU40の使用を続
けたい時はモータ10を作動させてロック状態(図3)
にすることが出来る。
【0037】次に図6に示す様にICメモリカード1が
I方向に引き抜かれ完全にスライダ4から取り除かれる
と、ICメモリカード1が取り除かれたことを検知し
て、モータ10を回転させギヤ9c→9b→9aを介し
てカム7を矢印Eの様に180°回転させて、スイッチ
11の「オン」動作によりモータ10は停止すると再び
図2の様にICメモリカード1を挿入する前の状態に戻
されることになる。
【0038】この様なロック解除を行って第8ステップ
ST8のタイマオンによる所定の時間経過中に第9ステ
ップST9の様にCPU40はイジェクト操作が行われ
ているか否かをみて、イジェクト操作をする場合には第
10ステップST10の様に手動でICメモリカード1
をイジェクトするが、イジェクト操作がされない場合に
は、第11ステップST11に進む第11ステップST
11では動作モードのチェックが行われる。動作モード
チェックでICメモリカード1が起動されている場合に
は第12ステップST12によってロック復帰が成さ
れ、図3の状態と成され、第3ステップST3に戻って
表示部42にロック状態の表示を行う。
【0039】第11ステップST11でICメモリカー
ド1が停止中であると判断した場合には第13ステップ
ST13に進んでタイマのチェックが行われ、一定時間
未経過の場合は第9ステップST9に戻されるが一定時
間経過後は第14ステップST14でタイマをリセット
し、イジェクト操作が成されなくても第12ステップS
T12でロック状態として第3ステップST3に進んで
表示部42にロック状態の表示を行うことでICメモリ
カード1とCPU40間でデータの交信が行われること
に成る。
【0040】上述の実施例ではイジェクト釦2の後方に
ロック部材5cとして閂部5を設けて閂部5の掛け変え
によってロック又はアンロック状態としロック状態でロ
ック部材とイジェクト釦が係合され、イジェクト状態で
ロック部材との係合を解除する様にしたが、ロック時に
イジェクト釦がフリー状態に成された場合の他の実施例
を図8及び動作説明図の図9乃至図13によって説明す
る。
【0041】図8は図9乃至図13の一動作状態を示す
拡大図で図1との対応分には同一符号を付して重複説明
を省略するも、本例のスライダ4は図1の場合に比べて
小さく描かれているが形状は断面が略コ字状の左右側板
4L(4R)より成り、切欠き4aを有し、且つ左右側
板4L(4R)間にICメモリカード1の厚み方向が挟
着され、アーム3L(3R)はスライダ4の切欠き4a
側に枢軸3aによって回動自在に取り付けられ、アーム
3L(3R)の一端3bは左右側板4L(4R)に固着
し、他端3cは板状のリンク16の略々中間位置に固着
されている。
【0042】リンク16の一端はイジェクト釦2の終端
と対向され、他端にはリンク16の長手方向に沿ってス
リット16aが形成され、ソレノイド17の可動軸17
aの先端に植立したピン18をスリット16a内に摺動
自在に枢着する。ソレノイド17の固定部に巻回したコ
イルは駆動回路19で駆動制御される。駆動回路19は
入力端子T1 にCPU等から供給される制御信号により
動作状態と成され、矢印O方向で示すソレノイド17の
駆動によって、リンク16の上側から押圧偏倚している
バネ8の偏倚力に抗してリンク16をアーム3L(3
R)の他端(以下支点)3cを中心に時計方向に回動さ
せる。
【0043】バネ8は本体41の固定点とリンク16間
に介在され、更にイジェクト釦2は中間部に角孔20を
穿ち、本体41に植立したバネ係止片22を角孔20内
に挿通し、イジェクト釦2を開口13方向に偏倚するバ
ネ21をバネ係止片22と角孔20の一側壁間に介在さ
せる。
【0044】この様なイジェクト釦2とリンク16の対
向面上にリンクストッパ23を配設する。リンクストッ
パ23の一端は本体41に設けられた第1のストッパ2
4に対接され、他端は同じく第2のストッパ26に一端
を係止したバネ25と対向している。そしてリンクスト
ッパ23はバネ25によって常に第1のストッパ24方
向に偏倚されている。
【0045】上述の構成の動作を図9乃至図13の動作
説明図並に図14のフローチャートによって説明する。
【0046】先ず、図14の第1ステップSTEP1で
は図9に示す様にICメモリカード1がICメモリ挿入
口12に挿入される状態ではスライダ4はICメモリ挿
入口12側にあり、アーム3L(3R)は枢軸3aを中
心に反時計方向に回動した状態にあり、リンク16は支
点3cを中心にバネ8で左端を押圧され、右端はリンク
ストッパ23の端面と対向している。ここでICメモリ
カード1をICメモリ挿入口12に矢印Jに示す様に挿
入するとスライダ4は同じく矢印K方向に摺動され、ア
ーム3L(3R)を介してリンクストッパ23をバネ2
5の偏倚力に抗して矢印L方向に押圧する。
【0047】この時、スライダ4はICメモリ挿入口1
2に対して奥行方向に摺動して、アーム3L(3R)は
枢軸3aを中心に時計方向に回動してリンク16の先端
によってリンクストッパ23を図10のMで示す位置ま
で押圧する。この状態ではイジェクト釦2を矢印H方向
に押圧してもイジェクト釦2の先端2bはリンク16の
先端が上動されているのでICメモリカード1をイジェ
クトすることが出来ない。即ちイジェクト釦2の先端2
bはフリー状態と成され、ロック時のイジェクト釦2の
押圧力はバネ21の偏倚力のみに依存し、図14の第2
ステップSTEP2の様にイジェクト釦2がロックされ
ることになる。
【0048】次の第3ステップSTEP3では図18に
示したCPU40の表示部42上にロック状態にあるこ
とをユーザに表示させる。
【0049】第4ステップSTEP4ではユーザがIC
メモリカード1上のアプリケーションを動かすことに成
る。
【0050】次の第5ステップSTEP5でCPU40
のキーボード43をユーザが操作して、ロック解除指示
が成されると、第6ステップSTEP6に進められる。
【0051】第6ステップSTEP6ではCPU40は
ICメモリカード1上のアプリケーションが動作してい
るか否かを判断し、アプリケーションが動作中のYES
の状態にあれば第7ステップSTEP7に進めて、表示
部42にエラー表示してユーザに注意をうながし、第8
ステップSTEP8に進められる。
【0052】第8ステップSTEP8でユーザがICメ
モリ1上のアプリケーション動作を終了すると第5ステ
ップSTEP5に戻される。第6ステップSTEP6で
アプリケーションが動作していないNOの状態ではCP
U40は第9ステップSTEP9に進めてロック釦を解
除する。
【0053】このロック解除は図11に示す如く行われ
る。即ちCPU40から制御信号が入力端子T1 に入力
されて駆動回路19を駆動して、ソレノイド17の可動
軸17aを矢印O方向に押圧する。依ってスリット16
aに嵌着されたピン18を介してリンク16はバネ18
の偏倚力に抗して支点3cを中心に時計方向に回動し、
リンク16の先端はイジェクト釦2の先端2bと対接す
る。この時リンクストッパ23はバネ25の偏倚力によ
ってストッパ23位置まで摺動されるためリンク16は
支点3cを中心に反時計方向に回動することが出来なく
なる。この状態でCPU40はイジェクトロック状態と
成る。
【0054】この状態で第10ステップSTEP10の
様にICメモリカード1をイジェクトする。この構成は
図12に示す様にユーザがイジェクト釦2をN方向に押
圧するとリンク16は矢印S方向にスリット16aに沿
って摺動すると支点3cもS方向に動かされ、アーム3
L(3R)は枢軸3cを介してスライダ4を矢印P方向
に摺動させICメモリカード1をICメモリ挿入口12
より突出させる。ユーザがICメモリカードをQ方向に
引き抜くことでイジェクト操作が終了する。
【0055】この状態では図13の様にリンク16の先
端はイジェクト釦2に押圧されてストッパ24の位置ま
で後退し、リンク16の他端はバネ8の偏倚力によって
矢印R方向に押圧され支点3cを中心にリンク16の先
端は反時計方向に回動してリンクストッパ23と対向す
る様に成される。
【0056】この様な状態でイジェクトロック動作の1
サイクルが終了する。尚上述の構成ではソレノイドを押
圧することでアンロック状態、即ちICメモリカード1
をイジェクトする状態と成したが図15ではイジェクト
する場合にソレノイドをO方向とは逆にT方向にソレノ
イド動作方向を駆動しリンク16を引っ張る場合を示
す。
【0057】図15の構成で図8との対応部分には同一
符号を付して重複説明を省略するも、本例ではリンク1
6のスリット18に板状の第2のリンク27に植立した
ピン18を摺動自在に枢着し、第2のリンク27の一端
にソレノイド17の可動軸17aの先端をピン28で枢
着する様に構成すればよい。
【0058】この様な構成のICメモリカードのイジェ
クトロック機構での動作は図9乃至図13と略々同一に
動作し、図11のイジェクト時のソレノイド駆動は矢印
O方向と逆の方向にリンク16を引っ張ればよい。
【0059】上述の各構成では1個のICメモリカード
を駆動する場合を説明したが一般にソレノイド17に要
求される性能は荷重100gf、移動量2mm程度での
消費電力は代表的小型ソレノイドで約4W、12V駆動
で330mAを消費する。実際にソレノイド17に流す
電流の時間は0.1〜1.0秒程度であるから1回のイ
ジェクト操作での電力消費量は1.11mW程度となる
が、この様な電力を極力省略させるために上述の図8及
び図15で説明したメカニズムをスタック状に二段重ね
して用いると1つのソレノイドでイジェクト動作の切換
を行うことが可能と成る。
【0060】この様な構成を図16及び図17で説明す
る。図16は二段重ねの全体的なメカニズムの斜視図、
図17は駆動回路図を示すものである。
【0061】図16で図8及び図15との対応部分には
同一符号を付してあり、上側が図15で示したイジェク
トロック機構であり、下側が図8で示したイジェクトロ
ック機構であって二段重ねと成され二つのICメモリカ
ード1及び1Aが挿入可能と成されている。リンク16
及びリンク27は上下をピン28で枢着されていて1つ
のソレノイド17の可動軸17aにピン28を枢着する
ことで上側のイジェクトロック機構30及び下側イジェ
クトロック機構31を個別に動作させることが出来る。
【0062】図17は上側イジェクトロック機構30及
び下側イジェクトロック機構31を駆動するための駆動
回路を示すもので夫々の上下イジェクトロック機構を駆
動するソレノイドを17B及び17Cとし、コモン端子
をTcとし、駆動信号が5Vの時のイジェクトロック
(アンロック)状態を示している。
【0063】図17で32及び33はワンショットマル
チバイブレータであり駆動信号の立ち上がり波形で所定
幅の駆動パルス32a及び33aを発生し、夫々抵抗R
1 及びR2 を介して駆動用トランジスタQ1 及びQ2
「オン」させることでソレノイドコイル17B及び17
CにTc=9Vの駆動電流を流すことで1個のソレノイ
ドでその動作方向がプッシュ及びプル方向と成って2段
重ねのイジェクトロック機構を動作させられる。依って
全体的にコンパクトに且つ消費電力も節約可能な構成と
成し得る。ここでCD1及びCD2は逆流防止用ダイオ
ードである。
【0064】尚、上述の実施例では2段重ねの場合を説
明したが4段或は6段と複数に重ね合わせて一対のイジ
ェクトロック機構に1つのソレノイドを対応させる様に
成し得ることは明らかである。
【0065】本発明のICメモリカードロック機構はイ
ジェクト釦にロック機構を追加し外部からの信号でしか
ロック機構を解除出来ない様にしたのでICメモリカー
ドの使用中に誤ってイジェクト釦を押圧してもロック解
除が成されないのでプログラムの暴走やシステムの破壊
を招くことのないものが得られる。
【0066】
【発明の効果】本発明のICメモリカードのイジェクト
ロック機構によればユーザの誤操作によるイジェクト釦
の押圧によって生ずるプログラムの暴走及び破壊を有効
に防止し得るものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICメモリカードのイジェクトロック
装置の一実施例を示す略線的構成図である。
【図2】本発明のICメモリカードのイジェクトロック
装置の一実施例の動作説明図(I)である。
【図3】本発明のICメモリカードのイジェクトロック
装置の一実施例の動作説明図(II)である。
【図4】本発明のICメモリカードのイジェクトロック
装置の一実施例の動作説明図(III )である。
【図5】本発明のICメモリカードのイジェクトロック
装置の一実施例の動作説明図(IV)である。
【図6】本発明のICメモリカードのイジェクトロック
装置の一実施例の動作説明図(V)である。
【図7】本発明のICメモリカードのイジェクトロック
装置の一実施例のフローチャートである。
【図8】本発明のICメモリカードのイジェクトロック
装置の他の実施例を示す略線的構成図である。
【図9】本発明のICメモリカードのイジェクトロック
装置の他の実施例の動作説明図(I)である。
【図10】本発明のICメモリカードのイジェクトロッ
ク装置の他の実施例の動作説明図(II)である。
【図11】本発明のICメモリカードのイジェクトロッ
ク装置の他の実施例の動作説明図(III )である。
【図12】本発明のICメモリカードのイジェクトロッ
ク装置の他の実施例の動作説明図(IV)である。
【図13】本発明のICメモリカードのイジェクトロッ
ク装置の他の実施例の動作説明図(V)である。
【図14】本発明のICメモリカードのイジェクトロッ
ク装置の他の実施例のフローチャートである。
【図15】本発明のICメモリカードのイジェクトロッ
ク装置の更に他の実施例を示す略線的構成図である。
【図16】本発明のICメモリカードのイジェクトロッ
ク装置の二段構成の斜視図である。
【図17】図8の駆動回路図である。
【図18】本発明のICメモリカードのイジェクトロッ
ク装置が搭載されるコンピュータの外観図である。
【図19】従来のICメモリカードのイジェクトロック
装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 ICメモリカード 2 イジェクト釦 4 スライダ 5 ロック機構 6 テコ 16 リンク 17 ソレノイド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器に設けられたICメモリ挿入口
    と、該ICメモリ挿入口に挿入したICメモリカードを
    イジェクトするイジェクト手段とを有するICメモリカ
    ードのイジェクトロック装置に於いて、 上記ICメモリカードのICメモリ挿入口への挿入に関
    連して上記イジェクト手段をロックするロック手段と、 上記イジェクト手段による上記ロック手段のロックを電
    気的に解除する解除手段とを具備し、 上記ロック手段のロック状態で上記イジェクト手段を操
    作しても上記ICメモリカードが解除されず上記電気的
    解除手段によってのみイジェクトされる様に成したこと
    を特徴とするICメモリカードのイジェクトロック装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ロック手段は上記イジェクト手段を
    操作しても被係止部材が該イジェクト手段の後端部に係
    止されて押圧状態を阻止する様に構成して成ることを特
    徴とする請求項1記載のICメモリカードのイジェクト
    ロック装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック手段は上記イジェクト手段を
    操作しても被係止部材が該イジェクト手段の後端部より
    回避されて押圧状態でフリーと成されることを特徴とす
    る請求項1記載のICメモリカードのイジェクトロック
    装置。
  4. 【請求項4】 前記電気的にロック状態を解除する解除
    手段はソレノイドと成され、1つの該ソレノイドによっ
    て複数のICメモリカードのイジェクトロック機構を動
    作させる様に構成して成ることを特徴とする請求項1記
    載のICメモリカードのイジェクトロック装置。
  5. 【請求項5】 前記電気的にロック状態を解除する解除
    手段はコンピュータによって制御され、解除状態は表示
    装置上に表示された解除コマンドによって行われる様に
    したことを特徴とする請求項1記載のICメモリカード
    のイジェクトロック装置。
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