JPH06103243A - 通信機能付きメモリシステム - Google Patents

通信機能付きメモリシステム

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JPH06103243A
JPH06103243A JP4252374A JP25237492A JPH06103243A JP H06103243 A JPH06103243 A JP H06103243A JP 4252374 A JP4252374 A JP 4252374A JP 25237492 A JP25237492 A JP 25237492A JP H06103243 A JPH06103243 A JP H06103243A
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JP
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memory
main memory
protocol processing
network
data
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JP4252374A
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Inventor
Tetsuhiko Hirata
哲彦 平田
Tatsuya Yokoyama
達也 横山
Mika Mizutani
美加 水谷
Osamu Takada
治 高田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】分散処理システムへのアプローチの一つである
分散共有メモリの実現手段として通信機能付きメモリシ
ステムを提供する。 【構成】主プロセッサ101、主メモリ102、各種I
/O103、ROM104がシステムバス105に接続
されている計算機ハードウェア構成において、システム
バス105からのデータリード/ライトと、プロトコル
LSI106からのデータリード/ライトのアクセス競
合を制御するポートコントローラ108、システムバス
105のアドレス線を分岐させてプロトコルLSI10
6に入力する信号線111を設ける。 【効果】I/O上のデータをネットワークに送出、受信
するのを効率良く行うことができ、ネットワーク負荷が
軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報通信ネットワーク
システムに関し、特に一般的なネットワーク環境で分散
共有メモリを実現するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、一般的な分散処理システムは、ネ
ットワーク上に分散した複数のプロセッサが、各々独立
したアドレス空間を持ち、それらがIPC(Interproces
sCommunication)/RPC(Remote Procedure Call)で通
信するいわゆるメッセージパッシングが主流である。し
かし、RPCには以下の問題がある。
【0003】a)RPCを使用すること自体が情報の所
在のローカル/リモートを区別していることになり、プ
ログラマの負担になる。
【0004】b)RPCによりインタフェース的には通
常のサブルーチンと同じイメージになるが、実際にはR
PCで使える引き数の数(容量)に制限があり、コンテ
キスト依存のデータやデータ構造を引き数として送るの
が難しい。
【0005】これに対し、ネットワーク上の複数プロセ
ッサによって論理的にメモリ空間を共有する分散共有メ
モリのアプローチがある。
【0006】分散共有メモリには、メモリ転写のように
通信制御装置上のある限られたアドレス空間のデータに
ついては、周期的にブロードキャストすることにより常
に一致化を図ろうとするもの、あるいはMemnetの
ようにプロトコルレスにすることにより通信制御装置を
廃止してネットワークをメモリに直接接続しようとする
ものがある。
【0007】なお、このような分散共有メモリの実現方
法に関しては、例えば An Analysis of Memnet: An Experiment in High−Spee
d Shared−Memory Local Networking, Gary S. Delp
他, Proc. of SIGCOM’88,pp165−174 において論じられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例の技術は、
RPC等を用いたメッセージパッシングでは、自ノード
内のコールについても通信が発生し、ローカリティのメ
リットが活かせない一方、分散共有メモリではキャッシ
ングによりローカリティのメリットを活かせることに着
目したものである。しかしながら同技術には以下に述べ
るような問題点があった。
【0009】a)メモリ転写 通信制御装置上の共有メモリは、ノード毎に固定エリア
が割り振られ、他のノードのエリアはリードオンリーに
なること。一定周期で常に情報をブロードキャストして
内容の一致化を図っているのでエリアが大きくとれない
こと(限られた時間内に送れる程度の情報量にしなけれ
ばならない)。ネットワークの負荷が常に発生するこ
と、など。
【0010】b)Memnet プロトコルレスでネットワークインタフェースを簡素化
しようとしているため、ヘテロジニアス (heterogeneo
us)環境、あるいはプロトコル制御の役割が大きいイン
ターネットワーク環境では使用出来ない。
【0011】本発明の目的は、メモリ転写を不要にして
ネットワーク負荷を小さくした分散共有メモリを実現す
るシステムを提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、I/O装置内データ
のネットワーク送受信を効率良く実行することのできる
システムを提供することにある。
【0013】さらに本発明の他の目的は、ヘテロジニア
ス(heterogeneous)環境での分散共有メモリを実現する
システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、通信制御装置上で実行されていた通信プロ
トコル処理をLSI化して計算機の主メモリに直接接続
し、主メモリへのリード/ライトをプロトコルLSIを
通したネットワークアクセスに連動させるものである。
主メモリにプロトコルLSIを接続するために、計算機
システムバス側からのアクセスと、プロトコルLSIか
らのアクセスの競合を解決するポートコントローラ、お
よびアドレス情報を分岐させてプロトコルLSIに接続
する信号線を設ける。なお、主メモリと通信制御機能を
共にLSI化してもよい。プロトコルLSIの主メモリ
への接続により、主メモリを通信制御装置メモリとみな
すこともできる。
【0015】さらに上記他の目的のために、プロトコル
LSIに標準プロトコルをインプリメントする。
【0016】
【作用】通信制御処理をLSI化したプロトコルLSI
を主メモリに直接接続して、主メモリへのリード/ライ
トをプロトコルLSIを通したネットワークアクセスに
連動させるためには、主メモリへのREAD/WRIT
E信号をキャッチすることが必要になる。このために、
計算機システムバスのアドレス線をポートコントローラ
のみでなく、プロトコルLSIに分岐させて入力するこ
とにより、プロトコルLSIは主メモリへのリード/ラ
イトをキャッチし、ネットワークへのデータ要求送出/
データ送出に備えることが出来る。具体的には、ライト
の場合にはWRITE信号をキャッチすると、それが共
有アドレスエリアへの書き込みかローカルエリアへの書
き込みかを判別し、共有エリアへの書き込みの場合には
主メモリ上のデータに送信プロトコル処理を施し、デー
タをネットワークに向け送信する。リードの場合にはR
EAD信号をキャッチするとそれが共有アドレスエリア
からの読みだしかローカルエリアからの読みだしかを判
別し、ローカルエリアからの場合はそのままネットワー
クインタフェースの処理を終了、共有エリアの場合に
は、そのデータが有効であるかどうかを判別し、有効で
ない場合は最新データを保持するエンドシステムに向け
て最新データの送信要求を送る。その後、送られてきた
データを受信し、共有アドレスエリアへ格納する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。 [第1実施例]図1は、本発明の特徴を表す計算機シス
テムのハードウェア構成例を示したものである。計算機
100の主プロセッサ101、主メモリ102、各種I
/O103、ROM104は、各々計算機システムバス
105に接続されている。106は、通常I/Oの一つ
として考えられている通信制御装置をLSI化したプロ
トコルLSI(以下PLSIと称す)である。主メモリ
102とPLSI106は通信機能付きメモリ110と
して一体に形成されている。
【0018】主メモリ102とPLSI106の間に
は、ポートコントローラ108が設けられ、システムバ
ス105からの情報と、ネットワーク107からの情報
がアクセス競合した場合の制御を実行する。111は、
主プロセッサ101の主メモリ102へのリード/ライ
ト信号をPLSIにも伝えるための制御線である。11
2は主メモリ内に設けられた通信制御用のバッファメモ
リである。このような構成により、主メモリ102から
ネットワーク107へ直接主メモリ上の情報データを送
信/受信する。ここでいう直接とは、例えばデータ送信
の場合、システムバス105を介して主メモリ102か
ら通信用のI/Oにデータを書き込み、その後ネットワ
ーク伝送路107へデータを送出するのではなく、ネッ
トワーク伝送路107に向けて主メモリ102が開かれ
ているという意味である。
【0019】図2は本発明による情報通信ネットワーク
システムの構成例を示す図である。この情報通信ネット
ワークシステムは、主プロセッサ101A、主メモリ1
02A、PLSI106A、ディスク301からなるエ
ンドシステム100Aと、主プロセッサ101B、主メ
モリ102B、PLSI106Bからなるエンドシステ
ム100Bと、主プロセッサ101C、主メモリ102
C、PLSI106Cからなるエンドシステム100C
と、主プロセッサ101D、主メモリ102D、PLS
I106Dからなるエンドシステム100Dとが、ネッ
トワーク107に接続されたものである。このような情
報通信ネットワークシステムの使用法の一つとして分散
共有メモリがある。分散共有メモリとは、複数プロセッ
サ(101A〜101D)がそれぞれの主メモリ(10
2A〜102D)上に共有アドレス空間の一部を持ち、
プロセッサ間でページを送受信することによりメモリの
共有を実現するものである。
【0020】図3は分散共有メモリの概念を説明する図
である。各プロセッサの共有アドレス空間の一部は共用
メモリのキャッシュとみなすことが出来る。すなわち、
共用メモリ406には、Aという情報を持つページ40
1と、Bという情報を持つページ402と、Cという情
報を持つページ403があり、エンドシステム107A
の主プロセッサ101Aは、共有アドレス空間404
A、ローカルエリア405Bからなる主メモリ102A
をアクセスし、図では共有アドレス空間404Aにはペ
ージ401の情報Aが入っている。エンドシステム10
7B、107Cも同様に、107Bの共有アドレス空間
404Bにはページ403の情報Cが、107Cの共有
アドレス空間404Cにはページ402の情報Bが入っ
ている。従来、このような分散共有メモリは、周期的に
各エンドシステムの共有アドレス空間へ情報をブロード
キャストするメモリ転写、プロトコルレスの方向で実現
を図るMemnetなど、いずれにしてもホモジニアス
な環境での実現が検討されている。これをヘテロジニア
ス環境で実現するのが本発明の特徴の1つである。
【0021】図4は、主メモリ102およびPLSI1
06についてより詳細に表した図である。主メモリ10
2は、共有アドレスエリア404、ローカルエリア40
5から成り、共有アドレスエリア404の一部が通信制
御用バッファ112となっている。。PLSI106
は、ネットワーク伝送路の制御を実行するネットワーク
制御部703、プロトコルの処理を実行するプロセッサ
コア701及びこのコアプロセッサで実行するプログラ
ムを格納するプログラムメモリ702から成る。システ
ムバスを構成するアドレスバス704、データバス70
5のうち、アドレスバス704からポートコントローラ
108に入るアドレス線は、制御線111でPLSI1
06にも伝えられ、データのリード/ライトが共有アド
レスエリア404へのものか、ローカルエリア405へ
のものかをPLSI106で判断する。これによって、
主プロセッサ101は通信を意識することなしにリード
/ライトの延長でネットワーク送受信を実行することに
なる。
【0022】図5、図6は主メモリへのシステムバスか
らのデータライト/リード時のPLSIコア701の処
理概要である。まず、図5において、主メモリ102へ
のライトが発生すると、PLSIはWRITE信号をキ
ャッチし(801)、それがローカルエリア405への
書き込みか、あるいは共有メモリエリア404への書き
込みかを判別する(802)。ローカルエリアの場合に
はそのまま処理を終了する。共有アドレスエリア405
への書き込みの場合は、自プロセッサ101がデータを
ライトしたタイミング、又は他ノードのプロセッサがそ
のページを読みだしアクセスするタイミング、でデータ
の送信が発生するので、PLSIで送信のためのプロト
コル処理を行なった後(803)、データをネットワー
クに向け送信する(804)。この後、主プロセッサ1
01に向けてライトの完了が報告される。
【0023】次に図6において、主メモリ102へのリ
ードが発生すると、PLSIはREAD信号をキャッチ
し(901)、それがローカルエリア405のリード
か、あるいは共有アドレスエリア404のリードかを判
別する(902)。ローカルエリアの場合にはそのまま
処理を終了する。共有アドレスエリアのリードの場合に
は、そのデータが最新で有効か、あるいは無効かを判別
し(903)、有効の場合はそのまま処理を終了する。
共有アドレスエリアのデータが無効の場合には、最新デ
ータを保持するエンドシステムへの最新データ要求を送
信し(904)、データが送られてきたら(905)、
受信処理した後、共有アドレスエリアへ書き込む(90
6)。この後、主プロセッサ101にリードデータが転
送される。共有アドレスエリアのデータが最新かどうか
の判断をするためのフラグはPLSI106に持ち、こ
の値は一般的にはdirty、shared dirt
y、valid、invalid等の値をとる。
【0024】次に、従来のI/Oデータ送信と本発明に
よるI/Oデータ送信について説明する。まず、図7
は、従来の計算機システムの構成例である。図1との対
比のために説明すると、通信制御装置201は、主プロ
セッサ101、主メモリ102、各種I/O103、R
OM104が接続されている計算機システムバス105
に接続され、この通信制御装置201経由でネットワー
ク107へデータを送受信する。すなわち、ディスク3
01に納められているデータをネットワーク107へ送
信したい場合、主プロセッサ101は、ディスク301
から一旦主メモリ102へデータを読みだし、プロトコ
ル処理を施した後通信制御装置201へ転送して、ネッ
トワーク107へデータを送出する。換言すると二段階
にわたるデータ転送を行っている。
【0025】一方図8は、本発明によるデータ送信につ
いて説明する図である。
【0026】本発明の方法によれば、主プロセッサ10
1はディスク301から主メモリ102のバッファへデ
ータを一度読み出すだけで良く、その後はPLSI10
6がネットワークへとデータを直接送出する。通信機能
付きメモリシステムの導入により、計算機の主プロセッ
サ10は、主メモリ102を通信制御装置メモリと同じ
感覚で扱うことができるようになる。そのため、従来I
/O(301)上のデータをネットワークに送出する際
の、I/Oから主メモリへのデータ一時格納、及び主メ
モリから通信制御装置の共有メモリへのデータコピーが
各々1回、計2回かかっていたのを、本発明では1回に
してむだを省き、I/Oから主メモリを経由して直接ネ
ットワークにデータを転送することが出来る。ネットワ
ークからデータを受信した場合にも、直接主メモリを経
由してI/Oへ格納することが出来る。
【0027】このように、本実施例によれば、ヘテロジ
ニアス環境での分散共有メモリを実現できるほか、ネッ
トワークインタフェースにおいてデータコピーオーバヘ
ッド削減の効果がある。
【0028】[第2実施例]図9は、主メモリ102と
PLSI106を1チップに納めた通信機能付きメモリ
110を表す図である。1チップ内に納められた通信機
能付きメモリ110の機能は、大きくはメモリ機能、通
信機能、ポートコントローラの三つである。メモリ機能
としては、共有アドレスエリア404、ローカルエリア
405からなる主メモリ102を持つ。通信機能として
は、ネットワーク制御部703、プロトコル処理用プロ
セッサコア701、プロトコル処理プログラムを格納す
るプログラムメモリ702がある。
【0029】本実施例は、現在は記憶機能と計算機能を
融合するアーキテクチャとして開発の進められている機
能メモリの一つとして、通信機能を持った機能メモリを
目指すものであり、メモリへのリード/ライト感覚でネ
ットワークアクセスが出来るような、ネットワークの存
在を意識させないネットワークの実現に効果がある。
【0030】[第3実施例]図10は、通信機能付きメ
モリ110のPLSI106を着脱自在とした例であ
る。PLSI106の接続口として、主メモリ102の
前段にあらかじめポートコントローラ108を準備して
おき、後からPLSI106をソケット120に差し込
むだけで接続できるような手段を設けておくものであ
る。
【0031】この実施例によれば、システムの変化に容
易に対処できる。例えば、ネットワークの種類がイーサ
ーネットからFDDIに変わり、伝達速度が10メガビ
ットから100メガビットに変わったとしても、PLS
I部分のみを変換すれば、他の部分の構成はそのまま
で、新しいシステムに適応できる。あるいはまた、プロ
トコルがTCP/IPからOSI参照モデルに変わるよ
うな場合も、PLSI106のみ交換すれば足りる。
【0032】[第4実施例]図11は、LAN/WAN
/LAN接続されたインターネットワーク環境における
本発明の実施例を示す図である。通信機能付きメモリ1
10Aを使ってLAN1301に接続されたエンドシス
テム100Aは、WAN1302経由で通信機能付きメ
モリ110Bを使ってLAN1303に接続されたエン
ドシステム100Bと情報のやり取りをする。従来、メ
モリ転写、Memnetにおいては図12、図13のレ
イヤ1あるいは2相当の処理しか行なっておらず、ホモ
ジニアス環境でのみ分散共有メモリを実現しているが、
本発明のプロトコルLSIは、レイヤ3をカバーしてい
るので、図11のインターネット(LAN−WAN−L
AN)環境や、ヘテロジニアス環境での分散共有メモリ
実現が可能になる。
【0033】図12は、国際標準であるOSI参照モデ
ルに基づくプロトコルレイヤを示した図である。下位か
ら順にフィジカルレイヤ、データリンクレイヤ、ネット
ワークレイヤ、トランスポートレイヤ、セションレイ
ヤ、プレゼンテーションレイヤ、アプリケーションレイ
ヤの7層構造である。本実施例では、このうちフィジカ
ルレイヤからトランスポートレイヤまで(レイヤ1〜レ
イヤ4)をPLSIで、セションレイヤからアプリケー
ションレイヤまで(レイヤ5〜レイヤ7)を計算機主プ
ロセッサで実行する。
【0034】図13は、業界標準であるTCP/IPプ
ロトコルのレイヤ構造を示した図である。下位のフィジ
カルレイヤはOSIと変わらないが、データリンクレイ
ヤ、ネットワークレイヤとしてIPが、トランスポート
レイヤとしてTCP、UDPが、セションレイヤ以上は
アプリケーションである。本実施例では、このうちフィ
ジカルレイヤからTCPレベルまでをPLSIで、セシ
ョンレイヤ以上のアプリケーションを計算機主プロセッ
サで実行する。本実施例によれば、インターネットワー
ク環境で分散共有メモリが実現できる。
【0035】[第5実施例]図14は、本発明を携帯端
末に適用した例である。携帯端末1601は、持ち運び
が出来るように、主メモリ102と組み合わせるPLS
I1602を無線アンテナ107に接続して無線対応と
したものである。すなわち、図6のネットワーク制御7
03を例えば無線LAN用MAC制御としたものであ
る。
【0036】図15は、本発明を電子手帳に適用した例
である。通信機能付きメモリ110をICカード化する
などコンパクトになれば、電子手帳1701とパソコ
ン、WS1702とを無線ネットワーク1703で結ん
だシステムを構築できる。本実施例によれば、情報機器
のコンパクト化にあわせた無線ネットワークシステムの
構築が容易になる。
【0037】
【発明の効果】本発明による通信機能付きメモリシステ
ムは、以下に記載されるような効果を奏する。通信機能
付きメモリシステムの導入により、計算機の主プロセッ
サは、主メモリを通信制御装置メモリと同じ感覚で扱う
ことが出来るようになるため、I/O上のデータをネッ
トワークに送出又は受信するネットワーク送受信を効率
良く行うことができる。すなわち、I/O上のデータを
ネットワークに送出する際のI/Oから主メモリシステ
ム空間へのデータ一時格納、および主メモリから通信制
御装置メモリへのデータムーブという2回のデータコピ
ーのうち、主メモリから通信制御装置へのデータコピー
を省くことが出来る。逆にネットワークからデータを受
信した場合にも直接主メモリにデータが格納される。
【0038】また、メモリ転写に比べて、共有アドレス
エリアのデータが書き変わった場合にのみ通信が発生す
るので、伝送路の負荷を低減することが出来ると共に、
共有メモリエリアを広くとれる。さらに、リード/ライ
トが固定化されている共有エリアを自由にリード/ライ
トできるようになる。さらに、標準プロトコルをサポー
トしているため、プロトコルがないとつながらないイン
ターネットワーク環境や、へテロジニアス環境での効率
良い分散共有メモリが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計算機システムハードウェア構成図。
【図2】本発明による情報通信ネットワークシステム構
成例。
【図3】分散共有メモリ概念説明図。
【図4】主メモリ−プロトコルLSI接続関連図。
【図5】主メモリライト時のプロトコルLSI処理フロ
ー。
【図6】主メモリリード時のプロトコルLSI処理フロ
ー。
【図7】従来構成の場合のネットワーク送信時のデータ
の流れ。
【図8】本発明による構成の場合のネットワーク送信時
のデータの流れ。
【図9】1チップ通信機能付きメモリの構成。
【図10】プロトコルLSIを着脱可能とした構成図。
【図11】インターネットワークシステム構成例。
【図12】OSIプロトコルレイヤ。
【図13】TCP/IPプロトコルレイヤ。
【図14】通信機能付きメモリの携帯端末への適用例。
【図15】通信機能付きメモリの電子手帳への適用例。
【符号の説明】
100…計算機、101…主プロセッサ、102…主メ
モリ、103…各種I/O、104…ROM、105…
システムバス、106…プロトコルLSI(PLS
I)、107…ネットワーク、108…ポートコントロ
ーラ、110…1チップ通信機能付きメモリ、111…
アドレス信号線、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 治 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主プロセッサ、主メモリ及び各種I/Oが
    システムバスを介して接続されている計算機において、 伝送路アクセス制御を実行するネットワーク制御部、通
    信プロトコル処理を実行するコアプロセッサ、該コアプ
    ロセッサのファームウェアを格納するプログラムメモリ
    から成るプロトコル処理回路を、ポートコントローラを
    介して前記主メモリに直接接続して通信機能付きメモリ
    としたことを特徴とする計算機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の計算機において、前記シス
    テムバスのアドレス線から前記主メモリへの信号線を分
    岐させて前記プロトコル処理回路に入力する信号線を設
    け、 前記ポートコントローラは、前記システムバスからのデ
    ータリード/ライトと、前記プロトコル処理回路からの
    データリード/ライトのアクセス競合制御を行うよう構
    成したことを特徴とする計算機。
  3. 【請求項3】請求項1記載の計算機において、前記通信
    プロトコル処理回路をインターネットワーク環境への計
    算機接続には欠かせない標準プロトコルによるプロトコ
    ルLSIとしたことを特徴とする通信機能付きメモリを
    備えた計算機。
  4. 【請求項4】主プロセッサ、主メモリ及び各種I/Oが
    システムバスを介して接続された計算機におけるメモリ
    システムであって、 伝送路アクセス制御を実行するネットワーク制御部と、
    通信プロトコル処理を実行するコアプロセッサ部と、コ
    アプロセッサのファームウェアを格納するプログラムメ
    モリからなる通信プロトコル処理回路を備え、 前記計算機の主メモリが共有アドレスエリアとローカル
    エリアからなり、前記共有アドレスエリアに通信制御用
    のバッファを有することを特徴とする通信機能付きメモ
    リシステム。
  5. 【請求項5】伝送路アクセス制御を実行するネットワー
    ク制御部、通信プロトコル処理を実行するコアプロセッ
    サ部、該コアプロセッサのファームウェアを格納するプ
    ログラムメモリ部の3部分から成る通信機能部、計算機
    主メモリ部、計算機システムバスからのデータリード/
    ライトと前記通信機能部からのデータリード/ライトの
    アクセス競合制御のためのポートコントロール部、およ
    び前記システムバスのアドレス線から前記主メモリ部へ
    の信号線を分岐させて前記通信機能部に入力する信号線
    を、1チップのLSIとしたことを特徴とする通信機能
    付きメモリシステム。
  6. 【請求項6】主プロセッサ、主メモリ及び各種I/Oが
    システムバスを介して接続された携帯端末であって、伝
    送路アクセス制御を実行するネットワーク制御部と、通
    信プロトコル処理を実行するコアプロセッサ部と、コア
    プロセッサのファームウェアを格納するプログラムメモ
    リからなるプロトコル処理回路を備え、該プロトコル処
    理回路が前記主メモリに接続され、さらに前プロトコル
    処理回路に接続されるネットワーク伝送路を無線化した
    ことを特徴とする携帯端末。
  7. 【請求項7】主プロセッサ、主メモリ及び各種I/Oが
    システムバスを介して接続され、伝送路アクセス制御を
    実行するネットワーク制御部と、通信プロトコル処理を
    実行するコアプロセッサ部と、コアプロセッサのファー
    ムウェアを格納するプログラムメモリからなるプロトコ
    ル処理回路が前記主メモリに直接接続された計算機によ
    るネットワーク送受信方法において、 前記主プロセッサが前記各種I/Oから前記主メモリへ
    データを読み出し、前記プロトコル処理回路がネットワ
    ークへ前記データを送信する、ことを特徴とするネット
    ワーク送受信方法。
  8. 【請求項8】請求項7記載のネットワーク送受信方法に
    おいて、前記主メモリがローカルエリア及び共有メモリ
    エリアを有し、前記主メモリへのライトが発生したと
    き、前記プロトコル処理回路がライト信号をキャッチ
    し、前記主メモリのいずれのエリアへの書き込みか判別
    し、前記共有メモリエリアへの書き込みの場合、前記デ
    ータを書き込み、前記プロトコル処理回路で送信のため
    のプロトコル処理を行った後、前記ネットワークに向け
    送信する、ことを特徴とするネットワーク送受信方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載のネットワーク送受信方法に
    おいて、前記主メモリへのリードが発生したとき、前記
    プロトコル処理回路がリード信号をキャッチし、前記共
    有メモリエリアのリードの場合には、そのデータが有効
    か無効か判別し、無効の場合には最新データを受信して
    前記共有メモリエリアに書き込む、ことを特徴とするネ
    ットワーク送受信方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100379342B1 (ko) * 1994-04-22 2003-07-18 에이티 앤드 티 코포레이션 메모리시스템,컴퓨터시스템및,메모리모듈
US6936833B2 (en) 2000-08-28 2005-08-30 Nec Electronics Corporation Semiconductor device package having a switcher connecting plural processing elements
JP2006246443A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Microsoft Corp 高速無線内部バス
JP2012060278A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Mitsubishi Electric Corp ネットワークシステム

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