JPH06103858B2 - 光海底中継器のシステムユニット構造 - Google Patents

光海底中継器のシステムユニット構造

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JPH06103858B2
JPH06103858B2 JP2064081A JP6408190A JPH06103858B2 JP H06103858 B2 JPH06103858 B2 JP H06103858B2 JP 2064081 A JP2064081 A JP 2064081A JP 6408190 A JP6408190 A JP 6408190A JP H06103858 B2 JPH06103858 B2 JP H06103858B2
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circuit unit
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circuit
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泰一 武田
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 概要 光海底中継器のシステムユニット構造に関し、光ファイ
バの引回し処理が容易で組立て作業性が良好な光海底中
継器のシステムユニット構造を提供することを目的と
し、 それぞれ受信回路部及び発信回路部を有する上り回路ユ
ニットと下り回路ユニットを連結部材で一体的に結合
し、ファイバ収容部を具備した光海底中継器のシステム
ユニット構造において、 結合側と反対側の上り回路ユニット端面側に上り回路ユ
ニット用ファイバ収容部を配置するとともに、結合側と
反対側の下り回路ユニット端面側に下り回路ユニット用
ファイバ収容部を配置して構成する。
産業上の利用分野 本発明は光海底中継器のシステムユニット構造に関す
る。
海底同軸ケーブル伝送方式は、国際間及び国内通信手段
として広く採用されているが、これは通信衛星あるいは
従来の短波による無線通信の伝送品質と比較して、雑
音、遅延時間の面で優れ、機密が保持できる等の理由に
よる。最近になり、同軸ケーブルに比較して伝送容量の
大きい光ファイバケーブルを採用した光海底ケーブル伝
送方式が脚光を浴びるようになってきた。
光海底ケーブル伝送方式においては、光海底ケーブルの
伝送特性の劣化を防止し信号を増幅または再生するため
に、所定間隔ごとに例えば50kmごとに光海底中継器が設
けられており、この光海底中継器は給電装置により定電
流を供給されて駆動される。
光海底中継器の内部ユニットを構成する電子回路はLSI
等の採用によりますます小型化・高速化する傾向にあ
る。さらに伝送容量増大の要求により、中継器内部ユニ
ットを複数個のシステムユニットから構成する要求が高
まっており、このため信号処理の高速化に対応できると
ともに、組立て作業性のよい光海底中継器のシステムユ
ニット構造が要望されている。
従来の技術 第4図は一般的な光海底中継器の概略構成図である。同
図において、10は光海底中継器、12は筐体の円筒、14は
筐体の端面板、16はリテイナー、18は止め金具輪、20は
中継器内部ユニット、22,23,24は光ファイバ、26は光海
底ケーブル、28,29は給電線、30は光海底中継器の放熱
・緩衝体構造、31,33は入出力端子をそれぞれ示してい
る。
第4図において、中継器内部ユニット20は中継器内部ユ
ニットが発散する熱を放熱し、且つ中継器内部ユニット
が受ける衝撃を緩和する放熱・緩衝体構造30を介して筐
体の円筒12に支持されている。
伝送信号と光海底中継器用の給電電力のそれぞれは、光
海底ケーブル26の光ファイバ24と、給電線28を伝送して
入出力端子31に入力する。入出力端子31からの伝送信号
及び給電電力は、光ファイバ22及び給電線29により中継
器内部ユニット20に入力される。中継器内部ユニット20
は、上り回路ユニット及び下り回路ユニットから構成さ
れるシステムユニットを複数個実装して構成されてお
り、回路ユニット部より送出される伝送信号と給電電力
は、光ファイバ23及び給電線29により入出力端子33に達
し、さらに入出力端子33から光ファイバ24及び給電線28
により伝送される。
第5図は従来のシステムユニット平面図を示しており、
上り回路ユニット34と下り回路ユニット36とを4個の連
結部材38(明瞭化のため1個のみが示されている)によ
り一体的に結合して構成されている。上り回路ユニット
34及び下り回路ユニット36とも受信回路部(OR)40及び
発信回路部(OS)42を有している。さらに下り回路ユニ
ット36の上端部側には、上り回路ユニット34及び下り回
路ユニット36用のファイバ収容部44が配置されている。
上り回路ユニット34及び下り回路ユニット36とも信頼性
確保のため2個のLDモジュール46が設けられており、各
々のLDモジュール46はゴム被覆ファイバ48、ファイバ心
線50及び補強ファイバコード52を介してファイバ収容部
44に収容された図示しない光カプラに接続されている。
特に図示しないが第5図のLDモジュール46と反対側の底
面にはAPDモジュールが上り回路ユニット34及び下り回
路ユニット36に対してそれぞれ1個づつ設けられてい
る。
次に第6図を参照して第5図に示したシステムユニット
のシステム構成について説明する。上り回路ユニットと
下り回路ユニットは光信号の流れ方向に同一回路構成を
とっている。入力光信号はアバランシェフォトダイオー
ド(APD)49により電気信号に変換され、等化増幅回路5
1により歪んだ受信波形が整形増幅される。タイミング
抽出回路53により受信パルス符号系列からクロック信号
を再生し、識別回路54によりクロック信号により決定さ
れる時点での等化増幅後のパルスの有無を識別し、パル
ス波形を出力する。このパルス波形はレーザ駆動回路56
に入力され、半導体レーザ(LD)58を駆動して電気信号
を光信号に変換して送り出すようになっている。上り回
路ユニット34及び下り回路ユニット36には電源回路60か
ら電力が供給される。
第7図は二つのシステムユニットを連結した状態の従来
構造平面図であり、サージ保護回路66を間に挟んで第1
システムユニット62と第2システムユニット64が図示し
ない連結バーにより連結されて一体化されている。サー
ジ保護回路66は雷のサージ電圧から第1システムユニッ
ト62及び第2システムユニット64を保護するものであ
る。ファイバ収容部44は図から明らかなように両端部に
配置されている。
次に第8図を参照すると、三つのシステムユニットを連
結した状態の従来構造底面図が示されており、第1シス
テムユニット62、第2システムユニット64及び第3シス
テムユニット68が連結バー70により連結されて一体化さ
れている。連結バー70は端面板72にネジ止め等により固
定されている。74はAPDモジュールであり、各々のシス
テムユニット62,64,68についてそれぞれ2個づつ設けら
れている。
発明が解決しようとする課題 上述したような従来のシステムユニット構造では、以下
に示すような問題がある。すなわち、第5図に示すよう
にシステムユニットの端面からファイバ心線50がはみ出
しているため、光ファイバを損傷し易く、そのハンドリ
ング性及び複数のシステムユニットを一体的に組み立て
る場合の組立て作業性が著しく悪いという問題がある。
また、光ファイバの固定が困難であるため、信頼性に著
しく影響する。さらに、ファイバ収容部がシステムユニ
ットの片側に配置されているため、上り回路ユニットま
たは下り回路ユニット単体での交換が不可能である。ま
た第8図に示すように、複数のシステムユニットを連結
する場合に、あるシステムユニットを逆転して連結しな
ければならず、ファイバの引回し作業が非常に困難であ
るという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、光ファイバの引回し処理が容易
で組立て作業性が良好な光海底中継器のシステムユニッ
ト構造を提供することである。
課題を解決するための手段 上述した目的を達成するために、本発明は、それぞれ受
信回路部及び発信回路部を有する上り回路ユニットと下
り回路ユニットを連結部材で一体的に結合し、ファイバ
収容部を具備した光海底中継器のシステムユニット構造
において、結合側と反対側の上り回路ユニット端面側及
び下り回路ユニット端面側にそれぞれ当該回路ユニット
用のファイバ収容部を配置したことを特徴とする。
作用 このようにファイバ収容部をシステムユニットの両側に
配置したために、上り回路ユニットまたは下り回路ユニ
ット単体でアセンブリとして完成することができ、この
ように完成した上り回路ユニット及び下り回路ユニット
を連結部材で一体的に結合することにより、システムユ
ニットを容易に組み立てることができる。この構造を採
ることにより、上り回路ユニットまたは下り回路ユニッ
トの交換性が向上する。さらにファイバがシステムユニ
ットからはみ出さないため、ファイバのハンドリング性
及びシステムユニットを複数個組み立てる場合の組立て
作業性が著しく向上する。
実施例 以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。本発明実施例の説明において、上述した従来技
術と実質上同一構成部分については同一符号を付し、そ
の説明の一部を省略することにする。
第1図は本発明実施例のシステムユニット平面図であ
り、上り回路ユニット34及び下り回路ユニット36を複数
の連結部材(明瞭化のためにそのうちの一つのみが示さ
れている)38により一体的に連結することにより、シス
テムユニットを構成している。上り回路ユニット34及び
下り回路ユニット36とも、それぞれ受信回路部(OR)40
及び送信回路部(OS)42を具備して構成されており、光
源の信頼性確保のため2個のLDモジュール46が各々の発
信回路部42に設けられている。そして、結合側と反対側
の上り回路ユニット34の端面側に上り回路ユニット用フ
ァイバ収容部76が配置されており、同様に下り回路ユニ
ット36の端面側に下り回路ユニット用ファイバ収容部7
6′が配置されている。
第2図を参照すると、下り回路ユニットの概略側面図が
示されており、破線で示すごとく受信回路部40には2枚
のプリント配線板78,80が設けられており、発信回路部4
2には1枚のプリント配線板82が設けられている。発信
回路部42に設けられたプリント配線板82は、その大きさ
を従来の対応するプリント配線板よりも小さく形成した
ため、発信回路部42の上方にスペースをとることがで
き、これによって、LDモジュール46を発信回路部42内に
深く挿入して固定することができる。LDモジュール46と
プリント板82とはリード線84にて接続される。
本発明実施例のシステムユニットはその両側にファイバ
収容部76,76′を設けるようにしたので、上り回路ユニ
ット34または下り回路ユニット36単体を完成品として組
み立てることができるため、上り回路ユニット34または
下り回路ユニット36の一方に故障等が生じた場合、その
交換性が向上する。また、従来のようにファイバがシス
テムユニットの一端面からはみ出さないので、システム
ユニットの取扱性が向上し、これらのシステムユニット
を複数個連結して構成する光海底中継器内部ユニットの
組立て作業性を著しく向上することができる。
以下、上述したシステムユニットを複数個連結した光海
底中継器の内部ユニットの構成について第3図を参照し
て説明する。第3図は三つのシステムユニット86,88,90
を連結バー70で連結した状態の底面図が示されており、
第8図に示した従来構造の底面図に対応する。第1シス
テムユニット86と第2システムユニット88の間には、従
来構造と同様にサージ保護回路66が設けられている。第
3図及び第8図を比較観察することにより明らかなよう
に、本発明実施例では各システムユニットの両側にファ
イバ収容部を設けたために、光ファイバの引回しが非常
に簡素化されていることが理解される。
発明の効果 本発明のシステムユニット構造は以上詳述したように、
システムユニットの両側にファイバ収容部を設けたこと
により、ファイバがシステムユニットの端面からはみ出
すことがなく、システムユニットの取扱性が向上すると
ともに、複数個のシステムユニットを組み合わせて光海
底中継器の内部ユニットを組み立てる場合の組立て作業
性が著しく向上する。
また、システムユニットを完全に上り回路ユニットと下
り回路ユニットに分離することができるため、上り回路
ユニットまたは下り回路ユニットの一方に故障等が生じ
た場合にその交換性が向上する。さらに、ファイバが上
り回路ユニット及び下り回路ユニットの双方にまたがる
ことがないので、単体としての上り回路ユニットまたは
下り回路ユニットの取扱性が向上する。さらにまた、光
ファイバの引回し作業性が向上し、光海底中継器の信頼
度を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のシステムユニット平面図、 第2図は下り回路ユニットの概略側面図、 第3図は三つのシステムユニットを連結した状態の底面
図、 第4図は一般的な光海底中継器の概略構成図、 第5図は従来のシステムユニット平面図、 第6図はシステムユニットの構成を示すブロック図、 第7図は二つのシステムユニットを連結した状態の従来
構造平面図、 第8図は三つのシステムユニットを連結した状態の従来
構造底面図である。 34……上り回路ユニット、 36……下り回路ユニット、 40……受信回路部、 42……発信回路部、 46……LDモジュール, 74……APDモジュール、 76,76′……ファイバ収容部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ受信回路部(40)及び発信回路部
    (42)を有する上り回路ユニット(34)と下り回路ユニ
    ット(36)を連結部材(38)で一体的に結合し、ファイ
    バ収容部を具備した光海底中継器のシステムユニット構
    造において、 結合側と反対側の上り回路ユニット(34)端面側に上り
    回路ユニット用ファイバ収容部(76)を配置するととも
    に、 結合側と反対側の下り回路ユニット(36)端面側に下り
    回路ユニット用ファイバ収容部(76)を配置したことを
    特徴とする光海底中継器のシステムユニット構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシステムユニット構造を複
    数個連結バー(70)で一体的に連結するとともに、隣接
    する一対のシステムユニット(86,88)間にサージ保護
    回路(66)を設けたことを特徴とする光海底中継器の内
    部ユニット構造。
JP2064081A 1990-03-16 1990-03-16 光海底中継器のシステムユニット構造 Expired - Lifetime JPH06103858B2 (ja)

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